失恋とは、恋を失うことである。

一つの恋が終わることである。

だけどそんなものではない。

そんな小さな出来事として片づけられるわけがない。

失恋とはきっと、自分を見失い、全てを失うことなんだ。

たとえば私たちは、こんなふうにして自分と周りの景色を失ってゆく。

携帯のアラーム音が、さっきから何度も耳に不快音を送り込んでくる。

手探りでスマホを探しながら「アラーム音、明日までに替えよう」とか、頭の隅でどうでもいいことを考えた。

固形物を食べる気がしなかった。

ヨーグルトだけだと体もたないかな…。

けれど、どうでも良かった。

もしも今日から朝を抜いて、昼も抜いて、今より5~6キロくらい痩せて…。

そうすれば彼は戻ってくる?

彼の隣にいられるのは、私だったはずなのに。

今、そのポジションにいる女性がどんな人なのか、私には風のうわさも届かない。

掴んでいることは、彼の口から出た「悪い。もう他にいるからさ。別の人。俺、その人とやっていくって決めたし、うん」という情報だけだ。

何が「うん」だ。

一人で納得して…。

どうせアイツはもう戻ってこない。

私はどうしても思い描いてしまう。

すらりと手脚の長い女の人を。

私みたいにくだらないおしゃべりなんてしない感じの。

風のおもむくままに髪をなびかせているような、そんな大人的な、魅力的な『イイ女』しか妄想できない。

私が勝てないような人だ、絶対に。

自己嫌悪にどんどん拍車がかかる。

頭の中で反芻するのは「どうして」と「どうせ」って言葉。

携帯のアラームよりもしつこくて、もう2週間も聞こえている。

「まともに睡眠とらなければ」「ちゃんと食べよう」と、体をいたわる考えが浮かぶこともある。

でもまた「どうせ」って思う。

考えても意味がない。

どうせアイツはもう戻ってこない。

彼はもう私には連絡してこない。

電話番号、削除したのかな…。

だけど、どうして?
ゴールのない問い。

らせん階段。

悪魔のスパイラル。

辛い失恋後、こんな経験はありませんか?

休日はいつも会っていたし、電話では3日に1度は必ず話していた。

ラインは「おはよう」から「おやすみ」まで数えきれないほど。

それが突然断たれた。

あの人がどこで何をしていて、どんなことを楽しんでいるのか、元気でやっているのかすらわからない。

辛い。

彼の生活の中に私はもういないのだ。

それなのに失恋の後、こんな出来事が追い打ちをかけてくる。

・こんなときに限って、学生時代の友人から結婚式の招待状が来てしまった。

祝福の言葉なんて言えるわけがない。

パーティドレスも着たくない。

メイクの仕方だって忘れた。

・仕事の繁忙期が重なった。

体を起こすだけで精一杯なほど疲弊しているのに、残業も増えている。

もう胃に穴が開く寸前。

・母親と少し話をしてみるのもいいかと思い、ちょこっとキッチンを覗いてみた。

母は平和な顔でテレビの前にいた。

日曜日の夜がもうすぐ終わることを告げる、サザエさんの主題歌が流れていた。

母を話の相手にするのは諦めた。

・何ヵ月か前にネットで申し込んでいた、彼とのフォトアルバムが自宅に送られてきた。

夏の思い出集のアルバムが2人分。

開いてみたら涙がこぼれた。

今さらと思うのに、代金は自動引落しで支払われることになっている。

・さらに時間が流れて、街のあちこちで彼を見かけるようになった。

正確には彼自身ではなくて、少し彼のような人。

背格好が似ていたり、歩き方が似ていたりする。

横断歩道で隣に並んだ男の人の横顔なんて、まるで本人と見間違うほどだった。

いつも彼に会えそうな気がして、探している自分が辛い。

・偶然会った彼の男友達から「なんかアイツ、年末に海外旅行するみたいなこと言ってた。楽しみにしてるっぽい」と聞かされる。

きっと新しいカノジョと行く気なんだと疑心暗鬼に陥る。

彼が、私を忘れてしまったことを確信する。

失恋後にやってはいけないNGな行動


失恋。

この局面をどう乗り越えればいいのか。

まずは、失恋後にやってしまいがちなNGな行動を考えてみます。

やけ酒・飲んだくれる

忘れたい。

彼のこと。

仕事のこと、思い出、頑張ってきた自分のことも。

とにかくパーッと忘れて、ただもう楽になりたいという心理が起こさせる『衝動』から来る行動の一つ。

いわゆるやけ酒と飲んだくれです。

確かに、一時的にはしゃいで苦しみを忘れられる可能性はあります。

でも、心に深く刻まれた彼の記憶が吹っ飛ぶくらいまでに酔うには、相当量のアルコール摂取が必要です。

失恋からの期間が1週間なら1週間分、2週間なら2週間分のダメージが、すでにあなたの体には蓄積されています。

そこに大量のお酒。

お勧めできません。

とことん酔えるという保証もないですしね。

ひょっとしたら、ただ悲しさのレベルが倍増するだけの、涙じょうご程度にしか酔えないかも。

そんなことになったら悲惨です。

お酒の力を借りて、泣いた後に襲ってくるのは…。

・お店のお勘定
・二日酔い
・自己嫌悪
この3つでしょう。

連絡待ち


もしかしたらバッタリ会えるかも、連絡があるかもという期待感は失恋後はつきもの。

そして、その次に期待してしまうのがこれ。

「いろいろ考えたけど、やっぱ俺やり直したい」という彼からの言葉…ではないですか?

自分の中でとっくに、もうそんな可能性はないとわかっているはず。

なぜならあなたは、別れ話を切り出されたあの日からずっとずっと、頭が変になるほど考えたからです。

どうして彼は去ってしまったのか、私の何がいけなかったのか、ああいっそ次のカノジョが二股でもかけるようなひどい女ならいいのに。

たくさんの考えが頭の中で交錯したはずです。

けれどもあの日から今日まで連絡が来ていないのであれば、きっと彼は前に進んでいってるんです。

あなたのことを思い出す瞬間があるのかどうかはわかりません。

でも、これだけは言えます。

あなたと出会い、過ごしたことは、必ず『糧』になっているはずです。

彼が魅力的でいられるのは、あなたの功績でもあります。

すでに違う道を歩み出した彼からの連絡を待ち続けるほど、自分を苦しめることはないかも知れません。

ネットやSNSで検索

当たり前のことですが、失恋する前は付き合っていたのだから、電話でもラインでもつながっていたわけです。

そしてFacebookやmixiにも友達として登録されている…というシチュエーションもまた自然の流れです。

気持ちが断ち切れなくて、つい見てしまった。

また見てしまう。

そのしっぺ返しは、おそらくこんなことではないでしょうか。

・あの人…すごく楽しそう。

私がいなくても…。

・髪型変えたんだ…。

パーマはかけないって言ってたくせに、嘘つき。

つまり、そばにあなたがいない、以前と違う彼の姿に苦しみませんか。

そして思い知らされるわけですね。

失恋したあの日のまま時間が止まってしまってる自分と、新たな世界で進んでいく彼との差を。

さらに足跡追跡機能なんて使ってしまったら、新しいカノジョにたどり着いてしまい、ツーショット写真を見てしまい、苦しみが追い打ちをかけて襲ってくることにもなりかねません。

SNSに悪口を投稿する

一方で、SNSには自分も好きなことを書けるという便利な側面があります。

自分を裏切った人への腹いせに、彼の欠点や至らぬ点をあげつらう。

書こうと思えば書けるでしょう。

彼と特別な関係だった期間があれば、他の人が知り得ないような言動や癖、さらには生い立ち的なことも知っているからです。

どこかに書き殴るという行為ですっきりするなら、書いてみるのも一つですが、画面に向かい、投稿するのは待ったです。

一度冷静に整理してみてください。

・大好きだった彼が傷つくのは、あなたの本意ですか。

・素晴らしい思い出にすらズタズタにメスが入ってしまう。

それを覚悟の上での行為ですか。

・もしも彼が読んだとしたら、彼はあなたを嫌いになるし、それ以外の人たちもあなたを軽蔑してしまうかも。

それも覚悟の上での行動ですか。

SNSでアプローチしまくる

アプローチにありがちな観点とは、おおよそ以下のようなものでしょう。

・自分はこんなにも尽くした(のに)。

・私たちはこんなにも深い絆で結ばれていた(のに)。

・彼とは未来を約束していた(のに)。

・私ほど彼のことを想っている人は絶対いない(のに)。

こういったアプローチによって、彼が「なるほど」と思うことはないでしょうね。

また、第三者が「正論だ」と思ってくれる可能性も極めて低いでしょう。

別れた相手の文句しか言わない

苦しみや悲しみを『怒り』に転換させる傾向は、大小はありますが誰もが持っています。

スイッチが入ると、彼のマイナス面が浮き彫りになって見えてきます。

それはそれで、気持ちの整理をしていくプロセスにおいてはありでしょう。

その文句や愚痴が、本人の頭の中で展開されている限りはさして問題ではありませんが、周りの人たちに向けて発射されれば事情は違います。

受け止めてくれる友人もいるかも知れませんが、愚痴や悪口というのは長くは聞いていられないもの。

文句をあげつらうことには何らメリットがありません。

周りにネガティブな発言をする

失恋後のネガティブ発言とは、たとえばこんなものがあります。

・別にどうでもいいし
・私なんて
・どうせいいことなんてもう起こらないし

ネガティブな発言は、得てしてネガティブな状況を創り上げていきます。

話を聞いている人たちの気持ちが下がる。

これも一つです。

そして忘れてならないのは「そのネガティブ発言は知人・友人ばかりでなく、自分自身も聞いている」という事実です。

耳と脳は、自分自身の発言を聞きインプットしています。

「できない」と口に出せば、耳はその言葉を脳に送り、脳が「できない」と理解します。

「私なんてダメだし」と言えば、ダメな自分が実現される方向へと道筋ができていきます。

心の中に、わずかでも立ち直りたいとか、元気になりたいという思いがあれば、ネガティブな考えばかりにスポットを当てすぎないようにしたいものですね。

呪う

呪うという状態は、その人のことを『恨む』という気持ちがベースにあり、そこから派生する状態ですね。

呪うとは、恨む相手に不幸なことが起こるよう、願ったり祈ったりすること。

おそらくあなたは、彼を恨んでもいないし呪ってもいない…ですよね?
私をフッたという、その一点だけはやっぱり恨んでしまうかも知れないけれど、彼そのものの存在を恨んではいないはずです。

きっと。

大好きだから忘れられないし、大好きだから何度も繰り返し考えてしまう。

『大好き』と『恨み』は同時に持てる感情ではないはずです。

もしも恨む対象があるとすれば、今こんなにも苦しいというあなたの置かれている『環境』だけだと思うのです。

彼との出会いを否定したくなければ、素晴らしい思い出を消し去ってしまいたくなければ、呪うという考え方は封印してしまいましょう。

占いに頼る

私は一体この先どうなっていくのか。

今が一番最悪なときで、これから少しは上がっていけるのか。

それとも、今年はもうずっとドン底のままなのか。

苦しい状況下にあるとき、人は藁をもすがる思いで、結論に導かれることに焦がれます。

何も手につかないほど悩んでいるとき、科学の勉強に走ってみる人はそんなにはいないと思います。

むしろその逆、神がかったもの、曰く言いがたい神秘の世界やお告げ、助言。

そういったものに傾倒していくことは大いにあるでしょう。

どうなんでしょうか。

当たると有名な占い師、訪ねてみますか…。

なんとなく先が読めてしまいませんか?
「あなた、最近何か大きな出来事がありましたね」とか「いろんなことが億劫になり、何をやっても上手くいかない時期に入っています。

なぜならてんびん座のあなたは…」とくる。

そんな感じで繰り広げられる、奇妙な説得力。

言いなりになってみたいでしょうか。

「あっ!3年後に…」と、とんがり眼鏡かけ直す占い師。

「ああ、3年後にあなたは運命の人に出会いますよ。

小さな会社を経営してる男性かもしくは…何か美容系に明るい男性です」
ゆだねてみますか?爪を真っ黒に塗りたくった占い師さんに…。

当たる占い師は確かに存在するのかも知れません。

凄腕はどこの世界にもいますしね。

けれど、凄腕占い師に遭遇できる確率の低さ…。

仮に、テレビや雑誌に引っ張られるほどの当たる占い師に出会えたとして、ずばり言い当てられたいですか。

今あなたの置かれている状況、過去、3年後や結婚後のことまで。

なんだか最初からレールが敷かれているみたいで、味気なくて寂しくないかな。

感情を押さえて我慢する

社会的に見てもう子供でなければ、誰と喧嘩しようが別れようが、前夜徹夜しようが、常識的範ちゅうの中で生活を推し進めていかなければなりませんね。

フラれたー、やだー、辛いー、やる気出ないーとの理由で仕事に穴を開けるわけにもいかず、話しかけてきた知人・友人に「うるさい!」と怒鳴るわけにもいかない。

それは当然のこととしても、とことんまで明るく演じ、苦しさをどこにも吐き出さない、自分は強いと言い聞かせるなどの行動を続けることは、負の感情の行き場を失い、体や精神に異変を来たす可能性が大いにあります。

感情はどこかに吐き出す必要があるのです。

但し、一気に爆発させてしまうと、大声でわめいてしまったり、支離滅裂なことを言いながら暴れてしまったりということにも成りかねません。

もしも親友と呼べる人がいるならば、その人に一晩くらい付き合ってもらって、とことん気持ちを聞いてもらうというのは一つの手です。

親友であれば気持ちを丁寧に聞いてくれるでしょうし、一緒に涙してくれるかも知れません。

あえて号泣してしまうような失恋のDVDを何本か借りて、休日前の夜にでも泣きながら観るという方法もあります。

ギリシャ時代からすでにあった考え方、カタルシスに則り、あえて悲観的で落胆的な観劇を観る、あるいはそういう類いの本を読みます。

その世界に没頭し、共感し涙を流すことで、精神つまり心を『浄化』させていきます。

いずれにしても、苦悩や悲しみは何らかの形で外に出してやることが必要です。

そうでなければ、アクセルを踏みながら同時にブレーキを踏み込むような、矛盾した状態が続くだけです。

ひきこもる

感情を押さえて強がるのとは真逆のこの方法。

何もしない。

とことん弱さに溺れて、生活全体を投げる。

周りの人たちを全てシャットアウトする。

これをやってしまうと、あなたを苦しめてきたたった1つのことが、2つに増えてしまいます。

1つはこれまでどおり、失恋のことで苦しむ。

そして2つ目は、いつまでもひきこもってはいられないと気づいたときの恐怖感です。

社会復帰することの苦しみ。

一旦やめてしまった人間関係や仕事や、様々な日常的なこと。

それを取り戻すには大きなエネルギーが要ります。

一歩外に出てみて、怖じ気づく可能性は十分にあります。

そして会う人会う人から、「どうしたの?」「大丈夫だったの?」と声をかけられ、その度に答えていかなければなりません。

思っている以上に大変な作業になるでしょう。

無視

ひきこもりによく似た感情が引き起こす『無視』という行為。

周りの人たちを拒絶してしまうという行動ですね。

わからなくはないことです。

失恋で苦しいとき、心の扉を開いてくれるとすれば、それは彼しかいないですものね。

一時的に多くの人たちを遠ざけ、殻に閉じこもってしまいたい気持ちに駆られることは誰にだってあります。

問題は、その心理状態をどこで断ち切るかということです。

始めの1週間?1ヵ月?それ以上?
みんなが待っています。

きっといつか元のあなたに戻り、普通に会話ができる日が来ることを。

無視。

長引かない方がいいですね。

どうにか復縁しようと求める

そうは言ってもなかなか踏ん切りがつかない、気がつけば彼の写真を見てしまう。

彼とヨリが戻らない限り、私は元の私に戻れないと思ってしまう。

失恋したことのある多くの人が味わう現実の感覚でしょう。

では、復縁を求めたらどんなことが待ち受けていると思いますか。

たとえばこんなことではないでしょうか。

・「前にも言ったとおり、もう決めたことだから」「終わったことだから」と言われる。

・もしかすると「もういい加減にしてくれ」という捨て台詞が来るかも知れない。

・さらに、今のカノジョは運命の人だといった、決定的な矢が放たれるかも知れない。

無理に髪の毛を切る

気分転換にイメチェンをはかるのは悪いことではないでしょう。

新たな自分が発見できるかも知れません。

でも、むしゃくしゃして思いつきで髪を切ってしまうのはどうでしょうか。

しばらくして後悔し、また泣いてしまう女性は少なくありません。

思い切ってツーブロックなんかにしてしまったら…。

鏡を見てみて似合わないと感じ、悲しくなるのは想定どおりの結果です。

その行為がいい気分転換になる程度にするのがお勧めです。

自分が悪かったと責める

失恋の原因を突き止めたくて、これまでの2人の時間を思い起こしていくうちに「あのときこうしておけば良かった」とか「あんなこと言わなければ良かった」とかの後悔が襲ってくることはめずらしいことではありません。

そしてその発見が、今後の自分の行動につながっていくならば、後悔もプラスに転じていきます。

でも、度が過ぎればこんな心境になっていきますよ。

・「だから私は嫌われたんだ」
・「もしかしたら、彼は今ごろ裏で笑ってるかも知れない」
・「私って性格悪いし、可愛くないし」
・「って言うか、最初から愛されてなかったのかも」

相談する共通の友人を間違える

大好きだった彼と自分とに共通の友人がいれば、その人にこの失恋話を伝えたいという欲求に駆られます。

そこには、彼のことを知っている人であれば深く受け止めてくれるだろうとの期待があります。

『適度に』であれば問題はないでしょう。

でも『過度に』話を長引かせたり、何度もその友人を頼れば、あるとき相手はあなたの説得に転じることが少なからずあります。

もう諦めた方がいいというアドバイスになるということです。

また、共通の友人であったとしても選び間違いはしないことです。

人によっては、気を利かせて彼に勝手に連絡し、あれこれあなたのことを伝えてしまったというケースがあります。

その友人が彼に連絡してしまったことで「重たい女だな…」とか「めんどくさい女だな…」という印象を与えてしまう。

これもよくある話です。

昔付き合っていた人に連絡する

中には、昔の彼に連絡する女性もいます。

一度は付き合ったことのある男性ですから、他の異性と比べて理解はしてくれるかも知れません。

でも、昔の彼氏にとって、あなたは大切な思い出の人だったはずです。

その思い出の女性が突然連絡してきて、彼氏と別れて辛くて悲しい状態ならどんな気持ちでしょうか。

「そうかそうか、よしよし…」となるのか、あるいは「その男に俺が文句言ってやるぜ!」となるのか、あるいは「そんな奴やめて、俺にすれば?俺今フリーだし」となるのでしょうか。

昔の彼氏を頼るのは一つの方法ではあるでしょうが、ベストチョイスなのかどうか。

一度は付き合ったことのある男性です。

でも一度別れた相手でもあるのです。

その懐かしい時代をほじくって、思い出を台無しにすることのないようにしたいものですね。

むやみやたらに出会いの場に行く

いわゆるコンパ系の会合にやたら顔を出す。

単に楽しい場や笑いを求めて参加するのであれば、それも一つの気分転換法にはなると思います。

でも彼を忘れたいがために、是が非でも彼氏をつくってやるとか、誰か彼を忘れさせてなどの気構えで行くことは、大失敗の結果を引き寄せる危険大です。

まだ引きずっている男性がいるときは、判断力が鈍るからです。

辛いから、無理やり前の彼とは正反対のタイプを選ぶとか、とりあえず優しそうな男性であればいいとか、安直な判断に流れがちです。

出会い系に手を出す

コンパへの参加と類似した心理状態でしょう。

しかも、出会い系の場は当初から一対一のつながりをスタートさせやすい環境が整っています。

つまり、後悔もより深いものになる可能性を秘めています。

もちろん、世の中にはコンパや出会い系、友人からの紹介といったことをきっかけに、ベストパートナーに巡り合い、結婚したカップルも少なからずいます。

でもそれは、男性も女性も真面目に取り組み、真摯に恋に励んだ2人だからこそ得た成果ですね。

「失恋して辛いし、とりあえず」という場当たり的な気分では、夢につながっていく確率は低いことが予想されます。

また、ひょっとしたらこちらの傷心につけ込んで、下心で近づいてくる男だって現れるかも知れませんよ。

ワンナイトに軽く乗る

先に例を挙げた、コンパや出会い系よりも事態は深刻です。

ここは警告をしておきます。

よくわからない相手や、てっとり早い知人の男に身をまかせてしまうという方法は、なんとしても避けたい選択です。

なぜならば、あなた自身の傷を最も深める行為だからです。

失恋以降、友人も兄弟・姉妹も同僚も、誰のことも受け容れられないほど苦しんできたというのに、よく知りもしない男性を簡単に体で受け入れてしまったという矛盾は、必ずあなたの心に歪みをもらたします。

いったい自分は何をしてるんだろうという後悔にさいなまれ、今度こそ本当に、自分で自分のことが大嫌いになります。

もう結果は見えています。

精神的に窮地に追い込まれるだけならまだしも、世の中には、たった一度の軽はずみなあやまちで妊娠してしまったという経験を持つ女性だっています。

そんなことになれば、目も当てられないほど苦しむはずです。

自分を安く切り売りすることだけはやめましょう。

絶対にです。

衝動買い

前々から欲しいと思っていたものを、この際だから買う。

そんな衝動買いは可です。

あるいは、心が明るくなりそうな、これから前を向いていけそうな物を買ってみる。

これもありでしょう。

しかし、およそ必要と思えないような物を徹底的に買いあさったり、何ヵ月ものローンを組んで高価な物に手を出したりという行動は避けた方が良いでしょう。

中でも、インターネットはゆっくり商品を吟味する余裕がある分、次々と購買意欲を掻き立ててくる怖さがあります。

あれこれ検索していくうちに、いつの間にか「あなたにお勧めの商品」という名の誘惑が、画面にずらりと並ぶ。

あなたの傷心さえあっさりと呑み込んでしまうのです。

思い出にしがみつく

誰にとっても思い出は宝物。

大好きな彼との大切な時間。

彼と一緒であれば、どこにいても何をしてても楽しかった。

彼の友人に紹介もしてもらったし、私も彼を友人に紹介した。

みんなからお似合いだと言われたあの日々…。

2人がお気に入りだったあの曲、やっぱりまだ携帯のアラーム音にしたまんまで変えられない。

ずっと一緒にいられると思っていた。

お似合いと言われていたし、相思相愛だったし。

何よりも、私ほど彼を想ってる女はいない。

絶対いない。

一番理解しているし、幸せにしてあげられるのに。

考えても考えても、堂々巡りのスパイラル。

そんな彼への想いを簡単に断ち切れないのは、当然です。

そして、思い出とは捨てられないものだし、捨ててはいけないものだとも言えます。

だけどこれも言える。

「あなたは、その彼と出会う、もっともっと前から存在していた」
「一生懸命頑張っていたから、彼はあなたを好きになってくれた」

この事実は変えられません。

永遠に変わることはありません。

失恋から立ち直るために・・・

思い出は大切です。

宝物です。

誰にとっても、過去を思い出すことは罪ではありません。

だけど、固執してしまっている過去の、もっと前の、彼と恋に落ちる前の自分のこともたまには思い出してみてください。

失恋直後の今の自分は好きではないかも知れないけれど、あの頃の自分を思い出すとどうですか。

ちょっとは自分のことが好きになってきませんか。

私のどこに魅力があって、どんな長所があるのかを整理するのは、立ち止まって身動きが取れなくなっている今がチャンスです。

自分の時間を楽しむ

彼氏がいるときは、週末や休日や、その他のたくさんの時間をその人と共有してきたわけですよね。

でも考えてみれば、一人で過ごすような自由時間は少なかったのではないでしょうか。

一人であるということは寂しい側面もありますが、同時に自由感が得られるものであるとも捉えることができます。

日頃の疲れを取るために寝坊しても許されるし、お茶でも飲みながらのんびりした時間を楽しんでもいい。

悩みすぎてガチガチになってしまった肩や背中をほぐすため、温泉やマッサージを試してみるのもいいものです。

趣味を見つける

女性に人気がある趣味は、写真や神社巡り、ジグソーパズルにヨガにと、多岐にわたります。

すでに趣味があるなら、その趣味に没頭すれば我を忘れて楽しい時間が過ごせるかも知れません。

趣味はこれからという人は、あれこれ試すチャンスですね。

料理にスイーツ作りに裁縫。

自分にはどんな趣味が向いていそうとか、何なら夢中になれそうとか、そんなことを考えるだけでも頭の切り換えのきっかけになりそうですね。

【趣味を見つけるには、こちらの記事もチェック!】

新しいことに挑戦

一人で黙々と趣味に向かうなんてツマンナイ、きっと続かないというタイプの人であれば、友人を誘ってアウトドアや映画鑑賞、旅行など、より活動的なものへ身を向けていく方が良いかも知れません。

やっていくうちに、次の予定や楽しみが増えていく可能性は大いにあります。

時間が経ち、もっともっと元気になったら、資格にチャレンジするのも素敵なことだと言えます。

これからの人生を、より豊かなものにしていく可能性はどんどん広がっていきます。

友人との時間を増やす

あなたが悲しかったときも、立ち上がったときも、元気になってからも、いつも支えてくれる友人…。

考えてみれば、友人ほどあなたの魅力や長所をわかってくれている人はいないのかも知れません。

そんな友人との時間をたくさん持ってみましょう。

きっと、自分で自分のことが少しずつ好きになっていくかも知れませんよ。

何も食べたくなかった状態だったはずが、友人と過ごすうちに、あれも美味しいこれも美味しいと感じられるようになるかも。

そうなれば、あなたを取り巻く時間は、また正常に流れていき、景色にもきちんと色がつけられていくはず。

相手に感謝する

あなたがまだ大恋愛というものを知らなかったあの頃、魅力に気づき、情熱と愛情を持ってあなたのそばにいることを選んでくれた彼。

彼のおかげで、自分には価値があることもわかったし、魅力があることにも気づけた。

そして、その関係に終止符が打たれる苦しさも知った。

彼に出会ったことでたくさんのことを学んだ。

いつか彼に、心からありがとうと言える人になれたらいいですね。

自分が抱えた苦しみに決着をつけて、また一歩ずつ歩んでいく。

一生懸命に生きていけば、あなたのことを、きっとまた誰かが見つけてくれます。

ジャスティン・ビーバーが作った楽曲の中に、こんな一節があります。

もしも僕が君の彼氏だったら
絶対に君を手放したりしない
君を離したり一人になんてしない

誰かとの別れは、次の人に出会うチャンスでもあります。

きっと誰かがあなたを見つけ、離したくないと感じ、あなたの彼氏というポジションが埋まる日が来ます。

失恋時、NGな行動は避けよう!(まとめ)

今あなたがいる場所は、予想外の出来事に遭って、苦しみ抜いた人だけが足を踏み入れられる場所。

たくさん泣いて、もがいてもがいて、紆余曲折あってたどり着いた場所。

きっとこれから、見えてくる景色が違ってくるはず。

これまでとは違った角度で、自分自身のことや、周りの人たちのことを見られるようになっていく。

大きなものを失ったことで、きっとこの先、多くのものを得ていく。

悩みを相談されれば、その人の立場になり、その人の視点でアドバイスができるようにもなる。

経験をたくさん積んできた人が魅力的なのは、そういうことなんですよね。

実在するピアニストを描いた『シャイン』という映画の中で、人生の大半を苦しみの中に生きたピアニストは、こんなメッセージを伝えます。

人生は難しい
だけど人生は続いていく
だから途中でやめないで生きていく