会話をしたり、ドラマを見ていたり、本を読んでいたりするとたまに見聞きする”確信”という言葉。
多く使われているので、しっかりとその言葉の意味を理解している・・・気がしているけれど、実はしっかり理解できていないのではないでしょうか?
あなたは、「確信とはどんな意味なのか」と聞かれて正しく、”確信”をもって誰かに伝えることができますか?多くの方ができないのではないでしょうか。
このように、日本語ではなんとなく使っているけれどその意味をしっかり理解できていない言葉というのがとても多いんです。
この記事では、日常のあらゆるシーンで使われている”確信”という言葉の意味を詳しくお伝えしていきます。
理解しやすいように同義語・対義語もチェックしていきましょう。
そして、最後には確信という言葉を使った例文と、その文がどんな意味を示しているのかについても触れています。
この記事を読めば「確信」という言葉に強くなれるに違いありません!
確信とは?
確信とは、いったいどのような意味を持っているのでしょうか。
「僕は確信があります!」なんて使ったはいいけれど、その言葉の意味をちゃんと知らないよ~なんて、冷や汗をかいた経験があるのではないでしょうか?それにその話の相手から「本当なの?」なんてつっこまれてさらにヒヤヒヤ・・・。
自分が理解できていないことを説明するときの状態と似ていますね。
次に「確信」という言葉を使うときにはそのようにならないように、今ここでその意味をきちんと学んでおきましょう。
固く信じて疑わないこと
自分の信じていることがあるとしましょう。
そのことに対して、1ミリもの疑いを持っていない状況のことをいいます。
この意味は、あらゆる辞書にも書かれており、確信という言葉の中核を担っているといってもいいでしょう。
人は信じられないことがあるとそのまま心が揺らいでしまうものですが、確信を持って信じているものがもしも少しでも疑わしい行動をしたとしてもそこに疑いを感じません。
それどころか、その行動や動きに対して疑う対象とみなさないことも。
その決意もすごいもの。
”固く”信じているんです。
固い信念
信念とは、対象としているものが正しいと心から深くかたく信じていることという意味です。
そこにさらに”固い”気持ちがプラスされていますから、ちょっとやそっとのことでは揺らがないように信じてやまないということになります。
目指している目標に到達するための信念なんかもあげられます。
それは「絶対にこれを達成する」という気持ちそのもの。
確信という言葉で表すのであれば、このことは必ず達成させると自分のなかで信じてやまない、ということになるでしょう。
また、信念とは信じて念じるとかきます。
思っていることを常に信じて、そうなると信じている、そうであると信じてやまない状況をもさします。
揺るぎない信条
誰かに何かを伝えられたとき、それが自分の信じてるものと反対の出来事だったりするとなかなか信じられないですよね。
だって「まさかそんなことがあるはずない!」て感じてしまうからです。
しかし、確信を持って信じている対象であればなにかあっても、ゆるぎない信条でいつまでも信じつづけます。
それは、まるで渋谷にある忠犬ハチ公のよう。
「ご主人さまはいつか帰ってくるから、信じてまっていよう。またないなんてありえない!」そんな気持ちです。
確固とした見込みがある状態
信念と同じく、または似た意味になります。
これからおこなうこと、もしくは現在おこなっていることに対して確固たる自信や見込みがある場合にも、確信という言葉が使われます。
「私は、コレは必ず成功すると確固たる自信があるの!」なんて使うんですね。
これからやることに関して自信がないとなかなかこの言葉は使えません。
だって、”確固たる見込み”がないのですから。
確かである状態
また、確固たる状態・・・というのは現状についても説明することがあります。
それは、現在おこなっていること、現在進行形でおこなっていることが確かな状態で前に進んでいるときもこの”確信”という言葉を使うことができるんです。
例えば「現在取り組んでいるプロジェクトは、確信を持って成功すると断言します」「きちんと前に進んでいるのを確信している」なんていうことができるんです。
あなたも、既に日常生活の中で使ったことがあるのではないでしょうか?
確信の同義語
確信という言葉の意味をなんとなくわかったかのような気がしても、理解していないもの。
そんなときに理解を深めてくれるのが”同義語”なんです。
同義語というのは、その言葉とほぼ同じ意味を持っている言葉のこと。
実は”確信”という言葉の同義語ってたくさんあるんです!今回は厳選して5つの同義語をご紹介していきます☆理解を深めるために、ぜひ読んでみてくださいね。
存意(ゾンイ)
存意とは、考えていることや思っていること…という意味があります。
あなたもきっと今何かを考えながらこの記事を読んでいるのでないでしょうか?その考えている行為そのものが存意しているということになります。
この言葉の例文をチェックしてみて。
自分の気持ちだけではなく、相手の存意も確かめた
これは自分の気持ちだけを優先させるのではなく、相手の気持ちまでしっかり確かめましたよ、という意味になります。
相手が何を考えているのかを知るためには、相手の気持ちを確かめる必要がありますよね。
その気持ちが存意なんです。
主張(シュチョウ)
あなたも何か問題に対して自分の主張を持っているのではありませんか?主張とは、意見のことです。
この世界ではあらゆる情報がいきかい、自分の考えていることを忘れてしまいそうになりますがそんなときでも少しは意見をもっているはず。
それがあなたの主張です。
主張というと、何かを伝えるときにするものだと思っている方がいますし、たしかにその意味もあります。
しかし、いつも持っている意見(持論)という意味もあるので、すべて伝えるものだと覚えないように気をつけてください。
自分の主張を守り続けている人がいる
これは、自分の意見を伝えるのをやめない、という意味でもその意見を持ち続けているという意味でも解釈することができます。
会話の流れや話の流れで「ずっと持っている意見」のことなのか、「何かを伝えるためのものなのか」を判断する必要があります。
これは確信でいう「確固たる信条」にあたり、自分のなかでゆるぎない信念があるというところにつながりますね。
見解(ケンカイ)
見解とは、物事への見方やその評価のことをいいます。
なにかの事件がおきたとしても、人によってその問題をどう捉えるのかって違ってきますよね。
テレビニュースで「建設業界の管理者が自殺をした」ときくと、建設業者の方は「どこも大変なんだな」と思い、その意味で自殺者に同情するかもしれません。
しかし、建設業界のことを何も知らない人にとっては、他の人からいじめられていたとかすべて悪いこととしか捉えることができないんですよね。
立場によって、ものの見方が異なることがその人それぞれの見解なんです。
あなただって、他の人とは違う考え方を持っているのではないでしょうか?また、その見解って人になにをいわれても変わらないことがほとんど。
そのため、確信でいう固く信じて疑わないことの意味につながります。
あの人の見解と僕の見解は180度違っていた
自分とあの人の意見の持ち方とか、問題の見方がまったく異なっていたということですね。
あなたもそのように感じたことは、生活のなかで一度や二度くらいあるのではないでしょうか。
自分の当たり前は他人の当たり前ではないんです。
意見(イケン)
意見なんて言葉は、日常でよく使われるのでその意味を理解していない方が多いのでは?理解とは、ある物事に対して持っている考えのことをいいます。
そのほかに、道理をとくことで他人を戒める、歴史上室町幕府の訴訟で将軍に提出する答申などの意味があります。
確信と同じ意味であるといえば、やはり”ある物事に対して持っている考え”をさすでしょう。
意見を述べるとき、意見が頭や心に浮かぶときというのは、その物事に対してあやふやではなく明瞭に自分の意見を持つことができているはず。
それこそ確信のある意見なんですね。
意見の交換はとても楽しい
自分の持っている意見と他の人が持っている意見はちがうもの。
それを交換することによって新しい概念を吸収することができて、楽しいという意味になります。
意見交換をするのが苦手だという人がいますが、それって苦手なのではなく自分の意見がしっかり固まっていないからそうなるんです。
あいつはおかしい。だから意見しておいた
これは道理にそってその人(あいつ)を叱責したということになります。
世の中では盗みやウソ・殺人などをしたらすぐにつかまってしまいますよね。
そのような道理に背きそうな人、または背いている人に「お説教」することをいいます。
主観(シュカン)
主観は、ある対処に対してもっている認識や行為、そして評価などをしているその人自身の心のありかたのことです。
今、この記事をもってあなたは何かしらの意見を持っているのではないでしょうか?「自分ならもっとカンタンに説明するのになぁ」「わかりやすいなぁ」「わかりにくいなぁ」など、それはあなたの主観です。
主観の反対は、客観です。
自分ではないものが見ている角度になります。
主観とは、あなたの考えそのものですから、あなたが”確かである状態”をさしているんですよね。
その考えや主観的な気持ちがなくなったら、自分ではないような気持ちになるのではないでしょうか?
主観的に物事を捉えすぎると、周りがみえなくなる
主観という言葉には、自分ひとりだけの考えという意味もあります。
主観的に考えることは自分を尊重することにもつながりますが、あまりにも主観的になりすぎると周囲の声を聞きとりにくくなり、しまいには周りが見えなくなってしまうということ。
そのため、たまには客観的に自分を見つめることも大切なんですね。
確信の対義語
確信の同義語を確認したのだったら、次に対義語をチェックしていきましょう!対義語とは、その言葉(確信)とは正反対の意味を持っている言葉のこと。
この反対の言葉を理解すれば、さらにその言葉の反対の意味が「確信」の意味だとより判りやすく理解できるでしょう。
疑念(ギネン)
疑念とは、本当にあるのかどうかを疑ってしまう気持ちのことです。
例えば、とある夫婦を例にあげましょう。
旦那さんは毎月の給料の仮を奥さんに任せていました。
しかし、ふと気づくと専業主婦である奥さんは毎日のように通販で買い物をしています。
そんなときに「オレの稼いだ給料は残っているのか?」と不安になるはず。
そんなとき「本当に自分の稼いだお金が貯金されているのかどうか疑念を抱くことになります。
また、相手が持ってる!といいはる話題のある物。
それを持ってる君をみたことないけれど、本当にもってるの?なんて、証拠がなければ誰であっても納得できませんよね。
なかには相手のことを心から信じていて証拠をみなくても安心して納得する人もいますが、すべての人がそうではありません。
誰だって証拠がほしいんです。
その証拠がみえないときに「疑念」の気持ちが浮かんでしまうのです。
きっとあなたも感じたことがあるはず。
あいつが言っていることに対して疑念を抱いた
会話をしていてもどうしても信用できない相手っていませんか?そのような人と会話していると、話すことすべてがウソなのではないかと感じるようになります。
そして、疑念という疑いの気持ちを持ってしまう、という意味になります。
危惧(キグ)
危惧とは、今やっていることやこれからすることがうまくかないのではないかと疑ってしまうこと、あやぶむことをいいます。
確信というのは、自分のなかで確かなる気持ち(「やれる気がする!」「これは絶対にうまくいく」などの気持ちのこと)を持っている意味がありました。
危惧とは、その反対でそのような自信にあふれた気持ちを持っていないことをさします。
たとえば、テスト勉強をしっかりしたけれどそこで「いい点数がとれないかもしれない」と悩んだり、不安になったりすることです。
あなたもきっとこれまでの人生のなかで「これはうまくいかないのでは?」だとか「これやるのって不安」なんて気持ちになったことがあるはず。
それって「危惧」の気持ちにあったってことなんです。
確信をもって生きたいものですが、ロボットではないので誰でも危惧状態に陥ることがあるはずですよ。
危惧の念を抱く
これこそ「危惧」という言葉の意味で不安にかられまくっている状態のこと。
ひどい場合には、その不安のせいでやらなきゃいけないことに手がつかなくなってしまうこともありますよね。
確信のある自分になるためには、危惧状態の自分を乗り越える必要がありますし、危惧を越えられる手段を手に入れるべきですよね。
確信の使い方
これまでに確信の同意義語や対義語などをご紹介してきました。
それらには例文をのせましたが、一番気になる「確信」の例文や使い方をご紹介していませんでしたね!せっかく意味を理解したとしても、その使い方をしらなければ間違った使い方をして恥ずかしい思いをするかもしれません。
そのようにならないためにも、ここで確信という言葉の使い方を学んでおきましょう♪もしかしたら、深い意味を知らないのに日常生活の中でよく使っている言葉があるかもしれません!次に使うときには、しっかりと意味を把握しながら使えるようにしてくださいね。
確信犯
「あいつ確信犯(カクシンハン)だぜ!いつもいつもこりないなぁ」なんて、どこかで聞いたことがあるかもしれないですね。
”確信犯”という言葉は、実に日常生活の中でよく使われています。
そのため、なんとなくこういう意味だろう・・・なんて理解している人が大勢いるんですね。
テレビのなかでタレントが使っているその言葉、あなたの仲良しの人が使うその言葉・・・実は、正しい意味で使えていないかもしれません!よく使われている意味と、本当の”確信犯”の意味をチェックしておきましょう。
よく使われる意味
テレビのタレントが再現VTRをみて「コイツは確信犯にちがいない」なんてコメントをしていた。
それを聞いたあなたも「うんうん。本当だよ」なんて思ったかもしれません。
そのときの確信犯の意味って”悪いことだとわかっていながらも、その行動をすること”のはず。
確信犯の意味として、この言葉がよく使われているんです。
きっとあなたも使っていたにちがいない!でも、実はこれって間違った意味なんです。
本当の意味
本当の確信犯の意味は「信念に基づいて自分のなかで正しいと判断しておこなわれる行為」のことをさすんです。
はい。
間違った意味とまったく正反対の意味になっていますね。
では、確信という言葉の意味を思い出してみてください。
自分を信じているだとか、このままうまくいくとわかっているだとか想像することができる・・・なんていう意味がありましたね。
それなんです。
確信という言葉のなかには、悪いものを想像させるような意味ってまったく含まれていないんです。
だからこそ、「正しいと判断しておこなわれる行動」となっても不思議ではないんですね。
でも、どうして多くの人が確信犯という言葉を悪い意味で捉えてしまっているのでしょうか?ズバリ、それは犯人の”犯”という漢字が含まれているからでしょう。
たしかに自分で犯人になるのを確信しておこなった・・・といえば伝わるかもしれません。
しかし、それって間違った日本語を使っているにすぎません。
また、日本国民の約3割しか正しい意味を理解していないのだそう。
あなたもその3割に加わることができるように、また周りの人で間違った使い方をしている人がいたら注意をしたいものですね。
確信度
確信度という言葉を聴いたことがありますか?確信の言葉の意味を理解したあとにこの言葉をみると「自分が確信している度合いなのか?」なんて思っちゃうかも。
しかし、そうではありません!これって相関するルールの重要度を示す指標のひとつなんです!しかし、こんなことをいわれても難しいですよね。
具体的にどんな意味があるのかをチェックしましょう。
意味
ある出来事が起きたときに、別の出来事が起こる割合のことをさします。
データマイニングのなかの相関ルールの指標のうちのひとつです。
例えば「夜更かしした人が翌日に寝坊する確率」「人との対面コミュニケーションが多い生活を送っている人が結婚が早くなる確率」・・・・などなど生活のなかにはあらゆる相関関係があると思われるものがありますよね。
また、この確信度が高ければ高いほどに相関ルールの信用度が高くなる(その傾向が強い)ことがわかります。
データ解析やJGSSを使用するとなると必須学習項目です。
勝利を確信する
確信には「確固たる見込みがある状態」という意味がありましたね。
覚えていますか?このような使い方は、これから勝負をするなかで”自分は必ず勝つ”という気持ちがあるときに使われます。
いつもネガティブに暮らしていてもひょんなきっかけだとか、何もきっかけがないのに「この勝負はなんだか負ける気がしない」だとか「この勝負イケる気がする」なんて気持ちを抱いたことがあるのでは?そのような気持ちの面での”見込み”ということもあれば、きちんとしたこれまでの努力の積み重ね、相手が弱っているという情報などで勝利を確信することもあるでしょう。
勝利を確信しているのとそうではないのとでは、やはり勝利を確信しているほうが勝利しやすいですよね。
あなたも勝利を確信できるように、その勝負の日まで努力を積み重ね、またチャンスがめぐってくるように行動しておきましょう!
確信をもって言う
誰かから何かを伝えられるとき、相手の考えがまとまっていないとしっかりとあなたに意見や相手の言いたいことが伝わらないことがあるのではありませんか?それって相手の気持ちや考えがまとまっていないからなんです。
しかし、しっかりと自分のなかで考えがまとまっている人の意見というのは、とてもストレートに相手に届きますし、とても力強く主張しているように見えます。
これって自分のなかに”ゆるぎない信条”だとか”固い信念”があるからこそ、実現すること。
そのように自分の意見を疑うことなく信じられる状況、もうその考えしか信じることのできない状況のとき、そのような気持ちで物事を伝えるときに、この文章のような使い方をします。
例えば、会社で不正をしている人を発見してしまった。
その証拠もしっかりとゲットしたとなると、そのことを指摘するときに自分のなかには確固たる信条があるわけです。
そして、確信を持って強く相手に伝えられるのです。
確信に立つ
これまではなんとなくでしか感じたことがなかったけれど、急に確信をもつことができたときに使う言葉です。
確信という寝そべっていた(まだはっきりとしていなかった)気持ちが立ち上がるのをイメージしてください。
その気持ちが擁立し、他には比べ物にはならない状態になったということです。
例えば、これまでは何度挑戦しても失敗していた実験があったとしましょう。
何度やっても成功しないので、内心ではもう成功しないのではないかなんて思っています。
それもそのはず、成功する兆しさえもまったく見られなかったからなんです。
しかし、ある日成功するためのヒントを得る結果がでました。
そうなると「成功しているイメージ」を抱くことができ、このままいけば成功すると実感できるようになったんですね。
また、片思いをしている女性が告白を悩んでいるシーンでも使うことができます。
これまでに告白をしたことがある人であれば感じたことがあるかもしれませんが、相手が自分のことを少しでも好きだという気持ちを汲み取ることができれば、すぐにでも告白できますよね。
でも、その兆候がみられないままに告白してしまうと「ふられてしまうのではないか」と失敗だけが頭に浮かぶようになります。
しかし、相手が少しでも自分のことを思っているそぶりをしたら、「この告白は成功する」「相手も自分のことを好きに違いない」という確信にかわるんです。
これは、いきすぎると自己中心的になってしまいますがこの考えがあるかどうかによって、人生の進むスピードがかわっちゃいますね。
事実を確信とする
あなたは、何を持って自分の中の変わらないゆるぎない考え方を抱くようになったのでしょうか?ほとんどの方は、それに関連するものを見聞きしたことによって、「これはこういうものだ」と思うようになったからのはず。
この言葉は、まさしくそのような状況のことをさします。
見聞き体験した事実によって、自分のなかの信念が誕生するんです。
たとえば、最大難関といわれている大学に合格できた少年がいたとしましょう。
その人はこれまでなんとなく「自分は頭がいいかもしれない」「天才かも」なんて思っていました。
しかし、いまひとつ「本当に天才で頭がいいのだ!」と思えるきっかけがなかったんです。
しかし、最大難関といわれる大学に合格することによって、「本当に自分は頭がいいんだ」と心のなかで確信をすることになります。
大学に合格できたという体験、そしてその事実が自分の能力の高さを示してくれることになったということです。
これは極端な例ですが、男女カップルの間でもこの言葉を使うことができます。
彼氏のことが大好きだったA子さんは、街中で彼氏が別の女性と腕を組んでイチャイチャしているところを目の当たりにしてしまいました。
そのとき、彼氏は自分のことを大好きだとか愛しているとかいってくれていた過去を思い出します。
しかし、現実では他の女と浮気していたんです。
その事実は、彼氏はA子のことを本気で愛していないという確信を作り出します。
彼氏に愛されているという確信(確固たる自信)から、彼氏は私のことを愛していないあげく、ほかの女と浮気しているという確信に変わるのです。
このように事実をみて、確信(確固たる信条、まったくうたがうことのできない状態)になったことは他にもいるはずです。
確信が死なない
生きていれば、自分の考えを阻害されてしまうような出来事に出会いますよね。
そのたびに信念を折り曲げられてしまうような心のちょっぴり弱い人もいれば、表面上はその自分の確信を阻害してきた人の言うとおりにするけれど心の中の確信が変わらないことがある人もいます。
後者の場合、どんなに相手に「その考えはおかしい。間違っている。本当はこういうものだ」なんて新しい考え方だとか、自分がこれまで考えていた・抱いていた信念がおかしいといわれたとしても、その気持ちを捨てることができません。
誰かに気に入られて出世するために、相手の考えを取り入れたかのような生活・態度を送っているかもしれません。
しかし、根本的なものは変わらないんです。
人は人を変えることができないが、自分を変えることができる・・・という名言はここからうまれたのではないでしょうか。
人に何を言われようと、それがどんなに苦しい・つらいひどい言葉であったとしても、確固たる信条、心強い信念があればちょっとやそっとのことでは折れません。
いったん折れたとしても、自然にその確信は戻ってくるものです。
それがその人自身なのですから。
この「確信が死なない」というのは、そのもともともっている気持ちや考え方がなくならないという意味になります。
誰かにあわせれば自分の立場を擁立できるけれど、あなたも心のなかで自分の確信が死なないでゆっくり生きているのを感じるのではありませんか?
まとめ
今回は「確信」という言葉について特集してきました♪いかがでしたか。
日本語には難しい言葉がたくさんありますが、確信もそのひとつといえるかもしれません。
なぜならば、ひとつの言葉でもたくさんの意味を持っているからなんです。
日本語を学んでいる外国人の方はこんがらがってしまうかもしれませんね。
それは仕方がありません。
だって、日本人だってしっかりと「確信」という言葉を理解していない人がたくさんいるのですから。
これからは、正しく確信という言葉を使うようにしていきましょう。
また、確信犯という言葉の意味には特に気をつけてくださいね!あなたが使うことにより、あなたの後の次世代を担う小さいこどもたちが「それが正しい」と理解することになります。
あなたも未来の日本を、日本語を担っている存在だということを忘れないでください。