ストレッチは毎日きちんと行うことで、血流の改善やケガの予防、疲労回復やダイエットなどさまざまな良い効果を得ることが出来ます。

しかし、正しい姿勢やタイミングで行わなければ、せっかくの効果が半減してしまいます。

体のどんな部分に対してどのようなストレッチが最適なのか、首や肩などの部分ごとに効果的なストレッチ方法をご紹介します。

ストレッチ方法おすすめの10選

ストレッチとは言っても、どこをどんなふうにストレッチをすれば良いのか分かりませんよね。

ただ適当に体を伸ばしてみたところで、それが正しい姿勢で出来ているのか、どんな効果をもたらすのかを分かっていないと、ストレッチで本当に効果があるのかないのかが分からずに、きっと長続きしないと思います。

そこで、体の各部分ごとに適したストレッチの方法をご紹介していきます。

ストレッチで健康になれるのならなりたい!と思っている人は、ぜひ今日からこのストレッチ方法を実践してみて下さい。

1. 首のストレッチ

首が凝るからといって、ただ首の筋肉をほぐせばいいというわけではありません。

首は、肩や背中など、さまざまな筋肉と密接に繋がっているため、首のストレッチをしたいと思ったら、全方向からのアプローチが必要になります。

首の凝りに関係していると言われる筋肉は、主に頸板状筋・肩甲挙筋・斜角筋・僧帽筋・咬筋・二腹筋・胸鎖乳突筋などです。

これらをほぐすには、ただ頭をぐるぐる回せばいいというわけではありません。

おすすめの方法をいくつかご紹介していきます。

一つ目は「肩回し」です。

両肩に手を置いたら、前と後ろに大きく回します。

これを前に10回、後ろに10回行います。

肩を回すことで鎖骨が動き、鎖骨にくっついている胸鎖乳突筋をほぐすことが出来ます。

肩を回す際に、前にきた両肘がくっつくように近づけてやるのがポイントです。

二つ目は「首の横伸ばし」です。

両手を体の後ろで組んだら、首を左右交互にゆっくりと曲げていきます。

左に首を倒したら、一番倒れたところでそのまま10秒ほど停止します。

10秒経ったら首を戻し、今度は右にも同じようにします。

これを10回ほど繰り返します。

3つ目は「首の前後伸ばし」です。

膝を両手に置いて立った姿勢から、グッと首を上げて自分が出来るところまで首を反ります。

この時に腰が反らないように注意しましょう。

その状態で5秒キープしたら、一度脱力します。

その後、今度は思い切り顎を引きます。

自分のみぞおちを覗き込むような姿勢で5秒キープして、戻します。

これを5回ほど繰り返しましょう。

2. 肩甲骨のストレッチ

肩甲骨のストレッチは肩周りをストレッチすることでほぐれます。

まず両手を軽く握り、拳の形を作ったら、そのままゆっくりと天井に向かって突き上げます。

次に、両腕をゆっくりと胸の位置まで下ろします。

この時、マッスルポーズのように両腕を横に開きながら下ろしましょう。

胸を張り、5秒ほどかけて腕を下ろしながら、肩甲骨の動きを意識しましょう。

また、もう一つの方法として、両手を腰にあてて立ちます。

そして肩甲骨の動きを意識しながら、肩を大きく上下に動かして、ゆっくりと呼吸を繰り返しましょう。

ストレッチの際には、呼吸を止めて行ってはいけません。

ゆっくりと呼吸を繰り返しながら行うのがポイントです。

3. 背中のストレッチ

背中のストレッチとして有名なのが、両腕を組んだらその腕を前に伸ばして、そのまま体も伸ばすというやり方です。

最も簡単で道具も要らず、かつ効果を直ぐに感じられるため、行う人が多いのです。

その正しいやり方をご紹介していきます。

まず、立った状態で手を体の前で組みます。

そこから肘を外側に向けて、ゆっくりと組んだ手を前の方へと伸ばしていきます。

この時、出来るだけ遠くに伸ばすように意識をします。

そのまま、伸びる腕と連動して、軽く背中が丸まるように意識しながら体を伸ばしていきましょう。

肩や腕には余計な力を入れずに、20秒から40秒ほどかけておこないましょう。

さらには、伸ばした腕を左右にゆっくりと動かすことで、連動して左右の背中も交互に伸ばすことが出来ます。

4. お腹のストレッチ

お腹のストレッチでは、「体側伸ばしストレッチ」がおすすめです。

体側は特に筋肉が硬くなりやすい部分なので、きちんと伸ばすことでより効果が得られます。

まず、足を肩幅に開いて立ったら、両手を頭の上で組みます。

手のひらは下を向いても、上を向いても問題ありません。

次に、引っ張られるように体を真横に倒していきます。

左に倒したら次は右にというように、左右交互に行いましょう。

一回に5秒かけて行い、これを10回繰り返しましょう。

また、「ウエストひねりストレッチ」もお腹のストレッチには有効です。

足を肩幅に開いて立ったら、胸の前でまるで腕を組むように交差させます。

そのまま、体の軸がぶれないように注意しながら、上半身を左右にゆっくりとひねりましょう。

これを10回ほど繰り返します。

5. 太もものストレッチ

太ももの筋肉は、骨盤の安定や姿勢の維持に深く関わっています。

また、股関節や膝関節は日常生活からスポーツまで、あらゆる動作に関係しているため、太ももの筋肉をストレッチすることはとても重要なのです。

太ももの筋肉は、太ももの前と後ろ、内側と外側ごとに違う筋肉がついていますので、それぞれに対するストレッチが必要です。

まず、前もものストレッチの方法として、立った状態で、片手で片足首を掴んで、後ろに曲げていきます。

膝を曲げてお尻に引き寄せるようにしますが、背筋は伸ばしたままになるように注意しましょう。

そのまま30秒ほど維持したら、今度は反対側も伸ばします。

右足をやったら次は左足というように、交互に行いましょう。

次に、太ももの後ろ側のストレッチ方法です。

イスのように、ちょっとした高さのある台を用意しましょう。

台の上に、ストレッチをしたい足のかかとを乗せます。

この時、足は伸ばした状態で、つま先を天井に向けましょう。

台に乗せた足の膝上に両手を乗せたら、ゆっくりと状態を倒します。

そうすることで、太ももの裏側部分(ハムストリング)が伸びる感覚がしますので、そのまま30秒維持しましょう。

次に、内もものストレッチ方法です。

あぐらをかくような姿勢で座ったら、両足の裏を合わせます。

そのままゆっくりと太ももを広げていき、心地よい伸びを感じるところで止めたら、30秒ほどキープします。

この時に痛みを感じるようであれば止めておきましょう。

この方法はかなり効果が高いためおすすめです。

最後に、太ももの外側のストレッチ方法をご紹介します。

座った状態で両足を伸ばします。

そこから、ストレッチしたい足を曲げて、もう片方の足の上に交差させます。

次に、両手で膝を抱え込むようにして立てた膝を引き寄せます。

太ももの外側が伸びているのを感じたら、そこで30秒キープしましょう。

これらの4つの動きを行うことで、太ももがまんべんなくストレッチできます。

6. お尻のストレッチ

お尻の筋肉が硬くなると、腰痛の原因になったり、股関節が硬くなったり、お尻が下がってきてしまいます。

そのため、がちがちに凝り固まってしまった筋肉を、ストレッチでほぐしましょう。

まず、床の上に座ったら、片足をもう片方の足の膝の上に乗せます。

足を乗せた時に、股関節をなるべく開くようにして、乗せた足の膝を外側に倒します。

その姿勢のままでお腹を突き出すように胸を張り、背筋を伸ばしたらそこで15秒ほどキープしましょう。

それを交互に3回ずつ繰り返します。

また、同じような方法で、床に座り片足をもう片方の足の膝上に乗せたら、曲げた膝を徐々に胸に近づけていくというストレッチもあります。

膝を胸に近づけていくことでお尻の筋肉がしっかりと伸ばされます。

一番胸に近づいたところで10秒ほどキープしたら、同じ動きを反対の足でも繰り返しましょう。

もし余裕があるのなら、曲げた膝をグッと抱え込んで仰向けの姿勢になるとより効果が得られます。

寝転がる時には、硬い床の上で行うと腰を痛めてしまう可能性もあるので注意しましょう。

さらに、床の上で前後に足を開くストレッチ方法もあります。

あぐらをかくように床の上に座ったら、片方の足を後ろに伸ばしていきます。

足を伸ばしたら、そのまま体は前に倒していきます。

出来るだけ倒した状態を床に近づけたら、そのまま15秒キープします。

これも交互に3回ずつ繰り返しましょう。

7. 股関節のストレッチ

股関節のストレッチでは、初心者でも簡単に出来る「内転筋ストレッチ」がおすすめです。

立った状態から大きく足を横に開いて、片方の足に重心をかけていきます。

そうすると、伸ばした足の内側の部分が伸びている感覚がしますので、その状態で30秒キープします。

その後姿勢を戻して、今度は反対側の足も伸ばしましょう。

この内転筋ストレッチを行う際には、つま先は常に前を向いた状態にしておくのがポイントです。

交互に5回ずつ行いましょう。

また、あぐらをかいた状態で胸を張り背筋を伸ばすことでも、股関節のストレッチが出来ます。

背筋がどうしても曲がってしまうという人は、壁を背中にぴったりとくっつけながら行うとより効果的です。

さらに、股関節の前部分を伸ばすストレッチもご紹介します。

ベッドのように寝そべることが出来て、高さのある台を用意します。

ベッドに仰向けに寝転がったら、ストレッチしたい方の足をベッドから横に出します。

出した足をゆっくりと下にたらしたら、おへそを突き上げて腸腰筋を伸ばしましょう。

この時、おへそを突き上げることだけを意識してしまいがちですが、無理に力を込めようとせずに、足を重力に任せて下にたらすようにしましょう。

8. 腰のストレッチ

腰痛や股関節の痛みは、大腰筋が凝ることで起こります。

この大腰筋の凝りをほぐすことで、腰痛が大幅に改善されます。

ストレッチの方法として、まず床に寝転がった状態になります。

その姿勢のままで、足のつま先を反って足を横にひねります。

そのまま3秒キープしたら脱力し、同じようにつま先を反って足をひねるのを3回ほど繰り返しましょう。

大腰筋はつま先を反らせることで緩みますので、ストレッチをして凝りをほぐしてあげましょう。

また、もし腰が歪んでしまっていると、折角ストレッチをしても効果が満足に得られないことがあります。

そのため、自分の腰が歪んでいるかも・・・と思う人は、まず腰の歪みを正すことから始めましょう。

腰の歪みを治すストレッチ方法をご紹介します。

まず足を肩幅に開いたら、両腕を体に巻き付けて、腰を左右にひねって回していきます。

背中を軸にして、足は動かさずに行うのがポイントです。

ラジオ体操の中で、腰を回す動きがあると思いますが、イメージとしてはそれと同じです。

ただし、ラジオ体操ほど激しくはせず、ゆっくりとしたテンポで行いましょう。

ゆっくりと左右にそれぞれ10回ずつ行いましょう。

9. ふくらはぎストレッチ

ふくらはぎの筋肉が凝ると、むくみやすくなったり、少し動いただけで直ぐに足が痛くなり疲れてしまったりします。

また、むくみや疲れとともに冷えやすくなりますので、出来るだけほぐしてあげましょう。

ふくらはぎのストレッチでは、ヒラメ筋を伸ばすストレッチがおすすめです。

やり方は、まず床の上に正座をします。

そこから片膝を立てて、両手は膝よりも少し前あたりの位置で横につきます。

そのまま状態を倒して、重心を前に移動させましょう。

この時、お尻は軽く上げて、片膝を立てた方のかかとはしっかりと床につけるのがポイントです。

その姿勢のままで15秒キープしたら、今度は反対の足も同じように行います。

この動きを交互に5回ずつ行いましょう。

次に、腓腹筋を伸ばすストレッチの方法です。

真っ直ぐに立った状態で、片足を少し後方に下げます。

両手を腰に当てたら、下げた方の足のふくらはぎを伸ばすように、ゆっくりと下げた足のかかとを床にペタンとつけます。

この動きを交互に5回ずつ行いましょう。

腓腹筋のストレッチは、通常体育などで行うアキレス腱を伸ばす方法とほとんど同じです。

誰でもなじみのあるストレッチ方法だと思いますので、毎日繰り返し行いましょう。

10. 手のひらストレッチ

手のひらのストレッチなんて必要なの?と思われるかもしれませんが、手のひらもしっかりとストレッチをしておかないと、腱鞘炎やさまざまな痛みを引き起こす原因となってしまいます。

手のひらのストレッチとしては、胸の前で両手の手のひら同士をぺたりとくっつけて、互いの手のひらを押し合うようにする方法が最も簡単です。

この時、手のひらをパーの形で開いておくのがポイントです。

また、片手の親指の付け根辺りをもう片方の指で掴んで、グーッと後ろに伸ばすストレッチ方法もあります。

このやり方を、両手のそれぞれの指に対しても行いましょう。

手のひらや指は、日常生活の中でもかなり使う頻度が多いです。

デスクワークで体を動かしていなくても、指だけは常に動かし続けていますので、疲れが溜まりやすい部分でもあります。

足や背中など、他の部分に比べるとちょっとした時間で簡単にストレッチ出来ますので、気付いた時には行うようにしましょう。

ストレッチの重要性とは

体の各部位ごとのストレッチで、どのような効果が得られるのかをご紹介してきました。

では、ストレッチをしないことで、体にはどのような悪影響が出るのでしょうか。

ストレッチを行う重要性や、ストレッチをすることで得られるメリットをご紹介していきます。

1. 筋肉の硬直

例えばデスクワークのような仕事をしていると、長時間座ったままで同じ姿勢を取り続けるため、首や肩、腰が痛くなったり、足がむくんだりします。

また、飛行機での長時間のフライトや、演劇鑑賞の時なども、同じような症状になることがあります。

これは、長時間体を動かさないために、疲労が蓄積して結果的に周辺の筋肉が固まってしまうため、体が痛くなったり、むくんだりするのです。

ずっと座っていると、首や肩が凝った感じがしたり、ふとした時に足のむくみを感じたりするのはそのためです。

2. 血流の停滞

長時間同じ姿勢のままでいると、疲労が蓄積して、筋肉の血液の循環が悪い状態になります。

血流が停滞すると、栄養素や酸素などの成分が体のすみずみまで行き渡らなくなるため、少し動いただけでも足が痛くなったり、むくんだりします。

この血行障害が長く続くと、最悪の場合は壊疽(えそ)という症状が現れる可能性もありますので、ストレッチはとても重要なのです。

例えばデスクワークであれば、2時間に1回は席を立ち、軽く首や肩を回したり、しゃがんだり立つ仕草を繰り返して、全身に血液がきちんと回るようにしましょう。

ラジオ体操でも出来れば一番理想的です。

また、長時間のフライトでは、時々わざとトイレに席を立つなど、出来るだけ体を動かすことを意識しましょう。

3. 身体から老廃物を出そう

老廃物とは、人の体内で栄養を作り出す際に生み出されたものの残りかすのようのようなものです。

この老廃物はリンパ管へ流れていきますが、リンパ管はとても滞りやすいため、正常に流れずに老廃物がそのまま体内に溜まってしまうことがあります。

体内で老廃物が溜まると、リンパの流れが悪くなり体がむくんできます。

血行障害が起こり、人体に対してさまざまな悪影響を及ぼすため、定期的に体内から老廃物を出す必要があります。

よくダイエットや美容に関する情報誌などで、適度な運動や正しい食生活で体内のデトックスを推奨していますが、単に美容に良いからというわけではなく、体内を正常に機能させるためにもストレッチをして体をほぐすことは必要なのです。

4. 継続することが大事

気付いた時にだけストレッチをすれば良いかというと、そういうわけではありません。

毎日の食生活や適度な運動と同じように、ストレッチも毎日しっかりと継続して行うことで確実に効果が得られます。

朝は体が硬くなってしまっているため、お風呂上がりや一日が終わった時にゆっくりと時間をかけて体をほぐすのがおすすめです。

しっかりお湯に浸かり、体を暖めた後ならストレッチもしやすく、また最も効果的です。

毎日忘れないように意識して行っていれば、その内に習慣化してきます。

5. 伸ばしている部分を意識する

ストレッチをする時には、伸ばしている体の部分を意識して行いましょう。

ただ何となく体を動かしているだけでは、せっかくの効果が半減してしまいます。

今自分が体のどの部分を伸ばしているのかをしっかりと意識しながら行うと、集中出来てより効果を得やすいです。

テレビを見ながら、音楽を聞きながらゆっくりと行う時でも、伸ばしている部分への意識は忘れないようにしましょう。

6. お風呂上りがおすすめ

ストレッチをするのなら、朝よりも昼間や夜の方がおすすめです。

朝一番では体が硬くなってしまっているため、体を伸ばすと痛みを感じやすく、思うように伸ばせません。

昼間や夕方など、ある程度体を動かしてからであればストレッチをしても痛みを感じにくいですが、最も効果的なのはやはりお風呂上がりです。

出来ればシャワーではなく、ゆっくりとお湯に浸かった後で行いましょう。

お風呂で体を暖めておくと筋肉もほぐれやすく、またしっかりと体を伸ばすことが出来ます。

最も効果的にストレッチをしたいと思う人は、ぜひお風呂上がりにやりましょう。

7. やりすぎ厳禁!

ストレッチは体の筋肉をほぐし、血流を良くしてくれます。

体の機能にとても良いですが、筋トレ同様にやり過ぎは禁物です。

ストレッチをやり過ぎてしまうと、反対に疲労が蓄積されてしまう可能性があります。

せっかく疲労を回復させるためにストレッチを行っているのに、それでさらに疲労が溜まってしまっては意味がありません。

また、あまりストレッチをし過ぎると、体が痛くなることもあります。

一日に10分程度のストレッチだけでも十分に効果を得ることは出来ますので、日に何度も行うのは控えましょう。

ストレッチのメリット

ストレッチは健康や美容に良いということはよく耳にしますが、具体的にはどのような部分にどう良い影響があるのでしょうか。

自分が毎日ストレッチを続けるのであれば、それだけどんな効果を得られるのかぜひ知っておきたいところですよね。

ストレッチをすることで得られるメリットを具体的にご紹介していきます。

1. 代謝が上がる

ストレッチを続けていると、筋肉がほぐれて血流が良くなります。

全身の血流が良くなると、体温が上がって冷えが解消されて、代謝が上がると言われています。

また、体が柔らかくなると体の動きが大きくなったり、動かす範囲が広がったりするため、体が硬い人に比べると一つずつの動きが大きくなって、代謝が上がりやすくなるとも言われています。

体の基礎代謝が上がると、そこからさまざまな効果が生まれますので、お風呂で体を暖めると同時に、お風呂上がりにはストレッチを行うようにしましょう。

2. 肩こりが改善する

ストレッチを行うことで、全身の筋肉がほぐれて血流が良くなります。

首の後ろから肩、そして背中にかけて「僧帽筋」という筋肉がありますが、この筋肉は毎日重さ5キロから6キロの頭を支えています。

常にその重さを支えているために、肩回りの筋肉は常に緊張した状態にあります。

そして、筋肉が緊張で疲れてくると硬くなってしまうため、肩こりの症状を感じるのです。

また、長時間同じ姿勢でいることで、さらに疲労が溜まってしまうため、デスクワークなどではやけに首や肩のあたりが凝ってしまうのです。

しかし、ストレッチで筋肉をほぐしてあげることによって、溜まった血流と疲労を解消してくれますので、肩こりは改善しやすくなります。

3. 頭痛が改善する

筋肉の硬直や凝りと頭痛とは一見無関係に思えますが、実は深く関係しています。

先に肩こりの改善について説明しましたが、この肩と頭とを結ぶ筋肉が硬直することで、肩こり同様に頭痛まで引き起こしてしまいます。

また、筋肉の硬直と同時に血流も悪くなっているため、頭にも十分に栄養や酸素が行き渡らずに頭痛が酷くなることもあります。

片頭痛を持っている人では、首の後ろに痛みのしこりが生じて頭が痛くなるのですが、これも筋肉をほぐしてあげることによって、片頭痛の頻度が減ると言われています。

ストレッチをすることで、肩こりだけでなく首の凝りや頭痛も改善させることが出来ます。

4. 疲労回復

毎日生活する中で体を動かしたり、または筋トレなどの運動をしたりすれば、当然体は疲れます。

体が疲れるということは、体を動かしている筋肉が疲労している状態ですので、体のあちこちが痛くなります。

この疲労を回復させるには、全身にしっかりと血流が流れて、筋肉をほぐしてあげるのが一番です。

疲労が溜まってしまっている状態では、一晩寝た程度ではあまり疲れを取ることが出来ません。

疲れたからといってだらけて動かないでいると、体に溜まった疲れもそのまま蓄積されてしまいます。

そのため、疲れている時にこそ、しっかりとストレッチを行いましょう。

ストレッチで体内に溜まった疲労を発散させることで、早く効果的に疲労回復が出来ます。

5. 運動不足の解消

ストレッチ程度では、運動不足の解消にはならないと思っていませんか?実はそんなことはありません。

毎日しっかりとストレッチをすることで、例え運動が出来なくても、運動不足の解消にはなります。

例えば真剣にラジオ体操を第一、第二とやるだけで、じんわりと体が汗をかいてきます。

一つひとつの動作をしっかりと大きく、一生懸命に体を動かすことで、ラジオ体操だけでもそれなりに体は「運動している状態」になるのです。

それと同じように、ストレッチも時間をかけてしっかりと行うことで、運動不足の解消になります。

まったく運動が出来ないような環境下にいる人は、毎日ストレッチをするだけでも運動不足の解消になりますし、同時に気分転換になってストレスの発散にもなりますのでおすすめです。

6. 脂肪燃焼の効果

ストレッチをすることで、基礎代謝が上がることはすでにご紹介しました。

基礎代謝とは、体を動かすための最低限のエネルギーのことを言います。

自分は何もしていなくても、この基礎代謝が勝手に働いてくれて、体内の脂肪を燃焼してくれています。

しかし、先にも挙げたように筋肉が疲労して硬直してしまうと、基礎代謝も働きが悪くなってしまいます。

基礎代謝の働きが落ちると、当然脂肪の燃焼にも悪影響が出てきます。

そこで、ストレッチをしっかりやって筋肉をほぐし、基礎代謝の働きを上げてあげると、脂肪燃焼の効果も上がります。

ストレッチをしていない人よりも脂肪が燃焼しやすい体になるのです。

7. 冷え性の改善

ストレッチをすることで、筋肉がほぐれて全身に血流が滞りなく行き渡ります。

体を暖めるには、筋肉の働きがきちんと出来ていることと、血液の流れが良いことが必要な条件ですので、そのどちらも満たしていれば、全身が暖まりやすくなり、冷え性の改善に繋がります。

女性で冷え性が多いのは、男性よりも体につく脂肪の量が多いからと言われています。

脂肪の量が多いと、より全身にしっかりと血液が滞らずに流れ、また常に筋肉がほぐれていないと、自然と男性よりも体が冷えやすい体質になってしまいます。

そのため、女性では男性以上に日頃からストレッチなどをして意識して行い、冷え性を改善させましょう。

8. ストレスの解消

よく運動はストレス発散になると言われています。

体を動かすことで気分転換になり、適度な運動は心地よい疲労をもたらすからです。

その運動と同様に、ストレッチもきちんと行うことでストレスの解消が出来ます。

例えばすでに体を動かした後なら、疲れて硬くなった筋肉をほぐしてあげることで、翌日に疲れが残りにくくなります。

また、運動不足の場合にも無理せずにゆっくりと全身をストレッチすることで、何もしないよりは運動不足の解消になりますし、肩や首の凝りをほぐして日々の疲れを取ることが出来ます。

筋肉がほぐれると体も軽くなるので、気分転換にもなりストレスが解消出来ます。

9. 怪我の予防

運動する前や、海やプールで泳ぐ前には必ずストレッチをするようにと、子どもの頃から言われてきたと思います。

事前に筋肉をほぐすことなくいきなり激しい運動をすると、突然足がつったり、酷い場合には肉離れを起こしてしまうことがあるからです。

激しい運動をする前や、スポーツをする前などには、必ずストレッチをして全身の筋肉をほぐしておきます。

そうすることで体を動かしやすくなりますし、また、怪我の予防にもなります。

10. ダイエット

ストレッチはダイエットと密接に関係しています。

ダイエットでは、基礎代謝を上げることが何よりも大切です。

基礎代謝が上がると、脂肪が燃焼しやすくなり、冷え性が改善されます。

また、ストレッチをする時に深く息を吸って吐くと、副交感神経が有利に働き、心拍や血流が落ち着いて整います。

全身がリラックス出来ると、体内のさまざまな内臓の働きも良くなり、結果的にダイエット効果へと繋がるのです。

この基礎代謝を上げるためには、ストレッチがとても重要です。

例え日頃は運動が出来なくても、毎日しっかりとストレッチを行えば、それだけで運動不足も解消され、体の基礎代謝も上がってきます。

基礎代謝が上がればダイエット効果も自然と上がってきますので、ダイエットして痩せたい!と思っている人は、正しい食生活とともに毎日のストレッチも行うようにしましょう。