汗をかくことは、体温の調整をしたり、老廃物を排出するのに必要なことと、なんとなく知ってはいても、不快感を感じたり、お化粧が崩れたり、あせもができたり、汗染みが洋服にできたりと、デメリットも多く、非常に厄介なものですよね。

さらに、汗臭いという言葉もあるように、嫌な臭いの原因にもなるので、できるだけ汗はかきたくないと大抵の方は思います。

では、そもそもどうして汗が出るのでしょうか?汗の仕組みを知るなら、汗が出にくいようにコントロールするのに役立つかもしれません。

また、自分は汗をダラダラかいていても、隣で涼しい顔の人がいると、同じ環境にいるのに、汗のかき方がなぜこんなにも違うものかと感じたことはないですか?汗の量に個人差があるなら、何によってその差が表れるのでしょうか?なかなか奥が深そうな、汗の世界をこれからじっくり見ていきましょう。

️夏場に困っちゃう汗!

暑い日々が続くこの季節、皆様いかがお過ごしでしょうか?朝起きた時から、じとっとまとわりつくような湿気と、もわっとする暑さのせいで、汗ベタベタの状態でで目が覚めるという方も多いことでしょう。

そして、日が登るにつれ、ますます気温が上昇し、汗が吹き出してきますよね。

拭いても拭いても流れてきたり、ちょっと動いただけで滝のように汗が流れる夏場は、本当に不快です。

エアコンがあるとしても、移動で汗をかいて、クーラーで冷えると寒くなるなど、汗にまつわる悩みはつきません。

日本の夏は、特に湿度も高く、不快指数も高くなりますので、少しでも快適に過ごすために、何ができるでしょうか?まず、汗が出る理由と仕組みを勉強して、対処法がないか考えてみましょう。

️汗が出る理由と仕組み

身体が行う生理反応には、全て理由と仕組みがあります。

汗のような嫌われ者でも、身体にとっては必要な働きをしているのです。

汗とは何でできていて、どこからでて、どんな働きをしているのでしょうか?早速見ていきましょう。

体温調節


暑いと汗がたくさん出ますよね。

逆に寒いとあまり汗をかきません。

つまり、外気温に影響されて、汗の量が変わるのです。

また、緊張した時や興奮した時も汗がたくさん出ます。

運動などで身体を動かした時もそうですね。

そんな汗をかきやすい状況に共通しているのは、体温が上がることです。

人間は、環境に関係なく、一定の体温を保つことができる「恒温動物」で、身体は2種類の温度を維持しています。

「核心温」と呼ばれる、心臓などの臓器を37℃に保たつものと、「外殻温」と呼ばれる皮膚表面の体温は、体内の熱を入れかえる働きをするものです。

つまり、生命が危険になるほどには、外的要因で体温が変化することはあまりありませんが、少なからず、外気温や何らかの影響によって、体温が上下するということです。

ですから、興奮したり、辛いものを食べたり、運動した時に上体温が上昇したなら下げる必要があるのです。

そのために出るのが汗なのです。

汗は、体内にたまった熱を放出し、体温を一定に保つという大切な働きをしてくれます。

つまり、体温を調節するためにでるのです。

汗が出なければいいと思うことも多いですが、出ないと身体に熱がこもってしまい、熱中症になったり、余分な水分が体内温度を下げて、低体温になったり、代謝が悪くなったり、体臭がきつくなるなど、様々な悪影響があります。

このように、汗が果たしている大きな働きを考えると、少しは嫌ではなくなりませんか?そして、汗を止めることだけを考えなくなるかもしれません。

汗腺から出る

汗は、99%が水で構成されている液体で、皮膚にある汗腺から分泌されます。

つまり、汗腺とは、汗の出口のことです。

ですから、汗をかくことを発汗と呼びます。

汗腺は、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類あり、性質の違う汗を分泌します。

ではそれぞれを見ていきましょう。

エクリン腺

エクリン腺は、唇や爪など、一部を除いて、全身のほとんどの場所に存在している汗腺で、人がかくほとんどの汗は、エクリン腺から分泌されます。

皮膚の表面から1〜3mmの所、真皮層から皮下組織の上部にかけてあり、汗孔とよばれる肉眼では見えないほどの小さな穴から、分泌される汗をエクリン汗と呼びます。

人によって多少の差はありますが、平均350万個ほどの汗孔があると言われています。

しかし、全てが活動しているわけではなく、実際に活動しているのは半分程度だそうです。

とはいっても、人がかく汗のほとんどは、このエクリン汗で、体温調節の働きもになっています。

暑い時や運動した時にでる「温熱性発汗」、緊張した時にかく「精神性発汗」、辛いものを食べた時にでる「味覚性発汗」これら全ては、エクリン腺が汗を出すことによって、身体の熱を排出し、体温を適正に保ってくれます。

エクリン汗は、酸性で、99%の水分と、ほんの少しの塩分や、カリウムで構成されています。

アポクリン腺

ワキの下、外耳道、外陰部など、限られた部位にのみ存在している汗腺です。

位置は、皮膚組織の上部で、毛穴と同じ場所に存在し、肉眼でも見えるほどのサイズです。

このアポクリン腺から分泌される汗は、臭いの原因となり、個人の特定や、異性を引きつけるフェロモンの役割があると言われています。

ですから人によっては、臭いの強さや、くさみが気になり、デオドラント対策に追われるかもしれません。

特に、欧米人や黒人はアポクリン腺の量が多く、臭いが強めであると言われています。

日本人は比較的少なく、個々の臭いは薄いとされていますが、必要以上に体臭を気にする傾向にあります。

自分はワキガではと心配になられる方も多いですが、ワキの下が多少臭うのは、至って普通のことであり、ワキガ体質とは別物です。

確かに、ワキガはアポクリン腺の量が多いことと関係していると言われていますが、自分で思い込むのではなく、心配な方は、一度病院でチェックすることをおすすめします。

アポクリン腺から分泌される汗にの成分は、エクリン汗とは異なり、70〜80%の水分と、たんぱく質、脂質、アンモニアなどによって構成されているので、粘り気もあります。

️汗っかきさんの8の原因


ちょっと動いただけで人よりあせをかいてしまう人、ご飯を食べてただけで汗がたれてくる人、みんなは寒がっている冷房の効いた室内で一人で汗をかいている人、たまに見かけますよね?あなた自身がそうかもしれません。

汗をかきやすい人とそうでない人がいるのは事実で、汗をかきやすい人に共通する特徴も幾つかあります。

汗っかきの原因は諸説ありますが、そのいくつかを見ていきましょう。

代謝が良い

「代謝が良い」というと、健康というプラスのイメージがありますが、具体的にはどんな状態のことを言うのでしょうか?代謝が良いとは、血液がスムーズに流れて、栄養素を身体の隅々まで届けられている状態、リンパの流れがよく、老廃物が順調に排出されている状態、臓器が正常に機能している状態など、生命活動が活発、かつスムーズにされている状態のことを指します。

そのように身体が活発に活動していると、エネルギーを生み出したり、脂肪を消費するために発熱をします。

そのようにして体温が上がるので、上昇した体温を下げるために汗がでるのです。

子供がよく汗をかくのはこの理由のためです。

緊張

面接の前や、重要なプレゼンの前に緊張して手が汗ばんだりすることは、誰にでもありますよね?人はなぜ緊張したり、プレッシャーがかかると汗をかくのでしょうか?それは、脳が緊張していることを緊急事態だと判断し、いつでも動けるように備えているからとか、緊張している時は、発汗をつかさどる交感神経が優位に立っているからと言われています。

このように精神的な理由からかく汗を「精神性発汗」と言いますが、汗をかくかもという不安も、さらに負担となり汗がさらに出ることがあるので、リラックスできる方法を探すことが大切です。

深呼吸して気持ちを整えたり、軽くストレッチをするなど、緊張や不安を緩和できる自分なりの方法を探しましょう。

太っている

太っている人は汗をよくかくというのは、定着したイメージで、漫画でもそのように描かれることが多いですね。

事実、太っている人は脂肪が多く、体内に熱がこもってしまうので、それを排出するために汗をたくさんかきます。

さらに肥満体質の人は、酸素を身体に取り組む能力が低いです。

ですから解糖系という方法で、エネルギーを補充しようとするので、汗の中に乳酸が増えて、ベタベタとしたクサイ汗をかきやすいそうです。

見た目がそれほど太っていなくても、内臓脂肪がついている人も、同じ理由でよく汗をかくので、注意しましょう。

運動不足

運動しても汗が出ますが、運動をしなさすぎても汗っかきになってしまいます。

なぜなら、動かない人は汗をかく習慣がなくなり、汗腺の働きが鈍くなってしまいます。

体温調節をする汗を排出するエクリン腺は体中にありますが、機能していないものが増えると、残っている機能する汗腺に負担がかかります。

それで、運動不足の人が体温調節が必要な時に、特定の所からだけ、吹き出るように汗が出るという現象が起こるのです。

運動不足の人は、特に顔に汗をかくことが多くなります。

なぜなら、身体は動かさなくても、食事や会話など、顔の筋肉は絶えず動かしているので、顔の汗腺は正常に働くことが多いからです。

ですから身体はそうでもないけど、顔だけ汗がすごいという方は、運動を始めてみましょう。

鈍くなった汗腺も、汗をかく環境を作り続けると、正常に働きだします。

不摂生

油っぽものを好んで食べたり、夜遅くに飲んだり食べたりすることが習慣になっているような、人は血液がドロドロのことが多いです。

また、自炊せずにコンビニ弁当や、外食ばかり食べている人も、たんぱく質の多い食事になったり、野菜や繊維質などをとらないバランスが悪い食生活になり、体内に油や脂肪がたまっていきます。

汗は元々は血液です。

ですから、不摂生な食生活で、血がドロドロになり、血流が悪くなるなら、汗もベトベトした粘りのあるものになってしまいます。

しかもそのような汗は、大粒で目立ちますし、臭いも気になります。

ストレス

汗は、体内にたまった熱を排出するためにでる体温調節の役割を担っていることは、先ほど考えましたね。

ではストレスを感じた時と、体温調節にはどんな関係があるのでしょうか?人前で何かをしなければならない時や、絶対に失敗できないという場面などは、非常にストレスを感じますよね。

さらに、嫌なことをしなくてはいけなかったり、苦手な人と過ごすことも精神的に負担となります。

そんな時に体温が上がるのでしょうか?むしろ手が冷たくなるような感覚を感じる人が多いのではないでしょうか?ストレスを感じた時に汗をかくのは、「精神発汗」と言われて、体温の上昇ではなく、自律神経の乱れのせいだと言われています。

なぜなら自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスを保ち、発汗をコントロールしているので、ストレスによってそれが乱れてしまうと、汗をだす交感神経が活性化し、大量の不必要な汗を分泌してしまうのです。

このようなストレスが原因の発汗は、脇の下、手のひら、顔、頭、足の裏など特定部分に大量の汗をかく特徴があり、「局所性多汗症」と言われることもあります。

ホルモンバランス

自宅でゆっくりしている時や、リラックスしている時、別に暑いと感じていない時などに、大量の汗をかくことを多汗症といいます。

その原因として考えられるのがホルモンバランスの乱れです。

女性の場合は、毎月のリズムがあり、生理の周期によってホルモンバランスに変化があります。

それは非常にデリケートなので、ストレスがかかったり、寝不足が続くと乱れてしまいます。

そうすると、交感神経と副交感神経のバランスも乱れて、汗をかきやすくなります。

また、女性ホルモンが減っても脇汗が出やすくなると言われています。

女性ホルモンは汗を抑える働きがあるので、それが減ると、当然汗の量も増えますし、女性ホルモンが減り、男性ホルモンが増えるなら、皮脂の分泌が盛んになるので、臭いを発生しやすい汗になります。

病気

汗っかきだからと安易に考えていると、実は、深刻な病気のサインだったということもあり得ます。

例えば「バセドー病」は、体内の代謝を促す、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるので、代謝が異様に良くなり大量の汗がでることがあります。

バセドー病だけでなく、ホルモンバランスを崩す病気は、汗がたくさん出ることが多いので、他の要因が考えられない場合や、急な体重の減少や動機など、汗以外の気になる症状が見られる場合は病院を受診されることをおすすめします。

また、血液の病気も汗のかき方に影響を与えることがあります。

白血病や結核の場合、寝汗を大量にかくそうです。

しかも、アンモニア臭の強いべたついた汗になるので、布団がびっしょりになるくらいそのような寝汗をかくなら、はやめに先生に相談しましょう。

糖尿病

糖尿病になると、高血糖の状態が続き、身体の器官や神経にダメージを与えます。

糖尿病の人によく見られる初期症状として、発汗異常があります。

暑くもないのに汗をかいたり、頭など、身体の一部だけに大量の汗をかいたり、食事中に顔や首にたくさんの汗がでるという症状が見られます。

これは「糖尿病神経障害」と呼ばれ、糖尿病の3台合併症の一つです。

原因は、自律神経のバランスが乱れと考えられいて、汗をコントロールできなくなってしますのです。

ホルモンバランスの乱れとも似た症状ですが、しびれやめまい、汗の臭いが甘酸っぱいかなどをチェックして、少しでも当てはまるなら、速やかに内科を受診して、適切なお薬を処方してもらうようにしましょう。

更年期障害

更年期には、気温などに関係なく、身体や顔が急に火照ったり、頭に血が上りのぼせたように感じ、大量の汗がでる「ホットフラッシュ」という症状がおきます。

更年期の時期は、女性ホルモンのエストロゲンが減少し、閉経に向けて卵巣の働きも弱くなります。

ですから、今までのホルモンバランスと大きく変わるので、自律神経のバランスが崩れたり、血管の収縮がうまくコントロールできなくなってしまい、状況や気温、体調に関係なく、汗が吹き出るようになります。

しかし、女性としての変わり目なので、更年期にホルモンバランスを整えたり、女性ホルモンを増やすことは非常に難しいです。

ですが、身体を動かすことによって、体全体の汗腺を活発にして、全体的に汗をかき目立たなくすることや、小さな保冷剤を持ち歩いて、首の後ろの血管を冷やすようにするなら、のぼせや火照りの症状がおさまります。

更年期は一時的なものなので、必要以上に気にせずに、必ず終わりがくることを忘れずに対処するようにしましょう。

自律神経失調症

自律神経は、発汗をコントロールしている神経です。

ですから、自律神経が乱れると、暑くもないのに大量の汗をかいたり、逆に汗が全く出ないというトラブルをおこしてしまいます。

真逆の反応が起きてしまうのです。

汗が出る場合は、顔や頭、手のひらや脇の下から,たくさんの汗が出ます。

出ない場合は、体温調整ができずに冷え性になったり、老廃物が出ないのでむくんだりします。

しかし、自律神経は無意識に働いているので、自分ではどうすることもできません。

自律神経は、ストレスによって乱れることが多いので、今抱えているストレスを軽減することに務め、心と身体をリラックスしてあげることが一番の改善方法になります。

️汗っかきさんの対策

これまで汗がでる原因を考えてきました。

ただ暑いからというのではなく、ホルモンや神経のバランスの乱れ、精神的な問題の現れなど、複雑な理由もありました。

ですから、それらの原因を取り除くために、ドクターの力を借りたり、生活習慣や考え方を変えるなど、真剣に取り組むべきことも見えてきましたね。

その情報が、汗で悩んでおられる方の心が、少しでも軽くなるために役立てて下されば嬉しいです。

では、これからは、自分ですぐに始められる、汗を抑えるためのポイントをご紹介したいと思います。

誰にでも簡単にできて、ちょっとした意識で汗による不快感を軽減して、快適に過ごせるような対処法を見ていきましょう。

栄養バランスを整える

汗っかきの原因の一つに、偏った食生活がありました。

お肉が好きな方は、特に要注意です。

お肉にはたんぱく質がたくさん含まれているので、消化するのにたくさんのエネルギーが必要になり、身体が熱くなり汗をかくというループが出来上がります。

さらにお肉のような高カロリーなものばかりを食べていると、脂肪がたまり太ってしまいます。

そうすると、お肉を分解する熱を排出したくても、脂肪が邪魔してなかなか体内から出て行かず、体内でたんぱく質が分解される過程で排出されるアンモニアが汗に混じったり、皮脂が増加しクサイ汗となってしまいます。

ですから、肉類だけでなく、魚、野菜、海藻、きのこなどを食べて、ビタミンや食物繊維なのの栄養素を取り入れることが大切です。

そのように栄養バランスを良いものにするなら、体質改善もできますし、クサイ汗をかくこともなくなります。

適度な運動

最近はどの場所にもエアコンが完備されていて、夏場でも汗をかかないことが増えてきました。

デスクワークの方は特に、一日中クーラーのきいたオフィスで座って過ごす毎日かもしれません。

しかし、汗をかかない状況が続くと、汗腺が休眠状態になってしまいます。

汗の出口である汗腺は、使わないとどんどん衰えていって、働くなくなってしまうのです。

ですから、汗が顔など、特定の場所からしか出なくなってしまい、大量の汗をかく感じるのです。

それを解消するのが、運動です。

運動すると、身体があたたまり、代謝アップにより発汗作用が高まります。

そうすると、休眠状態の汗腺が徐々に働くようになってきます。

激しい運動である必要はありません。

ウオーキングなど、自分が無理なく行えることを、短時間から始めて、徐々にペースアップしたり、長時間やるようにすると、全身からまんべんなく汗をかけるようになるでしょう。

水分を取る

汗をかきたくないから、水分をとらないととおっしゃる方がたまにいらっしゃいます。

摂取量を減らせば、排出量も減るという単純な理論で、そのように思い込まれていると思いますが、それは大きな間違いです。

水分を控えた所で、かく汗の量は変わりません。

そもそも汗は、体温調節のためにかきますので、身体の水分量に関係なく、体温を下げるために必要な量だけ汗を出します。

むしろ、水分を控えることによって、脱水症状や熱中症になりやすくなったり、体臭が強くなったり、便秘になったり、健康を害する危険があるので気をつけましょう。

水分をこまめにとるなら、脱水症状のような危険な状態を防ぐことができることに加えて、汗の濃度を分散できるので、粘り気や臭いのある不快な汗でなくなります。

取りすぎは注意!

水分をとることは身体と汗にいいことが分かりましたが、飲めば良いというものではなく、とり過ぎにも気をつけなければなりません。

水分をとりすぎると、代謝機能が低下したり、むくみや冷えの症状が出たりします。

また、胃や腸などの消化器が、水分によって冷えたり、胃液が薄まってしまい、スムーズに消化や吸収が行えなくなってしまい、胃もたれや下痢などの症状が現れることがあります。

また「水中毒」と呼ばれる、全身がだるくなったり、吐き気、呼吸困難などの症状も出ることがあります。

ですから、適正な量とタイミングで水分補給をするようにしましょう。

基本的な大人が、一日で必要とする水分量は、体重1kgに対して50mlと言われています。

ですから、毎日2リットル〜2.リットルの水を飲むことが勧められているのです。

飲み方は、常温の水を、一口ずつゆっくりと飲み、一日の量をまとめて飲むのではなく、コップ一杯ずつくらいの量を、6回〜8回に分けて飲むことが勧められています。

タイミングは、起床直後、就寝前、入浴前後、運動後などは、意識的に飲むようにしましょう。

湯船に浸かる

湯船につかることは、最高の汗腺トレーニングになります。

入浴することのよって、身体が芯から温まり、血行が良くなり、全身の代謝がアップしするという、汗をかくのにベストな状況になるのです。

そして、体中にある汗腺の働きが良くなればなるほど、機能している汗腺からまんべんなく汗が出るようになり、汗が気にならなくなります。

38度くらいのぬるめのお湯に、みぞおちまでつかり、足首を動かしたり、足をマッサージしながら入ると、効果的な発汗効果が期待できます。

また、43℃くらいの高めのお湯を少なめにはって、両手の肘から先と、両足の膝から下を付けて、10分〜15分待つと大量の汗が出てきます。

この二つを組み合わせると、最強の汗腺トレーニングになります。

また、入浴は、リラックスし、自律神経のバランスを整える効果もあるので、汗を出す交感神経を落ち着かせて、副交感神経を優位にさせるので、緊張やストレスでおこる精神性発汗を抑えるのにも効果を発揮します。

漢方

漢方は、体質を改善するために、天然成分などをブレンドし、服用することによって、様々な症状を根本的に改善していくものです。

ですから、出ている症状をピタットとめる治療薬のような即効性はありませんが、時間をかけて、安全かつ根本的な改善を望めます。

その漢方が多汗症や、顔汗という症状にも聞くことをご存知でしたか?最初に汗が出る8つの原因について考えましたが、漢方ではその原因を緩和する処方をすることで汗を出にくくします。

例えば、肥満が原因でよく汗をかく人は、「ボウイオウギトウ」という、肥満気味で水分や熱が過剰になっている時に、水分代謝を正常に戻す効能がある漢方を飲むなら、顔汗が改善されます。

また、ホルモンバランスや自律神経の乱れで大量の汗をかく方には、「カミショウサン」や「ニョシンサン」という、血行と水分の巡りを良くして、神経の不調を整えたり、ホルモンバランスの影響を緩和する働きのある漢方が助けになります。

他にもたくさんの汗を抑えるのに役立つ漢方があるので、医療機関や薬局で相談することをおすすめします。

人が本来持っている治癒力を高めて、体質を改善したり、症状の緩和を計る漢方は、安全ですし、根本的な解決になるので、汗のような日常的に悩まされる症状の対処法としておすすめです。

ツボ押し

汗を止めるツボが本当にあるのでしょうか?正確には、汗を止めるのではなく、緊張をほどいたり、熱を下げるのに効果的なツボがあり、それら汗の原因となっている症状を抑えることによって、汗をとめるという方法です。

押しやすい場所にあるツボなら、汗がダラダラ出て困る時にすぐに押せますので、良い対処法と言えます。

ではこれから、素人でも簡単におせるツボをご紹介していきます。

まず一つ目は、手のひらの中央にある「労宮(ろうきゅう)」というツボです。

手を握った時に、中指の先端が当たる場所と覚えましょう。

二つ目は、「合谷(ごうこく)」です。

親指と人差し指をL時型に広げた中央がこのツボになります。

これら二つは、手のひらの非常に押しやすい所にあるので、気がついた時に押すなら、水分量と熱量を調節する助けになり、汗をかきにくくなります。

また、足にある「ふくふ」というツボもおすすめです。

内側のくるぶしから指3本ほど下の位置がこのツボです。

湯船につかっている時などに押すように心がけましょう。

️汗対策も身だしなみのひとつ!

この暑い夏の時期は、とにかく汗をかきやすいです。

また、体質により人よりも汗をかきやすい方もいらっしゃると思います。

今日学んだように、汗をかきにくくする対策を実行することによって、徐々に改善することもできますが、とりあえずの汗対策もしっかり行いましょう。

汗染みが目立たない色の服をきたり、市販されている汗脇パットや、シールなどを使って周りの人に不快感を与えないようにもできるでしょう。

さらには、制汗剤やデオドラント製品を活用して、汗の量や臭いを抑えるように務めることも、すぐにできる対処法です。

また、基本的なこととしては、タオルハンカチなどをいつも携帯するようにして、汗がでたらすぐに拭き取るようにしましょう。

汗は、身体を健康に保つために欠かせないものですが、日本では特に、人に不快感を与えるものとされています。

ですから、汗を整えるのもエチケット、身だしなみの一つと考えて、自分も周りの人も爽やかになるように十分な配慮をするようにしましょう。