「友達はたくさんいるけど、本当の友達は一人もいない」と思ったことはありますか?
SNSの連絡先を知っている人が100人いようが、親友と呼べる人がいないということは現実に起こり得ます。
なぜなら本当の友達は、ただの知り合いでも、コンタクト先を知っている人でも、毎日顔お合わせる状況だから一緒にいる人でもないからです。
では、本当の友達とは一体どんな人のことなのでしょうか?
そして自分もそんな友達を持つことはできるのでしょうか?
これから見ていきたいと思います。
あなたの本当の友達は誰ですか?
あなたには親友と呼べる友達がいますか?この質問を考えた時に、何人の顔と名前が浮かんだでしょうか?
そもそも友達ってなんだろうと考え込んでしまった人もいるかもしれません。
幼馴染、学校のクラスメイト、部活が一緒だった人、バイト先の人、大人になってから共通の趣味を通して知り合った人、会社の同僚や上司など、自分の人生を振り返って見ると、その時々で一緒に過ごす時間が長い人や、ご飯を食べる機会が多い人など色々います。
しかし、それは同じコミュニティーに属していただけなのか、それともそこを離れても繋がっているのか、自分にとって大事な人でも相手はどうなのかなど、どんな人を友人と呼べるのか考えてしまいますよね?
辞書によると、友達とは「互いに心を許しあって、対等に交わっている人」「一緒に遊んだり喋ったりする親しい人」と定義されています。
簡単にまとめられてはいますが、やはり友達というには、心の繋がりと交流の両方があることがわかります。
さらに本当の友達となると、もっと奥深い繋がりがあることを期待しますよね?
友達が多い事が良い事ではない
友達が多いことには、もちろんメリットがあると思いますが、友達の数が多いからといって、良い友達を持っていることは同じではありません。
それこそ友達リストや、携帯の連絡先に何百件と名前が並んでいたとしても、その人たち全員と気が合うわけでも、会って話したいと思うわけでもないでしょう。
中には直接話したことさえない人がいるかもしれません。
さらに、その人たちのうち何人が、あなたが寂しい時に、それに気づいてそばで支えてくれるでしょうか?
また、あなたの幸せを心から願って応援してくれる人はどれくらいいるでしょうか?
もしかしたら、何百件のうち1人か2人しかいない可能性もあります。
しかし、その1人の友達がいてくれるなら、あなたは満たされるかもしれません。
ですから、友達は数ではなく、質が大切なことがわかります。
”友達”をたくさん作るなら、自分が人気者のような気分になったり、人からかもそう思われ、称賛されるかもしれませんが、それらの人たちが友達の役割を果たしてくれないなら、それは知り合いがたくさんいるだけで、本当の友達がたくさんいるわけではありません。
本当の友達は掛け替えがない
名ばかりの友達とは違い、本当の友達はあなたの人生を豊かにしてくれます。
一緒にいると勇気が出たり、新しいことに一緒にチャレンジしたり、あなたを成長させる力を与えてくれるでしょう。
さらに、辛い時には悲しみを共有してくれ、慰め支えてくれます。
そして何より一緒にいると楽しい!これこそが友達です。
本当の友達は、掛け替えのない存在なのです。
ですから皆が本当の友達が欲しいと願うのでしょう。
本当の友達ってどんな存在?
本当の友達と呼ぶには、実際に友としてあなたに良い影響を与える人であることを、行動によって実証している必要があります。
さらには、あなたがその人のことをどのように感じ、その人と一緒にいるとどんな気持ちになるかも、本当の友達か、それともただの知り合いかを見分けるポイントになります。
これから具体的に見ていきましょう。
いつでも連絡出来る
「私のこと覚えているかな?」「急に連絡したら迷惑かな?」と思うようでは本当の友達ではありません。
人間関係を築く基本的なことは、コミュニケーションです。
お互いに自分に起きた出来事や、その時に感じたこと、心の中にあることまで、話したり聞いたりし会いながら人間関係を深めていくのです。
それなのに、連絡してみたら番号が変わっていたなんてもってのほかですし、連絡することをためらうようでも、信頼関係を築いているとは言えません。
一度築いた友情でも、会話や気遣いを示し合うことによって育てていくものです。
ですから本当の友情と言えるのは、毎日連絡を取る必要はありませんが、ある一定のペースで連絡を取り合い、交流することをお互いが楽しみにしている状況なはずなのです。
大変な時に助けてくれる
「真の友はどんな時にも愛し続けるものであり、苦難の時のために生まれた兄弟である」という格言がありますが、本当の友達は、良い時だけではなく、大変な時や苦しい時もそばにいて支えてくれます。
自分が益を受けることだけを考えている人なら、羽振りの良い時や、良いコネクションを持っている時だけその人と仲良くして、自分にメリットがなくなったら、すっと離れていきます。
こういう経験はよく聞きますよね?
友達だと思っていた人が、状況が変わった途端、手のひらを返したような態度を取り出すと、その人の本性が見えがっかりするかもしれません。
しかし、そんな損得勘定抜きに、状況が悪くなってもずっと友として、以前と同じように接してくれる人もいるでしょう。
むしろ大変な時だからこそ親身になって支えてくれる人は、真の友といえます。
ダメな事は怒ってくれる
本当の友達は、あなたの人生が成功することを心から願っています。
ですから、あなたの感情を害することを恐れて、悪いとわかっていることをそのまま見過ごしたり、どうなっても良いと考えて、何も言わないということはありません。
むしろ、多少の衝突が起ころうとも、あなたが気づき、あとで傷ついたり後悔しないように率直な助言を与えてくれるはずです。
親が子供を時には叱りながら、正しい方向へ導き、立派な大人になるように育てることと似ているかもしれません。
その人の本当の益を考えるなら、「自己責任」という言葉で片付ける前に、腹を割って叱ってくれたり、あなたが進むべき正しい道を繰り返し説いてくれるでしょう。
愛の反対は無関心と言いますが、どうなってもいいと思っていれば、言いにくいことや、聞きづらいことは言わないことでしょう。
でも、本当にその人のためを思うなら、多少言いにくいとしても、ダメなことはダメと言ってくれるはずです。
一緒に喜んでくれる
感情を共有できることは、友達の条件ともいえます。
嬉しいときは一緒に喜んでくれ、悲しいときは一緒に泣いてくれるなら、本当に自分の気持ちに寄り添ってくれるのだと感じられますよね?
残念なことに、嫉妬心から人の成功を素直に喜べなかったり、自分の方が上でいたいという自己中心的な考え方をしてしまう人も中にはいます。
もちろん誰しもがそのような一面はあるかもしれませんが、本当の友達なら、最終的には心から一緒に喜べるはずです。
信頼関係で結ばれている
信頼関係無くして真の友情は成立しません。
例えば、友達だと思って何かしらの秘密を打ち明けたとします。
それが次の日にみんなに知れ渡っていたり、噂話として人の口から入ってきたら、その人に対する信頼は打ち砕かれ、もう友達でもなんでもないと思うことでしょう。
悩みや心配事はもちろん、恋愛の話、生い立ちや将来の夢など、それぞれ心にしまっていることがあると思います。
そして、絶対に人に言いふらしたりはしないという確信がもてないと、そのような深い話はしないですよね?
でも、心の内を全て話せないなら、真の意味で支えあったり、本当に役立つアドバイスをしてもらったり、感情を共有することはできないのではないでしょうか?
つまり本当の友達になるには、絶対にその人は自分の話すことを言いふらしたりしないという信頼関係がなくてはならないのです。
さらに、ただ言いふらさないということだけでなく、自分の幸せを心から願ってくれていること、裏切らないことなど全ての分野で信頼できることも大切です。
本当の友達か見分ける方法
ここまでで、本当の友達とは、いつでも連絡できて、大変な時には助けてくれて、ダメなことは怒ってくれて、嬉しい時は一緒に喜んでくれて、深い信頼関係で結ばれている人だということがわかりました。
あなたには、そんな友達はいますか?
あなたの知り合いリストにいる人の中で、誰がこの条件に当てはまるか見極めたいと思われたことでしょう。
ですから、本当の友達かどうかを見分ける方法をご紹介したいと思います。
真の友の定義とも言える枠組みを知ることができましたが、本当の友達ならどんな言葉をかけて、どんな行動をとるか細かいシチュエーションに分けて考えたいと思います。
また、本当の友達といるなら、あなたがどんな気持ちになるかも一緒に見ていきましょう。
そのように、日々遭遇する具体的な場面を思い描きながら、自分が友達だと思っている人がどんな行動をするかを思い返したり、観察するなら、本当の友達を見極めることができるでしょう。
相手の行動・言動から見分ける
人の言動には、その人の心の中にあることや、考え方が現れます。
少しの時間は、いい人のふりをしたり、心にもない優しい言葉をかけたりできるかもしれませんが、一緒にいる時間が長くなったり、ふとした出来事を通して嘘はバレてしまうことでしょう。
ですから、付き合いを重ね、様々なことについて話し合ったり、第三者を交えて会話をしたり、いろんな場面に遭遇する時の言動をチェックするなら、どんな人を友達とするべきか見えてきます。
早速身近にあるシーンで考えていきましょう。
会う為に少しでも時間を作ってくれる
今は誰しもが忙しい暮らしをしています。
ですから何かをしようと思った時に「時間がない」ということは当然起こり得ます。
でも、大事なことのためなら時間を作るのではないでしょうか?
例えば、具合が悪くなったら、お医者さんに行く時間を作りますし、仕事でも優先順位が高いものはなんとか時間を作り出して終わらせますよね?
さらに、最近気になっている人にデートに誘われたら、どんなに忙しくても、会える時間を作れるように、物事を調整するのではないでしょうか?
このように時間の使い方は、その人の関心事や、大事にしていることが現れます。
ですから、「会いたい」といった時に、「最近忙しくて時間がない」という返事しか帰ってこないなら、その人の中であなたの優先順位は低いと言えるでしょう。
あなたのことを大事に思っている本当の友達なら、どんなに忙しくても、少しの時間でも会えるようになんとか時間を作り出してくれるはずです。
久しぶりに会っても変わらず笑い合える
血の繋がった家族とは、たとえ長い時間あっていなかったとしても、昔一緒に暮らしていた時の関係性が変わることなく、久しぶりにあっても、時が戻ったかのように楽しく過ごせますよね?
本当の友達も同じです。
心から分かり合えた間柄になると、家族に似た感覚になり、数年ぶりの再会だとしても、昔と同じように気持ちが通じ合い、自然と笑い合えます。
構えることがないというか、力まないというか、お互いに自然体にいられるのです。
さらに、お互いを大切に思っているからこそ、会えるだけで幸せな気持ちになり、一緒にいることを心から楽しめるので、笑顔がこぼれるのでしょう。
2人だけの秘密を洩らさない
秘密を守れるかどうかは、その人が信頼できるか人かどうかを判断する上でとても役立ちます。
秘密を知ることは、その人を特別な気持ちにさせ、優越感さえ抱くかもしれません。
そして残念ながら、その秘密を知らない人に話したくなる衝動にかられるかもしれません。
しかし、秘密を漏らされた方はどんな気持ちになりますか?
ひどく裏切られた気持ちになり、とても落ち込みますよね。
ですから、どんな小さなことであっても、二人きりで話したことを絶対に人に言わないかどうかは、本当の友達になれる人かどうかを見分ける良い方法と言えます。
さらに、自分の秘密だけでなく、他の人の秘密をあなたに話すような人にも注意が必要でしょう。
他の人の陰口を言ったり、噂話をしたり、「絶対に内緒だよ」「あなただから話すね」と、人の秘密を話す人は、あなたの秘密もそのように他の人に話していると想像できますよね?
自分の意見を言ってくれる
なんでもあなたの意見に合わせたり、あなたのいいなりになる人は、本当の友達ではない可能性が高いです。
誰にでもよくない面はありますし、悪気はなくても失礼なことをしていたり、勘違いから人を不快にさせていることもあるでしょう。
そんな時に、本当の友達は「それはおかしいと思う」「そうするのはやめた方が良い」などと、はっきりと教えてくれるます。
意見をすることで、あなたが嫌な気持ちになったり、自分を嫌いになるかもしれないことがわかっていても、あなたを本当に大事に思うからこそ指摘してくれるのです。
人から言われないと気づかないことや、直せないことはたくさんあります。
ですから厳しいことであれ、率直に、しかも直接あなたに意見してくれる人は大事にしましょう。
その人のおかげで、視野を広くし、成長することができるからです。
困っている時に助けてくれる
本当の友達は「大変な時に助けてくれる」ということを先ほども考えましたが、助け方にも友情が現れます。
例えば、予期しない妊娠をして困っているいるとします。
その時、「なんでそんなことになったのか」「だからあんな男性はやめた方が良いと言ったのに」などと、あなたを批判したらどうですか?
その人の言うことはもっともかもしれませんが、助けられるどころか、惨めな気持ちになるだけですよね?
もしくは、自分が男性に話してくると、問題に入り込み、その人の思う仕方で解決しようとされたらどうでしょうか?
やはり、状況がより悪くなるだけですよね?
これは、助けようという思いがあるが、自己満足的な助け方をしている例です。
本当の友達なら、こんなやり方ではなく、まずあなたの話をじっくり聞いて、不安や心配を全て受け入れてくれることでしょう。
そしてあなたを否定したり、自分が入り込むのではなく、あなたが問題を解決できるように、励ましたり、必要なサポートを与え続けてくれます。
この例からわかるように、困った時に見捨てるの人は、友達として論外ですが、本当の友達なら、辛抱強く、本当にあなたが納得できる形で解決するのを助けてくれるのです。
冗談を言い合える
冗談を言い合えて、笑いあえるには、お互いのことをよく知っている必要があります。
その人にとってタブーは何か、言われたら嫌な気持ちになるツボはどこかを知らないと、何気ないことでも、言われた方は傷ついてしまう可能性があるからです。
また、冗談のベースに愛がないと、辛辣な言葉に変わってしまうこともあるので、気をつけたいですね。
さらに、笑いのツボも心得ておく必要があります。
人によって面白いと感じることは違いますよね?
話している本人は笑っていても、どこが面白いのかわからなかったり、愛想笑いのような乾いた笑いしか出ないなら、その時間は苦痛に変わってしまいます。
ですから、冗談を言い合える仲というのは、それなりの時間を一緒に過ごし、共通の感覚を持っていることをお互いがわかっていることですので、本当の友達と言えるでしょう。
欠点を指摘してくれる
本当の友達とは、あなたが人として成長するのを助けてくれる人です。
そのために、率直なアドバイスをしてくれます。
なんでも”いいよいいよ”とあなたを甘やかしていると、あなたのためにならないことを知っているのです。
子供や後輩を育てる時もそうですよね?
ダメなことはダメときちんと怒ったり、違うことは直すように教えてあげないと、わがまま放題で、能力に欠けた、人から嫌われる人になってしまいます。
さらに、悪い友達なら、あなたが低いレベルに留まっていることを心地よく思い、問題から目をそらすように仕向けたり、ダメなところを受け入れるような発言すらするでしょう。
しかし、あなたが人として成長することを望んでいるなら、直すべきあなたの欠点や、目標を達成するために努力すべきポイントを指摘してくれます。
ですから多少耳が痛いことをいう人であっても、その人といることによってあなたにプラスの影響があるなら、その存在に感謝して、友達とすることができます。
あなたの喜ぶ事をしてくれる
好きな人や大事な人の喜ぶ顔を見たいと思います。
さらに彼らが嬉しいと自分も幸せな気持ちになるのではないでしょうか?ですから、本当の友達ならあなたが喜ぶことをしてくれます。
それは何も高価なプレゼントということではありません。
日頃の感謝をカードで伝えてくれたり、そばにいて欲しい時に駆けつけてくれたり、ぎゅっと抱きしめてくれたり、あなたに関心を持っているので、些細なことでも、あなたが必要としていて喜ぶことをわかってくれて、それを実践してくれるのです。
一緒に悩んでくれる
悩みがある時に、話を聞いてくれて、一緒に悩んでくれ、解決できるよう助けてくれる人は本当にありがたい存在ですよね。
もし本当の友達でないなら、あなたが「悩みがあるの」と言っても、話を真面目に聞いてくれようとしなかったり、面倒がって、あなたと距離を置きだすかもしれません。
それは、あなたから自分が益を得ることしか考えていない証拠でしょう。
しかし本当の友達は、辛い時こそあなたの側にいて、助けようとしてくれるはずです。
自分の深層心理から見分ける
どんな行動を取るかによって、あなたのことを本当に大切に思ってくれている真の友達か、そうでないかを見分けることができることがわかりましたね?
本当の友達とは、自己犠牲的で、利他的な言動によって、あなたを大事に思っていることを示してくれる人でしたね。
では今度は、あなたが一緒にいる時にどう感じるか、また友を必要としている時に浮かぶ顔など、あなたの深層心理に迫って、本当の友達が誰かを見分けていきたいと思います。
沈黙になっても心地よさを感じる
「沈黙かどうかも感じないのが他人、沈黙が苦しいのが知り合い、沈黙が気にならないのが友達、沈黙すら心地よいのが親友」と言っている人がいましたが、この考えに同意される方も多いのではないでしょうか?
知り合い程度だと、何か話さないとと一生懸命話題を探しますが、信頼関係ができ、気を使わない間柄になればなるほど、沈黙が怖く無くなります。
沈黙がただ気にならないだけではなく、何も話さなくても、ただ一緒にいるだけで居心地が良いと感じるほどの人は、家族のような存在なのでしょう。
そんな友達を見つけられた人は、その存在のありがたさを至る所で感じていることでしょう。
助けて欲しい時、一番に顔が浮かぶ
助けて欲しい時に顔が浮かぶ人は、絶対に助けてくれるという確信がある人ですよね?つまり、あなたが心から信頼している人と言えます。
「真の友は苦難の時に生まれた兄弟である」という格言を前にもご紹介しましたが、ピンチの時に助けてくれるのは、本当の友達だけです。
口にはしないが信頼している
世の中で、心から信頼できる人というのはそれほど多くありません。
もしかしたら、家族であっても心を許せない人もいるかもしれないほどに、この世の中は愛が冷えたり、人を裏切ることが普通になってきてしまっています。
だからこそ、あなたが信頼できると感じられる人は、大事にしないといけません。
そして自分も、その人にとって信頼の置ける人になれるように努力する必要があります。
そのようにお互いに信頼できる存在であることを態度で示し続けることにより、より深く信頼し合い、お互いを支え合うことができるでしょう。
怒ってくれた事に感謝を感じる
どんな動機で語られた言葉かというのは、言われた方はダイレクトに感じるものです。
ですから、欠点を直すように指摘されたり、自分の意見に反対意見を唱えたり、ダメなところを怒ってくれた時に、最初は受け入れ難く感じたとしても、最終的に「言ってくれて本当に良かった」「自分には必要な言葉だった」と感謝の気持ちがわくなら、その言葉をかけてくれた人を、本当の友達とみなしましょう。
大人になったら特に、あなたを本当に気遣って怒ってくれたり、注意してくれたり、アドバイスをしてくれる人は少なくなります。
しかもそのアドバイスが本当にあなたのためになったと自分で感じられるなら、その言葉をかけてくれた人には、愛と知恵があります。
そんな貴重な存在を、自分の薄いプライドや、愚かさで失うことのないように気をつけましょう。
頻繁に連絡しなくても何ともない(良い意味で)
毎日連絡を取り合っていないと不安になるようでは、お互いを信頼し、尊重し合っている人間関係を築けているとは言えません。
友達の価値も、数ではなく質であるのと同じように、無意味な連絡を数多くとったとしても、深い人間関係で結ばれているということにはなりません。
むしろ、頻繁に連絡は取らないとしても、良い意味でなんとも思わない方が、心の距離は近い場合が多いです。
マメに連絡を取り合っていなくても、大切な日には連絡をし合ったり、何かあれば一番に知らせ合うなど、お互いに大切に思っていることが伝わるようなコミュニケーションが取れていれば、何も心配することなく、きっと元気にしているだろうと安心していられるのです。
素の自分をさらけ出せる
素の自分、ありのままの自分を出すことができない、もしくは出したら嫌われるのではないかと悩む人がいます。
人間関係で傷つくことも多いので、いつのまにか遠慮したり、気を使うことに慣れてしまって、自分はどう思うかということより、角が立たないように振る舞うことがあなたの価値観になってしまっているのかもしれません。
しかし、それでは、自分に嘘をついたり、無理をしている状況なので、いずれ疲れてしまいます。
素の自分とは、小さい頃に、誰の目も気にせずにとっていた行動と言えるでしょう。
ただ大人になると、子供の頃とは違い、色々なことが見えてきますし、周りと調和することのメリットも理解します。
ですから、大人になってから素の自分を出せるとは、子供のように振る舞うことではなく、あなたが無理をせず、ずっと一緒にいても疲れない状態のことをさすと考えられます。
誰かと一緒にいて、素の自分なんて言葉が浮かばないほど、自然体で過ごせるなら、その人はあなたの友達になれる人でしょう。
一緒に居るだけで楽しさを感じる
本当の友達といると、何か特別なことがなくても、素敵な場所に行かなくても、面白くないことがあっても、とにかく楽しめます。
プラスアルファーがなくても、その友達そのものがスペシャルなので、一緒にいるということだけで全てが満たされてしまうのです。
自分もリラックスしていますし、気を使うことも、裏切られるのではという心配も、怒らせるのではという不安もないので、心の底から楽しむことができるのです。
だからこそ、本当の友達との友情は長続きし、どんな時でも会いたいと感じ、言葉では表せないほども幸せを与えてくれるのでしょう。
感覚が似ていると思う
「似た者同士」が仲良くなると言われることが多いですが、親友と呼べる人には何かしらの共通点があります。
”性格が真逆なの”というような親友同士でも、他の人から見たら、似ていると感じることもありますよね?それは価値観が同じであるからでしょう。
性格・関心事・趣味・目標などが異なっていたとしても、道徳的・倫理的信念という価値観が同じなら真の友となれます。
よく結婚生活でも、価値観の相違で続かなかったと聞きますが、親友も人生を共に生きていく存在になるので、価値観が違うとうまく行かなくなります。
ですからその辺の感覚が自分と似ていると感じる人を親友とするようにしましょう。
本当の友達は宝物のような存在
いかがだったでしょうか?
本当の友達は、人生をより豊かに、より楽しいものにしてくれる、あなたにとってかけがえのない存在になることが改めてわかりましたね。
だからこそ、心から信頼できて、どんな時にも支え合い、喜びを共有できる友達を見つけたいと思いますよね?
友達は宝のようなものなので、探すには努力が求められますし、時間がかかるかもしれません。
しかし、努力して探す価値はあります。
ですから今日一緒に考えた、本当の友達を見分ける方法をよく復習して、今までいる知り合いの中からでも、新しく出会う人の中からでも、あなたにとって宝物となる、本当の友達を見つけられることを心より願っています。