世の中には、買わなくても借りれるものはたくさんあります。

結婚式のドレスや、卒業式の袴などを借りれる「レンタル衣装」、旅先の移動で助かる「レンタカー」、「レンタルビデオ」「レンタルCD」なども、DVDやCDを購入しなくても楽しめる身近なものですね。

さらに大きなものだと、「レンタル倉庫」や「駐車場」、「借家」もあります。

月極めの家賃や賃料を払うことによって、そこのスペースを自由に使えたり、生活できるシステムが、日本では一般的にみられます。

ところで、皆さんは、「レンタルオフィス」と言う言葉をお聞きになられたことはございますか?。

️レンタルオフィスとは

もうお分かりの方も多いと思いますが、仕事をするスペースを借りることを、レンタルオフィスと言います。

つまり貸事務所です。

ただ、賃貸物件でお部屋を借りて、そこを事務所として使用することとは、少し違います。

「レンタルオフィス」とは、仕事をするのに必要な、机や椅子、電話などの備品を備えていたり、不動産物件として賃貸契約を結ばずに、月極めや時間決めで借りる形式のものをさします。

基本的には、前述の通りのシステムですが、契約内容やタイプ、付属サービスや、備品や情報機器の設備具合などは様々で、レンタルオフィスの中でもたくさんの種類があります。

日本では1997年頃から、オーストラリアの起業家のアルフ・モーフォレッジが「複数のテナントが入居するサービス付きオフィス」という発想の元に立ち上げた、「サーブコープ」が日本進出したのをきっかけに使われるようになりました。

日本ではそれまでも、机などの備品や、事業用の機器のレンタルは行われていましたが、「場所」「設備機器」「人的サービス」がセットで提供されるものはなかったので、新しい試みとなりました。

ではこれから、レンタルオフィスの主要な特徴を3つ取り上げましょう。

低予算で借りられるオフィスのこと


レンタルオフィスの一番特徴は、「コストを抑えることができるとこと」と言われるほど、自分でビルのオーナーや不動産屋さんと賃貸契約を結んで事務所を借りるよりも、低予算でオフィスを確保することができます。

期間や時間を限定して必要な時だけ借りることができたり、会議室として特別な時だけ使用できたり、サテライトオフィスとして、本社とは別に必要なスペースを確保できるという、利用者にとって、最低限に必要なコストだけを支払い、無駄な出費を抑えることができる嬉しいシステムなのです。

業務に必要ななものが揃っている

レンタルオフィスのサービスグレードはそれぞれですが、机や椅子、電話やコピー機のみならず、受付や、秘書サービス、電話対応などの人的サービスを行なっているところもあります。

また、郵便物の転送なども行なっているオフィスもあります。

レンタルオフィスの中でも「バーチャルオフィス」「インキュベーションオフィス」「サービスオフィス」などと細分化されて、それぞれの特徴を生かして、様々なビジネスに必要なものを提供するようになっています。

ですから利用者は、数あるレンタルオフィスから、自分の業務に適しているオフィスを選ぶことができますし、付帯されているから備品でも、机ひとつから選択できるところもあるので、必要なものだけを借りることができます。

業種や会社の規模によって、仕事をするのに必要なものはそれぞれ違いますが、ビジネスをするとなるとそれなりの量になるので、必要なものが最初から揃っているというのは、利便性がかなり高く、助かりますね。

起業・独立するなら考えたい

起業するときには、初期費用をできるだけ抑えたいですし、将来的に会社がどう成長するか先が読めないので、低予算で、柔軟性にとんだレンタルオフィスはぴったりと言えます。

もし最初から不動産契約をして、オフィスを構えるなると、敷金礼金の他にも、内装を練ったり、オフィス家具を購入したりする必要が出てきて、余分な時間やエネルギー、お金もかかります。

しかし、レンタルオフィスにすることによって、そのような労力とコストを全て削減し、スピーディに仕事に取りかかれます。

起業や独立という大きなチャレンジをするときは、一分一秒でも惜しく、仕事に全精力を注ぎたいと考えていますし、文字通り時間が何より貴重ですので、契約だけで即仕事に取りかかれるレンタルオフィスはおすすめです。

️レンタルオフィスのメリット


何事にもメリットデメリットはありますので、レンタルオフィスについても、それらを比較考慮するのは懸命なことです。

特にオフィス賃料は、出費の中でも高額な方になりますし、毎月定期的にかかるコストですので、慎重に検討するなら賢明な一歩を踏み出せます。

最初は小さな差に思えても、後々大きな問題になったり、逆にストレスを回避することもできるので、これから調べる、レンタルオフィスのメリットとデメリットを参考にしていただければと思います。

特にメリットはたくさんありますので早速見ていきましょう。

初期費用を抑えられる

不動産契約をして賃貸オフィスを設ける場合、契約時に、敷金・礼金・内装工事・ビジネス家具・ビジネス機器など全て揃える必要が生じ、貴重な資金が、仕事の環境を整えるために大幅に取られてしまいます。

会社の規模や仕事内容によって、金額に幅が出るので一概には言えませんが、平均すると150万円ほどかかると言われています。

これはかなりの負担になります。

自分の仕事は、机一つで良いという方もおられると思いますが、それに適した小さなオフィスは非常に数が少なく、探すのが大変になります。

省スペースの場合や、コストを抑えたい場合は、自宅をオフィスにするという選択肢もありますが、コストはかからないとしても、プライベートとビジネスの境目がなくなったり、家族の生活に支障をきたしたりして難しいかもしれません。

そこで登場するのがレンタルオフィスです。

安いものだと、東京都内の非常に便利な立地でも最安で10,000円〜あります。

2名が働けるようなスペースでも、月に50,000円〜70,000円くらいで借りることができます。

しかも仕事に必要な備品も、ネット環境も揃っているので、それ以上のコストがかからないのも魅力ですね。

すぐ入居できる

オフィスを開設するとなると、不動産屋さんや内装業者さんとの打ち合わせなどに時間を取られますし、契約してから入居までに時間がかかり、構想を立ててから仕事が始められるまでには、数ヶ月という長い期間がたってしまうかもかもしれません。

しかし、レンタルオフィスなら、問い合わせから一週間くらいで入居して、すぐに仕事に取りかかれるというメリットがあります。

しかも手続き窓口も、一箇所で簡単に済むようになっていることが多いので非常にスムーズです。

「時は金なり」という言葉がありますが、仕事をする上で、時間は何にも変え難いものです。

ですからすぐに入居して、仕事に取りかかれるというのは、経営者にとって何より嬉しいことかもしれません。

電話や郵便などのサービス

仕事をする上で、郵便物や宅配物の受け取りができることは大切なポイントです。

また、電話番号があることも、会社の信用問題にも関わることですね。

「バーチャルオフィス」の場合は、住所や電話番号を貸与をしていることが多いので、送付された郵便物をまとめて指定住所に転送したり、電話代行を行ってくれます。

「レンタルオフィス」の場合は、基本的に、電話の回線やインターネット環境は、すでに揃っていると考えることができます。

ですから、電話会社と契約したり、工事に来てもらう手間や費用はかかりません。

入居した時からすぐに使用することができるのです。

また、会社登録の住所として使うこともできるレンタルオフィスも多く、当然郵便物の受け取りも可能です。

都内の一等地の住所だと、取引先から信頼されたり、お客様にも安心感を持ってもらえるというメリットもあります。

自宅で仕事をすると、自分の家の住所を公開することに抵抗を感じる方も多いと思いますが、レンタルオフィスなら、個人情報を守る点でも安心です。

人件費削減にも

郵便物の受け取りや、電話対応をしてもらうには、自分が留守の時に、オフィスに残れる人を雇う必要がありますね。

会社の住所として公開した以上、いつ何時、取引先やお客様が訪ねてくるかわからないので、オフィスを無人にできないという事情もあります。

お客様のお出迎えなどのために、受付や秘書を自分のためだけに雇うと、かなりの人件費がかかります。

レンタルオフィスでは、利用料に、郵便物の受け取りや、電話取次ぎ、受付や接客など、人的サービスが含まれているところもあります。

それらを活用することによって、経営を圧迫しかねない人件費を削減することができるのです。

環境が整っている

仕事の効率を上げるには、環境を整えることは大切です。

多くのレンタルオフィスでは、東京都内の一等地で、駅から徒歩数分圏内にあります。

自宅からの通勤も、取引先に出かけるにしても、いちいち時間がかかっていては、それだけで疲れますし、時間を無駄にしてしまいます。

ですから立地が良くアクセスに便利というのも、職場環境として大きなポイントになります。

また、現代の仕事では、パソコン、スマートフォンやタブレットなど電子機器を多用するので、コンセントの数も大切になりますが、レンタルオフィスでは、そのような面でも不自由を感じないようによく配慮されています。

部屋のタイプも、完全個室、窓ありや窓なし、共有スペースをオフィスにする場合でも、自分専用の席を確保できる専有席プランや、外作業が多かったり、会議の時をメインに使用する方のためのフリー席プランなど、各自のビジネススタイルに合わせて、適切な環境を整えることができるようになっています。

また、出張先で数時間だけ仕事をしたい場合も、一時間から使えるレンタルオフィスがあるので、カフェなどとは違い、集中できる自分だけの簡易オフィスを、必要な時に必要な場所に作れるというメリットもあります。

設備のレンタルができる

会社に必要な設備と聞いて皆さんは何を思い浮かべられますか?デスク・プリンター・コピー機・シュレッダー・高速ネット回線などが浮かぶかもしれません。

また、会議室やラウンジ、倉庫なども必要なこともあるでしょう。

これらすべてを揃えることは、個人事業主にはかなりの負担になりますが、設備が整っていないと、スムーズに業務をこなすことができません。

しかし、レンタルオフィスなら、コストや管理面での負担を軽くしながらも、自分のワーキングスペースでそれらを使用することができるので、大変便利です。

設備の料金体制は、レンタル会社ごとに細かく設定されていますが、コピー機などは、一ヶ月ごとの精算で、契約者IDできちんと管理されているので、安心して使うことができます。

会議室

会議室もレンタルオフィスの中で人気があるものです。

何人集まるか、どこで集まるのが最善かなどによって、スペースや場所を適切なものに変えることができるからです。

大抵のレンタル会社は、オフィスとセットだけではなく、会議室だけのレンタルも行なっているので、面接会場や株主総会、セミナー開催時など、特別なイベントの時に、必要なスペースを確保のために使用することができます。

テレビモニターやプロジェクター、音響装置など、プレゼンテーションや大人数での会議に必要な設備も整っていることが多く、利用者の様々なニーズに答えられるようになっています。

また、従来の殺風景な部屋だけではなく、モダンテイストな内装や、木のぬくもりを感じられるようなデザインの部屋まで、おしゃれで個性的な内装を部屋ごとに施しているレンタル会社も多いです。

クライアントとの大事な打ち合わせの時に、雰囲気の良い会議室をレンタルするなら、商談も気持ちよく進むかもしれませんね。

このように立地、サイズにプラスして、雰囲気のバリエーションがあるのもレンタル会議室の魅力と言えるでしょう。

便利な立地

オフィス選びで大切にしたいことの一つは、立地ですね。

できるだけ便利で、プレミアム感がある場所にオフィスを構えたいですが、そうすると坪単価も高くなります。

しかし、レンタルオフィスやシェアオフィスの場合は、その費用を自分だけでなく、シェアする人と一緒に払うことができるので、かなりコストを抑えることができます。

起業する際に、多くの経営者は、皆が憧れる一等地にオフィスを構えることを夢見たり、そこにお店を出せたら成功の証と考えると思います。

それほど、会社をどこに構えるかということは、仕事のモチベーションに関わるのです。

レンタルオフィスは、駅に近かったり、様々な路線にアクセスが良かったり、周りに必要なものが揃っている「こんなところに自分のオフィスを持てたらいいな」と思う場所に設置されていることが多いです。

ですから、その場所で、レンタルから初めて、業績がアップしたら、自分で賃貸物件を借りるなどの目標を立てるのもいいでしょう。

刺激のある場所だと、向上心が生まれ、いい仕事ができるようにもなることでしょう。