近年フリーランスという言葉をよく耳にすることが多くなってきたのではないでしょうか。

自分の経験や専門技術など、スキルを生かして報酬を受け取れるのがフリーランスの特権。

お仕事をしていても副業でお小遣いを稼ぎたいという人や会社に所属しないでフリーで働きたいという人には「フリーランス」という業務形態はとても魅力的です。

自分が持っている技術を提供し、報酬を受け取るという契約形態は自己の経験や専門技術等を活かして行える仕事のため、自分の特技を生かせるという「やりがい」を感じられるお仕事です。

そのため、自由な時間を持っている人や経験、技術を持っている人が「フリーランス」と名乗ることが多くなってきているようです。

フリーランスの人が増えています

1. フリーランスという働き方の定義

フリーランスとは、特定の企業に所属せずに、独立して仕事を受注して働く形態のこと。

また、フリーランスとして働く個人事業主のことを「個人事業主」と呼びます。

フリーランスの働き方では、基本的にはどんな仕事を選択するのかは自分次第です。

自分が引き受けたい仕事を受注し、納品まで自己責任となります。

フリーランスで活躍していくためには、ある程度の自己スキルも磨いていく必要がありますが、クライアントと直接コミュニケーションをとったり、お仕事の評価も直接受けることができます。

また、業務する時間が自由に決められるというのがフリーランスの最大のメリットです。

専門業務とは別のすべての業務を自分1人で行わなければなりませんので大変なことも多いですが、専門的な知識が豊かになったり、才能の枠が広がるような仕事技術を磨くことができます。

営業力、経営力、人脈、事務能力などの幅広い技術が求められることもあれば、デザイナーやアーティスト的な才能分野を生かしたお仕事業務などがあり、今では特定の雇用形態に所属せず、自己判断でお仕事業務をこなしていける仕事が幅広く増えています。

フリーランスという働き方は、自由に仕事ができるという利点の反面、企業との雇用形態が無いため、仕事組織に保証されるものでは無く、社会的にも経済的にも不安定な一面があります。

フリーランスでは案件ごとに契約を結び、仕事を受注するため、自分のペースで仕事量を選択できる自由契約でもありますが、フリー業務が副業的なものでは無い場合は、個人事業主としてやっていく覚悟が必要かもしれません。

2. フリーランスが増えてきた理由


フリーランスの世界に飛び込んでいく人の理由はそれぞれだと思います。

実力次第で収入を稼いでいけるのがフリーランスを選択する魅力的なところ。

また、クライアントとの直接のやりとりによって充実感が得られるため、業務の成果をより良い形で感じられ「やる気」も変わってきます。

そのため、自分が行った仕事の成果を感じられる瞬間が多く、仕事に対しての向上心にも繋がっていきます。

自分の意思で仕事を選択していくという中で、仕事を経験していく貴重な体験はとても刺激となり、更にやりがいを感じれる楽しい仕事に取り組めることは、人生の中でも大きな幸せと言えるのでは無いでしょうか。

フリーランスは、個人で業務をこなしていけるため、気力や体力があれば年齢を気にする必要もありません。

まず始めに気軽に始めたフリーランスでも、そこで養っていくスキルや経験、また人脈を活かすことができるようになり、将来未来は個人事業を立ち上げてフリーランスから経営者に移行できる可能性も秘められています。

1. 終身雇用制の崩壊

終身雇用制度とは、企業が社員を生涯雇用する制度です。

ただし、法律などで明確なルールとして定義されたものではなく、企業が優秀な人材を長く確保しておくために、従業員に安心感というひとつのメリットとして打ちだしたものが「終身雇用」です。

終身雇用制度とは業績が成長する前提で制定されているので、近年の現実傾向では、終身雇用制度を維持するのは難しくなり、崩壊しつつあると言われています。

なぜなら、現在の日本市場は縮小傾向にあると言われており、経済成長を見込める企業は決して多いと言えなくなってしまいました。

しかし、日本人はひとつの企業に長期勤務し続ける傾向が強いため、終身雇用制度がまだまだ完全に崩壊したと言い切れないー面もあります。

これから終身雇用を掲げられない企業が増えてくる時代の流れを迎えるため、戦略的な自社の雇用制度を持った企業に注目していくことが、長期勤務で安心して働ける企業探しの鍵となるのではないでしょうか。

2. 在宅で気軽にできる


フリーランスの方がすべて在宅ワークとは限りません。

フリーランスの多くは在宅ワークが可能ですので、年々増加傾向にあります。

在宅ワークの魅力は、何といっても自由な時間と場所で仕事ができることです。

いつ仕事をするかは自分のスケジュール等で進めることができますので、家事や育児をしなくてはいけない人でも、気軽に始める人が増えている様です。

また、在宅でできるフリー勤務であれば、自宅での勤務だけではなく、カフェやお気に入りの場所で仕事をすることも可能です。

でも、在宅勤務ではSkypeやインターネット上でのコミュニケーションを取ることが多いため、意思疎通が取りづらい欠点もありますが、会社勤務の様に複雑な人間関係の問題などで気負いすることが少ないことも魅力の1つなのでは無いでしょうか。

現代では男性であっても家事や子育てに参加することが一般的になりつつあるため、時間の制約がある就業形態よりも、フリーランスのような時間や場所に制約がない働き方が増えていくのではないでしょうか。

【在宅仕事についてもっと知りたいなら、こちらの記事もチェック!】

3. 更なる収入アップのため

フリーで高い能力技術があれば、フリーランスとしてスキルの高い仕事をこなしていけるため、当然それなりの高収入を期待することができます。

また、クライアントの期待を裏切ることなく、信頼関係を深めることができれば、お仕事の再依頼も増え、依頼件数も増えるためフリーランスとして安定収入をつくっていくことができます。

今では、フリーランスという職業の幅も増えたため、平均的なサラリーマンの年収を超えることも夢ではありません。

自分のタイムスケジュールの調整次第で、仕事量も調整できるため、収入調整もある程度は自分で計画を立てることができます。

一般サラリーマンのかたでも、休日やアフタータイムを活かして、独自のスキルを生かせば「更なる年収アップ」も可能な世界です。

4. 社会の人間関係に疲れた

人が感じる社会ストレスの9割近くが「人間関係」だと言われています。

特にSNSの発達によって、プライベートの時間も人間関係の交流も多くなってきているため、より複雑化した関係になりつつあるのが、社会の人間交流です。

そういった社会環境の中では「人間関係に疲れた」と感じる時がある人も少なくないのではないでしょうか。

人間関係に疲れやすい人の傾向には、気を使い過ぎて言いたい事を我慢してしまう事が多いことがあげられます。

また、他人の目を気にしすぎて考え過ぎてしまう人や確認せずに思い込みで判断する傾向があるため、つい深読みしてしまいがち。

ひとりで気を使いすぎて、勝手に1人で疲れてしまうなんてことはないでしょうか。

時には自分の言いたいことをはっきりと伝えてみたり、やりたいことをあまり我慢せずに生活にとり入れていくなど、「他人に気を遣い過ぎる」ことから離れて見ることも大切です。

人間関係にストレスを感じやすくなってしまった時は、自分の声に耳を傾け、自分の素直な気持ちを汲み取ってあげましょう。

そうすることによって心は安定しやすくなり、他者とのコミュニケーションが取りやすくなります。

3. フリーランス人口

全世界でのフリーランスの市場規模は、2013年の段階で約2,000億円と言われており、今もなお規模は広がり続けているようです。

その結果、2018年には1兆円に到達する予想となり、矢野経済研究所調べでは、日本は2013年の段階で約250億円、2018年には1,820億円にのぼるとされています。

このように、フリーランスの市場規模は、世界的に年々増加すると見込まれていて、雇用形態や働き方が多様化しています。

1. 日本のフリーランス人口

フリーランスで活躍の場を広げているクラウドソーシング大手「ランサーズ」が発表した、全国の20歳から69歳までの男女3,000人を対象に実施した「フリーランス実態調査」の結果では、日本における広義のフリーランス数が1,064万人に達したと言われています。

また、フリーランスという労働環境について現代日本の中でも注目を集めています。

「働き方改革」は最大のチャレンジであり「兼業・副業」や 「フリーランサー」のような、時間・場所・契約にとらわれないフリー体制の働き方は、働き方改革の「鍵」となると阿部内閣総理も発言をしており、日本のフリーランスの拡大はこれからが本番だろうと見込まれています。

2. アメリカのフリーランス人口

米国のフリーランスは2014年が5,300万人。

2015年はおよそ5,370万人となり、3年連続増加傾向にあります。

そして、東京オリンピックが開催される2020年には、米国のフリーランスは労働人口の50%を占めるようになるという予測されているようです。

フリーランスの増加傾向は、インターネット環境の普及により、いつでも、どこでも仕事をしやすくなっていることがあげられており、2020年の米国同様の水準、労働人口の二人に一人がフリーランサーという時代に備えていると思います。

そういった流れから、今後の日本でもフリーランサーが働きやすい環境整備に期待が高まっていくのではないでしょうか。

フリーランスの人が気を付けるべき19個のこと

フリーランスで仕事を始めるとなると、会社勤めの時代と労働環境に大きな違いがあるため、仕事を始める前に準備しておくべきことや、保険・税金関係の手続き、お金のことなどの環境整備や心構えが必要です。

そこで、会社を退職をしてからやるべき手続きや独立開業の準備など、これからフリーランスという生き方を選ぶ人に向けて「フリーランスの人が気を付けるべき20個のこと」をまとめてみました。

1. 退職と独立の準備
2. クレジットカードをつくっておく
3. 稼げる仕事を定める
4. 自分の特技や技術を見極めておく
5. 専攻した技術スキルの市場を把握する
6. 個人事業の場合は開業届けを提出する
7. 国民健康保険を見直す
8. 事業用、仕事用のメールアドレスを準備する
9. ネット環境を整える
10. 開業報告をできるだけ多くの人に伝える
11. 自分で経理できる環境を整える
12. 個人事業用、ビジネス名刺をつくる
13. 収入の数パーセントを貯蓄する
14. キャッシュフローの重要性を知る
15. 利点、欠点、リターン、リスクを知る
16. 作品と商品の違いを知る
17. クライアントとユーザーの世界観で物事を見る
18. 協力者や仲間のつながりをつくる
19. 自分のスキルに投資し続ける
20. 体調管理に気をつける

1. 仕事とプライベートの区切りがなくなる

副業としてもフリーランスの可能性が広がっている中、平日は会社勤務をしつつ、週末だけフリーで働くというスタイルも増えています。

会社員や専業で働く人と比較して、フリーランスの労働時間は長い場合もあれば、短い場合もあります。

フリーだからこそ、業務形態や勤務時間が自由な時間帯で働けるという特権がありますが、逆に生活リズムが自由になることが多いことから、仕事とプライベートの区切りがなくなりやすくなります。

ある程度は自由がきくのがフリーランスの特権ですが、区切りが分かりずらいいことで、仕事に集中できなかったり業務リズムを崩しやすくなってしまったり、プライベートの時間を大切にすることが難しくなってしまったりすることもあるようです。

2. 会社勤めよりも給料は低めになる

フリーランスの世界では、どうしても実力社会になりがちです。

才能と実績で大きく左右される世界だからこそ、働いた分だけ収入を稼ぐことができますが、可能性がある分スキルを磨き続けなくてはいけないのも事実です。

そうした傾向から副業系フリーランスの場合は、年収を平均すると、200万円未満の人が27.5%。

200~400万円の人が31.3%、400~600万円の人が14.8%、600万円以上の人が13%という全体的に年収が低いという調査結果が出ていると言われています。

フリーランスで、400万円以上の個人年収を稼いでいる人は少なく、会社勤めよりも高い年収を稼ぐとなると、独立オーナーに分類され、複業系のパラレルワーカーやパラレルワーク・ダブルワークが、最も個人年収が高くなるという結果でした。

フリーランスになって会社勤めの頃より収入が増えたという人は、この辺りのメリットが作用している人達のようです。

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