世の中はたくさんの驚きに満ちています。

皆が知らなかったあっと驚くようなこともあれば、ある人は知っているけれども、べつのある人は知らなかった、という驚きもあります。

もし皆が知らないあることについてあなただけが知っていたとしたら?きっと得意になって周りの人に言って回りたくなると思います。

今回はそんな世の中にあることで、多くの人が気付いていない20個のことをご紹介します。

ぜひ、話のネタに使ってみて下さい。

世の中にある皆が気付いていない20個の驚くこと

世の中の大抵のことって、「何となく把握している」つもりで生活していると思います。

しかし、ふとした時にそれまで自分が知らなかったことに気づき、あっと驚愕するようなことがあります。

例えばそれまで、自分が一般常識だと思っていたことが実は間違っていたり、まったく聞いたこともないようなことを唐突に知ったりと、さまざまなきっかけで人は新しいことに気づき、同時にそれに対する驚きの感情を覚えます。

その感情の多くは感心からくるものであったり、好意的であったりします。

中にはショックという意味で驚くこともあるでしょうが、大抵は驚きの感情の後には感心や笑顔が生まれます。

そんなたくさんの驚きについて、一つずつご紹介していきます。

1. 猫はキュウリに驚く

猫がキュウリに驚く映像は、最近あちこちで話題になっていますよね。

猫が気付かない内にこっそり後ろにキュウリを置いておくと、気付いた猫が思い切り飛び上がって驚くという、なんともユニークで可愛らしい映像は、YouTubeなどの動画サイトで何万再生されるほどの人気ぶりです。

猫が驚く理由としては、「キュウリをヘビと見間違えたため」という説もありますが、動物行動学の博士によれば、「いきなり見慣れないものが近くにあったため驚き飛び上がった」ということです。

いきなり見慣れないものが至近距離にあったら、私たち人間だって誰もが驚きますよね。

猫もそれと同じで、驚いた拍子に思わず飛び上がってしまったということです。

それにしても、驚いた拍子にあれだけ高く飛び上がれるとは、猫の身体能力には恐れ入りますね。

2. 涙はその時の感情によって味が違う

嬉しいときや悲しいときなどに、感情が昂ると自然と目からは涙が零れ落ちることがあります。

その涙の味が、感情によって違うという話を聞いたことがありますか?迷信のようでいて、実は涙の味の変化には科学的な説明がされています。

涙の成分は98%が水分です。

他の成分ではナトリウムやカリウム、たんぱく質がありますが、このナトリウムの量がほんの少し変わるだけで、涙の味が変わってくるというのです。

涙の味を変える要因となるのは、自律神経である交感神経と、副交感神経だと言われています。

人は感情が昂ると、交感神経が優位になります。

交感神経が優位になると、ナトリウムの濃度が上がるため、涙が塩辛い味になります。

そのため、悔しいときや怒っているときなど、興奮状態にある時に流れる涙は塩辛いとされています。

一方で、感動や嬉しい気持ちから流れる涙は水っぽい薄味だと言われています。

その理由は、嬉しい気持ちのときには心身ともにリラックスした状態であり、副交感神経が優位になっているからです。

感情で涙の味が変わるなんてとてもロマンチックな話ですが、実際に科学的な根拠もあるようです。

3. 人の体内の細菌を全部合わせると平均2キロ分ほどいる

人の体内には、細菌が何個存在するかを考えたことがありますか?

まったく知らなければ、「せいぜい数百個かな?」と思うかもしれません。

しかし、実は人の体内には、数百どころか数百兆個も細菌が存在しているのです。

細菌の多くは腸内に存在しています。

その腸内細菌が、体外へ排出されたものを検査することで、体内のおおよその細菌数を計算することが出来ます。

最近の研究では、腸内細菌だけでも500兆~1000兆個はいると考えられています。

それを重さにすると、約1.5キロにもなるそうです。

もちろん腸内だけでなく、体のほかの場所にも細菌は存在していますので、それらを含めると平均で2キロ分ほどは細菌が体内に存在しているということになります。

細菌と聞くとあまり良くないイメージを持つ人もいるかもしれませんが、体内の多くの細菌は、体の健康を保つために休まず働いてくれています。

そう聞くと、何だか頼もしく感じられるかもしれませんね。

4. 人ひとりの血管をつなぎ合わせると地球2周半分もある

嘘のような本当の話として、「人ひとりの血管をつなぎ合わせると地球2周半分もある」という話があります。

人の体中に巡っている血管の内、99%が毛細血管です。

残りの1%が動脈や静脈ですが、「血管」と聞くと、まず動脈や静脈を思い浮かべる人の方が多いと思います。

しかし実際には、血管のほとんどは毛細血管が占めています。

その体内の血管をすべてつなぎ合わせると、長さはなんと約10万キロになるそうです。

これは地球2周半分もの長さになるため、それだけの血管が体内に詰まっていると思うと、なかなかすごいですよね。

また、毛細血管は5~10ミクロンとものすごく細いため、病気や水分不足、体調不良などの原因で体の隅々まで血流が行き渡らなくなることがあっても、不思議ではないと思えます。

5. 夜と朝とでは1センチほど身長が変わる

朝起きた時には身長が1センチ伸びていたのに、夜になったらまた戻ってしまっていた、そんな経験はありませんか?

実は朝と夜とで身長に差が出るのには、重力が関係していると言われています。

そもそも、人間の体には骨と骨の間に椎間板があり、これがクッションの役割を果たしています。

しかし、この椎間板は時間の経過と共にだんだんと潰れていきます。

寝ている間に椎間板の潰れはまた復活し、元に戻りますが、このことが身長の伸び縮みに関係しているのです。

すなわち、時間と共に潰れた椎間板のせいで、夜には身長が縮みますが、朝になると椎間板は復活しているため、夜よりも1センチ程度身長が伸びているということになります。

椎間板が潰れてしまう原因は、体に重力がかかっているからと言われています。

ですからこの場合、身長が伸びるというよりも、1センチ低くなった身長が朝には元に戻っている、と考えた方がいいでしょう。

毎日朝と夜とで1センチ程度の差はありますので、朝身長が少し伸びていたからといって、安易にそれで身長が伸びたとは思わない方がいいのかもしれません。

6. 髪の毛1本で100グラムの重さまで耐えることができる

たった1本の細い髪の毛が、100グラムの重さにまで耐えられるはずはないと、普通ならば思うところでしょう。

しかし、なんと実際には耐えることが出来るのです。

嘘のような話ですが、本当のことです。

髪の毛は「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の3層構造から出来ています。

この3層構造のたんぱく質にはそれぞれ硬度や強度があり、1本は細くても案外丈夫に出来ています。

個人差がありますが、1本の髪の毛が耐えられる重さは50~200グラムと言われているため、大体1本の髪の毛につき100グラム程度の重さにまでは耐えることが出来るのです。

見た目は細くて頼りない髪の毛でも、束で引っ張ればそうそう抜けませんし、また思い切り引っ張ってもそこまで千切れることはありません。

それほど見た目に反して丈夫なつくりをしています。

7. 猫の糞から作るコーヒーが存在する

猫の糞から作るコーヒーが存在すると聞いて、「えっ!?」「やだー!!」と思う人もいるかもしれません。

しかし、猫の糞から作られているコーヒーは、その希少性から最高で一杯8000円と超高級な種類まであるのです。

インドネシアのコーヒー農園には、野生のジャコウネコがコーヒーの果肉を食べにきます。

果肉は体内で消化されますが、コーヒー豆の部分は未消化のままで外に排出されますので、農家の人はその糞から豆を採集して、きれいにした後に高温で焙煎します。

そうして作られたコーヒーには芳醇な香りが漂うと言われ、世界三大珍コーヒーのひとつとして有名になっています。

このジャコウネコの糞から作られるコーヒーは、日本では「イタチコーヒー」の名で呼ばれています。

ジャコウネコの外見がイタチに似ているためそう呼ばれていますが、動物の種類としてはまったくイタチとは違っています。

8. シマウマは「ワン」と鳴く

シマウマと聞くと、馬の仲間を想像する人は多いと思います。

実際にはシマウマはロバの仲間ですが、一見馬のような姿に見えるため、その鳴き声はやはり「ヒヒーン」だと思いますよね?

もしくは、一見大人しいその姿から、滅多に鳴き声などあげないのではと思う人もいるでしょう。

しかし、実はシマウマは犬のような鳴き声をあげる動物なのです。

それも、小型犬のように、可愛らしく「ワン!」と鳴きます。

馬のような外見からは想像もつかないようなチワワやトイプードルのような鳴き声に、初めて聞く人は「えっ!?」と驚くことも多いでしょう。

さらには、シマウマが驚いた時には「ウォーッ」と、まるで成人男性のような唸り声まであげるので、鳴かれたこちらの方がびっくりしてしまいます。

9. 女性の寿司職人がいない理由

昔から現在に至るまで、お寿司屋さんで女性の職人を見かけることってありませんよね。

その理由にはいくつかの説があります。

ミシュランガイドで3ツ星を獲得し、世界的にもカリスマ店として知られている「すきばやし次郎」の関係者の人は、女性の職人がいない理由を「生理のため」と語っています。

生理の周期に入った女性は味覚が不安定になるため、寿司職人にはなれないというのが理由ですが、2011年にこれがインタビューで取り入れられて以来、「生理が理由で女性は寿司職人にはなれない」ということが定説として世界に広まりました。

しかし近年ではその考え方を「古い」とする意見が出ています。

ほかにも、「女性の手のひらの体温の高さでネタを傷める」や、「寿司は男性職人が握ってきたという伝統を守るために女性は雇わない」といった説も見られます。

女性の寿司職人がいない理由には諸説ありますが、最近では秋葉原に女性職人専用のお寿司屋さんも出来るなど、少しずつお寿司屋さんのあり方にも変化が生じてきているようです。

10. ピカソの本名の長さ

ピカソの本名は、「パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダート、ルイス・イ・ピカソ」です。

舌を噛んでしまいそうな長さで驚きますが、彼の生まれたスペインではさして珍しいことではありません。

スペインでは、フルネームの中に両親の苗字や名前を入れたり、祖父母の名前を入れたりすることが多いです。

そのため、本来の名前に加えていくつも間に名前が入っています。

しかし、一般的に人前で名乗る際には長すぎるため、「パブロ・ルイス・ピカソ」のように短く区切って名乗っています。

しかし、当のピカソもあまりの名前の長さに自分のフルネームを良く分かっていなかったという話ですので、あまりに長すぎるのも考えものですね。

11, 海苔を消化できるのは日本人だけ

日本人の食卓にはおなじみの海苔。

私たちは日々当たり前に食べていますが、実は海苔を消化出来るのって、日本人だけなんです。

日本人だけが海苔を消化出来るのは、日本人の体内にあるバクテリアが要因だと言われています。

このバクテリアが、多糖類の分解酵素を出すことによって、海藻類を消化出来ています。

このバクテリアは日本人以外の体内には存在していないため、外国人が海苔を食べても体内で消化することが出来ないのです。

日本人は8世紀頃から現在に至るまでずっと海苔を食べ続けていますので、自然と海苔が消化出来るように体が適応していったのでしょう。

おかげで私たちは毎日美味しく海苔を食べることが出来ています。

12. オレンジ色の果肉メロンはカボチャに接ぎ木して作った

知っているようで意外と知られていないのが、「店で売られている野菜は育てる際に他の野菜に接ぎ木をして作られる」ということです。

例えばキュウリを育てる際には、農家の人はキュウリがまだ苗の状態のときにカボチャに接ぎ木をして育てます。

接ぎ木をする理由は、外見を良くし、病気や害虫に強くさせるなどさまざまです。

そしてオレンジ色の果肉メロン、いわゆる「夕張メロン」ですが、これも育てる際にカボチャに接ぎ木をします。

巷では「カボチャで接ぎ木をするからメロンの果肉が赤くなる」と言われていますが、実際のところ夕張メロンは元々果肉の色が緑系と赤系に種類で分かれているため、接ぎ木をすることと果肉の色は特に関係がないようです。

13. たこの足を1本切ると2本再生される

たこの足は8本というのは一般常識として知られているところですが、足を1本切られた場合に2本再生されるということまでは、あまり知らない人も多いのではないでしょうか。

たこは外敵に捕まった場合、それが足であれば自ら引きちぎって逃げます。

そして、ちぎれた場所からまた新しく足が生えてきますが、それが1本だけでなく、2本生えてくることもあるのです。

たこの足はちぎれる度に再生されるため、足をちぎられ、また再生し続けた結果、最高で96本もの足を持つタコも記録に残されています。

14. 1万円札の原価は23円

1万円札の原価が23円だって事実、あなたは知っていましたか?初めて聞く人は、「えっ、そんなに安いの!?」と驚くかもしれません。

原価が23円と聞くとかなりお得なイメージがありますが、1万円札の作り自体は意外にしっかりしています。

お札が入ったままの服を間違えて洗濯にかけてしまった時、お札はシワシワになってしまいますが、破れていることは滅多にありません。

また、お札には「すかし」や「識別マーク」「ホログラム透明層」など、さまざまな手入れがされています。

その上で原価が23円しかかかっていないのですから、製造コストはかなり押さえられていると言えるでしょう。

15. 母乳は血液から作られる

子どもを持つ母親であれば知っている人は多いかもしれませんが、母乳は血液から作られています。

血液と言えば赤色をイメージしますが、母乳は赤くはなく白色をしていますよね。

母親の乳房の乳腺にはたくさんの毛細血管が張り巡らされていますが、この毛細血管から血液に溶けている栄養素が浸透してくるため、母乳が出来ます。

そしてこの栄養素には、血が赤くなる要因の赤血球が含まれていないため、母乳の色が赤色ではなく白色なのです。

子どもを産んだことのある女性であれば常識かもしれませんが、産んだことのない人や男性では、意外と知らない事実かもしれませんね。

16. 「ナルシスト」ではなく「ナルシシスト」が正解

自分の容姿に陶酔し、自分自身を性愛の対象にまでしてしまうほどに自己愛の強い人のことを、「ナルシスト」と言いますよね。

しかし、本来はナルシストではなく、「ナルシシスト」という方が正しい言い方だと知っていましたか?

私たちが日頃使っている「ナルシスト」という言葉は和製英語であるため、本来の言い方とは違っています。

そもそも、ナルシストという言葉の語源は、ギリシャ神話に出てくる美少年「ナルキッソス」から来ています。

呪いによって自分自身しか愛せなくなってしまったこの美少年の名をフランス語で「ナルシス」と言いますが、そこに人を表す「ist」を付け足した結果、本来の「ナルシシスト」という言葉が生まれました。

そのため、「ナルシスト」も「ナルシシスト」も、どちらも意味は同じですが、より正しい言葉は「ナルシシスト」の方となります。

17. アスパラガスは1日20センチも伸びる

野菜を育てるのが好きな人なら知っているかもしれませんが、初耳の人からすれば驚愕の事実なのが、「アスパラガスが1日で20センチも伸びる」ということです。

通常の植物であれば、もっとゆっくりと時間をかけて成長していきますが、アスパラガスに関してはたった1日で20センチも伸びます。

そのため、朝と夕方の1日に2回も収穫が出来てとってもお得な野菜なんです。

18. セブンイレブンの最後のエヌだけ小文字

私たちが日常便利に利用しているコンビニの一つであるセブンイレブン。

このセブンイレブンの綴りの最後のエヌの文字だけ小文字な理由って知っていますか?実は最後のエヌを小文字にした理由は、セブンイレブンの本社でも「詳しくは分かっていない」そうなのです。

ただし、幾つかの説として、「最後の小文字を丸みを帯びたロゴにすることで親しみが湧くから」や、「単なる数字の羅列では商標登録が出来なかったから」などが挙げられています。

19. 肘を顎に付けることができない

人間は体の構造上、肘を顎に付けることが出来ません。

嘘だと思った人は、実際に今試してみると良く分かると思います。

単純な動作なので、やれば出来そうに思えますが、やってみようとすると何故かどうしても肘を顎に付けられません。

その理由として、骨格的・関節的に長さや可動域が異なっている部分同士では、どうやっても物理的にくっつけることは不可能なためと言われています。

肘を顎に付けようとしても、肩から肘までの長さと、顎から肩までの長さはかなり違っており、また可動域もまったく異なります。

そのためどう頑張ってくっ付けようとしても、物理的に不可能なのです。

20. シンクロの選手が髪を固める素材はゼラチン

華麗な美しい演技を魅せてくれるシンクロの選手。

水面上でも水中でも、ピタリと揃った無駄のない動きはとても素晴らしいですが、全身を使ったその動きはとてもハードなものです。

シンクロの選手は誰もが髪を一つにまとめていますが、あれはワックスやスプレーで固めているのではありません。

実はゼラチンの素材を使って固められているのです。

ワックスやヘアスプレーを使うと水に溶けてしまうため、その内髪が乱れてきてしまいます。

また、溶けた成分でプールが汚れてしまうため、むしろワックスやヘアスプレーを使って演技をしないようにと指摘を受けているほどです。

ゼラチンは温めると溶けやすく、また冷やすと固まる性質を持っています。

特にシンクロ専用のゼラチンでは、40度程度の熱で溶け、また常温では固まるように作られています。

そのため、水中で演技をしている時にはしっかりと固まり、髪が乱れることがありません。

また演技が終われば、集めのシャワーを浴びるだけでゼラチンは簡単に溶けて流れます。

髪は乱れず、プールも汚れず、かつ洗い流しやすい、ゼラチンはシンクロの選手にとっては必要不可欠なものなのです。

この世にはまだまだ知らない驚きがいっぱい!

これまで20個の驚くべきことをご紹介してきましたが、世の中にはまだまだ知らない驚きがいっぱい溢れています。

誰かにとってはすでに当たり前の事実であっても、それを自分が初めて知るのであれば、自分にとっては大きな驚きになるのでしょう。

人が驚きの感情を露にするときは、決まって自分にとっては未知の出来事に出会ったときです。

それは直接自分が体験することであったり、または人づてに聞く情報だったりとさまざまですが、驚くべきことに出会ったとき、きっと胸がどきどきするような感覚は、誰にでも共通していることなのでしょう。

では、大抵の人はどんなときに驚きを露にし、またそこからどのように反応するのでしょうか。

人はどういうことに驚く?

人はどういう時に、そしてどういうことに対して驚くのでしょうか?何によって驚くのかは人によってそれぞれ違っていますが、共通していることもあります。

以下は細かな違いではなく、大抵の人に共通している驚くポイントについてご説明していきます。

大きな音

多くの人は、大きな音に対して驚きます。

擬音を付けるなら「ビクッ」という感じで大小それぞれに体を震わせる人もいるでしょう。

音の感じ方は人によって違いますが、例えば近くで雷が鳴っているのを想像してみて下さい。

ただでさえゴロゴロと雷が鳴っているということに対し、いつものようなリラックスした状態でいられることはあまりないと思います。

そして「いつ大きいのが落ちるのか」と不安に思う中で、突然ドーン!と大きな雷が直ぐ近くで落ちた時。

子どもでも大人でも、誰しもその大きな音と衝撃に驚いてしまうことでしょう。

雷が、「いつかは落ちるかもしれない」ということを頭で予想していたにも関わらず、大きな音がすればそこで条件反射的に驚いてしまいます。

それほど大きな音に対しては、人は驚きやすいです。

また、人だけでなく、他のあらゆる生き物も大きな音に対しては敏感です。

雷が鳴っている時に、飼っている犬や猫などのペットが怖がったり、不安がったりしているのも人と同じことなのです。

熱い冷たい

人は、「熱い」や「冷たい」といったことでも驚きやすいです。

大きな音の場合にはただ驚くだけですが、熱いときや冷たい場合には、一瞬の大きな驚きの後で、改めて「熱い」「冷たい」という気持ちが頭に浮かんできます。

熱の有無を判断するのは、あくまでも反射的に驚いてしまった後からのことなのです。

また、熱いお湯を沸かしてやかんを持っている時、人はやかんを見ながらそれが「熱いもの」であると認識しています。

例え自分がやかんに直接触れておらず、人づてにそのやかんが熱くなっていると言われただけだとしても、頭の中では「このやかんは熱いもの」だと思い込みます。

そのため、もし中身が零れて自分にかかってしまった時に、本当は中身がただの水だったとしても、一瞬熱いものがかかったと思ってひどく驚き、「あちっ!」と思わず言葉に出してしまうのです。

人によっては、かかった中身が水であっても思い込みから、異常に熱く感じてしまうこともあります。

このように、熱さや冷たさの場合には、人がそれに対して「熱い」や「冷たい」といった感情をしっかりと持っていることも重要なポイントとなります。

自分の常識を遙かに超えている物を見たり知った時

例えばもし、あなたが帰り道に偶然未確認生物に出会ってしまったとしたら?

またもし、自分の家の直ぐ側で有名人を見かけたとしたら?

それらがあなたの常識外のことであれば、きっとあなたはひどく驚いて動揺してしまうことでしょう。

常識というものは、世間一般に共通しているものもありますが、その人個人の中にある常識というものもあります。

例えば「未確認生物なんて存在しない」「有名人がうちの近所にいるわけない」という常識を自分が持っていたとしたら、誰かがそれに反論したところで聞く耳は持たないかもしれません。

しかし実際に自分の目でその事実を見たり、知ってしまったりした時には?自分がそれまで常識だと考えていたことを遥かに超えることが起きた時、人は無防備に驚きます。

そして、その驚きの感情で暫し我を失った後で、ようやくまた理性的な考え方が出来るようになるのです。

驚くと何故心臓がドキドキする?

人は驚いたとき、心臓がドキドキと高まります。

心底驚いた時には、一瞬何が起こっているのかが理解出来ずに頭が真っ白の、いわゆる目が点の状態になります。

次いで現状を理解すると同時に、ものすごい勢いで心臓がドキドキと鳴り出します。

このドキドキはホラーであれば恐怖から、そして恋愛であればときめきの感情から起こる胸の高鳴りですが、何故このように心臓がドキドキとなるのでしょうか。

そのメカニズムについてご説明します。

まず交感神経が優位になる

先にも挙げたように、人の自律神経には交感神経と副交感神経があります。

交感神経は怒りや悔しさなどの感情の昂ぶりがあると優位になります。

これは勝負を競い合っている時や、自分が何かに夢中になっている時など、興奮している状態で起こります。

一方の副交感神経は、感情がリラックスしている時に起こります。

静かな音楽を聴いている時や、幸福感を覚えている時など、ゆったりと落ち着いている状態の時にはこの副交感神経の方が優位になっています。

驚きの感情自体は、外界からの大きな、また強い刺激を受けた時に起こりますので、交感神経の方が優位になります。

心拍数を上げて心臓や筋肉にたくさん酸素を送り込む

交感神経が優位になると、そこから脳が心拍数を上げるように指示を出します。

心拍数が上がれば同時に鼓動の回数も増え、心臓を活発に動かすために体内が心臓や筋肉へとたくさん酸素を送り出す状態になります。

そうなると、一気に心拍数が上がり血流の良くなった心臓はドキドキと激しく脈打ちます。

そのために、「心臓がドキドキする」現象が起こるのです。

心臓がドキドキしている時には、人は緊張状態に陥っていることがほとんどです。

雷や地震などの天災の場合には、また何かが起こるのではないかと身構えて緊張しますし、対人関係でドキドキすることがあれば、緊張しながらも相手の一挙一動を見逃さないように意識は相手に集中しています。

そして、何かがあった時には直ぐに何かしらの反応が出来るよう、体は準備の状態に入ります。

そして逃げたり大声を上げる準備をする

人は自分の理解を超えるような驚くべきことに出会った時、一瞬頭が真っ白になります。

そして直ぐに現状を把握し、それに対して一気に鼓動が早まり緊張状態へと陥ります。

心拍数が上がり、誰かや何かの動きに対して意識が集中すると同時に、そこから自分が逃げるのか、または大声をあげるのかなどの準備が一瞬の内にされます。

そしていざ、次の行動へと移るのです。

もし恐ろしいものを見てしまったのであれば、大声を上げてその場から逃げ出すのでしょうし、それが嬉しいことであれば、全身を使って喜びの感情を露にするでしょう。

当人は驚いてからの自分の一連の行動を、半ば無意識に行っていることでしょう。

しかし、体の中では脳が冷静に指示を出し、自律神経を活発にして、必要なる行動を取っているのです。