露骨という意味は、戦争の時に戦死した人の骨が、戦場にそのまま放置されている状態を表している言葉です。

このように、骨がそのまま放置されている状態を示すことから、物事を飾ったりせずにありのままに見せるという意味で使われるようになりました。

しかし、露骨という言葉を使う時には、配慮や思いやりの気持ちが不足して、見たくもないところまで見せつけるという悪意が混ざった態度を表しているようです。

「あの人は露骨なところが嫌いだ」というように、非難の対象になっています。

露骨に描く、露骨に話す、露骨になる、などの使い方をします。

露骨な人ってどんな人?

露骨な人というのは、露骨な態度をとる人のことです。

普通の人なら少しは遠慮するけれど、露骨な人は遠慮や配慮というものが欠如していて、モロに態度に表すのです。

誰かに誕生日プレゼントをもらいたいために、「オレは明日、実は誕生日なんだ。誰かプレゼントくれないかなあ」と独り言のように叫んでいます。

聞きたくなかっても、聞こえる声なのです。

そして、翌日に誰かが渋々プレゼントを渡すと、すぐに中身を取り出して確認してから、気に入らなかった時には「な~んだ」というような露骨な態度で引き出しにしまい込むのです。

宣言するのも露骨ですが、何かをプレゼントしてもらっても、気に入らなければ感謝せずに露骨に机上に放置します。

周りの人には、気を遣うことができない自己中の人とも言えます。

また、誰かが新しい服を買って着て来ると、その服のブランドは?とかどこで買ったの?とか、あげくの果てには色の組み合わせが最低ね!などと感想をストレートに言うのです。

みんなの前で相手をけなすことにかけては得意なのです。

仲が良いカップルを見つけると、「おとなしそうに見えるのに、もう寝たの?」とか「今夜は徹夜でやるの?」などと露骨な表現でからかうことも得意です。

露骨な人は、他人が自分のことをどう思うのかを、ほとんど気にしないのです。

だから、平気で何でも思ったことを喋るのです。

「露骨」について


「露骨」とは、感じたことや本音をむき出しにして話したり行動をしたりすることです。

露骨という言葉は、どのように使用されようとも、あまり上品な言葉ではないようです。

「露骨な人」というと、人の感情を逆撫でするような表現を使ったり、あまり人前で話さないような卑猥な行為を堂々と喋ったりする性格で、上品な人から見るとあまり会話をしたくない、避けたいような人のことなのです。

普段はおとなしそうな人でも、いざお酒が入ると急変して、下ネタを女性の前でも延々と話し続ける人もいます。

こんな儀とは、「見かけによらず、あの人は露骨なひとね!」とその日を境に敬遠されることになるのです。

同じ下ネタを女性に話しても、ジョークを交えながら楽しく話してくれると、笑いを誘って和やかになることもあります。

露骨なことを話す時にも、少しオブラートに包んで話すと、一部が隠されるようにボヤケてしまうので、なんとなく恥ずかしさも加減されるのです。

小説の世界では、このように少しぼやかす表現のことを「赤裸々に描く」とも言います。

「赤裸々」も自分のことをむき出しにしてさらけ出すことなのですが、恥ずかしいことを正直にさらけ出すという意味です。

つまり、恥ずかしさということを感じながらも、あえてさらけ出すのです。

さらけ出す部分は、人間で例えると皮膚、肌、肉体までなのです。

その点「露骨」とは文字通り肉体を通り越して骨をさらけ出すのですから、赤裸々よりは数段奥までむき出しにするという性格なのです。

別の言い方をすれば、「露骨な人」とはサディスティック(S系) な性格の人で、「赤裸々な人」とはマゾヒスティック(M系)な人とも言えるようです。

女性の前で露骨に話をする人は、心の中でS(サディスティック)的な快感をきっと持っているはずです。

意味

「露骨」という言葉は、戦場で亡くなった人の骨がそのままさらされている状態を表わしているのです。

「露(つゆ」とは、大気中の水蒸気が凝結してものに付着した水滴のことですが、「露(ろ)」というのは何かに覆われていないでむき出しになっているさまを表わします。

「露呈」(隠していたことがバレてしまうこと)、「露出」(隠されずにむき出しになっていること)、「露見」(隠していたことが現れること)などの言葉に使用されます。

「露骨」も、むき出しの骨ということです。

使い方

「露骨」という言葉は、骨までむき出しにするほどに、全てをさらけ出すということです。

その状況を元に考えると、次の様な使い方が考えられます。

①知られたくないことを、みんなにバラされるとき
・露骨になってきた、露骨に現し始めた、露骨に示した、露骨に見せつけた など
②露骨な態度をとる時
・露骨に嫌な顔をした、露骨に当たり散らす、露骨に眉をひそめる、露骨に白状する、
 露骨な態度を見せた、露骨に罵倒する、露骨に冷やかす、など

類義語

類義語としては、「赤裸々、むき出し、身もふたもない、忌憚ない、あからさま」などがあります。

「赤裸々」とは、身体に何もつけていない丸裸の意味で、これが転じて包み隠しがなくむき出しのことを表します。

「赤裸々に恋人との夜を描く」とか、「赤裸々な描写の映画」と恥ずかしい部分を敢えて開示するという意味に使われます。

「むき出し」とは、そのままの表現で何も隠さない状態を意味します。

「身もふたもない」とは、身はものを入れる容器のことで、容器もふたもないとは隠す部分が全くない裸の状態を表わしています。

あまりにも露骨過ぎて味わいや風情がない状態を言います。

身もふたも無ければ入れ物として成り立たないので、話しが成り立たないことを表現しています。

「そんなに言われたら、身も蓋もないわ!」などと使います。

「忌憚ない」とは、失礼かも知れないが遠慮せずに、という表現です。

露骨に対して忌憚の場合は、意見を言う時に限るようです。

相手にとってきつい言葉かも知れないが、あえて意見を言うと「忌憚のない意見」となります。

意見交換会では「忌憚のない意見をお願いします」という使い方をします。

「あからさま」とは、包み隠さないでハッキリと表すことで、露骨とほとんど同じ表現になります。

「あからさま」の方がどちらかというと敵対心が強い人が使う言葉のようです。

「あからさまに糾弾する」、「あからさまな違反行為」、「あからさまに反対をする」などと使います。

対義語

「露骨」の対義語は「婉曲(えんきょく)」です。

「婉曲」の意味を調べると、表し方が遠回しで露骨にならないように言うことです。

「婉曲」という難しい言葉を知らなくても、結構皆さんは婉曲に話すことが多いはずです。

特に女性の場合は、知らず知らずのうちに婉曲に話しているのです。

二人でデートの時に、お腹が減ってくると「ご飯食べたい」というよりも、「ぼちぼち食事しない?」と遠回しに言うのです。

まだ食べられない時には、「食事しなくてもいいかも」などとやんわりと断るのです。

男性も、女性を抱きたいと思った時に、「抱きたい」とストレートに言う前に、「ホテルに行きたい」と遠回しに言うはずです。

このように遠回しに相手の反応を伺いながら言うことを婉曲に話すと言います。

行為を遠回しに言う時と、現象を遠回しに言う時もあります。

例えば、電話の相手の声が小さくて聞き取りにくい時に、「あなたの声は小さい」とか「大きな声で喋れ」と露骨に言うよりも、「電話が遠いのですが」とさりげなく注意するのも婉曲なのです。

露骨な人の特徴


露骨な人には、はっきりと分かる特徴が見られます。

露骨だと思った人を思い浮かべると、共通する性格もあるようです。

我慢できない

みんなで一緒に何かを行うことになって、それぞれの役割分担を決めました。

それぞれの人が自分の仕事を行っている時に、どうしても段取りの悪い人がいるものです。

それに気が付いた仲間が、そっと横から教えてあげたり手を貸して協力するのです。

しかし、露骨な人がその中にいると、そんなに簡単には行きません。

段取りが悪くて仕事が遅れ気味になって、露骨な人にも何か影響が出てくると、たちまち雰囲気が変わってきます。

露骨な人というものは、決して我慢ができない性格なのです。

遅れ気味の人に向かって、露骨な態度を取り始めます。

「何でサッサと動かないんだ」とか、「お前のお蔭でみんなが迷惑するわ」とか、「お前がいなくても影響ないわ」などと、露骨に攻撃するのです。

我慢をすることが耐えられない性格なので、すぐに露骨な態度と言葉を出すのです。

自分に自信がない

露骨な人は、仕事中でも何かと愚痴や文句が多いものです。

細かなことでもケチを付けたり他人と比較したリ、落ち着かない性格でもあります。

誰でも仕事や生活に不満を持っているはずで、露骨な人はそれらを上手く処理できずにストレスが溜まりやすいのです。

このストレスを一気に誰かにぶつけることで、不満を解消しているようです。

何事にもじっくりと腰を据えて対応することができないほど、自分に自信がないのです。

自分の感情をポジティブにコントロールできないので、いつも不安に感じているのです。

だから、何かを頼まれても、露骨な態度で拒否してしまうのです。

そして、それでも寄ってくると「ウザい」などの露骨な言葉で返すのです。

裏表がない

露骨な人の思考と行動は単純なのです。

遠回しに考えるとか話すことは思いつかないのです。

ですから、態度もふてくされたように見えるし、深く考えていないことがバレないようにしているのです。

露骨な人は見た通りのままでしかないのです。

裏表などないのです。

空気が読めない

露骨な人は、自分の感情そのままを言葉や態度で示すのです。

相手やその周りの人達、その時の空気など知る由もないのです。

自分中心に考えているので、目の前のことしか考えられないのです。

空気を読むとは、その場の状況や雰囲気を掴むことですが、露骨な人は仲間から大事にされていないので、最新の情報も届いていないこともあるのです。

言わば、仲間外れになっているということです。

だから、余計にどうして良いのかが分からず、我慢ができない性格なので露骨に表現してしまい、みんなから浮いてしまうのです。

自己中

人のことなどあまり深く考える習慣がありません。

いつも、家では良くも悪くも独断で決めており、逆らう人もほとんどいません。

自分の城という感じです。

城の城主に逆らう人はいないので、その城主が外に出ても考え方は変わるはずもありません。

自分がしたいことをしたいように行うのが常です。

他人に迷惑をかけるという概念がありません。

自分の言うことをしっかりと聞けという感覚です。

つまり、まったくの自己中なのです。

他人を受け入れらない

他人の存在は認めますが、他人の意見は自分に都合の良い意見だけを取り上げます。

都合が悪い意見や違う考え方については、露骨に拒否するのです。

安易に他人は受け入れないのです。

他人を受け入れる時は、自分の考えに共感する人や自分を尊敬する人だけです。

支配したがる

露骨な人は、まずは自分の意見を押し付けます。

それが通れば良いのですが、意見が通らないとすぐに不機嫌になってしまいます。

露骨に態度で分かるほどです。

露骨な人の意見に賛成となって通った場合には、俺の言うことについて来い、と明らかにリーダーシップを取るのです。

その後も、次はこうするとか指示を出し始めて、逆らう者には露骨に言葉で襲い掛かります。

「寝言を言うな!」とか「お前はバカか!」など、露骨に罵倒するのです。

ともかく支配したがるのが特徴です。

従属を基本とした人間関係

露骨な人は、周りの人を支配したがることを言いましたが、さらにはリーダーとして統率して行きたくなるようです。

一番力が強いのは自分で、後の者は自分に従うことを基本とするようです。

お山の大将になることを望んでいるのです。

そして、逆らうものは言葉で突き落とすのです。

自分の思い通りにいってほしい

お山の大将になりたいくせに、実は気が小さいのです。

強がっていますが、怖がりなのです。

だから、自分の意見を強引に通して露骨に進めていても、できたら思い通りにいって欲しいと願っているのです。

露骨な態度の裏側に、小心者の顔が覗いているのです。

それを悟られないように露骨な言葉を使うのです。

優越感に浸りたい

気が小さいのを露骨な態度で隠していますが、露骨に仲間をまとめているので、そこでは優越感に浸ることができるのです。

露骨な態度でおびえている人を見ながら、優越感に浸りたいのです。

人間関係を持ちたくない

自分の思う通りにならない時があるので、いろんな人と関係を持つのは面倒で嫌なのです。

必要な時に出て行って、露骨な態度で接すれば良いと思っているのです。

甘えたい

露骨な表現ばかりしていても、ストレスは完全には消滅しません。

どこかで、自分を赤裸々に出して甘えたい気持ちもあるのです。

ストレスを抱えやすい

露骨な言葉で相手を罵倒しても、やはりストレスは完全に消えません。

露骨な態度を取ることは、やはりストレスなのです。

どうしても、ストレスは抱えやすい性格なのです。

相手が怖い

小心もので気が弱いので、露骨な態度を示すのです。

喧嘩の弱い犬ほどよく吠えますが、露骨に喋る人も実は相手が怖いからなのです。

露骨な人は、怖がりでもあります。

露骨な人と上手く付き合う方法

露骨な人の性格を変えてやろうという大胆な考えは無理です。

露骨な人はそういう性格の人だと冷静に考えて、上手く接することが大切なのです。

冷静に対処する

露骨な人が自分の周りにいる時には、その人との付き合い方に注意が必要です。

どのように注意するかですが、まずは露骨な人とはどのような性格の人なのかをよく観察することです。

そして、何かで接触する時には、冷静になって露骨な人の話も聞いてみてください。

日頃から会話を継続することによって、冷静に対処することができるようになります。

寛大な気持ちで接する

露骨な人は、卑猥な言葉を投げつけたり、露骨に嫌な顔をする時もあります。

自分が集中的に攻撃されていなければ、少し寛大な気持ちで見てあげることです。

自分の方が内心上から目線でなだめてあげるように接するのです。

スキを見せない

露骨な人には、細かくても目の前で失敗はしないように気を付けます。

こんなスキが露骨な人には興味があるようで、よく覚えているのです。

コミュニケーション能力を上げる

コミュニケーションは出来るだけ取るようにします。

そのためにはコミュニケーション能力を高めておくことが大事です。

つまり、自分磨きをして能力も高めておくのです。

深読みしようとしない

露骨な人は、単純です。

自分が正しくて中心になることが望みなのです。

露骨な人の行動や考えを深読みする必要はありません。

単純に自己中なのですから。

露骨な人はだいたん!あまり気にしないように(まとめ)

露骨な人は、自分の露骨な言葉でみんなを驚かせて従わせようと考えているのです。

自分の意見を遠回しに話すことなど、気が短いのでできないのです。

思ったことをストレートに限られた言葉で発するのです。

あなたたちがどう感じようと、気にしていないのが特徴です。

自分を認めてほしい、尊敬してほしいという気持ちの表れなのです。

だから、接する方もあまり意識し過ぎないようにすることです。