大人の恋愛というと、大ヒットしたアメリカ映画「マジソン郡の橋」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

平凡な主婦と中年カメラマンの4日間だけにして、心は永遠に結ばれるというまさに大人の恋愛映画でした。

舞台がニューヨークやロサンゼルスなどの定番の大都会ではない田舎街だったこともストーリーに臨場感を与え、

観客は自分に重ね合わせることができました。

しかしここではそんな激しくせつないストーリーではなく、もっと落ち着いた、

幸せな普通の結婚という将来まで見据えた大人の恋愛について語っていきましょう。

いい年になったら、大人の恋愛はじめよう!

いい年をして、とは日常会話でも頻出する言葉ですが、あなたは何歳くらいの人をイメージするでしょう。

この答えは人によりさまざまではないでしょうか。

周囲の人々に対し、若さの勢いという言い訳では済まされなくなった年頃のことでしょうか。

もう少し上のアラサー以上でしょうか。

いずれにしろ周囲の評価、または自ら自覚することにより相対的に決まることのようです。

もうひとつ大切なのは精神的にも経済的にもしっかり自活できているイメージです。

とにかくいい年を自覚したら、大人の恋愛を始めることにしてみませんか。

大人の恋愛って何?

ところで大人の恋愛とはとても抽象的な表現です。

いったい何をイメージしていうのでしょう。

それは一言でまとめると、いい年になって開始した、危うさや痛々しさ、相互依存のない、余裕のある恋愛関係のことではないでしょうか。

簡単にまとめてみましょう。

大人の恋愛は、幼馴染みを含む仲良しから発展することも多いと思います。

仲良く仕事またはその他の活動をしていた男女のどちらか一方が、突然恋心を抱く。

するとそれまでの関係そのものが急にぎくしゃくし、壊れてしまうことがあります。

一度離れて時間をおくと、もともと波長の合う者同士だけにすぐに元のさやにもどります。

しかしもう恋愛関係には戻りません。

したがってこういうよくありがちなケースでは、何よりもタイミングを大切にすることが求められます。

もちろん大人の恋愛とはもっと広くとらえるべきで、これは同級生や職場などごく距離の近い知り合いに限定したケースです。

しかし大人の恋愛とは、このように比較的ガツガツしていない、余裕のある者同士が、自然に盛り上がることで始まるイメージとみてかまわないのではないでしょうか。

余裕のある恋愛

それでは余裕のある恋愛関係とは何でしょう。

余裕には経済的余裕、精神的余裕の双方を含みます。

この双方において困窮していない、切羽詰まっていないことは前提条件です。

もちろん生活のためにどちらかに依存するような状況は論外です。

経済的格差は小さい方がよいのは間違いありません。

遠慮のない強い関係が期待できます。

これに対し精神的な余裕に関しては、どちらともいえません。

同年齢なら普通精神的に未熟なのは男性の方です。

その格差を埋めようとする努力が、かえってより良い関係を構築する原動力となるかもしれません。

そうなればすばらしい恋愛ストーリーも期待できます。

生活を犠牲にしない

超エリート社員やブラック企業にお勤めの人でない限り、独身者は自由に使える時間をしっかり持っているはずです。

きっと趣味にその時間をさいている人は多いでしょう。

また東京・大阪などににお住まいの人なら平日もしばしば夜の街へ出動し、都会生活をエンジョイしているかも知れません。

大人の恋とは、そうした趣味趣向に大きな変更を加えることなく進行していくものです。

かといって交際したまままったくの平行線のままということはあり得ません。

互いの関与はどんどん深まり、交りは深まっていくでしょう。

そうなったとしても生活の基本パターンまで侵食するものではないという関係です。

将来の生活込みの恋愛

大人の恋愛とは互いに束縛するような暑苦しさを感じさせないものです。

しかしあまり遠慮が過ぎて踏み込みを欠いていても、物足りない不完全燃焼で終わってしまいます。

目指している構想が大きく異なる場合もそうなってしまうでしょう。

近未来、お互いにどのような風景を思い描いているのか話し合いを持ち、目線を合わせておくことは必要です。

これを何度もやっていくうちに、ちょうど心地よい落としどころが見つかればしめたものです。

交際は安定した強いものになるでしょう。

身体ではなく、心で結ばれている

大人の恋愛は、支配欲求から離れたところで、心と心が通い合っている姿を理想としています。

そのことを前提として、具体的な行動や関係は、自由な発想で発展させて行きましょう。

まず必要とされるときにすぐ会いにに行ける、という態勢を構築することが最初になるでしょう。

大人の恋愛にとって、身体とは精神に付随するものです。

身体の方が主体になるような関係ではありません。

単なる肉体関係を結ぶ事とは最初から目的が違っています。

どちらかがではなく、お互いが与えあう

大人の恋愛では、パートナーを誰かに投影させるようなことはタブーです。

そうしたイメージにとらわれていれば、お互いに与えあう対等な関係にはなりません。

まず自分にないものを相手から受け取る、そのことは自分にとって喜びであるというサインを発しましょう。

それを互いに承認できるかどうか。

これは大人の恋愛における中心テーマです。

ここを上手く通過できれば、安定した関係が築けるでしょう。

すべては自己責任

大人の恋愛においては、恋愛に付帯して起こったすべての結果に対して、自己責任を負うことが求められます。

簡単に言えば、問題が起こったとき相手に責任転嫁して逃げ出してはいけない、ということです。

たとえどんなにややこしいことになったとしてもです。

そういう気構えが持てない人相手との恋愛は長続きすることはないでしょう。

それならば最初から大人の恋愛など求めないことです。

大人の恋愛をはじめるために必要なもの

大人の恋愛は、東京を舞台としたトレンディドラマではありませんから、始めるあたりに都会的な舞台装置を必要とするわけではありません。

またどこから始まるか予測のつくものでもないでしょう。

互いの決意と合意さえあればそれで十分です。

そのときが始まりです。

しかし大人の恋愛というからには、それにふさわしい身にまとっておくべきスキルはあります。

まずそれらを検証してみましょう。

その後の恋愛ルールは互いに相談しながらじっくり作っていきましょう。

経験

大人の恋愛にとって、互いに失恋経験を採っていることは必須です。

特になぜ空回りに終わってしまったのか、そのときの悔いや反省を持っていることはとても大切です。

その経験という引き出しを参照しながら、大人の恋愛に、さりげなく生かしていきましょう。

しかしあまりに経験値の差が大きい、交際上手と交際下手の組み合わせでは、主導権がどちらかに固定されてしまいます。

こうなると対等な関係を原則とする大人の恋愛とは呼べなくなります。

知識

大人の恋愛知識とは、恋愛テクニックと言い換えてもいいでしょう。

ただしプレイボーイ(ガール)の駆使する遊びのそれではありません。

相手の気持ちもてあそばないための、遊びの色恋とは真逆のテクニックです。

相手思いやるテクニックはいろいろあります。

ときにはアドリブも必要でしょう。

そうした経験に基付く実践的な知識を豊富に持っていることが重要です。

思いやり

若さに任せて互いに傷つけ合うような、激しい未熟な恋愛はもうやめにしましょう。

大人の恋愛はそれを超越したところから始まります。

その成功のためにまず必要なのは、相手に対する思いやり、気遣いを前面に出すことです。

ただし過剰なそれは、束縛される感覚になることもあり得ます。

そうなっては大人の恋愛における基本から逸脱してしまいます。

お互いに与え与えられる適正な範囲の中で行いましょう。

信頼

大人の恋愛では、互いに信頼し、疑心暗鬼にならないことです。

疑惑や嫉妬は膨らむ前に話し合いを持つようにしましょう。

知られてはまずい、と思う秘密は少ないにこしたことはありません。

弱みを見せたくないと力む必要もありません。

そして何事もオープンに話し合わなければ、あちこちにブラックボックスを抱えた不安定な関係になってしまいます。

そのリスクを認識すべきでしょう。

それを避けるには相手を信頼することから始めるしかありません。

お金

大人の恋愛にとって自活できること、すでに自活できていることは、成立の前提条件です。

それと貯金、借金は別にして、月ごとのプライマリー・バランス(基礎財政収支)が取れていることが重要です。

趣味に注ぎ込んいる分に関しては、派手好き、見栄っ張りタイプの金使いほど気にする必要はないと思います。

もし問題があれば、急な解決を求めるのではなく、徐々に修正していきましょう。

地位

自由業の人は別として、会社員など組織人なら自由な時間を作ることのできる地位または職種にいることが、

何かにつけ有利なのは間違いないでしょう。

平日でもある程度自由に動けることは、大人の恋愛を長続きさせる保証になります。

自営業者や自由業の方は大人の恋愛をするには非常に有利といえます。

職場恋愛の場合、地位を利用してよろしくやっている、などの風評は避けなければなりません。

周囲に受け入れられてこそ、大人の恋愛です。

オープンでいてかつ私情を挟まないバランス感覚が必要です。

わからなければ周囲の意見を聞いてみましょう。

大人の恋愛をするために重要なポイント

さらに大人の恋愛を成就させるためのポイントを細かく見ていきましょう。

スタンダードはどこにもありません。

いずれも2人で作り上げていくものばかりです。

恋人との距離感が大切

大人の恋愛では、互いにもたれあわない適当な距離感を保ちましょう。

そうしておかないと、へたにスイッチが入ってどちらかが急に加熱してしまった場合、ちょっとしたきっかけで簡単に終わってしまいます。

それも後から振り返っても思い出せないような、どうでもよい理由でのいさかいからです。

それを避けるには互いの趣味趣向を大人として理解し、尊重していなければなりません。

相手に踏み絵を迫るような言い方はやめましょう。

ここでつまずいてしまうカップルは多いようです。

大切なポイントと言えます。

ちょっとした気遣いにも感謝

大人同士として、ちょっとしたことの処理を大切にこなしましょう。

大人の恋はちょっとした気遣いの連続で成り立っています。

ときに応じて感謝の言葉や行為を示しておきましょう。

これは交際の安定を保証してくれます。

その形式は自分で考えなければなりません。

てれかくしの冗談ばかりではよくありません。

それに切り出し方や言葉の使い方を間違えると、はっきり逆効果になってしまいます。

自然でいて、かつ慎重に考えて実行しましょう。

強い刺激を求めすぎないで

大人の恋愛においては、強い刺激を求めて相手を強引に自分の得意分野へ誘いこもうとしないことが大切です。

若いころとは違って、うっとしいのはもうこりごり、と思っている人も多いでしょう。

こういう人に無理強いは禁物です。

互いに影響を与えあって、そのうちに興味がわくという自然体に任せましょう。

相手の親や友達・職場への気遣いも忘れずに

周囲にお似合いのカップル、と認定されていれば何をしなくても自然に受け入れられます。

いい年をした大人同士なら特にそうです。

みな祝福してくれるでしょう。

しかしどちらかに問題が多い、ギャップの大きいカップルだ、などと思われるていると少々やっかいです。

親、友人、職場など周囲への説明という気遣いは不可欠になります。

これを怠ると思わぬ落とし穴につかまりかねません。

問題はきちんと話し合おう

いい年になるとそれに応じて責任の範囲が増していきます。

そして仕事が極めて忙しくなり、すれ違いが多くなるようだと、いろいろな問題が生じてきます。

ところが一方はそれを問題ととらえ、もう一方はそうとらえない。

やがてこの認識の差こそ最大の問題となっていくでしょう。

早めに話し合いギャップを埋めておく必要があります。

これに関してはくれぐれも面倒くさがらないようにしましょう。

相手を受け入れる気持ちを大切に

もういい年になっているのに、いつまでもありのままの自分の姿を受け入れて、というのは少し贅沢です。

これはは最初から錯覚しているだけに過ぎません。

大人の恋ではあっても、相手をいかに尊重しようとも、やはり人間関係を結ぶ以上、何かしら制約はかかります。

それに応じて人は変わらなければならず、いつまでもありのままではいられません。

過ごしてきた時間の差異も大きなものです。

そこまで含めた形の相手の全体像を受け入れましょう。

自分にないものを持っている、そのことを高く評価するとよいでしょう。

大人はどこで恋愛する?

大人の恋愛、そのきっかけはさまざまです。

職場や取引先などの仕事関係、実家のある地域コミュニティなど伝統的な場所と、現代になって新しく登場してきた場所とがあります。

伝統的なところでもその意味合いは今風に変わってます。

さらに新しい場所でも日々その姿形を変えて行きます。

あなたにとって適切な出会いの場所はどこにあるのでしょうか。

ひとつひとつ具体的に検討を加えていきましょう。

職場

出会いの場のカテゴリーとしては古典的パターンに属します。

しかしここにおける人間関係は相変わらず生活の大きな部分を占め続けています。

そこそこ成長している企業にお勤めなら、いろいろな人の出入りがあるはずで、新しい出会いの機会も得られます。

もちろんリストラ中の会社や、毎年決まりきった業務の公益法人では難しいでしょう。

それはともかく職場では互いの性格など言わずとも知れますし、

社内コミュニティからの後押しも得られやすく、恋愛をするのに気楽な環境なのはは確かです。

逆に立場を利用しているととられたり、明らかにお似合いではない、とされた場合は反発を買ってしまいます。

こうなると後々の仕事にまで悪影響を及ぼします。

社内に恋のライバルは存在せず、周囲と一緒に盛り上がるのが職場における大人の恋愛というものでしょう。

合コン


合コンのイマドキ事情を調べてみると、若い人たちは出会いプラスアルファーを求めている、と出ています。

美味しいものを食べること自体を楽しむ、または趣味のグループでセッティング(合コンセッティングサービスなどを利用)をする等、多様化が進んでいます。

アラサー以上になると、仕事における人脈拡大にもつながるから、

という参加理由が増える一方、楽しむのではなくガツガツ結婚相手を探す傾向もある、とも出ています。

要するに年をとるとどちらに転んでも実利を求めようとする気持ちが強くなるわけです。

これはこれで合コンに積極参加する動機になりそうです。

合コンのカバーする範囲が広がっているのです。

その場さえ楽しければよい、という年齢ではなくなった男女にとって、仕事や取引関連からわりと無理せずに入っていける出会いの場、という感じでしょうか。

社会人サークル


ここでいう社会人サークルとは一般名詞ではなく、イベントの企画運営をメインに活動している個人または法人とその活動のことを指しています。

入会金や月会費はなく、イベント参加料のみ徴収というパターンが一般的です。

婚活業者のイベントのように目的はそれに絞られてはいません。

またいわゆる飲み会だけでもありません。

アウトドア専門、趣味別など、幅広い内容を備えています。

それも東京・大阪などの大都市だけではありません。

かなり広い範囲の地方都市に至るまで、多様な活動が行われています。

したがって敷居は比較的低く、地方の人にも参加しやすい活動の一つといえます。

婚活に限らない出会いの場ですが、婚活の比重もかなり大きい、といったところでしょうか。

費用対効果の計算などあまり余計なことは考えず、まず居心地のいいイベントを探すことから始めるとよいでしょう。

同窓会

久しぶりに同窓会へ出席するときは、焼け木杭には火が付き易い、という言葉を忘れないようにしておきましょう。

とくに35歳以上になると、大人の恋というより、不倫のきっかけになってしまいがちです。

何といっても人間関係は濃密ですから、どこかから漏れ必ずバレてしまいます。

バレているのに気付かず、お互い取り繕っているのは、大人の恋愛とは対極の不細工な絵柄です。

こうなる前に、互いにフリーであることを確認しておきましょう。

また最近では、観光業者の主導によって、地方の人たちが都会へ出ていって同窓会をするケースも増えているそうです。

筆者の聞いたのは、四国・香川県高松市の人たちが、神戸市に集まって同窓会を開催したケースです。

これは地元を離れた人たちが集合しやすいこと、地元の人にとっては都会へ出て息抜きができること、というWの効果があります。

みんなでホテルに1泊したため大いに盛り上がったそうです。

確かに予期せぬ出来事の起こりそうなシチュエーションではありますね。

mixi


mixiを利用した出会いでは、趣味のサークルを通して知り合うことが一般的でしょう。

当のmixiも趣味サークル数は日本最大級とアピールしています。

ともかく趣味仲間とのやりとりは、とてもリラックスできるものです。

mixiを通じての出会いであれば、社会人サークルや婚活パーティーのようにいきなり顔を合わせるわけではありません。

この点も気を楽にしてくれます。

サークル内のやりとりを重ねることで、相手に対する品定めはできています。

会うと決めたころには相当程度互いを理解できているため、初対面のプレッシャーは大きく軽減されます。

それに趣味の話なら話題の事欠くことはないでしょう。

対等な関係も自然に保てます。

話下手を自覚している人にとってはもってこいかも知れません。

バー

バーという古くからあるカテゴリーにおいても、出会いのバー、婚活バー、など、これまでと違う新しい使い途が広がっています。

新しい視点から見直してみる必要があります。

新しいタイプのバーは東京・大阪などの大都市だけでなく、すでに地方都市にまで波及しています。

自然な出会い方を好む人たちの間で人気上昇中ということで、これが後押しとなっているのでしょう。

社会人サークルの開く飲み会を、バーが自分自身で運営しているイメージでしょうか。

飲み会だけですから多様な社会人サークルより婚活要素は強いでしょう。

入会金、月会費はありませんが、会員登録を必要としています。

ここで怪しい人物は一応ブロックしてくれるわけです。

参加費は東京・六本木のバーと、地方都市のカジュアルなバーとではもちろん大きく違います。

しかし天と地の開きまであるわけではありません。

いずれも3000円から1万5000円の範囲内に収まっているようです。

他のアミューズメントの料金と比較してもそれほど高額とは言えないでしょう。

一度経験してみる価値はありそうです。

大人の恋愛は深くてあたたかい

支配、被支配の関係は大人の恋愛には最もなじまないものです。

古い観念にとらわれている人には明らかに不向きです。

パートナーは自分の持ち物でもアクセサリーでもありません。

その一方、何よりも大切なものでもあります。

一人よがりにならない、そして相手の負担にならないことに注意しましょう。

肩の力は抜けていながら、それでいて深くて温かい恋愛を目指しましょう。

相手を尊重することさえしっかり守っていれば、大きな心配をする必要はありません。

数々の注意点を挙げましたが、失敗したときの参考として使ってください。

さあ躊躇せず大人の恋愛を目指していきましょう。