悩むことがないという人はまずいないでしょう。

悩んでいる時は辛い時間を過ごしますが、人間は悩みながら成長し、悩みを解決することで強くなっていきます。

しかしいつまでも悩みを解決することが出来なかったり、いつも同じことで悩んでいる人は、そのスパイラルから脱出するために悩み方を見直してみてはいかがでしょうか?

ただ目の前にある問題に悩まされるだけではなく、建設的な考え方ができればきっと自分自身で答えが見つかるので、悩みもズバッと解決できるようになるでしょう。

悩むのはダメなことではありません

地球上に存在する生物の中で「悩む」ことができるのは人間くらいではないでしょうか?

悩みを持つという事は人間らしい行動なので、それ自体はダメなことでも何でもなく、むしろ人間は悩みながら成長していきます。

しかし悩みにも出口が必要であり、解決をするために考えるのも人間特有の行動です。

ペットの犬や猫は不満を抱えてもその環境に対応して自然に慣れていくものですが、人間はそうはいきません。

仕事やプライベートにおいての悩みがある場合はそのまま放っていても解決はしませんし、さらに悪化して精神的な苦痛となる場合もあります。

悩みを解決することで得ることができる幸福感や達成感は自信につながり、悩みを解決した分だけ心に余裕のある人間になることができます。

建設的に悩んで考えよう

「建設的」とはビジネスの場においてよく使われるワードですが、簡単に言えば発生した問題に対して積極的に良い状態にしようとすることです。

同じ意味の言葉としては「ポジティブ」「前向き」「未来志向」などがあります。

建設は建物を建てることです。

建物を建てる時はそのためにやるべき過程を経て確実に目標を達成することができますよね。

悩みに対しても、ただ悲しんでいるだけではなくどうしたら良い方向に進むのか?を考えて自分なりの答えを出すことで、今まで悩んでいたのがウソのように明るい未来が見えてくることもあります。

例えば3人とも喉が渇いているのにお水が1本しかない場合、すぐに無理だと諦めたり、独り占めしようとするのは「非建設的」な考え方になります。

それに対して、皆の分のコップを用意すれば良いというのが「建設的」な考え方です。

ただ前向きに頑張る!というだけではなく、何をどのように頑張って良い方向に向かっていくのかを明確にすることで、悩みを解決するという目的を達成しましょう。

悩みから考えるに転換すること

「悩み」というとなんだか辛くてネガティブなイメージが強く、あまり明るい未来を創造することができませんよね。

目的やゴールの見えない「悩み」に振り回されるよりも、その悩みをどうしたら解決できるのかを「考える」ために時間を費やした方が、きっと後悔する可能性も低くなります。

悩めば悩むほど答えは難しくなり、わざわざ問題を複雑にするだけで答えにはたどり着きません。

しかし考えれば考えるほど頭の中が整理されて、シンプルな答えがみつかります。

悩むのが好きで、あえて悩むことでストレスを解消しているという人なら別ですが、問題に直面した時に無意識に悩んでしまう人は、意識的に「考える」方向に持っていく努力をしてみましょう。

考える癖がつく

「よく考えて行動しなさい!」と子供の頃親や先生から怒られた経験ありませんか?

子供の頃は何も考えずに行動することが多いので、「水たまりをみつけた→入る」という思考回路になりますが、ある程度大人になれば「入る→汚れる→困る」まで考えることができるようになります。

普段から些細なことに対しても建設的に考えるように意識すればそれが癖になるので、いざ大きな悩みに直面した場合でも冷静に対処することができます。

「建設的に」とか「論理的に」と言われると難しく考えてしまいますが、大切なのは悩みに対する自分の考え方なので、それを明確にするためにも考える癖を付けた方が有利になると言えます。

PDCAを回せる

仕事の進め方の基本として推奨されている「PDCA」をご存知ですか?

P=plan(計画)D=do(実行)C=check(評価)A=action(改善)の頭文字をとって作られた言葉で、そもそもは工業製品の品質管理をおこなうための手法として提唱されました。

またP→D→C→Aという工程を繰り返し行うことを「PDCAサイクル」と言い、これを回すことで様々な問題を改善をすることができます。

仕事だけではなく悩みに関しても、ただ「悲しい」「辛い」と感情的になっているだけでは全く進歩しません。

例えば現在抱えている悩みを解決するためにはどうすればよいのかという計画を立てて(P)、それを実行します(D)。

その結果判明したことを評価して(C)、改善策を練る(A)。

ダメならまたPに戻って計画を立て直すことから始めるというサイクルを繰り返していれば、時間がかかっても確実に解決することができます。

1つ悩みが解決すればまた新たな悩みが発生しますが、同じようにPDCAサイクルを回しながら考えることができればそれが習慣となり、あなたにとっての「悩む」は「考える」に変化していくでしょう。

問題解決能力が磨かれる

生きていくうえでは様々な問題に直面します。

現代社会ではそれを解決するためにはネットで検索をして情報を集めるのが主流となりがちですが、やはり自分の問題は自分にしか解決できません。

もちろんその情報をヒントにするのは良い手段ですが、それをもとにして「自分だったらこう思う」を前提として建設的な考え方ができれば、どんな問題でも解決できるようになります。

「問題解決能力」は国際的な調査が行われるほど人間にとって重要な能力です。

簡単には解決できそうにない問題を提議された場合に、積極的にその問題に関わろうとする能力や個人の可能性を実現するために建設的な考え方ができるかどうかが調査されます。

例えば日本の15歳児を対象にして行われた調査によると、参加28国中第3位という結果になりました。

全体の22.3%が習熟度レベル5以上(最高レベル6)という結果が出ていることから、日本人は比較的問題解決能力に優れている国民であるということがわかります。

真面目で繊細な性格である日本人は、子供の頃から建設的な考え方ができる素質を持っているということかもしれませんね。

参照元:http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/pisa2012_result_ps.pdf

思考癖を分析できる

問題や悩みに直面した時にまず「もうダメだ…」「どうせ俺なんて…」と思う人も多いでしょう。

それは常に自分と他人を比較するという思考癖がついているからです。

他人と比較すること自体が悪いわけではなく、その思考癖が諦めにつながり、ネガティブになってしまうのです。

それに対して「自分なら大丈夫!」と自己肯定できる人は、まず建設的な考え方で問題を解決しようとします。

例えば「〇〇さんのように仕事が出来る男になりたい!」と悩んだ場合「羨ましいけど俺には無理に決まってる」「悔しい!」「失敗すればよいのに!」というネガティブな思考になるか、「どうすればなれるのか?」「こうしてみよう!」という思考になるのかで選択肢も広がり、結果は全く異なりますよね。

ネガティブな思考回路では自分の思考癖にも気付くことなく諦めるしかありません。

建設的に考えることができれば、自分自身の思考癖を冷静に分析して、正しい答えを導き出すことができるでしょう。

考えた後は実行に移す

悩みに対する自分の考えを明確にすることができるようになっても、それでおしまいにするのは勿体ありません。

せっかく前向きに悩みを解決するための手段を考えたら、ぜひ実行してみましょう。

例えば嫌な上司がいて毎日仕事に行くのが憂鬱な場合、ふと「もしかしたらあの上司にも良い所があるんじゃないか?」という考えが頭に浮かんだ場合は、上司の長所を見つけるために普段よりも多く話をしてみたり、よく観察してみるという実行方法があります。

その結果些細なことでも長所を見つけることができれば、その後の上司との関係がうまくいくかもしれませんよね。

「やってみなきゃわからない!」というキャッチフレーズをよく耳にしますが、思いついたこと実行に移すことは、楽しく生きるうえで必要なことです。

悩む回数を減らせる

建設的な考え方ができるようになると、悩みや不安を頭から取り除くことができるようになるので、絶対的に悩む回数を減らすことができます。

あなたが抱えている悩みに関して建設的に考えるためにはまず、その悩みが事実であるかそうでないかをハッキリさせます。

例えば自分よりも能力がなく仕事もろくにしていない同僚の方が評価されていることに悩んでいるとしたら、その同僚が本当にあなたよりも頑張っていないのか?が事実であるかを第三者目線でジャッジしてください。

悩みの多くはこの時点で「事実ではない」という結果になることが多く、意外に簡単に解決してしまう場合が多いのです。

もし事実だった場合は、それによって自分が受ける不安や怒りなどをのダメージを全て書き出してみてから、最後にそれらのダメージがなければあなたがどんなに楽になるかを想像します。

きっと精神的に楽になったり、仕事に対するやる気が出てきたり、人間関係が上手くいくという答えが出てくるでしょう。

とりあえず悩みや不安が事実であるかどうかを明確にするだけで、本当に悩むべきことなのかどうかがわかります。

ふるいにかけた結果残った悩みだけを解決すればよいので、今までよりも確実に悩む回数は減ります。

人に優しくなれる

建設的に考えることの前提は前向きな考え方をすることです。

あくまでも悩みを自分にとって前向きな方向に解決するための方法です。

ネガティブな人は自分に対してはもちろん、他人に対しても批判をするばかりで、褒めたり尊敬したりすることができません。

それでは人望がないのも当たり前ですよね。

それに対して何事も前向きに考えることができる人は、精神的に余裕があります。

些細なことで嫌な顔をしたり、自分が劣っているからといって恨めしく思ったりというネガティブな思考回路ではないので、全ての人に対して上辺だけではなく心から優しく出来るのです。

そのような域に達するまでには時間がかかりますが、建設的な考え方をする習慣が身に付けば人に対して寛容になるので、少なからずあなたのことを尊敬する人が身近に現れるはずですよ。

冷静な判断ができる

悩みや心配事にたいして感情的になってしまうと、建設的な考え方はできません。

素直な感情を表現するのは悪い事ではありませんが、果たしてそれに意味があるかないかは疑わしいモノです。

そもそも感情はその時々で変わるので、一晩寝れば違う意見になっている可能性もあります。

その結果話に一貫性が無くなり、信頼を得ることも難しくなってしまうでしょう。

しかし建設的な考え方をすることで前向きになり気持ちに余裕ができれば、何事に対しても感情的ではなく冷静な判断ができます。

「冷静過ぎる」と批判されることもあるでしょうが、仕事に対する事に関してはいつでもどこでもどんな時でも冷静さを保つことで「デキる人」になれます。

プライベートに関しては嬉しい時に羽目を外したり、パートナーとケンカになった時に熱くなるなど、ある程度の感情は表に出した方がうまくいくシチュエーションもあるでしょう。

悩むのは悪いことではない!(まとめ)

今現在出口の見えない悩みを抱えているという皆さん、その悩みについてあなた自身はどう考えているか本当に把握していますか?

「ムカつく!」「悔しい!」「悲しい!」など、ただ感情的になるだけで、その悩みを自分のプラスになるように解決しようと考えていないなら、是非建設的な考え方をしてみてください。

一代で財を成した社長や、成長著しい企業のトップなどは皆建設的な考えができる人々です。

壁にぶつかった時には、どうやってこのピンチを乗り越えてチャンスに変換するかを常に考えて実行する人には「成功」が待っています。

というよりは、成功するために思考回路を建設的にしているのでしょう。

明日からすぐにできることではないかもしれませんが、意識的に考え方を建設的にする練習をするだけでも効果は期待できます。

是非ご紹介したような建設的な悩み方や考え方を参考にしていただいて、あなたの未来を明るいモノにしましょう!

【悩み事については、こちらの記事もチェック!】