皆様は、ぐちゃぐちゃになってしまった状況を見て、いったいどのようなことを思うでしょうか。

そして、どのような表現を使ってその場のことを表すでしょうか。

もちろん、「ぐちゃぐちゃ」という表現を使えばよいのですが、その言葉だけでは表しきれないようなひどい状態になっていることというのもあるでしょう。

そういったときに一言で言い表すことができる単語があり、それを「カオス」と言います。

若者にとっては今更だと思われるかもしれませんが、カオスという言葉は、一昔前にはあまり頻繁に使われることはありませんでした。

意味を知らないと思っている方も少なくないと思います。

日本語由来の言葉ではありませんし、何のことだか分からないという方もいたでしょう。

最も、今ではインターネットが発達したことによって多くの人が意味を知っていますが、それでも、逆にその由来を知らなかったり、カオスの使い方についてイマイチ自信がないという方もいるかもしれません。

便利に使うことができるカオスの使い方や使う場所、そしてその意味について詳しく掘り下げて見てみることにしましょう。

カオスってどういうこと?

 ここではカオスという言葉の意味について見てみることにしましょう。

今でこそ、多くの人に当たり前に受け入れられている言葉ですが、カオスという言葉はひびきも変わっていますし、どこから発生した言葉なのか分からないままに使っているという人もいるのではないでしょうか。

もちろん日本語のようには思えないので、よく分からないままに状況を説明する言葉だと思っている方もいるかもしれません。

昔は何となく学術的な用語だからと使われていませんでしたし、意味の知らない方も多かったカオスの本当の意味について詳しく見てみることにしましょう。

カオスという言葉についての理解が深まるかもしれませんね。

ギリシア語のカオス


 カオスという言葉は、もちろん日本語由来のものではありませんが、英語由来のものでもありません。

また、外来語としてはよくあるポルトガル語やスペイン語などでもなく、ギリシア語由来です。

ギリシア語というのは日本ではあまり知られていませんし、そこからカタカナ語として広がっている言葉が多いわけでもないので、日本人にとってはあまりなじみがない印象が強いのではないでしょうか。

ギリシア神話の原初神

 ギリシア語でカオスは、神話の中の神の名前です。

ギリシア神話というと、何となく日本の中でも知っている方が多いるでしょう。

有名なところで言うと、例えばゼウスですね。

天を統べる髪のゼウスや、例えば太陽の神のアポロンなどは日本でも良く名前を知られているように思えます。

そのほかには、海の神のポセイドンや、冥途の神のハデス、そして有名なものとしてはエロスやヘラクレスなどもありますね。

アキレウスなどは、アキレス腱の語源となっていますから、若干、なじみがあるところもあるのかもしれません。

そんな神々がたくさんいますが、カオスはこれらの神々よりももっと原始的なところにいると言われています。

これらの神々が生まれる前には、カオスが存在していました。

日本の神話でもありますが、色々な生命が生まれる前には、まずは土地などが出来上がります。

ギリシア神話ではそれがガイアという大地の神、そして冥府などが出来上がりますが、その大本を作ったのがカオスなのです。

本当に何もない場所からカオスという「無限のもの」を表す髪が生まれ、それを基にしてガイアなどが生まれました。

ゼウスやアプロンなどが生まれてくるのは、それよりもずっと世代が後の話になります。

日本で有名な神話の神々は最初からいるわけではなく、ある程度子どもや孫の世代ということになりますね。

混乱状態を統一したという印象が正しいでしょう。

全ての最初になったのがカオスなので、日本語で便利に使われているカオスとは、何となくスケールが違うような印象がありますね。

カオスの意味


 もちろん、日本語で使われているカオスの場合には、ギリシア神話の神のようなレベルではありません。

もっと現実に根差したレベルで使われています。

原始の神だと言われるととてもスケールが大きくなってしまいますが、日本語で使われているのは、そもそもそういった「何もない状態」「混乱状態」というイメージで使われることが多いです。

ただし、カオスの場合にはこれと言って一定した意味があるわけではないので、いくつかの意味について見てみることにしましょう。

混沌

 日本語でカオスという意味で使われる場合には、混沌という言葉が一番近いように思えますね。

混とん状態と言うのは、何もかもが生理のついていない雑然とした状況だということです。

雑然としているよりもずっと、混乱に近い状態になっているかもしれません。

こうした空気感のこと、状況のことを指してカオスという言葉を使っています。

【混沌については、こちらの記事もチェック!】

無秩序

 無秩序な状態のこともカオスと言いますね。

何かのルールに従って動いているのではなく、ルールがそもそもないような状態、人が自分勝手にしている状態、規則を守っていない状態と言うのも、この無秩序という状態に当てはまるのではないでしょうか。

混乱した

 混乱した状態のこともカオスという表現を使うことになります。

混乱して何が何だか分からない状態になっていることをカオスと表現するのです。

ただ、普通に混乱しているよりもずっと混乱の具合が激しいことをカオス状態と表現しているので、混乱の段階のかなり上の方だと思うと良いのではないでしょうか。

ハッキリしない

 はっきりしない状態のこともカオスということがあります。

何が起こっているのか分からないモヤモヤした曖昧な状態のことですね。

カオスというとどちらかというと騒然としているようなイメージですが、ただ単にモヤモヤして状況がはっきりしない時にも使われることがあります。

めちゃくちゃ

 カオスの意味の一つには、めちゃくちゃというものがありますね。

混乱状態が去ったとのめちゃくちゃで整然としていない状態のことを言います。

整然としていたはずのものが混乱状態になっていく「めちゃくちゃ」も、もちろん、カオスの一つの意味となっているでしょう。

わけがわからない

 訳が分からないというのもカオスの一つの意味だということができるでしょう。

混乱状態になってしまって、理解不能に陥ってしまうことをカオスと呼ぶのです。

このカオスの場合には、主に心情的なところに使われることが多いですね。

自分の中でまったく理解することができなければ、その気持ちをカオスという短い単語で表現するのです。

天地創造以前の世界の状態

 もちろん、そもそものギリシア語のカオスという意味が日本に伝わっていないわけではありません。

そういった学問的な用語もありますし、意味を知っている人は知っているでしょう。

そのほかにも哲学的な用語として使われることがあるようですね。

最も、日本人の多くがカオスという言葉を使う際には、この意味はあまり考えていないでしょう。

天地創造以前の世界の状態を示すということが、日常的に頻繁に行われるわけでもないので、それは当たり前の話ですよね。

カオスの意味をまとめると…

 ここまでカオスの色々な意味についてまとめてきましたが、まとめて一つの意味にすることはできるでしょうか。

カオスは、要するにまとめて言うと「混乱状態」「混沌としている状態」のことを指します。

この中に色々な意味が含まれているわけですから、何となくカオスと言っても、はっきりと意味をまとめられるわけではありません。

混乱状態と言っても混乱の種類にはたくさんありますし、これがすべて含まれているということを考えると、カオスはとても広い意味で使われる言葉だということが想像できるのではないでしょうか。

実際にカオスという言葉を使っている場面を思い浮かべてみても、色々な対象に対して使われていますので、はっきりと「これだ」という意味にまとめることができないというのが正しい答えかもしれませんね。

カオスの意味は説明しにくい

 カオスという言葉はとてもざっくりした意味であることが多くあります。

ざっくりと曖昧な意味なので、特に対象を限定していないところが特徴でしょう。

心情に使うこともできれば、状況に使うこともできます。

良い意味に使うこともできますし、悪い意味で使うことも可能でしょう。

文脈によって判断しなければいけないのがカオスなのです。

そのため、カオスの意味について聞かれてもはっきりしたことは分からないということになりますね。

実際に、カオスという言葉を使って状況を説明してみると、状況の概要を聞きたかった人には納得してもらうことができるはずですが、詳しい説明を必要としていた人には首を傾げられるでしょう。

大体の状況は分かってけれど、要するに何が起こっていたのかということは全く分からないとつっこまれてしまうかもしれませんね。

主にネット用語として使われる

 カオスという言葉ですが、何となくフォーマル場では使われることがないという印象を持っている方もいるでしょう。

どうしてかは分からないものの、状況を説明するのに使ってはいけない単語だという印象を持っている人は少ないないでしょう。

カオスという言葉の由来を考えると、あまり日本社会では浸透しそうにもない単語ですが、広く知られるようになったのはどうしてなのでしょうか。

主に使用されている場所についてご説明します。

ネット上で使われる若者言葉

 カオスという言葉主にはインターネット上で使われる若者言葉です。

インターネットスラングのようにして発生した言葉だと考えることができるでしょう。

そのため、インターネット上で使われているときに、意味が分からないとつっこまれることはないでしょう。

若者の間では知らないものがいないという単語のはずですし、一度は使ったことがある言葉ということもできるのではないでしょうか。

最も、最近ではインターネットが広く普及するようになって、若者以外にも言葉が広がっていくこととなりました。

つまり、インターネットを中心に広がっている言葉ではあるものの、最近では主なユーザーが若者に限らない状態になったということですね。

色々な人が使っているので、インターネットの中では「若者言葉」というよりは「共通語」として扱われているのではないでしょうか。

日常会話ではあまり見ない

 香るという言葉は日常の中ではあまり見ないという人もいるのではないでしょうか。

インターネットを自在に操ることができるような世代には、一般的にも使われる言葉ですが、特に年配の人にとってはあまり使う機会がないかもしれません。

最も、最近ではテレビで芸能人などが発言しているところを見ることも多くなりました。

そのため、インターネットになじんでいない世代でも知っているということが珍しくありません。

どんな人でもいつでも使うことができるというわけではないことは確かですが、日常会話の中で全く見ないというレベルではありません。

ただ、頻繁に見るわけではないということは確かでしょう。

それは、カオスという言葉を使いこなしていないからだけなのかもしれませんし、「カオスな状態」にはそう簡単になるものではないからかもしれません。

2ちゃんねるやTwitterなど

 カオスという言葉は2ちゃんえるやTwitterではよく見られる言葉ですね。

どちらも、ぐちゃぐちゃと色々なことを長文で説明するような場ではないので、短い単語であるカオスという言葉を使って表現するのが適切なのです。

2ちゃんねるの方ではかなり長いこと使われている単語ですし、Twitterでも若者の間には広まっているので、使うことに違和感を覚えることはないでしょう。

詳しい説明をするのに適した言葉であるとは言えませんし、「カオス」と表現したことに興味を持ってくれた人からは「何があったの」と聞かれることはあるでしょう。

ですが「何だかカオスだ」というだけで、何となく状況が伝わってしまうような便利さから、インターネット上では頻繁に使われ鵜言葉のうちの一つです。

カオスの使い方

 カオスという言葉は、実際にはどのような表現で使われることが多いのでしょうか。

カオスという言葉はとても曖昧でザックした言葉ですし、色々な状況を内包した言葉でもあります。

だからこそ、色々な使い方をすることができるのが便利で良いですよね。

ここでは、カオスの使い方について具体的な表現を詳しくご紹介します。

これを知っておけば、カオスという表現を見たときに戸惑ってしまうこともないですし、自分でも塚こなすことができるようになるかもしれません。

マジでカオスwww

 この「マジでカオスwww」という表現は、まさにインターネット上で見られる特徴的な表現ですね。

若者言葉としてはよく使われます。

「本当にひどい状態」「本当にどうしてよいのかも分からないような大変な状態」という意味になります。

さらに「www」は「(笑)」という状態を表しますので、分かりやすく書き下すと「あまりにも大変な状態すぎて笑ってしまう、どうしよう」ということになるでしょう。

丁寧な言葉で書くよりも、こうした言葉を使うことで切迫感やリアル感が出ますよね。

インターネット上でしか使うことができない表現ですが、よく見るので、自分で使うことがなかったとしても覚えておいて損はないでしょう。

頭の中がカオス

 「頭の中がカオス」という表現は現実的にも使ってる人がいるかもしれません。

カオスという言葉自体には「ぐちゃぐちゃ」「大変」という言葉ですから、訳してみると「頭の中が大変なことになっている」という意味ですね。

もちろん、カオス自体にはいろいろな意味が含まれていますから、この言葉を様々に解釈することは可能です。

例えば「することが多すぎてだんだんとパニックになってきた」「自分が失敗をして大変な目に遭うことが分かった。

明日のことを考えると不安だ」など、色々あるでしょう。

これに関しては、詳しい状況は文脈から読み取るしかありませんね。

本人も、「どうしたの」と聞いてほしくて、そういったあいまいな表現をしているということもあるでしょう。

カオスなことになった

 「カオスなことになった」という表現も良く見られるのではないでしょうか。

「大変なことになった」という意味で解釈して間違いがないでしょう。

ですが、ちょっとくらい複雑になったことではカオスという表現は使いません。

「ちょっと複雑」よりももっと上の「かなりひどいことになって大変さを言葉で説明することができない」というような場合に、「カオスなことになった」と表現することができるのです。

少しくらいの大変な状況でカオスというのはあまりに大袈裟です。

部屋がカオス状態

 「部屋がカオス状態」というときに、解釈は大抵は一つになります。

「部屋の中がぐちゃぐちゃ」ということです。

掃除されていない汚い部屋ということになりますが、カオスという言葉を使うことで、とてもひどい状態、目も当てられないようなひどい状態という意味になるのではないでしょうか。

あまりにもひどいのときには、「散らかっている」というよりは「混沌としている」という意味のカオスの方が当てはまると思ってしまうこともあるのです。

誰でもそう言ったことは経験があるのではないでしょうか。

カオス状態の時には足の踏み場もないという表現をすることもありますね。

まさに汚部屋を思い浮かべて間違いないでしょう。

人が多過ぎてカオスだった

 「人が多すぎてカオスだった」というのも、「人が多すぎて混乱状態になっていた」ということを表すための表現です。

ちょっとくらいの混雑状況でカオスな様態だと表現することはありませんが、かなり混雑しているような状態だと、混沌としているというカオスの意味がまさにぴったりだということもありますよね。

基本的に「人が多すぎてカオスだった」という表現をする際には、意味が一通りにしかなりませんから、それほど使うのは難しくありません。

本当にひどい人ごみにあたってしまった場合には便利に使うことができる言葉だといえるでしょう。

カオスなお祭り

 「カオスなお祭り」という表現をした際には、何通りかに解釈することができますので、これは少し難しいかもしれませんね。

カオスなお祭りという際には、まずは上述のような「人の混雑が大変なことになっている状況」をあらわすこともがあります。

「人が多すぎて大変なお祭りだった」というときに「カオスなお祭り」と表現するのです。

他の解釈としては「お祭りに趣旨が分からなかったため、何を楽しんでいるのかもよく分からないイベントだった」というものもあるでしょう。

「カオスなお祭り」の「カオス」の部分が、お祭りのないように値しているということです。

時には趣旨が分からないお祭りもありますから、離している人の口ぶりや、具体的な話から推測するようにしましょう。

また、時には「楽しくてテンションが上がって、自分がカオスな状態になった」という意味で使われることもあります。

どの表現で使ったのかということは、文脈から判断できるようにしてくださいね。

カオス過ぎてついていけない

 「カオスすぎてついていけない」という表現をするときには、「混乱状態になってしまって自体を理解することができない」というような意味になることがありますね。

もしくは「個性的な人が集まっていて、場の雰囲気がとても濃くなっているので、私のような鵜通の人間には履いていくことができない空間だ」という意味が込められていることもあるでしょう。

何を前にして言葉に舌かによってかなり状況は変わりますが、どちらにしても、自分にはもうついていくことができないという意味のところが大切なので、どのような意味での「カオス」かは、自分の目で確かめてみるしかなさそうですね。

カオス過ぎて状況が読めない

 「カオスすぎて状況が読めない」というのは、全く目の前にあるような状況を自分では解釈することができないという意味になるでしょう。

カオスな状況というのは解釈が難しいですし、どうしてそんなことになったのかを理解することもできないという意味になります。

なにもかもがカオス

 「なにもかもがカオス」と言ったときには、まさに状況が混乱の極みにあるということになるのではないでしょうか。

混乱の極みになったときには、目の前にある状況だけではなく、自分の心情もひどく動揺してしまって、どうしてよいか分からない状態になりますよね。

まさに修羅場と言ったような様相になるでしょう。

そういったときに「もうどうしようもない」「どうしてよいのか予想がつかない」ということを「何もかもがカオス」という表現でまとめているのです。

短い言葉ではありますが、ぐちゃぐちゃになってい待った自分と状況の全てをまとめている便利な言葉ですよね。

カオスを普通に使うことはOK?

 ここまでカオスは普通の人が使うものではなく、何となくインターネットスラングのようにして使われてきたというご説明をしました。

若者言葉の一つなので、若者同士の間でしか使われないという印象を持った言葉のようにも受け取られたかもしれません。

確かに、これが若者言葉であることには間違いがないでしょう。

本来の意味で使っているわけではありませんし、カオスという言葉を聞いたときにはフォーマルな印象を持つ人というのは少ないはずです。

話している相手によっては、使ってはいけない言葉であることには違いありません。

ただ、インターネットの中でしか使ってはいけない単語化と言われると、それはまた別の話になるのではないでしょうか。

インターネットは最近ではかなり普及していますし、2ちゃんねるに顔を出す人はまれであっても、Twitterを利用している方はとても多いように思われます。

そんな中で使われている「カオス」という言葉は、あまり知らないということがないでしょう。

そうした時代の波に乗り切れていない人には使っても意味がないかもしれませんが、たいていの人には通じる言葉になってしまっているというのが現状ではないでしょうか。

例えば「キモイ」「うざい」などの略語とは話が違いますし、ぐちゃぐちゃになっている状況を一言で伝えることができる便利な言葉ですから、これを全く現実世界で使ってはいけないということはないでしょう。

例えば、仕事でも親しくしている年の近い上司の場合には「うわぁ、大変なことになっていますね、カオスですね」という言葉で話しかけても咎められることはないでしょう。

ある程度のカジュアルな言葉を使うことができる関係性の中では、カオスを普通に使ってしまっても問題がありません。

あまり聞き返されることもないでしょうし、それが許される関係性なら咎められることもありません。

きちんとフォーマルな場で使われることがない言葉だということを知っていれば、問題ないのです。

使い方を誤るようなことをせずに、カジュアルな場で便利に使うことができる言葉だということを覚えておくと良いでしょう。

カオスがビジネスシーンでは好まれない理由

 もちろん、仲の良い上司などと話しているとき、仲の良い先輩と話しているときなどには「カオス」を使っても何も言われることがないでしょう。

ですが、相手が取引先で会ったり、もっとえらい上司で会ったりすると、カオスという言葉は途端に好まれなくなります。

状況を説明するのに便利な言葉であることには違いがないのですが、それがあまり使われることはなくなってしまいますよね。

この理由についても詳しく見てみると、ビジネスシーンで失敗してしまうということがなくなるのではないでしょうか。

カジュアルには便利に使うことができる言葉が、きちんとしたビジネスシーンでは好まれない理由についても探ってみることにしましょう。

フォーマルな言葉ではないから

 まず、そもそもはフォーマルな言葉ではないということが大切です。

きちんとした場で使われる言葉としてはあまりにも砕けてしまっているので、フォーマルな場にはふさわしくないということになりますよね。

言葉にもTPOというものがあります。

相手によっては使い分けておかないと、人間的な評価が下がってしまうこともあるのです。

取引先と話しているとき、上司と話しているときには、自分の中の適切な語彙を使ってきちんと説明できるようにしておいた方が良いでしょう。

全てを説明した後に、相手によっては「いわゆる“カオス”という状態ですね」と付け加えることなども、状況によっては可能ですが、深刻な話をしているときにそう言った言葉を付け加えると、ふざけていると思われることもあるので注意してください。

状況を説明するのに曖昧過ぎるから

 カオスという言葉が好まれない理由のもう一つとしては、カオスという言葉が説明している状況があまりにもあいまいだからということがあります。

確かにとても便利な言葉であることには違いありません。

ぐちゃぐちゃになってしまっている状況を一言で表すことができるのですから、そういった言葉があるかないかでは、簡潔な説明をできるかどうかでかなり変わってくるでしょう。

ですが、大変なことになっている状況をひとまとめにできる言葉というのは、「大変だということ」しか伝わらない言葉である、とも言えます。

カオスという言葉で表現されても、聞いている方としては「具体的にはどこがカオスなんだ?」「要するに今はどのような状況になっているのだ?」と、具体的な状況が思い浮かばないのです。

カオスは様子をざっくりと説明する言葉ではありますが、聞き手に具体的な状況を伝えるような言葉ではありません。

状況を説明するにはあまりに曖昧だということができるでしょう。

カオスについて理解できましたか?

 いかがでしたか?
 カオスという言葉は一昔前にはあまり聞かれない言葉で、どこか学術用語のような雰囲気を出していましたよね。

元々がギリシア系の神から来ていますし、カオスという言葉は哲学の用語でもありますから、普通の日常生活の中で使われるということが想像できない言葉でもあったでしょう。

ですが、最近ではカオスという言葉を使うことがだんだんと定着してきているように思えます。

スラング扱いされているという印象もありませんし、すぐに廃れるような流行の言葉とは少し違うようにも思えますよね。

それは、あまりにぐちゃぐちゃになっている様子を的確に一単語で表すことができるという便利なところから着ているのかもしれません。

カオスという言葉は理解するのが難しい言葉でもありませんし、実際に「カオス」な現場を見ると、思わず口から飛び出してしまいそうになる言葉でもあります。

フォーマルな場で使わないようにだけ気を付けていれば、後は使い方に困るということはあまりないかもしれませんね。