「あ!忘れた」と持って来るべきものを忘れてしまったり、「誰だったかな?」と人の名前を忘れたり、「そんな約束したっけ?」と予定を忘れたり、「何しに来たんだっけ?」とやるべきことを忘れたり、日常生活の中、うっかりしてしまうど忘れの経験ある方多いのではないでしょうか?これら全ては、「物忘れ」という言葉で呼ばれていますが、お年寄りだけではなく、若い人にも見られます。

笑えるレベルの軽いものから、周りに迷惑をかけてしまったり、自分でも落ち込んでしまうほど深刻なものもあるでしょう。

何れにしても、物忘れを防げるならそれに越したことはないですよね?もう歳だから、そういう性格だからと諦めないで、物忘れを防ぐための対策方法を実行してみませんか?

物忘れは対策できる!

人間の脳は、20代を境に低下していくと言われています。

ですから物忘れの大きな要因として、加齢がありますが、それだけが原因ではなく、ストレス、睡眠不足、うつ病など他にもたくさんのことが関係しています。

ですから時は止められないとしても、それ以外の原因を取り除いたり、防ぐなら、物忘れを軽減することはできます。

また、忘れっぽい人にありがちな特徴や、生活環境を調べて、自分と比べてみることによっても、予防や対策のアイデアを見つけることができるでしょう。

さらに、物忘れに特化した、サプリメントやお薬もあるので、それらの助けを借りることもできます。

物忘れの症状


名前や、具体的なことを思い出せないので、「あれ」「これ」「それ」で済ませていませんか?会話の中で、このような言葉を使って相手に汲み取ってもらうようなケースが増えているなら要注意です。

また、ぼんやりしていることが多くなったり、怒りっぽくなったり、落ち着かなくなることも物忘れの症状と言われています。

さらに、同じ話をなんども繰り返してしまうのも、自分が以前話したことをすっかり忘れているので、繰り返ししてしまうことですね。

また、部屋に戻って「何を取りに来たんだっけ?」となったり、予約していたのに違う日に出かけたり、相手から連絡が来るまですっかり忘れてしまうことも、物忘れの症状です。

もちろん、忙しい毎日を送っていると、うっかり忘れたり、あまりにやることが多すぎて、予定が整理しきれずに、稀にすっぽかしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、そういうことが続くなら、物忘れしやすいという自分の現状を認識して、しっかりとした対策を講じる必要なあるでしょう。

1分前のことを覚えていない

部屋に入った時に、何かを取りに戻ったことはわかっていても何を取りに来たのか思い出せなかったり、メールを送った直後に同じ人に同じ内容のメールを送ってしまったり、持って行こうと思って、バックの横に置いておいた財布を忘れたり、数秒前、数分前のことを忘れてしまうのは、多くの場合は、注意力が散漫になっていることが原因で、もともと集中していなかったので、見聞きしたことが頭に残っていない状態と言えます。

また、毎日同じようなことを繰り返しているマンネリ化ゆえに、緊張感や刺激が薄れてしまっていることも原因となりえます。

このような物忘れは誰でも経験があるものですが、頻繁に起こると生活に支障をきたします。

それでも自分で忘れてしまったことをわかっているなら、まだ大丈夫ですが、わ明日れてしまったことも完全に忘れてしまったり、わかっていない状態だと、早めに何かしらの対処を打つ必要があります。

自覚症状がない

物忘れの自覚症状がないということは、アルツハイマー型認知症の人によく見られる症状です。

アルツハイマーの初期から物忘れは始まるので、友達との約束をすっぽかしてしまっても、その予定をすっかり忘れていたことに加えて、自分が忘れっぽいと思ってもいないので、「そんな約束はしていない」と怒り出ししてしまうことさえあります。

100%記憶から消えてしまっている状態です。

また、聞いている人が嫌になる程同じことを繰り返し話したり、同じことを質問して答えを聞いて毎回に新鮮に反応する場合なども、以前の体験全部をすっかり忘れてしまって、以前に聞いたとは思いもしない状態になっています。

ですから、周りの反応に落ち込んだり、怒ったり、びっくりしてしまうのです。

よく言われることですが、何かの予定を入れた時に、手帳を見るのを忘れてミスしてしまった場合と、手帳に書いたことすら忘れているのでは大違いなのです。

もし物忘れをしている頻発してしているのに、本人に自覚症状がないなら、認知症などの病気であることも視野に入れて、専門のドクターに見ていただいた方が良いでしょう。

物忘れの原因


先ほど触れたように、物忘れの主な原因は「加齢」と言われています。

脳細胞が減少するとともに、記憶力が低下してしまうのです。

しかも20代から減り始めるとなると、30代・40代でも物忘れが酷くなる可能性は十分ありうることになります。

ですから、冗談のつもりで「もうボケが始まっちゃったよ」と言っているつもりが、冗談では済まされないということもありうるということです。

そう考えると、脳が健康な状態は子供だけのような気がしてぞっとしてしまいますね。

しかし、加齢に限らず、物忘れを引き起こす原因はたくさんあるので一つづつ見ていきたいと思います。

ストレス

大事な仕事のプレゼンの前や、大勢の人の前で話す時など「緊張で頭が真っ白になった」ということがありますよね。

これは強いストレスがかかった時に起きる現象です。

記憶力や理解力、また集中力が、極度のストレスによって低下してしまうのです。

記憶は、脳の「海馬」というところで作られ、電気信号となって脳の保管庫に記憶されていきます。

しかし、ストレスがかかると、その電気信号に別の信号が紛れ込んでし正しく記憶されなかったり、記憶がきちんと残らず空白状態になってしまうそうです。

ですから仕事や学校でプレッシャーを感じるような状況でうまく思い出せなくなったり、ノルマや、いじめなどのストレスを抱えている状況では、正確に記憶することができないという事態になってしまうのです。

脳血流量の低下

脳血流量が低下するということは、血液に乗って運ばれる栄養素が脳細胞に届きにくい状態になります。

その結果、十分な栄養が取れずに、脳の神経細胞が死滅してしまうのです。

そのようにして死滅した細胞が増えれば増えるほど、物忘れがひどくなったり、認知症になってしまうのです。

脳血流は、病院で検査して調べることができます。

認知症の原因となる病気には、それぞれ特徴的な血流トラブルがあるそうなので、物忘れがひどい場合は、一度専門の病院を訪ねて、血流検査を受けてみるのも、現状を把握するのに役立つかもしれません。

アルツハイマー型認知症の可能性も

アルツハイマー型認知症の正式名は、「アルツハイマー病による認知症(DSM-5)またはアルツハイマー病による軽度認知障害(DSM-5)」と言います。

しかし長いので、単に「アルツハイマー」と言われることも多いですね。

このアルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なタンパク質がたまり、神経細胞が壊れてしまうことや、徐々に脳全体が萎縮することが原因で起きると言われており、認知症の中で一番多い型です。

アルツハイマー型の物忘れの症状の特徴としては、最近の出来事を忘れてしまうということがあります。

そして、忘れていること事態わからないことが多く、説明しても思い出すことができません。

さらに、判断力が落ちて料理ができなくなったり、時計を読めなくなったり、自分の家に帰ってこれなくなるなど、理解できることが少なくなったり、忘れることが家や、家族の名前など物忘れの症状がひどくなっていきます。

アルツハイマー型認知症の一部は、遺伝すると言われていますし、ひどい物忘れが始まる何年も前から、脳には異変が起き始めると言われていますので、家族の中にこの病気の方がいらっしゃる場合は、早期発見を心がけるためにも、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

睡眠不足

睡眠不足だと、脳がすっきりしませんね。

それは、脳は寝ている時に休むので、睡眠時間が短いと脳の疲れが取れていない状態になってしまうからです。

睡眠時間が少なくても平気な人や、体が疲れていないから寝ないと言われる方もいらっしゃいますが、脳を休ましてあげるという意味で睡眠時間をしっかりとることは大切です。

さらに脳は、睡眠中に、記憶の定着というとても大切なこともしています。

眠りは、深いねむりのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠の二種類がありますが、ノンレム睡眠の時、脳の活動が穏やかになり、一日の記憶を整理するのです。

その日見聞きしたことや、勉強したこと、行ったことの情報を整理して、記憶に焼き付けていく作業をします。

ですから、睡眠時間が足りないと、物忘れがひどくなってしまうのです。

睡眠時間は、疲労回復だけでなく、記憶させる時間でもあることをしっかり覚えておいて、7時間は寝るようにしましょう。

不規則な食生活

物忘れと食生活が関係していると聞いても、すぐにはピンとこないかもしれませんが、私たちの体は、毎日3回、口にする食べ物によって作られています。

ですから当然、何を食べるか、どのように、いつ、どれくらい食べるかによって、脳の働きも、体全体の機能にも変化が現れ、物忘れが起きやすくなったり、認知症になりやすくもなりますし、反対に予防したり、改善することもできます。

以前より認知症が増えた原因として、日本の食生活の欧米化をあげる医師もいます。

なぜなら、日本食に比べて、脂質や飽和脂肪酸、コレステロールが高い洋食を食べることにより、脳の劣化を招き、物忘れや認知症のリスクが高まるからです。

また、共働きや、忙しさから外食が増えたり、ファーストフードを利用すると、栄養素の偏った脂質の過剰摂取が起きてしまいます。

便利さゆえに、牛丼やラーメン、ハンバーガーなどをよく食べる人は、食生活を見直すようにしましょう。

物忘れの対策法

ここまで物忘れの原因を見てきましたが、睡眠不足や、不規則な食生活などは、意識することによって誰でも改善することができますよね。

冒頭でもお話しましたが、物忘れには対策があるのです。

ですから、ただ物忘れがひどくなるのを自然なこととして受け入れたり、諦めるのではなく、少しでも改善したり、進行を遅らせられるようにこれからご紹介する対策方法を実践して見てください。

ウォーキング

物忘れ対策として一番おすすめなのが、ウォーキングなどの有酸素運動です。

なぜなら、記憶を司る海馬や、キーキングメモリの中枢である前頭前野は、血液量の多い部位なので、血液量が減ったり、血流の巡りが悪いと機能が低下してしまいます。

ですから、運動をして、体全体の血流をよくし、きちんと脳にも血液が巡っている状態保つことが大切なのです。

ですから、激しい運動を単発で行うよりも、日常的に運動することが効果的です。

汗ばむくらいのペースで、20分ほど週に3回以上ウオーキングすることを続けるなら、常に脳の血液量や血流を正常に保つことができると言われています。

一回20分くらいなら、お買い物にいくときに早足で歩いて行ったり、通勤通学の際に一駅早く降りて歩いて帰宅するなど、無理なく続けられそうですよね。

ジムでランニングマシンを使っての運動でももちろん良いのですが、日光を浴びて運動するなら、認知症やうつ病の発症率を下げることができるビタミンDの合成も促されるので、可能なら、日光を浴びながらのウォーキングをされた方がより良いでしょう。

指を使う

「手は外に出た脳である」と言われるほど、手や指を動かすことによって、脳に刺激を与えることができます。

ですから物忘れ対策として、指を使うことは非常に有効な方法なのです。

では、具体的にどのようにすることができるのでしょうか?おすすめなのは「指体操」です。

ジャンケンの「グー」と「パー」をするように、手を握ったり開いたりを繰り返したりする運動、親指から人差し指、中指、薬指、小指と順番に指を一本ずつ付け根から折り曲げていrく運動、また手の甲を上にして、指をそらすような運動などがあります。

それぞれは単純な動きですが、繰り返すことによって脳に刺激を与えて、物忘れが減ったという実際の経験もあるので、コツコツと続けていきましょう。

また指体操ではなくても、指先や手を動かすことができる、ギターやピアノなどの楽器を引いたり、陶芸をしたり、編み物や裁縫などの趣味の中で指を動かすような機会を作るなら、楽しみながら物忘れ対策ができて良いかもしれません。

また、パソコンのキーボードを打ったり、ゲーム機でゲームをしたりすることも指を使うことになるので、自分の好きなことで物忘れ対策になるようなことを見つけることができるでしょう。