皆さんは世に蔓延る“ぼったくり”の実態についてご存じですか?まさか「自分はぼったくりなんかの被害にはあわない」なんて油断してはいるのでは?
ぼったくりは意外と身近に潜んでいる犯罪です。

知らず知らずのうちに自分が被害者になっていた…なんていうケースも多いんですよ。

自分とは無縁のことだと、たかを括っていると、そのまさかの事態に陥ってしまうこともあります。

現代社会の中で、一体どんなぼったくり被害が横行しているのか、知っておいて損はありません。

備えあれば患いなしというように、「まさか」「もしも」の時のために知識を備えておきましょう。

ぼったくりでよくあるシチュエーション2選(国内編)

はじめに、ぼったくり被害が出やすい2つのシチュエーションについて紹介します。

まずぼったくりというのは、普段より気が緩んでいるようなシーンを狙って起こることが多いということを、念頭に置いてご覧ください。

1. キャバクラでの不意な上乗せ料金


ぼったくりのシチュエーションでよくあるのが、キャバクラです。

キレイな女性が接待してくれるキャバクラは、基本的に1時間当たりの席料と飲み放題のボトルがセット料金となっています。

飲み放題以外のメニューやおつまみを頼まなければ、基本的にセット料金のみで女性とお話を楽しみながら1時間過ごせる仕組みになっています。

セット料金は50~60分で1人あたり5000~1万円程度が相場です。

そのほか、一緒に席についている女の子にお酒を振舞ったり、ボトルを入れたすると、別途料金が発生。

また女性の指定をする指名制度にもお金がかかります。

本来であれば、1時間のセット料金4000円ぽっきりで入店した場合、ただなんの追加オーダーもせず過ごしているだけであれば、そのまま値段になるはずです。

ただ“ぼったくり”をしようと企むキャバクラには色々な落とし穴が隠されています。

セット料金

先ほど紹介したように、基本的にキャバクラは、セット料金プラスアルファの仕組みとなっています。

…が、キャッチの人が「1時間ぽっきり5000円!」と言ったにも関わらず、蓋を開いてみるとセット料金は5000円ぽっきりでも、別にテーブルチャージ料や席料などを請求したりするような悪質なところも。

こういうお店は看板やメニュー表に小さく高額な料金を記載しておくなどして「ここに予め書いてあっただろう」などと言い張ります。

延長料金

キャバクラは基本となる1時間のセット料金分が終わっても、延長することで、最初の1時間が終わった後も滞在してサービスを受けることができます。

通常のお店だとセットが終了する時間になるとスタッフが「延長されますか?」とうかがいを立てに来ます。

この場合、基本的に延長料金はセット料金と大きく変わりません。

しかしぼったくりのお店では、延長時間の確認や料金の案内が無いままに、申告がない場合は自動延長、として数万円の延長料金を加算する所があります。

女の子のドリンク代


席についてくれた女の子が「一緒に飲んでもいいですか?」という場合に振舞うお酒は、全てセット料金外の有料のお酒です。

一杯あたりカクテルで1000~1500円、グラスワイン・シャンパンの類だと2000~3000円くらいします。

自分も女の子も一緒に飲むことができるボトルのお酒の場合は4000円程度から高いもので10万円以上するものもあります。

軽い気持ちで「好きなものを頼んでいいよ」などと言ってしまうと大変です。

ぼったくりのお店の場合は、こういったドリンクの中に“テキーラボール”というものが仕込まれているケースがあります。

テキーラボールというのはゼリーの中にテキーラが入った丸いゼリー状のものなのですが、なんとこれが1つ5000円などと言って別途請求してきたりすることも…。

ドリンク代自体は1000~2000円だとしても、女の子のドリンクの中にこれが1つ入っているだけでとんでもない額になります。

所によっては1杯のなかに2~3個入っていることもあるんですよ。

また、物凄い高級なワインだと言ってとても高い価格で提供しているにも関わらず、実態は数千円の安物だった…なんていうこともしばしば。

サービス料・消費税

キャバクラでは、ここまで紹介してきた全ての料金に対して、サービス料が加算されます。

基本的にサービス料は基本料金の10~30%程度です。

この中に消費税の8%を含んでいるか、いないかというのもポイントです。

TAXとして税とサービス料をあわせて20%としているお店もあれば、サービス料15%、消費税8%と別で請求されることがあります。

その場合はサービス料の15%に対しても消費税が課せられるので、総じて24%が上乗せされることになります。

ですので、単にセット料金6000円だったとしても、サービス料15%+消費税8%となると7450円!さらに、クレジットカードで支払うと、手数料として10~20%掛かる場合もありますので、思っていた以上の金額になることが多いんです。

支払いの明細が無い

キャバクラでは、飲食店のように詳細なレシートが提示されることがほぼありません 。

会計時には、金額のみを出してくるお店も多いため何にいくらかかったのか分かりづらいのです。

女の子が居る手前、お金に関して細々した確認もとりづらいという部分を逆手に取っているというのも考えられます。

1. 入店時に料金を確定させる

キャバクラでのぼったくりに合わないためには、入店の際にきちんとお店のシステム料金と自分の使えるお金の上限などを提示しておくことが大切です。

キャッチの人にセット料金を聞く時は「TAX込みで1時間いくら?」と聞くようにすると間違いないでしょう。

そこでキチンと金額を確認しておくこと、また追加でなにかサービスを頼む場合もシッカリ料金を聞くようにしましょう。

2. 身近に警察関係者がいることをにおわせる

どう考えても請求額が不当な額の場合は、まず毅然とした態度で「払わない」と言い切ることが大切です。

威圧され、困った場合は「身近にこういったことに詳しい人間がいる」と相談して警察関係者または弁護士などがいるとにおわせましょう。

また、もし小競り合いになった場合、突き飛ばされたり胸倉を掴まれるなどしたら、スグ警察に相談しましょう。

この場合「ぼったくりにあっている」と言っても金銭トラブルは民事不介入の事態なので、暴力を振るわれているという理由で通報しましょう。

2. 飲食店でのサービス料請求

飲食店に入って飲み食いをした後、金額を見ると「あれ、こんなに食べたっけ!」というような総額になっていて驚いたことありませんか?そういう場合は、オーダーした飲食代のほかに“サービス料”というのが発生してるんです。

お店に入ると頼んでも居ないのにお通しが出されるお店も多いですよね。

このお通しにも400~600円前後の料金がかかっています。

さらに、サービス料として10%上乗せされたり、さらには席料として一人あたり500円前後、週末になると週末料金というようなものも発生したりします。

しかもこれらは1時間ごとに加算されていったりするのです。

ですので、飲食代が総額6000円程度だったとしても、3人で来店したらお通しで400円×3人、週末料金で500円×3、席料・チャージ料で500円×3ということになるので4000円近く上乗せされます。

更にサービス料が10~15%加算されるので支払う金額はゆうに1万円を超えます。

4000円もあったらあと何品・何杯頼むことが出来るでしょうか…。

こういったお店は特にお店がひしめき合う繁華街などに多く、客引きが甘い言葉で客をこまねいていることも多いんです。

客引きが「最初の乾杯1杯は無料サービス」「総額から●割引き」など言いますが、実際はサービス料などでそれ以上の金額を請求されることも…。

1. 注文前にサービス料があるか確認する

まず、客引きなどにあった場合や注文前には、サービス料や席料が発生するかを確認しましょう。

注文する前であれば、お店を出ることができます。

もし注文してしまうと、料理をキャンセルして退店というのも難しくなってしまいますので要注意!

ぼったくりでよくあるシチュエーション3選(海外編)

ぼったくりは、何も日本国内だけで横行しているわけではありません。

逆に全く勝手の分からない海外へ行った時の方がより注意が必要です。

あまり言葉が通じない、現地のルールを知らない観光客というのは、ぼったくりの格好の餌食となってしまいます。

折角の楽しい旅行もぼったくり被害にあってしまってはパーです。

海外でよくあるぼったくりのパターンを予習し対策を練っておきましょう。

1. タクシーがわざと遠回りして高額請求されるかも

初めて訪れる場所は地理なんて全く分からないですよね。

そうなるとタクシーを利用して移動することも多くなります。

しかし、このタクシーにも落とし穴が潜んでいるのです。

観光客は地理を知らないと踏んだ悪質な運転手がわざと遠回りをして移動距離をかせごうとするなんてことも。

その場合、メーターがドンドン増えてタクシー料金がとんでもない金額に…。

とはいえ、タクシーの乗車料金が幾らくらいが相場なのかも分からず、現地の金銭感覚についてもあまり詳しくない状態だと、そのまま支払ってしまうケースも多いみたいです。

海外でタクシーを利用する際には、キチンと事前にタクシー料金の相場を知っておく必要があります。

観光地にはさまざまなタクシーが停まっているので、信頼できる会社を調べておくことも重要です。

また乗車中はメーターの動きが一定かどうかなど、チェックしておきましょう。

メーターを改良して、物凄い速さでメーターを進めさせる悪質な手口も増えています。

そもそも海外ではメーター制のタクシーばかりではありませんので、メーター制のタクシーを選ぶこともポイント。

メーター制じゃない場合は、目的地を伝えたうえで幾らくらいになるのか予め確認してから乗車すると支払い時のトラブルも防げるはず。

1. 乗る前に「病気で具合が悪く非常に急いでいる」と伝える

変に遠回りしてメーターをかせがせないようにするには、病気で具合が悪いのだとアピールをして、目的地までの最短ルートで行くように求めましょう。

2. 「財布を盗まれて今これしかない」とわずかな持ち金を見せる

目的地までの値段を予め確認したうえ、今持ち金がこれだけしかないのだが大丈夫か?と言ってから乗車すれば不当な金額を請求されることも防げます。

もしあまりにも不当な額だと思ったら「警察に相談する」などと言って電話をするそぶりを見せたり、現地の詳しい人に相談するといいでしょう。

しかし、そういった抗議をする場合は人通りの多い場所で停車させるなど、変なトラブルにならないよう細心の注意が必要です。

3.夜間・深夜のタクシー利用は避ける

海外ではできるだけタクシーを利用しないルートを考えるのが一番ですが、そうもいかないときもあります。

可能な限りタクシーでのトラブルを防ぐためには 、夜間や深夜帯にはタクシーに乗らないことをお勧めします。

なぜかというと、旅行客と分かると異常なほどの深夜料金の割り増しをしてくることがあるからです。

しかも国によっては、夜間の乗車代は通常時より50%以上もの割り増しになることも…。

4.旅行初心者であることを伝えない

タクシーに乗っていると、運転手の人が気さくに話しかけてきてくれて「旅行ははじめて?」「日本人ですか?」など質問をしてきます。

ですが、そこで「そうです!」「日本人です!」と答えるのは得策とは言えません。

旅行初心者だと分かれば、それこそカモネギです…。

「旅行は何度も来ている」「目的地には知り合いが居る」など、現地に詳しいのだという風に見せるだけで、被害にあう確率は大きく減少します。

2. 値札が付いていない商品を買いたい時

海外では、買い物の際には値段交渉が当たり前で値札が付いていない国が沢山あります。

欲しいものが見つかっても、値段が分からないとなると、なかなか申し出しにくいですよね…。

それに現地の物価の相場が分からない観光客となるとなおさら。

そういった人をターゲットにして相場よりも圧倒的に高い値段で売りつけてくる悪徳商法も多いんですよ。

売り手の気分次第で、値段はいかようにも変化します。

特に日本人はお金を持っているというイメージが強いようなので、海外ではぼったくりのターゲットになりやすいんです。

騙されて無駄な出費を出さないようにするためにも、海外での買い物のコツをしっかり把握しておきましょう!

1. 「向こうの店ではいくらだったから、それ以下だったら買う」先に言う

国ごとには相場がありますので、それをきちんと調べていくことはもちろん、現地で買い物する際は何店舗か回り歩いて似た商品の値段をチェックしましょう。

そうするとおおよその相場が分かりますので、いざ購入だ!となった時、異様に高い値段の商品を避けれるようになります。

それに、複数店舗の類似商品の値段を把握しておけば「向こうの店は●●円だった」と交渉に使えるようになります。

お店の人も、是非とも買って欲しいですから他のお店より上乗せするようなことはしないでしょう。

3. 価格が書いていないメニューのあるレストラン

海外ではレストランでもメニューに詳細な値段が明記されていないことがあります。

お会計になってみて「えっ、こんなに高いの!?」なんて、驚愕の事態にならないように事前にメニューの値段は確認しておきましょう。