かつて就職できなくて悩んでいた人も、今後日本では人材が不足し始め、働きたい人は仕事が見つけやすくなって行きます。

そんな中いち早く人材不足になっているのが「警備員業界」です。

今の内にスキルを身に着けておけば、いい場所に配置されて、楽に綺麗な場所で仕事ができるようになるかもしれません。

警備員になる前に知っておくと便利な情報をご紹介します。

警備員のお仕事を検討中のあなたへ

街を歩いていると、特にオフィス街の近くでは良く見かける警備員の皆様。

警察官のような制服を着ているからか、その姿は時にSPのようにも見えて、とてもかっこ良かったり、逞しい印象を受けてしまいます。

そんな警備員のお仕事は、資格がないとなれないお仕事ではないので、脱サラした後でも就職できるのが魅力です。

今からでも将来でも、今後警備員のお仕事に興味のある人の為に、警備員のお仕事についてご紹介します。

1.警備員とは?


字の通り、警備に従事する労働者のことをいいます。

この警備員というお仕事は良く映画の中でも見かけるお仕事なので、「日本だけにある仕事ではないはず!」と思っている人も多いと思います。

その通り!警備員のお仕事は世界各国に存在する職業なんです。

しかし職務内容やそれぞれの国で定められている法令、職業・産業としての位置付けなどは、それぞれの国や時代によって大きく異なっています。

危険な国で行う警備員の仕事は常に命を狙われてしまうところもあるのだとか、日本は比較的・・・世界一治安の良い国で本当にラッキーなんですよね。

「警備業法」という法律で定められた警備業務に従事する人のことを警備員といいます。

和製英語では何で呼ばれているのかというと、「ガードマン(guardman)」、これは一度くらいは誰でも耳にしたことがある言葉ですよね。

正確な英語は何か?というと「securityguardやwatchmanまたはguard」などと呼ばれているんです。

英語の方がさらにかっこいい響きですよね!現場によっては、こんな風に呼ばれることもあるのかもしれません。

2.人材不足の業界

少子高齢化や団塊の世代が定年退職を迎えたことで、日本国内では徐々に人材不足が顕著になって来ました。

最初に人材不足となったのは医療業界でしたが、「警備員」の仕事も、人材不足の業界の一つに含まれているんです。

3.より若い人が求められている

警備員はどの現場であっても、仕事の共通する大変な部分として「勤務時間の長さ」が挙げられます。

例えばIT業界では、サーバを設置し終わったら仕事は終了になることがたくさんあります。

早く終わっても日給はまるまるもらえるのに、午前中で終わり、なんてことも多々あります。

しかし警備員の仕事は、一日の仕事量をこなせば早く終わるという性質の仕事ではなく、指定された時間であれば、ずっと現場にいなければなりません。

「でも決まった時間だけ働けばいいんだよね?」と想像していたのですが、どうしても勤務時間が長くなりがちだというのです。

もちろん休憩などがありますが、立っている時間が長いということもあり体力がいるのです。

若い人なら1日中立っていても、翌日も大丈夫かもしれませんが、そうでなければ、例えば、60歳を超えて1日9時間も立ちっぱなしとなれば、体が悲鳴を上げてしまうのです。

今後人材不足が深刻になれば「現場に椅子を」という状況になったらいいのでは、と思ってしまいます。

仕事さえきちんとやっていれば、立っていなくても、座っていてもいいと思う考えは甘いのでしょうか。

4.警備員の仕事内容

次は警備員の仕事について詳しく見て行きましょう!

1.施設の巡回


施設警備員の主な業務の1つに巡回というものがあります。

「広い施設や建物なら、どこを巡回すればいいのか、迷ってしまうのではないか?」なんて心配するかもしれませんが、実は警備員の巡回は、基本的には決められたルートを徒歩で行くんです。

つまり警備員を雇う人が予めルートを決めておいてくれます。

ただし「その決められたルートを守らなければいけない」となると、別の道順で歩けないので、そこは気をつけなければなりません。

勤務する現場によっては、巡回範囲が広く自転車で行う場合もあるそうなんですよ。

自転車!?そんなんで、平気なのでしょうか?細かい部分を見逃してしまいそうですよね。

2.施設への入館受付

立哨(りっしょう)、巡回、出入管理は、施設警備員の基本業務で、ほとんどの施設警備の現場で行われると思っておいて間違いないでしょう。

中でも、施設への入館受付・出入管理は、「通していい人だけ通せばいいんでしょ?」なんて一見簡単なお仕事に思えますが、これがそうはいかないことがたくさんあるんです。

人と接する機会が多いので、クレームをつけられることも多々あります。

「どうして通れないんだ」「予め申請が必要だなんて聞いていない」等、難癖をつけられてしまうと心が折れてしまうこともあります。

通していいのか、通してはダメなのか、はっきりしなければ、普通「通さない」が正解ですが、後になって「通してよかった人」なのに、通さなかった場合は、きつくお灸を据えられてしまうこともあるのです。

3.緊急時対応

施設警備員の巡回のルールには、いろいろなものがあります。

例えば、どんなことを求められるのかというと、「足音はできるだけ立てない」、「懐中電灯はできるだけ点灯しない」等々、暗闇の中を静かに歩いて巡回しなければならないのです。

お化けが好きとか、暗いところが大好物なんて方には持って来いのお仕事なのかもしれませんね!

そして警備員の巡回の重要度が増してくるのは、当然ながら夜間ということになります。

施設の中に忍び込んで、盗みを働こうとか、人に危害を加えたり、物を奪おうと考える人は普通、昼間ではなくて、夜間に行動するものですよね。

施設を警備して巡回するメインの目的は、昼夜問わず、事件や事故の発生を警戒して、未然に防ぐことになります。

つまり、警備員が巡回していることが周囲にわからないようにやるのが1つのコツなのです。

それでも、急に誰かが忍び込んで来たり、刃物を持って襲ってきた時は、「俺が1人でなんとかしなきゃ」と思い過ぎず、すぐに仲間に連絡、たった1人で立ち向かわないで、必ず自分の身の安全を確保して下さい。

4.落とし物対応

警備員のお仕事は危険なことだけではありません。

良くあることなのが「落とし物に遭遇」してしまうこと、その時は慎重に持ち帰って、大切に保管しておきましょう!

5.鍵の開閉

施設警備員の業務で「重要」と言われているものに、「鍵の管理」があります。

施設や部屋などの鍵を預かって管理をするお仕事です。

ほとんどの場合が警備室のキーボックスの内に入れて管理することが多いです。

現場によっては非常に沢山の本数を管理しなければならないこともあるので、「後で入れておけばいい」などと、キーボックスに入れるのを後回しにしてしまうと、次の人が「あれ?鍵がない!?」なんて大騒ぎになってしまうので、鍵の管理は第一優先するくらいの気持ちを持っておきましょう。

鍵の管理では、どんなことをするのかというと、共用施設の鍵をお客様へ貸し出ししたり、使い終わった後に返却・保管したりします。

この時間違った鍵を渡してしまうとややこしくなるので、集中して確認しておきましょう。

6.モニターチェック

シュワルツェネッガーの代表作「ターミネーター」などの警備員のシーンで良く出てくるのが、ずぼらな警備員がモニターを見ながら警備しているのに、すぐにサボってしまって、危険な相手を施設ないに入れてしまうというシーンです。

「いつものことだよ」と思いながらも「あ~モニターちゃんと見て!?」なんて思わず力が入ってしまうシーンの一つですよね。

モニター監視業務は、施設に設置された防犯カメラ・監視カメラの映像を監視する仕事。

最初の頃は「何かあったらどうしよう!?」と緊張感がありありなのですが、次第に「今日も何も起きないでしょ」と高を括るようになり、そして結局だらけてしまうのが関の山です。

でもモニター監視を行っている時に、異状事態を察知したら、すぐに対応しなければなりません。

モニター監視のお仕事は椅子に座った状態で行うのが普通なので、飲み物を飲んでもOK、携帯を触ってもOK・・・などなど、「座りながらモニターを眺めているだけの楽な仕事だよね」なんて思われがちです。

でも、いざやってみると、「そうでもない」「苦痛だ」という意見が集まってしまいます。

まったく異状が起きないようなモニター画面を1日中眺めていることを想像してみてください。

それでも1日や2日の話であれば新鮮さがあるのですが、毎日の仕事になると飽き飽きし、しまいには頭がぼーっとして、眠気との闘い・・・になってしまうのです。

5.現場はその日によって変わることも

警備員の仕事は、何年も長く働ける現場もあるのですが、最近の主流は、その日によってまちまちで、現場はその日によって変わることも多々あるそうです。

急に場所が変わっても、驚いたり、焦ったりしないで、「まぁ気楽にやろう」くらいに臨機応変に対応するのがオススメです。

先程のモニター業務のような現場にずっといるよりも、いくつかの現場を回る方が新鮮でその人にあっている場合もあるのです。

6.警備員になったらどんな研修があるの?

警備員になると、色々な研修を受けることになります。

どんな内容があるのか、ご紹介します。

1.法定研修

法定研修は、その名の通り、法律で決められた最低限の内容を学ぶ研修です。

会社によっては4日間もかけて研修するところもあります。

研修の中では、ビデオを見て感想を書いたり、ビデオの内容からちょっと質問されてみたり、これから警備員の仕事をする中で使う物の名前や使い方を教えてもらったりします。

実践とか、体を動かすということではなく、テキストのようなものを貰って読んだりと言う感じです。

2.救命方法

侵入者が仲間を刃物で刺してしまったり、心臓が止まるような事態が起きてしまった時の為に、周りにいる人がすぐに手当を行えるよう、救命方法の研修を行います。

例えば、警備員の仕事中に、自分が誘導を間違えてしまい、事故に繋がってしまったという事例があるそうです。

そんな時でも、何が起こっても対応できるよう救命救急講習を受ける必要があるのです。

3.護身術

警備員を長く、そして安全に務めるには「護身術」も必要です。

護身術とは、どんなことなのかというと、相手を打ち負かすことが1番の目的ではなく、あくまでも自分やチームメイト・同僚の生命・身体を守ることが最優先されるものです。

だから絶対にやってはいけないのが、護身術を身に着けたからといって、むやみやたらに、相手に立ち向かわないことです。

あくまでも「自分の身が危険にさらされた時だけ」使うようにしましょう!

護身術は一度身に着けておけば、警備員の仕事だけでなく、いざ家族の身が危なくなった時や、大切な彼女を守りたい時にも便利です。

また「自分は誰かを守れる」と思うと、普段何もしない時でも凛々しく男らしくなる効果もあるなんて言われています。

4.接遇

接遇(せつぐう)とは、接客業務における接客スキルをさします。

警備員の仕事は、高級な施設になればなる程、この「接遇」のスキルが求められるようになるんです。

例えば、お金持ちしか訪れないような超高級な美術館があるとします。

そこには高い絵画が多く保管されているので、もちろん警備が必要です。

そんな時「警備ができればそれでいいじゃん」みたいな態度の人が働くと、ほかの美術館職員と話が合わなくなってしまうのです。

ある程度の常識のある警備員と認識されれば、時給や給料の良い場所に配属してもらえるかもしれませんので、是非覚えておいてみて下さい。