みなさんこんにちは。

会社に学校に忙しい皆さんは日々、いかにお過ごしでしょうか?ご自宅以外で日常会話をする際、いろいろな「横文字」が飛び交う事ってあるかと思います。

特に職場などでは聞き慣れない横文字も多いのではないでしょうか?
 そんな横文字も聞き慣れないせいか、意味も分からないし、第一覚えられない程の厄介もので恥を恐れて「知ったかぶり」を決め込んでしまう方も多いのでは無いでしょうか?因みに私はそうします。

すぐバレますけどね?
 そんな厄介な横文字もビジネスの世界ではよく用いられておりますが、それはなにも「格好つけたいから」だけで用いられている訳ではありません。

きちんと意味があるから用いられているんです。

そんな中でも今回私がご紹介したいのがズバリ、「バッファ」です。

 「横文字」なのでつまりは「外来語」です。

少しアメリカ向けのビジネスの考え方にもなってしまうかも知れませんが、これからの日本社会どういった移り変わりを見せるかは私分かりませんが、「知っておいて損は無い言葉」だと思います。

「バッファ」の意味から、日々のお仕事、生活の面で有意義な時間の使い方を心掛けていきましょう。

では参ります。

「バッファ」とは元々、英語の名詞で「緩衝物」を意味する

 そもそも「バッファ(buffer)」とは、「緩衝物」を意味する英語です。

「緩衝物」とは物体と物体の間に設ける「クッション」のような役割をするもののことです。

つまりは互いがぶつかり合い損傷してしまうような状況を緩和することが「緩衝」であり、それに用いるのが「バッファ(緩衝物)」と言う事です。

コンピュータ用語として使われるようになる


 この「バッファ」ですが当初は「IT関連」の言葉として広く派生していきました。

「バッファー」とも言うと思いますが、パソコンを使用する際には主に「緩衝記憶装置」の意味で用いられます。

 通常、複数のデバイス間でデータを送受信する際には、ハードの性能などによりデータの「処理速度」や「転送速度」などに一種の「差」が生じてしまいます。

この「差」を補うためにデータを一旦記憶しておく領域が別途必要となり、この「緩衝記憶装置」が用いられるという訳です。

 この説明についてよく例に用いられるのが「プリンター」です。

パソコンからデータを送信し、プリンターで資料をプリントアウトする際、「パソコンのデータ処理速度」よりも「プリンターの印刷速度」の方が遅いのはお分かり頂けると思います。

 このときパソコン側が印刷データをプリンターに合わせず順次送信してしまうと、プリンター側はその速度に追いつけずにデータを取りこぼしてしまいます。

そんな状況でプリントアウトされた資料は内容がトビトビの訳のわからん「暗号書類」になってしまい、あとで上司にこっ酷く怒られてしまうということになってしまうでしょう。

 そこでこの「データ処理速度の差」を埋め、2つのデバイス間で足並みをそろえる為に、パソコン側から送られてきたデータを一旦、プリンター内部の「半導体メモリ」に保存し、順次その一時保存データから必要な分だけデータを読み取って印刷していくことで、全てのデータについて無理なく印刷ができ、職場の上司もうまく会議の資料が印刷できたことを知り「ニンマリ」となる、といったような仕組みです。

近年ではビジネス用語として使われ始めている

 そんな「IT」の小難しい言葉がこの「バッファ」なんですが、近年では「ビジネス用語」としても用いられるケースがあります。

 もちろん意味的には元々のバッファの意味である「緩衝」に重点を置いて使用するのですが、元来日本の外来語の使い方でとても悪い部分とも言える「使用する内に意味合いの広い言葉になってしまう現象」に、このバッファもなっているようです。

 意味合いが広いという事は、他人がどういった意味で使っているのかを知らなくてはいけません。

こんな意味も汲めない言葉は端から使わなければいい様にも思いますが、そこはビジネス。

知らないと恥とされる嫌な世の中ですから、ご自身では使わなくても意味だけは知っておきましょう。

ビジネス用語では「ゆとりがある」「余裕を持たせる」という意味で使われることが多い


 インターネットでこの「バッファ」の使用条件を調べてみると、多くは「ゆとりを持つ」、「余裕を持たせる」といったような「時間に関しての緩衝」と言う意味で使う場合がほとんどです。

 他にも「予備」と言う意味で用いられたり、それこそ「印刷待ち」の時にも用いられます。

中には「一旦おいておく」と言う意味でも用いられる場面があるそうです。

オールマイティですね、本当に。

基本的には時間に対して使う言葉

 しかし、基本的には「時間」に使う場合が圧倒的に多いです。

「緩衝」というのは日本語でもあまり使うシーンの無い言葉ですが、それが外来語になって一種の逆輸入的言葉に成ると、ここまで意味合いが広まり、ビジネスの場でも頻繁に使われるようになるんですねぇ。

 ですがあまり調子に乗って使いまくるのも、伝えたいことがきちんと伝わらない場面もあるかもわからないので、それも考えようです。

 いつでもどこでも「バッファ、バッファ」言い過ぎていると、周囲の方々との雰囲気が悪くなり、その険悪な状況を緩和する為に文字通り「緩衝物」を設けざるを得ない必要性を問われる事態に成りかねないのでご注意を。

よくある使い方を紹介!

 ざっくりとした「バッファ」の意味も分かった所でここからは、「バッファのよくある使い方」をまとめていきたいと思います。

世間ではこの「バッファ」、一体どんなシチュエーションで使っているんでしょうね?順番に観ていきましょう。

スケジュール管理での具体的な例文

 まずは職場で「スケジュール管理」を行う際に使いたい「バッファ」からです。

さらっとわざとらしくなく使う事が出来れば、あなたは「バッファマスター」に一歩近づいた、「バッファ入門者」いわゆる、「白帯」を獲得できるでしょう。

製造日は10日後だが納期予定はバッファとして15日後とする

 ビジネス用語での「バッファ」は、主に「時間に緩衝を設ける」、つまり「時間に余裕を持つ」と言う意味で使う事を前項でご説明いたしました。

 ここでは取引先に自社製品を納品する際、もしものリスク回避のために、「実際にかかる製造日数より」も時間の余裕を考えて納品日を遅く設定した時の「バッファ」です。

 「田中君、例の製品、製造日数はどうなっているかな?」、「え~っと、順調にいけば10日後に全ての工程が終了します。」、「そうかぁ、10日後かぁ。納品にもしもの事があっては取引先には迷惑がかかるから、バッファをとって納品は15日後ということで先方には伝えよう。」
 はいっ、これがスッとできれば、田中君は一生あなたについて行きます。

しかしまだ入門編なので油断は禁物です。

ささっと次に参りましょう。

明日の会議は8時からだがバッファとして7時30分には集合する

 明日はピカピカの新入社員にとって初めての「会議」。

緊張している部下を尻目に、出来る上司のあなたが一言。

 「明日は8時から会議だねぇ。もちろん遅刻は厳禁だし、いきなり会議に出ても訳が分からないだろうから、注意事項とか事前にいろいろと準備もしたいし、バッファを持って明日は7時30分に会社に集合しよう。初めてだから緊張してるかも知れないけど大丈夫だよ、心配しなくても。」
 はいっ、田中に続いて札幌出身の富岡君もあなたにメロメロです。

ここまですんなり無理なく言えればもう「白帯」は卒業で、一気に「茶帯」の挑戦権を与えても良いでしょう。

 このように「時間」においては「バッファ」はとても使いやすい言葉です。

頭の中で「余裕」と置き換えて会話すれば、そこまでややこしい言葉でもありませんし、使いこなすのにそんなに多くの時間は必要ではないでしょう。

バッファを意識する事で不慮の出来事にも対応できる

 つづいては、「バッファ」の派生形として、「リスク回避」と言う意味での使い方を皆さんにレクチャーしていきたいと思います。

仕事中に取引先からクレームがあると仮定

 ではこの項目では、取引先との契約の中で実際に「クレーム」があった場合、それまでに「クレーム」を予測していたか、予測していなかったか、つまりは「バッファ」を考慮に入れていたか、いなかったかという条件に分けて状況を解説し、皆さんに「バッファ」の重要性をご提案できればと思いますのでよろしくお願い致します。

バッファを意識してない場合

 まずは先々取引先から全く「クレームが来る事を想定していない場合」について考えていきましょう。

あとの予定に遅れが出る

 この場合、どんなクレームなのかにも依りますが、例えば納品する製品に「不良品」が紛れ込んでいたとしましょう。

 納品時には気がつかないところで不良品が紛れ込んでいた場合、当然取引先はその分の新しい製品の要求をしてくるでしょう。

不良品分は返品させてほしいと成る場合もあるでしょうが、ここでは正常な製品を要求して来たとしましょう。

 その場合、何の対処、いわゆる「バッファ」が設けられていないと、円滑に新たな製品の必要分を取引先に納品する事は難しいでしょう。

また、納品日は過ぎている訳ですから、即座に必要分を新たに製造、納品しなくてはなりません。

そして他の契約を異なる取引先とすでに現在進行形で商品を製造している場合は、そちらにも支障が出かねません。

かと言って今の状況を放置すれば責任問題になりますので、会社の信用はガタ落ちです。

 結局、不良品の対処に追われ、現在の他製品の製造一旦中止し、その後の取引に延々と悪影響が尾を引いてしまうという最悪の状況に成ってしまいます。

バッファを意識した場合

 では「リスクを考えた」、「バッファを意識した場合」ではどうでしょうか?先々起こるであろう「リスク」を考慮しておくことは一企業にとってとても重要な事です。

会計においても「収入は実際に手元に来てから認識」し、「費用は払うと確定した瞬間に発生」を計上しておくことが鉄則です。

 つまりは「自分にとって良い事は、例え起こる事が分かっていても実際起こる事が確定した訳ではないので、実際に訪れてから考え」、「自分にとって悪い事は、起こる事が分かった時点で、どうせ後々やらなくてはいけないのだから、前々から考慮に入れておく」、こうする事で先々起こる不測の事態に対応できるといった考えです。

 そして、そんな一企業に属する「出来るビジネスマン」ならば、この「リスク回避」の考えを持っていて当然と言えるでしょう。

そこで重要となる合言葉が、そう「バッファ」なのです。

バッファを意識していた分クレーム対処したあとも予定通りに仕事が進む

 前述のように納品物に不良品が混じっており、先方からクレームが来た時、前々からクレーム対処の方法や手順をある程度考慮しておけば、実際に起こっても、あたふたせずに対処が出来るはずです。

 例えば、納品物のチェック機構を見直すことでそもそものクレームをつぶしておく事ができ、納品物の余剰製造をしておくことで、コストは若干増えるでしょうが、クレームが来た時にいち早く対処ができるでしょう。

 日々の営業に際し、少しの「バッファ」を心掛けておくことで何か失敗が起こっても、焦る事がなく、第二、第三の失敗の連鎖を防ぐことにのみならず、クレーム対処の円滑さから高評価を受ける事もあるかも知れません。

誰でも失敗はありますから、人間失敗をしたときの処理方法が重要ですよね?

物に対しても使う場合もある

 ではでは、次は「バッファ」の派生形第二段として、「モノに使う時のバッファ」を観ていきたいと思います。

もはや物にも用いるようになった「バッファ先輩」。

もしかしたらあなたよりもバリバリ働く、働き者の引っ張りダコちゃんかも知れませんね?

物に対して使う具体的な例文

 物に対して「バッファ」を用いる際は、「余剰」、「余裕」などの意味で用いられます。

つまり今まで使っていた「時間」が「物」に変わったという事なのでしょう。

「時間」も広い意味で言えば「モノ」なのかも知れませんし、「時間」を「物のように自由自在に扱えて、初めて一端の社会人」なのかも知れませんし、使い方は間違っているようで、無理矢理でも無いのでしょうきっと。