この記事では 友達がいない人の原因を探りながら、出来る限りの解決策を提案 していきたいと思います。

学生時代は意識しなくても友達はいた

学生時代は意識しなくとも「友達」と呼べる人が周りにたくさんいたことだと思います。気付けば自然と笑顔の輪の中にいた、というものです。

別の言い方をするのならば、「友達を作ろう」と強く思わなくとも、あるいは『友達を作る方法』『コミュ力の上げ方』のようなマニュアル本を読んだりせずとも、楽しい一日を作れ、充実した日々を送れていたはずです。

ですが、歳と共にその当たり前にあった笑顔、すなわち友達がいなくなっていることを痛感したことはありませんか。

友達、もっと言えば「出会い」さえない日々に焦りを感じたことはありませんか。

あるいは、知り合いがたくさんいても、その中に友達はひとりもいないという状況に落胆したことはありませんか?

おそらく、一度はあることだと思います。知らないうちに大きな寂しさ、虚無感を抱いていたことが。

ではなぜ、歳と共に「出会い」がなくなってしまったのでしょう?

友達が安易にできなくなったシンプルな4つの原因

友達ができなくなってしまった原因は、大きくこの4つに集約されると思います。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  • ① 共有できる時間の人が周りにいなくなった
  • ② 大人になるにつれ、悪い意味で疑い深くなった
  • ③ 深く話し合える場がなくなった
  • ④ 日々の仕事に忙殺され、行動しなくなった

① 共有できる時間の人が周りにいなくなった

学生時代は、時間の流れが同じ人ばかりでした。つまり空いている時間、暇だなと思う時間、遊びたいなと思う時間、そんな時間が共有できる人、同じ感覚を持った人が周りにたくさんいたということです。

『学ぶ』『遊ぶ』という共通の環境にいたため、特別意識せずとも、行動せずとも、友達になれる可能性のある状況が必然的に作れていたのです。

ですが、社会人になるにつれ、正確に言えば自身の暮らしをそれぞれが持つようになるにつれ、時間が共有できる人は減り、結果、出会いは遠ざかり、友達を作るということが困難になった環境になってしまったのです。

「遊ぼう」「ごめん、用事がある」というすれ違いが多くなったということです。

やがて誘うことも、「どうせ断られるから」ということでしなくなっているのではないでしょうか。それによって友達ができないことはもちろん、友達だった人と友情関係を維持することさえ難しくなる、それが今現在のあなたの状態ではないでしょうか。

もちろん同じ職場で働く人は、同じ時間を共有している可能性は高いことだと思います。

ですが、おそらく同期入社の人は数少ないはずですし、歳も近く、性格が合うという同僚に出会うのは奇跡に近いと思います。

つまり、

 「共有できる時間の人=友達」 

この公式が社会に出たことにより難解になっているのです。

時間が共有できないが故に、友達にはなれない、すなわち友達を作れる確率が低くなっているのです。

② 大人になるにつれ、悪い意味で疑い深くなった

上手に生きる、上手く社会を渡っていくということは、ある程度の警戒心や注意が必要でしょう。

誰かれ構わずに心を開くというのは決して悪いことではないですが、その純粋な部分につけ込んで悪いことを考える人は残念ながらいるため、ある程度の心のバリア、構えのようなものを大半の人は身につけていることでしょう。

「この人は信じていいのか?」「絶対に本音を言わないぞ!」とそう考えるようになっているはずです。

疑い深く他人と接するようになっているはずです。

もちろん世知辛い世の中ですから、そういう石橋を叩くような部分は大切です。

が、それが度を過ぎると何も受け付けない、誰も受け入れない、というような状態になります。

 「心を開かないあなた=相手も心を開かない」 

ということになっているのです。

学生時代の友達の量と社会で出会った友達の量、前者が圧倒的に多いのはこのためです。

③ 深く話し合える場がなくなった

時間に余裕があれば、他愛もない話をできるそんな時間があれば、相手をより良く知る、すなわち人間性を見ることができます。

いい人、悪い人、気が合う人、気が合わない人、それを判断できます。

ですが、時間がなければ、その判断さえできません。友達になる、ならない、という選択まで行きません。

深く話し合える場所、そういう日、それがないがために友達ができないのです。

 「深く話し合う=相手を理解する=友達になる可能性が生まれる」 

この公式の最初の「深く話し合う」の部分でつまずいている状況のため、先に進まない、つまり友達ができないのです。

④ 日々の仕事に忙殺され、行動しなくなった

憔悴し、仕事が終われば自宅に直行、休日は身体を休めるためにひたすら睡眠、あるいは溜まった家事に追われる、そんな日々が当たり前になっている、受け入れている状態になっていませんか?

わくわくもときめきもない日々を、疲れた顔で淡々と過ごしていませんか。

 「行動する=友達と出会う確率が高まる」 

こんな当たり前なことが見えなくなっているために、友達ができる環境を自ら遠ざけてしまっているのです。

友達がいないと、色々大変

「友達は一生の宝」という堅い話は、正直説教臭くて嫌ですよね。学生時代、交流関係が乏しくとも生きていけた人ももちろんいるでしょう。宝とは大袈裟、そう思います。

ですが、宝、とは言わないまでも、友達がいないといろいろと大変、不備が出てくるということは強く言い切れます。

補足すれば、友達という存在は生きることにおいて必須とは決して言いませんが、生きることを楽しくする存在である、とは断言できるのです。

友達を作ることのメリット

ではその生きることを楽しくさせる友達には、具体的にはどんなメリットがあるのでしょう。

友達を作るとどんな良いことがあるのでしょう。

哲学的なことが好きな人や過度に追求心がある人以外、おそらく友情について細かく分析したことがある人はいないでしょう。

が、何か行動を起こそうと考えた場合、必ずメリットを考える必要があります。

一歩踏み出すための決意、言い換えるのなら勇気を持てるからです。

勇気を持つために、理由(メリット)が必要なのです。

一緒に遊べる

ひとりが好きという人ももちろんいますが、どちらかと言えば、「ひとりになる時間もほしい」と考える人のほうが多いのではないでしょうか?

すなわち、「誰かと一緒にいる時間」と「ひとりになる時間」を選ぶことができる状態、それを大半の人が望んでいると考えます。

ですが、それができるのは当たり前ですが、「友達」という存在があって可能な望みであり、悩みです。

ひとりの状態では悩むことさえもできません。

友達を作ること、それは、選択肢が増えること、です。

一緒に遊べるということは、空白だった予定表がひとつ埋まることです。

楽しみが増えるということです。

空白(家でごろごろする一日)と遊びに行く一日、その二つがあると、一ヶ月が全く別のもの、充実した月に変わります。

また、ひとりでは行きづらい場所、例えば映画や興味のあるお洒落な居酒屋、レストランなども、一緒に行ける人がいれば、その小さな願いを叶えることが可能となります。

そしてその小さな願いを叶えた日は、特別な忘れられない素敵な一日になるかもしれないということも忘れてはいけないでしょう。

知らない業界の知識を学べる

友達と会って話すということは、自分の知らない世界に触れることです。

触れれば決して腐ることのない知識を身につけることができます。

それも勉強したり、調べたりといったもので得た知識ではなく、楽しさの中で自然と入って来た知識です。

そしてその知識は、仕事においても、また別の友人との交流の場においても必ず役立ちます。必ずです。

もちろんこれは恋愛においても言えることで、雑多な知識は、「この人は賢いな」と簡単に思わせることが可能になります。知らない間に自分を成長させてくれる、それが友達です。

相談に乗ってもらえる

 ――悲しみを分かち合ってくれる友達さえいれば、 悲しみを和らげられる―― 

これはウィリアム・シェイクスピアの言葉です。

悲しみの緩和、相談による問題解決、それをしてくれるのが友達です。友達は自分とは違う思考を当然持っているため、鬱屈した苦悩に対しての解決策を提示してくれます。悩みや悲しみにより滞った状態、あるいは視野が狭くなった状態、そこへ明確な道標を立ててくれます。

「こんな考え方もあるよ」「こんな方法もあるよ」と気付けばあなたを笑顔へと誘ってくれるのです。

仕事を紹介してもらえることも

上記で述べた解決策の提示。これは言葉だけではなく、目に見えるかたちで解決してくれる場合もあります。目に見えるかたち、つまり、具体的に、という意味です。もしあなたが、就職先がなかなか決まらずに行き詰まっている状態だとしたら、友達がいれば仕事を紹介してくれる可能性があります。

もちろん仕事だけに限らず、彼氏、彼女といったもの、あるいは、飲み会や合コンといった出会いの場所へ誘ってくれることも考えられるでしょう。

変化のない単調な毎日に彩りを与えてくれる、それが友達です。

恋愛に発展することだって

同性だと言いづらいこと、相談しにくいこともありますよね。そういった理由から、異性の間でももちろん友情は成立します。そしてその友情関係は恋愛に発展することがないとは決して言えません。友情から発展する恋愛は、あなたにとって良いことばかりと言えます。

例えば、「恋愛をしよう!」と思って相手に接すると、正直な自分、本当の自分を出しにくい状態になりますよね。すなわち我慢、妥協、そればかりのつまらない恋愛、あるいは辛い恋愛になるということです。

それに比べ、友情からスタートする恋愛は、包み隠す必要も、着飾る必要もありません。ある程度の気遣い、誠意を残し、あとはありのままの自分で接すればいいのです。その結果、相手が好意を持てば、それが恋愛に変わるのです。

もちろんその逆も言えて、正直に接してくる相手、本音を語る相手をそれでも好きになれたのなら、その恋愛は長続きすることが保証されていますし、その流れのまま、やがて結婚ということになってもおかしくないでしょう。

本当に素敵な恋愛とは、ときめきと楽しさがちょうど半分ずつぐらいあることです。

気を張っている状態でいなければいけない相手と、末永くやっていく自信はありますか?

こんなことを言ったら嫌われるかもしれない、こんなことは相談できない、という相手をずっと愛し続けることはできますか?

思いっきり笑える自分がいる、解放できる自分がいる、そして一緒にいるとどきどきする、それが素敵な恋愛です。

その素敵な恋愛は、友情から恋愛へと発展した状態で生まれる可能性がとても高い、とそう言い切れます。

このまま友達がいないとどうなる?

メリットを考えた後は、デメリットを考えることによって、さらに一歩踏み出すための勇気が確固たるものになります。

果たして友達がいないとこの先どうなるのでしょう。

どんなデメリットが考えられるでしょう。

孤独で悲しくなる

 「ぽつんとひとりになった時間に寂しさを痛感する。」   「携帯端末のメモリーの中に、本当の友達と呼べる人がいないことに悲しみを抱く。」 

おそらくこのような感情は歳を重ねるごとに大きく、すなわちやっかいなものになっていきます。
加えて言うのなら、この寂しさは、衝動的な行動、例えば好きでもない人と一緒に過ごすといった後悔するようなことをしたり、あるいは、巧みな言葉に騙されるといった危惧を生みます。

悩みを聞いてもらえる人がいない

悩みはもちろん、涙を見せてもいい相手、弱音を吐ける相手がいないということは、自分で考えているより何倍も何十倍も悲しいことです。
吐き出すことができなければ、ただ内に溜め込む状態になります。
そして吐き出せない悩み、流せない涙は、時期にストレス増加、自律神経への悪影響、ネガティブな思考へと繋がっていきます。

いざというとき助けてもらえない

抱え込んだ悩みは上記で書いた通り、まずは心を蝕み、やがて体調さえも悪くさせます。お肌の調子の悪化、便秘、胃痛、睡眠障害、つまり生活リズムに影響が出ます。

ですが、その時、助けてくれる人は誰ひとりいません。

自分ひとりで解決しなければいけません。自分ひとりで快復しなければなりません。

このリアルな現実に対し、孤独をこれでもかというほどに痛感し、消沈し、そして悲しくなることでしょう。悲しくなれば、見なくてもいいものまで目を向けるようになり、自分の嫌な部分ばかりが目に付くようになり、よって悩みがまた増えます。自分が嫌いになります。

結果、快復しかけたはずの体調、生活のリズムがまた崩れていきます。つまり負の連鎖に陥るということです。

大半の人はおそらく今は元気でしょう。

だから、「友達」を本気で必要とは考えていないかもしれません。ですが、元気がなくなって初めて友達の存在を大きく意識すると断言できます。心、身体、どちらも弱まった時、初めて友情の大切さに気付くと言えます。

もっと冷静にお伝えするのならば、その時、「友達」を作ろうと思ってもはっきり言って遅いです。

「元気がないんだけど。だから友達になってくれる?」

とそんなことを誰かが言ってきたら、あなたは友達になろうと思いますか?

なりませんよね。怪訝さ、嫌悪感しか抱きませんよね。

元気なうちに、「寂しい」「ひとりは辛い」「友達が本当にほしい」と感じる前に行動すること、これが重要なのです。

友達を作るために意識を変えよう

メリット・デメリットを考えたことにより、一歩踏み出す勇気を持てたと思います。

そんな明確な勇気は、昨日までの自分とさよならできる、そんな大きなきっかけとなると言えるでしょう。

では次に、どんな考えを持って進めば友達ができるのか。一体どこへ踏み出せば友達ができるのか。それについてご説明致します。

「一人でも大丈夫」という考えは捨てる

まずは考え方、つまり意識についてです。

友達がいないということのデメリットを読み、「ひとりは嫌だな」「つまらないな」と思っていただけたかと思いますが、それでも心の片隅には、「行動するのは面倒だ」「今まで上手くいっていたんだからこのままで平気」といった考えがまだあるのではないでしょうか?

そういった考えは捨ててください。目標が揺らぐような、そんな考えは捨ててください。

友達ができない理由はもちろん出会いが少ないということもありますが、そんな意識も強く関係しています。交流を広げるチャンスを、そういった考えて潰してきた可能性が大いにあります。