仕事を辞めたいと思ったことが一回も無いとすれば、それは相当いい職場か恵まれた環境にいるといえます。

それほど仕事を辞めたいと思うのは自然かつほとんどの人にあることなので、自分だけがおかしいのではないか、と悩む必要はありません。

とくに人間関係の問題が多い会社なんて嫌で仕方ありませんよね。

悪い人間関係が会社の利益になるとも思えないし、そんな会社は辞めたいと思った時が辞め時です。

人間関係で仕事を辞めたいという人は多いのではないでしょうか。

とはいえ、漠然と「よし!辞めよ!」と退職届を叩きつけるほどの勇気が出る人も少ないので、もうちょっと掘り下げてみましょう。

️仕事辞めたい…そればかり考えていませんか?

いざ辞めることを決めて腹をくくれば既に動き出しているのでそのまま突き進めば良いですが、「辞めたい」の段階だと何かあるたびに考えるだけで足踏みしているのではないでしょうか。

「辞めたいけど辞められない」と思っているなら、何故「辞められない」のかを考えてみましょう。

仕事辞めたい気持ちが続くとやる気もなくなってくる

仕事が辞めたい気持ちが続きだんだん強くなると、仕事のやる気は失せてきます。

なんとなく罪悪感を抱えたり、何をしても楽しくなくなってもくるのでプライベートにおいても全てが面倒くさくなってしまうでしょう。

そもそも人間は1日8時間働くのが“上限”であって、それ以上拘束されたり仕事のことを考える時間が増えれば増えるほど疲労になってくるのは当然です。

そこへ職場の人間関係の問題まで放り込んだらパンクするに決まっています。

辛い毎日に終止符を打ちましょう


仕事の責任がある、家庭を守らなければならない、貯金がない、次の仕事がない、などさまざまな理由から“今は”辞められないと考える人は多くいます。

しかし、視点を変えると結構あっさり辞められるものです。

あるいは、今の職場で続けていく決意をするにしても耐えられるくらいの状況までは回復させる必要があります。

ズルズルとストレスを溜め続けると、本当に「辞められない」状況に追い込まれるので、「辞めたい」と思った瞬間からその原因を探って対処していくことをおすすめします。

️まずは仕事辞めたい気持ちの原因を突き止める

五月病なんていうくらい、新卒から1ヶ月で仕事を辞めたくなることがあります。

“新しい環境に適応できないことに起因する”といわれていますが、なぜ適応できないのかを考えることが大切です。

その後も折に触れて「辞めたい」と感じることがあります。

仕事ができるようになって慣れてもきたのに辞めたくなるからには、何かしらの違和感や耐えかねるものを抱えているのではないでしょうか。

自分と向き合って考える

真剣に辞めることを考え出したら「辞めたい」と思う原因を突き止めることが必要です。

その原因がわからない限り、転職先選びの基準を間違えてまた失敗してしまいます。

自分にとって何が働く条件になるのかをよく考えてみましょう。

また、今の職場に不満を持っている場合、その不満が妥当なのかどうか、客観的に自分を見つめ直すことも大切です。

周りの環境について考える


辞めるべきか辞めないべきか、まだその瀬戸際にいるのであれば周りの環境についてよく考えて見ましょう。

もしかすると、嫌なところにだけ目が向きすぎて、その職場で得られるメリットを見落としているかもしれません。

実際には嫌な部分の方が少なく、メリットの方が多いということはよくあります。

たとえば、人間関係は全体を見渡せば良好であるにもかかわらず、ここ1年ほど組まされている人材、その人だけが最悪すぎて精神が疲弊しているなどの場合です。

その際は信頼できる上司に配置換えなどを相談すれば解決できたりします。

上司が意見を聞き入れない姿勢で面倒なら、先輩や同僚に相談して束になって申し出ると上司が無視できなくなるのでおすすめです。

それでも無視するような上司は無能なので、さらに上役に直談判しましょう。

メリットが多いとわかれば、今の環境を改善する方へ動いた方が転職よりも得られるものが大きくなります。

一方、このままこの職場にいても大してメリットがないなとわかれば転職に向けて動き出せば、今の職場は捨てる場所に思えるので楽になります。

気持ちの整理にはノートに書き出すのがおすすめ

頭の中だけでグルグル考えても整理がつかないのでノートに書きだしていくのがおすすめです。

おそらく人間関係以外にも辞めたい事情が見つかるでしょう。

ざっくり大カテゴリを書きだして、紐づく不満を並べ、改善策があれば書き留めておきます。

それらが完了したら1日程度時間を開けて見直し、辞めるべき材料が揃っているのかを冷静に検討します。

そうすれば、自分が勢いだけで辞めようとしていたのか、辞めるべき時が来たのかがよくわかるはずです。

️仕事辞めたい人の理由の中で圧倒的に多いのがこれ

仕事を辞めたい理由はたくさんあります。

そもそも働くのが面倒くさい(何もしなくてもお金が入ってこないかな)、給料が安い、会社が遠い、満員電車が嫌い、残業時間が異常など人によって仕事への価値観が違うのでどれが決め手になるかはわかりません。

ただ、人間関係だけは、他の条件がいかに良くてもそれを打ち消すだけの破壊力を持っているようです。

それは転職理由を見てみるとよくわかります。

人間関係で疲れを感じている人が多い

リクナビNEXTが転職経験者100人へ退職理由の本音を調査したところ、1位が「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」2位が「労働時間・環境が不満だった」3位は「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった」となっていました。

1位と3位が人間関係にあることからみても、職場における人間関係の問題は、他の問題以上に仕事を辞めたくさせる原因だと判断できます。

職場の人間関係の悩みで多いもの

職場の人間関係と一口に言っても種類はさまざまです。

人間関係は給料や残業時間のように数字で見れないからこそやっかいで、人によって取り方も違うのでなかなか難しい問題でもあります。

とくに個人的に抱えている人間関係の悩みは下手に相談するとより問題を深刻化してしまうという悩みも付きまとうので、疲弊して辞めていく人が多いです。

人間関係がうまくいっていない

人間関係がうまくいかない、なんとなく雰囲気が悪いと感じると、そのモヤモヤした空気の中で不安が募っていきます。

自分が何か言われたわけでなくても、明確な線引きのない派閥や噂話、実力よりも年齢重視な環境など全く会社の利益にならないような人間関係や価値観が混在していると疑問が苛立ちに変わってくることもあります。

また、職場でのおしゃべりが過多で、社会人としての付き合いだけでなくプライベートな付き合いまで強要されるような空気があると帰宅しても仕事の人間関係が頭の中にこびりついて離れません。

それを楽しめる人なら問題ありませんが、人間関係が少しこじれただけで悩む要素にもなります。

職場の人と性格やノリが合わない

職場の人の大半と性格やノリが一致しているならそれが社風といえるでしょう。

合わないと感じるのは概ね、体育会系のノリがキツすぎるか、あまりに無関心のどちらかに分類できます。

体育会系のノリがキツい職場では上司や先輩が「気合い」「根性」「忍耐」といった言葉を良く使います。

「俺(私)が若いころはガムシャラにやったもんだ」といった根性論ありきの昔話がザラです。

これらは「ノウハウの蓄積はございません」と言っているようなものなので恥ずかしい限りですが、これが良しとされている会社はかなり多くみられます。

業界の黎明期から存在している会社にありがちです。

まだ業界全体が育っていない時期では競合他社も少ないので根性論だけでも結構儲けられてしまうからこんな風になります。

しかし、業界が育ってくると没落していくので、余計に「もっと頑張れ」などというフワッとした目標だけが展開されるようになるのです。

あまりに無関心な職場では自分の仕事を淡々とこなして無言で退社なんてこともよくあります。

これは馴染めればいいのですが、コミュニケーションを欲する人やより効率の良い仕事の仕方を発見して改善していきたいという意欲のある人には向きません。

いじめやハラスメントなど深刻な問題

世の中にはいわゆるブラック企業と呼ばれる腐った会社も存在しています。

給料が安い、残業がヒドイというのもブラック企業ですが、中でも一番恐ろしいのが“生贄を立てて一致団結する”会社です。

いじめやハラスメントの標的にする人を決めて、皆がそうなりたくないために権力者に媚びへつらう恐怖政治が横行しているような会社を指します。

そのような会社はいかに給料が高くても得られる能力があっても、人間として腐るのですぐに転職した方がいいです。

たとえ一部の人がいじめやハラスメントをしているだけであっても、そのような人間を野放しにしているような職場は無能の集まりといえるので、続けたところで何かが得られるとは思えません。

人間だから多少の合う合わないはある

勘違いしてはいけないのが、全く自分に非が無いと思い込むことと、合わないだけのことを相手に悪意があるようにとらえることです。

たとえば入社からずっとミスを続けていて、アドバイスをもらってもなおミスを繰り返し、相手もどうしたらいいのかわからなくなって口がキツくなったことを悪意ととらえたり「指示が悪い」「教育がなっていないのが悪い」と自分の非ではないことに仕立て上げてるようなことを指します。

また、自分と相手のやり方が違うだけでどちらも結果として正解であるにもかかわらず、自分のやり方と違うから間違っているだけで責めたりするのもお門違いです。

どちらかというと相手を苦しめているかもしれません。

多少の不一致は受け入れないと、どの職場にいっても「辞めたい」になるので、自分の判断基準が妥当なのかどうかは客観的に見つめ直してみましょう。

どうしても無理なら辞めてもいい

諸問題をノートに書きだして冷静かつ客観的に眺めてみても、「この職場じゃどうしようもないな」と思えたら辞めると腹をくくって動きだしましょう。

そうと決まればやることはたくさんあります。

次の収入の目処をつけるための転職活動や開業準備、有給休暇の消化と辞める時期の決定、休職中の失業手当の計算など、辞めるまでと辞めてからのことであふれているので、スムーズに辞めるには計画が重要です。

️人間関係で悩むくらいなら仕事を辞めてもいい6個の理由

悩んでいる人の中には「人間関係くらいで辞めてしまうなんて恥ずかしい」と思って躊躇している人もいるかもしれませんが、人間関係の悩みがなぜ仕事を辞める理由になるのかを見ていきましょう。

これを確認すれば「それもそうだ、辞めよう」と思えるはずです。

他人は変えられないから

自分の考え方や行動は変えられても他人を変えることはできません。

人を先導する能力は経験などからそのうち身についてきますが、人間の性根の部分はどうしたって変えることはできないのです。

なぜなら、社会人になってから出会う人は概ね成人しているため、それまでの人生によってつくられた人格など、出会って数年でどうにかなるものではないからです。

他人の考え方を変えることはカウンセラーや医師に任せましょう。

ただし、よほど人格に問題がある人に「病院に行け」というのは色々とNGなので本人が「このままではいけない」と自覚するのを待つしかありません。

職場は他にいくらでも探せるから

「ここを辞めたらどこ行っても一緒だよ」なんて言ってくる職場の人間はいますが、たぶんその人たちはどこへ行っても悪い人間関係を構築してきた輩で、やっとこの悪い雰囲気の職場に馴染めたということですから無視しましょう。

総務省統計局の平成26年のデータによれば、日本の事業所の数は554万1634もあります。

いくらでも職場が選べることがこの数字だけからもよくわかりますね。

探し方はツテを辿ってもいいし、転職エージェントを活用しても構いません。

会社員という形態に疲れたなら個人で開業してもいいのですから、選択肢はとてつもない数があります。

時間の無駄だから

他人は変えられないし職場は他にいくらでも探せるのに人間関係で悩んで苦しむことに時間をつかうのは果たして価値のある行為なのでしょうか。

人間関係の悩みが職場に存在するということは、相手から人格に及ぶ発言をぶつけられているということです。

なぜそう言い切れるかというと、仕事上のことを指摘されただけなら悩むことではなく改善すればいいだけのことだからです。

さすがに自分の仕事ぶりが悪く改善すらせずに指摘されることが多くて人間関係が悪いと感じているような人はお話しになりませんが、仕事に関係のない人格に関わるようなことは言ってくる相手が100%間違っているので相手にするだけ時間の無駄です。

ストレスは体に毒だから

ほどよいストレスは体に良い効果をもたらします。

ストレスはネガティブな意味でよく使われますが、意味としては“刺激”にすぎません。

音、光、気温などの外的刺激もストレスです。

全くストレスのない環境にいると、体温調節ができなくなる、暗示にかかりやすくなる、幻覚や妄想を見るなどの症状が出ます。

しかし、ストレスには良いストレスと悪いストレスがあって、一般的にストレスというと悪いものを指します。

悪いストレスは、極度の緊張、不安、強迫観念などが挙げられます。

そのような悪いストレスが溜まると、不眠や食欲不振、頭痛、倦怠感、肥満、うつ病などさまざまな症状として表れます。

免疫も下がるので風邪をひきやすくなり、体調がいつも悪いのでより一層やる気が失せるでしょう。

自分が変わってしまうから

悪い人間関係に馴染むということは、一緒になって他人の悪口や噂話に加担するなどして自分もそのレベルに落ちるということです。

あるいは、誰かが標的にされていることを横目で見ながら自分が標的にならないように息を潜めているなんていうのも大人として狂っています。

まるで中学生みたいです。

そこまでではなく、ただ職場の人のノリと合わないだけであっても自分を変えてまで合わせる必要はありません。

合わせることに頭や時間を使うよりも、根本的に合う職場に変わった方が成果も出しやすくなるでしょう。

病気になっても損するのは自分だから

ストレスが体の毒になることはお伝えした通りですが、そのせいで病気になると生命力を削るだけでなく金銭的にも損をします。

まずストレス障害に分類されるのは、適応障害、急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などがあります。

また、直接的な原因ではなくても関係する症状としては、蕁麻疹、円形脱毛症、頭痛、胃腸炎、過換気症候群、突発性難聴、生理不順など挙げたらキリがないくらいです。

労災が認められないかぎり、病気の治療にかかる費用は自分で負担しなければなりません。

長期間の治療が必要かつ働くのが難しい病気にでもなったら収入がなくなるのに出費は増大するという事態になるので、目先のお金にごまかされて大損する前によく考えましょう。

️人間関係で仕事を辞める前にやってみてほしいこと

人間関係で悩んでいるなら辞めてもいいことがわかりましたが、勢いだけで辞めてしまうとやることが多すぎて整理がつかないので、一呼吸する必要があります。

そして、辞めたとしても次の収入を得るための手段で何が自分にとって良いのか、はたまた辞めただけで解決するのかどうかなども冷静に見直してみることが大切です。

辞める前にやってみてほしいことをご紹介するので参考にしてみてください。

一旦休んでみる

「休めない」と思っている社会人は多いですが、実際にはそんなことありません。

インフルエンザ、ノロウイルス、骨折など到底出社できない状態になれば休めるわけで、それなら何もなくたって休んだっていいはずです。

もし仮にそれでも会社に来いと言ってくるような会社はブラック企業すぎるので理由など考えずに一足お先に失礼した方が良いでしょう。

さて、一旦休んでみることの必要性は何なのかというと、第一には体と脳を休めることが必須だからです。

悩みが頭のなかでグルグルと渦巻いている状態では冷静な判断もできないですし、体の疲労がたまっていると何をするにもやる気が出てきません。

辞める辞めないにかかわらず、法律でしっかり与えられている有給休暇をつかって休みをとりましょう。

できれば土日と連結させてでも数日間休みます。

1~2日くらいは休息、その後の日数でノートに書きまとめるなりして自己分析を行います。

何かしらの結論を出すのは心身ともにリフレッシュしてからです。

第二の理由としては、本当に「辞められない」のか否かがわかるからです。

おそらく毎日出社し残業までこなしている状態だと周囲の人もそれを戦力として組み入れているので「いなくなったら困る」と言うでしょう。

でも実際数日休んでみると仕事は回っているものです。

「自分があんなに頑張らなくても回るんじゃないか」と思えれば罪悪感無しに辞められます。

もし本当に回っていなかったら会社として危ない状況なのでそれはそれで辞めた方が身のためです。

味方を見つける

冷静に考えた結果、辞めるよりもこの会社の内部を変えた方が自分にとってメリットが大きいとわかったら、面倒ですが自ら動きだすしかありません。

しかし、孤軍奮闘ではなく味方を探すところから始めましょう。

人間関係の悩みに対して孤独な戦いを続けるのは不可能です。

職場の雰囲気が悪い場合、その閉塞感を多くの人が抱えながら、やり玉にあげられないためにひた隠しにしている状況だと考えられます。

しかし、誰かが切り出しさえすれば状況を打開したいと考えている人は確実に存在します。

あまりおしゃべりでない人から味方の数を増やしていき、人間関係の元凶になっているものに立ち向かえるほど戦力が逆転したら一気に改革してしまえばいいのです。

会社としても人間関係が悪い職場よりは良い職場の方が利益を出しやすくなるので好意的に受け止めるはずです。

一方、辞める場合にも辞めることが一筋縄ではいかない会社なら外部の味方を作っておく必要があります。

疲れをゆっくりとる

一旦休んでみる、の項目で記載した通り、数日有給休暇がとれても家に籠っていたら、ちっともリフレッシュできないなんてこともありますよね。

その時は、思い切って温泉にでも出かけてみたらいかがでしょうか。

辞めないと決めたらそれはそれでまた仕事が始まりますし、辞めると決めてもこれからやることが増えるので、遠出できるチャンスがなかなかありません。

せっかく得られた休みですから、疲れを癒すことに使ってみましょう。

そうしてぼんやり温泉に浸かって無の状態になると意外にも「人間関係はどうしようもない会社だけど、温泉に行くくらいの金銭的余裕はあるんだよな…」とか「今まで休みを取らなさすぎて疲弊してただけかも…」と冷静になったりします。

また、心に余裕ができると社内という小さな職場で幅をきかせている輩や噂話に興じる暇人、定年退職でもしたら吹っ飛んでいく役職にあぐらを掻いている上司たちがなんだか馬鹿らしく、微笑ましく思えてきたりもします。

相談窓口に頼る

会社がある程度大きく、人事部が第三者の立場で機能しているなら人事部に相談するのも手です。

その他、内部通報制度の利用、提携カウンセラーの相談もできます。

内部に相談することのメリットは、そこがちゃんと機能している場合、経営陣が見えていない人材の問題に気づかせることができるという点です。

経営陣は日々かなり忙しいので、正直にいうと社員一人一人をじっくり観察することができません。

気づかない内に不適格な人材が幅をきかせていて内部崩壊しているなんてこともよくあります。

声を上げる人がいない限り野放しになってしまうので、今所属している会社でまだ頑張りたいという思いがあるなら、会社のためにも相談窓口に行ってみましょう。

もし会社と関係している窓口に不安があるなら、心療内科で診断書を書いてもらえれば効力を持ちますし、行政が設置している電話相談窓口もあります。

人間関係以外でも職場環境が悪ければ労基に相談すればいいですし、転職を決めていなくても転職エージェントが相談に乗ってくれたりもします。

他者に相談することで自分の中で整理をつけることにも役立ちますから試してみて損はありません。

ストレス源を徹底的に導き出す

ストレスの根源は徹底的に探す必要があります。

悩みやストレスは自分では「これが原因」とわかっているようなつもりでも、実は気づいていないか忘れてしまっただけで原因が異なっていることがあるからです。

一番わかりやすい例が怒りと空腹です。

何かを言われ、すごく腹が立った時はその発言内容が自分を怒らせたと誰もが思います。

しかし、別の日に全く同じことを言われても何とも思わなかったりします。

それで、今まで自分が必要以上に怒った時のことを思い出してみると共通していたのは空腹だった、なんてことがあるのです。

これと似たようなことは仕事におけるストレスについても当てはまります。

最初に「辞めたい」と思ったことが残業の長さだったとしても、それに慣れてしまうと大丈夫な気になってきます。

しかし残業が改善されたわけではないのでストレスは密かに溜まり続けており、そこに人間関係の問題まで加算されたときに「辞めたい」が爆発して人間関係の問題にすり替わってしまいます。

もしそれに気づかないまま「残業は耐えられるようになったから人間関係が良さそうな職場ならどこでもいい」と思って転職すると、また残業のせいでストレスが溜まってしまい、辞めたくなってしまうはずです。

そうならないために、自分が「辞めたい」と初めて思ったのはいつか、何が一番ストレスになっているのかをよく考えてみましょう。

転職後のイメージをする

ストレスの源がはっきりすれば、それが改善できそうな転職先を探すことができます。

しかし、自分がこの先どうなりたいかのイメージがないと、転職によって人間関係などの当座の問題は解決できても、やりがいを見失うなどまた別の問題を抱えることになります。

どうせ転職するならストレス解決以上に、キャリアアップやスキルアップができる職場を目指してみましょう。

同じ理由で、とりあえず雇ってくれるところに行くというのもよくありません。

転職後のイメージがつかないような企業ではいざ入社してもどうしたらいいのかわからなくなってしまいます。

会社を辞めることは「逃げ」ではありませんし、転職先も「逃げ場」ではありません。

新たなスタートをきるための場所なので辞めること以上に転職先選びも自分が納得できるまで検討しましょう。

職場を変えれば本当に解決できるのか?

どんなに職場を変えても絶対に解決できない人がいます。

それは“そもそも働きたくない人”です。

でも、もしかするとこれが一番多いかもしれません。

宝くじに関する2017年4月の調査では過去1年間で宝くじを買ったことのある人口は約5,219万人としています。

それだけ、多くの人にとっての夢は「働かずにお金が欲しい」であるとわかります。

基本的には働きたくないわけで、働くとしても環境が良ければ耐えられるだけという人がほとんどだといって過言ではないでしょう。

そうなると、もう「辞めたい」とかではなく「働きたくない!」がまず先にあって、人間関係などさまざまな問題が出てくるたびに「こんな環境じゃ耐えることもできない」となります。

この場合は、どんなに職場を変えようと、仕事に就いていること自体が一定のストレスになるため、宝くじか思わぬ収入が得られるまでは諦めて働きましょう。

どうしても働くことに飽きてしまったら、また少しでも興味が出る企業に移るなど、転職をどんどん繰り返して他業種まで渡り歩いてみるくらいの心持でもいいかもしれません。

️人間関係で悩んだらまずは周りに相談してみて

会社を辞めてはいけないなんて法律が無い以上、辞めるも辞めないも本人の自由です。

ですが、勢いで辞めてしまうと後悔が大きくなることもあるので、気持ちや考えを整理するためにもノートに書きだしたり周囲に相談することは必ずしましょう。

相談相手はなにも会社や労働関係の人でなくても構いません。

友達、恋人、家族など親身になって聞いてくれる人に話した上で、アドバイスも聞き入れながら自分が納得する道を選択してください。

そして最後に、どんな道を選ぶにしても、その後の自分次第でどうにでもできることをお伝えしておきます。

会社員という道を選ばずともお金は稼げますし、外国なら今の貯金だけでも何年か暮らせるかもしれません。

選択肢はたくさんあるので、気楽になりましょう。