ロングスカートは生足に自信がない人にも履きこなせるスカートですし、季節問わず使えるので女性なら誰でも一枚くらいは持っているのではないでしょうか。
自分の中での定番のコーデが決まっているかもしれませんが、他のパターンを探しているならこの記事を参考にしてみてください。
大人可愛いパターンをご紹介します。
ロングスカートをはきこなそう!
ロングスカートは時代の中でたびたび流行のトップに躍り出る洋服です。
そのため、世代ごとにロングスカートに対するイメージも違うかもしれません。
コーデを確認する前に、あらためてロングスカートとは何なのか、日本での流行の歴史を見てみましょう。
ロングスカートの長さの定義
スカートはその作りによってギャザー、プリーツ、フレア、ペンシル、コクーン、サーキュラー、ゴアードなどたくさんの種類が存在しています。
同様に、長さでも細かく名称が分かれています。
ブランドによっても定義が違ったり、日本と海外の認識の違いもありますが、日本で一般的に言われる定義は下記の通りです。
ウルトラミニ:膝上30cm以上の股下ギリギリ
ミニ:膝上10cm程度
マイクロミニ:ウルトラミニより長くミニスカートより短い
膝上丈
膝丈
ミディ:膝が隠れる程度
ミモレ丈:ふくらはぎが半分隠れる程度
マキシ:くるぶし程度あるいはそれ以上
丈の違いでここまで名前が違うので、女性のおしゃれは本当に大変です。
これらの中でロングスカートはどのあたりに位置しているのでしょうか。
どこからがロングなの?
ロングスカートはミモレ丈より長くマキシ丈より短い長さ、総丈70cm以上のものを指します。
一方、ミニではないものをロングスカートとする説もあり、マキシ丈はロングスカートに含めることも多くあります。
また、ミモレ丈として売られているスカートを履いたら身長の問題でくるぶし上くらいになってしまったとしたら、ロングスカート扱いになるということもあります。
ロングスカートの流行
ロングスカートは歴史の中で何度も流行として登場します。
日本では、明治4年(1871年頃、太陰暦)に現津田塾大学の創始者である津田梅子が留学先のアメリカで着用したのが初めてだと言われています。
その後、明治41年(1908年)に日本で販売が開始されるも、1920年代手前まで着物の女性が大半でした。
1920年代では膝下丈、ミディ~ロングスカートが流行し、1950年代までは長めの丈が流行を続けます。
一気に変わったのが1967年、ミニスカートの女王ツィッギーの来日でした。
それ以降はそれまでのロング丈にかわりミニスカートが流行し続けます。
このミニスカートブームはそれまでの「強制された女らしさ」「成熟した女らしさ」に対するカウンターとして女性の自由獲得との相乗効果もあったようです。
1970年代中盤になるとニュートラやハマトラといった神戸・横浜という港町で生まれたファッションが流行となりミニスカートブームも続く中セミロングも台頭して個性が別れて行く時代に突入します。
目立ちたい女子高生がかつて流行らせた
バブル期の1980年代になるとDCブランドブームで「シブカジ」のミニスカートやボディコンが流行する一方、ピンクハウスのブームもあってフォークロアファッションでロングスカートが再び流行を始めます。
一方、1970年代初頭から女子高生の間では制服をロングカートにすることが流行し始めました。
同時にぺちゃんこにした革の学生鞄が流行り、目立ちたい女子高生が校則おかまいなしに着ていたので、こうした変形制服と本来の制服を区別するためのマーク制度などもありましたが、このブームが完全に収束するまでは1990年代までかかっています。
このロングスカートの制服は最近、神戸や奈良では人気になってきているようです。
ファッションのブームというのは繰り返し訪れますね。
不良女子高生の象徴
1984年に放送された『不良少女と呼ばれて』ではアフロヘア―にロングスカートという出で立ちが話題となり、不良女子高生の象徴になりました。
いわゆるスケバンです。
翌年1985年から1987年の『スケバン刑事』も大人気のドラマでした。
竹の子族などのブームもあって若い女性が不良に憧れる時代だったのですね。
しかし、スケバンブームの絶頂期はその頃までで徐々に衰退し、1990年代後半になるとアムラーブームが訪れます。
再びミニスカートが大人気となり、ロングブーツを合わせたファッションが多くの女性を虜にしたのです。
女子高生の間ではミニスカートにルーズソックスが主流で、ソックタッチがたくさん売れました。
ロングスカートコーデおすすめ6選
ロングスカートの定義や歴史がわかったところで、現代のおすすめコーデを見ていきましょう。
まずは合わせたいトップスやアウター、ロングスカートのタイプの組み合わせを6つご紹介します。
記事の中盤ではコーデのポイントもご紹介するので、手持ちの服や小物を思い浮かべながら読み進めてみてください。
白Tシャツ×ロングスカート
白Tシャツとロングスカートは初心者にも合わせやすい組み合わせです。
白TシャツはVネックやクルーネック、Uネックなど何でもOKです。
Tシャツの裾は外に出すとロングカートとひとつなぎのようになってだらしなさが出てしまうので、スカートの中に入れてウエストを引き締めたスタイルがおすすめです。
白Tシャツと合わせるのにおすすめのカラーは、春夏なら鮮やかなイエローやブルーの単色、デニム地が映えます。
やわらかな印象にしたいときは、淡い色のシフォンのロングスカートにしてみましょう。
まだ暑さの残る秋にはブラウンやマスタードなど落ち着いた色合いのロングスカートが素敵です。
注意したいのは赤のロングスカート。
白Tシャツと合わせると鮮やかさと形によっては「ちびまる子ちゃん」になってしまうので、ワインやバーガンディのような暗めの赤、フレアタイプで回避しましょう。
単色ニット×ロングスカート
落ち着いた色合い、または白系のニットには花柄ロングスカートもOKです。
ロングスカートを柄物にするなら、コーデ全体があまりうるさくならないように編み柄が目立たないニットの方が合わせやすくなります。
ベージュやブラウンのニットにはオフホワイトのロングスカートで華やかさをプラスしてみましょう。
プリーツなど動きが見えるものの方が女性らしく着こなせます。
鮮やかカラーやデザイン性のあるニットの場合はボトムをシンプルにまとめた方がバランスがとりやすいので、黒やデニム地が無難といえます。
デニムジャケット×ロングスカート
春と秋に人気のコーデがこのデニムジャケットとロングスカートのコーデです。
とくにシフォンやプリーツのロングカートと合わせるのが可愛さ抜群。
スカート自体はドレス感があって華やかなのですが、デニムジャケットのおかげでカジュアルさがプラスされるので、お散歩にも行けるコーデにしてくれます。
足元はスニーカーならよりカジュアルに、パンプスならデートにもぴったりな女性らしいコーデになるので小物による変化も楽しんでみましょう。
黒タートルネック×ロングスカート
全身黒でまとめてコートを着るとカッコイイ印象になります。
とはいえ、黒のタートルネックはわりとボトムを選ばず着れるので好きなロングスカートとコーディネートしてみましょう。
秋冬におすすめなのはチェック柄やボルドー、カーキのロングスカートです。
あるいは、濃いめのマスタードカラーのロングスカートにブラウン系のコートや靴、鞄でワントーンに仕上げながら黒タートルで引き締めるというのもおしゃれです。
ライダージャケット×キレイ色ロングスカート
ロックテイストがカッコいいライダースジャケットはパンツと合わせるとイカつくなりがち。
そこでロングスカートに切り替えると途端に色っぽいレディースコーデになります。
ショートブーツとの相性もばっちりです。
可愛さを出すならボリュームのあるフレアスカートがおすすめですが、カッコよく着るならタイトなもの、大人な雰囲気にするなら広がりが抑え気味のテラコッタカラーのロングスカートなどもアリです。
赤系を合わせるとロックテイストが引き立ちます。
最近流行が来ている“ヘムスカート”とライダースの組み合わせもチェックしてみましょう。
ヘムスカートは裾の左右や前後が非対称でアシンメトリーなスカートのことです。
多いのは前後で、背面だけ長くなっているエレガントなデザインとなっています。
後ろが長いスカートはフィッシュテールともいい、キレイ色の展開が豊富なのでチェックしてみましょう。
ライダースと合わせれば艶っぽい雰囲気にスパイスの効いた絶妙なコーデが完成します。
ふんわりニット×レザープリーツロングスカート
大人可愛いを目指すならレザープリーツのロングスカートもチェックしましょう。
レザープリーツは秋冬におすすめで、クラシカルかつほどよいスパイスを投下してくれます。
黒は人気ですが少し重い印象なので、テラコッタやキャメル、カーキなど落ち着いた色合いのスカートにすると合わせやすくなります。
レザースカートがスパイス強めなので、袖などがふんわりしているニットでほどよく中和すると可愛さが出ます。
一方、ボディラインを強調するタートルネックニットと合わせると大人っぽさが高まります。
ロングスカートコーデのポイント
女っぷりをグッと上げてくれるロングスカートは長さだけでなく、その形でも人に与える印象が大きく変わります。
印象別で見てみましょう。
・かっちりめ、大人の印象:タイト、ペンシル
・女性らしさが強調される:Aライン、フレア、サーキュラー、バルーン、チューリップ
・動きが映える:ゴアード、プリーツ、ギャザー、レイヤー、ティアード
・エレガント:マーメイド、エスカルゴ、ドレープ、フィッシュテール
ロングスカートは他のスカートと比べてボトムの印象が強くなるので、どんなイメージにしたいのかによってスカートのタイプを選ぶことが大切です。
甘辛の組み合わせがGOOD!
黒のロングスカートにスタイリッシュなシャツを合わせればモードに、花柄のロングスカートにフリルブラウスのように同じ路線の組み合わせにすると、ちょっとキメキメなコーデになって場所を選びます。
普段使いならあえて違うテイストのものを組み合わせるとカジュアルに着こなせます。
スカートのデザインが可愛いならレザージャケットやデニムジャケット、スカートがシンプルならパフスリーブのトップスなど、甘辛MIXにするとおしゃれにキマりやすいです。
具体例を列挙しますので参考にしてみましょう。
・カジュアルなボーダーニット×広がるラインが可愛いフレアスカート
・ライダースジャケット×シフォンスカート
・編み柄の可愛いホワイトニット×黒のペンシルスカート
・スポーツブランドロゴのスウェット×シフォンスカート
・タイトな黒ニット×ボリュームスカート
・かっちりめシャツ×プリーツスカート
ボリュームのあるロングスカートを履く場合はトップスはタイトにするのがおすすめです。
女性らしい曲線美が表れておしゃれです。
その他、パンプスをスニーカーにしたりハンドバッグをリュックに変えたりと小物で印象を変えるのも楽しいです。
面白い素材が入ったロングスカートがお洒落
異素材切り替えスカートの人気がチラホラ出てきています。
切り替えスカートはコーデの難易度が高めですが、フレアやプリーツのラインごとに素材が切り替わるものなら自然な仕上がりなので比較的取り入れやすいです。
柄と無地を合わせたものや、素材が全く異なるものなど色々とあります。
・幾何学×無地
・ペイズリーやネイティブ柄×無地シフォン
・コーデュロイ×スエード
・デニム×スウェット
・コットン×ウール
・無地×グレンチェック
そのほか、ポケットだけファーだったり、スリットの内側だけプリーツだったりするものもあります。
切り替えのあるスカートは珍しいので、良いなと思ったら買っておきましょう。
次の機会では出会えないかもしれません。
着物地のパッチワーク
昔の着物をリメイクしたパッチワークのスカートは他の人と被ることがないので個性的なおしゃれが楽しめます。
長年さまざまな人の手に渡りながら色褪せることなく愛されてきた生地ですから、上質なものが多いのも利点です。
黒のフレアスカートのスリットの中だけ着物柄になっていたり、裾だけちりめんの着物地になっているものなどもあります。
レース地
レーススカートは当然単体だと透けるので裏地がついています。
基本的にレースと裏地の色は一緒のものがほとんどですが、あえて違う配色のものもあります。
白のレースにブルーの裏地がついていると、うっすらと青がすけて水色のような印象になるなどです。
その他、部分的にレースをあしらって華やかさを出しているスカートもたくさんあります。
全体が花柄でレースの裾がついているスカートはだいぶ可愛らしい印象です。
トップス以外の組み合わせも重要
ロングスカートのコーデはトップスだけに気を付ければ良いわけではありません。
靴や鞄、髪型なども含めてコーディネートしましょう。
それぞれの詳細は下記の通りです。
靴はヒールが一番合う
ロングスカートは優雅な印象が強いので、それを一番引き立ててくれるのはヒールが5cm以上あるパンプスです。
7cmオーバーの方が足長になって美しく見えます。
寒い時期はショートブーツなどもOKです。
細い人ならロングブーツでもいいのですが、足首が見えなくなることで細い部分を見せられなくなるので、スタイルアップは難しくなります。
カジュアルコーデならスニーカーもOKですが、足が長い人の特権で、短い人が履いてしまうと子供っぽい印象になります。
鞄も大人っぽいものがおすすめ
大人っぽく洗練されたデザインの鞄なら、ショルダーでもトートでもクラッチでも構いません。
エレガントに仕上げるならツヤ感のあるものがおすすめです。
アクセサリーなどと合わせてコーデ全体を華やかにしましょう。
一方、布製のお買いものトートバッグやリュック、ななめがけバックだとサブカル感が出ます。
それを着こなせるおしゃれさんなら良いのですが、初心者がやるとダサさとの線引きが難しいので要注意です。
髪型はスタイルアップを狙うならスッキリまとめる
スリムな体型の人ならどんな髪型でも大丈夫ですが、体型が気になる人は髪はスッキリさせた方がスタイルアップできます。
シルエットの問題で、ふんわりおろした髪だと首回りが埋まってしまい、上半身の細い部分が手首かお腹のくびれだけになってしまいます。
おなかのくびれがハッキリしていないと全体的に太い印象を強調するので、ハーフアップなどでもスッキリまとめると首の細さを出せます。
また、ロングスカートは主張があるので下半身に目が行きがちです。
上半身に視線をもってくるようにするとスタイルがよく見えるので、ヘアアクセサリーや、小ぶりのネックレスで周囲の目線を高めに持ってくるようにしましょう。
ロングスカートは男性からも人気
男性から本当に人気なの?と疑問に思う人も多いかと思います。
ちょっと前までのロングスカートブームだとスウェット生地が主流だったので、コーデを間違えるとおばさんぽくなってしまっていました。
また、ミニスカートと比べるとたしかにロングスカートの方が不人気です。
ただし、それは彼女ではない女性を見るならミニスカートが良いという話。
一方、見れない足なのに動いたときだけラインが見えるだけで、見せつけられるよりも興奮するという強者の男性もいます。
とくにラインがみえやすいタイトスカートは人気のようです。
清楚感が好き
色気と不潔感は表裏一体で、男性に人気のミニスカートもやりすぎると「ビッチ」「下品」「バカそう」と言われるので難しいです。
細くてモデルさんとして見れるような足なら出しても不快感ではありませんが、肉感がある足の場合は色気を振り切って「誘ってる」感じになるのでミニスカートNGです。
また、20代後半になってくると膝上丈のスカートは受け入れられない割合が高くなっていきます。
ロングスカートで出る色気は“わかっててやってる感”が無いので清潔感と色気を共存させることができます。
それと単純に、夏場は生足でソファに座ると汗の後がついたりするので清潔感が出ないという理由もあります。
おしゃれ
動きや風でふわっと広がるスカートに男性は目を向けてしまうもの。
ぴったりしたトップスと腰から広がるスカートによる曲線美にも惹かれるようです。
また、歩いているときや座るときにスカートが地面につかないように抑える清楚な仕草にもグッとくるのだとか。
男性がおしゃれだと思うロングスカートは柔らかい素材のもの。
女性らしく清楚なコーディネートにしましょう。
彼女にはロングスカートを履いてほしい
自分の彼女となるとロングスカート推進派が一気に増えます。
なぜなら「彼女の足を他の男に見せたくない」からです。
彼女が街中でミニスカートを履いていると「誰に見せるつもりなの?」と考えるのが男性です。
女性からすればただおしゃれとして履いているだけなのですが、彼氏にやきもちを焼かせないためにはロングスカートの方がおすすめです。
ロングスカートのメリット
ロングスカートのメリットはなんといっても足を出さなくていいことですね。
生足じゃないと暑くてたまらない時期でも、無駄毛処理が面倒くさかったり、処理し切れるレベルじゃないことだってありますから、それを隠してくれるロングスカートはありがたい存在です。
秋冬にもメリットがあります。
余裕のある幅のロングスカートなら、タイツの上から毛糸のパンツを履いていたってわかりませんから、スカートの中を重ね着できて便利なんですよね。
とても人には見せられないですが、背に腹は代えられません。
こんなズボラなメリット以外にも色々あります。
まださらにズボラなものもありますが、いくつか見てみましょう。
体形を隠せる
ロングスカートはズボラの結晶である弛んだ体を隠してくれます。
垂れたお尻も太い足も全部覆ってくれるので、下半身太りやたるみに悩んでいる人にとっては良い相棒です。
体型を隠したい場合はやわらかな素材のものを選ぶとむしろ目立ってしまうこともあるので、しっかりした生地でボリュームのあるロングスカートを選びましょう。
足を長く見せられる
欧米の人たちと比べると日本人は腰骨から股までが長いです。
同じ身長でも日本人の方が足が短く見えるわけですね。
だからこそ日本人女性にはロングスカートがおすすめします。
スカートはウエストを高い位置でマークするので、足首あたりまで隠れるロングスカートなら、ウエスト位置から足が始まっているように錯覚させることができるからです。
ウエストを細く見せられる
フレアスカートやボリュームスカートなら腰の幅からさらに広がるようなシルエットになるので、一番細いところがウエストになり、より細く見せることができます。
ウエスト周りは極力細く見せたいのでゴムよりもファスナーとボタンで留めるタイプの方がおすすめです。
ゴムが入っている分太く見えてしまうことがあるからです。
一方、ロングでもタイトスカートでは逆効果になるので避けましょう。
一番細いところが足首にかけてのラインになり、お腹の方が太い場合は逆三角形のシルエットを作ってしまいます。
目立つことができる
ミモレ丈は少し前からのブームで非常に増えましたが、ロングやマキシ丈は人気が続いているのに人口は少な目です。
足の長さなどを気にして購入にいたらない人が多いのでしょうか。
何にせよ、あまり人と被らないということですから目立ちたい人はロングスカートがおすすめです。
とっても目立ちたい人はボリュームスカートはもちろん、マーメイドにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ボディラインがハッキリ出るのでスタイルが良いことが前提ですが、その分パーティなどでは一番注目されること間違いなしです。
優雅でエレガントに見える
ロングスカート全般が優雅でエレガントな印象を少なからずもっています。
なかでフレアやプリーツは動きや風でなびくシルエットの優雅さで周囲の目を惹きつけます。
また、年齢や疲労が出やすい膝小僧を隠せるのでそれらを感じさせないのが利点です。
また、他のスカートと比べて格段に大人っぽい印象なので、トップスもエレガントなものがよく似合います。
クラシックな組み合わせも◎。
キレイ色を選んでしなやかな大人の雰囲気を楽しみましょう。
締め付けられなくて楽
タイトなデザインを選ばなければ、ロングスカートは大股で歩いてもつっぱったりせず、締め付けもないので楽ちんです。
ストッキングを履く場合もロングスカートなら膝までの丈のストッキングでいいので、お腹周りの窮屈感やムレの心配も不要です。
ロングスカートのデメリット
デメリットもいくつかあります。
自転車に乗れば車輪に巻き込まれて危険ですし、マキシ丈は階段などで擦ると汚れてしまったり裾がボロボロになったりします。
席に座ってもちゃんと配慮しないと床にべったりとついてしまい、だらしない印象を与えるでしょう。
ロングスカートを履くときには、そのエレガントさを引き立てるためにも、スカートを手で引き上げたり、風で煽られないようにおさえたりするなど、気を付けなければならないことが多いのが大きなデメリットです。
夏は暑い
生地さえ選べば空気が中で対流するので涼しいはずなのですが、通気性の悪い生地のスカートを通年使いまわしていると、とても暑いです。
汗で貼りついたりもするので夏は夏のロングスカートを選びましょう。
また、生地は吸水性や通気性があるものだとしても、タイトなものは腿の内側がこすれてあせもになったりもするので、夏場は広がるロングスカートがおすすめです。
夏場のロングスカートの利点は、冷房が効いている室内でも足が冷えないという点です。
足にまとわりついて転ぶ危険がある
ロングスカートに慣れていないと、踏み出した足で軽く蹴りあげるということができなかったり、階段などでは手で持つという癖がついていないので、腿やふくらはぎの間に巻き込んで転んでしまうことがあります。
ロングスカートを履いたときの歩き方に慣れていないうちは、足元はスニーカーにして訓練してからヒールに切り替えましょう。
コーディネートが下手だと野暮ったく見える
トップスをインしなかったり、体型を無視してワントーンコーデにすると、頭頂部からの二等辺三角形みたいなシルエットになってとてもダサいです。
スウェット地のロングスカートは最も注意が必要で、Tシャツやスウェットをトップスに選ぶとヤンキーみたいになります。
花柄ロングスカートも要注意です。
花柄って結構難しくて、組み合わせによっては完全におばさんファッションになってしまいます。
おばさん化を避けたいならぺたんこシューズも回避するのが無難です。
また、小柄な人はヒールを履きこなせるならロングスカートもOKですが、そうじゃないならスカートの主張が激しすぎて“歩くスカート”みたいになるのでミモレ丈くらいにしておきましょう。
足を隠せるからダイエットを油断してしまう
油断している人こそ着たいのがロングスカートでもあるので微妙なところですが、もともとバランスの良い体型をしている人がロングスカートばかり履いていると、人から見られるという意識が低下して生活習慣に甘えが出てくることがあります。
せっかくバランスが良い体型なら維持するために、たまには短いスカートやスキニーパンツを履いて、他者から見られる意識を取り戻しましょう。
また、このままではいけないと思ってダイエットに取り組んでいる人は、ロングスカートで隠していると結局甘えてしまいかねません。
恥ずかしさを我慢してわざと足を出して歩くと人から見られているという意識でダイエット効果が高まるので、誰も知り合いがいないところへ出かけるときはスキニーパンツで出かけてみましょう。
ロングスカートを着こなす大人女子になろう
ロングスカートを着こなすには、コーディネートの上手さだけでなく、座るときや階段の上り下りの時にスカートを擦らないようにする心がけが大切です。
また、巻き込まないように歩くのも慣れが必要なので、大人としてロングスカートを楽しむなら、颯爽と着こなせるように訓練しましょう。
足は隠せるからいいとしても、お腹のくびれは重要なので体型の維持・改善もできればしたいですね。
これらを満たせば、優雅なロングスカートの魅力を最大限に引き出し、おしゃれを心から楽しめるようになります。
着こなせる女性が少ないからこそ、一味違った大人女子を目指してロングスカートを取り入れてみましょう。