『克己心』は、「己に打ち克つ心」という意味のとおり、自分自身の邪念に『打ち克つ』ことです。

ここで、『克己心』を考えるとき、『打ち勝つ』と『打ち克つ』との違いを意識しておくことです。

『勝つ』ためには、他の人が必要です。

『勝つ』は、他の人と競争することであり、相手よりも勝ることが目的になります。

一方、『克つ』ための相手は『自分』になります。

目的の達成を目指す自分が『もう一人の邪念をもった自分』と対峙して、『もう一人の自分』を乗り越えることが『克つ』ことなのです。

世の中は『陰』と『陽』の両面で成り立っています。

人も『陰』と『陽』の両面をもっています。

目的の達成を目指す自分が『陽』です。

目的の達成とは無縁な『邪心をもった自分』が『陰』です。

克己心は、『陽』の自分が『陰』の自分を乗り越えるために、強い意志を持ち続けることなのです。

克己心とは、自分が描いている目的達成に向けた歩みを『邪魔』する、もう一人の自分の邪心を乗り越えようとする意志を指します。

一方、自分の人生の目標を描くこともなく、惰性に流される安易な日々を送る人には、克己心が沸き上がることはありません。

漫然とした日々を送る人は、もう一人の自分と対峙する必要は生じません。

克己心が沸き上がる人は、将来の目標に向かって真剣に立ち向かっているため、目標に向かう考えから少しでも外れると克己心が沸き上がるのです。

克己心が沸き上がる人は、自分の人生の課題と真摯に向き合う生き方を貫いていることを表しています。

世間には、克己心の強い人と弱い人がいます。

克己心が弱い人は、達成する目標を描くこともありませんので、自身の欲望を抑える必要が生じません。

欲望の赴くままに日々を漫然と送る人は、克己心が弱い人と言えます。

一方、克己心の強い人は、自分が描いている目標を達成する意志をシッカリと持っている人です。

目標の達成に向かう『道筋』から外れる邪心を『振り払う』強い意志を持ち合わせた人が克己心の強い人です。

克己心とは

克己心とは、自分が描いている人生の目標を達成するための『真剣度合い』を表すバロメーターです。

自分の人生の目標を達成するための意気込みが真剣で強ければ強いほど、克己心が強く沸き上がってきます。

目標達成に向けた『一筋の道』を突き進む過程で、『楽を』したい、『手を抜き』たい、『逃げ』たいなどの邪念が止めどもなく湧いてきます。

沸き上がる邪念に流されていくと、目標からドンドン遠ざかっていきます。

目標への『一筋の道』から逸れないようにするためには、克己心が『ブレーキ役』を果たします。

一方、ハッキリとした人生の目標を描けず、達成するための真剣度合いが弱い人は、克己心も弱く、『もう一人の自分』と対峙することはありません。

ですから、『楽を』したい、『手を抜きたい』という気持ちが沸き上がると、その方向に流されていきます。

克己心の強い人は、自身の人生を明るい方向へステージアップさせていく積極性を持っています。

しかし、克己心の弱い人は、無気力な惰性に任せた日々を送るため、明るい見通しが観えない安易な人生になっていきます。

克己心の強弱は、将来の人生に向けた生き方の積極性の度合いを示す『バロメーター』でもあります。

自分の人生にハッキリとした目標を描いて、一心に突き進んでいる人は、克己心が強いと言えます。

自信の欲望を押させる心


克己心の意味は、自分に沸き上がる欲望を抑える心です。

将来に向けて、大きな目標を描いて突き進んでいる人にとっては、欲望は『邪魔』でしかありません。

欲望のために、目標に向かう歩みが『止まる』ことがありますので、克己心で欲望をシャットアウトすることが必要になります。

また、『自信』は、目標に向けた歩みを確実なものにするプラスの面をもっています。

しかし、一方、『自信』が『慢心』を生み、目標に向けた歩みを遅らせる結果を招くことがあります。

『自信』は、持ち方ひとつで、プラスにもマイナスにも作用します。

自信をプラスに作用させて、目標の達成に向けた『弾み』をつけたいのなら、克己心を活かして、自信の欲望を押さえる必要があります。

克己心が強い人の特徴

克己心が強い人は自制心が強いですから、目標に向けた達成意欲の強い人と言えます。

スポーツ選手などが大きな目標を描いて、日々の中で厳しい練習に突き進む姿は克己心の表れです。

特に、自分の目標を達成できるか出来ないかにより、周りの人にも影響を与えるケースでは、本人が大きなプレッシャーを抱えることになります。

大きなプレッシャーに潰されないようにするための強い意志が『克己心』です。

克己心は、プレッシャーに負けずに跳ね返す役目をもっています。

克己心の強い人はプレッシャーに強いという特徴があると言えます。

目標を達成するまでの道のりの過程で辛く苦しいことに直面するとツイ、『逃げたく』なります。

しかし、克己心の強い人は、『逃げたい』という邪念を払い除けて、一心に目標に向かうことができるのです。

大きな目標に向かって突き進んできて良い結果を出せた人には、『一心不乱』に目標を目指してきた克己心の強さが観られます。

克己心が強い人は、辛い状況に直面しても、『安易な逃げ』をしない自制心を発揮できる特徴をもっています。

1、朝に強い


日々の生活で、職場や学校に行くために、朝起きるときの『眠たさ』との闘いは、誰もが経験していることです。

眠たさを克服して時間通りに起きることができるなら、克己心の強い人と言えます。

しかし、眠たさに打ち克てずに寝坊をしてしまうなら、克己心が弱い人と言えます。

朝起きに弱い人は、『眠たさ』に負けるのではなく、『もっと寝ていたい自分』に負けている人なのです。

一方、朝起きに強い人は、『眠たさ』ではなく『怠けたい自分』に打ち克つことができる人なのです。

朝起きるときの『眠たさ』の度合いは、克己心が弱い人と強い人とでは、『眠たさ』の感じ方が違ってきます。

克己心が弱い人は、朝の『眠たさ』を強く感じてしまいます。

しかし、克己心の強い人は、朝の『眠たさ』を強くは感じないため、起きることができるのです。

克己心である自制心が働いているか、働いていないかの違いは、朝の『眠たさ』の感じ方の違いとなって表れてくるのです。

朝に強い人は、日常生活の中で克己心が働いているため、『眠たさ』にも自然体で克服できるのです。

2、健康管理が出来ている

日常生活の中で、健康管理は『めんどう』と感じることがあります。

身体の不調を感じるなどの自覚症状がなければ、健康管理は『他人事』として、ないがしろにすることが少なくありません。

自覚症状が無くても、自分の身体を大切に想い、日常生活の中で暴飲暴食を慎んで健康管理が出来ている人は、克己心の強い人と言えます。

日々の生活で健康管理を実践していくためには、食事や睡眠時間、喫煙、職場の人との飲食など、体調に良くない影響を与えるものを慎む自制心が必要になります。

自分は『まだ若い』と思っていて、健康管理は自分には『無縁』なこととして軽く流してしまう人は、克己心が弱い人です。

しかし、自分は『まだ若い』と思っている人の中でも、健康管理は大切なこととして受けとめている人は克己心の強い人です。

健康管理を『他人事』にせずに自分にとって大切なこととして、日常生活の中で、食事や睡眠、お酒や喫煙など体調に大きく影響することをシッカリと管理できる人は、克己心の強い人です。

3、ダイエット等で諦めない

世間には、様々なダイエット法があり、テレビのCMなどで知ることができます。

また、健康維持や健康回復のためのサプリメントもCMや広告類で知ることができます。

これらの商品に共通するのは、続けることで効果が期待できるという点です。

ダイエット法には、健康機器を使って身体を動かす軽い運動でダイエット効果が表れることを謳い文句にしています。

1回あたり数分の機器を使った運動でダイエット効果が表われることでも、毎日数分継続できる人は多くないと言えます。

ダイエットして、今の体重を減らしたい思いは強くても、決して長くない数分の運動を面倒に感じてしまい、購入した健康機器を使わなくなることがあります。

1日数分のダイエット運動すら面倒に感じる人は、克己心が弱い人です。

しかし、ダイエットする目標に向かって、数分のダイエット運動を継続できる人は、克己心の強い人と言えます。

また、健康志向のサプリメントを毎日飲み続けることも、苦なくできる人と出来ない人がいます。

健康の大切さを思い定期購入したサプリメントを、毎日飲むことを面倒と思う人と抵抗なく自然に出来る人との違いは、克己心の強弱の違いを表しています。

サプリメントを毎日飲むことを面倒と思う人は、克己心が弱いため自制心が利かない人です。

一方、健康維持のためにサプリメントを毎日飲むことを日常生活の一部として習慣づけ出来ている人は克己心の強い人です。

4、浪費しない

浪費は、一度癖になると直すことがたいへんと言われています。

忙しい仕事の疲れから、ストレスがうっ積してくると、発散したい欲求に駆られることがあります。

ストレス発散の手段の1つとして、浪費をする人がいます。

また、人間関係が上手くいかずに欲求不満になると、浪費をすることで、不満を解消する人がいます。

浪費は、ストレスのうっ積解消や不満を解消するための代替手段の行為です。

精神的な疲労がうっ積してくると、気分転換をして心を静めたくなり、身近な解決方法として浪費をするケースがあります。

浪費の行為に走る人は、うっ積した精神的疲労を乗り越えることが出来ない克己心の弱い人といえます。

一方、克己心の強い人は、精神的な疲労を覚えると、ジョギングや心を許せる友人との語らいなどプラス思考で疲労感を解消させて乗り越えていくことが出来るのです。

5、自分に厳しい

日々の職場での仕事や人間関係で、自分の思うように物事が進まないことがあります。

物事が思うように進まないとき、相手や周りの人を責めても、解決にはならずに心が疲弊することがあります。

克己心が弱い人は、思うように進まないことの原因を、周りの人のセイにします。

一方、物事が思うように進まないとき、自分自身の振る舞いを思い起こして、反省することのできる人は、自分に厳しい人と言えます。

克己心の強い人は、自分を厳しく律しますので、職場の中でも周りの人たちから信頼を得ることができます。

6、手抜きをしない

仕事などで起きる課題に真摯に向き合うことのできる人は、『逃げる』ことをしません。

克己心の強い人は、目の前の課題を自分に課せられた『責任』として受けとめ、『解決する』という目標に向かって全力を尽くしますので、周りの人から信頼される存在になっていきます。

一方、目の前の課題に直面すると、安易な『逃げ道』を探して、解決することから遠ざかっていく人がいます。

『逃げ道』を探す人は、克己心が弱い人です。

直面した物事に真摯に向き合うことのできる人は、解決のためにベストを尽くす意識が根付いています。

仕事など目の前の物事に向かってベストを尽くすことの出来る人は、『手抜き』をしません。

『手抜き』は『恥じ』という考え方をもっている人は、克己心の強い人と言えます。

7、お酒で失敗しない

職場やプライベートの場で、お酒で失敗した例を耳にすることは少なくありません。

職場の上司や同僚との飲食の場で、お酒の酔いに任せて、つい口走ったコトバがもとで、取り返しのつかない信用失墜を招くことがあります。

また、プライベートでの恋人とのお食事の際に、お酒のチカラが相乗して相手の心を傷つけてしまう言動をすることがあります。

お酒を飲む量が増えるに従い気持ちが高揚してくる人は、自制心を忘れてしまう傾向があります。

自制心が利かずに、日頃、心に思っている『本音』を相手にブツケテしまう人は、克己心が弱い人です。

一方、職場の上司や同僚との飲食の場でも、『仕事の延長』と自分に言い聞かせて、気を緩めずに、お酒を飲んでいる人は、お酒に呑まれることがありません。

克己心の強い人は、お酒の酔いに任せて無責任な言葉を吐くことがありませんので、お酒で失敗はしません。

8、我慢強い

職場の仕事の場面やプライベートの場面で、相手や周りの人との意見の食い違いから議論が白熱することがあります。

お互いに真剣に考えれば考えるほど議論が白熱して、意見の良し悪しだけでは決着がつかない状況に陥ることがあります。

お互いに譲り合わなければ決着がつかない場面でありながら、自分の意見が通るまで納得せずに譲り合わない人は、自制心を失くしている克己心が弱い人です。

一方、お互いに譲り合わなければならない場面で、相手の意見に納得できなくても、我慢強く譲り合うことの出来る人は、自制心の利く、克己心の強い人です。

職場の人間模様は、様々な考え方や価値観をもった人たちの中で織り成されていきます。

ですから、自分の考えを通すことだけに終始していると、周りの人からの信頼を失っていきます。

克己心の強い人がもつ我慢強さが功を奏して、周りの人からの信頼を得ることがあります。

克己心が弱い人の特徴

克己心が弱い人は、自分に自信がなく、自己中心的な考え方をする傾向が強い特徴があると言えます。

自己中心的な考え方をする人は、職場や学校での人間関係の中で自制心が利かないため、周りの人の考えまで気を配ることができません。

周りの人の気持ちまで考えることが苦手な面があります。

また、克己心が弱い人は、自分の人生の将来設計が出来ていないため、長期的な視点で考えて行動することが苦手です。

『長い目で見る』ことが出来ずに、目先のことに強い関心を持つために心が振り回されて、考えがコロコロ変わり安定しないことがあります。

克己心の弱さを克服するためには、人生の将来に向けた目標を描くことが大切です。

将来設計を描くことで、目先に捕らわれずに考えが安定してきますので、自分に自信が甦ってきます。

自信が甦ることで気持ちに余裕が生まれ、人間関係の中でも周りの人の考えに気を配ることが出来るようになります。

1、感情の起伏が激しい

今の世の中は日々、周りの物事が目まぐるしく変化しています。

ですから、目先の場面だけで判断していると物事に『振り回される』ことになります。

克己心が弱い人は、物事を長い目で見ることが苦手で、目先の変化で物事を決めつけてしまう傾向があります。

目先の物事が変わる度に気持ちが振り回されて、感情の起伏が激しくなることがあります。

また、人間関係の中で、相手の言葉の1つ1つに、こだわりを強く抱きます。

人の言葉は、その時の感情の変化で口調も変わり、言い回しも変わるものです。

克己心が弱い人は、言葉の一語一句に強くこだわるため、相手の言葉の言い回しや口調に心が振り回されて落ち着かなくなり、感情が左右されて起伏が激しくなります。

2、何事にもルーズ

克己心が弱い人は、自分本位で物事を考えるため、周りの物事への気配りが出来ずに、大切な物事を見逃してしまうことがあります。

大切な物事を見逃し自分本位のペースで進めていきますので、周りの人と歩調を合わせることができません。

このため、周りの人の目には『認識が足りない人』として映りますので、『ルーズ』に観えてしまいます。

仕事の場面でも、相手と歩調を合わせて物事を進める心配りが足りない面があります。

克己心が弱い人は、自己中心的な傾向が強いため、物事を決める際にも、周りの状況への気配りに欠けることがあります。

周りの状況への認識が足りないまま、自分本位の思い込みで決めつけるため、周りの人からは、何事にもルーズな人として観られてしまうのです。

3、我慢するのが苦手

克己心が弱い人は、自己中心的な考え方をする傾向があります。

自己中心的に物事を考えて行動するため、我慢するのが苦手です。

自分本位に日々の生活を送っている人は、物事の考え方や価値観が他の人と違っていることがあります。

職場の中で仕事を協働して進める際に、周りの人との協調が必要なときでも、考え方が周りの人と異なっていると我慢せずに、自分の考えを押し通す人が居ます。

我慢することが出来ずに自分の考えを押し通す人は、自制心が欠けています。

自制心が欠けている人は、克己心が弱い人です。

4、ダイエット等挫折しがち

ダイエットの方法はテレビのCMなどを見ることで、多くの方法があることを知ることができます。

多くのダイエット方法に共通するのは、毎日継続することで効果が期待できる点です。

毎日、多くの時間をかけずに数分程度の時間で済む方法が殆んどです。

しかし、克己心が弱い人は、毎日同じことを継続することが苦手で結局は途中で諦めてしまいます。

途中で諦めても、『もっと楽な方法があるハズ』との思いから、また別なダイエット方法に興味を持ちます。

しかし、長くは続かずに挫折することが少なくありません。

克己心が弱い人は、自分に『甘く』なり、安易な方法の選択を繰り返す結果に陥ってしまいます。

ですから、様々なダイエットを渡り歩くことになります。

1つのダイエット方法を長く続けることが出来ずに、様々なダイエット方法を繰り返す中で『自分には合わない』という思いに陥り、ダイエットを諦めて挫折することがあります。

5、お金の使い方が無計画

克己心が弱い人は、自分を律することが苦手ですので、欲しいものが目に入るとツイ購入してしまいます。

お金の使い方が無計画になる理由の1つが、うっ積したストレスを解消しようとする行為です。

周りの人たちの考えや気持ちを顧みることが苦手な克己心の弱い人は、周りの人からの信頼を失うことが少なくありません。

周りの人からの信頼を失うことで淋しさが深くなり、心が満たされない状況に陥ってしまいます。

満たされない心を『満たそう』として、無計画なお金の使い方に走り、『モノ』で心を満たそうとします。

しかし、『モノ』で心が満たされることは無く、無計画なお金の使い方がエスカレートし、抜け出せなくなり『ドロ沼』状態に自らを追い込んでいくことがあります。

6、楽な方に流れ易い

人は日々の生活を送る中で、様々な課題に直面すると『逃げ出したい』心理状態に陥ることがあります。

また、仕事の忙しさや人間関係で精神的な疲労に追い込まれることもあります。

精神的な疲労に包まれた心理状態になると、目の前の課題に立ち向かう気力が湧いてこなくなるため、『逃げたい』心境になり、『楽な方』に流れ易くなります。

直面する課題に真摯に向き合うためには、『逃げない』気力が必要です。

しかし、精神的なストレスから『疲れ』を抱えた状態に陥ると気力が失せてしまいます。

克己心が弱い人は、自分の気持ちを奮い立たせることが出来ないため、楽な方に流れ易い心境になります。

7、三日坊主

物事に取り組むときに目的意識を明確に持てる人は、同じことを繰り返す日々が続いても継続できるものです。

一方、目的意識をシッカリと持てない人は、日々、同じことを継続することの大切さを見出せないため、続けることが出来ずに止めてしまいます。

三日坊主は、目的意識を持てない克己心の弱い人が陥る現象です。

日々の生活の中で、将来の人生に向けた目標をシッカリと抱いている克己心の強い人は、同じことを続けるときも、目標を達成する『意欲が湧いて』きて、苦にならずに継続することができます。

しかし、自分の将来に向けた人生の目標を見出せずに漠然とした惰性に身を任せる日々を送っている克己心の弱い人は、同じことを継続することを面倒に思い『自制心』を失い、三日坊主になってしまいます。

自分の人生を大切に考えることの出来ない人は、物事に取り組む意欲が湧かずに、安易な方に『逃げる』癖がついてしまいます。

目の前の物事から逃げる癖がついている克己心の弱い人は、三日坊主になり易いといえます。

8、飲む量をコントロール出来ない

職場の人やプライベートの親しい人と飲食を共にするとき、雰囲気に任せてツイツイお酒の飲む量が増えていくことがあります。

職場の人との飲食の場で、会話の盛り上がりに合わせるように、お酒の量が増していく人がいます。

また、場の雰囲気に『呑まれて』しまい、気持ちが緩んで、お酒の飲む量が増えていく人もいます。

場の雰囲気に気持ちを任せるように、お酒の飲む量が増えていく人は自制心が利かないため、飲む量をコントロール出来ないくなります。

飲む量をコントロール出来ずに、お酒に『呑まれる』克己心の弱い人は、周りの人からの信頼を失うことがあります。

克己心を鍛える方法

克己心は生まれつき備わっているものではなく、その人の生き方により、かたち作られていくものです。

克己心が弱い人は、自分の人生を『より良くしたい』という前向きな生き方を避ける傾向があります。

一方、克己心の強い人は、自分の人生の将来像を描いて、目標に向かって前向きな生き方が出来ます。

前向きな生き方を貫くためには、日々の地道な努力の積み重ねが必要になり、継続していく意欲が求められます。

克己心を鍛えるためには、人生の目標をシッカリと描いて、毎日の生活の中で地道な努力の積み重ねを継続させる自制心を養うことが大切です。

自制心を養わずに日々の生活を漫然と送っていると、安易に『楽な方』、『逃げる方』を選択する癖がついてしまいます。

『逃げる』癖がつくと、克己心の強い生き方から遠ざかる結果になります。

克己心を鍛えるためには、日々の地道な努力から『逃げない』気持ちをシッカリと心に『植え付ける』ことが大切です。

嫌と思う方を選ぶ

克己心を強くするためには、自分の人生の目標を明確に描き、実現に向けて日々の生活の中で『逃げない心』を身につけることが大切です。

日々の生活の中で『嫌』と思う状況に直面することがあります。

この時、『楽な』方へ『逃げる』道を選択しないためには、強い目的意識が必要です。

強い目的意識を育てるためには、日頃から、『嫌』と思う方を選んで自制心を育てていく心掛けが大切です。

人は誰でも、『嫌』と思う事から逃げたくなるものです。

『逃げたい』気持ちを抑える心がけを繰り返すことで、嫌な事から『逃げない』強い精神力が備わってきます。

強い精神力が身に付くことに伴い、強い自制心も備わってきますので、克己心の強い人になっていくことができます。

我慢する

職場や学校で色々な価値観をもった人との間で、意見や考え方の食い違いが、時として起こることがあります。

意見や考え方の食い違いに直面したとき、人によって大きく2通りの反応を示します。

1つは、自分の意見や考えを押し通す人です。

もう1つは、自分の意見や考えを抑えて我慢をする人です。

自分の考えを押し通す人は、自分中心に物事を進めていくタイプですので、周りの人の考えに真剣に耳を傾けることはしません。

ですから、周りの人から信頼を得ることはありません。

一方、自分の考えを抑えて我慢できる人は、相手の立場に立って物事を考えることのできる心の広い人です。

心の広さは、日々の生活の中で、心に余裕をもつ心掛けをすることで備わってきます。

心に余裕を持った生活が出来ている人は心の広さが培われて、他の人の考えに耳を傾ける余裕を持ち合わせるようになります。

しかし、心に余裕のない生活を送っている人は、自分のことで心が一杯になってしまい、他の人の考えには無関心になってしまいます。

ですから、他の人のために我慢をするユトリがありません。

我慢することが出来るように自己改善するためには、自分の日頃の生活を冷静に見直す必要があります。

見直すポイントは、目の前の物事に心を振り回されないように習慣づけることです。

目の前の物事に距離を置くことで、心が振り回されずに済みますので、心に余裕が出てきます。

心の余裕ができることで、周りの人の考えにも耳を傾けることが出来るようになります。

周りの人の考えに耳を傾け関心を抱くことで、我慢をすることが出来るようになります。

規則正しい生活を送る

不規則な生活を送っていると、身体のリズムが乱れてきて、体調不良を起こすことがあります。

体調不良になると、精神的な面も不調になり、心が不安定になっていきます。

人の身体の仕組みは、『心身一体』と言われているように、肉体面と精神面が一体となって機能していますので、身体の不調が起きると心の不調を引き起こすのです。

心の不調は感受性の萎縮を招き、周りの人の言動に無関心になってしまいます。

周りの人の言動に無関心になると、自分中心に物事を考えるようになり自制心が萎んでしまい、克己心の弱い人になってしまいます。

克己心を強くするためには、規則正しい生活を送り、身体のリズムを正常に保つことが必要です。

身体のリズムを正常に保つことで、精神的な面が安定してきますので、心も平安になります。

平安な心は、周りの人の言動にも関心を抱く余裕を呼び覚まします。

心に余裕がうまれると、克己心の強さが甦ってきます。

規則正しい生活は、精神的な余裕をもたらしますので、克己心を強くするのです。

簡単な目標を決め、達成する

克己心の強さを左右するのは、人生の将来に向けた目標を明確に描くことが出来るかどうかで決まると言えます。

将来への目標を明確に描くことで、目標の達成に向けて自分の果たすべき物事がハッキリ観えてきます。

目標の達成に向けた『一筋の道』を、日々『手を抜かず』に努力を重ねていくことで到達できるのです。

人生の目標を明確に描くことが苦手なときは、身近な簡単な目標を立てて、最後までやり遂げて達成感を味わう経験を重ねることが大切です。

自ら立てた目標の達成に向けて、『手を抜きたい』、『逃げたい』という安易な誘惑を乗り越える体験を重ねて、目標を達成できた時の充実感と自信が『次の目標』を立てるエネルギーになっていくのです。

達成感を味わう度に、次第に目標のレベルを上げていき、簡単には達成できない目標を立てるところまで繰り返していきましょう。

人生の将来に向けた目標を立てて、安易な誘惑を乗り越えて真摯に取り組んで達成させる意志を持つことで、強い克己心を身につけることができます。

新しい事に挑戦する

新しい事に挑戦するためには、自分の将来の人生を積極的に築く『意欲』が必要です。

また、直面する課題にから『逃げず』に立ち向かう真摯さが求められます。

日々の生活が、安易な惰性に任せた無気力感に包まれているなら、今の自分から『脱皮』する覚悟が必要です。

新しい事に挑戦するためには、自ら目標を立てて達成に至るまでの『道筋』を描くことが大切です。

『道筋』を描くことができたなら、達成までの途中過程で取り組むべき課題を明確にします。

それぞれの課題が明確になったなら、実際の行動に移ります。

実行段階では、想定外の出来事が起きて、困難な状況に追い込まれることもあります。

目の前の困難な状況から『逃げ』て『楽』な方向を選択したなら目標は達成できずに、克己心の弱い人に陥ってしまいます。

しかし、目の前の困難な状況から『逃げず』に立ち向かうことが出来たなら、強い克己心を身につけることが出来ます。

新しい事に挑戦することで、達成までの過程の中で自制心が身に付いてきますので、強い克己心が備わってきます。

変わると周りに宣言する

克己心が弱いために、職場の周りの人から『軟弱な人』として観られていると、信頼を得ることは難しいです。

自分に向けられた『軟弱な人』という評判を覆すためには、強い克己心を身につけなければなりません。

克己心の弱い人が強い克己心を身につけるためには、『自己改造』に取り組む必要があります。

『自己改造』するためには、強い決意が必要です。

しかし、克己心の弱い人は、強い決意をもつことが難しいです。

ですから、周りの人のチカラを借りなければ実現できません。

周りの人のチカラを借りるために、『自分は変わる』と周りに宣言することです。

周りに宣言をして、一大決心で取り組まざるを得ない状況に自分を追い込むことです。

『変わる』と周りに宣言したことを実現させて、強い克己心を身につけることが出来たなら、周りからの信頼を回復させることができます。

一生懸命している事は続ける

ダイエットのための健康機器を使った運動や健康維持のためのサプリメント服用などは、毎日続けることで効果が期待できます。

しかし、克己心が弱い人は、毎日数分の事であっても、『面倒』と感じて継続することができません。

克己心の強さ弱さは、同じことを毎日継続できる意志の強さによって左右されます。

強い克己心を身につけるためには、同じことを毎日続ける練習を重ねる必要があります。

毎日続ける練習を始めるためには、自分が興味を抱いている趣味などを『題材』にすることが手っ取り早いです。

自分が一生懸命してきた趣味であれば、苦にならずに続けることができます。

継続する練習を重ねることで成果が出てきますので、続けることの大切さを実感することができます。

次のステップとして、継続することの大切さを人生の目標達成に活かすことです。

人生の目標を描き達成に向けて取り組むことで、強い克己心が次第に育ってきます。

苦手な事を少し頑張る

仕事の場面で気が進まないことがあると、克己心の弱い人は我慢できずに『避けて』しまいます。

ですから、苦手なことを目の前にすると、『手を抜いて』しまうのです。

克己心が弱い人は、自分の得意とすることや興味のあることには積極的に取り組む態度をみせます。

しかし、苦手なことがあると積極的に『覚える』という前向きな考えを持たずに、消極的になり、『避ける』ことに終始します。

克己心の弱さを克服し、強い克己心を身につけるためには、苦手なことにも積極的に取り組んで『苦手解消』する前向きな考えをもつことが必要です。

苦手な事を少し頑張ることから始めることで、克己心の弱さを克服して強く出来るようになります。

克己心は習慣によって身に付けられる

人の生活習慣は、本人の価値観や考え方によって様々なパターンがあります。

自分本位で自己顕示欲の強い人は、自分と異なる考え方や意見をもっている人を無視して、自分の考えを押し通すことに終始します。

一方、周りの人の意見に耳を傾けることのできる心の持ち主は、気持ちに余裕のある生活を送ります。

一度『染み付いた』生活習慣を変えることは至難の業です。

人の生活習慣は、生まれた家庭環境から始まって、幼児、子供時代を経て成人していく過程の出来事の体験を積み重ねながら根付いていきます。

本人に根付いた生活習慣は、心と身体に『染み付いて』いますので、価値観が覆される体験でもしない限り変えることは難しいと言えます。

克己心も、本人が今まで歩んできた人生の中で味わった経験により創られた生活習慣により、強弱が決まってきます。

克己心が強くなるように変えたいと考えているなら、自分に『染み付いた』生活習慣を変える決心が必要です。

日々の生活習慣を冷静に省みることを繰り返し、機会があれば身近な人からアドバイスを頂いて、自身の『癖』を改める決心で取り組む姿勢が大切です。

『一大決心』の気持ちで生活習慣を変えることが出来たなら、意志の強さが備わり、強い克己心を身につけることができます。

克己心は、生活習慣の『写し鏡』です。