友人や会社の同僚、上司、先輩、後輩と、自分の周りにめでたく結婚の決まったカップルはいませんか?心から祝福するためにもお祝いのプレゼントは早めに渡しておきたいところですね。

しかし、最近は近所付きあいが減り、こういった冠婚葬祭ごとのしきたりやルールに全く疎くなってしまっている傾向にあります。

結婚のお祝い品っていったい、いくらくらいのものを用意すればいいのか、どんな品物ならば相手に対して失礼に当たらないのか、祝い事だけに犯してはいけないルールがあるのだろうか、などなど。

切り詰めていったら、案外、分からないことだらけなのですよね。

そこで、今を生きる人たちに結婚祝いのプレゼントの事について色々と紹介していきたいと思います。

晴の舞台の二人を祝うに当たって、粗相のないマナーを身に着けておきましょう。

結婚祝いのプレゼントを選ぶ前に知っておきたいこと

古来より日本では、目出度い席である婚儀に関しては、格式と伝統を重んじる傾向があります。

その中にはやっていいことと悪いことの区別がはっきりとつけられていました。

祝言の席で粗相を起こし、そのお家に不幸や災いが起こらぬように配慮した名残が今も残っているのです。

そんな中の一つが贈り物を渡す上での、決まり事ですね。

では、昔と今とではプレゼントの渡し方に大きな違いが出来ているのでしょうか?一つ一つ見ていくことにしましょう。

1. 渡すタイミングはいつ?


結婚を控えたお二人に、お祝いのプレゼントを渡したいのですが、さて、いざ渡すとなると考えてしまいますね。

渡す時期、タイミング、暦の上で何か気にすることがあるの?などなど。

気にし始めたらますます気になってしまってこちらの身動きが取れなくなってしまいそうですね。

一般的には結婚されるお二人の結納が済んで結婚式をあげるまでの間に直接、届けに行くのがベターだと言われています。

もしくは、式をあげる一週間前までには渡しておくべきところでしょう。

これは結婚式を挙げた事のある方ならば、良く分かる判断だと思います。

とにかく、式を挙げるまでの前日まで、忙しいといったらありません。

式の諸々の打ち合わせにこれほど時間を割かれるとは思いもよらなかったでしょう。

また、当人たちが結婚式を挙げるまでにご挨拶を済ませておかなければいけない人も大勢います。

それ以外にも新居のこと、新婚旅行のこと、結婚道具のことなど、数え上げたら切りがありません。

また、結納が無事に終わってもいないのに、気が早い人は早ければいいだろう、と相手の都合も考えずに渡してしまおうとする人もいます。

これもよくありません。

何らかの理由で二人の結婚が破棄されてしまう事もあり得ます。

だから、最低でも結納が済むまではじっとしていなければなりません。

このように、お祝いのプレゼントを渡すだけでも、渡す方といただく方との忙しさの密度が大きく違っていることに注意する必要があるということなのです。

その他にも二点ほど、注意しておいた方がいいことを紹介しておきますね。

1. カレンダー的に良い日は?

お祝いの品のプレゼントですから、常識をお持ちの方であれば、大安吉日などの縁起の良い日に届けに行ったほうがいいのではないか?と思われることでしょう。

確かに、日本ではこだわり過ぎるくらい、縁起を担ぐ風習があります。

わざわざ、大安の日を狙って何かをする、という感じです。

果たしてこの大安狙い、本当に意味があるのでしょうか?

まあ、事の信憑性についてはさておき、ここはやはり結婚する当人たちの都合、スケジュールを最優先にして行動するべきではないでしょうか?
先程も書きましたように、結納から式当日まで、当人たちにとったら息つく暇もないくらい、スケジュールが詰まってきます。

いくら、結婚祝いの品を届けに来てくれるからといって、大安の日を狙ってばかり来られたのでは、こちら側の予定が立たなくなってしまいますね。

よって、結婚祝いのプレゼントを届けに行くのは、相手の都合を聞いてからにしましょう。

旧暦による縁起の事を気にされる方もいるでしょうが、主役は結婚される両人です。

こちらは脇役だと思って動くことですね。

2. 結婚式当日はNG?


結婚式の当日に結婚祝いの品物をプレゼントしようとする方もいらっしゃるかも分かりませんね。

遠方からやって来た身なので、当人たちに中々会えないが為の行動かもしれませんが…。

これは、やはり当日に渡すということは差し控えるべきでしょう。

結婚式当日に式を挙げた両名に自由な時間などありません。

式を挙げる何時間も前から会場へ入って髪合わせや衣装の着付けに入ります。

多くの出席者たちと挨拶も行わなければなりません。

式と披露宴が終わったら、二次会や三次会で引っ張られます。

とても夫婦二人でくつろげる時間などありません。

そのような時にいくら小さ目の大きさのプレゼントを渡されてもろくな挨拶もゆっくりできないでしょう。

全てにおいて逆効果になってしまうのです。

なので、直接、届けたい場合は二人が新婚旅行から帰ってきて新居に入って落ち着いた頃合いを狙って伺った方がタイミング的にはいいのではないでしょうか?

不思議なもので式の前日までは、あんなに忙しかったのに新婚旅行から帰ってきて1週間もたてば、嘘のようにひっそりとしてきます。

伺うならこのタイミングでしょうね。

双方とも落ち着いてゆっくりとした時間を味わえるでしょう。

2. 渡し方にも気を配ろう

結婚祝いとはいえ、そんなに肩ひじ張るほどのプレゼントでもないから、ブラッと行ってサッと渡してきて帰ればいい、なんて考えている方がいるとしたら、ちょっと考え直してもらいたものです。

例え、プレゼントする品物が高価なものでないにしろ、受け取る方は一生に一度だけの(?)イベントに関する来訪客です。

それなりの応対も必要になってきます。

それと、渡す時の場所や周囲の雰囲気にも配慮が必要になってきます。

もしかしたら、仕事仲間にも知らせていない、秘密の結婚なのかもわかりません。

結婚に関することは、当人が堂々と周囲に公表していればいいですが、中には公表できずに当日を迎えられる方もいるかも分かりません。

思いやりと配慮が欠けてしまうと、とんでもない事態に陥ってしまう可能性も結婚にはあるのです。

なので、当人たちとしっかり連絡を取り合って、いついつのどこで待ち合わせて、という感じで行いましょう。

せっかくの結婚を祝う気持ちが逆効果になってしまっては、元も子もないですからね。

3. メッセージを添えよう

結婚祝いのプレゼントには気の利いたお祝いのメッセージを添えて渡すと、祝福ムードに更に華が加わることになるでしょう。

女性が品物をみつくろって選んだ場合は、このようなサービスは容易に考えつくことだと思います。

問題は男性です。

男性がプレゼントを選ぶと、お目当てのものを探し出すのに必死で、買い物ができたことだけに専念し過ぎる事になりかねません。

すると、メッセージを添えるという付加価値をきれいさっぱり忘れ去ってしまうことになります。

もし、買い物に不慣れな男性が結婚用のお祝いのプレゼントを選ぶのなら、買い慣れしている女性に相談して、何なら一緒に着いていってもらって選んでもらった方が無難でしょう。

やはりショッピングにかけたら女性の方が圧倒的に男性よりもセンスが上手ですからね。

4. のしの書き方のルール

結婚祝いのプレゼントを買い物するときには ,店員さんも「贈り物用ですか?」と、聞いてくれると思います。

でも、あくまでこちらが気を使って用意するようにしましょう。

他人任せのサービスなってしまうと思わぬ不備に後から気付いたりすることもありますので。

まず、のし紙の上段には「寿」と書いてもらいます。

下段には自分の名前をフルネームで入れます。

贈る人が連名の場合は3名までなら縦書きで並べて書きます。

3名以上となった場合は代表者の名前のみ下段に書き込み、他の人達の名前は「外一同」と書かれた紙を別途用意してプレゼントの包装に添えるようにしておいてください。

のし紙の書き方に関しては大体、このような感じでいいでしょう。

5. 水引のルール

のし紙の中央部分を囲っている紅白(又は金銀)の紙紐のことです。

通常は10本の水引で結った「結び切り」ののし紙を使用することになると思います。

引っ張っても解けない、というところから縁起を担いだ作法となっているようですね。

まあ、のし紙にしても水引にしても、結婚のお祝い用と言えば、お店の方が判断してきちんとやってくれるのが通常でしょう。

なので、買い物に使うお店もそれなりの品位と風格のあるお店を選んで購入したほうが安心感は高いでしょう。

のし紙に関する習わしも普段の生活の中では、ほとんどなくなってしまいましたからね。

分からないのも当然だと思いますよ。

送って喜ばれる結婚祝いのプレゼントとその相場とは?

さて、結婚祝いのプレゼントって、いったいいくらくらいのお値段のものを贈ればいいのでしょうか?全く初めてプレゼントする人にとっては、基準となるラインすら分からないことでしょう。

一般的に祝言用で包む祝儀というのは、3万円程度が相場となっているようですね。

なので、この金額を基準にして、自身の身分(社会人3年目未満か以上か)、相手の格付けなどによって決めていきましょう。

では、以下に具体例をだして見ていくことに致します。

1. 仲の良い友人の場合

相手が仲の良い友人であるならば、最も気易く品物選びを出来そうですね。

しかし、いくら仲がいいからといってあまりにケチケチしてしまったら、とんだ恥をかいてしまう可能性もあります。

ここは披露宴に招かれた場合のご祝儀額を参考にして考えましょう。

もしあなたが会社に入社して3年以上が経過しているのなら、ご祝儀の相場は3万円です。

入社して3年未満ならば2万円です。

このラインを参考にして品物を探しましょう。

尚、参考額はあくまで一般論であって、あなたと友人の仲の良さ加減によってはもっと金額も上昇するでしょう。

あまり、一般論に振り回されず、自身の気持ちがこもったプレゼントであれば自ずとそれくらいの金額の線になってくると思いますよ。

2. 会社の同僚の場合

会社の同僚の場合も、友人と同ラインくらいで考えていてもいいと思います。

しかし、それにも立場というものがあって、例えばあなたの方が同僚の中で一番、出世しているのなら3万円プラスアルファくらいの気持ちで臨んだ方がいいでしょう。

いくら同僚とはいえ、親近感があるかどうかは別物。

狭い社内です。

うっかり同僚の口からプレゼントの金額を割り出されて周りの社員にチクッてしまわないとも限りません。

相場の金額以下というのは、自分にも弊害が出る恐れがあることを意識しておいた方がいいかも分かりませんね。

3. 会社の上司や先輩の場合

会社の上司や先輩ともなれば、あなたの現状の地位、身分に合った額を拠出したらいいと思います。

相手もあなたの年収を大まかにでも掴んでいることでしょう。

いくら目出度い席でのプレゼントとはいえ、自分よりも簿給の人間から相場以上のモノを贈ってもらうのは社内のバランス上、引っかかるものがあるかも知れません。

しかし、だからといって5千円程度のものでお茶を濁すのもしっくりきませんね。

自身が冒険し過ぎず、けち臭くなり過ぎない線を狙ってプレゼントを探してくださいね。

4. 会社の後輩の場合

「会社の後輩への結婚祝い用のプレゼントなら、気持ちも軽い。

適当なのを探してきて渡しておけばいいや」という考えを持っておられる方、非常に危険ですよ。

いくらあなたから見たら若輩者の後輩でも、会社の人間に変わりはありません。

ましてや結婚するのですから、当然ながら後輩のパートナーもあなたからのプレゼントを見るわけです。

その時にあまりにもしょぼい金額の品物だったら…。

いらぬ噂話が会社内に広まるとも限りません。

先輩のあなたから見たら厄介な立場なのが後輩です。

後輩の存在を甘く見てはいけませんよ。

今は立ち場的にもあなたより下かも分かりませんが、ほんの2~3年で立場が逆転することだってあります。

そうなってから「あの時、もう少し、奮発しておけば良かった!」
と、思っても遅すぎるという訳です。

相手がいくら後輩でも、先輩の度量と器の大きさを見せておくにこしたことはありません。

一般的な祝儀ラインまで考えてもいいと思いますよ。

先輩に対する後輩の気の使い方が大きく変わってきますからね。