いわゆる、女性からすると萌えるという表現に繋がるのかもしれませんが、関係性が悶々とするような描かれた方をされている場合が多いです。
具体的には、ありがちかもしれませんが、先生と教え子、そして先輩と後輩など、ある程度力の差などがはっきりとしている場合が多いです。
気が弱い人、そして気が強い人、はっきりと力の関係図が分かるような場合であったり、実際にありえる関係性、つまり密接な関係になりやすいけど、恋愛として考えた時にドキドキするような女性ならではの視点から描かれている関係性が人気の理由です。
男性でも、綺麗な教育実習の女性先生と生徒という立場で禁断の恋愛を考えるとドキドキするような人もいませんか?
実際に好きになる人もいたりするので、憧れの存在、シチュエーションである場合が多いです。
ボーイズラブ作品には、女性が憧れるようなシチュエーションがたくさん詰まっているからこそ、女性からたくさんの指示を受けているという風に解釈する事が出来ます。
特に女性はある程度の年齢になると、中学高校などでもイケメンの先輩にあこがれたり
ファンになったりする場合が多いです。
的確に女性のあこがれのシチュエーションを再現しているといえます。
現実離れしていながら、実際にありえそうな状況という事などにも現実味を持ちながら楽しむ事ができ、妄想を膨らませながら楽しんだり、人それぞれ楽しみ方が様々あります。
ボーイズラブ作品が女性に人気な理由を考えると、女性が描いてるからこそ、女性が好きなツボを押さえているという事も理由のひとつだといえそうです。
男性キャラに癒される
ボーイズラブ作品において、キャラクターが重要であるとお伝えしました。
女性が描いているので、当然ながら女性受けの良い外見のキャラクターが登場します。
そして、男性キャラクターの行動や発言に関してドキドキしたり、癒されたりしている事が人気の理由のひとつでもあります。
ここではよくあるような設定について簡単にご紹介します。
例えば、先ほどの生徒と先生という設定では、あきらかに不良そうな生徒と、イケメンの先生が逆に悪そうな生徒を開発していったりするシチュエーションであったり、あとはその逆で悪そうな人が気弱そうなイケメンをいじめようとするも逆に攻められてしまったりといった状況を考えることが出来ます。
そういったキャラクターの行動についても逆に萌えてしまうような行動をとらせたり、描いたりする事で女性ファンの心理を大きくついた作品にする事ができるといえます。
非日常な世界
日常的な世界を描いている場合もあれば、非日常な世界を描いている場合もあります。
例えば、ゲームなどが好きな女性向けに、ゲームの設定をそのまま描いたりする場合などもあるようです。
そもそも同人誌などの媒体を好んでみている人はオタクである傾向が強いです。
自宅でゲームをしたり、漫画などを見ている人が多く、あまり現実世界などで恋愛をしていないからこそ、妄想の世界で楽しんでいる人がかなり多いです。
なので、自然と漫画やゲームなどを好んでいる場合が多く、その設定を受け入れられる人が多いとも解釈できます。
なので、非日常な世界を描いてくれるからこそ、現実から離れる事ができるといえます。
内容自体も非日常的な事なので、現実から離れて自分の妄想の世界だけで楽しみたいからこそ、受け入れられている作品が多いといえます。
キュンキュンする
ボーイズラブ作品が女性から支持される理由として、キュンとする感情を強く与えてくれるからだといえます。
これは男性も女性も同じかもしれませんが、恋愛などにおいてもキュンとしたいと感じている人は多いです。
キュンと感じるのは、いってみれば青春のような恋愛を思い出したりする場合が多いです。
はかない恋愛であったり、好きだけど、好きだといえないもどかしさのような物を感じるあの瞬間の胸の痛みです。
もしくは、憧れの人から何かをしてもらったりするなど、胸がどうしようもなくどきどきするような感じです。
それはたくさんの人が感じたいと心の中で願っています。
だからこそ、実際映画やドラマなどでもそのような描写が多く存在しています。
例えば、最近で言うと壁ドンなどもその一種です。
壁ドンをされてキュンとする女性が多いですし、はかない恋愛のドラマを見て、感傷に浸ったりするのもどこか体が欲しているからこそ見てしまいますし、実際にそういう作品の方が視聴率が取れるからです。
同じように、ボーイズラブ作品でもキュンとして胸のときめきを感じるからこそ、つい見てしまう方が多いと言えます。
例えば、好きな人にわざといじわるされたり、愛情をもっていじめられてしまうのも、女性ならではのキュンとする仕草の一つになるといえます。