昔から、時代ごとに流行する言葉ありますね。

その中には略語と呼ばれるような言葉も多数あり、日本語を省略した言葉やアルファベットを省略したものなど形式はさまざまです。

簡単に言うと国際連合を略して国連と言うようなものが略語です。

コンビニエンスストアとコンビニ、エンジンストールをエンストと言ったりするように略称の方が使用頻度が高いような言葉も多いものです。

しかしこういった略称は、年々変化を続けており、次代を反映して新しく生み出され続けています。

日本だけで使われているような略語もあれば、今やネット社会の普及なども相まって世界的に用いられている略語もあります。

略語は、その字面から正式名称を予測できることもありますが、中には大胆に文字を切り捨てていることから、何を示しているか分からないようなものも…。

俗語と言われるよな言葉もどんどん増えており、インターネットが発祥となっているネットスラングというようなジャンルも多々あります。

特に俗語やネットスラングはその時代の若者たちの間で流行するので、お年寄りや大人達から見たら、全く持って理解ができないなんてこともあるでしょう。

ネットによる拡散力は浸透力というのは非常に凄まじいもので、ちょっとしたキッカケで一気に広まっていくものです。

ここ数年で頻繁に見かけるようになったような略称は、主に若者がネットやSNSで使用することで拡散され広まっている傾向があります。

「GJ」を使いこなそう!

1980年代に入ってから生まれたネットスラングや俗語は実に数多く、昭和世代の人には全く通じないような特殊な言葉も増えています。

その中の一つに「GJ」という単語があるのをご存知ですか?どこかでこの「GJ」というワードをみかけて、意味が分からずに検索してみたという人も少なくないと思います。

今回はこのGJという言葉を中心に、略語やネットスラングの仲間である『KY語』というジャンルを紹介!

1. GJとは?

この「GJ」は字面の通り「ジ・ージェイ」と読まれます。

何を表しているのか想像つきますでしょうか?「GJ」はGとJからはじまる2つの単語を組み合わせてできる英単語の略称です。

実は「GJ」は「Good Job(グッドジョブ)」の略語!GoogとJobの頭文字をあわせて「GJ(ジージェイ)」とあらわしているのです。

「GJ(ジー・ジェイ)」と聞くと何を言っているか分からない人も、「Good Job(グッドジョブ)」と聞くと意味が分かりますよね。

1. よくやった!


グッドジョブというのは、英語で「よくやった!」「よく頑張った!」と他人を激励するときに用いる言葉です。

海外でもよく使われている表現ですね。

2. お疲れ様

グッドジョブには「よくやった!」という意味合いの他に、「お疲れ様!」というような意味もあります。

何かを頑張って成し遂げた人をねぎらったりする際にもよく用いられます。

2. 使う人の特徴

この「GJ」という単語、聞いてみると「そういう意味だったのか!」と納得はするものの、いざ自分が使うとなるとなかなか、どうしていいか分からない人も多いでしょう。

実際どんな人がどんな場面で使っているのかを調べてみました。

1. ネット上で良く使われる


この「GJ」は、いわゆるネットスラングの一種です。

ネットスラングは、インターネットが発達しネットユーザーが著しく増加した頃、一時爆発的にヒットした2チャンネルやニコニコ動画など特定のサイト上で交わされるコミュニケーションで用いられるようになった言葉を指しています。

これらは、ネット用語に不慣れな人が見ても、全く意味が分からないような単語も多く、正しく使うためにはきちんと意味や用途を理解しておかなければいけません。

「GJ」などのネットスラングは、いわゆる隠語的なもので、本来は同じカルチャーに精通した人同士で交わし合うような文化だったのですが、メディアなどで取り上げられたことで一般的なものに変化していきました。

2. 若者が良く使う

ネットスラングは、インターネットのSNSや掲示板が発祥なので、やはりこれらになじみが深い若者が中心に使用している言葉です。

ネット社会にあまり詳しくない年配の方には浸透していないようで、その字面を見ても一体何を示しているのか想像もつかない程です。

特にネットスラングは、中傷や煽り文句が多かったりするので、意味を知らないままで乱用するのはおすすめできません。

3. 外国ではこの略語は使わない

基本的に「GJ」のような用語は日本のインターネット上で普及したものなので、海外では浸透していません。

日本で使われている「GJ」をはじめとするネットスラングは、日本語を短く略語にしているもの…例えば「おつかれさま」を「乙」や、日本語の誤入力や誤変換をそのまま使うようになったもの…例えば「羨ましいな」を「裏山」など、実に種類がさまざまです。

日本語をそのまま略しているものもあれば、「GJ」のようにローマ字表記にしたものを省略しているものもあります。

とはいえ、殆どが元々日本で普及しているキーボードでのタイピングや変換が元になったネタなのです。

一方外国で使われている略語は日本とは全く違います。

そもそも使っている言語が違うのですから略称が異なるのも当たり前ですよね。

外国で使われている略語やネットスラングには次のようなものがあります。

・lol→「大笑い」の意味。

laugh out loudの略
・ty→「ありがとう」の意味。

thank youの略
・BRB→「スグに戻る」の意味。

Be right backの略

などなど、この辺りは「GJ」と似たような略し方ではありますが、海外で「GJ」という略称は使わないみたいです。

海外での略語・ネットスラングは入力の効率性・スピード性が重視されているようです。

2. いつ頃から使われるようになった?

意外とこのネットスラングの歴史は古く、 一部の言葉は1980年代頃から使用されていたらしい。

特にネットが飛躍的に発達しだした2000年代からは、さらに多くの人が使うようになり、言葉のレパートリーも年々増えていったようです。

2ちゃんねるやニコニコ動画といったコンテンツが爆発的な人気を誇っていた2000年代の初め頃にその数は圧倒的に増えていき、今はその頃に生まれたワードが根強く残っているような状態。

今となっては、あまり新しいワードが生まれることも少ないみたいです。

GJの使い方の例文

では、実際に「GJ」を活用してみたい、と思った時どんなふうに会話に取り入れればよいのか考えてみましょう。

これまでこういった言葉を使ったことが無かった人が、突然使い始めると、周りの人もびっくりすると思いますよ。

同世代同士のコミュニケーションはもちろんですが、例えば年下の人とコミュニケーションを取る時に使ってみるのもおすすめです。

具体的な例文を紹介しますので、参考にご覧ください。

1. 「試験に合格したよ!」「GJ!」

GJは最初に紹介したようにGoodJobの略なので「よくやった!」と相手に対して激励を送る際に使うものです。

試験に合格した、など相手が何かに成功しておめでたい時に「GJ」と送るのもいいでしょう。

相手を評価しているという意味になるので、送られてきた人としても悪い気はしないはずです。

ただ、少々軽んじた印象になることもあるので目上の人やあまり親しくない人に対して使うのは避けた方がよさそうです。

親しく、普段から気兼ねなく話を交わしあえるような人に対して使うのがよいでしょう。

2. 「昨日は夜中1時まで残業したよ」「GJ!」

残業や仕事など、何かを頑張っている人に対して「よく頑張ってるね!」「よく頑張ったね」という気持ちを表す際にも「GJ!」は使えます。

しかし、このGJなどの略語は、元々入力の手間を省いたり時間を短縮するために生み出された言葉です。

ですので、あまり多用し過ぎると、返事をするのが面倒だから、簡潔な内容で対応しているのでは…と誤解される可能性があります。

ひとまず「GJ!」とレスポンスを入れてから、「いつも大変だね!」「頑張ってるね、無理せずゆっくり休んでね」などちょっとした心遣いをプラスすることで印象は変わってきます。

若者は何故KY語を使うの?

ネットスラングでも用いられているローマ字の略語は「KY語」と呼ばれています。

若者の間では、もはや常用語と言っても過言ではないでしょう。

1. KY語とは?

「KY語」は、“ケーワイゴ”と発音します。

これは2007年に流行語大賞にも輝いた「KY(ケーワイ)」という言葉が発祥です。

KYは「空気が読めない(読めていない)」という言葉の空気(KUUKI)と読めない(YOMENAI)の頭文字を取って「KY」と表している略語。

「GJ」は英単語の略語ですが、それとは違って日本語の文章を略したものですので、その字面から内容を推測するのはなかなか難しいでしょう。

2. ネットのみならず実際に会話でも使う

そもそも、このような略語やKY語は、ネット上のチャットやコメントなど、文字として交わされるのが主な利用手段でしたが、徐々に言葉として発音し会話上でも用いられるようになりました。

KYがブレイクした2007年以降、若者の間では文章の節目の単語の頭文字のローマ字を組み合わせた略語が流行りました。

メディアでこの略語の認知度や理解度を調査してみたり、関連した単語を集めた書籍が発売されるなど、KY語は以外にも大きく展開し、日本で一大ブームメントとなったのです。

3. 何故KY語を使うの?

KY語を使用している人達の多くは若者です。

KY語が流行した理由は多々ありますが、主に若者特有の仲間意識がキッカケとなっているようです。

1. 仲間の間だけで通じる言葉を使いたい

KY語は単に、言葉を略しただけではなく、その内容にも特徴があります。

あまり多くの人に公に伝わってほしくないような内容をあえて略語として伝え合うことで、仲間内のみで伝達しあえる隠語としての役割があるのです。

例えばブームの発祥となった「KY」というのも、正直あまりいい意味の言葉ではありませんね。

「あの人空気読めないよね」と言葉に出すと角が立ちますが「KYだよね」と略語を用いることで、わかる人だけに認知されるようになるんです。

アルファベット略語はKY以外にもさまざまありますが、知らない人が聞くと全く意図を掴めないようなものも多いのです。

今ではKYという言葉は浸透し過ぎてしまっているので、隠語とはほど多い存在になってしまいましたが…これが進化して生み出された単語も多いものです。

2. 女子高生のブーム

若者の間で流行していると度々紹介してきましたが、KY語は特に女子高生の世代で浸透しています。

今や女子中高生の多くがSNSを利用しており、ネット上でのコミュニケーション術に長けています。

それに、女子高生というのは非常に仲間意識やグループ意識が強いため、KY語のように、自分たちの間だけで使われている共通ルールというものに敏感なんです。

3. ギャル語の延長

1990年代に10~20代の女性の間で流行した「ギャル語」は、今でいうKY語に通じる部分が多くあります。

このギャル語というのは、今ではあまり見かけなくなったガラパゴスケータイの頃のメールで使われていたものです。

これも、若者言葉の一種として広まりましたが、やはり一定の年代の中だけで流行していたため、年代の違う人へは通じない言葉でした。

ギャル後は独自の工夫されており、内容の読解さえも難しいようなものも多かったものです。

有名なギャル語を紹介

・かしこ→「かしこまりました」の略語。

了解する時に使う。

・オキニ→「お気に入り」の略語。

例「オキニのバッグ」など。

・イミフ→「意味不明」の略語。

例「イミフなんだけど…」など。

ネットスラングと似たような雰囲気の略語ですが、女子高生など若い女性以外はあまり口に出して使うことが無い言葉なので、主にギャルが使う言語「ギャル語」として知られています。

こういった略語以外にも、メールの文面自体に工夫を凝らした「ギャル文字」というものも流行っていました。

ギャル文字は、記号を字に見立てて作り出すもの。

ひらがな、カタカナ、漢字をパーツごとにわけて記号に置き換えているのです。

例えば「おはようございます」をギャル文字にすると「ぉレ£∋ぅ⊇〃±〃レヽма£」となります。

「お」はそのまま読めますが、その次の「は」は「レ£」という2つの記号を組み合わせて1文字に見立てています。

全く何を示しているか分からないですよね…。

ですが一時期女子中高生の間ではこの文字が可愛いと大流行し、一種のカルチャーにもなりました。

このように、一定の年代の人たちの間では自分たちにしか分からない特別な世界を演出することは創作的なコミュニケーションと言えるのです。

4. 有名なKY語をチェック

KY語について基本がわかったところで、ここからは、KY語の中でも特に有名な言葉をピックアップして紹介していきたいと思います。

1, JK

「JK(ジェイケイ)」はKY語の中でも広く浸透しているものの一つですね。

これは女子高生(JYOSHI KOUSEI)の略語です。

例:「JKのうちしかできないことあるよね!」「私達もJKのころは…」「あのJKかわいくない?」…etc.

「JK」は意外と男女共に浸透し、多くの人から使われている言葉です。

しかし「JK」にはいくつかの意味があり、最もメジャーなのは女子高生ですが、使いどころによっては「冗談キツイ(Jyoudan Kitui)」「冗談は顔だけにして(Jyoudanha Kaodakenisite)」などの意味合いにもなるらしいですよ。

難しいですね…。

2. MJK

「MJK(エムジェイケイ)」は「マジか(Ma Ji Ka)」の略語です。

元々3文字からなる言葉なのに、わざわざ「MJK」と言うのは、はたして略していることになるのか…という疑問も生まれますね。

「エムジェイケイ」と発音すると、そもそもの「マジか」よりも長くなってしまいますので、本末転倒のような気が…。

これは会話で用いるよりも、メールなどの文面で使われることの方が多いようです。

例:「あの先生、実はカツラだって…」「MJK…」

3. CC

「CC(シーシー)」は「超かわいい(Cyou Cawaii)」 の略語です。

CCと見ると、メールの宛先として使うカーボン・コピー(Carbon Copy)だと思う人が大半ではないでしょうか。

または、分量を量る何CCという意味合いを思い浮かべる人が多いでしょう。

「かわいい」の頭文字が「Kawaii」ではないのか?と思う方もいるかもしれませんが、ギャルブームを引き起こしたティーンファッション誌で“Cawaii!”という雑誌があり、若い女性の間では、かわいい=Cawaiiで通じるのです。

ちなみに「CK」にしてしまうと、「超きもい」という意味になってしまうので要注意です!

例:「この洋服可愛くない?」「CC!」

4. HK

「HK(エイチケー)」は「話変わるけど(Hanasi Kawarukedo)」の略語です。

これは、女子中高生の間で手紙やメールをする際に使われていたものなので、あまり会話の中で使うことはありません。

暗号的な雰囲気がありますが、「話変わるけど」と打つより「HK」と打つ方が圧倒的に文字数が少なく、手軽で短く済むので略語として優秀なワードの一つではないでしょうか。

ちなみに「HM」は「話戻るけど(Hanasi Modorukedo)」の略です。

例:「今日は楽しかったね!HK、明日の授業って一限国語だっけ?」

5. IH

「IH(アイエイチ)」は「意味不明(Imi Humei)」の略語です。

IHと言うと一般的にInduction(誘導)とHeating(加熱)を組み合わせたIHクッキングヒーターなどの電磁調理器を差しますね。

しかし若者たちにかかればIHは「意味不明」という俗語になるのです。

もはや使いどころによっては、どちらの意味を持っているのか汲み取るのが難しそうですね…。

例:「今日の授業難しかったね」「まじIH」

6. KYR

「KYR(ケイワイアール)」はKY(空気読めない・読めてない)の応用編です。

実はこれ、KYの対義語で「空気読めてる(Kuuki Yomete Ru)」の略語です。

KY語の中には、こういった一つのKY語を応用したものが多々あります。

同じローマ字略語でも使いどころによって違う意味合いをもつものもありますし…KY語は意外と奥が深いですね。

例:「あの人本当にKYRだよね」

7. MM

「MM(エムエム)」はいくつかの意味を持ちます。

まず一つ目のMは「マジ」という意味を持ちます。

その後に続く二つ目のMは「めんどくさい」「むかつく」など複数の意味を含んでいるようなので、使う人によって伝えたい意図は違うかもしれません…。

仲間内では自然と共通した意味合いで使うようになるみたいです。

最も良く使われるのは「マジむかつく」という意味合いになります。

これは以外にも古くから普及している言葉で、ギャル語として割と前々から使われていたようです。

これの応用編として「3M」というものもあり、「マジでもう無理(Majide Mou Muri)」というMの三段活用を表しているとのことです。

非常に難解ですね…。

例:「今日の体育MM(マジめんどくさい)」「分かる…3M…」

8. SKN

「SKN(エスケイエヌ)」はお笑い芸人の小島よしおのギャグが元ネタとなったもので「そんなの関係ねえ(Sonnano Kankei Nee)」の略語です。

丁度「KY」が流行語入りした時期にブレイクしていたネタということもあり、若者の間で略語も合わせてヒットしました。

更に、野球選手の田中幸選手がインタビューの中で「SNKですから」と述べたことでも話題に火が付き、その注目度は、なんと新聞の紙面でも「SKN野球」や「SKN精神」として取り上げられるほどでした。

例:「今日ミスしちゃった…」「SKN!忘れて遊びに行こう!」

9. TM

「TM(ティーエム)」は、「トラブルメーカー(trouble maker)」の略語です。

ここにきて、またGJのような英単語の略語が登場しました。

トラブルメーカーはそのままの意味で、問題を起こしそうな要注意人物を差す言葉です。

例:「あの人って本当にTMだよね」

10. WH

「WH(ダブリューエイチ)」は、「話題変更(Wadai Henkou)」の略語。

先ほど紹介した「HK(話変わるけど)」と同様の意味合いの言葉です。

文中で話題を変える時にアクセントとして使う事が多いみたいです。

手紙などで最後に使われるPS.のような感覚なんでしょう。

例:「明日は6:00集合ね。WH.今日のテストどうだった?」

そのほかのKY語

・AC→Air Crusher(空気を壊す人)
・AM→あほ丸出し
・ATM→あいつたまにムカつく
・AOKY→あけおめことよろ
・CKY→超空気読めない
・CIK→ちょっと痛い子
・DK→男子高校生or大事なところで噛む
・FK→ファンデ濃い
・GOT→牛丼大盛りつゆだく
・JC→女子中学生
・KP→極めてピンチ
・MA→マジありえない
・MU→マジうける・マジウザい
・ND→人間としてどうよ
・PSI→パンツにシャツをイン
・SKT→シカト
・SKY→スーパー(すごい)空気読めない
・SP→先輩
・SPY→すっぴんヤバい
・STK→ストーカー・TB→天然ボケorテスト勉強orとりあえずビール
・WK→しらける(=白+蹴る=White+Kick)
・YM→やる気みなぎるorやる気まんまん

などなど、色々なKY語が生み出されています。

こう見てみるとなんでもありですね…それぞれコミュニティによって使っているよく単語やその意味も異なってくるのでしょう。

KY語と言えば、芸能人のDAIGOがこのKY語を使ったトークで注目を浴び、女優の北川景子に結婚を申し込んだ際にも「KSK」という略語を用いてプロポーズをしたことで話題になりました。

ちなみに「KSK」は「結婚してください(Kekkon Site Kudasai)」の略です。

KY語に興味がある方、究めたい方は是非DAIGOさんを参考にしてみてください。