人間、疲れを知らない人などいないでしょう。
生身の肉体を持つ人間は長時間同じ作業をやっていたり睡眠不足が続くと、たちどころに疲労感を覚えてしまうものです。
疲れてしまうと様々な日常生活に支障を来してしまいますよね。
単純な作業でもミスを続けたりついうとうと眠ってしまったり。
ひどい時は疲労が慢性化すると思わぬ大きな病気にまで発展する可能性もあり得ます。
それでは私たちが疲れてしまう原因とそれに対する対処法はどのようなものがあるのでしょうか。
「疲れ」に対して総合的にみてまいりましょうね。
仕事・家事・勉強…疲れが生まれやすい
疲れの原因は私たちの日常生活の中にあちこちでうごめいています。
仕事でも家事でも勉強においても、全く疲れ知らずで丸一日、そればっかり行える事なんて、なかなかできません。
そもそも人間が一つの事に対して行える持続時間というのはたかが知れています。
2時間も3時間も同じ姿勢、同じ作業を行うと疲れてくるのは当然なのです。
勉強も同じです。
1時間机に向かって同じ姿勢で勉強することがどれだけキツイことか。
一心不乱に集中していれば1時間は愚か2時間でも3時間でも持続して勉強出来ます、なんてことを言えるのも若いうちだけです。
年齢の増加と共に机に向かうにも気持ちが集中しないことはないですか?
そう、同じ姿勢を保つのが年々、難しくなってきているのです。
勉強をさぼりたいから1時間以上、机に向かわないのではないんですよね。
疲れは肉体にも精神にも不調をきたす
疲れている状態で仕事や勉強に取り掛かろうとしても全くエンジンがかからない事、ご経験ありませんか?
そうです、人間の体、心身共に疲れている状態では何を行ってもはかどりませんし効率も悪くなり計画通りに事が運ぶ確率も大きく下がってしまうのです。
疲れは私たちの肉体はおろか精神にまで悪影響を及ぼし、何をやっても不調になる、という結果を招いてしまうのですね。
だから、一口に疲れなんて一日寝たら大丈夫、と言っていられるうちが花なのです。
いえ、実はそういった事を口にするようになってきた段階であなたの疲れは実はかなり深刻化してきているのかも分からないのです。
疲れがとれないとやる気も出ない
疲れは私たちの様々な行動パターンに影響を及ぼします。
納期の遅れ、ミスの連続、めまいや吐き気、全身の倦怠感など疲れが原因と思われる症状は挙げていけばキリがないくらいいくらでも出てきます。
元々、「やる気」というのは精神と肉体の両方が健全で休養十分な状態の時に沸き起こってくるものではないでしょうか?
何かやろう、と思っても過度な睡眠不足で肉体が眠っていては思うような肉体の活動は出来ませんし、人間関係面などで思い悩む事が多過ぎると、あなたの精神はあらぬ方向にばかり向かっている事でしょう。
このように疲れというのは私たちの心身のバランスを損ない気持ちを萎えさせて「やる気」という目に見えないエネルギーを奪い去っていくとても厄介なものである、という事が言えてきそうですね。
疲れる原因とは
それでは次に「疲れる原因」について考えてみましょう。
日々、忙しく過ごす生活の中で、一体どのような疲れを誘う原因があるのでしょうか?
運動不足
疲れの原因の一つ目は「運動不足」です。
運動不足な状態に陥ると、私たちの身体の筋肉は活動するためのエネルギー源を失ってしまっている、という事になっているのです。
それと同時に体内に「乳酸」と呼ばれる疲れを増幅させてしまう物質が蓄積されていくのです。
この乳酸は糖質をエネルギー源に分解する時に発生するもの。
乳酸は程度な運動を行う事によって体外に排出されるのですが、運動不足な状態に陥れば自ずとこの乳酸がいつまでも体内に居座り続ける事になるわけです。
そりゃ、疲れやすくなってしまいますよね。
太りやすくなり疲れも溜まりやすくなる
運動不足に陥れば当然ながらエネルギーの消費を行いませんので脂肪が燃えることなく体内に溜まっていきます。
こうなると肥満体への加速は一気にアップしてしまうでしょうね。
肥満体になってしまうということは体内に乳酸も多数、蓄積することになってしまいます。
運動をせずに甘いものや糖分の多いモノを過剰に摂取しているのですから否が応でも乳酸は体内で生成されます。
よって身体は太りやすくなってぶくぶくになる。
運動は行わないので脂肪の燃焼はない。
この悪循環が待っているだけなのです。
疲れるな、と言っても無理な話になるのですよね。
不健康な身体と常につきまとう疲労感にあなたは悩まされる事になるのです。
睡眠不足
疲れの原因の2つ目は「睡眠不足」です。
睡眠不足になっていると、脳が活性化しません。
脳は十分な睡眠時間を当てはめないと正常なパフォーマンスを発揮できない器官なのです。
脳が疲れていると、身体の隅々にまで指示・指令を発する機能が働きません。
また疲れたままで行動を起こすと、正しい作業を遂行させるための抑止力や修正力が著しく退化失敗を繰り返したり挙句は注意力が散漫になって怪我をしたりするなど、いい事が何もありません。
睡眠不足は、私たちが行えるはずのパフォーマンスの出来栄えを大きく左右させてしまう事となってしまうのです。
人によって時間は違いますが一日の睡眠時間を最低6時間は確保したいものです。
それも一気に取れるように。
でないとあなたの脳がいつも睡眠不足状態となってしまい最高のパフォーマンスを発揮できる機会を失い続けるという愚かさをやってしまう事になりますよ。
寝不足が続くと疲労が抜けなくなる
更に、人間の体は寝不足が続くと疲労もなかなか抜けないようになってしまいます。
肉体の疲労を取る事が身体全ての疲労を取り去る事にはなっていないからです。
つまり脳に正常な休養の時間を与えてあげないと日々の疲れが蓄積していき、最終的には慢性疲労となってしまい血圧の上昇や免疫力の低下を招いたりする羽目に陥ってしまうのです。
脳の疲労を取り去るには1日24時間のうちの3分の1に値する時間、つまり8時間、必要になるという事です。
脳がその日1日の働きを無事に終えて翌日に新たな活動を行うために必要なエネルギーの補給時間、とでも言ったらいいでしょうか。
ただ、人によっては8時間より多い時間を必要とする方もいらっしゃるでしょうし、反対に短い時間でも大丈夫という方もいらっしゃるでしょう。
要は翌日、目覚めた時に身体が「シャキッ」としているかどうか。
あなた自身の身体をバロメーターにして最適な睡眠時間を確保しましょうね。
くれぐれも夜更かしなどで寝不足を続けないようにしましょう。
過度なストレス
私たちの疲れの原因の3つ目は「ストレス」です。
ストレスは私たちの身体に何一つ、いい事をもたらせてくれません。
反対に様々な弊害を引き起こしてくれる本当に厄介なものとなります。
ただ、ストレスというものは嫌な事から受ける心の負担や刺激だけではありません。
楽しい事、嬉しい事からもストレスは発生するのです。
「ストレス=悪いモノ」という図式で片づけられる程ストレスというのは簡単なものではないようです。
ただ、ストレスが本人にとって過度なものとなってくれば話は別です。
その物事によってあなたの精神に過度な恐れや恐怖感を植え付けるものであるならば、これは立派なストレスといえますし、精神的な疲れを増幅させる最大の原因となってしまうでしょう。
副交感神経が上手く作用しない
私たち、人間の体には「交感神経」と「副交感」とが備わっています。
交感神経は昼間や活動している時に作用している神経でストレスへの対応もこの交感神経によって調整されています。
そして副交感神経は主に夜や体が休養している時に働きます。
昼間のうちの疲れやストレスを回復させ元の身体に戻していく作用なわけです。
この両者がうまく絡み合っているからこそ私たちの心身のバランスは平穏を保たれるという訳なのですね。
ところが昼間に受けるストレスがあまりに過度過ぎると、睡眠中に働いてくれるはずの副交感神経がうまく機能されない状態となってしまいます。
よって十分、睡眠時間を取ったはずなのに身体の疲れが取れていない状態となって目覚めてしまうのです。
そして活動中に新たなストレスを蓄積させることによりさらに疲労感が増大していく。
マヒした副交感神経はあなたの疲れを全く取り除けない身体にしてしまう、という事になるのですね。
過度なストレスは自身にとって非常にリスクの高いものとなってしまいます。
身体の変調が続く場合は早急にお医者さんに診てもらうべきでしょう。
ジャンクフード
私たちの疲れの原因の4つ目は「ジャンクフード」です。
つまり栄養バランスの偏った食品の過剰摂取という事になりますね。
ジャンクフードは確かに美味しい食べ物です。
カリッと上がった衣。
適度以上に味付けされた塩味。
いずれも食感を刺激し、大脳が「食べたい!」という指令を発するものたちです。
食欲という観点から考えたらこれは無理からぬ行動様式でしょう。
だからジャンクフードを絶対食べてはいけない、という超禁欲的な生活態度をとりなさい、ともとても言えないわけなのです。
人間、食べたいものを無理して我慢するのもストレスを溜めこんでしまう素。
一度食べたジャンクフードの味は生涯、あなたの脳と舌から消え去ることはないからです。
バランス良く栄養が摂れない
では、どうしてジャンクフードの食べ過ぎは疲れの原因となってしまうのでしょうか?
それはジャンクフードの高カロリーと糖分の多さが原因してきます。
身体を疲れさせる元となる物質「乳酸」は糖質などのエネルギー源を分解する際に発生させます。
乳酸は適度な運動によって脂肪燃焼させない事には体内に蓄積され肥満化の原因となっていってしまいます。
よって人間の体は、食事を摂る際に栄養バランスをよく考えて食べるものを選択する、事が重要視されてくるのです。
野菜を多く摂るように言われるのは摂取した糖質や脂肪分を食物繊維の働きによって分解しやすくするためにあるのです。
だからハンバーガー1個を食べる際はそれに見合うくらいの量のサラダも食べて欲しい訳なのです。
ジューシーにカリッと揚げた唐揚げやポテト。
食感をそそらないはずはありません。
しかし、そればっかりの食べ過ぎは必ずや肥満を引き起こし、疲れやすい身体を作ってしまう、という事を胆に銘じておいてくれたなら摂取量をセーブする事もできるのではないでしょうか?
肥満は疲れやすくするだけでなく様々な病気への引き金にもなります。
よーく意識して日頃の食生活を改善していきましょうね。
疲れた時の気分転換方法10選
それではここからは疲れてしまった時に行ったらいい気分転換方法を見ていきましょう。
疲れは気分転換する事によって完全には取れないにしても気にならなくなったり大きく疲れを軽減できたりします。
「病は気から」とも言われるように気持ちが「疲れた、疲れた」と思っていたら自律神経の働きにより本当に疲れ切った状態の身体になっていくかも分かりません。
これから紹介して参ります10個の気分転換方法によって少しでも早くリフレッシュできるように頑張ってくださいね。
1、夏でも湯船に浸かる
疲れた時の気分転換方法の1つ目は「夏でも湯船に浸かる」です。
湯船にどっぷりと浸かればお湯の効果で全身が温められますよね。
これは体内の血管が温められることにより血流が促進され、血行が良くなることに起因しています。
血液のめぐりが良くなるわけですから、それだけ体内に血液によってもたらされる酸素量も増えます。
新陳代謝の活発化により体はみるみる元気になっていく事でしょう。
湯船に浸かる効果は多くの成功事例が発表されています。
湯船に3分の1の量のお湯を張って半身浴をするのも下半身への血行促進には多いなる効果を挙げるでしょう。
シャワーで済ませない
ここで気を付けておいていただきたいのは、シャワーで代用しない、という事です。
なるほどシャワーを行ってもそれなりに気分転換にはなります。
身体の汗を流してリフレッシュしているという感じは確かにある事と思います。
ただ、シャワーでは疲れを取るところまでは行きません。
身体に当たる水域が狭すぎるのです。
湯船に浸かった場合との差は歴然なのです。
収縮した血管を拡張させるほどの成果はシャワーでは代用できないのです。
ここは面倒でも湯船にお湯を張ってぬるま湯で約20分、浸かりましょう。
全身の疲れが吹っ飛んでヤル気がガンガン上がる事は間違いなしですよ。
2、自分の好きなことをする
疲れた時の気分転換方法の2つ目は「自分の好きな事をする」です。
好きな事。
何をおいてもやりたいこと、やっていたら時間の経つのも全く分からなくなるような事、三度の食事よりも好きな事。
あなたには何か好きな事ってありますか?
確かに好きな事をやっていたら夢中になってしまうので気持ちもそれだけ集中します。
それまで心のなかにモヤモヤしていた嫌な事、鬱としい事などが綺麗に脳裏から消え去ってくれます。
すると不思議と心が軽くなった感じがしてきてそれまでの疲労感もどこかへ行ってしまったような感じを受けます。
気分転換の王道ともいえる、「好きな事」。
とにかく物事に集中できるということは疲れも感じません。
いえ、感じたとしてもそれは達成感を伴った心地よい疲れなのです。
余計なことは考えず楽しむ
好きな事を行う事の最も大きなメリットは「余計な事は考えずに楽しめる」という事でしょう。
だからこそ人間、集中する事がいかに大事か、という裏返しにもなるわけなのです。
何かに集中して取り組んでいる時って、時間が経つのも忘れていませんか?
逆に何かをやっていても心に引っかかる事があると、それが気になって目の前の事に集中できなくていますよね。
なので好きな事をやる時は一切の事を忘れる事です。
で、ないと目の前の事もうまくいきませんし変な気疲れがたまるばかりです。
無責任に聞こえるかも知れませんが集中している時はそれのみに己の力全てを使うのです。
他の事を考える必要はありません。
人間は一度に2つ以上の事をやりこなせないように出来ています。
だから、好きな事だけに専念してそれがいい成果を挙げた時は「成功」という事で満足しましょう。
気持ちを切り替えて次の事に手をつけていけばいいのです。
3、美味しいものを食べる
疲れた時の気分転換方法の3つ目は「美味しいものを食べる」です。
人間の三大要望の一つ、味覚を満たすのです。
人間は誰でも美味しいものを食べた時は幸せ感でいっぱいになるものですよね。
そんな時は決まって疲れなど微塵も感じません。
いえ、逆にそれまでの疲れもどこかに吹っ飛んでいった感じすらします。
美味しいものを食べる。
簡単ながら物凄く効果の高い気分転換の方法なのです。
背伸びして高級店に行ってみるのも◎
美味しいものを食べる時は普段通り、自宅で食べるのもいいですが、たまにはもっと気分を変えるために高級料理店に行ってみるのもいい方法です。
高級料理店のお見せの雰囲気、店員さんの物腰、並べられているメニューの豪華さ。
いずれも普段の生活では味わえない「非日常感」真っ盛りです。
人間、このような空間に身を置くと不思議とゴージャスな気持ちなりそれまでも気忙しい気持ちも一度に吹き飛んでいきます。
月に一度、美味しいものを食べに高級店へ行く。
いい気分転換になりますよ。
4、深呼吸する
疲れた時の気分転換方法の4つ目は「深呼吸する」です。
この方法は子供の頃からのお馴染み方法ですよね。
疲れてしまったり眠くなってしまった時は、今やっている作業を一旦、停止して思いっきり深呼吸してみましょう。
脳に巡るのが不足していた血液中の酸素が取り込まれ、眠っていた脳が再び元気を取り戻し再始動してくれるはずです。
1セットだけでもスッキリ出来る
深呼吸は複数回行えば、それだけ脳の中に不足していた酸素を取り込めます。
しかし、気分転換にするだけなら、たった1セットの深呼吸でも十分効果がありますよ。
気が乗らない、眠気が襲う、ヤル気が出ない。
このような時は一度立ち上がって、思いっきり背伸びをしながら深呼吸してみましょう。
これであなたのヤル気は再び加速されるでしょう。
5、ストレッチをする
疲れた時の気分転換方法の5つ目は「ストレッチをする」です。
ストレッチを行う事により血行の悪くなった身体の各部の血流を復活させリフレッシュしましょう。
やり方は簡単です。
足や股関節を中心に身体の柔軟性を取り戻します。
ご家庭でしたらどこでも行う事ができます。
職場や屋外だったとしても立位体前屈やアキレスけんを伸ばす程度のストレッチならば場所も取らずに簡単に行えると思いますよ。
筋肉の緊張をほぐすことが大事
ストレッチを行う目的は、緊張して萎縮してしまった筋肉をほぐし、柔軟性を取り戻すために行うものです。
疲れがたまってくるという事は体内に乳酸が蓄積されているという事です。
乳酸は軽度の運動を行う事でも体外に排出する事ができます。
もし時間が許すのであれば10分くらいかけてじっくりと行いましょう。
硬くなっていた足の裏側や股関節、肩、首などをよくストレッチしてあげましょう。
全身が温かくなり活気がみなぎってくると思います。
ストレッチは疲れた時の即効性の方法としてお勧めの手段ですね。
6、場所を離れ息抜きする
疲れた時の気分転換方法の6つ目は「場所を離れて息抜きをする」です。
人間は同じ姿勢、変化のない景色が続くとどうしても集中力が鈍り疲れだしてきます。
机に向かって勉強するのも本当に集中して勉強がはかどるのはせいぜい30分くらいだそうです。
残りの時間は本人の努力で何とか集中させていると言えるのでしょうか?
とにかく人の気持ちは刺激が加わらないと惰性を起こし根気が続かなくなり疲れも溜まってくる、という流れになるようですね。
視界の景色が変わるだけで気分転換になる
長時間、同じところ、同じ景色を見続けていたら誰だって疲れてしまうでしょう。
そこへちょっとでも違う景色を見せるだけでその人達のヤル気は一気に上がりモチベーションもアップするという事がよくあると思いませんか?
疲れの元に「変化のない惰性」があるならば、ほんの小さな変化でもいいですから違う景色を見に行く事ですね。
脳に新たな刺激が与えられきっとあなたの気分転換になってくれることでしょう。
7、動物の写真を見る
疲れた時の気分転換方法の7つ目は「動物の写真を見る」です。
動物の写真、つまり「癒し」効果を狙うわけです。
子犬や子猫、その他どんな動物でもいいです。
可愛いポーズや無邪気な仕草の写真を見るだけで荒れていたあなたの気持ちは落ち着きを取り戻し平常心を復活させるでしょう。
それくらい動物たちの写真というのはあなたの心に「癒し」を与えてくれて最上の気分転換とさせてくれるのです。
尚、見る写真は動物たちの子供の時の姿の方がより、気分転換にはいいでしょう。
まあ、動物なら何でもいい、という方もいらっしゃるでしょうから、特に絞り込み過ぎる必要もないかもわかりませんけどね。
子供が居れば子供の写真でもOK
もしあなたに子供さんがいるのなら、その子の写真を見るのも気分転換としてはいい方法でしょう。
無邪気な自分の子供の姿を見れば、それだけで今までの苦労も疲れも吹っ飛んでいくのではないでしょうか?
子供はどんな親にとっても最高の宝物。
我が子の寝顔は一日中見ていても全く飽きませんからね。
動物にしろ子供にしろ、どちらも共通するのはその無邪気さです。
思わず「ギュッ」と抱きしめてあげたくなるようなあの可愛さ。
疲れた気持ちを吹き飛ばすには本当にいい方法ですね。
8、瞑想する
疲れた時の気分転換方法の8つ目は「瞑想」です。
瞑想は乱れた気持ちや感情的になって「カッカ」している気持ちを抑えるのに最適な方法といえます。
自宅の部屋で行うのであれば特に準備をする必要もありません。
気持ちを落ち着けられる場所さえあればそこに座して一心不乱に心の平静さを取り戻す作業を静かに行えばいいだけなのです。
人間、心が乱れていては、それだけで余計な事を考えたり余計な不安や心配が心を襲ってきて精神的に疲れてしまいます。
心さえ普段通りにあったならば何の不安要素もなくなります。
気持ちが疲れた感じもならないのです。
呼吸だけに集中する
瞑想に特別なやり方はないとは思いますが、気持ちを集中させて無の境地に行くならば、目をうっすらと閉じて呼吸を整えることでしょう。
そして何も考えず、自らの呼吸音にだけ気持ちを集中させましょう。
自宅のお部屋ならばアロマテラピー関連の香りを焚く事も心を落ち着ける方法となるでしょう。
何ならば「座禅」を組んでもいいと思いますよ。
気持ちを落ち着けて「無」の境地に心を持って行くのは目的は同じですからね。
瞑想は気負わず、強制的にならず、リラックスして行うのがいいでしょうね。
9、普段いかない所に行く
疲れた時の気分転換方法の9つ目は「普段いかない所に行く」です。
これも気分転換の方法として大昔から取り入れられているオーソドックスな方法です。
疲れを一時的にでも取り除きたいのなら、目の前の景色を変える事です。
もしかしたら、あなたが今いる組織はあなたにとったら全く水が合わず、ストレスのかさばる事ばかりのところなのかも分かりませんね。
こういった時は「転職」も景色を変えるという意味では選択すべき一つの手段になるかも分かりません。
とにかく自分の目の前の景色を変えてみましょう。
家の近所を散歩してみるだけでも普段と全く違う景色を味わう事ができます。
自転車でちょっと遠乗りすれば気分は更に晴れやかになるかも分かりません。
とにかく気分転換のために外へ出かけましょう。
いつもと違う体験をする
とにかく疲れている時はいつもと同じ事ばかりしていないで、ちょっとだけでもいいので環境を変えましょう。
散歩でもいいですし、ジムに通うのもいいでしょう。
一人カラオケもいいかも分かりません。
自転車で近所を走ってみたり、もし自家用車があるのならどこか気晴らしにドライブに出かけましょう。
いずれの行動も疲れた時の気分転換の方法としては申し分ないものばかりです。
いつも同じ事ばかりやっていてはマンネリ感が襲ってきて生活に変化が乏しくなるため、安定性は保たれますが物足らなくなりその不満が変な疲れとなってきます。
刺激と平穏。
バランスを取る事が大事なのでしょう。
10、甘いものを食べる
疲れた時の気分転換方法の最後の10個目は「甘いものを食べる」です。
この方法も大昔から人々が取り入れている王道の方法ですね。
人は疲れてくると不思議と身体が甘いものを欲しがるようになります。
ケーキでもあんぱんでもチョコレートでも。
とにかく甘いものなら何でもOKなのです。
体内のエネルギー源が不足してきているため糖質分を補給せよ、という脳からの無意識の指令なのですから逆らう必要もありません。
但し、あまりにたくさんの甘いものを食べ過ぎるのは考え物ですね。
何事も適量がベストです。
様々なメリットも得られる
身体が甘いものを欲しがっている場合は、ダイエットをしているから、などという理由があるにせよその指令に素直に従っておいた方が変なリスクを抱えずに済むと思いますよ。
一種の禁断症状というやつですね。
甘いものを欲しがるという事は。
あまりに長時間、無理をしているために身体や精神が悲鳴を上げているのでしょう。
それを補うために甘いエネルギーが必要と思えばいいのではないでしょうか。
人間、幻を見るほどの禁欲生活は却って身体に悪い影響を与えます。
疲れている時は素直に身体からの指令に従いましょう。
自堕落になるのと、賢い生活を送るために「楽」をするのとは本質が大きく違ってきますからね。
気分転換のためには「楽」な気持ちをいかにして取り入れるかが、一つの鍵を握っているのです。
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自分に合った解消法を見つけてみて
如何だったでしょうか?
疲れた時の原因と気分転換方法を10個、紹介させていただきました。
どんな人間でも加齢するごとに疲れが取れにくくなっていきます。
ちょっと前までは多少無理をしても一晩寝たら翌朝はケロッとした感じで元気が戻っていたのに、近頃は何時間寝ても疲れが取れない…。
と、お嘆きの方が増えてきているような気がいたします。
人が何に対して疲れを感じるのか、人それぞれなので特定はできませんが、肉体的な疲れに対するものよりも精神的な疲れや神経的な疲れが原因で参っている人達が増加しているように思われますね。
この中で最も厄介なのは、やはり精神的な疲れでしょうね。
職場の雰囲気がどうしても自分に合わない、上司や会社からのブラック的な指示に心身共にやられている、など各種のストレスが積み重なった結果ですから根は深いでしょう。
個人のプライバシー保護や企業のコンプライアンス、放送倫理の規制など一昔前に比べたら物凄く守られているはずなのにますます息苦しくなっていく今の世の中。
疲れを感じさせない時代って果たしてやってくるのでしょうか。
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