「毎日きちんと睡眠をとっているのにいつも欠伸が出る」「ワケもなく体がだるくて重い」
人によってはこんな現象、日常茶飯事かもしれません。
この現象が起こる理由は、ズバリ「疲れが取れていないから」です。
しかし、その原因は人によって実にさまざまです。
疲れが取れないのはどんな原因から来ているのか、17個にまとめました!
また、疲れを取るためのおすすめの方法もご紹介します。
疲れが取れない17個の原因とは?
疲れが取れない原因は人によって違います。
身体的な原因から、また精神的な原因からなど、さまざまな理由が挙げられます。
一体何が原因で「疲れている・疲れが取れにくい」と感じてしまうのでしょうか?以下に具体的な原因をご紹介していきます。
1. 深刻に考え過ぎる性格だから
物事を深刻に考える人は、ずばり「疲れやすい体質」と言えます。
人は何か気になることがあると、それをずっと考え込む習性があります。
例えば頭の中で「〇〇って何だっけ?」と疑問を思い浮かべた時、当人は一旦それを追求せずに別のことをしている時でも、脳はずっと疑問の答えを考え続けています。
もしあなたが今朝テレビに出ていた芸能人の名前が思い出せずにもやもやしているとします。
あなたはもやもやしながらも通勤し、会社で仕事をし、同僚たちといつも通り会話をします。
そうしてあなたが他のことに集中している最中にも、実は頭の中では、脳が朝からずっと今に至るまで、「あの芸能人の名前は何だったか」と考え続けているのです。
それはあなたがまったく意識をしていなくとも続いています。
そして夜になり、ふとした瞬間に「あ、そうだ!あの芸能人の名前は〇〇だ!」といきなり思い出すのです。
どうして今になって急に?と思うかもしれませんが、あなたの脳がずっと考え続けて、ようやく夜になって答えが出たから急に頭に名前が浮かんできたのです。
このように、脳は一度疑問を覚えると、答えが出るまで考え続けると言われています。
だからこそ、何かと深刻に考え過ぎる性格の人ほど、脳を必要以上に酷使するため、体が「疲れている」とサインを出しやすいのです。
2. 寝る時間がしっかり確保できない
睡眠不足は美容や健康の大敵です。
夜に6~7時間ほどしっかりと睡眠を取れば、翌日は目覚めてから直ぐに脳が活動的になり、問題なく一日を始められます。
しかし、「昨日は2時間しか寝ていない」という状況だと、目覚めはだるく、顔を洗ったリシャワーを浴びても中々目が覚めません。
そしていざ通学や通勤をしても、一日の内で何度も欠伸が出たり、途中で眠たくなったり、終始頭がぼんやりとして物事に集中出来ません。
そして集中出来ないと、勉強や仕事で些細なミスを起こしやすくなってしまうのです。
人は一日の内に、最低でも6時間は睡眠時間を確保することが推奨されています。
そして十分な睡眠をとることによって、心身ともに疲れが取れるのです。
人によっては、「ものすごく眠たくなった時に、ほんの2時間でも寝ればスッキリする」ということがあります。
確かにその熟睡した2時間で、一時は疲れが取れるかもしれません。
しかしそれは、単に睡眠不足を補うための誤魔化しでしかないのです。
短時間熟睡をよくする人は、普段から睡眠不足か、または心身共に限界まで疲れている状態が多いです。
体が「もう無理だ」と悲鳴を上げているからこそ、一気に眠りが襲ってくるのです。
いわば肉体が本能的に自衛を行おうとしている状況なので、本来は良いこととは言えません。
「短時間熟睡出来るからいいや」と思っている人は、日頃から睡眠時間の確保に気をつけましょう。
3. 眠りが浅く、睡眠の質が悪い
折角6時間の睡眠時間を確保しても、いつも眠りが浅くて満足に寝た気がしない、という人がいると思います。
その場合、いくつかの原因が挙げられます。
一つ目は日頃からきちんとした睡眠のリズムが作れていないことです。
「昨日は3時間だけ寝た」「今日は5時間寝た」と日によって寝るタイミングも睡眠時間もバラバラでは、正しい睡眠のリズムが体内で作られません。
そうなると、いきなり「いつもは2時間しか寝ないけど、今日は6時間寝よう」と思っても、到底寝られることはなく、ふとんに入っても実際に眠りにつくまで時間がかかってしまいます。
二つ目は、脳や体が興奮状態で眠りにつくことが出来ない場合です。
例えば明日が運動会やプレゼン発表の日だと、「明日かー、楽しみだ(緊張する)なぁ」と気持ちが昂ってしまい、中々脳が体に眠りの指示を出すことが出来ません。
ふとんに入ってからあれこれと考え事をしていても、自ら脳を働かせているので脳がリラックス状態になれないのです。
また、精神的には落ち着いていても、寝る直前に激しい運動などを行うと、それも体が興奮状態になるため寝付くことが出来ないのです。
4. 人間関係が上手くいっていない
日頃人間関係が上手くいかないと、悩み事が多くなります。
悩み事が多くなると、あれこれと脳を使う時間が増えます。
夜になり、電気を消してふとんに潜っても、暗い静かな空間の中で、自然と良くない思考がもやもやと浮かんできます。
「明日会社に行きたくないなぁ」「どうしてこうなるんだろう」などとあれこれと考えることで、寝る時間にも関わらず、脳はずっと働かされ続けます。
そうして、日中も、また就寝時間になってもずっと頭を動かしているため、必然的に体や精神に負担がかかり、
睡眠による回復以上に疲れてしまい、「疲れが取れない」と感じてしまうのです。
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5. 自分の思い通りの毎日が送れていないと感じているから
人は自分の現状に不満があると、それに対し「どうしてこうなったのか」「どうすれば良くなるのか」といろいろと悩みます。
日々を十分満足に送っている人は、自然と悩み事も少なく、また例え悩むことがあっても、気持ちを切り替えたり直ぐに解決することが出来るため、
睡眠時にはあれこれと悩むこともなく、自然とリラックスして眠りに落ちることが出来ます。
しかし、悩み事が多かったり、自分が思うように毎日を送れていないと感じている人は、不満や心配事も多いため、気持ちがつねに不安定に触れています。
気持ちが不安定だと、当然脳もリラックスすることが出来ません。
脳がリラックス出来ないと、ゆったりとした眠りに落ちることも出来ないのです。
寝ても覚めてもそのように自分の現状に不満がある人は、ネガティブな考えも起こりやすく、行動も消極的になります。
そうした自分の行動がまた、疲れを取り辛くしているのです。
6. 日中同じ姿勢で過ごしている時間が長い
会社でデスクワークが多かったり、パソコンの前で長時間座ったままの人の場合、同じ姿勢のままで体が固まってしまい、筋肉が疲れてしまうことがあります。
そんな人は体が凝りやすく、血液の循環も悪くなるため、少し体を動かしただけでやたら疲れやすくなってしまいます。
また、大人になると体を動かす機会が減ることもあり、特に社会人では運動不足によって同じように疲れやすい体になってしまう人も多いです。
運動不足と疲れやすさとは密接に関係しているため、肉体的な理由で疲れが取れにくい人は、日頃から適度な運動を行いましょう。
ジムに行って週に何度か体を動かすことが出来れば理想的ですが、忙しい人はそんな時間も取れないと思います。
その場合は、一日一回でも良いので、寝る前以外のどこかの時間でラジオ体操を行いましょう。
第一だけでなく、第二までしっかりと全身運動を行うことで、多少は体がほぐれます。
特に一日中座りっぱなしの仕事が多い人では、出来れば2時間に1回程度、軽くで良いので全身を動かしましょう。
そうすることでしっかりと全身に血液が循環し、凝りやむくみの症状も改善されます。
7. 毎日が単調で刺激が無い
毎日が単調で、何の刺激も無い生活を続けていると、頭がぼんやりとして何だか気持ちがだるく感じられます。
人は五感に刺激を受けることによって、気持ちにメリハリをつけたり人生に輝きを感じたりします。
適度に興奮状態を作ることで、リラックスする時にはよりその効果が強くなります。
しかし常にリラックスの状態だと、それがだんだんと麻痺してきて、「落ち着いた気分」が「ぼんやりした気分」に思えてきます。
ぼんやりしてくると、五感への刺激も鈍くなり、物事に対して「つまらない」と感じることが多いです。
「退屈は人を殺す」という言葉がありますが、まさにその通りです。
毎日が単調で刺激のない人生を送ることで、常に気持ちがもやもやとして、眠りについても中々安眠出来ません。
安眠出来ないと寝不足状態に陥り、結果的にいつも疲れが取れない状態になってしまいます。
8. 不規則な生活をしている
毎日決まった時間に就寝しない、また毎日の睡眠時間もバラバラという人の多くが不規則な生活を送っています。
寝る直前に物を食べたり激しい運動をしたり、また本来は体が休んでいるはずの夜中に起きて活動していることで、
体内時計が狂ってしまい、生活リズムが滅茶苦茶になってしまいます。
そうすると、体が「大体何時に寝て何時に起きる」というリズムが掴めずに、例え眠りについても十分に一日の疲れをとることが出来ないのです。
仕事で不規則な生活を送る人の多くが、「そういう仕事だから仕方ない」と疲れが取れないのを諦めてしまいます。
しかし、どんなに不規則な生活習慣でも、「いつも必ずこの時間は寝ている」という時間が存在するはずです。
その場合は、「いつもは寝ているだろう時間帯」は、必ず眠るように努めます。
そうすることで、少なくともその時間だけでも少しは体が疲れを取ろうと働いてくれます。
「どうせ不規則な生活だから」と諦めてさらに適当な時間に寝て、起きてを繰り返していては、いつまでも疲れがとれずにその内体にも大きな負担がかかってきてしまいます。
今より少しでも改善させるために、自分に出来る限りの行動を取りましょう。
9. 遊び過ぎ
適度に遊ぶ時間を確保するのなら、日々の生活に潤いを持たせることが出来ます。
しかし、遊びが過ぎると疲れやすく、疲れが取れ難くなってしまいます。
また、昼から夜にかけて遊び、夜はきちんと就寝するのであれば大きな問題はありません。
しかし、昼間寝て夜から遊んだり、昼は学校や仕事に行き、そのまま夜から翌日まで遊ぶ生活を送っていると、体には大きな負担になってしまいます。
通常人は夜に寝て、寝ている間に体内で疲れを取る物質が生成されます。
毎日決まったリズムでそれを行うことで、日常的に疲れにくい体を作ってくれるのです。
しかし、頻繁に夜遊びを繰り返していると、体内で疲れを取る物質が十分に生成されないため、例え朝に寝てしっかり睡眠をとっても、体の疲れがとれていないと感じてしまいます。
時々夜遊びする程度であれば大した問題はありませんが、遊び過ぎていると慢性的に疲れが取れずに、結局自分が辛い思いをするはめになってしまいます。
10. 暴飲暴食をしている
疲れが取れ難いことと、暴飲暴食とは一見関係がないように思えますが、実はこれも原因の一つです。
体内では、肝臓の機能が正常に働くことによって疲れを取り除いてくれます。
しかし、暴飲暴食をすると、肝機能を無理に働かせることによって、肝臓が疲れてしまいます。
肝臓が疲れると肝機能が低下するため、疲れが取れ難くなってしまったり、眠気や体のだるさが起こりやすくなってしまうのです。
時々食べ放題などでたくさん食べるような場合には問題はありませんが、頻繁に暴飲暴食をするのは避けた方が良いでしょう。
また、寝る直前にものを食べることも、消化に影響が出ることがありますので、適度な食事量と適切な時間帯での食事の摂取を心掛けましょう。
11. スマホやパソコンの使い過ぎ
スマホを頻繁に見ていたり、パソコンを長時間使い過ぎるのも疲れがとれない原因になります。
パソコンからは微弱ながら電磁波が出ているため、長時間近くでそれを浴びることで人体には少なからず影響が出ます。
また、作業時間が長いとそれだけ神経を使いますし、画面に集中することで目が疲れやすく、頭痛などの体調不良も起きやすいです。
スマホの場合は、よく就寝時にふとんの中で寝付くまでいじっている人がいますが、それも良くありません。
スマホから出るブルーライトは目を疲れさせ、網膜への傷害のおそれがあります。
また、寝る直前までスマホを見ていることによって脳を活動させているため、リラックスするどころか余計に目が冴えてしまう原因となります。
12. カフェインの摂り過ぎ
カフェインの摂り過ぎは、良質な睡眠の妨げとなります。
カフェインには覚醒作用があるため、眠気を吹き飛ばしたり、脳の働きを活発化させて集中力を高めるなどの効果がみられます。
そのカフェインを日常的に大量に摂取していたり、寝る前にも飲んだりしていると、覚醒作用によって睡眠が取り辛くなってしまいます。
それ以外にも、あまり摂り過ぎると急激な心拍数の増加などの急性中毒の症状が出たり、
頻尿や睡眠障害などの慢性中毒の症状が起こる場合もありますので注意が必要です。
13. 栄養バランスが悪い
食事は健康的な生活を送るための基本です。
毎日バランスの取れた食生活を送ることで、多少体に無理をしても、回復しやすく、直ぐに大きな問題となることはそうありません。
しかし、偏った食生活を続けると、栄養バランスが悪くなり、体に十分な栄養が行き渡らなくなります。
とくにジャンクフードやファストフードが当たり前に見られる現代では、偏った食事を摂る人も少なくはありません。
ジャンクフードなどは塩分が多く、また炭水化物が多量に使われています。
その炭水化物を体内で消化させるために、肝臓などの機能は酷使され、その働きが低下してしまいます。
その結果、暴飲暴食のときと同じく疲れをとる働きが弱くなり、「疲れにくい」と感じるようになってしまうのです。
14. 仕事や勉強が上手くいかない
仕事や勉強が上手くいかないことは、誰にでもあることです。
仕事や勉強に集中出来ない悩み事があったり、いい加減にやっていたら行き詰ってしまったりと、人によってその理由はさまざまです。
しかし、先に挙げた原因にもあるように、あまり悩み事や考え事が多すぎると、
それに対して神経を使い過ぎてしまうため、寝付きにくく、また長時間睡眠をとったとしても、中々疲れが取れないのです。
15. 通勤通学に時間がかかる
通勤や通学に時間がかかる人は、学校や会社に距離が近い人よりも疲れがとれにくい傾向がみられます。
通勤通学に時間がかかるということは、朝は早くに家を出なければなりません。
また、仕事や学校が終わってからも、また長時間移動して家まで帰らなければならないため、仕事や学校の疲れにさらに疲労が重なります。
このように、朝は眠たい・夜は疲れが倍増という生活を送っていると、どうしても他の人よりも疲れが溜まりやすくなります。
その上で、不規則な生活をしている場合には、疲れが取れ辛くなってしまっても仕方がありません。
16. 自分の自由な時間がない
人は誰しも、辛いことや厳しいことが続くと、精神的な癒しを求めます。
週に5日働いてきつい残業もこなしていたら、休みの2日間はのんびり好きなことを過ごしたいと思いますし、
ゆっくりマッサージに行ったり、遊びに出かけてリフレッシュをする人も多いです。
そうしてオンとオフの切り替えを行うからこそ、人は辛い状況にも耐えることが出来るのです。
もしもそんな風に、自分の自由になる時間が少しもなかったとしたら・・・?
年中働きづめで精神的な癒しもなく、終わりの見えない大変な思いだけをし続けていたとしたら・・
あっという間に心身ともにボロボロに疲れ果ててしまいますよね。
そうして、唯一の自由である睡眠時間でさえ、明日のことを思うと気が滅入ってしまい、とても眠る気になどなれません。
自由が少しもなければストレスも溜まり、ますます不眠を誘発します。
そして睡眠不足であれば疲れも当然取れることはないのです。
17. 趣味を楽しんでいない
自由な時間が少しもないのと同様に、自分の趣味を全く楽しんでいない時間が続くと、それもまた大きなストレスになります。
例えば毎月のように趣味のサイクリングを行っていた人が、仕事が立て込んで3ヶ月ほど趣味が出来なかったとします。
いつも適度に趣味を楽しんでいたその人にとって、3ヶ月もサイクリングが出来ないのはかなりのストレスになります。
人はストレスが溜まると神経質になりやすく、些細なことでイライラします。
イライラすると脳が興奮状態となり、中々寝付くことが出来ません。
寝付くのが遅ければ当然睡眠不足に陥り、疲れが取れ難くなってしまいます。
疲れがなかなか取れない人が増えています
何かと忙しい現代社会においては、疲れがなかなか取れない人が増えています。
不規則な生活習慣や人間関係などで悩む事が多い人、ストレス発散として暴飲暴食をする人など、
会社や学校、プライベートなどさまざまな理由から睡眠時間を確保するのが難しかったり、良質な睡眠をとれなくなってきているのです。
疲れにもいろいろな種類があります
疲れの原因は人によりさまざまです。
しかし、疲れそのものは大きく種類別に分けることが出来ます。
それは、「肉体的な疲れ」「精神的な疲れ」「心地よい疲れ」「泥沼な疲れ」の4種類です。
それぞれが具体的にどう違うのかをご紹介していきます。
1. 肉体的な疲れ
肉体的な疲れは、自分でも体感しやすく、分かりやすい疲れです。
例えば普段はあまり運動しないのに、いきなり激しく体を動かしたとき。
その日の内から疲れが出て、しっかり睡眠をとったにも関わらず、翌朝は筋肉痛と同時に一層の疲れが襲ってきます。
また、仕事が忙しく、ばたばたと営業先を駆けまわったり、店内が混み合うタイムセール時に接客販売をしていたりと、
普段の仕事よりも体を動かす機会が多い時にも肉体的な疲れは表れます。
さらには、長時間同じ姿勢での作業などを行っていると、体のあちこちが凝り、血流も悪くなってしまいます。
肉体的な疲労は、何も「動いている時にしか起こらない」というわけではないのです。
2. 精神的な疲れ
精神的な疲れは、筋肉痛のようにはっきりとした感覚としてあるわけでもなく、また容易に原因が分からないため肉体的な疲労よりも少々厄介です。
毎日生活していれば、誰でも何かしらストレスがあります。
人間関係や、勉強や仕事のストレスだったり、プライベートでも辛かったり、大変だったりすることも多いと思います。
もし悩み事が一つだけならば、疲れを感じる時には「ああ、きっとあのことで疲れてるんだな」と大体の予想が付き、それに対して対策が出来ます。
しかし、日々の生活に追われていると、すべてがごちゃごちゃと混ざってしまい、一体自分がどんな原因によって疲れを感じているのかが分からなくなってしまいます。
そうなると、「どうしてかは分からないけど、なんか最近疲れが取れないなぁ」となることが多いです。
もしそうなってしまった場合には、一度自分が「何で疲れているのか」を整理してみると良いでしょう。
時間がある時に、紙に自分が今悩んでいることについて書き出してみるのです。
思いつくままに書いていれば、いくつか候補が出てくると思います。
そうしたらその中から「特に自分が悩んでいること」をピックアップします。
一番自分がストレスを感じる原因を見つけることが出来れば、それに対する対策を少しずつでも良いので立てていきましょう。
また、ストレス以外にも、長時間ずっとパソコンの画面とにらめっこをして作業を続けていると、それだけ神経を使い、精神的な疲労の原因となります。
その場合には、適度に休憩を入れましょう。
3. 心地よい疲れ
心地よい疲れは、疲労の中でも比較的楽な部類に入ります。
例えば友人同士でスキーやサーフィン、登山などで思い切り体を動かすと、肉体的な疲労こそありますが、気持ちはとてもすっきりとして爽やかです。
また、ライブなどのイベントで思い切りはしゃいだりするのも同じことです。
楽しんで体を動かすことによって、肉体的な疲労に勝る精神的な心地よさや満足感を覚えます。
それは同じ疲れであっても、通常の肉体的な疲れや精神的な疲れに比べると、はるかに心地よい疲れなのです。
さらに、体を動かさずとも、心地よい疲れを感じることもあります。
例えば仕事の一大プロジェクトを任され、何とかして成功させようと寝る間も惜しんで尽力した結果成功した場合などにも、
「やったぞ!」という精神的な満足感や、やりきったという思いから、それまでの疲れが心地よく感じることがあるのです。
このように、当人が楽しんで取り組んだり、頑張った末にいい結果が得られた際などには、当人にとってその疲れは嬉しいものでもあります。
4. 泥沼な疲れ
よく、「泥のように眠る」という言葉を聞くことがあると思います。
この「泥」という言葉は、「正体が分からなくなるほどに」という意味を持っています。
つまり、「泥のように眠る」とは、「何が何だか分からないほどにぐったりとして眠りにつく」という意味を指しています。
これが「泥沼」となると、「ぐったりとして抜け出させないほどの」という意味に変わってきます。
そのため「泥沼な疲れ」とは、「もう一切動く気力がないほどにぐったりと疲れ果てた状態」を意味するのです。
この疲れは、単なる肉体的な疲れや精神的な疲れよりも深刻です。
例えば、ある人が1つのことで思い悩み、精神的な疲れを感じているとします。
この時、泥沼な疲れを感じている人は、同時に5つも6つも悩み事を抱えている状態なのです。
このように、疲れ具合を比較すると、泥沼な疲れの人の方がはるかに深刻で、重たい疲労を感じています。
何をしていても頭がぼんやりとしていたり、体が重く思うように動けなかったり、
家に帰ると食事も風呂もとらずにふとんに倒れ込み、また朝になってもその疲れが取れていないなど、肉体的にも精神的にもかなり重症な状態です。
泥沼な疲れを感じている人は、それが一時のものでない場合には、暫く休みを取るか、病院で健康状態を診てもらった方が良いでしょう。
それほど深刻な状態になっている可能性が高いです。
疲れを取るためのおすすめの方法とは?
疲れにも肉体的なものや精神的なものなど、さまざまな種類があります。
人によって疲れの原因も違えば、その対処法も変わってきます。
ある人にとってはいっそ思い切り疲れた方がよく眠れる、という人もいるでしょう。
また、ある人にとっては疲れの原因となることをとにかく早く終わらせるように尽力することが、疲れを取る一番の近道となる場合もあります。
万人に向けた疲れを取るための方法というものは中々存在しません。
しかし、その中でも「とりあえず試してみる価値はあるもの」をいくつかご紹介していきます。
実際に試してみて少しでも疲れが取れれば、そのやり方はあなたに「合っている」ということになります。
1.あまりに長引くなら心療内科の受診も
疲れがとれない期間があまりに長引くようなら、一度心療内科を受診することをおすすめします。
どんな方法を試してみても疲れが取れない場合には、心の問題が原因となっていることも少なくありません。
特に人間関係で悩む事が多かったり、何かと直ぐに考え込んで不安になることが多いような人は、一度診てもらった方が良いでしょう。
心療内科では、その人の心の状態に合わせた薬を処方してくれます。
また、人によってはカウンセリングを受けて心情を外に吐露することによって、気持ちが解放され、楽になる場合もあります。
自分の心の状態を、自分自身で分からなくなってしまった時には、一度心療内科への受診を考えてみるのも良いでしょう。
しかし、心療内科へ通うと、どんな人に対しても簡単に「病名」がついてしまいます。
もしあなたが思い込みによって気持ちや体調を左右されやすい性格をしている場合は、少々注意が必要かもしれません。
仮にあなたが先生から「鬱ですね」と言われたら、「自分は鬱なんだ」と思い込み、どんどん気持ちが暗くなってしまう恐れがあります。
「医師から病名を告げられる」ことによって、余計に自分の気持ちが大きく左右されてしまいそうだなと自分で思う人は、
心療内科への受診をする前に一度よく考えてみましょう。
2. 寝る2時間前までにゆっくりお風呂に浸かる
しっかりと熟睡するためには、なるべく脳を麻痺(リラックス)状態にしておく必要があります。
寝る直前まで物を食べたり運動したり、またふとんの中でスマホをいじることは余計に脳が興奮状態になってしまいます。
そのため、今挙げたことは就寝前には行わないように気をつけましょう。
心地よく安眠するために、出来るだけ寝る2時間前までにゆっくりお風呂に浸かりましょう。
シャワーだけでは疲れは取れず、また体も冷えてしまいます。
暖かい湯船に浸かることで、全身の筋肉がほぐれ、肉体的な疲労から解放されやすくなります。
また、皮膚から受ける心地よいお湯の刺激によって、脳もリラックスした状態になりやすいです。
しっかりお湯に浸かり、軽く体をほぐしたら、湯冷めしない内にふとんに入りましょう。
そうしたら、部屋を暗くして目を閉じます。
直ぐには寝付けなくても、心地よい状態でじっとしていれば、眠りへ落ちやすくなります。
もし、どうしても寝付けない時には、ヒーリングやリラックス効果のある音楽を流すのも良いでしょう。
3. 適度に甘いものを食べる
甘い食べ物には糖分がたくさん含まれます。
糖分は体内に吸収されると、心身の疲労回復に役立ってくれます。
よく、「頭を使うことが多い時は、時々糖分補給をすると良い」という話を聞きますよね?
まさにその通りで、適度に甘いものを摂取することによって、脳の疲労回復に役立ってくれるのです。
また、肉体的な疲労にももちろん役立ちます。
勉強や仕事に集中しながらも、時々チョコレートを摘んだりすると効果的です。
とはいえ、あまり大量に摂取し過ぎると肥満の原因となったり、逆効果となることがあるので注意が必要です。
特に深夜に甘いものを食べる時には摂取量に気をつけましょう。
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4. 楽しめる趣味を見つける
疲れた時には、気分転換も必要です。
自分の好きなことを思い切り楽しむことで、疲れを取りやすくなり、また気持ちの切り替えも出来ます。
もしも好きなことや趣味がまったくないという人は、あえてさまざまなことに積極的にチャレンジしてみましょう。
そこで何か楽しめる趣味を見つけることが出来るかもしれません。
もし見つけることが出来たなら、それをぜひストレス解消法にして、楽しい時間を過ごしましょう。