ひきこもりについてどのようなイメージを持っているでしょうか。

ひきこもりと言うとネガティブな印象があり、暗いイメージを持っている方が多いと思います。

ですが、ひきこもりはただ暗いからひきこもっているのではなく、何か理由があってひきこもっていることがほとんどです。

その理由が分かり、対処すればひきこもりを治すこともできるかもしれません。

子どもがひきこもりになってしまった、恋人がひきこもりになった、と悩んでいる方は、ひきこもりの原因にどのような性格があるのか、
どのような方法で引きこもりを治すことができるのかについて見てみることにしましょう。

原因と対策が分かれば、引きこもりを治すこともできるかもしれません。

諦めずに、まずは色々なことを知ることから始めましょう。

ひきこもりになりやすい性格とは?

ひきこもりは、誰もが鳴るというわけではありません。

ひきこもりになりやすい性格があり、以下の条件の当てはまるような子はひきこもりになりやすいと言われています。

もちろん、色々な精神的な作用が原因なので、必ずしも下記の特徴がある子がひきこもりになるわけではありませんし、

普段は明るくて利発な子でもひきこもりになることがあります。

下記の特徴は指標の一つとしてとらえてください。

おとなしくて優しい子に多い

まず、ひきこもりになりやすいのは、大人しくて優しい子です。

比較的、明るくて利発なこの場合には、外に向けて感情を発散することができるので、ひきこもりにはなりにくいでしょう。

そうした子がひきこもりになるときには、性格さえも変わってしまうようなショッキングな出来事があったときです。

大人しい子は、自分の主張を通すことが苦手なので、何か悩んでいることがあっても、それを自分の中にとどめてしまいます。

まして、優しい子では周囲を傷つけることを怖がるので、自分が本当に思っていることや、本当にしたいことを口にすることができないのです。

外に発散することができない思いが鬱屈して溜まっていくと、それが大きなストレスとなります。

そして、次第に人と会うことが辛くなっていってしまうのです。

相手のことを思っているからこそ、人との交流が苦痛になってしまうのですね。

人との交流が苦痛になってしまうと、最終的にはひきこもりになって、外部との交流を避けようとしてしまいます。

これが問題になるのです。

ネガティブ思考

ネガティブな思考の人もひきこもりになりやすいものです。

ネガティブで相手のことを信じられないので、人間関係を築くのが苦手です。

また、人と交流した後に「この人は自分のことを悪く思ったにちがいない」「もしかしたら嫌われたかもしれない」「笑われているかも」「悪口を言われているかもしれない」と考え始めると、人との交流などできるはずがありません。

人からの評判が気になって仕方ない上に、それが悪い方向にしか考えられないのは苦痛です。

そのため、苦痛の元となる人間関係を断ち切ろうとしてひきこもりになってしまうのです。

また、ネガティブ思考の人は、自分の対応に対する後悔も大きいものです。

人からの評判が気になるだけではなく、相手の言葉に対する自分の言動が正しいものであったのか、間違いがなかったのかということが異常に気になるのです。

そして、過去を振り返って、少しでもダメな点が見つかった時には、「こんな対応を取っていたら嫌われる」と悪い方向に感じてしまいます。

そのため、ひきこもって誰とも交流しない生活をしている方が楽なので、外部との交流を断ち切ろうという気持ちになるのです。

ひきこもりを治すためにやってみたいこと

ひきこもりを治すためにはどのようなことをすれば良いのでしょうか。

恋人や自分の子どもがひきこもりになってしまった場合に、一般的にとても有効な手段をいくつかご紹介します。

まずはひきこもりになってしまった場合には、これらの方法で相手の心を開かせることを考えましょう。

出てきてほしいとプレッシャーをかけるのは良くないので、以下にあるような方法を利用して、

少しずつ相手がひきこもりから脱してくれないか試してみると良いのではないでしょうか。

1.自分が愛されていることを理解してもらう

ひきこもりの人は、ほとんどの人が人間家系の煩わしさに悩んでいる状態です。

社会生活の中では絶対に人と関わらなければいけません。

その苦痛から逃れるために、外の世界をシャットアウトしてしてしまうのです。

人間関係に傷つく原因はいろいろありますが、相手から拒絶されたり、嫌われてしまったときに、心が深く傷ついて他者を拒むようになってしまうのです。

そのようなひきこもりの人には、愛しているということをきちんと伝えてあげましょう。

世界中の皆が嫌っているわけではなく、きちんと愛してくれる人もいるのだということを分かってもらうのです。

誰か一人でも受け入れてくれる人がいるということは、ひきこもっている人にとっては大きな救いとなるでしょう。

特に、家族の場合には「言わなくても家族として愛していると分かってくれている」と思ってしまいがちです。

ですが、外界をシャットアウトするようにひきこもっている人にとっては、家族の愛さえも疑わしいものです。

そういったときには、しっかりと愛していると伝えて優しい行動をとってみましょう。

相手にきちんと「愛されている」と言うことを理解してもらうことで、固く閉ざされた心が開かれるのではないでしょうか。

2.一人の人間として認めてあげる

ひきこもりの人には、一人の人間として認めてあげるということも大切です。

もちろん、深く傷ついている状態の人を、庇護して上げることは大切です。

ですが、自尊心が傷ついている状態の人を、ただ甘やかすだけではいけません。

一人の人間として尊重しているのだということを示してあげましょう。

特に、ひきこもっているのが小さな子どもの場合には、相手を子ども扱いして甘やかしたり、逆に、厳しくし過ぎてしまうこともあるかもしれません。

ですが、それでは、いつまでも自分のうちに引きこもったところから出てくることができないでしょう。

時には、相手を一人の人間として認め、話を聞いて、相手のことを尊重して上げることも大切です。

ひきこもっている相手だからと言って否定するようなことはせず、だからと言って甘やかしすぎることもせず、

しっかりと一人の人間として扱ってあげているというようなところを見せてあげてください。

3.一人の時間を作ってあげる

ひきこもりの時には、家族は焦ってたくさん話しかけようとしてしまうかもしれません。

それは、相手に引きこもりをやめてほしいからでもありますし、

相手がひきこもりをしている中で自分の殻に閉じこもってしまうのではないかと不安な気持ちがあるからでもあります。

ですが、それが逆効果になってしまうこともあるのです。

ひきこもりになってしまっている人間は、深く思い悩んで、色々なことに傷ついてしまっています。

その傷に苦しんでいるときに、誰かにひっきりなしに話しかけられている状態だと、精神が消耗してしまうでしょう。

悩んでいるときには、一人で静かに自分のことを考える時間を作ってあげることも大切です。

ひきこもりの時に一人きりにするなんて、と不安に感じることもあるかもしれませんが、ある程度話をした後には、少し自分一人の時間を作ってあげるようにしてください。

一人で色々なことを悩んで考えている時間が気持ちを落ち着かせ、引きこもりを解決してくれるかもしれないのです。

4.安心できる場所を作ってあげる

ひきこもりを治すためには、相手が安心できるような場所を作ってあげることが大切です。

ここにいれば大丈夫、ここに帰ってくれば怖いことなど何もないというように思ってもらわなければいけません。

ひきこもりの人は、人間関係から逃げるためにひきこもっていることがほとんどです。

どこにいても安心することができないような空間では、精神的に追い詰められてしまうでしょう。

そして、狭い世界の中に閉じこもってしまうようになるでしょう。

安心できる場所を作ってあげると、そこを足場のようにして、広い世界に出ていくことができます。

安心して自分の本音を話すことができ、そこでは悩みを忘れていられるような絶対的に安心の空間を作ってあげることで、

外で感じた人間関係の煩わしさや悩みを忘れることができるかもしれません。

ひきこもりの人にとって、安心できる場所がなくなってしまうような行動をとるのではなく、

むしろ、家の中や家族の中では心から安心することができるというような状態にしてあげてください。

もし、ひきこもっている状態の時に、家の中でも居場所を失ってしまったら、どうしていいか分からなくなってしまいます。

子どもや自分の家族がひきこもっているときには、どうしてそうなっているのか分らずにイライラすることもあるでしょう。

ですが、その気持ちを抑えて、家の中での居場所を失わせないようにすることが大切です。

5.子供の意見を共感してあげる

子どもがひきこもりになってしまったときには、子どもの意見に共感して上げることも大切です。

子供の意見に反論してしまうと、子どもにとっては味方がいないように感じてしまうのです。

親は、何があっても自分の見方でいてくれるという安心感があってこそです。

子どもが本当に悪いことをしたわけではなく、人間関係に悩んでひきこもりになってしまったときには、その意見に共感して上げることも大切です。

もちろん、親としてはひきこもりなどやめさせたいでしょうから、反論したくなってしまうこともあるかもしれません。

親の目から見ると、ひきこもりの理由が小さなものに思えてしまうかもしれません。

ですが、子どもが本当に悩んでいることを頭から否定してしまうと、子どもにとっては「誰も自分の気持ちを分かってくれない」「一人ぼっちの気分」になってしまうのです。

色々なことを話して、引きこもりをやめさせたいと思うのは当たり前です。

ですが、相手に共感してあげることで、子どもを安心させてあげることも必要です。

本人の気持ちを理解しておく

子どもの話を聞くときには、本人がどのようなことを言ってほしいと思っているのか、想像して聞くことができると良いですね。

子どもが味方になって星と思っているのか、喝を入れてほしいと思っているのか、

また、何に悩んでおり、ひきこもりの原因が何であるのかを理解しておかなければいけません。

ひきこもりの時には精神的に不安定な状態になっていますから、少しでも対応を誤ると、相手がさらに内に引きこもってしまう可能性があります。

相手に理解を示すような言動をとるように注意しつつ、相手の気持ちがどのようなものであるのか敏感に察知できるようにしてください。

6.ひきこもりを否定しない

ひきこもりを治したいからと言って、引きこもりを否定するのはしてはいけません。

確かに、ひきこもりは社会生活を適切に営むことができていないという点ではダメなことでしょう。

世間体も悪いですし、将来のことも心配になってしまいます。

それは、周囲の人間から見れば明らかなことです。

ですが、だからと言ってひきこもりを否定してはいけません。

ひきこもりを否定するということは、ひきこもることで自分の心を守ろうとしている人間そのものを否定するということになってしまいます。

ひきこもりを否定するのではなく、人間は時にはそんなこともあるというように話をするようにしてください。

「ひきこもりをするなんて人間の屑だ」「まともな人間ならひきこもりなんてしない」「みっともないことはやめなさい」と、

相手の人格まで否定するようなことを言うと、ますます自分の内にこもってしまうでしょう。

ひきこもりを見守るのは、見守る側としても辛いことがあるでしょう。

相手のことを責めたくなってしまうことも、諫めたくなることもあるかもしれません。

ですが、相手を否定しないことが大切なので、ひきこもりと言う行為を真正面から否定するような酷なことはしない方が良いでしょう。

きっかけを調べておく

相手にひきこもりを止めるように説得したい時には、ひきこもりの原因やきっかけを調べておくことが大切です。

それは、相手を説得するときに必要になる材料なので、必ずきっかけを調べておきましょう。

何も知らない相手に「ひきこもりをやめろ」と言われても反発を招くだけです。

何も知らないのに、相手のことを説得するのではなく、相手のことをしっかり理解できるように努めましょう。

何も知らないままに引きこもりをやめさせようとすると、相手にとってはひきこもりを全否定の言葉に思えてしまうからです。