会社に勤めたらいつかは辞める日がやって来ます。

30年前までは1つの会社に勤めたら、定年退職するその日まで勤め上げる人が沢山いました。

高度経済成長期は、どんどん経済のパイが多くなっていく過程でしたから、皆で一緒に幸せになろう!が可能な時代でした。

その後のバブル崩壊からの20年間、会社に勤め続けたくても高齢になった社員に適当な仕事を見つける余裕が無くなりました。

現在は定年退職まで1つの会社(もしくは1つのグループ会社)に所属し続ける人は非常に稀れな存在です。

会社に就職したら、いずれ遠からず自分から会社を辞める日が来る、自分から退職する日がやって来ることは誰にとっても非常に現実的です。

ほとんど皆が経験することになるであろう「自分からの退職」ですが、注意が必要です。

喧嘩別れするような退職は貴方の人生にとって決してプラスにはなりません。

退職理由は何が良いのか、上手に退職するポイントを説明しましょう。

会社を辞めたいと思っているあなたへ

「会社を辞めたい!」

いつの時代も、そう思っている人は多いです。

以前なら一杯飲み屋や居酒屋で、仕事のグチを言いながら同僚と酒を呑んでいるサラリーマンを多く見かけたものです。

2010年代に入って取られた各種アンケートでも、今の仕事や職場が好き!と答える人の割合は10%台、1割から多くて2割に留まります。

5割程度の人は好きでも嫌いでもないと答えます。

残り3割から4割の人は明確に「嫌い!」と答えるのです。

「仕事が嫌い、職場が嫌い」イコール「会社を辞めたい人」ではありませんが、潜在的に仕事を辞めたいと思っている人は、どこの職場でも3人に1人ぐらいは確実にいる計算です。

会社と個人は契約関係です。

終身雇用制が崩れた今、一生人生の面倒を会社が見てくれることも無くなりました。

貴方の人生の舵取りは、否応なく貴方の手の元にあります。

欧米のようにドライに、会社を辞めるべき時には辞める決断をして構ません。

ですが、会社を辞めたいと思ってこのページをご覧になっている貴方へ。

上手に退職するために、コレだけは抑えておいて欲しいことを説明します。

本音と建て前が大事


いくらドライに、会社を辞めることが普通の事になったからと言って、ずけずけ本音で物を言うのはご法度です。

本音と建て前の使い分けは退職においても大切です。

退職を告げる相手は、一時でも大切な時間とお金を共有した仲間達が今も働いている組織や人です。

喧嘩を売るような、捨て台詞を吐くような退職の仕方は絶対避けて下さい。

喧嘩別れの状態で会社を辞めると、いつまでも貴方の心の中に感情的なシコリが残ってしまいます。

それを「ナニクソ!」と反骨精神を出すためのエネルギーに変える人もいますが、短期間は頑張れても長続きしない事が多いようです。

仕事や事業が成功しても、家族と不和になったり若くして大病を患ってしまったりと良く聞くお話でしょう。

簡単に溶けない怒りは、貴方自身の身体や精神に大きなストレスになってしまうのです。

避けましょう。

それに人生はオンラインゲームではありません。

会社を辞めたからと言って、完全に関係が無くなる事はなかなか有りません。

皆、同じ日本の近い地域で生きている人間です。

ヒョンな所で気まずい再会が起きないとも限りません。

更に、会社を辞めたとしても多くの場合、似た業種の似た職種で仕事を続けることになるでしょう。

直接的では無くても間接的には必ず関係が出来るものです。

「あの人は、仲間としてやって来たのに、あんな捨て台詞を残して喧嘩したまま辞めてしまった人です。」
というような話が出回れば、貴方にとって良い事はありません。

最後だからこそ「本音」は一寸横において「建前」を上手に使いましょう。

下手な理由を言うとすぐバレる

「建前」が大事だからと言って、取ってつけた様な下手な理由を言うとバレます。

ウソをついているとバレれば相手は不信感を持ちます。

スムーズに退職する目的は果たせなくなります。

白々しいウソを言い募るあまり、喧嘩腰で退職を言い放ってその場を飛び出したりする事になりかねません。

会社に就職した時の事を思い出して下さい。

就職面接では、いかにこの会社に就職したいと思うか懸命に理由を考えてアピールしたはずです。

人生の多くの時間を使って必要不可欠なお金を頂く相手としてこの会社を選んだのです。

いい加減な軽い理由で辞めるのではそもそもバランスが取れません。

あとで解説しますが、皆がそれなら仕方がないな、と納得できる退職理由が5パターンあります。

その中から選びましょう。

特に奇をてらう必要はありません。

実際の退職理由がその通りならその通り使えば良いですし、そうでない場合も自分の状況に照らして一番無難な退職理由を選びましょう。

ウソと喝破されることなく円満に退職することができます。

会社に対する不満を言ってはいけない


辞めるに当たっては、会社や職場、上司、同僚に対して一言不満を言いたくなってしまうことも多いでしょう。

待遇や上司、同僚、仕事の方針に不満を持って辞める場合は尚の事です。

ですが、会社側から会社の問題点を指摘するよう請われでもしない限りは、不満を言うは避けたほうが良いです。

会社の問題点については場合によっては指摘するのも有りですが、上司や同僚など個人的な相手への不満については請われても言わないほうが得策です。

不満を言うと、せっかく用意した退職理由は「建前」で、この不満が退職する本当の理由なんだな、と100%先方に伝わってしまうからです。

建前の退職理由を告げて円満に会社を辞める、将来に禍根を残さないという目的が台無しになってしまいます。

会社に対する不満は、もし聞かれたら大枠の事についてサラリと答える程度にしましょう。

上司や同僚や職場の具体的な問題に対する不平不満は、退職を伝える場面ではご法度です。

あくまでも個人的な理由を伝える

あくまでも貴方の個人的な理由で辞めることを伝えましょう。

会社側に問題があるのではなくて、あなた側のやむを得ない事情で辞めるのであれば、会社側も引き止めようが有りません。

遺恨を持ってあなたが同業他社に行けなくなるよう回状を回すなどという嫌がらせをする事もありません。

気持ちよく送り出してくれるでしょう。

辞めた後に前の会社の悪口を言わない

一点気を付けてほしいのは、会社を辞める所までは完璧な建前を通していたのに会社を辞めた途端に、前の会社の悪口を言いまくる人がいる事です。

あなたの新しい職場の人達がどう思うか良く考えて下さい。

「この人は、一緒に働いていた人達や職場をこんな風に悪く言うんだ。私たちの職場を辞めて他の職場に行った時には自分たちもこんな風に酷い事を言われるんだろうな?」
首尾よく再就職した職場での前の会社の悪口は基本的にNGです。

中途採用面接でも辞めた前の会社の悪口はもちろんご法度です。

例外はもちろんあります。

前の会社のやり方の良くなかった点を踏まえて事例として説明して、改善案にまとめて提案するならば、逆に皆に喜ばれるでしょう。

前職の経験が生きる場面です。

悪口ではなくノウハウに昇華している点が重要です。

個人的な恨みつらみは、ビジネスの場ではマイナスにしか評価されません。

感情を外してノウハウ・知見・知恵のレベルに純化するよう心掛けましょう。

世間は意外と狭い

世間は意外と狭いのです。

同じ業界の別の企業に就職して前の会社の悪口を言っていると、遠からず前の会社に伝わることになります。

あなたが悪口を言っている事実を知ったら、前の会社の人達は相当に嫌な思いをすることは間違いありません。

えっ?「いい気味だ?」
そんな子供じみた事を言ってはいけません。

ビジネスの世界で敵を作って得することはほとんど有りません。

逆にマイナスなることばかりです。

特にあなた個人が1つの組織体を敵に回してしまう事は相当なリスクです。

これは別の業種に就職した場合でも起こり得ます。

ビジネスはクライアントとの良好な関係があってこそ円滑に回ります。

「あの人がこの案件に関わるのですか?それはちょっとご勘弁ください。」
などという事態が1回でも起きれば、あなたの新しい職場での信用・立場は大きく毀損してしまいます。

無用な敵は作らないことです。

悪口については「沈黙は金」が鉄則です。

円満退職をするための理由5パターン

お待たせしました。

これなら安心、円満退職ができる退職理由5パターンをご紹介しましょう。

1.家族の看病や介護

円満退職の王道として家族の看病や介護の為が挙げられます。

実際に高齢になった両親の介護の為に離職せざるを得ない人が増えています。

いわゆる「介護離職」です。

あまりに増えすぎて企業の活力・競争力が奪われている事から、厚生労働省も「介護離職ゼロポータルサイト」を立ち上げて介護を続けながら退職をせずに仕事を続けられるよう、大手企業を中心に強く要請・指導を始めています。

この退職理由を使う場合は、念のため、勤めている会社の介護離職対策の実情を確かめてからにしましょう。

全国規模に展開している大企業の場合、徹底した介護離職対策をしているため、負荷の低い(その替わりに給与が安くなる)職場や職種への転換を奨められてしまうかもしれません。

それは仕方がない、と誰もが思う

ですが、ほとんどの職場において高齢の両親の介護と、働き盛りのビジネスマン、ビジネスパーソンの両立は難しいのが実情です。

生き馬の目を抜くようなビジネスの世界の第一線で働いてもらいながら、両親の介護も同時にしっかり続けさせる、そんな役割を用意することは、普通の企業にとっては容易ではありません。

つまり、家族の看病や介護ならば、退職も仕方がないな、と誰もが思ってくれる可能性が高いのです。

2.家業を継ぐ

会社を辞めて家業を継ぐという退職理由も、当り障りのない完璧な理由です。

以前は長男次男三男と兄弟姉妹が沢山いる家庭が一般的でしたが、今は一人っ子、いても兄弟は2人ぐらいです。

実家が農業やお店をやっているのであれば、会社を辞めて家業を継ぐという理由は至って自然です。

家族構成や実家の元の家業によって使えない人も多いでしょうけれど、使い勝手が良い理由です。

会社が介護離職対策を強く打ち出している場合には、一番に使える方法かもしれません。

一点注意したいのは、この退職理由を使う場合は会社をやめて同じ業界の別の会社に移るとバレてしまう点です。

全然別の業界に就職するか、引っ越しをして別の町に移って就職するか、そういった工夫が必要になります。

3.キャリアアップしたい

キャリアアップをしたい!という退職理由は正攻法です。

終身雇用制が崩れてしまって、大企業が次々と斜陽になる様子を見て育ったビジネスマン、ビジネスパーソンにとっては、「キャリアは会社に依存せずに自分で築くもの」という思いが強いでしょう。

実際にキャリアアップするためであれば、その通り話しましょう。

本当は別会社から好条件でスカウトされて退職する場合であっても、この理由を使うことは可能です。

バカ正直に「協業他社にスカウトされました、新規事業を担当します。」などと言ってはいけません。

それでは今の会社に喧嘩を売っているのと同じです。

新しい会社で担う予定の役割を、自分がやりたい夢や起業プランに置き換えて話すと現実味が出ます。

以前から叶えたいと思っていた夢を話す

以前から叶えたいと思っていた夢を話す方法は誰もが使える正攻法です。

やめた後に実際に取り組む仕事や転職先の仕事内容を説明をする替わりに、あなたの夢を語るのです。

実際にやりたいと思っていた訳ですから真剣味と具体性を持って説明してくださいね。

夢幻のような夢では、一笑にふされてしまいます。

夢は大きくて良いのです。

辞める必要性を具体的に語るのです。

「この夢を実現する為に、今の会社を辞めて第一歩として◯◯をしたいんです。どうしてもやりたいんです。」

大真面目にやるつもりなんだ、と思わせることができれば成功です。

今のあなたの会社での評価が高いならば、惜しまれながらもエールを送って送り出してもらえる事でしょう。

起業プランなどを具体的に話す

もし起業する心積りがあるならば、起業プランも話してみましょう。

ただし、本当に起業する積りがある時に限ります。

あなたの夢が真剣で具体的であればある程、
「それなら支援・融資してあげよう!社内ベンチャー制度でベンチャー会社の社長になってみないか?」
などと誘われてしまう可能性があるからです。

あなたが本当にその起業をする積りであれば、独力で資金を調達して起業するより何十倍も有利なお話しです。

そのような申し出を断ることは、あまり普通ではありません。

よほど反骨精神が旺盛で独立自立でやっていきたい!というキャラで通っているなら不自然ではありませんが、そもそもそういう人物は会社に長く勤めたりしません。

方便で事業プランを語ることは避けましょう。

本気でやりたい場合、事業プランを熱く語りましょう。

4.女性の場合は寿退社

女性の場合の退職理由の花形は今も昔もやはり「寿退社」です。

「寿退社」は女性の場合でも既婚者は使えませんが「結婚して家庭に入ります!」は今でも円満退職の特効薬です。

具体的な結婚式の日取りが決まっていないと使えない訳でもありません。

・結婚が決まったので花嫁修業をしたい
・結婚相手の住む街に引っ越して結婚式を挙げる準備をする
などちょっと古風な女性像になってしまいますが、わざわざ結婚式の日取りまで捏造しなくても、結婚しますので退職しますは退職理由として使えるのです。

ですが、本当は寿退社でないのに寿退社を理由にする場合は、少し後ろめたい思いをする事は覚悟してください。

結婚は非常におめでたいお話です。

あなたが職場で余程嫌われたり孤立していない限りは、同僚や上司はお祝いをしてあげたいと思うものです。

盛大な退職送迎会が開かれるでしょうし、結婚式まで一緒できないけれど早めに結婚プレゼントなども用意してくれる職場がほとんどでしょう。

職場の女性社員には、結婚相手の男性について根掘り葉掘り聞かれるでしょうし、写メで写真も見せろと強くせがまれるでしょう。

もし方便として「寿退社」を使うのでしたら、これらの試練に耐える覚悟が必要です。

念のため指摘しておきます。

【寿退社するなら、こちらの記事もチェック!】

5.違う街に引っ越す

お勤めの会社が中堅・小規模企業の場合は違う街に引っ越す事になったから、という理由も使えます。

違う街に引っ越す理由についても工夫が必要です。

会社に通えなくなるほど遠方に引っ越す理由を考えるのは一苦労です。

共働き夫婦であれば夫の仕事の都合で引っ越すワザが使えます。

一人暮らしの場合は、介護が必要でないけれど高齢になった両親のそばに引っ越ししたいという理由が使えます。

現在実家住まいで家を出る場合は、違う街に引っ越すワザは理由として使いづらいでしょう。

実家に電話が掛かれば、実家が引っ越ししていない訳ですからすぐにウソとばれてしまいます。

また地方都市に住んでいる場合ば、日常生活で会社の誰かに見咎められてしまう危険性があります。

東京・大阪・名古屋・福岡あたりの大都市圏であれば実際に引っ越しをしなくてもバレにくいので使えます。

引っ越しを装う場合は、電話の扱いも工夫が必要です。

今住んでいる場所の固定電話がそのままでは、退職後何らかの理由で電話が会社から掛かってきてバレてしまう可能性があります。

面倒でも固定電話番号を変えるか、いっその事、近場で実際に引っ越しをするほうが良いでしょう。

みんなの退職の本音とは?

円満退職するのに役立つ退職理由5パターンを説明しましたが、みなさんの実際の退職理由はどうなのでしょう?

あなたが不満に感じている本音もこれから説明する中にきっとあるはずです。

1.給料が安すぎる

やはり退職したいと思う理由で一番多いのは、給与が安いことでしょう。

・自己実現のために仕事をする!
・お客さんに喜んでもらうために仕事をする!
・みんなのために仕事をする!

といっても、それは十分な給料を払ってもらうことが大前提です。

特に就職氷河期に就職した人や、運悪くブラック企業と呼ばれる会社に入ってしまった人の場合は、驚くほどの低賃金で長時間働かされている人もいっぱいいます。

実際にホワイトワーカーが転職することで年収がアップするデータがいくつも報告されています。

数値は転職斡旋会社や調査機関によって微妙に異なりますが、転職することで6割~7割の人達は年収がアップしたと答えています。
(逆に下がってしまった人も2割程は必ず出ます。)

年収のアップ率については、業種と職種によって大きな違いがあって一概に言えませんが、ざっくり年収にして最低でも10%以上はアップ出来ています。

「隣りの芝生は青い」ように見える時は、実際、業界の平均よりも給与水準が低いことが多いのです。

思い切って転職にトライしてみるのも一法です。

2.他の社員にいじめられている

あまり良い理由とはいえませんが、他の社員や上司のイジメにあっているせいで、会社を辞めたいと思うことも多いはずです。

最近子どもたちの間のイジメが深刻!と報道されて問題視されていますが、実際は大人の間のイジメのほうがずっと深刻です。

大人の場合は、利害関係がからむからです。

生殺与奪レベルの深刻さです。

もしあなたに原因がないのに社内でイジメにあっているのであれば、放置せずに社内の総務・人事に真剣に相談しましょう。

相談したことで更にイジメが悪化するようならば、そのような会社に務めること自体があなたにとってはレッドカードです。

めぐり合わせの問題かもしれませんし、相手が本当に極悪な人達なのかもしれませんが、あなたがコントロールできる問題ではありません。

揉めるだけあなたの貴重な人生の時間とエネルギー無駄です。

一刻も早く別の会社に移るべく具体的に行動しましょう。

次の食い扶持をなんとか見つけましょう。

その上で本稿の円満退職の理由の中から使える理由を選んでとっとと退職しちゃいましょう。
(どんなに酷い社内イジメにあっていても、次の食い扶持もない状態で辞めるのは避けてくださいね。)

3.入社時の話と全然違う

「入社説明や、面接の時の話と全然違う!」
新卒入社した若手社員の多くが入社して数ヶ月もしないうちにこういう感想を持ちます。

あなたも私も「本音」と「建前」を使います。

会社も同じです。

新入社員を獲得するためには、できるだけ会社の良い面、良い待遇についてアピールして、会社の欠点については隠そうとします。

それに、新入社員は採用されるまではお客さん扱いです。

人事担当者たちに懇切丁寧で親身な対応をしてもらって気分よく入社までする訳です。

ところが入社式を経過して辞令をもらって会社に入ったら、あなたはもうお客さんではありません。

身内、スタッフです。

特に現業部門に配属されでもすれば、猛烈なスピードでビジネスに取り組んでいる中にひよっこが入ってくるわけです。

仕事がやお客様が主要な関心事であって、新入社員のトレーニングや処遇は二の次です。

忙しい中堅社員は新人教育担当を任せられて、更に仕事が増えて不機嫌になったりもします。

というわけで、「入社時の話と全然違うじゃないか!」という感想はほぼ全ての新入社員が感じることなのです。

そういう場合はもう少し、できれば3年ぐらいは退職せずに頑張ってみてください。

3年頑張れば、入社時の話がそれほど違っていなかったと分かるレベルに成長出来ていることでしょう。

3年たっても「違う!」と思うなら会社を移ることを検討しましょう。

中には本当に入社時の話と、仕事内容や職場環境が違う事もあります。

いわゆるブラック企業というヤツです。

ブラック企業に就職した場合は3年頑張るなどと悠長な事を言っていてはいけません。

一刻も早く辞めるべきです。

1年もいると、ブラックな職場環境が普通の環境と思い込まされて洗脳状態になる恐れがあります。

4年も5年も場合によっては10年近くも奴隷のように働かされて、ボロ雑巾のように捨てられる事になりかねません。

まとめますと「話しが違う」には2パターンあるのです。

労働基準法に明らかに違反しているような長時間労働やサービス残業を求めたり、先輩や上司が恫喝したり暴力を奮ったり、そんな職場は一刻も早く辞めなければなりません。

そうでなければ、ある程度話しが違うのは当たり前のことです。

慣れるまで勤めてみましょう。

(どうしても話しが違うのは嫌だ!という場合は、学生の頃からインターン制度を設けている企業が結構あります。インターン制度で実際の職場を体験して会社を選ぶ、そういった方法も選べます。)

4.仕事内容に魅力を感じない

仕事内容に魅力を感じられないと嘆く人も多いです。

企業は様々な役割を組み合わせて1つのサービスを提供しています。

花型と呼ばれる部署・職種もあれば、単調でつまらないと思われる裏方的な部署・職種もあります。

つまらない仕事もなければ全体としてサービスを提供できなくなってしいますので、誰かがその役回りを任される事になります。

単調な面白みの少ない仕事は、多くの場合、新入社員や派遣社員に割り当てられます。

始めは仕事内容がつまらない!と思う事が多くても当然です。

いわゆる「見習い」「丁稚奉公」と呼ばれる状態と考えて下さい。

「自分は大学で最先端の科学技術を専攻して、請われてこの会社に入ったのに入社して今までやった事といえばExcelの集計とグラフ作成とコピー取りぐらいだ。」
と腐るのも分かります。

ですが見習い期間なのだと思いましょう。

先輩たちの資料作りの手伝いをしながら、部署の役割や外部の関係先、仕事の内容などを覚えていきましょう。

もし、あなたが高いスキルを請われてその会社に招かれたのであれば、そのまま放置しておく訳はありません。

必ずふさわしい役割が回ってきます。

リソースを無駄にしているような部署の管理者は、上からもしくは人事部からキツい評価が下ってしまいます。

「面白くない」にはもう一つパターンがあります。

以前は感じられたのに最近は魅力を全く感じられなくなってしまった場合です。

飽きっぽい人の場合もありますが、人間は誰でもずっと同じことばかり続くと興味を失ってツマラナイと思うようになります。

もしマンネリ感でどうしようも無くなってしまったら、仕事内容を改善できるならば改善提案を、それが無理なら正直にもう少し別の仕事を担当させてほしい旨、上司や人事と相談しましょう。

マンネリになってしまっては生産性も品質も劣化してしまいます。

まともは上司や人事ならば適宜ローテーションを考えてくれるはずです。

お願いしても、リソースの問題で配置転換も仕事内容の変更も認められなかったら?
その時は円満退職理由の出番です。

5.忙し過ぎる

「忙しすぎる!」

忙しすぎてプライベートに使える時間が全くない場合も退職したい理由としてはよく有ります。

猛烈社員、24時間戦えますか?から時代は流れて、最近は「ビジネスとプライベートのバランスをとって人生の幸せをつかもう!」と「ワークライフバランス」が叫ばれる時代になっています。

学校を卒業してから会社一筋で猛烈に働いて定年を迎えた頃には、仕事以外には何の趣味も残っていない。

あまりに家庭を顧みなかったので長年連れ添った妻にも離婚されてしまって子供も寄り付かない。

天涯孤独で老人ホームでポツンと一生を閉じる。

こんな団塊の世代の生き様には、今現役の人達の多くが拒絶感を持っています。

あまりに忙しすぎる職場は、やはり何かが間違っています。

あなたが何でも自分ひとりで抱え込んでしまう性癖があるなら改めましょう。

仕事は周囲とみなと協力して無理なく安定して実行するものです。

そのための企業組織です。

あなたに原因がない場合は、やはり円満退職を考えたほうが良いかもしれません。

6.サービス残業をさせられている

サービス残業をゼロにしよう!と叫ばれて久しい訳ですが、実態としてサービス残業はなかなか無くなりません。

特に業績が厳しい企業においては背に腹はかえられない!と無くすことが出来ません。

多くの企業では、出世して取締役になると残業の縛りがなくなります。

実質年俸制ですね。

この制度を悪用して実際は従業員の裁量しかないのに役員に昇格させて、サービス残業を強いる企業も問題になっています。

サービス残業があまりに多く常態化している企業の先行きは暗いです。

法の目をぬってサービス残業をさせている企業はモラルの点で問題があります。

どちらの場合も、円満退職を考えるべきでしょう。

7.会社の不正が目に余る

大企業から新興IT企業まで、長年の隠蔽事件が数多く発覚しニュースになっています。

会社の不正といってもレベルは様々ですが、企業のコンプライアンスが重視される現在、不正は大きなリスクです。

内部告発をするのも一法ですが、そのあと企業内で冷遇され続けることは間違いありません。

少し逃げになってしまいますが、円満退職で立ち去るのも一つの方法です。

8.同僚や上司と喧嘩をした

同僚や上司と喧嘩をしてしまったために辞めたいと思う、ということもあるでしょう。

ですが、傷害事件になるような喧嘩でもない限り、一寸頭を冷やしましょう。

時間をおいて後から考えてみれば、大喧嘩する程の問題では無いことがほとんどです。

時間をおいて今度はお互い冷静になって話し合いましょう。

一時の気の迷いで勢いで退職願いを出すなど愚の骨頂です。

控えましょう。

退職するときは計画立てて、あくまでも円満な退職理由で辞めるべきです。

円満退職で気持ちよく辞めよう!

円満退職で気持ちよく辞めましょう!
退職は、あなたの一生に関わる一大事です。

場合によってはウソも方便です。

退職理由は、次の会社に就職する際に必ず聞かれます。

もとの企業に理由を照会されることだってあります。

円満に辞めるにこした事はありません。

遺恨を残さず、爽やかに去りましょう。