日本的経営の特徴として世界に紹介されているのが年功序列です。

もともと制度が確立したのは、実は戦後なのです。

この制度によって日本は世界のどこよりも工業化が進んだ国として注目を浴び、アメリカの経営学者であるジェームズ・アレンがそのことを分析し、日本の工業化が進んだ要因を年功序列だと「日本の経営 I」で紹介しました。

これは、終身雇用と並ぶ日本特有の経営方針で、会社を家族のように捉えて長期的に働いて発展させていく村共同体のようなやり方だと解説し、欧米では反響を得ました。

しかし、近年は年功序列と終身雇用が崩れかけてきています。

そこで、これまでは画期的で素晴らしと言われてきた日本の特徴でもあった年功序列を詳しく説明したいと思います。

おそらく言葉や内容は知っていても、詳しく知らない方が多いと思います。

別に恥ずかしいことではありません。

学校などでは、単語しか教えてこなかったような物なので、理解してない方が当然の言葉でもあります。

故にここで、ぜひ、改めて理解していただき、あなたの生活に役立てればと思います。

いずれ、会社を作ろうとしている方などには参考になっていただけましたら幸いです。

️年功序列の意味は?

年齢や勤続年数などによって役職や賃金などを上げさせるシステムです。

このシステムによって1つの会社に定年まで勤めることが価値のあることという認識が生まれました。

実際、それが正解か不正解かはわかりません。

しかし、このことにより工業化が進んだことは評価の対象になります。

では、なぜ工業化が進んだのかと言うと、1つの会社に定年まで勤めるという流れになるので、新人が入ってくれば先輩になります。

そして、お仕事を教えないと行けません。

お仕事を新人に教えることによりあなたは少し自分の時間を作ることができます。

その時間を会社に使えば会社の成長につながります。

それで会社は成長して大きくなり、新しいプロジェクトなどをスタートができます。

その時、あなたは部下を多く持つことになり、役職も上がり、給料も上がります。

その姿を見ればみんないつか自分もそうなりたいと思い、仕事に専念するようになるので新人の時はみんな一生懸命働きます。

このような流れができていたので、日本の工業化は進み、車大国のアメリカよりも、車の会社が増えて海外でも販売されるようになっていきました。

工業の点ではこのシステムはかなり効果を発揮したと言えます。

しかし、これはあくまで今、している仕事を継続しながら新しい事業を取り入れて大きくしていく場合であり、新しい事業を取り入れなければ、従業員であふれてしまうという事態があります。

まさに今の日本はそのような事態に陥っていると言えるでしょう。

保守的な考えが進みすぎて、新しいことを取り入れようとしなくなりました。

年功序列が今、崩れ始めているのは変化に対応できないことがまず1つの原因と言えます。

では、次からもっと詳しく年功序列を説明していきます。

まず年功とは?


年功とは長年の功績・功労と会社に対してのこれまでの貢献などを表します。

同時に長年の経験や熟練などのご自身のこれまでのスキルを表す場合もあります。

では、この2つのパターンを次に説明します

長年の功労や功績

務めた年数とどれだけ会社に貢献したかを表すことで、会社に勤めながらどんなことで会社に貢献してきたかを求められます。

当然、ただ作っているだけでは、いっぱい生産したという貢献があり、長く務めるだけで実は何かしらの貢献があります。

それを経験として後輩に伝え、仕事をうまく進めるようにもします。

実際、この話をするのは、会社の表彰などであり、もうすぐ定年と言った方に対してよく功労賞などと言った感じで評価します。

数で評価される場合もあれば、内容で評価される場合もあり、一概にどちらが正しいかはわかりません。

しかし、会社のほとんどは数を気にするので、数が多い人ほど貢献したと認められる傾向が強いです。

長く務め、どれだけ会社に貢献したかを表すことで、新人や中堅にやる気を起こさせようという考えにもつながります。

長年積んだ経験


この場合は、会社への貢献などは関係なく、その会社に勤めて、そのお仕事をして自分で培ったことを表す場合につながります。

また、先輩後輩の関係を表すのに使用する場合が多く、わかりやすさがあります。

勤続何年のスタッフだからあの人に聞きなさいとか、あの分野ならあの人の方が、経験が長いからなど、仕事での相談の部分で役に立つことがありますね。

また、別の言い方としては、「●●年経験してきたから」など、相手を説得させるために使用することもあります。

数の点で表せば相手にわからせることができます。

相手の成功度などを見て何年してきているんですかとこちら側から聞いて相手から聞き出すことで、成功までの道を逆算することができますよ。

また、その人の評価にもなるので、経験は大切です。

長年の訓練で得た技術

これはスキルを表す場合であり、工業系のお仕事についていると生産過程で何かしらの技術は身につけることができます。

その身に付いた技術を持って評価の対象にしてもらって役職や給与のアップなどにもつながりますよ。

まさに年功がもたらす賜物と言っても過言ではありません。

しかし、ここで勘違いしてはいけないのが、ただ年数や経験を積めば技術を身につけられるわけではありません。

仕事をしながらきっちり自分のものにしようという気持ちと覚えようという姿勢がないとスキルとしては身に付きません。

また、できたとしても相手に伝えることができなければ自分だけが良いことになってしまうので会社の貢献にはつながりません。

長年の訓練で得た技術とありますが、それは長年の間にどれだけ技術を身に付けたのかのような数で表すこともあれば、長年で身に付けた技術をどれだけ成熟させたかなど、質で表すこともあります。

一概に多く技術を身に付けたから良いと言うわけでもなく、1つの技術でも10の技術に匹敵する価値がある場合もあります。

ただ、どうにしろ覚えようとする気持ちがなければ技術は身に付かないので、ただ、経験を積むのではなく技術を覚えながら積むことが良いでしょう。

では、序列は?

ベスト10的な感じで順序をつけたり、良し悪いなどの優劣をつけることで、このようにしているので、年功序列というシステムの公平性を保っています。

ではこちらも2つのパターンをご説明します。

順序をつける

会社においては仕事ができるできないもそうですが、どれだけ生産したか、営業したかなどの数で順位をつける場合もあり、この場合、数によって順位をつけられるケースが多いです。

頑張った人というよりは、成績を出した人と言う感じです。

ただ、この場合に順位を出すのであれば同じ勤続年数の人同士で表し、順序をつけます。

勤続年数の違いで順序をつけると個人個人実力を表すことになるので、成果主義になります。

そうなると、勤続年数は無視されるので、年功の意味がなくなります。

同期での成績を表す時に使用します。

優劣をつける

単純に仕事ができる。

できないで表すケースが多く、同期でもあの人はできて、この人はできないと言った感じで評価になり、役職や給与に響きます。

優劣をつけることで同期どうしでの順序を決める材料になるので、これも結構重要です。

だからといって仕事ができる。

できないだけで判断していいかというと、そういうわけでもなく、仕事への取組や姿勢など頑張っているかどうかも判断の材料にしないといけません。

そうすることで、勤続年数も含め社員一人一人が見えてきます。

あの人はこの分野が得意でこっちの分野は苦手など、優劣をつけることで一人一人がしっかり見えてくるので、総合評価としての順位をつけることができるようになりますよ。

順に並ぶこと

そして、すべてを把握して順に並べる!一見すればできる。

できないの差別だ!的な感じで受け止められる方もいらっしゃると思いますが、そうではありません。

年数以外でも、仕事のでき、頑張り、貢献度など多くのいろいろな分野を総合して順位を出すことで、お互いの意識改革につながります。

同期のあいつがあれだけ上なのに自分はと思うことで、競争意識が生まれ、自分も上に行こうとやる気のスイッチが入る可能性もあります。

順位をつけることをマイナス的に捉える方がいらっしゃると思いますが、今の自分を立ち位置を知る絶好の機会でもあるので、ぜひ、順位はつけるべきです。

つまり年功序列とは

会社に長く勤めて、貢献することで高い役職や見合った給料を頂けるシステムで、社員一人一人の立ち位置を明確にさせることができます。

このことにより一度入社した会社で頑張りたいとの思いが強くなり、仕事を一生懸命行い、会社への貢献を大きくするのと、お互いにライバル意識を持つことで成長につながるなど、家族のような共同体を形成して仕事に打ち込むことができるシステムです。

年数や年齢によって報酬などを上げる仕組みのこと

従業員の年数や年齢でも評価基準があり、それによって報酬に違いが生じてきます。

当然で年数だけでなく、貢献度も高いと上がる物はいっぱいあります。

では、次からは上がる物の説明と、なぜ上がるのかを一緒に解説していきます。

何が上がるの?

思いに上がるものとしては「役職」「地位」「権力」「給料」などです。

では、なぜ上がるかというと言いますと…

役職

これは年功序列を表す際に一番に表されるもので、勤続年数が長いのと、年齢が上と言うことで功労者にあたり、それなりに役職をいただくことができます。

会社のピラミッド構造を表すものであり、ある意味、仕事を頑張る理由が役職をいただくことが目的になっている方もいます。

役職が上がることで、下記の「地位」「権力」「給料」のアップももたらされるので、これ以上のない喜びでもあります。

まさに形のない最高のプレゼントでも言えるでしょう。

もちろん会社で一番上の役職は「社長」です。

次に「専務」「課長」「部長」「係長」などの役職があります。

地位

よく言われる地位や名誉です。

これは会社では役職は高いと地位も自然と高くなります。

しかし、それ以外でも高い地位を手にすることはできます。

まず年齢が高いことで地位を得ることもできます。

また、仕事ができることで地位を得ることもできます。

このように役職以外でも表すことができます。

また、会社から出てしまうと、年収などによって地位にも変化が出ます。

ある意味一種のステータスでもあり、役職は上でも人としてできていない人は、まわりから地位を認識されない場合もあります。

少し抽象的な部分もあるので、役職だけでは判断できないものになっています。

権力

役職と地位が上であれば、当然、権力も高いです。

しかし、年齢が上と言うことでも高い権力を得られることもあります。

権力は相手に対して用いる場合が多く、権力を振りかざしてなどの軽蔑用語で扱われることもあります。

よく、支持者を多く集めて賛成多数で可決など、数で権力を高くすることもあれば、監督だからメンバーを決めるのは監督だ!と役職で権力を高くしている人もいます。

おそらく一番最初にぶつかる権力としては中学時代の先輩後輩の関係ではないでしょうか。

この場合は、年齢が上だというだけで先輩は権力を行使します。

これが社会に出ると年齢があまり関係なくなるケースが多いです。

つまり、権力はどんな場面でもどなたでも持つ可能性があります。

ただ、年齢や年数を重ねると上がっていくのも事実ではあります。

給料

昇給制度いうものがあり、よくある例は、1年以上勤務すれば若干だが、給料を上げると言う会社が多いです。

あとは、頑張りなどを評価し、上げるケースもあります。

一¥一番は役職が上がると給料も上がります。

昔は、年齢イコール給料でしたが、現在はそれが崩れています。

上げるにも上げられない状況になっているからです。

それが年功序列や終身雇用から生まれた弊害に原因があります。

次に年功序列のデメリット部分を説明します。

️年功序列のデメリット

勤続年数や年齢などが長年勤務することで、高い給料や高い役職や地位を獲得できるようなシステムある年功序列ですが、終身雇用と並ぶ感じで1つの企業で長く、共同感覚を持って働けるなどのメリットはありますが、その分、デメリットも生じていて、最近では対になる成果主義に移行する会社も増えてきています。

では、年功序列にはどのようなデメリットが生じているのでしょうか。

できない上司の方が給料が高い

勤続年数の長さが評価されるために役職が高く、座っているだけの上司ってあなたの会社にもいらっしゃいませんか?おそらく納得される方もいらっしゃると思います。

年功序列ですと、例え仕事できなくても勤続年数や年齢が評価されるので、高い役職を与えられて、高い給料をいただいている上司が結構いらっしゃいます。

肩書きは凄いのですが、会社で何をしているかと考えると、何をしているかわからない方々が結構目に付くと思います。

これは長年の勤続年数に公労をたたえ、退職までに楽をさせよう!もしくは変に現場へ来ても迷惑がかかるだけなので、大人しくしていてもらおう的な感じで高い役職を与えている可能性があります。

一見するとお荷物ですが、中には若い時に一生懸命働いた方もいらっしゃるので、一概に全員に腹を立ててはいけません。

この場合、あえてその人に昔の話を聞くことでどんな人だったかわかるので、逆にコミュニケーションを取るようにしましょう。

ただ、座らせているだけではもったいない人もいるかもしれませんよ。

できないくせに偉ぶる

役職で生きている社員の典型的な例です。

普通、仕事ができれば役職関係なく、相手からなめられることはありません。

この場合、役職は高いが仕事ができないので、選ぶることで相手からなめられないようにしようとする防衛本能です。

はっきり言えば小さい人間で、年功序列システムが生み出した弊害と言ってもいいでしょう。

よく多いのが3年目あたりの社員で、後輩を持ち始めた時に、全く仕事ができなくて下からなめられた時などに、怒って先輩面して、面目を保とうとする人が結構います。

ある程度、年齢が行っている人ならばまだしも、入社して3年目あたりでこのようでは先が思いやられますね。

対処法としては、流すようにして気にしないことです。

このような人はいずれ自ら会社を去るケースが多いので安心してください。

実力のある若手がいなくなる

仕事ができない上司や偉ぶっているだけの上司の下では、当然、下が育つはずがありません。

これからは下も上を見る時代です。

ただ、年齢が上だから、勤続年数が長いからでは下も納得してくれませんよ。

当然、実力のある若手は自分を買ってくれる人や理想となる上司のもとへ行きたくなるので、そのような社員ばかりの会社では若手が去っていく傾向があります。

これによって世代交代が進まずに会社が衰退してしまう危険性もあります。

面接や会社見学の際に注意してほしいのがこの部分です。

上司と部下の間柄で年齢差が近いとなるとまだ安心ですが、年齢差があるとなると少し怪しいです。

また、年齢的に管理職になっていてもおかしくない人が現場にいたりする場合も怪しいです。

結局偉ぶっていて若手が育たずにいる状況かもしれません。

対処法としては、無視し続けて、仲間を増やしていくか、場合によって退職も得策だと思います。

会社を辞めることは逃げではなく、チャンスへ向かうことですので、いずれにせよ、年功序列の弊害が会社全体にも影響を及ぼします。

安心感から努力しなくなる

会社は常に変化して成長して大きくしていかないといけないのですが、下手に新しいことをして失敗したりするとキャリアに傷がつくこともあります。

また、年功序列の場合、黙って長く務めることがキャリアアップにつながる可能性もあるので、事なかれ主義者を生みだしてしまう可能性があります。

こうなると、黙って言うことを聞いて働く人の方が、評価が上がり、いろいろとチャレンジしようとする人の方が評価を下げてしまう可能性があり、社員のスキルを磨くことが困難になる可能性があります。

さらに、変化しない会社ということになり、実績を上げられず、最悪の場合は倒産してしまう危険性もあります。

間違っていても指摘できない

事なかれ主義者のように下手なことはしない、自分さえ良ければ良いという考えを生んでしまうため、相手の間違いを指摘せず、会社として重大なミスを犯してしまう可能性もあります。

また、年功序列のため、上の人がそう言っているのだから間違いないというような考えも生まれるので、上司の指示が間違っていても指摘できないケースが多いです。

指摘しても「俺の方が、年齢が上だから!」「●●年もやってきてるのだぞ!」など年齢や経験を盾にされ、遮断されてしまう可能性もあります。

こうなると、会社としてのミスも増え、最悪の場合、倒産などのケースもあり得てしまいます。

対処法としては、そんなこと言ってくる上司のさらに上の上司に相談しましょう。

しかし、トップそうであったのならば、退職も仕方ないかもしれません。

会社全体の活気がなくなる

新しいことにチャレンジできないので、仕事も同じことの繰り返しになるので、面白みがなくなる可能性もあり、自然と活気もなくなってしまいます。

自分がどう頑張っても成果として認められない。

新しい提案をしても却下される。

結局、いい子ぶっている人間が高く評価されるなどの、本来実力がある社員が元気をなくす環境になってしまうので、会社の低下につながる危険性があります。

また、偉ぶった上司の下で働くほど苦痛なものはなく、その人が自分の先輩像と思うと最悪です。

対処法としては、そこの会社ではそう働いて、自分の時間に自分のしたいことをするなどして、目標達成していくようなスタイルに変更していくことをおススメします。

場合によっては退職も得策と言えます。

年功序列の悪循環が生まれる

結局、仕事ができようができないが、年齢の高い人や勤続年数の長い人の方が偉く、給料も高い状況になってしまいます。

しっかりと後輩を育てるなどの育成環境が整っていれば問題ありませんが、今の状況では育てるより、黙って働かせるようにしようと考えるため、育成環境が整っている感じがしません。

また、年齢に生じて得た役職などを手放したくないと思う方も多いので、全体的にチャレンジ精神がなくなり、会社の成長を止めてしまう危険性があります。

事なかれ主義者が増える傾向があり、保守的な方々が増えていく環境になってしまいます。

こうなると、できる人が損をして、できない人が得をするという悪循環が発生し、豊かな人材の育成ができない状況になってしまいます。

対処法としては年齢関係なくしっかり評価をする環境を整えることが必要です。

️年功序列のメリットは?

ここまでは年功序列のデメリットを説明してきましたが、次は年功序列のメリットを説明します。

年功序列は年齢や勤続年数などが評価されるケースが多く、また、長年務めることが高く評価されるので、会社へ帰属意識が強くなったり、会社へ貢献しようという思いが強くなったりして、共同体意識が強くなり、絆が強くなります。

仲間意識が強くなるので、絆の強い会社を作れます。

また、評価が数字で出しやすいので、如実に順序を表すことができます。

数字があるから評価しやすい

年齢で表したり、勤続年数で表したり、また、営業成績や生産成績などの数を表すなど、数字で表すことで、如実に評価を出すことができます。

如実に評価を出し、順序をはっきりさせることで、社員ひとりひとりの立ち位置がわかるので、ライバル意識が芽生え成長につながる可能があります。

順番をはっきりさせることで、頑張ろうとする意識を生ませ、長年務めることを考えると、何歳までという逆算も自分でできるので、自身で考えて行動ができます。

また、仲間意識が高い環境なので、お互いに意見交換をし、ともに成長していこうという環境になります。

年功序列によって順番がはっきりするので、会社の成長へつながる可能性もあるので、一概にデメリットだらけとは言えないシステムです。

️年功序列から成果主義へ

できない人を多く生み出してしまう可能性があるシステムなので、それを見なおそうと言う考えから、やればやっただけ評価される成果主義を採用している会社が最近は増えてきています。

長年、日本で培ってきた年功序列が現在の経済状況では成立するのが大変なようになってきています。

まず、残業が多いことや年齢だけいって働かない人などが多く、会社としてもデメリットが増え続けていることも成果主義への道を進めたともいえます。

ではここからは年功序列の対になる成果主義を説明致します。

成果主義の会社も増えつつある

やればやっただけ評価される成果主義は、営業成績や生産成績、販売成績などの成績を如実に評価するので、それぞれで評価をしっかりすることができ、給料にも差が生じます。

しかし、この場合、はっきりと数字で評価を表しているので、給料に差が生じても意見を言うすべはありません。

また、成績が良いと言うことで、先に入った人よりも高い役職を得るというような場合もありますが、この場合も、反論の余地はありません。

このように仕事ができる。

できないではっきりと評価するので、やりがいを十分に感じることができるシステムと言っても過言ではありません。

また、このような場合ですと多くの数をやることで評価されるケースが多いので1つの作業にかける時間は短縮されて、残業などをなくすこともでき、仕事の効率化を図ることができます。

もともと、ヨーロッパやアメリカではこのようなスタイルで働くことが主流で、日本に進出してきた外資系企業はそのようなスタイルだったために最初はなかなか理解されずにいましたが、現在では理解される方々が増えてきている感じではあります。

さらに実力のある若手を囲い込むことにもつながるので、成果主義が奨励されてきてはいます。

しかし現状はまだまだ

成果主義の会社が増えてきてはいますが、現状ではまだまだ年功序列の会社が多いのが日本の実情です。

古き良きスタイルを捨てるのが難しいのが日本の文化であり、また、これまでずっと年功序列で生きてきたこともあり、保守的な考えの方が多く、成果主義への理解を示そうとする人が少ないのも現実です。

今さら、成果主義に変えたことでご自身の実力のなさが部下にばれると思っている上司も多く、また、あと少しの年数で高い役職につけると思っている年代も多いので、この流れを壊したくないと言うのが本音でしょう。

さらに成果主義に変わることで組織よりも個人主体になってしまうという危険性もあり、そちらばかりに目が行ってしまっている方も多いのでなかなか切り替えができないでいます。

「働き方改革」など政府主導で動いているのもありますが、なかなか浸透していません。

中には成果主義と言いながら、全然、実行していない企業もあるなど、ブラック企業で良いように利用されていることもあり、いまだに日本では良いいことと捉えられていません。

しかし、現在の経済状況などを踏まえると、年功序列にも限界が来ている感じはします。

成果主義、年功序列どちらがいいかと言えば正解がないのが現実であり、働く人それぞれの意識になるでしょう。

️年功序列について理解できましたか?

何気なく使用して年功序列という言葉でしたが、いろいろと深く考えさせられる言葉ではありました。

年齢や勤続年数が高くなるにつれて役職や給料も高かくなり、所属している会社で長く働くことが評価されるシステムで、組織として機能が十分にできた会社を作れるとして始めた時は画期的でしたが、現在では限界がきているような感じさえします。

結局、長く務めた人や年齢や勤続年数が高い人が仕事のできる。

できないに関係なく高い評価を得られて、役職も給料も高くなるなどの悪循環を生みだしていました。

これから社会で必要なのは、年功序列?それとも成果主義?一概にどちらが良いとは言えません。

しかし、忘れないでほしいのは年功序列によって、日本の工業化が進んだと言う事実です。

工業化が進んだことで、経済成長はできたこと、そして、会社と言う組織を家族のような共同体感覚にしたという輝かしい実績があります。

いつの日かまた、社会を見直す際にまた年功序列のようなシステムが大切になったくる可能性があるかもしれませんね。

あなたが働きたい会社は年功序列?それとも成果主義の会社ですか?どちらを選んでも正解でも間違いでもありませんよ。