大手企業で働いている人で、夫が海外に転勤することになり夫と共に海外で暮らすことになった人も多いはずです。

奥様は当初不安で仕方がなかったのですが、夫や友人の薦めもあって5年間海外(オーストラリア)に移住したのでした。

しかし、5年が過ぎていよいよ帰国という時になって、奥様方がむしろオーストラリアの方が過ごしやすくて良いと感じ始めたようなのです。

帰国の時には、「いよいよ日本に戻るのね」と嘆いていたという話を聞きました。

出かける前には不安で渋り、帰国する時には懐かしさでもどかしくなるなんて不思議なものです。

そこで、後日にその奥様と会う機会があったので、なぜそのように感じたのかを聞いてみました。

向こうでの生活を振り返ってみると、当初はビックリすることだらけでした。

国はもちろん家も庭も広いことでした。

それと時間の感覚が違っていたのでした。

あるメーカーに勤務していたので社宅は少し郊外ですが、敷地は約300坪程とのこと。

しかも、プールがあるというのでビックリでした。

夫は技術者で毎日夜遅くまで働いていたのです。

仕事で午前様になることもしょっちゅうでした。

それが転勤先ではほとんどがいわゆる定時というもので、夕方の5時には会社を出るのです。

車で社宅まで15分ほどですので、夏場はまだまだ日も高くて夜の8時までは外で遊べるのです。

3歳と5歳の子供がいたので、帰宅後は家族でピクニックにも出かけられたそうです。

しかし、商店街は土日は基本お休みで、必要なものは買いだめしておかなければなりません。

食材もお肉も大きな塊りや単位なので、これにもビックリです。

ビックリすることを上げればきりがないそうですが、しばらくすると子供の教育のことやお付き合い、食生活、風習にも慣れたそうです。

ある時期からは、楽しく生活している自分にも驚いたそうです。

このように、海外で暮らしたいと考える人も増えているようですので、海外移住についてまとめて見ました。

海外移住に憧れているあなたへ

若い時にワーキングホリデー制度を利用して、海外生活を経験したことがある人は、よほど苦い経験をしたことが無ければ、海外生活に憧れを持っているはずです。

仕事で海外出張が多かった人は、必ずと言ってよいほど家族で海外旅行を頻繁に経験しているはずです。

海外の何がそれほどまでに楽しいかと言うと、飛行機に搭乗して国外に飛び立ち、日本とは異なる建物や文化、そしてそこで暮らしている人達と言葉の違いなど、生活そのもの全部が素晴らしいと感じるからです。

その経験が忘れられずに、とうとう海外移住を計画することになるのです。

それ以外にも、海外移住に憧れる理由は人さまざまです。

わたしの知っている人で海外移住を実行した人の理由は、なんと花粉症で苦しむ日本を脱出したかったためです。

当初は春の期間だけ移住していたのですが、ネットを活用すれば海外でも仕事がスムーズにできることが分かると、生活の基盤を海外に置いたのだそうです。

もちろん家族そろってですが、子供も含めて現在ではすっかり現地に馴染んでいるようです。

最近では、子供をバイリンガルに教育したいと、米国やカナダ、オーストラリアなどの英語圏に移住する人もいるようです。

また、定年退職を区切りに、治安が良くて気候が温暖で、日本食が食べられて病院も近くにあれば、思い切って日本を離れてみたいという漠然とした気持ちで移住する人もいます。

最近では、よほどへんぴな国や地域に行かなければ、日本人が近くに住んでいるはずです。

人気の外国では、日本人のコミュニティーが存在しています。

言語が得意でなくても、片言でも充分生活できるのです。

若い人なら、起業家を目指して最先端の技術を持った国に移住することもあります。

多少の苦労があっても、海外でいろいろとチャレンジしたい人が増えているようです。

もちろん、海外移住で挫折した人も多いようで、候補先の実情や不安なところを、経験者に聞いておくことをお勧めします。

海外移住する日本人が増えている


最近の海外移住の状況について、外務省領事局政策課の調査結果を調べてみました。

平成28年10月1日の集計結果では、日本の領土外に在留する日本人の総数は、133万8477人で、前年よりも2万1399人(約1.6%)の増加となって昭和43年以降最高になったようです。

この集計の中で、現在は移住しているがいずれ日本に戻るという人は約87万人で全体の約65%を占めています。

移住先で永住権を獲得して、生活の基盤を日本から海外に移している人(永住者)は46万8千人余り(前年比約2.5%増)です。

海外移住者も永住者も増加しているようです。

興味があるのは、男女別の比較です。

男性64万2千人(約48%)に対して、女性は69万6千人(約52%)と平成11年以降は女性の方が若干多いようです。

移住先の情報について、もう少しまとめて見ました。

移住先の地域別で見ると、「北米」が全体の約37%(約49万人)で、昭和60年以降一貫して首位を維持しています。

次いで「アジア」約29%、「西欧」約16%となっており、これらの3つの地域で全体の約80%を占めているようです。

国別では、米国が圧倒的に人気があり、全体の約32%(42万1千人)で、次いで「中国」が約10%(12万8千人)で、この2ヵ国で全体の約42%を占めているようです。

3位以降は、「オーストラリア」が約6.9%、「タイ」約5.3%、「カナダ」約5.2%、「英国」約4.9%、「ブラジル」約4.0%、「ドイツ」約3.3%。

「フランス」約3.1%、「韓国」約2.8%、「シンガポール」約2.8%の順となっています。

年齢別では、「20歳未満」が全体の約22%、「40歳代」が約21%となっていて、この両者で移住者の約43%を占めています。

さらに年齢別に見て見ると「20歳代」は約12%、「30歳代」は約18%、「50歳代」は約13%、「60歳以上」は約14%となっており、若い人の海外留学と中年の転職者や起業家が多いようです。

移住先に求められる条件とは?

夢と希望を抱いて海外に移住したが、結局夢破れて帰国してしまった人も多いのです。

海外に行く前と、行ってからのギャップが大きかったためです。

1週間程度の旅行なら我慢できても、これからずっと嫌な思いをしながら暮らしていくとなると、ストレスと不安が溜まってくるのです。

移住先の候補と考えているところが、どんなところなのかは充分に調査したり、経験者の話を聞いたりして、理解しておくことも大事です。

その時に、長期滞在するのか永住を考えているのか(移住の目的)によっても、ビザの取得条件も違ってくることもあります。

心配なのは、現地の治安です。

日本人ンに対する偏見やこだわり、悪い風習がないかなども確認しておくべきです。

医療関係や毎月の生活費、子供がいると日本人学校の有無なども気になります。

調べてもよく分からないような地域を考えているなら、一度1週間程度の旅行をしてみて、現地の生活を体験してみることをお勧めします。

日本人は、親切でお金を持っているという固定観念で、詐欺や犯罪に巻き込まれることも多いようです。

あまりネガティブな情報ばかり発信してもいけないのですが、現地の生活を体験することで、思いがけなく嬉しいことも見つかるかも知れません。

チャレンジする人にのみ得られる経験も、想像以上の貴重なものと思います。

では、移住先に求められる条件を具体的に考えてみます。

治安が良いこと


最近では、世界的にテロの脅威が大きくなっていて、海外ではいつどこでテロに巻き込まれるかも知れないというリスクはあります。

もちろん、日本国内でもテロやその他の犯罪に巻き込まれることもあるのです。

これから海外移住をしようと考えている時には、まず治安の良さを重要視するはずです。

まして家族そろって移住する時には、まずは治安について心配することでしょう。

当然、内戦状態の地域で、時折銃弾が飛び交う国には行きたくないはずです。

しかし、表面上は安全な国となっていても、その国の一部の地域によっては誘拐や強盗が多発しているところもあるのです。

日本でも、大通りから裏通りに入ると、不良がたむろしていて日中でも恐喝を受けるようなところもあります。

外務省が海外渡航者や滞在者向けの「海外安全情報」を随時変更してHPで発信しています。

危険情報やスポット情報などを見ることができます。

治安と同様に海外での医療機関の情報も含まれています。

この情報の中に、危険地域として発信されていると、当然不安になってきますが、海外経験者によるとこれらの情報には上がっていないような落とし穴もあるようです。

つまり、国全体としては安全となっているが、実際に住んでみると特定地域では頻繁に強盗や盗難の被害に会ったり外国人同士の暴力事件が絶えないとか、子供をインターナショナルスクールに通わせていても誘拐犯に狙われてしまったりと、犯罪の陰が消えないこともあるそうです。

安全な国と思っても、それなりの覚悟が必要なのです。

万一強盗に出くわした場合には、こうして危害を加えられないようにするとか、対策を講じて心の準備も必要なのです。

これらのリスクが少ないところを選ぶのですが、仕事の関係で避けられない時には、経験者の情報を集めておいて身を守ることを優先にすることです。

物価が高すぎないこと

定年退職して、親しい身寄りもいないので、老後は海外で骨を埋めるつもりで永住したいと思っている人もいます。

若い時にはほとんど海外に出かけることがなかったので、海外での生活が夢であったなどと安易に考えている人もいます。

さらには、日本は嫌な奴ばかりで面白くなかったので、海外で楽しく暮らしたいと脱出することを考えている人もいます。

これまでの貯えと年金で、楽しく暮らせる地域があるはずだと言うのです。

むしろ、日本よりも物価が安い国なら、楽に暮らせるのではとの考えも持っているようなのです。

このような定年退職組とは違っても、若くして移住する人にとっても、現地の物価は気になるものです。

消費者物価が最も高い国はシンガポールで、ニューヨークを100とした物価指数ではシンガポールは116だそうです。

物価指数で比較すると、アジア地区で低いところはマニラ(フィリピン)が62、クラルンプール(マレーシア)が56、チェンマイ(タイ)が44です。

物価だけを考えると、これらのアジアの地区は安いと言えます。

ちなみに、日本の東京の物価指数は98です。

物価が高すぎないことも条件ですが、それと合わせて食品の安全性とか医療も検討の対象になるようです。

治安、物価、医療の面で総合的に考えることが必要です。

言語に困らないこと

海外移住の時に不安に感じることは、まずは言語に困らないかということです。

英語圏の地域なら、片言の英語でも話せることはあっても、それ以外の言語であればなかなか意思が通じないような気がします。

まずは、自分の英語力に自信がないとしても、学生時代に親しんだ英語ですから、簡単な挨拶や基本的な単語などは分かっているはずです。

実は、これだけのことでも大いに役立つようです。

中国語の場合も、共通の漢字文化だと思っていても、文字の意味が全く違っていたことも多いのです。

まるで古代文字を読むようにまったく理解できない文字もあります。

しかし、このような見たこともないような言語を使う地域に進んで移住することはないはずです。

ともかく、英語が通じる地域であれば、当初は単語を並べるだけでも、意思は通じるはずです。

駅や案内表示板に、現地語と英語が並記されていれば一安心です。

ただし、公共施設の案内板の表示が現地語だけの場合は、それらの中で利用することがある文字については、現地語を覚えるしかありません。

これに少しの手間がかかることになります。

何かの交渉事など難しい会話の場合を除けば、片言の英会話と単語を書いて見せれば意味は分かるはずです。

人見知りをしないで、話しかければ意思は通じるのです。

でも、スムーズに会話をしようと思っていたならば、基本的な英会話を覚えていくべきです。

わたしが海外で困ったことは、レストランのメニューが現地語だけで書いていた時です。

気が利くところは、料理の写真付きのメニューが出てきますが、こんな店は助かりました。

その他の場面では、ハッキリと声を出して日本語とジェスチャーで話しても理解してくれたところもありました。

必死で話すと、分かってくれるものです。

こんなところも、海外の魅力でもあります。

仲良くしたいと思っていると、雰囲気でも理解してくれて、現地の言葉を覚えていくと、さらに親しくなっていくものです。

日本人の先輩やその友人がいると、これも一安心です。

日本人が受け入れられやすいこと

移住するためのビザが取得できない国は論外として、移住するにあたって日本人として快く受け入れてくれる地域でないと、楽しく暮らせなくなるのです。

そこで暮らしたいと願っても、日本人を毛嫌いしていないか、住み心地が良いかも大事なポイントです。

日本人ということよりも、あなたがそこを心地よく感じることが重要です。

物価も、治安も、現地の人も問題ないのですが、何か居心地が悪くて気持ちが良くないと感じるところもあります。

それがなくて、あなたのイメージに合っていればまずは問題はありません。

国によっては、外国人全般に対して厳しいところもあります。

フランスでは、当初は英語で話せましたが、親しくなってくるとフランス語で言えと注意されることがしばしばありました。

自国語にプライドを持っているためなのでしょう。

わたしは、フランス語独特の鼻に抜けるような単語がうまく発音できずに疲れました。

アジアではタイは人気ですが、50歳未満の場合にはビザの取得が難しいこと、また先進国では数千万円~1億円以上の資産を持たないとビザが取れなかったりと、日本人なら誰でも自動的に受け入れてくれるというほど甘くはないのです。

そう考えると、比較的移住しやすい国は、アジア地区ではフィリピンとマレーシアなのです。

そう考えると、ビザが取りやすいことも重要なポイントになります。

天変地異が少ないこと

海外から日本に初めて来た方と世間話をしていた時に、災害が多い国は大変ですねと言ったところ、日本は災害が多い危険な国ですよと言われました。

世界的に見ても火山が多いことと、地震が多いことです。

ここ25年以内でも阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などと10件以上の大きな地震に見舞われているのです。

これらに加えて大型の台風の襲来を考えると、日本は天変地異の多い国なのです。

海外に移住する人の中には、この地震から逃れたいと思っている人もいるのです。

地震学者の中には、南海地震や北海道東方沖など、これからも大きな災害が発生すると警告しています。

真偽のほどは別として、海外移住先の天変地異が少ないことも重要な候補先の要素です。

日本もそうですが最近のアジア地区では、カンボジアやタイ、ミャンマー、インドでは、40℃を超える熱波に見舞われて多くの死者が出ています。

しかし、気温だけを見ると、熱波の影響を受けないのはシンガポールとマレーシアなのです。

緑が多くて島国なのが原因でしょうか、シンガポールでは気温は35℃以下で安定しているのです。

ただ、マレーシアのボルネオ島では、大きな火山が噴火したことを考えると、アジア地区で最も災害が少なく安全な国はシンガポールということになります。

人気のおすすめ海外移住先

海外旅行に出かけてみて、居心地がよくて食べ物が口に合って、しかも日本人に親切な国という感覚だけでは海外移住はできません。

観光客としてお金を落としてくれる真面目な日本人として見てくれる間は良いのですが、いざビザを発給して移住を受け入れるとなると、受け入れ条件が厳しいところが多いのです。

イメージだけで人気の国が、必ずしも移住先に適しているかは別なのです。

最近では、ビザ取得の条件が厳しくなっている国が多いのです。

ビザ取得のための預託金を準備することも必要になっています。

(国によって異なります)例えば、移住先で人気のオーストラリアやシンガポール、カナダです。

資産としては数千万円~億単位の資産を持っていることが基本的な条件です。

中国の成金と言われる大量の富裕層が永住を狙って移住をしています。

充分な資産を持ち現地で起業する計画によっても、ビザの種類も変わります。

日本人の一般的なサラリーマンの資産では、ビザ取得は困難な場合もあるようです。

このようなことを考えると、現実的にしばらく滞在できるのはマレーシアやフィリピン、中国などの国で、移住するとなると就労ビザやリタイアメントビザ、永住権等を取得しなければ住むことはできないのです。

マレーシアでは50歳未満では1500万円以上の資産、50歳以上では900万円程度の資産が必要です。

フィリピンでも年齢に関係なく500万円程度の資産が必要です。

タイも50歳未満のビザ取得は困難で、50歳以上のリタイアメントビザ(退職した年金受給者向けのビザ)が取得がしやすいようです。

このように、現地の生活を考える前にビザの取得の壁もあることを知っておく必要があります。

ビザの要否や種類は、事前通告なしに手続きが変更されることがありますので、詳細は移住希望先の大使館・総領事館・移民局に確認してください。

ハワイ

憧れのハワイという言葉が流行ったのはひと昔前です。

今では若い人が、格安航空機を利用して簡単に旅行することができる時代です。

現地の観光地では、日本人も多く滞在していて、英語が不自由でも生活に問題はないのです。

ハワイに移住するには、やはりビザの取得が必要です。

多くの芸能人やスポーツ選手も移住していますが、彼らの多くはアーティストビザと呼ばれる活動の実績が認められた人に発給されるビザを使用しています。

一般人が移住するためには、①観光ビザ、②永住ビザ(グリーンカード)、③投資家ビザのいずれかを取得する必要があります。

①の観光ビザは、日本で仕事をしながらハワイで海外生活を楽しみたい人に適しています。

現地にコンドミニアムなどを所有して暮らすと、半年間で3ヶ月間滞在できます。

しかし、頻繁には出国・入国を繰り返せません。

②のグリーンカードの取得方法は、現地の米国人と結婚するか、毎年行われる抽選会(年1回)で当選した人のいずれかです。

③の投資家ビザは、アメリカの不動産か企業に投資をすることで発給されます。

投資金額は、50~100万$(5千万円~1億円)です。

実際にビザを取得しても、生活費は結構高いようです。

子供がいると5歳から義務教育が始まり、それまではプレスクール(私立)に行かせます。

(年間100~150万円)さらに、社会保障が不十分なので個人で家族の保険に加入する必要があります。

(月に10万円以上)このように、楽園と思われていますが、実際に住むには物価も高く生活費が高くつくのが悩みです。

移住するには、ある程度の資金の貯えが必要です。

オーストラリア

オーストラリアで永住権を取得する方法はいろいろあります。

①ワーキングビザで渡航中にワークビザのスポンサー企業を見つけ、2年以上働けば申請できます。

高度な技術力と語学力が必要です。

②オーストラリア人と結婚すると配偶者ビザが取得できます。

その後2年以上現地で暮らすと永住権を申請できます。

結婚していないが事実婚状態でもディファクトビザというビザも申請できます。

③投資家退職者ビザで、55歳以上・資産証明(75万ドル=約7500万円)・年収650万円以上・州債に75万ドル以上の投資などが条件です。

これまでは、単なる退職者ビザ(リタイアメントビザ)があったのですが、自国に投資を求めるようになってきて投資家退職者ビザに変更されたようです。

そこで、現地で生計を立てて永住することを考えずに、単なる観光ビザでやってきて、更新を繰り返すことでも楽しく暮らせることもできます。

台湾

台湾は治安が良くて親日国として有名です。

外国人に対する暴力事件もほとんどなく、食べ物も日本人の口に合って美味しいのも人気です。

永住権を取る前に、ビザなしで3ヶ月間(90日間)滞在可能です。

そして3ヶ月ごとにビザラン(香港など外国に一度出国する)が可能です。

日本国籍があれば55歳以上、5万US$以上の残高証明、無犯罪証明があれば、180日間のビザが取得できます。

そして、毎年183日以上滞在して連続5年間居留すると、永住権を取得することもできるのです。

詳しくは台北駐日経済文化代表処のHPをご覧ください。

マレーシア

日本国籍があれば、ビザなしで90日間滞在できます。

さらに期間内にビザランすればさらに90日間滞在できます。

最長180日間滞在が可能です。

さらにもっと長期に渡り移住するのは、3つの方法があります。

①マレーシアマイセカンドホーム(MM2H)プログラムを利用する方法、②就労ビザを取得して現地で働く方法、③学生ビザを取得する方法です。

この中で人気なのがMM2Hビザで、いわゆるリタイアメントビザのことですが、年齢制限がありません。

10年間滞在できます。

永住はできませんが、移民局の許可が降りればさらに10年後以降も更新が可能です。

50歳未満では50万リンギット(約1600万円)の資産証明と月額1万リンギット(約32万円)の収入が必要です。

50歳以上では、35万リンギット(約1120万円)、月額1万リンギットの収入か年金証明が必要です。

このMM2Hビザは、基本的に現地での就労は禁止で、実質的には観光ビザの長期版です。

基本的なマレーシアの考え方としては、移住はあまり受け入れたくないという雰囲気なのです。

近い将来には、資産証明として6000万円くらいに引き上げる政府案も出ているようです。

タイ

旅行先としても人気のタイですが、物価が安くて食事も比較的日本人に合うことも原因のようです。

現地の食事に不満があっても、日本料理店やスーパーでも日本料理が豊富なのです。

日本のように梅雨や雪がない温暖な気候も過ごしやすいからです。

50歳以上であれば、タイ国内の銀行に80万バーツ(約220万円)以上預金してあるか、年金でも年間に80万バーツの収入が証明できれば、リタイアメントビザ(1年間)が取得できます。

ただし、就労は不可ですが1年ごとに更新もできるのです。

 

カナダ

雄大な自然と澄んだ空気、ゆったりとした生活などに憧れて移住したいと思う人も多いはずです。

カナダ政府としては、生活保護を受けることなく経済的に自立できる可能性がなければ、つまりはカナダ政府が「ハイレベルな職業」として定めた仕事の職歴が重要なのです。

例えば、看護士、医師、弁護士、美容師、調理士などの技術や資格を要する職業、営業、企画、経理などのオフィスワーク、課長、部長などの管理職や社長の経験がある人が優遇されるのです。

これらは、NationalOccupationalCodeのNOCO、A、Bリストに定められています。

永住権申請をするには、2015年から新しく導入されたExpressEntryシステム(永住プログラム)にオンラインで学歴、職業、年齢などのプロフィールを登録する必要があるのです。

NOC C,Dレベル、具体的にはウエイターやレジ打ち、販売員、配達員、エステティシャン、工場作業員などの職業も永住権の申請は可能ですが、ExpressEntryからの招待状(ITA)が届いていることが条件で、カナダ滞在歴があって高い英語力が必要です。

まずは、ExpressEntryに登録するつもりで、登録項目を確認してみることです。

ニュージーランド

カナダやオーストラリアなどは、移民に対して永住権を発行していますが、基本的には滞在期間付きの居住権です。

そして定められた年数を居住し、ビザランなどで定期的に更新・延長手続きをする必要があります。

しかし、ニュージーランドの永住権は、取得すると一生涯更新の必要もなく居住することができるという特徴があるのです。

申請方法は、投資家、起業家、技能移民のカテゴリーから申請することになります。

一時退職者ビザというものもあって、ニュージーランドに75万ドルを投資することによって、2年間の滞在が可能になります。

2年後にも移民局が定める条件を満たしていると更新できるのです。

永住権を持つ子の親が、ニュージーランドに100万$を投資すると、ペアレントリタイアメントビザで永住権を申請することもできるそうです。

海外移住する6個の理由とは?

海外に移住する理由とはどんなことでしょう。

退職後にのんびり過ごしたいから

定年まで真面目に一生懸命働いてきたが、子供もそれぞれ独立して心配がなくなったことでもあり、のんびりと暮らせるところに移住したいと思う人も多いのです。

すると、物価も安い安全な海外に移住することも選択肢のひとつになっています。

語学を習得するため

学生の頃なら、語学を習得するための学生ビザを取得して語学留学もできます。

1ヶ月程のプチ留学から6ヶ月程度までの留学は、学生ビザが有効です。

企業から駐在員として派遣される時も多いようです。

子供の教育のため

自分の子供を、バイリンガルな国際感覚に優れた人間にしたいという「教育移住」という方法があります。

語学だけでなく国際的な知識も習得できるのです。

富裕層の子供は、義務教育までの年齢ではインターナショナルスクールに通わせることが多いようです。

将来のビジネスにおける人脈づくりにも役立つのです。

日本での人間関係に疲れたから

信じていた人に裏切られたことにより、軌道に乗っていた仕事が潰れてしまったり、結婚話が破談になったりと、人生の歯車が狂ってしまった時には現実逃避を考えます。

そんな時に、住み慣れた日本を離れて再起を決心するために、海外に移住することを希望する人も多いようです。

病気の治療のため

高額な医療費がかかることは承知のうえで、命に係わる心臓手術など海外で臓器移植手術とリハビリを行うために移住するケースもあります。

厚労省は、2017年末に海外渡航して臓器移植を受ける患者に対し、公的医療保険から費用の一部を給付する方針を決めたそうです。

日本では、臓器提供が少ないことから、医療のために移住するケースも増えてくるでしょう。

わたしの知人は、花粉症がひどいので、その時期だけは海外に移住するそうです。

起業するため

今後も成長が見込める有望な国で、起業目的で移住するケースが増えています。

日本人に人気なのはタイやシンガポールで、中国もチャイナドリームを夢見て移住する人も多いのです。

外国人に人気なのはニュージーランド、カナダ、オーストラリアなどです。

ヨーロッパは、現在移民問題などの影響で、リスクが高くなっています。

海外移住で注意すべきこととは

海外の優雅な生活を夢見て移住したが、思惑が外れて帰国する人も多いのです。

どのようなところに誤算があったのかを調べてみました。

食事が合わないこともあるので、日本食レストランがあると尚良い

好き嫌いがある人、胃腸が弱い人にとっては、海外の食事が合わないことで悩むことが多いようです。

1週間ほどの観光旅行や出張でも、食べたいものがなかったと肩を落として帰国する人は要注意です。

生水で下痢をする人も多いのです。

日本食レストランがあれば、少しは気休めになります。

日本食材や日本レストランの有無も重要です。

収入を得られる仕事先を早めに確保する

海外で働くためには、その国で働くことができるワークビザを取得することが必要です。

ワークビザが取得できない時は、現地会社にサポートしてもらう方法があります。

また、ワーキングホリデー制度がある国では、まずはこのワーホリのビザで働き、その後にその会社からワークビザをサポートしてもらうのです。

サポートしてもらえるには、働くための技能や能力が必要になります。

夫婦かそれに準ずるカップルの場合に、どちらかがワークビザを取得していると、相手方も配偶者ビザ(パートナーシップビザ)を取得して働くこともできます。

収入を得られる仕事先を見つけるには、最近では海外の求人情報を掲載しているサイトがあります。

そして、日本に居ながらサイトからその求人に応募することもできるのです。

いずれにせよ、ワークビザとサポートしてくれる会社を早めに確保することが大事です。

宗教問題など地域の背景をよく勉強しておくこと

海外移住で気になるのが、宗教に関することです。

一般的な日本人は、あまり宗教にこだわりませんが、海外ではそうはいきません。

配偶者や仕事仲間の宗教観がどのようなものかを知っておくべきです。

地域の人との接し方やしきたり、食べ物などに注意します。

現地の日本人会との接触も必要です。

宗教問題や地域の背景も教えてくれます。

公衆トイレがまだ整備されていない地域は注意

インフラが十分でない地域では、公衆トイレがないところも多いのです。

男性なら容易に用を足すことができますが、女性の場合はそうはいきません。

公衆トイレがある駅やホテル、集会所などを日頃から確認しておくことも必要です。

病院で言葉が通じることは大事

海外で病気になったりケガをした時に、現地の病院に運ばれて治療を受けますが、問題は日本語を話すスタッフはほとんどいません。

病院のスタッフとは、現地の言葉か英語での会話になります。

ということは、移住先の近くに、日本語でも通じる病院を確保するか、病状を伝えることができるように勉強しておくことです。

日本人を狙う犯罪者に注意

海外に移住した日本人を狙う(もちろんお金目当て)犯罪も多くなっています。

待ち伏せされたり家に押し入ってきたりして、金品を要求する犯罪です。

銃を持っていることが厄介なのです。

羽振りの良い生活をして目立たないことや、夜遅くにフラフラと出歩かないことです。

強盗に遭った時に差し出す金品を、用意している人もいました。

詐欺も多いようです。

現地で起業することを夢見てきた人や、分譲住宅を購入する予定の人を騙して、資金をだまし取る詐欺師も多いようです。

最近では、現地の日本人に騙されて資金を奪われた事件もあるようです。

日本人と言っても、油断は禁物です。

まとめ

最近では、語学留学や料理の修行、定年後のセカンドライフなど、目的は様々ですが海外に移住しようと考える人が増えているようです。

日頃から、LCCを利用して旅行を楽しむことが日常的になってきたためでもあります。

しかし、昨今の国際情勢を見てみますと、欧州では難民問題が続いているし、経済状態が悪く若者の就業率が悪い国も多いのです。

つまりは、誰でもどうぞお越しくださいという雰囲気では無くなって来たことを知っておくべきです。

その人の資産(所得)や技能(職能)、語学力の壁を作っているのです。

国によっては、移民ビザを取得しないと移住目的で入国できないところもあります。

移民ビザも目的や年齢によって種類があり、さらには永住権(その国の国籍取得)を取るには、かなりハードルが高いようです。

就労を目的とせずに現地での暮らしを楽しみたいのであれば、ビザなしでも数年滞在できる国もあります。

ただし、ある程度の資産と収入が必要なことも付け加えておきます。

現地に行って暮らしてみなければ分からないことも多いので、まずは観光ビザかビザなしで数週間滞在してみて、判断することもお勧めします。

ちなみに、ビザなしで滞在できる期間は、インドネシア(60日以内)、シンガポール(14日以内)、タイ(30日以内)、台湾(14日以内)、フィリピン(21日以内)、香港(1ヶ月以内)、マレーシア(3ヶ月以内)、ニュージーランド(3ヶ月以内)です。

パスポートの有効期限の制限がありますので、確認が必要です。