ここ近年、働き方が多様化し、さまざまなワークスタイルが生まれています。

社員のほか、アルバイトやパート、派遣や業務委託など人によって求める働き方は異なるでしょう。

特に最近では、フリーランスで働く人が増加しています。

デザイナー・ライター・イラストレーター・Youtuberなど、個人の能力を武器に働く人も多いですね。

これだけに限ったことではなく、人が持つそれぞれのスキルやノウハウには、全て価値があります。

国家資格や民間資格のようにハッキリと目に見えるスキルもありますが、自分の中に蓄積した経験というのも立派なスキルです。

こうしたスキルは、いずれも無償で提供するものではありません。

例え知人同士の間でも、軽々しくスキルの安売りをしてしまうと損をします。

最近ではフリーランスの間で、「無償で仕事を請けるな!」「無償で仕事を依頼するな!」というような嘆きを見かけることが多くなりました。

仕事の流れや仕組みを開設して働くことへの対価を正当に求めるよう、‘無償’ということの残酷さを訴え、フリーランスの認知度を高める働きかけをしている人もいるくらいです。

なぜ、無償で仕事をすることに対して、これほどにまで敏感になっているのか、今回は無償ということの恐ろしさを紐解いていきたいと思います。

️無償の仕事、する意味ある?

無償の仕事はする意味があるのか、と聞かれれば答えは「NO」です。

もちろん、無償で受ける仕事が自分にとって価値がある場合は別ですが、そうでない場合、単なる親切心でするものではありません。

無償で仕事をするとは


無償で仕事をするということは、どういうことでしょうか。

基本的に働くという行動には、時給や月給と言った報酬が必ずついてきます。

接客・サービス・事務など、内容は違えども、報酬を得て働くという行動の認識は多くの人が共通して持っている常識です。

働くと言うことは、人の時間を拘束し、人の能力を使うということ。

人の時間と能力に対して対価が支払われているのです。

ですが、場合によっては、‘働く’という意識がないまま無償で仕事をしてしまう人や、無償ということに違和感を感じながらも仕事を請けてしまう人がいます。

無償で仕事を頼む、または請けるというのは、前提としてとても非常識なことだと弁えましょう。

デザインにせよ何にせよ、プロに無報酬の仕事を頼むなんていうのは、以ての外です。

「自分はプロではないから…」と思っている人がいるかもしれませんが、人が自分では対応できずに‘他人に頼むことをできる’という時点で、周りより優れた能力やノウハウを持っていると言うことになります。

自分の持つ能力に価値があることを自覚しましょう。

報酬や対価のない仕事をすること

無償の仕事というのは、報酬や対価が一切支払われない働きのことです。

例えば裁縫が得意な人がいたとします。

知人に頼まれて一度無償で洋服の手直しやリメイクをしてしまったとしたら、次頼まれたときも、他の人に頼まれたときも無償でする羽目になってしまうでしょう。

全く裁縫に疎い人からしたら、裁縫の作業に費やす時間や材料費など想像もつきません。

本来であればこうしたスキルが伴う時間や労力には、全て相当の対価が支払われるべきでしょう。

裁縫に費やした時間、使った材料の原価、そして自分の労力。

この3点において対価を求めるべきなのです。

しかしこれを求めず、無償で働いてしまうというのは働き手にとっては正に骨折り損のくたびれ儲け!貴重な労力を勿体無いことに費やしたことになりますし、頼む側の相手も無責任で非常識ということになります。

ボランティア精神の仕事

ボランティア精神で仕事を無料で請け負ってしまうこともあるでしょう。

「困っているし助けてあげよう」「そんなに手間じゃないし今回は無料でもいいか」…こうした1度の過ちが後々になって自分を苦しめることなります。

仕事はあくまで仕事、ボランティアではありません。

あなたが普段、報酬を得て請けている仕事を、親切心やボランティア精神から無償で提供するとした時、果たしてあなたは仕事として有償で請けている仕事同様のパフォーマンスを発揮しようという気持ちになりますか?対価があるからこそ、本当に価値のあるものが提供できるモチベーションやポテンシャルが生まれるのです。

無償で仕事をしてしまっていませんか?


折角自分の強みとなる武器を、無償で提供してしまうなんてもったいないとは思いませんか?お店の店員や学校の先生だって、給与が発生しなければその場にいないはずです。

仕事ととして対応すればそれ相当の報酬が発生するのに、仕事として対応しなかったがために同じことをしてもただお金にならない時間を過ごすのでは全くわけが違います。

無償の仕事依頼はレアなケース

無償の仕事依頼というのは、全くもって道理にかなっていません。

無償で仕事を依頼をする人は、人が提供するスキル・ノウハウ・サービスをその辺りで適当に買える‘モノ’だと思っているのです。

簡単に量産できるモノであり、当然のように与えられるモノ。

こうした認識
を持っている人は、人が生み出すデザインやイラストなどの作品、はたまたパフォーマンスやマジック、コンサルティングといった無形の創造物が、湯水のようにパッと湧き出ると考えているのでしょう。

そのスキルを装着するために費やした時間や努力、さらにその後、仕事として培ったスキルやノウハウをパフォーマンス化することの複雑さ、具現化するために必要な過程や準備などが想像できないのです。

例えばイラスト一つにしても、絵を描かない人からしたら、一つのイラストがどんな過程を経て、どのくらいの時間を費やしてできているかなんて分からないでしょう。

しかし、無知であることは罪です。

分からないからと言って、軽はずみな発言をしたり、自分の物差しで物事を量って価値を決めつけるのはナンセンスです。

イラストを描く過程には、デザイン案を考え構図を練り、下書き、清書、着色などさまざまな工程が発生します。

イラストの内容にもよりますが、これらの過程は決して数時間で成し得るものではなく総合した時間は数十時間とかかります。

イラストに限らず、何かにとりかかる時にかかる時間を時給に換算してみれば、その仕事がどれだけ価値があり、対価が必要になるのか分かるでしょう。

しかし無償で依頼する非常識な人もいる

無償で仕事を頼むと言うことは、簡単に言えば買い物へ行って「これ頂戴!」と言うのとなんら変わりません。

「困ってるんだよね、これタダにしてよ!」「友達なんだからタダでいいじゃん」なんて言うのはもはや恐喝です。

スキルやノウハウは、プロにとって売り物です。

それに対して正当な報酬を払って買ってくれる人にしか与えないというのは当然でしょう。

欲しいものがあった時に「高いからいらない」「もっと安ければなあ…」という人もいるでしょう、でもだからと言ってお店での販売価格は変わりません。

スキルやノウハウだって、売り手が提示した報酬と買い手の支払わえる金額がマッチしなければ交渉は成り立ちません。

プロなら無償での仕事は断るべき

プロでありたいと思うならば、無償での仕事は請けるべきではありません。

プロとして自覚を持ち、その道で活躍していきたいと思うのならば、自分の仕事に対して相当の対価を見込まなければならないのです。

フリーランスで働く人は、自分のビジネス価値を世の中に発信していくことが必要不可欠になります。

無償の仕事はデメリットだらけ

無償での仕事は、仕事の価値が‘無料’だということになります。

無料で得たものは、それなりの価値しか生まれません。

有料であるからこそ生まれる価値というものがあるのです。

もし、無料でもらった商品と、有料で買った商品があったとしましょう。

これがほぼ同等の品だった場合、大切にするのはどちらでしょうか。

もちろん大半の人が有料のものを選ぶでしょう。

なぜならば、お金を払った対価を求めようとしているからです。

無償のものは、どんなに優れたものでも、有料のものと比べると価値さえも低くなってしまうと言うことがお分かりいただけると思います。

それに、無償で仕事を請けるということは、自分自身だけでなく、同じ分野で働く人たちにとってもデメリットしかありません。

あなたが無償で提供したものを、有償で提供することを仕事にしている人がいることを忘れてはいけません。

例えば裁縫が得意な人がいたとします。

知人に頼まれて一度無償で洋服の手直しやリメイクをしてしまったとしたら、次頼まれたときも、他の人に頼まれたときも無償でする羽目になってしまうでしょう。

全く裁縫に疎い人からしたら、裁縫の作業に費やす時間や材料費など想像もつきません。

こうしたスキルが伴う時間や労力には、全て相当の対価が支払われるべきです。

この他、知人の広告制作を手伝った、絵を描いて欲しいと頼まれたなどといったことも同様。

こうしたケースはいくら自分が良いからといって、無償で受けてしまうと、同様のスキルを用いて仕事をしている人に影響を与えることになります。

些細なことであっても、「タダでやってもらえること」という認識を与えてしまうことは、同稼業の人に対して思わぬ損害をもたらしてしまうのです。

️無償で仕事をしない方がいい理由

なぜ無償で仕事をしない方がいいのか。

それは、お金が手に入らないから、などという単純なことではありません。

フリーランスで働く人は、まず自分の仕事=働きがどれだけの価値があるものなのか、しっかり把握して、市場での価値を認識しておくべきでしょう。

労力が無駄になる

仕事には必ず労力が必要です。

労力は働くこと、生産することに対して必要になる力のこと。

どんな仕事をするにしても働くための実時間とエネルギーを消費します。

同じ時間と体力をかけて労力を消費するのであれば、報酬が発生した方がいいに決まっています。

時間が無駄になる

仕事をするには時間がかかります。

人が働く時間には、報酬が発生するものです。

なぜなら時間とは人の命と紙一重。

働くということは、言うなれば自分の命を削って身を捧げること、自分の命と等しい時間を会社や他の人のために献上しているということです。

そんな大切な時間を、無償で誰かのために捧げるなんて無駄だとは思いませんか?労力をかけて働き報酬を得られる時間と、プライベートで遊ぶ時間では、同じ時間でも成し得るもの、価値の重みも違います。

お金にならない時間を過ごすくらいなら、有償の仕事を獲得するための努力や下積みをした方がよっぽどいいと思います。

時間をかける価値がある仕事なのか、無い仕事なのか、決めるのはあなたです。

時は金なりと言います。

時間が有限であり、命と等しい価値があるように、時間を費やしておこなう仕事にはそれなりの対価があってしかるべきです。

お金を稼ぐには時間が必要ですし、時間を費やすならお金が欲しいですよね。

技術が無駄になる

サービスには、技術料というものがあります。

これは、人の時間に与えられる価値そのもの。

無償で折角手にした技術を披露するなんて安売りはするものではありません。

あなたが時間を費やして身につけた技術、裁量、ノウハウ、全て価値のある尊いものです。

誰にでもできることなら、誰かがやればいいのですが、あなただからできることをそう簡単に提供しては、過去の自分が報われません。

自分の技術にプライドを持っているのであれば、その価値を分かってくれる相手に、その技術を提供するべきです。

あなたの技術のなんたるかを理解せず、無償で求める様な人には与えない方が自分の為にもなるでしょう。

お金が無駄になる

あなたの技術やノウハウを提供すると言うことは、そのために費やす時間のほか、必要になる材料や機材があるでしょう。

それぞれの仕事は、ただ身一つあればできるという訳ではないはずです。

それこそ仕事をするにあたって、その業務に見合った服装や化粧など身なりを整えるための費用もあります。

材料が必要な仕事は、材料費だけでなくその材料を探す時間、移動にかかる交通費もかかります。

PCを使う仕事ならば、電気代もかかりますし、そもそもその設備を揃えるのだって、タダではありません。

なんの準備なく、なんの消費もなく当たり前にできる仕事なんて存在しません。

それこそ、仕事をするための一分一秒だって、お金が発生すべき部分です。

無償で仕事をするということは、これら全てがタダ。

失うものは多くても、何も得られないという最悪の状況だということがお分かりいただけるでしょうか。

舐められる

無償で仕事をしてしまうと、そのパフォーマンスの価値が‘その程度’なのだと認識されることになります。

タダというのはそういうことです。

仕事になればお金になるはずの技術や能力も、無償で提供しているのでは、安くタダで手に入る程度のものなのだと捉えられます。

プロてして、作り出すものにプライドや信念があるのなら、その才能を安売りするべきではありません。

プロはプロとしての価値やブランド性を自ら高め、築き上げていくことで、生み出すものの価値も上昇します。

それがどうでしょう。

自分の手腕が、無償でも手に入るものなのだと舐められてしまっては、仕事になりません。

その後も無償の仕事を依頼されてしまう

1度でも無償で仕事を請けてしまうと、あなたは同レベルのことなら無償でしてくれる相手なのだと認識されます。

あとから、有料になることを伝えると「前はタダでやってくれたじゃないか」と言われるようなことにもなりかねないでしょう。

自分の技術やノウハウを生かして働いていきたい人は、そのスキルを軽んじられたらおしまいです。

いかに自分の仕事が価値のあるものなのか、その値段や価値を決めるのは自分次第ということになります。

無償で仕事を受けるということは、自ら価値を落としてしまうことと同様です。

やる気がなくなる

無償というのは、相手にとってメリットがあったとしても、自分にはデメリットしかありません。

無償で働く時と、有償で働く時ならば、もちろん有償の時の方が気合いも入るのが当然。

相手から頼まれた無償の仕事は、自分のモチベーションを下げる要因にもなりかねません。

やる気を持って仕事に臨むためには、働いた後の対価や成果があってこそです。

無償でやってもらえると噂が広まる

あなたが仕事にしたいスキルが、無償で提供されるものだと認識が広まったらどうでしょう。

仕事をしたくても、仕事になりません。

タダでやってもらえることなのだと、世間が思ってしまったら、その仕事の価値はほとんど無くなってしまいます。

当たり前ではない、特別なものなのだと世間に広めていくことが、フリーランスに求められるプロモーションです。

それに、これはあなただけの問題ではなく、同じ分野で働く人にとっても大打撃。

「〇〇さんは無償だったのに」なんて噂が広まったら、同稼業の人も仕事をしづらくなってしまいます。

️無償での仕事を引き受けていいパターン

無償で仕事をするべきではない、と言うものの、これには一部例外があります。

これには、「無償で依頼をしたい」という相手都合と「無償で仕事をさせてほしい」という自分都合で考え方が180度変わります。

無償でもいいから、是非やってみたいと思えるような価値のある仕事であれば、自分の意思で請けるべきでしょう。

しかし、相手の都合で無償と言う条件を押し付けられている場合は、引き受けるべきではありません。

報酬と同等のものが得られる場合

無償で仕事をすることで、自分にとってメリットがある場合もあります。

自分のかける労力と、そこから得られるもののバランスは重要です。

あなたが求める報酬と同じか、またはそれ以上の価値のがある対価が得られるのであれば、無償で仕事をすることもやぶさかではありません。

宣伝効果

無償であっても、自分のプロモーション活動として多大な効果を発揮する仕事は請けても良いでしょう。

フリーランスは自分の実力を宣伝するためのプロモーション活動や、自己プロデュースが仕事の命運を分けます。

しかし、宣伝するにしても、宣伝のための費用はバカになりません。

それに、宣伝する場所やタイミングによって、反響は驚くほど違うものです。

自分の作品や能力を、より多くの人へ知ってもえる場であるのならば、無償で仕事をして宣伝する意味があります。

有名な企業の手掛ける企画や、来場者数の多いイベントなど、優れた宣伝効果が期待できるのであれば、無償で働いたとしても、結果的にその仕事以上の成果が得られるかも知れません。

「ここで仕事をすれば多くの人に知ってもらえるチャンスだ!」と思えるようなケースなら、無償であっても仕事に気合が入ります。

知名度

フリーランスにとって、知名度とは即ち自分のブランド力です。

いかに人に自分がどんな事ができる人間なのか、どの程度の技術を持っているのか、と言うのを知ってもらうことが大切です。

仮に2人のクリエイターが同等の技術を持っていたとしても、知名度が違うと仕事の報酬額も依頼量も雲泥の差。

知名度とは、ビジネスにおいて、勝負の鍵となる大切なものなのです。

この知名度を上げるためにも、宣伝が必要不可欠になります。

そして効果的に宣伝活動したいと考えた時、やはり知名度の高い企業やブランドの仕事をするのが近道です。

知名度の企業や人と携わって仕事ができれば、自ずと自分の技術や名前が世間に広まる機会も増えます。

ですので、無償でも知名度を高めることに繋がる仕事は積極的に請けても良いでしょう。

しかし、本当に自分の労力に見合った成果や利益になるのか、よく考えることが大切です。

人脈

知名度や認知度を上げて、より多くの仕事を請けていきたいと考えている人にとって人脈づくりは欠かせません。

人脈とはフリーランスにとって財産です。

フリーランスは企業に属さず、個人のパフォーマンスで勝負していくため、自分の力を示して精力的に活動し、自ら企業や個人から依頼を勝ち取らなくてはいけません。

企業のように、与えられた仕事をするという訳では無いので、ガツガツとしたハングリー精神や成長意欲がなくては仕事に繋がらないのです。

もちろん受け身では仕事になりません。

フリーランスは自分のスキルやスペックを買ってもらうことで仕事に繋がりますが、単に仕事ができればいいというわけではなく、依頼主に「この人にお願いしたい」と価値を見出してもらう必要があります。

「別にこの人じゃなくてもいいや」と思われたらおしまいです。

あなたなりの付加価値を与えるため、コミュニケーションやホスピタリティも重要なポイント。

人と人との繋がりを大切にして、コツコツと人脈を築いていけば、思いがけない所から仕事が舞い込んできたり、いざと言う時に助けられたりします。

ですので、無償でも仕事をすれば、強力な人脈を作れるというケースの場合、今後のために一肌脱ぐのも良いでしょう。

経験

フリーランスは、仕事のムラや波が激しい業界です。

仕事はやりたい事ばかりではありませんし、中々理想の仕事が見つからない時もあるでしょう。

フリーランスになりたての頃は、いくらスキルが高くても実践が乏しい人は仕事が見つかりにくく、不安に思うこともあるでしょう。

ある程度、経験を積んでからも、新しい分野に踏み出す時には経験不足で迷走することもあるかもしれません。

やはり何事も経験がものをいいます。

フリーランスは時には経験値を積むために、無償でもいいから仕事をするべき時があったりるものです。

その無償の仕事が、大きな花の種になるかは、あなたの運とことの善し悪しを見極める能力にかかっています。

無償でも、自分にとって良い経験になる仕事であれば、時間を費やす価値があるでしょう。

自分にとって価値のある場や物

無償か有償かに限らず、自分にとって価値のある仕事であれば請けるべきではない、とは言いません。

無償でもいいから、やってみたいと思うような興味深い案件、自分の成長に繋がるような案件など、仕事に費やす時間や成果をプラスに捉えられるものであれば無駄にならないでしょう。

親しい人や大事な人からの依頼

いつもお世話になっている人や、親しい人からの頼みで、あなたが是非やらせて欲しいと思う案件ならば無償でも損はしないでしょう。

大事な人のためなら、仕事かそうかなど関係なく、喜ぶことをしてあげたいと思うものです。

しかし、いくら知人とはいえ少しでも気が乗らないものは断りましょう。

親しい人だとしても、自分が仕事として請けていることを無償で提供するのは出来る限り避けたいものです。

心とスケジュールに余裕があり、かつ相手からの申し出を、是が非でもやりたい、と喜びや嬉しさを感じたり、光栄に思うようなことであれば、報酬はなくともいい思い出になるのではないでしょうか。

自分が納得できるならOK

様々な理由や背景があるにせよ、無償で仕事をするということは、決して褒められたことではありません。

仕事はあくまで仕事だと割り切ることで、働くこととそれの対価を求める姿勢に慣れていきましょう。

とは言え、仕事に対する考えはそれぞれ違います。

自分が納得できる仕事であれば無償で受けていいと思います。

しかし、無償であることは本来イレギュラーであること、なぜ今回は無償でやったのか、という意図を明確に示しておく必要があります。

そうしないと「なぜあの件は無料なのに、この件はダメなのか?」と言うような依頼主が出てくるかもしれません。

やってあげたいと思えるなら引き受ける

無償で依頼された仕事は、言ってしまえばお金にならない労力を消費するということ。

それでも、結局やるかやらないかは気持ち次第。

「やってあげたい」「是非やりたい」と思うか「なぜ仕事でもないのにやらなくてはいけないんだ」と思うか、という気持ちの部分によってやり遂げた時の達成感も違います。

しかし無償ということは、やはりそれは仕事ではなく、あくまで自分の趣味の範囲。

プライベートの一部として費やす時間なのだと心得ましょう。

その時間が、結果的に転じて仕事に繋がったら万々歳です。

お金が発生しないのに、仕事と同じことをするというのに、趣味や娯楽と言うのは些か抵抗があるのが実態ですが、それは本人の考え方によります。

自分でしっかり見極められる判断力が大事

仕事を請けるべきか、断わるべきか。

これを決めるのは本人次第。

そして、無償であれ有償であれ、その仕事にどれだけの価値があるのか、自分にとってどのような影響を与えてくれるのかを見極めましょう。

目の前の事だけでなく、先々まで見通す視野の広さを持つことが大切です。

同じ仕事をしたとしても、仕事への取り組み方や見据えるビジョンが違えば、得るものは全く違います。

無償で仕事をすることについても、自分の将来をきちんと考えれば、自分がどう対処すべきか分かるはず。

フリーランスとして、いえ社会人として働くということは、人にばかり頼っていられません。

いい仕事かそうでないか、請けるべきか断わるべきか、全てを見極めるのは自分です。

自分が今後、どんな風に働いていきたいのか。

周りの人たちはどんな風に働いているのか。

主観だけでなく客観性も踏まえて、フリーランスとして働くことのなんたるかを考え直してみてください。

️無償での仕事は条件をよく考えて

無償で仕事をすることのデメリットやリスクについて、少しでも理解していただけましたでしょうか?もちろん、全てが全てデメリットばかりということではありません。

どんな所に新しいチャンスや出会いが転がっているかは分かりませんので、もしかしたら…ということもあるでしょう。

しかし、こうしたチャンスを手にするか損するか、見極めるべきは自分自身。

しかし基本的に、プロとして働く人は無償で仕事をする相手は、ビジネスパートナーとして相応しくないと考える人が多いようです。

プロに無償で仕事を依頼するというのは、まずビジネスの基本的な構造を理解していないと言うことになります。

無償で与えられるものに価値はつきません。

お金が発生するからこそ、互いに信頼関係を大切にしながら仕事という意識を持てるのでしょう。

後悔のないように、自分らしいワークスタイルを画一して無駄なく効率的に働いていきましょう。

無償で仕事をしているうちは、あなたの周りに価値を持った人も集まってこないと言うことです。

自分の仕事に良い評価や価値を与えられるか、それともマイナス評価を与えるか、あなたの一つの判断で大きく左右されるということを覚えておきましょう。