出産祝いのお返しをする際には様々なマナーがある事は知っていますか?
今回は出産祝いのお返しマナーと一緒にお返しに最適なおすすめな商品をご紹介します。
出産祝いのお返しのマナー知ってますか?
出産祝いのお返しは頂いた人にお返しをしたら何でもOKというわけではありません。
実はお返しをするのにもお返しの正しいマナーがあります。
マナーを知らないと折角お祝いを頂いたお返しなのに相手に嫌な思いをさせてしまいます。
お祝いのお返しですのでお互い気持ち良い方が良いですよね。
出産祝いのお返しのマナーをしっかり覚えて相手に失礼の内容にお返しをしましょう。
知っておこう!出産祝いのお返しあれこれについて
出産祝いのお返しについて意外と知らいない出産祝いのお返しあれこれをご紹介します。
している事から知らないことまであると思いますよ。
知っているっていう人は今まで知っていたことの確認や実は間違って覚えていたなんて事もあるかもしれませんので確認しながら見ていってくださいね。
本来は内祝いという
出産祝いとは本来は内祝いと言います。
内祝い=出産のお返しという事では無く内祝いの中の一つに出産祝いがあります。
その為本来大きな意味では内祝いとなりますので出産祝いのお返しではなく内祝いとしてお返しをします。
内祝本来の意味としては身内でのお祝いという意味なのですが、自分の家のお祝い事(出産)の記念として家族だけではなく親しい人にも贈り物(お返し)をすることです。
赤ちゃんが産まれて新しい家族ができた際に家族だけでなく親しい人と一緒に喜ぶことなのです。
という事は、出産祝いを頂かなくても自分たちの幸せのおすそ分けと言った意味で親しい人やお世話になった人へ内祝いとして贈り物をしても良いのです。
そう考えると出産祝いのお返しではおかしいことが分かりますね。
出産祝いをしていない人にお返しとして贈り物をしては相手はお祝いをしていないのにと慌ててお祝い品を贈らなければとなって、かえって気を使わせてしまいます。
出産のお返しではなく内祝いとして自分たちのお祝い事のおすそ分け、出産のご報告や新しい家族ができたご挨拶ですという意味で贈り物をしましょう。
お世話になった人などへの心遣いですね。
お返しを送るタイミング
出産祝いを頂いた場合にはお返しを置くタイミングには悩みますよね。
基本的なマナーとしては、出産祝いを頂いた人にはお宮参りを終えたころから生後1ヵ月頃までにお返しをして下さい。
お返しはこのタイミングなのですが、お祝いを頂いたお礼は頂いたその時にして下さい。
お電話やお礼状で出産祝いを頂いた人へ感謝をすぐに伝えて下さい。
お祝いを頂いたその時にお礼などの連絡をしないとお祝いを贈った相手はお祝いを贈ったのだけれど届いたのかな?と心配になってしまいます。
折角お祝いを頂いてお互いに幸せな気持ちになれるのに不安な気持ちになってはいけませんね。
お礼状やお電話などのお礼は必ずお祝いを頂いたその時にして下さい。
お返しもあまり大きくなってからでは忘れていたのかな?などと思われて常識無い人なのかな?とも思われてしまいます。
多くの人は出産したばかりで大変なことは分かっていますが場合よってはこのように思われてしまいます。
この際に赤ちゃんの写真や近況やお世話になります等の言葉を添えてあげると喜びを共に出来ますね。
また、お祝いの返し忘れが無いように贈って頂いた人の送り先などチェックをする事はおすすめです。
メモ…今ではスマートフォンなどに一覧として管理をして頂いた人には全員にお返しをして下さい。
お返しの金額相場
お返しをする際にはお返しする贈り物の金額はどの位が良いのか気になりますよね。
基本的にはお祝いを頂いた品物の半額程度の品物をお返しするというのが基本となります。
しかし、頂いた品物によってはいったいこの贈り物はいくらなのかな?と分からない物もありますよね。
相手に聞くわけにもいきませんよね。
相手にこの贈り物いくらでした?なんて聞いてしまうとそれこそ非常識な人だなと思われてしまいます。
金額が知りたくても絶対にしないで下さい。
また、ネットなどでお祝いの品を調べる事もしなくて良いです。
知ってしまうと現実を知ってしまう場合もあります。
お祝いをしてくれた気持ちが一番大切です。
お返しでもお祝いをしてくれた人に対しての気持ちですね。
自分たちの幸せのおすそ分けと考えてあまり高価なモノをお返ししなければOKです。
基本的には半額程度を目安として高額な品物を頂いた場合や目上の人から頂いた贈り物のお返しには3分の1程で大丈夫です。
頂いた贈り物よりも高額な品物を贈る事は絶対にやめましょう。
相手したいして失礼にあたります。
品物の金額よりもあくまでも気持ちが大切です。
お返しの品を選ぶときのポイント
基本的なマナーとしてはお砂糖やお赤飯、紅白もちやかつお節などが出産祝いのお返しとしては主流でしたが、最近では紅白もちを貰っても…という事で品物も様々なものになっています。
出産祝いのお返しとして最適な贈り物やこの贈り物はしては駄目という品物もありますのでそちらも次の項目で詳しくご紹介していきます。
まずは出産祝いのお返しの品物を選ぶ際のポイントと注意点をご説明していきます。
長く使えるもの
長く使えるものは贈り物として相手に喜ばれることが多いです。
何を贈ろうか迷ってしまった場合には長く使えるのかなと考えてお返しを選ぶと良いですね。
ただ、長く使えるモノでもお品物によってはマナー違反(タブー)なお品物もありますのでご注意ください。
おすすめなお返しと選んではいけないお返しは次の項目で詳しくご紹介しますのでお返しをする際の参考にして下さい。
実用性があるもの
お返しを贈る際には実用性があるものも喜ばれます。
普段から使用するものなどはいくつあっても困らない物も多くあります。
その様なものであればお返しとして使用して頂けて喜ばれますね。
ただし、この実用性のあるものもお返しとしておすすめなお品からお返しとしては向かないお品があります。
こちらも次の項目でおすすめなお返しと選んではいけないお返しでご紹介いたします。
のし・水引・表書きを用意する
のし・水引・表書きの用意も忘れてはいけません。
しかし、のしや水引は何を選んだら良いのか悩んでしまいますよね。
のしには何を書いたら良いのか…などこういった畏まった贈り物は普段あまり贈る事が無い人にとってはどうしたら良いのか分かりませんよね。
実はとっても簡単なのです。
のしの水引には蝶結びのモノを選んで下さい。
出産祝いなどの何度あっても喜ばしいお祝いには何度も解いて結ぶことのできる蝶結びですね。
色は紅白のモノで奇数の本数(5本または7本)の水引が良いです。
表書きに内祝または出産内祝と書いて下の段には上に書いた内祝より少し小さ目の字で産まれた赤ちゃんのお名前を書くだけです。
簡単ですよね。
基本的には文字の色は濃い墨色で毛筆で書きます。
筆ペンや印刷でも大丈夫ですよ。
ただ、三重県や和歌山県などの地域によっては濃い墨色ではなく朱色など他の色で書く場合もありますのでお互いの両親などに確認をしてみると良いです。
また、最近では赤ちゃんのお名前が漢字だけでは読むことが難しい場合もありますので横に小さくふりがなをふってあげると完璧ですね。
のしに書くのは嫌だなと思われる人は中に入れるお礼の手紙に赤ちゃんの名前と一緒にふりがなを付けると良いです。
実はこの方が良い方法なのです。
のしの名前を見てなんて読むんだろう?なんて会話が弾み話題作りにもなりますね。
中を確認して手紙を見た時に読み方の正解があったらさらに会話が弾み幸せのおすそ分けには最適ですね。
必ずのしを用意してお返しの贈り物につけて下さい。
水引はなければ印刷されたものでも良いですので蝶結びのモノを選んで下さい。
お礼の手紙を添える
お返しの際には出来ましたらお礼のお手紙を添え下さい。
この際に少し面倒かもしれませんが、手書きの個別にメッセージを書いて添えると尚良いですね。
忙しくてお時間が無い人はPCなどで作ったお手紙でも良いですので必ずお礼のお手紙を添えてお返しをして下さい。
産まれた赤ちゃんのお写真なども一緒に添えてあげると、とても喜ばれます。
お祝いをした人は元気な赤ちゃんの姿を見るのを楽しみにしている人も多いですよ。
基本的なお礼状に記載する項目は出産祝いに対する感謝などと赤ちゃんの性別とお名前、生年月日や身長体重などもあると喜ばれますね。
このお名前にふりがなや赤ちゃんの読み方も一緒に記載いてあげると贈られた人の会話も弾み笑顔も一緒に届けられますね。
自分達では当たり前な名前だとしても贈られた人からしたらなんて読むのが正解なんだろうなんて思ってしまうことも意外と多いんですよ。
正解の読み方が分かるお手紙は親切なだけでなく会話を弾ませて幸せのおすそ分けができてしまうんですね。
最後にこれからも宜しくお願いしますというメッセージを添えて下さい。
相手が喪中の場合は控える
相手が喪中の場合は控えた方が良いと思っている人もいますが実は出産祝いを頂いた場合にはお返しは必ずして下さい。
但し、通常の内祝いや出産内祝いとしてお返しをするのはいけません。
また、贈るタイミングも通常では赤ちゃんのタイミング(自分たちのタイミング)でお返しをする時期を決めていますよね。
赤ちゃんが1ヵ月頃までに贈ると…
しかし贈る相手が喪中であると分かった場合には自分たちの都合ではなく相手の都合に合わせてお返しとしてのお礼という形でお返しを贈って下さい。
基本的なお返しをするタイミングとは違い喪中の場合には相手が落ち着いてくる49日(神道の場合は50日)を目安の出産祝いに対するお返しをして下さい。
また、通常の期間(1ヵ月)を過ぎてしまう場合にはお礼状として49日が過ぎたあたりで改めてお礼を贈らせて頂きますとお礼状を先に送っておくと、とても良いですね。
お返しやお礼状をする際にも通常とは違う注意点があります。
お祝いのおすそ分けとしてお返しを通常はするのですが、相手がもう中の場合にはお祝いではなく贈り物を頂いたお礼としてお返しをして下さい。
その為のしに書く表書きは内祝いや出産内祝いではなく御礼と書いて下さい。
祝という字は使ってはいけません。
お礼状に記載する際にも祝という字がないか確認してからお礼状を送って下さい。
相手からしたら祝の字を使われた事で非常識だと思われてしまいます。
というよりも実際に非常識なのです。
この様にも中の場合にはいくつかの注意点があります。
この為色々と面倒なので出産祝いを贈らないで済ませる人も多いのは多いです。
しかし、何かを頂いた場合にはそのお礼はするべきだと思います。
お祝いではなく頂いたことに対するお礼を必ずして下さい。
相手が喪中と分かった場合に注意する事は49日を過ぎてから(神道では50日)に御礼と表書きを書いて中のお礼の手紙に赤ちゃんの名前などをかいて下さい。
このお礼のお手紙や表書き、先に送るお礼状には祝の字を使わない。
この事に注意してお返しをして下さい。
お返しにおすすめのもの
出産祝いのお返しには様々なお返しの品物があります。
選ぶ際には半額返しを基本に考えていくつあっても困らないものを基本として選ぶようにして下さい。
そんな中でもおすすめなものをいくつかご紹介していきます。
タオル
タオルは何枚あっても困らないものとしては定番中の定番です。
手を拭くためのタオルやスポーツタオルにバスタオルなど様々な種類のタオルがあります。
タオルはタオルでも自分たちが選んで自分達らしいタオルを選びと良いですね。
自分たちのテーマカラーのタオルや好きなキャラクター、逆に相手の好きなキャラクターやテーマカラーのタオル。
オリジナルデザインンのタオルも良いですね。
使ってくれる頻度の高いタオルは出産祝いのお返しとしては最適のものとなります。
石鹸・洗剤
石鹸や洗剤も頻繁に使用するものですので出産祝いのお返しとしてはおすすめです。
特に洗剤などは使用する機会が多い為喜ばれます。
定番でよく使うせっけんや洗剤だからこそ普段とは一味違うものを選ぶことで特別感を演出することができます。
例えば石鹸であれば通常固形石鹸はあまり使用しない人でもオーガニック石鹸や良い香りのする石鹸などはおすすめです。
良い香りのする石鹸はアロマとしても使用でしますので喜ばれます。
他にはボディーソープなどもお洒落な容器のものや良い香りのものなどを選ぶと良いですね。
色々な石鹸や洗剤などの詰め合わせたものも色々と試すことが出来る為出産祝いのお返しとしては人気です。
ただ、人気という事は貰った事がある人も多くいるということですね…
という事は詰め合わせのありきたりなお返しではなくあなたの為に選んだという事が分かるような特別なものが良いかと思います。
定番の石鹸や洗剤だからこそ良い香りや容器の形などで特別感を出してお返しをして下さい。
紅茶・コーヒー・ジュースセット
紅茶・コーヒー・ジュースセットはもはや贈り物としては定番中の定番ですね。
迷ったらこれというぐらいの定番商品です。
定番ですので安心感はありますが、目新しさや自分たちらしさを出すことはむずかしい商品です。
紅茶やコーヒーなどを贈ろうかなという人は定番のセット商品ではなく特別感の出るワンランク上の厳選したものを贈ることで特別感を出すことができます。
あなたの為を思って贈らせて頂きますと言った手紙のお礼にも特別な言葉も簡単に書くことができますよ。
贈る相手が持っているドリップマシンに合ったものを選ぶことは忘れないで下さい。
マシンなど何を持っているのか分からない場合はショップの人にマシンが無くても特別感が出るのもはありますか?などと聞いてみるのも良いかもですね。
単にお湯を入れるだけのものでも特別感が演出出来るモノも沢山ありますよ。
ジュースの場合もセット商品ではなく特別なジュースを選ぶことで個別に選んでくれたのかなと幸せのおすそ分けが確実に出来ますね。
他にはどちらかの地元色の強いジュースなどを選ぶとお礼の手紙に私達の地元のジュースです是非ご賞味くださいなど特別なお礼状が書けますね。
スイーツ系
スイーツ系は最近では大変人気のある出産祝いのお返しとなります。
特に焼き菓子系のスイーツは特別感を簡単に演出ができる為おすすめですよ。
カステラやフィナンシェ、アイシングクッキー、マドレーヌなどは表面に赤ちゃんの名前の焼き印を付けることも出来るので特別感がありますよね。
スイーツ系は最近では男性の人も多く食べる事もあり家族が多い人へ贈るお返しとしては最適なお返しかもしれませんね。
ゼリーなどの小分けになっているスイーツも人気ではありますが、お中元などの贈り物を頂いている人からしたらまたこれ?ってなってしまう場合があります。
折角のお祝いの贈り物ですので喜んでいただける贈り物が良いですよね。
という事は定番のものでもさらに特別感が演出できるものが良いですね。
アイスの詰め合わせやアイスケーキなどは特別感があっておすすめです。
巷で人気の手に入れることが困難なスイーツを選ぶことも喜ばれますね。
定番な商品だからこそ特別感があるものや自分たちらしさのあるものを選びましょう。
調味料
調味料はお料理をする人にとってはいくつあっても困らないものです。
ただ、普通のお塩やお醤油を選んでも特別感は出ませんよね。
ただのお返しとなってしまいます。
内祝いとして喜んでいただけるものが良いです。
という事は、お塩でも岩塩やピンクソルトなど普段とは少し違う自分たちらしさを出した特別な調味料がおすすめです。
お砂糖であれば和三盆なども喜ばれますよ。
聞いたことはあるけれど使ったことは無い人も多いはずです。
他には最近ではSNSをしている人も多いですのでインスタ映えするかわいい容器の調味料などはそれだけで喜ばれます。
出産祝いのお返しにこんなかわいいのを頂きましたなんてアップされるかもしれませんね。
こういったSNS映えする商品を選んだ際には注意点が一つあります。
アップされるかもしれないものには絶対に名前入れはしないことです。
赤ちゃんの名前が意図しないところで流出してしまいます。
誰も悪気はないので色々と困ってしまう事となってしまいます。
赤ちゃんの名前はお手紙だけにとどめておきましょう。
SNS映えを考えるとジャムやドレッシングなどは非常に種類も多く可愛い物は必ず見つかるはずです。
女性にお返しをする際にはこのことを考えて贈り物をすると非常に喜ばれますよ。
お米
お米は私達にとっては主食となりますのでどれだけあっても困ることはありません。
出産祝いのお返しとしては実は定番中の定番で赤ちゃんが産まれた際の体重と同じだけの重さのお米を贈るというのがあります。
頂いた人は実際の赤ちゃんを抱いたらこのぐらいの重さなのかと実感することができます。
特に離れた両親やおじいちゃんおばあちゃんなどには確実に喜ばれる贈り物です。
思ったより重たいな軽いなと会話が弾むこと間違いなしですね。
他にも出産祝いのお返しとして特別な演出ができるユニークなものも沢山あります。
こういったユニークなお返しを探してみるのも楽しいですよ。
お返しに選んではいけないものもあります!
基本的には自分たちが気に入ったものや相手のことを考えて送ったものならば何でも良いのですが、中でも出産祝いのお返し、内祝いとして相手が受け取った際に勘違いや意味合い的なことで選んではいけないとされるものもあります。
そんな選んではいけないものをいくつかご紹介していきます。
もし、選ぼうとしているものがありましたらもう一度考え直して選びなおして下さい。
お祝いとは違った意味合いになってしまうかもしれません。
刃物
日本では古来より縁起を気にして語呂合わせなどでも様々な意味合いを重ねています。
刃物では語呂というよりもそのものから連想されることによってお祝いのお返しとしては避けた方が良いです。
刃物から連想されるのは切ることですね。
刃物を贈られた人は場合によってはあなたは自分との縁を切りたがっているなんて思うかもしれません。
贈り物として刃物は基本的にはNGとなる贈り物です。
どんなにステキでお洒落なナイフであっても相手が受け取った際に縁を切るという意味としてとらえてしまうかもしれません。
相手の人が欲しがっている場合には良いかもしれませんが、日本人として相手に贈る贈り物としては適さないものとなります。
基本的には贈らないようにしましょう。
くし
くしも贈り物としては適しません。
くしはその語呂から苦しむ苦(く)と死(し)と同じ音の言葉となります。
この為贈り物として相手に渡す品物としては適しません。
このくしと同様に4や9の数のものや四、九と言った字を使用したものも避けた方が良いです。
そこまで考えなくてもとも思われる人もいるかもしれませんが、贈られた相手が感じるのかどうかなのです。
贈る人の気持ちも大切ではありますが贈られた相手がどう受け取るのかが重要なのです。
相手が違った意味で受け取ってしまいそうなものは贈り物として渡すのには適さないです。
贈ろうとしているものが他の何かを連想してしまわないか今一度考えてみて下さい。
ハンカチ
ハンカチは贈り物としてタオルなどと混同してしまいがちなのですが、実はタオルは良くてハンカチは贈り物としては適していません。
ハンカチは漢字表記で書く時に手巾と書くことがあります。
この手巾はテギレと読み手切れと同じ音で縁を切ると言った意味ととらえられてしまうからです。
お祝い事の贈り物には適しませんね。
お葬式で亡くなられて方の顔に白いハンカチをかけるのもこの手切れの意味が含まれています。
この世と自分達とのお別れという意味です。
ハンカチがどうして贈り物として適さないのかが分かりますね。
どうしてもハンカチを贈りたい場合にはハンカチではなくタオルハンカチなどのタオルとして使うことの出来るハンカチを贈るようにして下さい。
現金・金券
現金や金券は貰う方からしたら自由に使用できるので良いかなとも思いますが(実際に貰った時には嬉しいですが)贈り物としてはあまりよろしくありません。
贈り物として渡す場合には金額がはっきりと分からないものを渡すことが必要なのです。
現金や金券で渡してしまうとお祝いのおすそ分けの気持ちなどよりも金額で判断をされてしまいます。
贈り物は贈り物を選ぶ時から相手のことを考えて何が良いかなと決めますよね。
その相手を思う気持ちこそが贈り物にとってとても大切なことなのです。
孫にあげるお年玉とは違いますよ。
出産祝いを頂いた人へお礼と幸せのおすそ分けの為に相手のことを思って選ぶことが重要と考えて下さい。
日本茶
日本茶は出産祝いの贈り物に適さない訳ではありませんが弔辞などで使用されることが多い為縁起が良いものとして思われない場合があります。
困難に立ち向かい負けない強さの象徴として日本茶は思われています。
この為結納にも使用されることもあり万能な贈り物であると言っても間違いではありません。
当然出産祝いのお返しとしても日本茶は適しています。
しかし、贈り方が重要です。
最初に言った弔辞にも使用されている贈り物ですので贈った相手が受け取った際に日本茶って弔辞みたい…と思われない贈り方が必要です。
贈り方は簡単です。
おめでたいとされる赤い包装をしてお手紙におめでたいものですと書き添えるだけで良いです。
しかし、贈る相手によっては弔辞の意味合いを強く思う人や地域もあります。
日本茶を贈ろうと思っている場合にはショップの人やお互いのご両親に相談してからおめでたいものという事が分かる贈り方で贈りましょう。
いただいたものと同じ品物
いただいたものと同じ品物を贈ることは絶対に避けて下さい。
いただいた贈り物がとても良いもので贈っていただいた人にもぜひ使って欲しいと同じものを贈る…その気持ち分からなくもないですが、贈ったものと同じものが届いた人はどう思うのか考えてみて下さい。
いくらいただいたものが良い物でも同じものを贈った場合には同じものを買って贈ってきたと受け止めません。
贈ったものが気に入らなくて返品されたなんて思ってしまいます。
とても感じの悪い人になりますね。
折角のお祝い事なのにこれでは喧嘩になってしまいます。
いただいたものがとても気に入っている場合やとても良い場合にはおなじものを贈るのではなく、いただいたものがとても気に入っていることをお礼のお手紙に書き添えて嬉しさを表現して下さい。
いただいたものと同じ品物を贈ることは大変失礼な行為となります。
置物
置物やインテリアは各個人の趣味嗜好によって大きく違いがあります。
いくら自分が良いと思ったものでも相手からしたら邪魔なだけのものになってしまうのかもしれません。
可愛いと思うもの、格好いいと思うもの、お洒落と思うもの全てに個人差があります。
置物は置いておくだけしか使用用途がありません。
タオルなど頻繁に使用するものであればたとえ図柄や色が気に入らないものでも使用することができますが、置物では…置いておくだけで邪魔になってしまいます。
また、お部屋の雰囲気や模様替えをした際に合わなくなってしまうこともあります。
自分の親族の場合ならば産まれた赤ちゃんの写真が入った写真立てなどの置物なら喜ばれますが、職場の人に赤ちゃんの写真立てを贈っても喜ばれるどころか結婚していない人に対しては嫌味にさえ思われてしまいます。
置物やインテリアは出産祝いのお返しには適しません。
実用性があって沢山あっても困らないものを第一に考えて自分たちらしさを出して下さい。
温泉やエステのチケット
温泉やエステのチケットは一見すると女性に喜ばれそうに思うのですが、実は贈り物としては適しません。
温泉やエステのチケットは指定された温泉のある場所、エステを受ける場所へ出向かなければ使用することができません。
こういった指定の場所へ行かなければ使えないものは贈られた相手にとっては逆に負担となってしまう場合があります。
また、エステのチケットなどは贈られた人はもしかして私がブスだからエステに行って綺麗にして来いってこと?エステできれいにしていないから結婚できないってこと?などと相手に喧嘩を売ってしまうことにもなりかねません。
贈り物は自分にとってはそういうつもりがなくても受け取った相手がどう思うのかが重要でしたね。
贈り物としては正直おすすめはできませんが、もし、チケットなどを贈りたい場合には相手が行きたいと思っているチケットを贈ることでトラブルを防ぐことができます。
基本的には贈り物として適しませんが、チケットを贈る場合は場所指定や期限が無い物を贈って下さい。
肌着
肌着は贈り物としては適しません。
親などが子供に対して買って送るもので贈り物としては適しません。
肌着を贈り物として送ってしまうと相手に対して非常に失礼になってしまいます。
何故かというと、肌着を贈る行為は生活が困難で困っているから肌着を贈りますという意味となってしまうからです。
そういう意味で贈っていないとしても相手がどう受け止めるかが重要でしたね。
肌着を贈ることは相手を自分よりも下に見てあわれんでいるということになりますので肌着は贈り物にしてはいけません。
ネックレス・ネクタイ
少し古い考えではありますが、ネックレスやネクタイは昔から異性からのプレゼントとして好意があるという意思表示としての贈り物でした。
その為男性は女性に対してネックレスを贈ること女性は男性にネクタイを贈ることがあなたに好意があるという意味と受け止めてしまう人がいることを理解して下さい。
贈られた人によってはとんでもない勘違いをされてしまうかもしれません。
自分はそんなつもりはなくても贈られた相手の受け止め方です。
どうしてもネックレスやネクタイを贈る場合には手紙でいくつあっても困らないと思いますなど一言添えることで誤解を招くことは無くなります。
異性に対してはネックレスやネクタイですが、上司に対しての贈り物として適さないものもあります。
足元系の品物は上司に対して贈ってしまうとあなたを踏みつけるという意味としてとらえられ関係が悪化してしまいます。
靴やスリッパや靴下にストッキングなどです。
他にも万年筆やボールペンなどの文具や時計なども適しません。
もっと勉強してという意味としてとらえられる場合があります。
部下やもっと勉強して欲しい人に対して意欲を高めるために贈る場合は良いのですがお祝いとしての贈り物には適しません。
相手のことを思うあまりお祝い(幸せ)のおすそ分けということを忘れてはいけません。
出産祝いのお返しにも気を遣って!(まとめ)
ここまで読んで頂いた人は出産祝いのお返しは何でも良いわけでは無いことが分かったかと思います。
出産祝いのお返しの贈り物としておすすめなものや適さない気を付けなければいけないものが分かったかと思います。
意外と知らなかったマナーがあった人もいるかと思います。
贈り物は自分たちが考えている事とは違う受け止められ方をされる場合があり誤解や全く違う想像もしていない意味にとらえられてしまう危険があるということです。
贈り物は当然自分たちの気持ちは大切なのですが一番大切なことは受け取った人がどう受け止めるのかなのです。
相手が勘違いしてしまうのではと思うような贈り物の場合は違う贈り物にする、もしくは手紙に勘違いしないように書き添える必要があります。
自分の気持ちと相手の気持ちを考えて贈った人贈られた人両方が幸せになれる贈り物を選びましょう。
そこに少しだけあなたらしさが加わると最高ですね。