学生から社会人になると、今まで日常生活では使うことのなかったビジネス用語を耳にすることが多くなります。

「それってどんな意味・・?」初めて耳にするビジネス用語に戸惑うことも増えるでしょう。

わからない用語ばかりでは仕事がスムーズに進みませんよね。

そこで今回はビジネス用語の中でも必ずおさえておくべき「フィックス」という言葉を徹底解析していきます。

これさえ読めば完全にフィックスを自分の言葉にできるはず!
また他にもビジネスシーンで使われる用語を紹介していきますので是非参考にしてくださいね。

フィックスってどういう意味?

「次の会議で必ずこの案件をフィックスさせたいから宜しくね」
このようなことを言われたら、あなたは自分が何をすべきか理解できるでしょうか。

この案件をフィックス?次の会議で?宜しくね?
さぁ、どうしよう。

まずはフィックスさせたいとは、どんな意味があるのかを詳しくみていきましょう。

「確定・決定する」のビジネス用語


フィックスとは、ビジネスシーンにおいて「確定・決定する」という意味があります。

アルFIXと記述します。

先ほどの「次の会議で必ずこの案件をフィックスさせたいから宜しくね」というのは、「この案件を確定させるから宜しくね」という意味になります。

つまりは案件を確定するためにできることをしておいて!というニュアンスですね。

他にも様々な意味を持つ

フィックスにはそのシーンに合わせて他にも様々な意味があります。

確定・決定するという意味以外のフィックスの意味もおさえておきましょう。

・固定すること
・定着すること
・腰を据えること
・取りつけること
・修理すること、
・治療すること
・修正すること
・解決すること
・責任を負わせること
こんなにも色んな意味を含んでいます。

また名詞では、苦境、調整、修理、処置、不正、買収、決意、認識、理解、スリル、楽しみ、競争、注射などの意味があります。

自動詞、他動詞、名詞としての意味がなんと30種類以上もあるのです。

ビジネスで使われるのは「確定・決定する」


フィックスにはいくつかの意味が含まれていますが、実際にビジネスシーンで使われるフィックスは確定・決定するという意味になります。

・スケジュールが確定した時
・今後のプロジェクト方針が確定した時
・書類の最終版が仕上がった時
・会議で最終決定した時
このようなビジネスシーンの最終的に確定された事項を指すのです。

全ての仕事はフィックスに繋がっています。

フィックスを目指して日々仕事をしているというわけです。

簡単に言うとフィックスという言葉が出てきたら「はい!これで決まり!もう変更なしね!」と念押しされているようなものです。

もし意義があるのであればフィックスする前に必ず申し立てをするようにしましょう。

フィックス後の変更はビジネスシーンではご法度なんです。

ただ全ての仕事が確定・決定というよりは、一旦っこまでで区切ってまた次の段階に進みましょう!というニュアンスもあるようです。

何段階かあるうちの一段階目がフィックス。

次は二段階目に進みましょう。

という区切りの一つとして用いられることが多いです。

実際にどれくらいの人が使ってる?

社会人でもフィックスという言葉を知らない人もいます。

あるアンケート結果によると、実際にビジネスシーンでフィックスを使っている人は20%ほどでした。

ただ会社や職種によっては、当たり前のようにフィックスという言葉が飛び交っているところもあるようです。

取引先の会社でフィックスという言葉が出た時に瞬時に対応するためにも、この言葉は理解して頭に入れておいた方が良い用語ですね。

ただ反対に取引先の人や目上の人が使用していないのに、あなたがフィックスという言葉を使用するのはやめておいた方が良いかもしれません。

フィックスのよくある使い方

では実際にビジネスシーンでフィックスを使いこなそうとした時に、どのような場面でどのような使い方をするのか正しいのでしょうか。

意味を知っていても使い方が間違っていては恥ずかしいですね。

正しい使い方を知って上手にフィックスを自分のものにしましょう。

「この予定はフィックスしてる」

仕事上での予定が決定した時にフィックスを使います。

仕事をしていると、決めなければいけない予定はたくさんあります。

会議の予定、取引先と会う予定、新規の営業に行く予定、大事な顧客との予定。

その予定をどんどん決定していき、スケジュール帳に記していくのも大事な仕事です。

そんな時に「この予定はまだ日程が未定」であるものと「この予定はもう決定済」であるものがありますね。

「この予定はもう決定済」という時に「この予定はフィックスしている」というと、全ての調整が終わっていてずらすことができない予定であるということを伝えることができます。

きちんと先方の予定や会議室などもおさえてあるという意味も含まれているのです。

「フィックスしてる条件がある」

仕事の契約を結ぶ時には、必ず条件を提示します。

その条件をどこまで譲歩するのか、どこまで承諾するのか。

それが仕事の中では重要事項となるでしょう。

そんな条件を少しずつ固めていき、最終的に全ての条件要項が決まります。

会社によっては譲れない最低限の条件というものもいくつかあります。

これだけは固定している条件だというものです。

それが「フィックスしている条件」となります。

つまり「固定している条件」ということです。

ある会社では、契約を結ぶ際には「月の売り上げが20万以上」というのは必ず条件として決まっているとします。

そうすると条件の話をしている時に「まず我が部署にはフィックスしている条件があります」と言い「その一つが月の売り上げが20万以上になるということ」と話すのです。

「フィックス版の企画書だ」

職場では様々な資料が使われます。

提案ベースの資料、未確認の資料、確認済みの資料、修正依頼の出ている資料、修正済みの資料、そして決定済の資料などです。

一つの資料が最終的に決定するまでには、色んな人に目を通してもらい、修正を重ねて最終版が出来上がるのです。

そんな最終版である資料のことを「フィックス版」といいます。

「フィックス版の企画書だ」と言われた時には、もう確認済みであり修正済みのもので、この資料の内容は決定稿であることを意味しているのです。

企画の内容に意義があっても、もうフィックス版である場合には修正することはできない場合が多いでしょう。

「取引先とフィックスしに行く」

取引先と打ち合わせに行くことは何度かあるでしょう。

例えば、不動産会社と施工会社であれば最終的に一つの家が完成するまでに何度も打ち合わせを重ねます。

いつどんな工程の工事をするのかというスケジュールなども何度も細かい打ち合わせをして決め手いくのです。

「取引先とフィックスしに行く」という時には、このような打ち合わせの中で、最終調整をすに行くことを意味しています。

この工事の場合でいうと「最終的な工事のスケジュールを決めてきます」ということになるのです。

取引先とフィックスするということは、この打ち合わせももう終盤ということなのです。

「○○はフィックス事項だ」

社内の掲示板に異動の辞令が出ていたとしましょう。

「え?人事部に異動?」この急な辞令に驚き困惑します。

あなたは上司に言います。

「急に異動なんて納得できません!取り消してください。」
そこで上司に言われるのです。

「君、この異動はフィックス事項だ」

こう言われてしまうと何も言えないのです。

上司が勝手に決めたことではなく、会社として話し合いを重ねた結果に出た決定事項であり、もう変更することも取り消すこともできないということになるのです。

他にも会議で決まったことを報告する時などにも、「○○についてはフィックス事項だ」ともう変更できない決定事項を知らせます。

「フィックスするのは来週くらいだ」

色々な決定を要する中で「あれどうなった?」「あの案件いつ頃決まりそう?」「そろそろ確定した?」と期限を聞かれることは多々あるでしょう。

そんな時に「その件がフィックスするのは来週くらいだ」とその予定を返答するのです。

今は調整中で最終的に来週に決まりそうだから待っててください・・なんてニュアンスを持った意味になるのです。

フィックスという言葉にその全てが要約されているので便利な言葉ですね。

「フィックス前のデータだ」

全ての確認や修正が終わっているものをフィックス版であると紹介しました。

このフィックス版になる前のものをフィックス前といいます。

「フィックス前のデータだ」と言われた時には、まだ変更も修正も可能ということです。

また確認がされていないものなので、より細かなチェックも必要となるデータです。

フィックスの大切さ

フィックスという言葉を使うことで、ビジネスシーンではどのような意味や影響があるのでしょうか。

フィックスには「最終的な決定」という強い意味があります。

そのためフィックスすることで、曖昧な状態を避けることができます。

今どのような状況であるのか。

これは誰が責任を持ってしていることなのか。

仕事の責任範囲や進み方を明確にすることができるのです。

そのためにフィックスすることはとても大切です。

日々様々な業務をしていると、一度に複数の案件を抱えることは少なくありません。

この仕事は今どうなっていたか・・。

自分でも仕事が曖昧になってしまうこともあるでしょう。

何も決まっていないまま、会議を迎えたり、取引先との打ち合わせが流れてしまうようなことがあっては大変です。

一つ一つの仕事をきちんとフィックスしていくことで、誰が何をいつまでに行うのかが明確になり、仕事をクリアにこなしていくことができるのです。

仕事とフィックスは切っても切り離せないものなのです。

フィックスを使う際に気を付ける事

フィックスとは仕事をする中での最重要事項です。

だからこそ簡単に使ってはいけない言葉です。

決定していない事項にフィックスを使ってしまうと、中途半端なまま全てが進んでしまうことになるのです。

ここからはフィックスを使う際に気を付ける事を紹介しますので、知っておきましょう。

意識合わせをしておく

仕事上でのフィックスは、自分一人でのことではありません。

もし在宅で一人で全ての仕事をしているのであれば、フィックスするのもしないのもあなた次第。

しかし会社で人と仕事をしている以上は、自分だけではなく一緒に働いている人との意識合わせが必要となります。

そんなはずじゃなかった!こうなるのは想定外だった!そんな勘違いを防ぐためにも、仕事をする人との意識合わせをしておきましょう。

認識のズレがミスを招く

自分が考えていることを同じように相手が考えているとは限りません。

自分の中ではフィックスしていると思っていたことが、相手はまだフィックスしていなかった。

最終的には○○でフィックスしていたと思っていたことが、相手は△△という違うことでフィックスしていると思っていた。

このような認識にズレがあると、大きなミスを招いてしまいます。

このようなミスを防ぐためにも、必ず最終的な確認を行う必要があります。

言葉だけでは言った言わない、また覚えていないなんてことにもなるので、書面や文書にして残しておくことをおすすめします。

フィックスした用件を箇条書きでメールをしておくのも良いでしょう。

そこで認識のズレがあればミスが起こる前に気付くことができますし、ミスが起きた時にもどこで何を間違えてしましまったのか原因の究明もできます。

意識合わせではビジネス用語は使わない

最終的にフィックス事項を確認をする時には、ビジネス用語を使わないことをおすすめします。

「この件は○○ということでフィックスしました」という確認をするのではなく、100人いれば100人の人がわかるような言葉で最終的なことを伝えましょう。

「この件は最終的に○○ということで決定しました。ここからの変更はできなくなるので、よろしくお願いします。」とここまで丁寧にビジネス用語を使わずに伝えることで、わかりやすくダイレクトに人の頭に入っていくはずです。

社内の常識は社外の常識ではない

フィックスをする上で気をつけたいのは、社外の人とのやりとりです。

社内では当たり前となっている流れやルールが存在するでしょう。

例えばフィックス版の資料には社長印が押されて黒いファイルに入れるのが社内のルールだとします。

それが根付いていると、もうあなたは誰に確認しなくても社長印が押されていて黒いファイルに入った資料を見ると「これはフィックス版の資料」と認識できるわけです。

しかしこのルールはあなたの社内だけのもの。

社外の人がそんなことを知るはずがありません。

あなたはフィックス版として社長印を押して黒いファイルに入れて渡してもそれを伝えないと、相手の会社には伝わらないのです。

毎日社内にいるとそれが常識のように感じてしまいますが、あくまでも社内でのルールであることを忘れないようにしましょう。

社外の人と接する時には、一度社内のルールは忘れて一から丁寧に説明をすることを意識してください。