椅子に座りっぱなしで長時間仕事をすることが多い人では、どうしても腰痛や肩こり、首の痛みなどの身体的なトラブルがつきものです。

快適に仕事を行うためには、出来るだけ自分に合ったオフィスチェアを選びたいところですよね。

しかし、どんなオフィスチェアを選べば良いのか分からないという人のために、おすすめのオフィスチェアをご紹介していきます。

体にかかる負担を少なくして、スムーズに仕事を進めていきましょう!

椅子は慎重に選ぶべし!

椅子というものは、「とにかく座れればいい」と思っている人もいるかもしれませんが、自分に合った椅子もあれば、自分には合わない椅子というのも必ず存在します。

私達の一人ひとりによって身長や体つき、姿勢などが細かく違っているため、他の人が快適に過ごせている椅子で、あなたも同じように快適に過ごせるかというと、必ずしもそうではないでしょう。

ほんの少しの時間座っているだけでも、合わない椅子であれば何となく落ち着かなくて、お尻や足がもぞもぞと動いてしまうことがあります。

それほど椅子の合う、合わないによって、快適にそこに落ち着けるかが変わってくるのです。

そのため、長時間椅子に座って仕事をするような場合には、きちんと自分に合った椅子を選ぶ必要があります。

最初から会社でオフィスチェアが用意されていて、自分で好きなものを選べないという場合には自分で椅子を用意することは難しいかもしれません。

しかし、それでもクッションなどのサポートを付けることで、今よりも多少は快適に過ごせるようになります。

自分で椅子を選べる場合には、どんな椅子が自分の体に合っているのか、またその椅子で毎日長時間座っていることが出来るかなど、慎重に考えて選ぶようにしましょう。

1. 椅子が身体に与える影響

椅子とは、単に体を支えるためだけの道具ではありません。

私たちにとって必要な道具ではありますが、選ぶ椅子によっては自分の体に与える影響が大きく違ってきます。

自分の体に合った椅子を使っていれば、体への負担も少ないため快適に仕事が出来ますし、体も疲れにくく、集中して作業に取り組むことが出来ます。

まさに「腰を落ち着けて」過ごすことが出来るというわけですが、反対に自分の体に合わない椅子を使っているとどうでしょうか。

少しの時間座っていても何だか居心地が悪くて落ち着かず、座った姿勢のままでもぞもぞと余分な動きをしてしまいます。

体にかかる負担も大きくなりますし、居心地が悪いということは、集中して作業に取り組めなくなり、何度も途中で中断してしまいます。

仕事も効率的に出来なくなる上に、体も疲れやすくなるため、さまざまなところに負担がかかってしまうでしょう。

それほど椅子が体に与える影響は大きいのです。

1. 背骨への負担

オフィスチェアのデザインは大抵、背もたれの部分が真っすぐに伸びておらず、腰の部分にかけて緩やかに反っているものが多いです。

また、腰の部分にはあえて背もたれがついていないデザインのものもあります。

背もたれが真っすぐな形をしていると、背中を楽に預けることが出来ないため多少反ったデザインになっていますが、仕事中の自分の姿勢によって、さらに背もたれが合う、合わないが分かれます。

椅子の背もたれに自分の体を楽に預けることが出来ないと、その椅子に座り続ける内に徐々に背骨への負担がかかってきてしまいます。

背骨への負担がかかると、背中全体の筋肉も疲れやすくなるため、背中だけでなく、腰や首までも負担が広がっていきます。

2. 首や肩に影響する

背中の筋肉の疲労が溜まると、血流が悪くなって体が凝ってきます。

首や肩の筋肉は背中と繋がっているため、背中の痛みに加えて、首と肩の凝りまで起こってしまい、長時間のデスクワークはそれこそ苦痛なものになってしまうでしょう。

椅子の背もたれは背中に与える負担も大きいですが、実は肩の負担の大きな原因でもあります。

背もたれの広さやヘッドレストの有無によって、快適に過ごせるか、それとも血流が悪くなって首から背中にかけて痛くなるかが大きく変わってきます。

人は仕事をする時に、前傾姿勢で行う人と、後傾姿勢で行う人とに分かれます。

前傾姿勢は読書をしたり、ノートに何かを書いたりする作業など、机に対して水平なものを見る姿勢です。

一方の後傾姿勢は、パソコンの画面などの地面に対し垂直なものを見る姿勢をいいます。

仕事を行うスタイルによっても、椅子の形が合う、合わないが大きく違いますので、姿勢に合わない椅子を使っていれば、当然背中から肩、首への負担も大きくなるでしょう。

3. 腰痛の原因になることも

長時間椅子に座りっぱなしだと、首や肩、背中の疲労に加えて腰痛も悩みの原因となります。

椅子のクッション性が高すぎたり、姿勢を矯正してくれるような機能がついていない椅子では、余計に腰痛が酷くなる傾向があります。

背中や肩の凝りも気になりますが、何より腰痛が酷くなると仕事をしようと思っても集中出来ず、数分おきに腰元に手を添えてしまうようなことになりかねません。

そうなると、湿布を張っても気休めにしかなりませんし、頻繁にマッサージのお世話になってしまう、なんてこともあり得るでしょう。

今現在すでにそのような腰痛に悩まされている人は、自分のオフィスチェアを見直す必要があります。

椅子を変えられなければ、クッションをあてがったりして、何とか自分の体にこれ以上負担がかからないようにしたいものです。

2. 椅子を選ぶ時のポイント

椅子を選ぶ時には、どんなポイントを押さえればいいのでしょうか。

せっかく椅子を購入するのなら、自分の姿勢に合って楽に仕事が出来、なおかつ長いこと使い続けられるものがいいですよね。

よくありがちなミスが、「とにかく高機能で、高級な椅子なら体にもいいはず!」と勘違いしてしまうことです。

確かに高機能な椅子であれば体への負担も少なくしてくれそうですし、高級な椅子では座り心地が良さそうなイメージがありますが、だからといって必ずしもその椅子が自分に合うというわけではありません。

先にも挙げたように、人それぞれで身長や体格、姿勢などが違っています。

そのため、同じ椅子でも座った時に快適に感じる人と、不便に感じる人とで分かれます。

高機能な椅子や高級な椅子は、確かに良い素材や良い機能が付いているかもしれませんが、使い心地の良さは、人によって違います。

「どんな人にもピッタリの万能な椅子」など無いのだということを予め理解しておいた上で、自分に合う椅子を見つけていきましょう。

1. 人間工学を取り入れた椅子を選ぼう

椅子の機能性で言えば、人間工学を取り入れた椅子が最も使っていて快適に感じやすいです。

人間工学とは、私達が毎日の生活を快適に過ごしやすくするため、また働きやすい職場環境を実現させるために、安全で使いやすい道具や機械を作るための実践的な科学技術のことを言います。

要するに、私達が安全で快適に使えるような道具や機械を作るための科学技術が人間工学なのです。

そのため、人間工学を取り入れた道具では、出来るだけ多くの人が安全で使いやすく、また快適に使えるように考えて作られています。

だからこそ、機能性だけを重視して作られた道具よりも私たちにとっては扱いやすく、また親しみやすいのです。

人間工学を取り入れた椅子であれば、人が座った際にも体にかかる負担を少なくしてくれるような作りになっていますので、快適に使いやすいです。

考え抜かれて作られた椅子のため、それなりに値段が張るものもありますが、長時間のデスクワークをなるべく快適に行うためには、ぜひ人間工学を取り入れた椅子を選ぶのが良いでしょう。

2. 長時間座っていても疲れない椅子を選ぼう

長時間座って作業をすることが多い仕事では、腰痛や首、肩の痛みなどがつきものです。

それが酷くなるととても作業には集中出来なくなってしまうため、出来るだけ長時間座っていても疲れないような椅子を選びましょう。

とはいえ、どんな椅子なら疲れないのかはその人によって違いますので、実際に椅子に座って試してみるのがおすすめです。

先にも挙げた人間工学を取り入れた椅子であれば、体への負担を減らしてくれる作りになっていますので、実際に座ってみて、自分の姿勢に合うものであればそれが一番良いのかもしれません。

また、椅子を試す際には普段の自分の仕事の姿勢をしてみるようにしましょう。

新しい椅子を選ぶ際には、ついつい大きく背もたれにもたれて選ぶ人がいますが、普段の仕事が前傾姿勢か、後傾姿勢かによって快適さが大きく変わってきますので、試し座りの際には自分の仕事の姿勢を取ってみることが重要です。

3. クルクル勝手に動かない安定した椅子を選ぼう

キャスター付きの椅子や、椅子自体がクルクルと動くタイプのものでは、ちょっとした移動ならわざわざ席から立たずに楽に移動出来るため、便利だと言えるでしょう。

しかし、キャスターや椅子にロックの機能がついていなければ、自分が意図していない時に勝手にクルクルと椅子が動いてしまうことがあります。

すると反対に不便に思えてしまったり、体に負担がかかってしまったりして安定しません。

体が安定しないと余計に疲れやすくなってしまうため、キャスター付きや椅子がクルクルと動くタイプのものでは必ずロック機能のついたものを選ぶようにしましょう。

とはいえ、一々ロックをしたり、解除したりが面倒臭くなることもありますので、椅子を選ぶ際には本当に動くタイプのもので良いのかをよく考えましょう。

4. 色やデザインが環境に合っている椅子を選ぼう

椅子を選ぶ際には、何よりもまず機能性が重要です。

自分が座っていて使い勝手が良いか、そして長く使うことが出来るかということが最重要ポイントではありますが、だからといって職場の環境にまったく不似合いな色やデザインの椅子を選んでしまうと、周囲からは不快に思われてしまう可能性があります。

例えば落ち着いたシックな雰囲気の職場内で、一人だけ派手な色合いの椅子を使用していると、悪い意味で上司の目にも留まってしまうかもしれません。

また、椅子と椅子同士の間隔が狭いにも関わらず、機能性が良いからと幅を取るようなデザインの椅子を使用していると、近くの席の同僚からは嫌がられる可能性が高いです。

機能性を重視することも大切ですが、周りの環境に合わせた色やデザインのものを選ぶことも大切です。

座る時の姿勢もポイント!

あなたは姿勢が良い方ですか?それとも悪い方ですか?椅子を選ぶ際には、自分の姿勢に合ったものを選ぶ必要がありますが、それにも限界があります。

ある程度の人間工学を考えて作られた椅子であれば、前傾姿勢や後傾姿勢を考慮した機能性になっていますが、そこに座る人の姿勢が元々極端に悪ければ、どんなに性能の良い椅子に座ったところであまり効果は得られません。

疲れにくい姿勢で長時間座るには、まず自分自身の姿勢も正しいものに保つことが大切なのです。

1. 正しい座り方

自分に合った椅子を選ぶ前に、まずは自分で正しい座り方が出来るようになりましょう。

最初は意識して座れるかもしれませんが、作業に集中したり、時間が経過したりすると、どうしても日頃自分がしている楽な姿勢になっていってしまいます。

とはいえ、その楽な姿勢が腰痛や体の痛みの原因である可能性もありますので、無意識に姿勢が悪くならないように、正しい姿勢に慣れるまではとにかく常に頭で姿勢のことを意識しておくようにしましょう。

1. 背中を丸めて前かがみにならない

最もありがちな姿勢の悪さが、背中を丸めて前かがみになってしまう体勢です。

本人はそれが楽な姿勢かもしれませんが、周囲から見たら極端な猫背のようで印象はあまり良くありません。

また、座っている時に前かがみの姿勢が長いと、立ったり歩いたりしている時にも何かと猫背気味になってしまいます。

さらに、前かがみの姿勢がずっと続くと、首や肩、背骨や腰など体のあらゆる部分が慢性的に痛くなる原因にもなります。

背中を丸めて、前かがみの姿勢の癖がついてしまうと、お腹に脂肪が付きやすくもなるので、ダイエットの大敵とも言えます。

よくダイエットの特集で、お腹周りの脂肪は正しい姿勢を保つことで付きにくくなると言われていますが、まさにその通りです。

健康の面でも美容の面でも、無意識に背中を丸めて前かがみになってしまう人は、まずその悪習を直すことから始めましょう。

2. お腹をだらんとさせず力を入れて背筋を意識する

時間がなくてしっかりと筋トレが出来ないという人でも、日頃からお腹や足など、体のいたるところを意識して力を入れているだけでも筋トレの代わりにはなります。

特にお腹に力を入れることで、筋トレになるほかにも背筋が伸びて、正しい姿勢を作りやすくなるのでおすすめの方法です。

しゃんと背筋を伸ばすことを意識するのは少し難しいかもしれませんが、お腹に力を入れることであれば、そこまで難しくなく出来ると思います。

ぐっとお腹を引き締めると、自然と胸が上がり、背筋が伸びます。

その伸びた背筋を意識して保つようにしましょう。

最初の内はかなり辛いかもしれませんので、5分その姿勢を維持したら1分は力を抜くなどして、メリハリをつけて行うのが効果的です。

3. 足を組んで座らないようにする

人が足を組むのは、元々は体の重心の調節のためと言われています。

しかし、それはあくまでもほんの少しの時間のことで、特に体の重心がずれていないのにわざわざ足を組む仕草は、体にとっては負担でしかありません。

日頃から足を組むことが多いと、次第に骨盤が歪んできてしまいます。

骨盤は一度歪むと中々自力では治すことが出来ません。

その上、腰痛や生理痛を悪化させ、椎間板ヘルニアや自律神経失調症などのさまざまな合併症を引き起こす原因となってしまいます。

時々、足を組むことで「格好いい様になっているつもり」や「なんとなく出来る大人の雰囲気を出しているつもり」の人がいますが、そんなものは大して外見のプラスにはなりえません。

むしろ、体にとっては負担になることばかりですので、足を組む癖がある人は、直ぐに止めるようにしましょう。

4. 背もたれにお尻をピタッとくっ付ける

背もたれに背中を預けきってしまうと、体重が背もたれにかかってしまうため、骨盤が開いてしまう原因になります。

また、お尻や下腹部にも脂肪が付きやすくなるため、美容にとっても良いとは言えません。

正しい姿勢をする際には、椅子の真ん中辺りに座るという方法がありますが、一方でお尻を背もたれにピタッとくっつける方法もあります。

椅子の真ん中辺りに座る方法では、かなり背中や太ももの筋肉を使うため、長時間その姿勢のまま仕事をするのはかなり難しいです。

しかし、お尻を背もたれにピッタリと預けてしまえば、真ん中辺りに座るよりもそれなりの時間姿勢を保つことが出来ます。

実際に座ってみれば分かりますが、お尻を背もたれにくっつけることで、その状態で背筋を伸ばせば背中が背もたれには当たりません。

そのため無理なく正しい姿勢を作ることが出来ます。