資格とは、「あることを行うのに必要な、またはふさわしい地位や立場」「仕事上任務に就くために必要な条件として公に認められる能力」のことです。
ですから、資格を持っているかいないかで、つける職業、役職が変わりますし、専門的な知識を知っているかどうかは、ライフスタイル、人生に幅や彩り加える場合があります。
身近な資格である「運転免許」を例えに考えても、その差は明らかですよね。
自動車または言動付き自転車を運転するための資格免許ですが、道路交通法に基づき、公安委員会の行う運転免許試験に合格したものだけが取得できます。
免許があれば、買い物や通勤、家族旅行を車で行うことができますが、免許がないと公共の乗り物でそれらをこなさなければなりません。
ですから、免許を持っているかないかで、生活スタイルが全く違うものになります。
運転免許も交通ルールを学び、実際に運転の仕方を研修し習得しなければならないように、どの資格も取得するには求められる条件をクリアする必要があるのです。
次はどの資格に挑戦しようかと迷っているあなたへ
それほど資格には、自分の人生の可能性を広げてくれる力があるので、「どの資格を取ろうかな?」「でも無理かな?」「お金の無駄にならないかな?」と迷っている方は、ぜひ挑戦する気持ちを忘れないようにしてください。
学生さんのように若くて、将来どうするか悩んでいる方も、すでに就職していても、結婚していても、自分を磨き続けるのは、有意義な人生かつ安定した暮らしをする上で大切なポイントです。
確かに資格によっては、受講料や受験料が高いものもあるので、それを払う価値があるのか考えてしまうものもあります。
しかし、価値ある資格にするかしないかは、資格を取った後の自分の生き方次第です。
一般的に、すぐに就職に繋がったり、収入アップが狙えるというのは、非常にお勧めの資格です。
ただ、その資格をとっても儲けには繋がらないと言われるものでも、自分が興味がるなら、あなたの人生を豊かにしてくれる宝のような知識を得ることができるかもしれません。
ですから時間や費用の点で現実的な計画を立てて、ブラッシュアップの機会を積極的に捉えるようにしましょう。
資格は生活に良い変化をもたらす
資格は職業や収入だけに繋がるわけではありません。
「ダイエット検定」や「掃除検定」といれっきとした資格があるのをご存知ですか?
ダイエット検定のために、健康と美に対する正しい知識や知恵を身につけるなら、自分の健康管理にも、家族の健康サポートにも役立ちます。
また、掃除の意味を理解し、基本通りの正しい掃除方法を習得したり、洗剤や清掃用具の知識、作業動作の所作を学ぶなら、効率的に掃除ができるようになり、時間を有効活用できるのはもちろん、お家をストレスを感じることなく清潔に保つことができます。
このように、生活に良い変化をもたらす資格はたくさんあるのです。
1.知識が増える
知識は、全ての土台になります。
知識とは「知ること」と定義できますが、文字通り、知らなければ何もできませんし、良いか悪いかを判断することも、適用することもできません。
ですからまず知識を身につけることが全てのはじめになりますが、資格を取ることは、まさにこの知識を取り入れるための一番の近道です。
なぜなら、資格や検定には専門書やテキスト、過去問題などが用意されており、その資格に必要な特定の分野の知識に絞って効率的に学ぶことができるからです。
興味がある資格や、将来の夢に繋がっているなら、受け身ではなく、自ら進んでテキストも読み進めるので、知識をどんどんと蓄えることができるでしょう。
しかも、検定やテストという形で、その知識を本当に理解しているか、頭に記憶として留められているかを把握することができますし、復習したり訂正もできます。
まさに知識を自分のものにできる勉強方法なのです。
2.実生活にも役に立つ
知識を取り入れたなら、次のステップは「実践」です。
つまり自分の生活で実際に役立てることです。
資格のかなには、生活やライフスタイルを豊かにする資格もたくさんあります。
例えば、「カラーコディネーター検定」の勉強をするなら、毎日のスタイリングに生かすことができます。
自分に似合う色、デザインを熟知するなら、なりたい雰囲気や、見せたい自分を自分自身で作り上げることができます。
一緒に買い物に行った時に、お友達にも的確なアドバイスをすることもできるでしょう。
毎日のお洋服の選択に役立つのはもちろん、お部屋のインテリアを素敵にするにも生かすことができます。
自分の周りにある環境を快適で、自分好みに仕上げる知識と技術を磨けるのは、例え仕事に直結しないとしても、長期的に見るととてもメリットのある資格といえますね。
3.周囲の人に頼りにされる
たいていの職業は、レベルアップのためにも、職種に関係する資格を取っていくことが勧められると思います。
そのように知識と技術を増やしていくなら、当然周りに頼りにされます。
後輩を上手に指導することもできますし、上司からは期待され、より大きな責任を任されるようになるでしょう。
そのように”デキる人”と周りの人から一目置かれるようになるのです。
それも資格を取るという結果を出すためには、忙しい業務の間に勉強の時間を取り、常に向上心を持って自分のスキルを磨こうという前向きな姿勢、そして諦めずに成し遂げる人だからです。
専門職を磨くことは、その道のエキスパートして重宝されますし、幅広い資格を取る人は、知識が豊かな人、また器用な人として重宝されるでしょう。
4.資格を活かして独立も出来る
独立開業することを目指して資格を取る人もいます。
弁護士、医師、公認会計士、司法書士、税理士などは特に独立しやすい資格だと言われています。
これらは全て国家資格で、取得している人はエリートと見られていますし、責任の伴う職業です。
ですから当然、これらの資格を取るためには、長期間にわたる勉強や研修が必要になるわけですが、資格を取った後の、経済的、社会的、時間的メリットを考えて、子供のことから目指す人が多いです。
しかし、ここまでのハイレベルのものでなくても、ネイリスト、カイロプラクティック、トリマーの資格なども開業しやすいと言えるでしょう。
資格を持っているということは、お客さんに安心感を与えたり、取引先に信頼してもらう上でも欠かせません。
ですから、将来自分で事業を行うことを考えている方は、それに必要な資格を早い段階から取るように努めましょう。
そして、経済関連のものなどは、時代が変わるたびにどんどん内容が変わるので、資格を取った後も、関連することを学び続けるなら、独立してもうまくいくでしょう。
マスターしたい6個の資格
日本には、国家資格、公的資格、民間資格、採用資格と様々なタイプの資格がありますが、合計すると1,160ほどあると言われています。
そんなにたくさん!と驚かれた方も多いと思います。
千以上あるとなると、「どの資格を取ればいいのだろう」と迷うのも仕方がないかもしれません。
ですからこれから、たくさんある資格の中で、特にお勧めの6個の資格をご紹介します。
1.ファイナンシャルプランナー
テレビの有名なコメンテーターなどにも見られる資格で、皆さんも一度は耳にされたり、興味を持たれたことがあると思います。
しかし、実際にどんな知識が求められる資格のでしょう。
「お金や経済のこと・・・」というざっくりしたイメージは浮かぶかもしれませんが、せっかくですからファイナンシャルプランナーとはどんな資格で、取るとどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
まずファイナンシャルプランナーの仕事とは、節約、税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続まで、私たちの日常生活や人生設計に大きく関係する、幅広いお金の動きを扱います。
特に、
①ライフプランニングと資金計画。
②金融資産運用。
③タックスプランニング。
④リスク管理。
⑤不動産。
⑥相続、事業承継
の6つの分野ですからファイナンシャルプランナーの勉強をすると自分の生活にも、仕事にも有利になるオススメの資格なのです。
銀行や保険などの金融業界から、住宅メーカーや物件仲介業の不動産業界でもファイナンシャルプランナーの知識は強みになります。
それらの業界に就職や転職を考えてる人はぜひお勉強を始めましょう。
また、すでにその業界にいる人でも、ファイナンシャルプランナーの資格を取ると社内でのポイントがアップしていくこと間違いなしです。
1.日々の家計や老後の資産運用に役立つ
「どの保険に入ったら良いのだろう?」「どの住宅ローンがお得かな?」「子供ができた時の教育費はどれくらいかかる?」「老後のためにどれほど貯蓄しておく必要がある?」などの相談に乗れる知識を得るのがファイナンシャルプランナーです。
これらは誰でも、社会人になったり、家族を持つタイミングで考えることですよね。
ですから生活に密着した金融知識を身につけられるファイナンシャルプランナーの資格を取るなら日々の家計や、将来のプランを立てる時に、賢くお金を使うことができるでしょう。
2.調理師免許
調理師免許は日本独自の国家資格で、免許を取得するには、調理法に基づき調理、栄養、衛生に関して必要な知識と技能を習得する必要があります。
調理師免許の取得方法は2通りあり、厚生労働大臣の指定する調理師養成施設に1年以上通って卒業後、免許の申請を行うパターンと、大人数に調理した飲食物を提供する施設や飲食店で、厚生労働省の定める調理の実務経験を2年以上積んだのち、都道府県が実地する調理師試験に合格した後、免許の申請を行うパターンがあります。
1.毎日の料理や献立作りに役立つ
調理師免許があることは、飲食店で働く時に有利になりますし、カフェやレストランを自分でオープンさせたい時には、実務経験がある証明になるのでハクがつきます。
ただそのように仕事で活かせなくても、衛星や食品の知識、調理の基本をマスターしたということは、毎日のお料理に役立ちます。
一般的な料理を作ることは、誰にでもできるかもしれません。
しかし、栄養バランスが良く素材を最大限に生かした料理は、知識とテクニックが求められます。
ですから自分や家族の健康管理という点で非常に役立ちます。
また、ホームパーティーをする時にも、皆に感動を与える一品を作り、場を盛り上げることができるかもしれません。
食は人間を作る非常に大切なものです。
お勉強して損することは決してないでしょう。
3.インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、「どんな風に暮らしたいか」という希望を聞いて、「こういう雰囲気が好き」「こんな空間にしたい」という漠然とした願いを、家具や照明、壁紙やカーテンなどを用いて、理想通りのお部屋やスペースを具体的に作り上げていくお仕事です。
ですから、住宅や家具、インテリアや空間に関する幅広い知識が求められます。
さらにヒアリング力やトータルプロデュース力も必要になります。
インテリアは生まれ持ってのセンスによって決まるのではと言われる方もいらっしゃいますが、センスは知識や経験、環境で磨かれていきます。
興味があり、家具や空間の使い方など幅広い知識を身につけることで、イメージ通りのお部屋に仕上げることができるようになるでしょう。
1.自分の家の中も見違えるように綺麗にできる
家が居心地良い空間で、リラックスでき、自分にとって最高の空間なんて、どんな疲れも取れてしまいそうで理想的ですよね。
インテリアコーディネーターの資格を取るならそれも可能です。
自分の思い通りの空間を自分の手で作り上げることができるのです。
さらに、おしゃれや素敵に見せるだけでなく、収納や快適に過ごしやすくするという実際的な点でも知識を増やすことによって、生活の質もワンランクアップさせることができます。
4.TOEICや英検
TOEICとは、英語を母国語としない人を対象にした、英語を使った使った意思伝達能力を測定する試験です。
集中力と反応速度が重視されるビジネス形式の試験で、難易度は英検より高くなります。
合計200門ありますが、リーディングとリスニングに分かれ、合計990点で構成されています。
履歴書に書けるのは、600点からが目安になります。
730点以上でB判定、800~860点でA判定、900台になるとプロレベルになります。
英検は、単語力が求められる検定で、スペルの正確さが点数を分けると言われています。
一次試験の筆記は70%クリアが合格ラインで、二次試験ではナレーションや質疑応答、スピーチがあります。
日本では、学校で英語の時間がありますが、残念ながら授業だけでは話せるようにならないことが多いです。
しかしグローバルな時代で世界の共通語である英語をマスターすることは、どんな仕事に就くとしても、どこで生活するとしても益になります。
1.海外旅行で役に立つ
海外に行かれた時に、空港やレストランでうまく意思が通じず「英語が話せればな〜」と、英語を取得する大切さを痛感することが多いですよね。
少しのことを伝えるのがこんなにも苦労するなんてとショックを受けますし、英語を話すことがストレスになって楽しさが半減してしまうかもしれません。
また逆に、英語を流暢に操ることができれば、現地の人とも仲良くなれますし、旅の思い出も深くなります。
しかも英語圏でなくても、共通語として英語が使われているので、やはり学ぶなら英語が一番活用する機会がある言語でしょう。
2.訪日外国人に道案内ができる
自分は海外に行く予定はないから英語が話せなくても問題ないと思われる方もいるかもしれません。
ただ、最近では街の至る所で外国人を見かけますよね。
しかも様々な国籍の方がいらっしゃいます。
ご近所さんや、職場のお客さんとして英語を使われる方とお話されたこともあると思います。
しかも、2020年には東京オリンピックがあります。
たくさんの外国の方がいらっしゃるので、少しでも英語が話せれば道案内で助けになれることもあるでしょうし、高いレベルの英語力をお持ちの方は、ビジネスチャンスもあることでしょう。
5.メンタルヘルスマネジメント
メンタルヘルスマネジメント検定とは、大阪商工会議所が実地する産業精神保健に関する検定です。
精神科医や臨床心理士などのような専門家に要求されるような高度な専門知識ではなく、精神疾患の予防やメンタルヘルスの基礎知識を学ぶもので、誰でも受験することができます。
ストレス社会で、心の健康を保つことは、体の状態をケアすることと同じほど大切です。
精神的ダメージを受けていることを自覚する人も非常に多いので、自分自身のメンタルを良い状態に保ったり、家族や友達のサポートにも役立つ資格でしょう。
検定の内容は、3コースに分かれており、疾病の予防と、管理者としての部下のケアや組織全体による従業員のケア、人事労務管理の観点というそれぞれのポイントが扱われます。
1.ストレス社会を生き抜く知識が得られる
メンタルヘルスケアは、日本語にすると心の健康管理となります。
子供でも不安定な家庭事情で悩みを抱えていたり、学校に馴染めないなどのストレスを感じている現代では、小さな時からずっと強いストレスにさらされて生活してきています。
職場でもいじめやノルマ達成の圧力、人手不足による過労など、毎日押し寄せる不安や心配で息もできないほどに自分を痛めつける生活をしている人が多いですね。
疲れていても、辛くても次の日もまた仕事ややるべきことに追われるので、きちんとした知識を持って自分を管理しないと、やがて心が壊れてしまうでしょう。
健康な体を作るには、どんな食材や栄養素が自分に必要か、またどんなものは食べない方が良いかをよく調べてから実践しますよね。
メンタルヘルスを保つにも、ただ頑張るでは持ちません。
自分に何が必要で、どんな考え方は避けるべきかなど、自分の状態に合わせたケアをしないと健康は保てないのです。
そのヒントを学べるのがメンタルヘルスマネジメントです。
精神科のような専門的なレベルまでは行かなくても、ヒントとなる考え方や知識を持っているのといないのとでは、ストレスの感じ方や処理の仕方が全く違うでしょう。
2.部下や周囲の人の相談に乗れる
会社などの組織で上の立場の人は、部下がメンタル的な問題を抱えたり、心の不調を感じないようにケアすることも大事な仕事になります。
多くの場合、職場で過ごす時間は、家での時間よりも長いことが多いので、身近な部下や同僚の変化に気づくこともあるでしょう。
そんな時に適切な対応を取れるなら、問題を長引かせない助けになったり、深刻な状態になるのを未然に防ぐことができるかもしれません。
もし、自分の近くに、メンタルヘルスの知識を持つ信頼できる人がいたら心強いと思いませんか?自分がそのような存在になれるようにメンタルヘルスマネジメント検定を取ってみるのはいかがでしょうか?
6.簿記検定
簿記検定とは、一定のルールに従って帳簿を作成して、お金のやり取りや取引の事実を記録していく「簿記」に関する基礎知識や実務の能力を判定するための検定です。
日本商工会議所、全国経理協会、日本ビジネス技能検定協会などが行なっています。
全くの初心者でも数ヶ月で取得することもでき、一般事務の基本技能になるので、経理や事務職に就く人が最初に取るべき資格といえます。
1.家計や会社の経理でとても役に立つ
簿記を理解するなら、企業の経理に欠かせない会計知識も身につきますし、財務表を読む力や分析力も出てきます。
そうするとコストを意識した仕事ができるようになります。
自社の経理状態や取引の経営状況を意識して、コスト感覚もあるなら当然的確な営業や仕事ができるので、会社で重宝されますし、業績もアップします。
また、家庭は小さな会社と考えることもできます。
お金や物の出入りがありますし、経営計画を練ることも大切ですので、簿記検定を通して経理事務の基本を身につけていることは非常に役立ちます。
資格をたくさん持っている人の特徴
資格をたくさん持っていることは、就職に有利だったり、キャリアアップの近道と考えて勉強に励む人もいますが、中には一貫性のない資格のとり方をする人もいます。
介護の資格と調理師の免許を持っていたり、全く違うジャンルの資格をどんどん取っていくのです。
もちろん先ほどから見ているように、資格を取ることは、仕事だけでなく、趣味を広げたり、生活をおしゃれにしたり、健康を保つのに役立つなど、様々なメリットがあります。
ですから、ジャンルの異なる資格を取ることも、向上心豊かにたくさんの資格取得を目指すことも悪いことではありません。
ただ、資格をたくさん持つ人に共通する特徴というものがあり、分析してみると面白い点に気付けるので見ていきましょう。
1.好奇心旺盛
好奇心旺盛な人とは、未知のこと、珍しいこと、不思議なことに対して、強い興味をや関心を抱く人のことです。
何事にも興味津々で、その対象にエネルギーを持って向かっていく人ともいえます。
子供もそうですが、純粋に自分が興味のあることを、知りたい一心で質問したり、手を出して触れたりします。
大人になってもそのような純粋な心を持っていたり、知りたいというエネルギーが強い人というのは、興味のあることについてさらに学ぶために、資格の勉強をすることが多いです。
2.勉強好き
これは非常にわかりやすい理由ですよね。
学習意欲が高く、新しいことを学ぶことが単純に楽しいと感じ、どんどんと知識をためていくのです。
昔からテストが大好きな子っていましたよね。
こういうタイプの人は、自分の職種に関わる資格を次々に取得していき、プロフェッショナルとして確固とした地位を築くことができるでしょう。
学ぶことは本来楽しいことなので、こういう人に勉強のコツを聞くのもいいかもしれません。
3.じっとしているのが嫌い
じっとしていられない、つまり新しいことをして、刺激を受け続けたいということですが、このタイプの人は、資格を受けることで自分探しをすることがあります。
本当にやりたいことにまだ出会っていないと感じて、次々と違うジャンルを試していくのです。
もちろんつまらないと人生諦めたり、無気力に時間を過ごすよりは、勉強をして資格取得を目指すことは褒められることですが、あれもこれもとやっていると自分を見失いかねないので注意しましょう。
ある程度面白みがあるジャンルを見つけたら、そこを掘り下げていくと、奥深さがわかり自分に合うものを見つけることができるかもしれません。
4.常に目標を持ちたい
資格を取るときは、検定の日や試験の日が決まっていて、「資格取得」という目標に向かって進んでいきます。
それがプレッシャーになる人もいれば、アドレナリンが出て楽しく感じる人もいます。
大きな目標をクリアするべく、小さな目標を立て、それを一つ一つクリアしていく達成感が、生きるモチベーションになるのです。
向上心と計画性がある素晴らしいタイプですね。
こういう人は、人生設計がしっかりできているので、今後自分の人生に役立つであろう資格に焦点を絞って、コツコツと実績を積み上げていくのでしょう。
5.人に教えるのが好き
人から物知りだと思われたい人、人が知らないことを少し自慢したい人っていますよね。
そのようなタイプも資格をたくさん取って、自分のプロフィールを豪華に飾る傾向があります。
知識を増やす目的が、自慢というのは少しいただけませんが、人に教えたい、役立てたいと利他的な目的なら、有益かもしれません。
資格を取ることを目的にしてはいけない
日本人は「資格好き」と言われていますが、世界でも類を見ないほど、たくさんの資格があります。
では実際にどれくらいの数の資格を持っているかを調べたアンケートによると、3個が全体の20%を占めて一番多かったのですが、75%の人が1~4個の資格を持っているという結果になりました。
ですから日本人のほとんどは、何かしらの資格を持っているということになります。
しかし、5個以上の資格を持っている人はそれほどいないということもわかりました。
資格を取る理由は様々ですが、大切なのは資格を取った後です。
その後、その資格を自分の生活や仕事でどう活かすかが、本当に自分のものにできるかどうかにかかってきます。
活かしてこそ資格
資格を取って自己満足で終わらせないためにはどうすれば良いのでしょうか?
それは「資格を取れば何かかが変わるかも」と気楽な感じで始めないことです。
どの資格を取るかを決める段階で、自分の適性や可能性をしっかりと分析し、自分がその資格を取る理由をとことん考えることです。
「その資格で就職を有利にしたいのか」「将来的に独立を考えているか」「生活に役立てたいのか」資格を取った後の自分を鮮明にイメージするなら自ずと、どんな形であれ活かせる資格を選びますし、実際に取得した後もシュミレーション通りにことが運び、その資格を取ってよかったと感じられることでしょう。
自分のマスターしたい資格を見つけよう
自分が学んでみたいと思う資格は何か見つかりましたか?
お勧めの6個の資格の中で、特に目を引いたものはなかったでしょうか?
マスターしたい資格というのは、各自の好みや、置かれている立場で大きく変わります。
学生さんや、まだ若くて転職を考えているような方なら、やはり就職に役立つような、事務のスキルアップを証明できたり、希望の職種の基礎的なことを抑えた検定に魅力を感じると思います。
簿記や秘書検定などがこれにあたるでしょう。
しかし、ある程度の社会経験があり、部下を管理する立場のサラリーマンなら、メンタルヘルスマネジメントなどは、魅力的に感じると思います。
また、主婦の方なら、インテリアコーディネーターなどで家を素敵に飾るというすぐに得られる実益も感じながら、将来の仕事につながる可能性があるものを目指されるかもしれません。
また、どんな立場の方でも、英語検定やTOEICで語学力をアップすることには関心があるかもしれませんね。
このように考え出すとワクワクする資格取得までの道のりですが、自分がどうなりたいかをよく考え、今の生活に結びついているような実益のある資格を目指すなら、時間やお金を無駄にしたと感じることなく、その資格を活かすことができます。