しかし、若い頃の、とりわけ中学生の恋愛は人生において初めての恋愛であるという人も多いでしょう。
この素晴らしい瞬間はお金では買うことは絶対にできません。
お金が無いのであればそれなりの楽しみ方もあるはずです。
調べましたところ、中学生のお小遣い平均は月に、2500円前後とありました。
2500円のうち、全てをプライベートに使える人もいれば、学校で必要な文具品などもここからねん出しなくてはならないというご家庭もあると思います。
お金に関心のある人であれば、既に貯蓄を始めている人もいるでしょう。
そうなると、やはり恋愛に使えるお金は限られてきます。
デートするにしても、そんなに遠くまでは行けないでしょうし、娯楽施設などにもそうそう行くことはできません。
ですので、二人ででかけるとしても近所の公園や、互いの家などお金をかけなくても済む場所が多くなります。
ただし、学校が同じであれば休憩時間や放課後に一緒に過ごすことはできますし、もちろんお金もかかりません。
大人になれば職場内で恋愛することが多くなるかもしれませんが、学校内で楽しむ恋愛は今のこの時期だけですし、とても貴重な時間でもあります。
時間的問題
親や大人の保護下で生活しているため、またまだ自分自身で責任を負えないことがたくさんある中学生には、ご家族それぞれの生活のルールと言うものがあります。
例えば門限です。
各ご家庭で門限の時間は違いますが、帰宅時間を守るというルールです。
この門限の時間ですが、恋愛相手が理解してくれなければ続けて行くのは難しいでしょう。
仮に片方の門限が夜の10時、もう一人の門限が夜の8時としましょう。
そうすると、二人の間には2時間の差ができることになりますよね?
2時間はなかなか大きな問題です。
もうちょっと一緒にいたいけど、相手の門限があるので帰らなくてはいけない。
これを相手の保護者の気持ちになって考えることができれば、納得できるのです。
でも、「もっと楽しみたい」という気持ちの方が強くなってしまい、優しくなれなかったり相手の保護者に腹を立ててしまったりするようになってしまいます。
こうなると、互いを好きでいるのすら難しくなってしまいます。
移動手段的問題
初めての恋愛は何もかもが新鮮で楽しく感じられるものです。
別に遠くにでかけなくても、一緒にいるだけで幸せなのではないでしょうか?
もちろん二人の中で、一緒に行きたい場所というのはあるかもしれませんが、今行けなくてもいつか行ける日を夢見て会話するのも楽しいと思います。
親の干渉による問題
小学校の頃に、初恋の相手ができたらこっそりお母さんだけに相談したという方は多いのではないでしょうか?
その時別に反対されたりしませんでしたよね?
むしろ微笑ましく受け取って応援してくれていたのではないでしょうか?
しかし、中学生になって「初恋」が「恋愛」に変わったとたん、親の干渉が厳しくなったという心当たりのある人はたくさんいると思います。
では何故突然干渉するようになるのでしょう?
それは、中学生と言う時期がとても難しい時期であることを大人たちは自分たちの経験も踏まえてよく知っているからです。
大人でもないけど、子供でもない。
この微妙でデリケートな時期には、誘惑と言う魔の手が忍びやすいのも事実です。
人は年齢を重ねるにつれて、良い意味でも悪い意味でも疑うことを覚えて行きます。
でも、中学生はそういう意味では純粋すぎるほど純粋です。
彼らにとってよくないことなのに、本人たちは良いことだと思い込んでします。
そんな時期でもあるのです。