人間が生活していく中で、気になるのが「匂い」です。

その証拠に世の中にはたくさんの消臭グッズが販売されています。

また、最近では香りのおしゃれとして、香水だけでなく香りのつく柔軟剤の開発、芳香カプセルの開発などが進んでいます。

人々の生活に密接にかかわっている「匂い」についてですが、時に他人に迷惑をかけてしまうことがあります。

昨今さまざまなハラスメントが問題視されていますが、匂いのハラスメント「スメルハラスメント」という言葉まで存在しています。

匂いで他人に迷惑をかけないためにはどうすればいいのか、なにができるのか、また会社では同僚の匂いが気になって仕事に集中できない。

そんなお悩みを抱えておられる方に参考になればと思います。

匂いの原因とは

匂いの原因は、多種多様です。

人は生きているとさまざまな分泌物を身体から発しています。

いわゆる生活臭とされている、人間が起こしている匂いの原因は、この分泌物によるものがほとんどです。

では、これらの匂いを防ぐためにはどのような方法があるのでしょうか?

またどんな原因が挙げられるのでしょうか?

匂いの原因を突き止めることで、対策法もおのずとわかって来る場合があります。

今は、匂いの原因それぞれに対して対策グッズが販売されており、人々の悩みを軽減してくれています。

匂いの原因を探って気になる匂いには今日からさっそく対策をしていきましょう。

汗が原因

匂いの原因のダントツ1位は、ズバリ「汗」です。

では人はなぜ汗をかくのでしょう?

汗には重要んな役割があります。

それは、「体温調節」です。

人は一定の体温を保った恒温動物で、心臓などの臓器の温度はおよそ37度に保たれていると言われています。

この温度以下になると、低体温になり生命に危険を及ぼします。

これに対して、皮ふ表面や筋肉などの温度は外殻温と呼ばれ、汗は体の内外の熱を入れかえることで体温調整を行う役割を果たしています。

運動をしたり、暑い中外に出たりした時、また風邪をひいて体内で熱がいっきに上昇したときなどに、身体の外に熱を放出することで熱量のバランスを取ってくれています。

人が生きて行く上でなくてはならない機能「汗」ですが、どうしてこの汗は臭ってしまうのでしょう?

ワキや足など

人間の皮膚には、汗を分泌する腺が2種類あります。

エクリン汗腺と、アポクリン汗腺です。

このうち、匂いを出す汗腺はアポクリン汗腺です。

ではどうしてアポクリン汗腺から出る汗は臭うのでしょうか?

人間の皮膚は、無菌状態ではありません。

数百種類におよぶ常在菌という菌が常に存在しています。

常在菌とは基本的には人の健康に影響を与えることはありません。

むしろ、病原菌微生物の発生を抑えてくれる役割があります。

この菌は、汗をかくと汗の水分と皮膚上にある皮脂や角質によって繁殖します。

この常在菌の数が増えることによって匂いが発せられる仕組みです。

アポクリン汗腺は、主に脇に集中しています。

ワキガの方は脇にあるアポクリン汗腺が普通の人よりも多いと言われています。

なお、汗をかいた後の6時間後ぐらいが最も匂いが強くなるそうです。

口臭が原因

匂いの原因で、次に多いのが口臭です。

男女ともに口臭に悩んでいる方は多いと思いますが、実は自分では口臭というものは、あまり気がつかないのが現状です。

人から口臭を指摘されて初めて気が付く方も多いでしょう。

匂いと言うものは、当たり前ですが鼻で感知します。

ところが、ご自身の口臭について口の上に鼻がありますので、自分の口臭をあまり感じ取ることができません。

しかし、他人の口臭については、その人と話しているとダイレクトに自分の鼻に匂いが感じられますので、他人の口臭は気になるのです。

ところが、他人に「あなた、口臭酷いですよ」とはなかなか注意しにくいものですよね。

親しくしていればなおさら「こんなこと言っては悪い」と思ってしまいます。

自分でも気がつかない、他人にも指摘されにくいというように、口臭は意外とやっかいなものなのです。

虫歯や食べたものなど

口臭の原因はさまざまですが、主に食べ物が原因です。

ニンニクなど匂いの強いものを食べれば匂いの成分が胃から伝わって息と一緒に排出されます。

世の中には、美味しいけれども匂いは不快という不思議な食べ物が数多く存在します。

また、虫歯など歯そのものが口臭の原因となっている場合もあります。

信じられないことですが、大人の方でも歯磨きをしないという方も少なからずおられます。

何らかの事情で歯磨きができない場合はしょうがないですが、健康の為にも、また今口臭が気にならなくても必ず歯磨きは習慣づけるようにしましょう。

さらに、内臓が悪い場合も口臭となって表れることがあります。

歯磨きをしている、オーラルケアに十分注意している、匂いのきついものも食べないなどさして原因も無いのに口臭がきつい場合は、内科を受診されることをおススメします。

【口臭ケアについては、こちらの記事もチェック!】

嗜好品が原因

口臭は食べ物が原因であると先程述べましたが、その他にも嗜好品が原因であることも。

例えば珈琲の香り自体はとても癒される良い香りですが、これが口腔内の雑菌とまじってしまうと、かなりきつい口臭に変化してしまいます。

匂いのきつい飲料として、嫌がられるのがお酒です。

特に焼酎・イモ焼酎などはお酒が苦手な人にとっては、たまらなく不快な口臭です。

酔っぱらった方が、しらふの方に近づいて絡んだり、口臭を浴びせている場面をよく見かけますが、本人はほろ酔いで気分が良いかもしれませんが、やられている方はたまったものではありません。

嗜好品は、あくまで自分にとっての嗜好品です。

全ての方がそれを好きではないということを、社会のマナーとして覚えておきましょう。

たばこなど

お酒の口臭も酷いのですが、こちらが吐き気を催すほど気分が悪くなる嗜好品があります。

それがタバコです。

タバコは、吸っているご本人はもちろんですが、周りにいる方の健康をも害します。

タバコを吸っている方は、肺がんの発生リスクが約4~5倍高くなりますが、それは自業自得です。

しかし、タバコを吸っている周りの人も、喫煙者の吐いた煙を吸うことになります。

これが受動喫煙です。

受動喫煙でも肺がんになるリスクは高くなります。

少し話がそれてしまいましたが、タバコを吸っている方の口臭も、かなり酷いです。

タバコの成分はメンソールのような、さわやかな気分になれるものかもしれませんが、吐く息はそうではありません。

特に女性が、タバコによる口臭が酷いと、かなり引かれますし、幻滅されてしまいますので十分注意が必要です。

年齢が原因

匂いの原因ですが、年齢が原因であることも多いです。

もちろん若い方でも、匂いがきつい人もいますが、悪臭からの回復能力が年齢を重ねることで弱くなってしまうようです。

また、匂いがきつい場所も、年齢とともに変わったり増えたりと変化があるようですね。

加齢臭など

年齢が原因と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「加齢臭」です。

加齢臭とは年を重ねて行くことで出てくる匂いのことです。

よく、古本・古い油の匂いと表現されることもあります。

一般的には「お父さんの匂い」として不快な匂いの代表とも認識されていますが、稀にこの加齢臭がたまらなく好きだと言う方もおられますね。

加齢臭は、40歳を過ぎると急に強くなります。

それは、ノネナールという物質が40歳を過ぎると急に増え始めるからなのです。

人間の皮膚をみてみますと、毛穴がありますがこの毛穴の中には「皮脂腺」という腺があります。

皮脂腺から、皮脂という油が分泌されることで、毛のうるおいが保たれていたり、清潔でいられるのですが、この皮脂の中にある9ヘキサデセン酸という酸が酸化したり、分解されると「ノネナール」という物質になるのです。

加齢臭が出やすい場所としては、脇の下、陰部(デリケートゾーン)、耳の後ろが挙げられます。

お父さんの枕が加齢臭で臭うというのは、耳の後ろの加齢臭が枕に移ってしまうからなのです。

また、加齢臭は男性特有の匂いのようにイメージされていますが、もちろん女性にも認められる症状です。

同僚の場合の対処法とは?

ところで、匂いについて家族間であればまだ注意ができますが、会社の同僚に対して匂いがきついなと思った場合はどうすればいいのでしょう?

匂いの被害というのは、精神状態にも弊害をもたらします。

とても我慢できるものではありません。

いくら、同僚が仕事ができる・性格が良いという人であっても、匂いがきつければ一緒に仕事をしていくのは困難です。

できれば自分で気づいて対処してほしいけど、匂いについては自分自身はさほど気になっていない、わかっていない人が多いのが現状です。

かといって、部署を変わってほしい、自分が異動したいなど匂いが原因で、その人と離れたいというわけにはいきません。

一体どうすればいいのでしょうか?

どのような対処法があるのでしょう?

1.さりげなく手で鼻を覆う

まずは、さりげなく自分の鼻を手で覆ってアピールしてみましょう。

もし、同僚の方がそこで感が良ければ臭予防対策を次の日からでもしてくれるとは思うのですが、こんなことで気が付いてくれるのであれば、最初からご自身で臭予防をしているはずですよね。

匂い問題って、結構デリケートな問題でもありますよね。

指摘する方もされる方も決して気分が良いものではありません。

ですので、できるだけ互いが言わないで解決できるようにしたいものですが、やはり匂いに困っている被害者側が思い切って相手に伝えなければ難しいのではないでしょうか?

さりげなく手で鼻を覆っても、それが自分の匂いに対するアピールということは、正直あまり気づいてもらえないかもしれません。

気付かれたくない場合のとっさの対処

とはいえ、もしあなたが同僚の方の匂いが嫌で、さりげなく手で鼻を覆ったとして、それに同僚が気付いたとします。

「もしかして、臭う?」と聞かれて「はい」とはなかなか正直に言えないもの。

そんなときは、言えるような雰囲気であれば思い切って言ってしまうのもいいかもしれませんが、否定したい時は、「何の話?」ととぼけるしかないでしょう。

ただ、アピールしようとしてやっているわけではなく、匂いに自然に反応してしまい、つい鼻を手で覆ってしまった場合は、今後はこの方法はやらないように注意しなければなりません。

自分の匂いが他人に指摘されたら、かなり傷つきます。

会社の同僚の場合は、会いたくなくても会わなければならないですし、仕事になりません。

ですから、どのようにすれば穏便にすむのか、被害者側も試行錯誤が必要です。

2.我慢する

極端な方法ですが、我慢するのも一つの手です。

相手に言いたくない、かといってアピールしてしまい相手を傷つかせるのも嫌だと言う場合は、自分が我慢するしか方法がありません。

被害に会っているのは自分なのに、何故自分の方が我慢をしなければならないのだと理不尽に思うのでしたら思い切って相手に伝えましょう。

なにせ相手は自分自身の悪臭に気付いていないのだから、しょうがないのです。

人が生きて行く上で、いろいろ我慢をしなければならないことも沢山あります。

しかし、匂いに関しては我慢できない、限界があります。

匂いに対しては人間は意外と我慢ができないものです。

それほど悪臭は人に悪影響を及ぼすのです。

匂いを発している方が悪気がないので、こちらも言いにくいのだと思いますが、それでも本人に解決してもらう他ありません。

それでも我慢を続けますか?

時間が過ぎるのを待つのみ

生活臭や気になる匂いについて、時間が経てば慣れるという人もいます。

しかし、匂いに対して慣れるほどこちらも我慢しなくてはいけないのでしょうか?

時間が過ぎるのを待つといっても、会社には仕事をしに来ているのであって、我慢大会に参加するために出勤しているのではありません。

もしどうしても匂いが気になって仕事に支障をきたす、どうしても我慢できないと言う場合で、なおかつ相手に言いだせない、雰囲気を壊したくない、怖くて言えないなどの場合は、何か用事をみつけて席をはずす、トイレにいくように見せかけて席を離れるというようなことをしなくてはなりません。

3.同僚に思い切って打ち明ける

結局この方法が一番的確で早い解決法だと思います。

同僚には思い切って匂いが気になることを言いましょう。

言われた方は一瞬は傷つくかもしれませんが、最終的にはあなたに感謝するはずですよ。

今まで誰も言ってくれなかったのですから。

自分で自分の悪臭に気付かずにいて、さらに誰も今まで注意してくれなかった。

なのに、今回初めて注意してくれたのですから、ありがたいなと思うと思います。

匂いというデリケートな問題なのに、言いにくい話題なのに思い切って言ってくれたんだとわかってくれます。

ただし、同僚に注意する際は、できるだけ人のいない場所で話すとか、他人に気付かれないように伝えるなどの配慮は必要です。

真剣な付き合いだからこそ本音をぶつける

相手のことを真剣に思っているからこそ、あなたも嫌だけど注意しよう!と思ったのではないですか?そのことは、誠実に伝えれば相手も必ずわかってくれます。

意地悪で言っているのではないこと、自分のことを本当に思ってくれているからこそ、嫌な思いをしてまで自分に忠告してくれたのだと思うでしょう。

ただ、さほど真剣な付き合いでは無い、まだ知り合って間もないのに、相手に匂いについて注意してしまうと、それは単なる嫌がらせになってしまいますし、あなたも余計なお節介屋さんとして思われてしまいますよ。

このような事例は、相手とどれくらい親しいか、どれくらい長く知り合いなのかも本音をぶつける・ぶつけないの重要なポイントとなります。

4.ガムやタブレットを食べる

とりあえず、相手の口臭について気になるのでしたら、ガムやタブレットを勧めてみてはいかがでしょうか?特に口臭が気になるのでということは言わないでも良いと思います。

「これ食べない?」とお菓子を勧める感覚で気軽に渡すのでOK。

まさか相手も、ガムやタブレットをもらったくらいで「もしかして自分の口臭気になるのかな?」とは思わないでしょう。

もっと自然に渡したいのであれば、自分も一緒に食べるのです。

そうすれば相手も躊躇なく受け取れると思います。

口臭エチケット用のガムやタブレットは、大容量のものも販売されているので、それをデスクにおいておいて、「お好きに食べて下さいね」と一言添えると尚いいでしょう。

口臭エチケット用のガムというようなタイトルで販売されているわけでは無く、ミントガム等の商品名がついているだけですので、渡す方も気にしないですみますよ。

自分で解決するならこの方法がおすすめ

もし自分が口臭が気になるな、なんとなく迷惑をかけている気がするなと思ったら、ガムやタブレットを食べるのがおススメです。

すぐに解決できますし、1度食べてまだ気になるようであれば何個も食べれば良いのです。

仕事中に飲食が禁止されている会社なのであれば、タブレットが良いですね。

口臭エチケット用なのであれば特に注意はされないでしょう。

ただ、ガムとなると少し問題です。

特に面会者がいる場合は、いくら口臭エチケット用とはいえくちゃくちゃガムを噛みながら接客するなんて失礼です。

誰かと面会する前には、タブレットを1個食べて備えるのがエチケットです。

ミントのアメも、口に残ります。

何かを食べながら人と話をするのは失礼にあたりますので、やはり口の中ですぐに無くなるタブレットがベストでしょう。

5.マスクを着用する

同僚の口臭が気になるけど言えない、もしくは自分の口臭がなんとなく気になる場合はマスクの着用もおススメです。

本来、マスクの役目は外からの菌・埃や花粉の侵入を防ぐ、感染症を防ぐなどの役割がありますが、匂い予防にも役立ちます。

きっちり鼻先までマスクで覆うことで、外部からの匂いを多少は遮断できます。

ただし、匂いの分子はそんなに大きくないので、完全に匂いをシャットダウンすることは残念ですができません。

さりげない防御策

マスクをすることで、さりげない防御策にはなるでしょう。

ただし、どうかしたのかを相手に聞かれたとしても、口臭予防であることは伏せておく方が無難です。

またあえて自分自身の口臭が気になるというようなことも言わなくて良いでしょう。

「ちょっと風邪気味で」とか「花粉症です」というように、適当にごまかしておきましょう。

また、マスクですが、最近ではデオドランド効果がある、香りのついたマスクやアロマオイルを染み込ませて使うようなワンランク上のマスクもあります。

いろいろ試してみましょう。

6.気付かれないように窓を開ける

匂いがこもってきたら、窓を開けるのも良いですね。

ただし、相手に気付かれないようにしなければなりません。

空気の入れ替えと名目で、決まった時間に窓をあけるとか、あくまでも自然な流れで窓をあけるようにしましょう。

なお、窓をあけるということは匂いを解消させるための対策であり、風が部屋を吹き抜けてくれないと意味がありません。

真夏の無風時などは窓をあけると他の方に迷惑がかかってしまうのでやめておきましょう。

寒い時などは難しい

他には、寒い時にわざわざ空気を入れ替えるといって窓を開けるのも、ちょっと無理がありますね。

朝、出勤したてのときに窓をあけて夜中のうちにこもった空気をかえるという意味では良いのですが、昼間突然窓をあけてしまって、いっきに部屋の中が寒くなるのも考えものです。

まあ、暖房でせっかく温まった空気をわざわざ外に逃がすようなことをすれば、他の人から嫌がられてしまいます。

寒い時などは、窓をあけるという対策は難しいかもしれません。

7.エアコンで空気を一掃

あなたの会社に設置されているエアコンが、どのタイプのものか不明ですが、空気清浄機能がついたエアコンが最近では人気です。

ですので、真冬や真夏時は、エアコンの機能を使うのはもちろんですが、空気清浄機能も一緒に利用してみましょう。

この場合は、部屋の空気を清潔に保つという名目がありますので、同僚の匂いが酷いのでエアコンを入れるということは伏せたまま対処できますね。

ただし、エアコンで空気清浄しても長く清浄できるわけではないので、その場しのぎにはなってしまいます。

近距離になると難しい対処法

匂いが気になる同僚が、あなたの近い場所にデスクを構えている場合は、エアコンで空気を一掃したところであまり意味がありません。

エアコンの空気清浄機能は、あくまでも部屋の中の空気を動かす程度にしかなりませんので、部屋全体の嫌な匂いには対応してくれると思いますが、個人に対する匂い処理はしてくれません。

同僚が仕事中、あなたとどれくらい近距離であるかが問題ですが、いろいろ難しそうですね。

8.匂いから鼻をそらす

匂いの気になる同僚がいる場合で、そのかたがあなたのすぐ近くに座っている、一緒にチームを組んで仕事をしなければならないなどの理由から、どうしても近くにいる時間が長い場合は、勇気を出してはっきり伝えた方が良いかもしれません。

匂いから鼻をそらすと言う方法もありますが、これはやりようによってはとても嫌みな行動にみえてしまいます。

もしあなたがこんなことをあからさまにされたら、すごく傷つきますよね?

近距離になると効果が良いかもしれないが

先程も述べましたが、例えば同僚が顔を近づけてきたり、近くに来たりしたときに、あからさまに匂いから鼻をそらすようなことをしてしまうと、確かに相手はさすがに気が付くでしょう。

しかし、同時に雰囲気が悪くなってしまうことを覚悟しなければなりません。

こんなことをされるくらいなら、はっきり「匂いが気になる」と言ってほしかったと思われるでしょうし、もし自分が逆の立場だったら、態度で示さずにはっきり口で言ってもらったほうがマシと思いませんか?

9.相手に汗整剤などを勧める

相手に汗整剤などを勧めるのはいかがでしょうか?

その際に、相手に匂いがきついということをはっきり言ってしまっても構わないと思いますが、言いにくいようであれば「新製品が出たので買ってみた」など、あくまでも新しいものが出たので買ったという雰囲気で話しかけてみます。

その時、相手が興味を示したらプレゼントなさってもいいと思いますし、「使ってみて」とその場で使用を勧めるのも良いでしょう。

このように自然な流れで商品を紹介された場合は、さほど嫌みなく導入させることができますね。

自分も使っていることを勧める

この商品が新製品では無い場合は、「自分も使っていてすごく調子が良い」とアピールします。

「嫌みの無い爽やかな香りだよ」等、商品のアピールを行っても良いですし「私も友達に勧められて使うようになった」というように勧めても良いですね。

一方的に「使いなさい」と勧めるのではなく、自分も使っているので一緒に使いましょうというように話を持って行けば、わりとさらりとスマートに使用を促すことができるのではないでしょうか?

10.一定の距離を置く

あなたの同僚の匂いが、どうしても気になる場合で、いろいろ試してみたけどやはりどうしようもない場合は、あなたから距離を置くしかありません。

あなたが、相手から一定の距離をおいていれば、さすがにおかしいことに気が付くでしょう。

その時に、もしも相手があなたに対して何か問いかけがあれば、はっきり言ってしまうか、黙っておくかそれはあなたが判断すべきことですが、今後その人とどういう付き合い方をしていくのか、同じ会社のメンバーとして、どのように付き合っていかなければいけないのかをよく考えたうえで決断してください。

相手に気づかれないようにする

とはいえ、最初はできるだけ相手に気付かれないように距離を置いて行く方が無難です。

突然そっけなくしたり、あからさまに座席を遠くする、座席を変更するというようなことをしてしまえば、相手は理由がわからず悲しい思いをするだけです。

とても難しいテクニックではありますが、最初は気付かれないように、そして徐々にそれとなく相手に気付いてもらえるようにというのが理想です。

「スメルハラスメント」とは

皆さんは、スメルハラスメントという言葉をご存じでしょうか?

スメルハラスメントとは、匂いによって他人に不快感を与えることを言います。

一般的には、強い体臭や口臭、過剰な量の香水など、人の身体から発する匂いによるものをいいます。

スメハラと略されることもあるようです。

世の中には、様々なハラスメントがあります。

よく知られているのが「セクシュアルハラスメント」や「モラルハラスメント」などです。

これらの言葉を参考に作られた、造語であるとされていますが、他の「~ハラスメント」と違って、本人に「嫌がらせをしてやろう」という意思が無いことが多いです。

もし、匂いによって他人を嫌がらせさせようとすると、自分も不快な匂いに悩まされることになってしまいますからね。

主に体臭、口臭、加齢臭によって他人を不快にすること

体臭は、自分が何も好き好んで発しているわけではありません。

その度合いは違えど誰もが体臭を発しているのです。

無臭の人間などいません。

ですので、スメハラと言われている対象者も、悪気があってのことではないということだけは、わかっていただきたいと思います。

当人は自覚がない

先程も述べましたが、スメハラしている本人にはほとんどその自覚がありません。

「あなたは私にスメハラしている」と言ったところで、相手が身に覚えが無いので驚くだけです。

ですので、スメハラしている相手に注意することは構いませんが、あまり責め立てるのは辞めましょう。

当人が自覚しているのであれば別ですが、自覚していない、まったく身に覚えが無いと言う場合、責められるとかなりのダメージを負います。

頭痛や目眩の原因になる

とはいえ、スメハラだと認定されるほどであるということは、かなり匂いで周りに迷惑をかけているということです。

不快な匂いは、仕事に支障をきたすだけでなく、頭痛やめまいの原因にもなりますし、相手に精神的なダメージも負わせることになります。

また、匂いというのは、人の記憶に残りやすい感覚ですので、良い香りであれば素敵な記憶として残りますが、不快な匂いが記憶に残ってしまうとなれば、それはやはり公害になってしまいます。

口臭が気になりコミュニケーションがとれない

口臭の酷い人と話したことはありますか?その人がどんなに良い人であっても、どんなに素晴らしいことであっても、口臭が酷いとそればかりが気になってしまい、話が頭に入って来ません。

さらに、コミュニケーションも上手にできませんし、一刻も早くその場から離れたいとさえ思ってしまいます。

特に会社では、口臭があるということでせっかくのビジネスチャンスを逃すことも考えられます。

日頃特に注意されていなくても、口臭は全ての人が注意すべきものであると言えます。

夏場は特に臭う

冬場は空気が乾燥しているため、匂い自体気になりませんが、夏場はやはり湿気ていることもあり、かなり匂いがきつくなります。

ですので、匂いのケアは夏場は特に積極的に心がけるようにしましょう。

最近では汗の匂いに反応して、香りを変化させる汗整剤の開発も進んでおり、いろいろなタイプのものが販売されているので、一度試してみて下さい。

これも、汗はどんな人でも必ずかくのですから、他人事とは思わずに匂いに問題ないと思っている方も汗ケアは積極的に行いましょう。

香水によるスメハラも問題になっている

オーデコロンや香水によるスメハラも、最近ではとても問題視されています。

本来良い香りを身にまとう為にオーデコロンや香水を楽しみますが、自分にとって快適な香りも、人によっては不快に感じることもあります。

そもそも万人受けする香りというのは存在しません。

できれば無臭になるようにケアを行えば良いと思いますが、香水を楽しみたい方もおられると思います。

香水はほのかに香る程度にとどめておきましょう。

また、こだわりの飲食店などでは、香水を禁止しているお店もあります。

注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

お読みいただく前は、「同僚の匂いが気になるので悩んでいる」と思っていた方も、「もしかして自分も迷惑をかけているかも」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

匂いのトラブルは、何も相手の問題だけではありません。

ご自身でもできる工夫や対策がありますし、気付かぬうちに自分自身が他人に迷惑をかけているかもしれません。

誰もができるだけ快適に過ごせる職場環境を目指して、改善できればいいですよね。