皆さんは映画を観ることはお好きですか?

映画館に行って臨場感あふれる雰囲気を楽しみながら観るのがお好きな方もいれば、自宅でリラックスしながら、休日は好きなジャンルの映画をレンタルショップで借りてきて、ゆったりした気分で観ているという方もいらっしゃることでしょう。

映画とひとくちに言ってもさまざまなジャンルがあって、例えば代表的なものだけ挙げるとするなら、アクション系、コメディ系、ファンタジー系、ラブロマンス系、ミステリー系、ホラー系、アニメーションなどがあります。

たくさんの映画ジャンルがある中で、上映されるようになると人気ランキングの中で必ずと言ってもいいほど上位に入り、話題を集めるものの中に“シリアスな映画”があります。

シリアスな映画ってどういう内容のものを言うんでしょうか。

ネット辞書で“シリアス”という言葉の意味を調べてみると、①きわめて真面目なさま。本格的なさま。②事態などが深刻なさま。となっていました。

ということは、内容がきわめて真面目で、本格的で、時には深刻な事態を扱っているものがシリアスな映画という事になりますが、ある意味固い内容にも感じられるそのような映画内容に人々がそれほど魅せられるのはどうしてなのでしょうか。

このサイトでは、シリアスな映画の魅力や、おすすめ映画についてまとめてみました。

シリアスな映画が大好き!という方も、まだ一度もそういったジャンルは観たことがない、という方にも参考にしてもらえたら嬉しいです♪

シリアスな映画で頭を研ぎ澄ませよう!

皆さんが映画を観たい!と思う時ってどんな時ですか?

なんだか思いっきり泣きたい気分の時には、ラブロマンスとかヒューマン系のものを観たいでしょうし、ハラハラドキドキしたい時はアクション映画やホラー映画を選びたいと思うかもしれません。

思いっきり笑って気分をスッキリさせたい時にはコメディ系をチョイスしたくなるでしょうか。

いずれにしても、どんなジャンルを観るとしても、映画を見た後に気持ちが爽やかになっていたり、心が穏やかになれたり、スッキリできたり…と、リフレッシュやリラックス効果を得たい時に映画を観ようと思う方が多いと思います。

ではシリアスな映画はどんな効果を期待できるでしょうか。

また、どんな時に観るといいんでしょうか。

もちろん人それぞれなので一概には言えませんが、例えば「なんだかやる気がいまいち起きない」時や、「最近集中力に欠ける」というような時には特にぜひ観てもらいたいな~と思います。

それはシリアスな映画を観ることで頭が研ぎ澄まされていくからです。

では、シリアスな映画の魅力について詳しく取り上げていってみましょう。

シリアスな映画の魅力とは?

シリアスな映画を観ることで「頭を研ぎ澄まされる」とはどういうことでしょうか。

やる気が起きない時やボーっとして頭が働かない…というような時は実は脳内の「記憶力」や「理解力」「集中力」が低下していることが原因となっている場合が多くあります。

疲れが溜まっている時やストレスが多い状態だと誰でもそういう状態になる時ってありますよね。

もちろんあまり疲れている時には映画を観るうんぬんより、休むことをお勧めしたいと思いますが(笑)、そういった集中力や理解力の感覚をまた活性化させたい時にシリアスな映画を観ることで、気持ちを高めたり、物事を深くとらえて考えるきっかけにできるので、結果として見終わった後には、脳が鍛えられて頭の回転が速くなり、「頭が研ぎ澄まされる」ようになるというわけです。

つまり、一歩踏み出せないような状況の時でも前向きな気持ちにさせられる映画だ、ということなんですね。

では実際にシリアスな映画はどんな内容を扱っていて、観る人にどんな風に積極的な影響を与えてくれるのでしょうか。

今回は6つの魅力について取り上げたいと思います。

1. 世の中の現実に向きあえる

私たちは誰しもが生きている中で逃げたくなる現実を見てしまう事もありますし、そうした逃げたくなる現実と自分が関わりを持たなければならない時も出てきます。

嫌だと感じることにも真正面から向き合うのには本当に勇気が必要になることもありますよね。

シリアスな映画はさまざまな問題や現実と向き合うことの大切さや重要さを教えてくれる内容がとても多いです。

実話に基づくものもたくさんあるので、自分だけではなくて、さまざまな現実と向き合い闘っている人が他にもいるということで慰められたり、励みが得られる事も多々あります。

2. 懸命に生きる人の生き様を垣間見られる

映画に出てくる登場人物は、さまざまな問題や試練となる現実に直面し、それに立ち向かって一生懸命生き抜く様を見せてくれます。

「やる気が起きない」とか「嫌なことから逃げてしまいたい」と感じたり、何らかの出来事で失望感や絶望的な気持ちを感じるような時に、そうした懸命に前向きな気持ちで闘う人々の生き様を見るだけで勇気がもらえます。

3. 人生について深く考えさせられる

自分は今このままの人生で終わらせて良いのだろうか、もっと有意義で充実した生き方ができるんではないだろうか、人のためになる何かができないだろうか、そのために今できることはないだろうか…と「人生」という深いテーマを考えて見直したり改めたりするきっかけとなる映画に出会えるかもしれません。

シリアスな映画には“人生の意義”のようなものを問いかけるテーマもとっても多いです。

普段はあまり考えない事でも、改めて見直すきっかけにできるかもしれないですね。

4. 物事を考える力が付く

シリアスな映画はよく考えながら観ていかないと全体の内容がつかめないこともあります。

普段はぜんぜん考えない、深くて時には重いテーマを扱うシリアスな内容の映画を観ると、ある物事について深く考えて理解する力とか、推察する力がとっても研ぎ澄まされていくようになります。

また、物事をただなし崩し的に行なうのではなく、よく考えてから取り組むことの大切さについても学べることでしょう。

5. 社会問題などの知識が増える

シリアスな映画は、今世界的に起きているさまざまな社会問題に切り込む内容がとても多いです。

それは犯罪であったり、深刻な病気に関するものもあれば、人種問題やテロのような国際的なものまでさまざまです。

自分たちの国だけでなく、国外で起きている情勢や色々な社会的な出来事や問題についてもよく知ることができるので、ビジネスや人との会話に役立てられる機会も多くなるに違いありません。

6. 深刻な状況でも前向きになる思考回路が身に付く

自分がストレスとなる難しい状況に面すると、つい逃げたくなったりネガティブに物事をとらえてしまう傾向がある…という方も少なくないと思います。

でもどんな辛い現実でも、深刻な場面でも逃げずに前向きな気持ちで生き抜く様を学ぶことで、今の自分ともきちんと向き合って、どんなに深刻な状況でも必ず乗り切ろう!解決しよう!というポジティブな思考の仕方に変えていくことができるようになります。

シリアスな映画の人気が高まってきている

シリアスな内容の映画、と聞くと重い深刻なイメージが浮かんできて敬遠されてきた方もいらっしゃるかもしれません。

せっかくリフレッシュするなら明るくて楽しい気分になれる映画を観たい!という方もいらっしゃることでしょう。

でもシリアスなテーマを描いた映画が発表されると、どのメディアでも話題になり高く評価され、ロングランで上映されるものもたくさんあります。

つまり、シリアスな映画が人々にとても人気だという事です。

そしてその人気はどんどんと高まってきているんです。

それは、シリアスな映画を観ることで心が豊かになれたり、観て良かった、と心から感じられるような作品だからなのかもしれません。

シリアスなテーマのものはこれまで観たことがない、という方は、一度はまったらきっと抜け出せないかもしれませんよ♪

シリアスなおすすめ映画20選

ではここからはシリアスな映画の中で、特におすすめしたい映画20作品を取り上げてみたいと思います。

シリアスとひとくちに言ってもテーマはさまざまです。

先ほど挙げた、シリアスな映画の6つの魅力に当てはまる内容のものばかりなので、ぜひ映画を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

1. 悪人

この映画は2010年に上映された、李相日監督による、妻夫木聡さんと深津絵里さんが主演を努めた話題作です。

原作があって吉田修一さんの小説が元になっています。

日本アカデミー賞で妻夫木さんが最優秀主演男優賞、深津さんが最優秀主演女優賞を取ったということで、よく覚えておられる方も多いのではないでしょうか。

脇を固めた数々の素晴らしい俳優さん女優さんが素晴らしい演技をしたことでも話題となりましたよね。

ネタバレしてしまうと悪いのであまり内容を詳しくはお伝えしませんが、殺人を犯した男性とある女性が知り合い、一緒に逃亡する中で葛藤や鬱屈した思いと向き合っていくストーリーです。

内容としてはスッキリした気持ちにはなれないかもしれませんが、題名にある「悪人」とは誰なのか、考えさせられるものとなっています。

殺人を犯した人はもちろん悪人なんですが、人間が誰でも悪に満ちた考えや行動を取りかねない要素を持ち合わせていて、そうした事とどのように向き合っていく必要があるのか考えさせられるストーリーとなっていますので、ぜひまだの方は観てみてください。

2. スノーデン

日本では2017年初めに公開された映画で記憶に新しい方もいらっしゃることでしょう。

米国のオリバーストーン監督による、実際に実在する男性の実話を元にした、ノンフィクション映画で話題となりました。

オリバー監督は社会的な問題を取り上げることでもよく知られていますよね。

現代は情報化社会で、個人情報が簡単に他人に知られてしまうかもしれない危険とも隣り合わせな時代です。

この「スノーデン」は自分のキャリアも、家族や恋人も、故国も、自分の輝かしい人生の全てを捨ててまでも国家の機密を暴き、内部告発をした男性の決意や強い意思が取り上げられています。

自分の知らないところで誰かに「監視」されている事もありえるかもしれない、今の時代にふさわしい、誰もが知っておくと良い社会問題を扱っている作品で、ぜひお勧めしたい映画です。

3. ダークナイト

アメリカンコミック「バットマン」が原作として実写化され、米国では新記録を叩き出すほどの超傑作となったのが「ダークナイト」です。

いわゆるヒーローものの映画なわけですが、“闇の騎士”という意味合いからもイメージできるように、表立っては裁けない巨悪な犯罪を、その強い正義感から法的には正しいとは言えないやり方で解決していこうとするストーリー内容となっています。

犯罪を無くそうと奮闘する中で、それに相対するかのようにまた別の犯罪が増えていくことへのジレンマが描かれており、それでも一生懸命に自分の信念を通してやりきる生き様は、きっと見終わった後でスッキリできること間違いなし!の映画となっています。

4. スポットライト 世紀のスクープ

トム・マッカーシーが監督を務め2015年に公開となった話題作です。

これは2002年に実際に起きた衝撃的なスキャンダルを扱った実話で、さまざまなメディアで2015年の最良の映画として取り上げられました。

カトリック教会の神父によって若い無力な子供たちへの性的虐待が行なわれていたこと、それを知りながら見て見ぬふりをしていたカトリック教会の裏を勇気をもって暴露し、記事にした新聞記者たちの奮闘が描かれています。

貧しく、治安も悪い環境の中で誰も頼れる人もなく、神に頼りたいという純粋な気持ちで教会に行くことを楽しみにしていた子供たちが、自分の欲望を満たすためだけに子供たちを狙い虐待を繰り返す、名声と権力をかさにした神父によって裏切られ傷ついていく様が鮮明に描かれたストーリー内容です。

とてもショッキングな内容ではありますが、今でも無くなることがない、権力者による性的虐待という問題を暴いており、世の中の不公平や不平等といった現実について考えさせられる作品です。

5. 感染列島

この映画は2009年に公開された邦画で、妻夫木聡さんと檀れいさんが主演を努めました。

新型ウィルスが日本に入り込み、対応するワクチンがないことで次々と人々にウィルスが感染し、人の命が奪われていくようになります。

自分も命の危険がある中で、医者としてみんなを助けたい!という強い願いと信念をもってウィルスと立ち向かう医師の強い生き様が、とても感動させられる映画となっています。

国外でも次々に新型のウィルスが出て、死にも至りかねない感染が実際に色んな国で起きているので他人事ではいられないな…と考えさせられた映画でもありました。

また、そうしたパニックともいえる状況になった時に、いかに冷静に物事を判断することが重要かを教えられる内容の映画です。

6. ホテル・ルワンダ

今でも無くなることがなく、各地で行なわれている民族間の対立による紛争問題を取り上げたストーリーの「ホテル・ルワンダ」は、2004年にテリー・ジョージ監督によって発表され、やはり話題作となりました。

実際にルワンダという国内で起きたツチ族とフツ族の対立と、それによって引き起こされた内戦による大虐殺という混乱の中で、ツチ族フツ族に関係なく助けを求めてくる人々の命を救おうと一生懸命立ち向かい、努力した一人のホテル支配人の生き様を見事に取り上げている感動的な作品です。

ぬくぬくと平和な気持ちで日本で暮らしている私たちですが、人生を必死で生き抜こうとするルワンダ人の強い姿勢、生き様からきっと強い影響を受けるに違いないでしょう。

7. 半落ち

「半落ち」は横山秀夫の小説を元に描かれた作品で、寺尾聡主演で2004年に公開された映画となっています。

“半落ち”という言葉は警察で使われる用語だそうで、“一部自供した”という意味で用いられるそうですが、アルツハイマーになっていた最愛の奥さんを殺したと自供してきた男性が、絶対に語ろうとしなかった空白の2日間にいったい何があったのか、という事について取り上げています。

子供を強く思うがゆえの親の行動や気持ち、さらには決して他人ごとではない、アルツハイマーという病に自分や大切な家族がなった時、どのように向き合っていくべきなのか…など、考えさせられる内容です。

8. SEVEN

この映画は1995年と少し古い映画になりますが、ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが共演を果たし、当時大ヒットとなった作品です。

キリスト教の「七つの大罪」とされる、「GLUTTONY(暴食)」「GREED(強欲)」「SLOTH(怠惰)」「LUST(肉欲)」「PRIDE(高慢)」「ENVY(嫉妬)」「WRATH(憤怒)」に基づいて次々に行なわれていく猟奇的殺人を取り上げた、サイコパスなストーリー展開の映画です。

決してスッキリした気分は味わえない、何とも後味の悪い結末で終わる映画ですが、展開がとてもハラハラさせられて、いったい犯人の目的は何だったのか…と思考力や推察力が深められる内容となっています。

9. ハドソン川の奇跡

この映画は、2009年に航空機「USエアウェイズ1549便」がハドソン川に奇跡的に不時着し、一人の犠牲も出さなかった奇跡の生還と言われた実話を元に描いた作品となっています。

監督クリント・イーストウッド、主演トム・ハンクスで2016年に公開され、やはり人気作品となりました。

一人の命も失うことなく、全員を生還させたことで飛行機を操縦していた機長は一躍有名となり、ヒーローとしてたたえられるわけですが、そのあとに機長が直面したさまざまな困難があったことを取り上げています。

自分のしたことは間違っていたんだろうか…と葛藤させられる状況の下でも、信念を持ってそれを揺るがすことなく守り抜いた機長の強さが、頑張り続けたら必ず報われるんだ!と思わせてくれるような心温まる感動的な内容となっています。

ぜひ見てもらいたいオススメ作品です♪

10. 孤高のメス

医療現場の現実をとらえた、コミックの原作を元に作られた邦画です。

2010年に公開され、堤真一が主演を務めました。

こんな病院の実態を知ったら信頼して病院に行けなくなる、と思ってしまうような現代医療の問題もしっかり取り上げながらも、こんなお医者さんだったら安心してすべてを任せられると思えるような内容となっています。

大きな病院で当たり前のように行なわれている慣習や慣例を物ともせずに、正義を貫く医者の姿にとっても勇気をもらえる作品です。

11. それでもボクはやってない

これは、男性の方なら特に他人事とは決して言えない、電車の中で痴漢と間違われてしまうえん罪事件を取り扱った、周防正行さんが監督を務めた2007年公開の邦画作品です。

主演を加瀬亮さんが務め、さまざまな映画祭で賞を取った話題の映画となっています。

痴漢に限らず、自分は絶対にやっていないと言っても誰にも信じてもらえない時は人生の絶望を感じてしまう瞬間かもしれません。

主人公が、世の中の理不尽とも思える出来事の中でも自分は正しいと思ったことを曲げないで貫く信念や勇気は、本当に涙が止まらなくなってしまいます。

また、誰も味方がいないと感じる時があっても、決して一人ではないんだ、必ず自分のそばに味方が一人でもいるんだ、という事を信じさせてくれる作品でもあります。

涙なしでは見られない、感動的な作品です。

ぜひご覧になってみてください。

12. ニュースの真相

2015年に公開されたこの映画は、米国で大統領選挙が間近に行なわれるという中で、再選を目指して総選挙中のブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑を取り上げ、真実を求めて国家権力に立ち向かった番組のプロデューサーや司会者たちの勇気ある行動を取り上げた、2004年の実話を題材とした映画ドラマです。

ケイト・ブランシェットとロバート・レッドフォードの共演でも話題を呼んだ作品となっています。

情報がたくさん氾濫している世の中で、情報の真実性をどのように国民は判断すればよいのか、真実ははっきりと解明されるのかというシリアスな部分を描いた重みのある内容です。

また国家権力の圧力や、国民全体からのバッシングを受けながらも、真実と信じる事を大胆に取り上げるジャーナリストの真摯な姿勢からも強い影響を受ける作品となっています。

13. 瞳の奥の秘密

少しマイナーな作品になりますが、2009年にアルゼンチンとスペインの合同作品として発表されて、アカデミー賞の外国語映画賞も受賞した映画です。

その後リメイク版の「シークレット・アイズ」が2015年に出て、そちらが記憶に残っている方もいらっしゃることと思います。

25年も前の殺人事件の真相を求めて奮闘する主人公の熱い想いや、真実の愛について問う作品となっています。

14. 告白

湊かなえさんのベストセラーとなった小説「告白」を元に映画化された、松たか子さん主演のこの映画は2010年に公開された邦画作品です。

記憶に残っている方も多いかもしれませんが、R15+指定にもされ、かなり衝撃的な内容でした。

命の重さを知らずに人の命を簡単に奪ってしまう若者たちに自分の娘の命を無残に奪われた、シングルマザーである母親の復讐劇が始まりますが、その殺人を犯した若者たちも複雑な家庭環境の下で育っており、もがいていくさまが描かれています。

復讐がテーマになっており、正直スッキリできる内容ではありませんが、簡単に人の命をもてあそび奪ってしまう若者が増えている現代において、命の大切さについて問いたり、本物の幸せは心の豊かさからくるんだということをぜひ伝えたい、現代の社会的問題にメスを入れた作品と感じます。

15. 亡国のイージス

2005年に、福井晴敏さんの人気小説「亡国のイージス」を元に、阪本順治監督によって映画化された作品で、真田広之さんが主演を務めた話題作です。

海上自衛隊員とテロリストによる攻撃を受けながらも、日本の平和を守るために彼らに相対していく主人公のもがくさまが絶妙に描かれていて、アクションも素晴らしいのはさながら、ハラハラドキドキさせられる内容とその結末にきっとスッキリさせられること間違いなし!のおすすめしたい映画の一つです。

16. タクシードライバー

ロバート・デ・ニーロの代表作といえば「タクシードライバー」を挙げる人も多いほど、当時の人々にこれほど強い影響を与えた作品はないでしょう。

1976年にマーティン・スコセッシ監督によって作られ公開された作品です。

アメリカの社会的背景が影響している作品なので、ストーリーを完全に理解するのは難しいかもしれませんが、とても深い内容です。

ベトナム戦争から帰還した兵士の孤独や、心の闇や虚無感を描き、夢や希望や生きがいを持って生きることがどれほど大切な事なのか、友人や家族との関わりがいかに大切なものかを気付かされる作品となっています。

日本は先進国で恵まれているかもしれませんが、その日本においても貧富の差がどんどんと拡大し、社会から疎外されて孤独に生きている人もいるのだという事、そうした不平等が不必要な犯罪を増やし、いつまでも繰り返されていくのだ、という事を忘れないようにしたいと深く考えさせられるテーマとなっていると思います。

17. 東京難民

2014年に公開となった邦画作品「東京難民」は、福澤徹三の小説を元に映画化された作品です。

中村蒼さんや金子ノブアキさん、中尾明慶さんらが出演し、今の日本の実態を描いたストーリーとして話題を呼びました。

恵まれているように思える日本でも“見えない貧困”という格差で苦しんでいる人が大勢いること、その格差社会の中で過酷な幻日と向き合いながら生きている若者たちの実態を見事に描いています。

R15+に指定されていて、ショッキングな内容も含まれていますが、どんどん増え続けていることで問題視されているネットカフェ難民や、職に就くことができずに日雇いバイトで食いつなぐといった貧困問題は、今の不安定な時代誰にでも急に起こりえることで、そこから少しでも抜け出すためにはどうしたらいいのか…という、考えさせられるシリアスなテーマとなっています。

明日は我が身、とはよく聞きますが、決して他人事ではないリアルな日本の状態を知っていただき、ご自分やご家族の在り方をいま一度見直すきっかけにもなると思うので、ぜひおすすめしたい映画です。

18. キャタピラー

こちらも邦画作品となっていて2010年に公開となった作品です。

監督は若松孝二さん、出演は寺島しのぶさんと大西信満さんが夫婦役を務めました。

この作品で寺島しのぶさんが2010年ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を取った事でも話題となりましたよね。

寺島さんの演技だけでなく、日中戦争で両手両足と聴力までも失い、話すこともほとんどできない、いわゆる「キャタピラー=芋虫」のようになってしまった惨めな夫の役をした大西さんの演技力も、息を呑む迫力あるものとなっています。

夫婦の葛藤や争い、ストレスや惨めな気持ちがリアルに描かれていて、全ての原因の根源である戦争がいかに人々を苦しめ、虚しさや破滅を与えてきた残酷なものかを教える、重みのあり過ぎるストーリー内容となっている映画です。

絶対に戦争を繰り返してはいけないと、きっと観た人すべてが感じるに違いありません。

19. 未来を花束にして

今から100年ほど前にイギリスの普通の女性たちが政治に参加する権利を求めて立ち上がりました。

今でこそ当たり前に与えられている参政権は、ほんの少し前までは女性には与えられていなかったんですね。

この実話を元に、2015年にイギリスのサラ・ガヴロン監督によって「未来を花束にして」という映画が作られました。

これからの未来の女性たちのためにと立ち上がり、デモや討論会に参加する女性たちの姿は奮い立たされるものがあります。

このイギリスで起きた女性運動をきっかけとして日本でも女性たちの参政権を求める動きが強まるようになった訳ですから、いま女性たちが政治だけでなく、さまざまな活動を自由に行なえるようになった背景にはこうした女性たちの活動があったことを決して忘れてはいけないと考えさせられる内容となっています。

また、自分のためにだけでなく、これからの将来を担っていく人々のために今自分が頑張れることはないだろうかと考えるきっかけになる作品ではないかと感じました。

20. ハーフネルソン

「ドラッグ中毒」という問題は、社会的な問題として度々挙げられるものの中でもトップを占めるテーマかもしれません。

それほどドラッグは一度はまってしまうと、なかなか抜け出せない深い闇のようなものです。

そうしたドラッグの深い闇にハマっている教師と、周りがそうした環境の下で育ってきた女子生徒の友情と、待っていた悲しい悲劇について取り上げた「ハーフネルソン」という映画が、2006年にライアン・フレック監督によって手がけられ話題となりました。

自分を変えたいと思っていても、弱い自分につい負けて流されてしまって、いつまで経っても何も変わらない事にいら立ちや悔しさを感じることは誰にでもあることかもしれません。

それでも生き続けていかなければならないし、弱い自分を時にはなぐさめたり励ましてくれて、救ってくれる存在もいるんだという希望を持てるような、そんな作品となっています。

まとめ

いかがでしたか?

まだ観たことのない作品や、一度観て見たいと思うような魅力的な作品があったでしょうか。

シリアスなテーマを題材にした映画は、自身の毎日の暮らしに深みを持たせてくれたり、未来に希望を持てるように促してくれて、心豊かになれるものばかりです。

ぜひ次の休日はレンタルショップに行って、シリアス映画を探して鑑賞を楽しんでみてくださいね。

きっとその魅力にハマってしまうと思いますよ♪