誰もが必ず一度は通る道なのが、就職活動です。
自分の親が会社を経営していて、学校卒業後はそこに就職するという形でもない限りは、就活や面接は社会に出る上で必須でしょう。
だからこそ、誰もが高校や大学で最高学年を迎える頃には、必死になって就活したり、面接の練習をしたりします。
そんな就活の面接でよく聞かれる質問をまとめましたので、ぜひ対策に役立てて下さい。
これで就活対策はバッチリ?!良く聞かれる質問30選
就職活動は、誰でも一度は通る道です。
学校の最高学年を迎える頃には、授業で面接の練習をするというところも多いでしょう。
中学の頃には高校に進学をするために面接の練習をし、また高校では進学組は受験に励み、就職組みは面接の練習に励むことでしょう。
大学生になるとさまざまな企業が就職説明会を行うため、自分で興味のある説明会に参加して、そこで直接話を聞いたり、面接の練習の講義を受講したりします。
そうして慌しく就活を行うため、最高学年になると遊ぶ時間などないという人も少なくはありません。
就活では筆記試験はもちろんですが、とくに面接に力を入れています。
自分をいかに会社にアピール出来るかによって合否が別れますので、言葉使いや仕草の一つひとつをしっかりと卒なくできるようにならなければなりませんし、就職希望先の会社についても事前知識を得ておく必要があります。
会社によってはお決まりのことしか質問しない面接官もいますが、敢えて予想外の質問をしてくる面接官もいるため、どんな質問でも動揺せずにはきはきと答えられるようになっておかなければなりません。
考えれば切りがありませんし、また不安になるばかりですので、少しでもそれを解消するためにはとにかく面接の練習を繰り返すしかないでしょう。
以下に就活の面接でよく聞かれる質問を30個まとめましたので、一つひとつチェックしていきましょう。
志望動機
進学であれ、就職活動であれ、必ずといっていいほどに聞かれるのが志望動機です。
面接官は、就職希望者が「何故自分の会社に就職したいのか」という動機を知りたがります。
就活ではたくさんの会社を同時に受ける人も多く、中にはとくにそこに勤めたいと希望しているわけではなくても、とりあえずの滑り止めとして面接を受ける人も少なくはありません。
そのため、会社側としては、「この人物は自分の会社を一番に希望しているのかどうか」ということをまず知ろうとします。
志望動機を質問してみて、相手が曖昧な志望動機を話したり、自分の会社の情報を良く知らなかったりした場合には滑り止めの可能性が高いため、面接官はそこでまず合否を判断することが多いです。
また、面接に来た人が専攻していた学部と、会社の事業内容とがあまりに関係性が薄い場合にも、「たくさん面接を受けている内の一社か」と思われることがあります。
そのため、第一の就職希望先としている会社を受ける時には、その会社に関する情報を事前に収集しておくことはもちろんですが、どれだけ自分がその会社に入って働きたいのかの熱意を伝えることが大切です。
とはいえ、第一就職希望先ならば誰もが一生懸命になりますので、問題はそこ以外を受ける場合です。
第一希望先とまではいかなくとも、それなりに熱意を持って志望動機をきちんと話せるかどうかで、合否が大きく別れます。
自己PR
面接では、志望動機以外に自己PRも重要なポイントです。
普段は恥ずかしがり屋で、自分のことをあまり話したがらない性格の人でも、ここではしっかりと自分のことをアピールする必要があります。
あまり自分のことを脚色して話し過ぎるのも良くありませんが、かといってぼそぼそと自信なさげに自己PRをしても、合格にしてくれる会社は少ないでしょう。
また、いわゆる「ブラック企業」によっては、気の弱そうな人を敢えて採用し、過酷な労働条件で働かせようとするところもないとは限りません。
そのため、気の弱い人は面接の時だけでも堂々とした振る舞いをする必要があります。
自己PRは自分自身についてですので、面接の前には一度しっかりと自分のこれまでの人生を振り返ってみて、印象深かった思い出や、自分の心に残ったことなどを取り上げましょう。
自分の長所
志望動機と自己PRの次によくされる質問が、「あなたの長所は何ですか?」というものです。
人には誰しも長所があります。
ネガティブな思考の人は、「自分には長所なんかない」と思ってしまいがちですが、実際には自分でも気づいていないだけで、必ず何かしらの良い部分を持っています。
それがもし自分では気づけないのなら、親や仲のいい友達に相談してみましょう。
きっとあなたの良い部分を教えてくれるはずです。
そして、人から「あなたのこんな部分は素晴らしいところだよ」と教えてもらったら、面接までにそれを毎日意識しましょう。
自分では「そんなことない」と思っていても、実際に人から見た時にはあなたの良い部分に思えているのですから、「自分にはこんな一面があるんだ」と少しでも自信を持つようにしましょう。
面接ではあまり自信満々に自分の長所を並べ立てても逆効果になってしまうことがありますが、だからといって自分に対して悲観的や、卑屈さの垣間見える人を会社は積極的に採用しようとはしません。
ですから、面接の際には自信満々とは言わずとも、堂々と自分の長所を言えるようになっておきましょう。
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自分の短所
長所と同時に質問されるのが短所です。
ネガティブな人は、自分の短所は即座にいくつも思いつくかもしれません。
しかし、面接で自虐的に自分の短所を並べても、「自分の短所を直すために何もしていないのか(こなかったのか)?」と面接官に思われてしまいますので、面接で短所を挙げる際にはせいぜい2つ程度に抑えておきましょう。
また、長所と短所は紙一重です。
ポジティブで自分が大好きな人は、中々冷静に自分の短所を思い浮かべることが出来ないかもしれません。
そんな時にはまず自分の長所を挙げて、それとは反対のものを連想しましょう。
例えば自分の長所が「ポジティブなところ」だとしたら、短所は「ポジティブからこそ、ネガティブな人の気持ちを理解しづらい」かもしれません。
また、長所が「真面目なところ」だとすれば、もしかしたら短所は「頭が固くて融通が利かせづらい」のかもしれません。
このように、一つのことをそれぞれ別の味方で捉えた時に、長所と短所を同時に考えることが出来るようになります。
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今までに一番頑張ったことは?
就職の面接では、これまでに自分が一番頑張ったことを聞かれることも多いです。
学生時代に勉強を頑張った人は、「一生懸命勉強で努力しました」と答えるでしょうし、スポーツを頑張った人は、「スポーツを頑張りました」と答えるでしょう。
しかし、この質問が案外難しく、これまでとくにこれといって頑張ってきたことがないという人には、答えるのが中々難しいでしょう。
そんな時には、「一番頑張った」ということにこだわることなく、自分の思い出の中で「あれは夢中になったなぁ」ということがあれば、それを答えとして用いることをおすすめします。
例えばゲームが大好きな人は、一番頑張った質問に対して、「自分はゲームが好きなのですが、過去に〇〇時間やり込んで、入手するのがとても難しいレアなアイテムを頑張って手に入れました!」と答えれば良いのです。
就職の面接というと、勉強やスポーツ、ボランティアなど真面目な内容の受け答えしかしてはいけないといった偏見や先入観があります。
しかし、実際にはどんな内容でも良いのです。
自分が遊びで一番頑張ったのなら、堂々とそれを話せば良いのです。
面接官も、勉強やスポーツを頑張ったなどという話は、聞き飽きていることが多いです。
それよりも、レジャーや遊びのように、個人的な趣味のことで頑張った話をすれば、そこで個性を光らせることも出来ますし、面接官の関心を引くことも出来ます。
憧れている人は?
会社によっては、「あなたが憧れている人は誰ですか?」という質問をしてくることもあります。
もし自分が憧れている人がすでにいるのなら、堂々とその人の名前を挙げればいいでしょう。
何も歴史の偉人や有名人の名前を挙げる必要はありません。
親を尊敬しているのなら親を挙げればいいですし、遊びの先輩であれば先輩の名前を挙げれば良いのです。
下手に面接官の印象を良くさせようとするよりも、素直に自分が憧れることのできる人の名前と、嘘のない理由を答えた方が良いでしょう。
反対に、もし適当に歴史上の人物の名前を挙げたら、その人物が具体的にどんなことをしてきたのか、細かい素性などを質問されることがあるため、勉強不足の場合は返答に困ってしまいます。
面接官にはその時点で嘘だと見抜かれてしまいますので注意しましょう。
サークルや部活について
学生時代に、どんなサークルや部活をしていたのか質問されることがあります。
何もサークルに入っていなければ、そのまま素直に「サークルには参加していませんでした」と答えましょう。
代わりの質問があるかもしれません。
また、部活動でももし帰宅部の場合には、下手な嘘をつくよりも、素直に「帰宅部でした」と答えましょう。
面接官は、サークル活動や部活動でその人の採用の合否を決めることはしません。
あくまでも参考のために質問しているだけですので、何もしていなければしていないで、堂々とそう答えましょう。
一方で、サークル活動や部活動をしていた人は、活動内容を出来るだけ簡潔に、かつ分かりやすく面接官に伝える練習をしておきましょう。
簡潔に伝えても、面接官が興味を持てば向こうから質問してきます。
何もなければ、焦ってもっと具体的な活動内容を話そうとするのは止め、そのまま静かに次の質問を待ちましょう。
アルバイトの経験
学生時代にアルバイトの経験があるかどうか聞かれたら、経験があれば「はい、〇〇のアルバイトをしていました」と素直に答えましょう。
一カ所で働いていた期間が長ければ、それも一緒に伝えておくと、「この子はころころとバイト先を変えることなく、一箇所で頑張ったんだな」と面接官からの印象が良くなることがあります。
また、もし短期間でいくつもアルバイトを変えていたのなら、一番長く続いたアルバイトで答えましょう。
あまりたくさん職歴を挙げると、「この子は直ぐに仕事を辞めてしまうタイプなのかな」と面接官の印象が悪くなってしまうことがあります。
さらには、経験の有無だけを聞かれたのなら、そのまま有無とどこで働いていたのかということだけを答えましょう。
何も聞かれていないのにそこで自分が頑張ったことを話しても、「今はそこまで聞いていませんので」と冷たく返されてしまうことがあります。
具体的な仕事内容は、面接官に訊かれたらその時に答えるようにしましょう。
焦って何もかも話そうとすると、面接官から鬱陶しがられてしまうことがあります。
一生懸命なのは良いことですが、基本的には質問された内容にのみ答えるようにしましょう。
入社したらやってみたいこと
会社によっては、「もし入社したらどんな仕事をしてみたいですか?」という質問をしてくるところもあります。
もしそこが第一希望の就職先であれば、すでに会社については十分にリサーチ済みだと思いますので、自分がその会社でやりたいと思う仕事を素直に答えましょう。
そこで「〇〇の部署で〇〇の仕事がやりたいです!」と具体的な内容をアピールしておくと、もしかしたら採用後には本当にその部署に配属してくれるかもしれません。
一方で、就職の第一希望先ではなく、何社も受けている内の一社の場合には、リサーチ不足でまともに入社したらやりたいことを答えられない場合があります。
この質問に上手く答えられないと、「うちに入ってもとくにやりたい仕事はないのか。ということは第一希望ではないのだな。」と判断されて、落とされやすくなってしまいます。
そうならないためにも、どんな会社であれ最低限は会社の業務内容を調べておき、それに沿った内容で答えるようにしましょう。
例えば外資系の会社なら、「日本国内だけでなく、世界で幅広く活躍したい」と答えておけば無難ですし、営業の仕事であれば、「たくさん営業の勉強をして、そこで成績トップを目指したい!」など、会社の主旨に合わせてそれなりの目的を設定しておきましょう。
希望職種や勤務地
大手企業ほど、一つの会社の中でたくさんの部署や職種に分かれています。
また、全国に会社がある場合には、勤務地もそれぞれでしょう。
そのため、もし自分が具体的にやりたい仕事内容があれば、面接の時点で希望職種を挙げておくと良いでしょう。
また、希望の勤務地も、とくに希望がなければ「どこでも大丈夫です!」と答えれば良いですし、地元で働きたいのなら素直にそう答えましょう。
時々、「わがままを言うと受かる可能性が低くなるから」という理由で、希望の勤務地を言わない人がいますが、その場合にはいざ採用になった後で、遠方の土地に転勤になる可能性もあります。
就職先を決めることも大切ですが、自分がその後会社でどのように働いていきたいかもきちんと視野に入れて答えるようにしましょう。
趣味
面接では趣味についての質問もよくされます。
何か一つでも趣味がある人は、堂々とそれを答えましょう。
また、例え趣味がなくても、嘘をついて趣味の内容を作るのは止めた方が良いでしょう。
適当な趣味でその場をごまかそうと思っても、たまたま面接官が同じ趣味を持っていた場合には、突っ込まれて墓穴を掘ることになりかねません。
そうしたリスクを負うよりは、素直に「今はとくに趣味はありません。」と答えておき、その後で「ですから、御社に入った後で自分の趣味を見つけられればいいなと思っております。」と付け足しておくと良いでしょう。
特技
何か一つでも特技があるのなら、それを答えれば問題ありません。
また、特技がなければ、「この先何か一つでも特技を身に付けたいと思います」と答えておけば無難でしょう。
先に挙げたサークル活動や部活動のように、面接官やあなたの趣味や特技の有無で採用を決定するわけではありません。
そのため、無理にないものを作ろうとしたり、返答を取り繕ったりするのは止めましょう。
下手に嘘をついてそれを面接官に見抜かれると、その嘘が原因で不採用になる可能性の方が高いです。
最近気になるニュース
どんな会社でも、時事問題に関して質問してくると思った方が良いでしょう。
最低でも面接の一週間前ぐらいからは、毎日ニュースをチェックして、最近のニュースの中で自分が一番気になるものを見つけておきます。
そして、面接当日までに自分が気になったニュースについてできるだけ詳しく調べて、自分なりの意見を持っておくようにしましょう。
例えその意見が主観的なものであっても、起こった出来事に対して自分なりに考えを持っているということが重要なのです。
どんな会社でも、時事に敏感でない人を雇いたいとは思いません。
そのため、面接の前には世間のあらゆるニュースに目を通しておきましょう。
座右の銘
会社によっては座右の銘を質問してくるところもありますので、何か一つは座右の銘を持っておくと無難でしょう。
とくにないという人は、辞書やことわざ辞典などを流し読みして、自分が関心を持ったものを候補として挙げましょう。
その候補の中でも自分が「これいいなぁ。こうなりたい。」と思うものがあればそれを座右の銘とします。
また、辞書を見ても何も思い付かないという人は、いっそ自分で座右の銘を作っても良いでしょう。
オリジナル度の高い座右の銘は、面接官の関心を引きやすいです。
最近読んだ本
最近読んだ本について質問される場合があります。
読書が嫌いという人でも、就活の時期だけは最低一冊は何か読んでおくようにしましょう。
読書であれば内容は何でも構いません。
ライトノベルでも構いませんし、電子書籍でも良いでしょう。
就職の面接だからといって、わざわざ難しい本をチョイスしても、自分が内容をきちんと理解して考察出来ていなければ、いざ面接で突っ込まれた時に答えられなくなってしまいます。
そうなるくらいなら、小説や空想の物語でも何でもいいので、自分で理解しやすい本を読んでおいた方が良いでしょう。
将来の夢
将来の夢について聞かれることがあります。
もし将来の夢があるのなら、それを正直に答えれば問題はありません。
また、もし将来の夢がなければ、「これから御社で働きながら夢を作っていきたいです」と答えておきましょう。
とはいえ、読書の考察や趣味、特技などに比べれば、将来の夢はまだ適当に設定しやすい内容ですので、面接時には何かそれらしい内容の夢を作っても良いかもしれませんね。
「お金持ち」でも良いですし、「仕事で一流を目指したい」でも、「海外一周旅行したい」でも何でも構いません。
何か思いつくものがあれば、その夢の設定があやふやにならないようにだけ気を付けて自分の将来の夢としましょう。
仕事のやりがいは何だと思うか
面接の質問の中ではやや一般的ではありませんが、会社によっては面接時に、「あなたは仕事のやりがいは何だと思いますか?」と質問をしてくることがあります。
自分で「これがやりがいだ!」と思うことがあるのなら、素直にそれを答えれば良いでしょう。
また、思いつかない場合には、予めその質問が来ることを想定して、「仕事仲間と協力して会社を大きくしていくこと」や「営業で結果を出して収入を増やすこと」など、自分なりに仕事のやりがいを何か作っておくようにしましょう。
どんなやりがいの内容でも、その理由や根拠を説明出来るようにさえしておけば問題はないでしょう。
仕事とプライベート、どっちを大事にしたい?
仕事とプライベートのどちらを大事にしたいかという質問は、回答がとても難しいです。
会社によっては「仕事が優先で当たり前だ」とするところもありますし、また別の会社では「プライベートを充実させてこそ仕事が頑張れる」というスタンスのところもあります。
そのため、この質問の答えはある意味賭けのようなものでしょう。
もし事前に会社のスタンスをリサーチ出来れば一番ですが、そうでない場合には、自分の気持ちに素直になっておくことをおすすめします。
また、どちらの選択でも、答え方次第では面接官に良い印象を与えることが出来ますので、言葉の言い回しに気を配りましょう。
他に受けている企業
他に受けている企業があるかどうかという質問も、答える側としては難しいところですね。
もし実際に一社しか受けていないのなら、堂々と「御社だけです」と答えられます。
しかしそうでない場合には、素直に答えると落とされるかもしれない・・という不安が頭をよぎりますよね。
これも先の二択同様に、ある意味で賭けと言っても良いでしょう。
もし他に受けている場合でも、嘘をついて「御社だけです」と言う人は少なくありません。
嘘をつく場合には、それが嘘だと面接官に見抜かれないように、あくまでも堂々と、「本当に御社だけだ」という態度で振舞うことが重要です。
それが出来ないのなら、正直に他にも受けていると答えましょう。
結婚しても仕事を続けたいか
女性の場合、面接で「結婚した後も仕事を続けたいですか?」と聞かれることが少なからずあります。
もし本心で結婚後も続けたいのならそのまま答えれば良いですが、結婚したら専業主婦になるという希望がある女性は、素直にそう答えても良いでしょう。
しかし、女性はいつ結婚するのかが分からないため、会社としてはもしかしたら直ぐに辞めるかもしれない人は雇いたくないというのが正直なところでしょう。
そのため、「いずれ辞めるかもしれないけれど今はどうしても採用されたい」という人は、ここでは堂々と「結婚後も続けたいです」と言っておいた方が良いでしょう。
ただしそう答えた以上は、できれば入社して3年ほどはそのまま働き続ける意思を持ちましょう。
それが採用してくれた場合の、会社への感謝の気持ちの表れにもなります。
残業にも対応できますか
今の日本では、残業がまったくない会社など、ほとんどないといっても良いでしょう。
そのため、面接時にはこの質問をされることも少なくはありません。
もし絶対に残業したくないというのなら、面接に落とされる覚悟でそう答えた方がいいでしょう。
仮に採用された場合には、面接時に残業は嫌だと意思表明をしていたために、残業の無理強いをさせられることなく済む場合があります。
しかし一方で、残業が一切できないのなら採用される可能性は低いでしょう。
また、どれだけでも対応出来ますと答えてしまうと、ブラック企業の場合にはそれを利用して容赦なく残業させるところもありますので、「毎日でないのなら大丈夫です」など、無理のない程度で答えておきましょう。
パソコンスキルは
パソコンをメインで扱う会社の場合、パソコンスキルを尋ねてくることが多いです。
パソコンに関して何か一つでも資格を持っていればそれを答えれば良いですし、例え無資格でも自分にできることは具体的に答えておきましょう。
例えば「資格はありませんが、ブラインドタッチは出来ます」や「フォトショップを扱えます」など、一つでも自分がパソコンの特技があるのなら面接時にはそれをアピールしましょう。
語学スキルは
いまどきは外資系の会社でなくとも、それなりの語学スキルを求められることが多いです。
そのため、在学時に英検やTOEICの資格が取れるのなら取っておいた方が就活では有利です。
また、資格はなくとも海外留学や海外旅行などの経験があれば、「資格はありませんが、海外に行った経験はあるのでいざとなれば海外出張も行きますし、入社後に資格も取得します」と言っておくとそれなりに有利になるでしょう。
しかし、口にした以上は必ずそれが出来るようにしておきましょう。
もし外資系の会社を受けるのであれば、語学スキルがなければ採用率は残念ながら低いですので、資格がなくて外資系に行きたい人は今からでも資格を取ることをおすすめします。
AIによって今後世の中はどうなると思う?
AIとは、人工知能のことです。
人間の言葉を理解したり、経験から学習したりするコンピュータープログラムのことを言います。
そのAIを犬型や人型のロボットにプログラミングすることで、さもロボットが意思を持ったり、学習したりしているように思えるのです。
このAIの技術は今かなり進んでいますので、今後世の中のあらゆる場所でAIが活躍するようになる日も近いでしょう。
IT関連や機械系の会社での面接で、AIに関する質問をされることは多いため、予め自分なりの答えを用意しておくと良いでしょう。
休日の過ごし方は?
面接官によっては、休日の過ごし方でその人の人間性や性格を見る場合があります。
例えば休日をごろごろ過ごしていると答えた人に対しては、「とくに趣味があるわけでもなく、アクティブというわけでもない」と判断し、それを仕事における積極性と結びつけることもあります。
そのため、休日の過ごし方について質問されたら、多少脚色をしてでもそれなりに充実した時間を過ごしていることをアピールしましょう。
この会社に対して質問はありますか?
この質問に対して、「とくにありません」と答えた場合には、不採用率がグッと上がると思いましょう。
会社に対して質問がないということは、すなわち会社に対する魅力を感じていない、または強い希望を持って面接を受けているわけではないと判断されてしまいます。
会社に対する関心の薄い人をわざわざ雇おうとするところはそうありません。
そのため、必ず何か一つは会社に対する質問内容を予め用意しておきましょう。
この会社で活かせるあなたの強みは
会社で自分が活かせる強みがあるかと聞かれたところで、実際に働いてみなければ何も分からないでしょう。
しかし、何か一つは答える必要がありますので、返答に困った時には自分の長所から強みを持ってきましょう。
例えば人とのコミュニケーションをとることがあなたの長所なら、それを活かして営業でバリバリ成果を上げたいと答えれば良いですし、真面目が長所なら、確実に一つ一つ業績を上げていきたいと答えれば良いのです。
出来ればその会社特有の業績や成果に結びつけた返答が出来れば理想的ですね。
ストレス解消法は
ストレス解消法はと聞かれたら、そのままあなたのストレス解消法を答えれば問題はありません。
カラオケでも運動でも寝ることでも、何でも良いでしょう。
ただし、やけ食いややけ酒といった内容はあまり良くない印象に思われることもあるため、その場合には違う解消法を考えて答えましょう。
当社にどんな印象を持っていますか?
時折されるこの質問ですが、これは予め会社についてリサーチしておかなければ答えるのが難しいでしょう。
会社の形態や業績、業務内容などの傾向をしっかりと調べた上で、そこから自分なりに感じた印象を答えるようにしましょう。
何の調べも出来ていないと適当な答えになってしまい、面接官に「ろくに会社について勉強してこなかったな」と見抜かれてしまいます。
自分なりの印象でも、それにきちんと根拠を付けられるようにしておきましょう。
新しいビジネスモデルを提案してみてください
かなり難しい質問内容ですが、実際にされることがありますので、事前にいくつかビジネスモデルを考えておくと良いでしょう。
まずは面接を受ける会社の事業内容や形態をチェックして、会社がどのようなスタンスで仕事をしているのかを調べます。
その上で、今の会社にはない新しい働き方を面接官に提案します。
提案内容には正しいも間違いもありませんので、自分なりに考えたビジネスモデルを堂々と提案してみてください。
もしそれが気に入られれば採用の可能性はグンと上がりますし、気に入られなくてもきちんと提案出来たことを評価してくれるでしょう。
面接の準備はできましたか?
いかがでしたでしょうか?面接で聞かれることの多い質問内容についてアドバイスをまとめました。
これから面接を受ける人に覚えておいてほしいことは、面接官はあなたの受け答えの態度はもちろんですが、質問に対する返答でも採用の合否の判断材料にしています。
しかし、そうは言っても優等生の返答ばかりをすれば必ず合格できるかというと、そういうわけでもありません。
大切なのは模範的な回答ばかりをするのではなく、回答の中にあなたらしさが込められているかどうかということです。
「趣味は読書です」「勉強やスポーツを頑張りました」「御社の色に染まりたいです」こんな模範解答には、面接官は飽き飽きしていることが多いのです。
わざと面白おかしい回答をしろというのではありません。
例え他の人と違っていても、あなたが自分なりの考えや意見を口にすることが何より大切なのです。
あなたのその個性を面接官は見極めようとしています。
それをしっかりと頭に入れて、面接に臨みましょう!