犬はペットとしてとても人気があり飼っている方も多いですよね!
そんな犬にも色々種類があります。
人気の犬種を超小型犬、小型犬、中型犬、大型犬、超大型犬に分けてご紹介します!

超小型犬(5kg未満)

超小型犬は「マンションでも飼える」「長時間の散歩が要らない」など飼いやすさの点で人気が高いのが特徴です。

食費もかさまず、1人暮らしでも良きパートナーになりえる犬種が多く、魅力的なわんこちゃんがそろっています。

①チワワ


元祖小型犬ともいえるメキシコ原産のチワワはやっぱり一番人気。

愛くるしい目が特徴ですね。

体重は成犬でも1.5~3キロ前後なので、女性でもバッグに入れてお出かけ同伴が可能です。

注意点としては、甘えん坊な割に、やや気性が荒く、警戒心も強いため、むだ吠えや噛みつきへの正しいしつけが必要な場合があります。

運動は室内でも十分ですが、もともとが活発な性格なため、天気の良い日に20分程度の外出をすると精神的にも落ち着きます。

②トイ・プードル

数あるプードルの中でも愛玩犬のとして人気が高いのがフランス原産トイ・プードル。

体重は成犬で4キロほど。

プードル自体が使役や狩猟目的で開発された経緯があるため、頭が良く体力があります。

体力があるため適度な運動が不可欠。

骨折しやすいといった特徴もありますが、独特のカールが掛かった毛は抜けにくく、室内でも飼いやすい犬種としてしられます。

賢く物怖じしないため、セラピー犬、警察犬として活躍している子もいます。

③パピヨン


フランス語で「蝶」を意味するパピヨンは細い手足とつややかで美しい毛並みが特徴です。

フランス王妃マリー・アントワネットが飼っていたことでも知られますが現在の姿になったのは19世紀以降とされます。

体重は成犬で2~3キロ前後。

ロングコート(長毛)がPRポイントなだけにブラッシングは大切です。

人懐っこい上に賢く、運動好きです。

ただし、甘えん坊な上に賢いがため、飼い主や家族の顔色をうかがったり、気を使いすぎて神経質になったりする場合もあります。

④マルチーズ

イタリア・マルタ島原産といわれるマルチーズは愛玩犬としての歴史は最古級です。

体重は1.5~3キロ程度。

日本では1980年代に登録数ナンバーワンを記録したほど根強い人気があります。

性格は温厚従順で、長時間の運動も不要で飼いやすさが特徴です。

ただし甘やかしすぎると飼い主以外や他犬に対し攻撃的・排他的になることがあります。

白い毛並みが特徴的ですが、目元は涙やけで変色をおこしやすいので適切なケアが大切です。

⑤ミニチュア・ピンシャー

ドイツ原産で「ミニピン」の愛称で親しまれるミニチュア・ピンシャーはドーベルマンを小さくしたようなフォルムが特徴ですが、ドーベルマンより歴史は古く、祖先は同じですが後輩の系統は異なり、別の犬種といえます。

がっしりとしたスクエアボディが特徴的でマッチョ。

体力があり、好奇心旺盛なため、いたずらっ子ですが運動能力が高く、しつけ次第ではドッグスポーツを楽しむことにも向いています。

飼い主への忠誠はとても強く番犬としても活躍が期待できます。

⑥ヨークシャー・テリア

19世紀にイングランドで生まれたヨークシャー・テリア。

体重は2~3キロほどです。

元々は小型害獣駆除目的で開発された犬種ですが、明るい性格と美しい毛並みから愛玩犬として世界中に広まっていきました。

人気のある愛玩犬ではありますが、もともとが害獣駆除犬なので、気が強く勇猛です。

そのため、しつけを誤り甘やかすと頑固でわがままな犬になってしまうこともありますので注意が必要です。

⑦狆(ちん)

狆は日本生まれとされますが諸説あります。

生類憐れみの令を発布した徳川5代将軍綱吉が狆を抱いている絵などでも知られますね。

体重は3~5キロほど。

超小型犬の中ではやや大きめサイズです。

おとなしい犬種として知られますが、神経質で繊細な一面もあるので子どもの遊び相手にはあまり向いていません。

プライドが高く人に従うことを喜びとしない犬種なので、訓練には根気が必要ともいわれます。

⑧ビション・フリーゼ

外見がマルチーズに似ていますが、スペイン産ともフランス産ともいわれます。

体重は5キロ前後ですが、5キロを超える子もいます。

ぼんぼりのようなカールを帯びた白い被毛が特徴的ですね。

性格はいたってフレンドリーで誰にでも人懐っこいため、番犬には不向きといわれます。

体力があり我慢強いため子どもと接するのもあまり苦になりませんが、毛量が多く暑さは苦手です。

遺伝由来の病気が少ないことでも有名で愛玩犬としては扱いやすいです。

小型犬(5~10kg未満)

小型犬は、超小型犬への体力的な不安がある人や一緒に走り回りたいといった人にオススメで体のサイズと体力のバランスが取れた犬種がそろっています。

マンションやアパートでは飼育できるのが「小型犬まで」とされている物件も多く、住宅の広さにあまり余裕がない日本向きといえるでしょう。

①柴犬

日本生まれで、日本人にとって「イヌの代名詞」ともいえるのが柴犬です。

体重は7~10キロ程度でくるりと巻き上がった太めの尻尾が特徴です。

和犬の代表格である柴犬はもともとが猟犬ですので、体力自慢な子が多いです。

飼い主への忠誠は強いですが自立心が強く飼い主の対応や命令が不十分な時は独自の考えで行動することもあります。

性格は個体差がありますが、基本的に甘えることは少なく、構われすぎるのは嫌がる傾向があります。

②パグ

パグは中国産ともオランダ産ともいわれますが、犬種としての歴史は古く紀元前から人間と生活を共にしてきたと言われます。

体重は6~8キロ前後です。

愛玩犬としての歴史が長く、鼻も短いため、激しい運動は苦手ですが、太りやすい体質なので毎日適度な運動は不可欠です。

愛情深くおとなしい子が多い反面、愛情が深すぎて嫉妬深くなったりわがままになると頑固な一面をのぞかせます。

頭の回転は早くないので、しつけは何度も何度も繰り返し教える必要があります。

③シーズー

シーズーは中国、チベット原産といわています。

中国では神の使いや守り神として貴族たちにかわいがられてきました。

体重は4~7キロが理想とされます。

長く美しい被毛から華奢と思われがちですが、体つきはがっしりしており活発な子が多いです。

飼い主を映す鏡といわれ、愛情深く正しくしつけられると人懐っこい穏やかな性格になる一方、甘やかされたり間違ったしつけを受けたりすることて攻撃的な性格に育つともいわれます。

暑さが苦手なので夏場は被毛をカットすることもあります。

④ペキニーズ

ペキニーズはその名前が示す通り中国産です。

シーズーと並んで神聖な犬とされ、中国の王侯貴族の間で大切に育てられてきました。

体重は5キロ前後。

しわくちゃな顔を覆う長い被毛は美しく、丈夫な骨格とあいまって堂々としたいでたちを誇ります。

愛玩犬ではありますが、とにかくプライドが高く、飼い主にすら愛嬌を振りまくことは有りません。

自立心も強いため、他人になつくことはありませんが、常に攻撃的というわけでもないので「猫のような犬」とも評されます。

⑤ボストン・テリア

闘犬が行われていた19世紀半ばのアメリカで開発された犬種です。

体重は6~11キロ。

短毛でがっしりとした体格が特徴です。

賢く遊び好きな活発な性格で、アメリカでは12000頭以上登録されるほど人気があります。

ご主人様への愛情が強く甘えん坊です。

この性格のため、嫉妬深くなりがちでさびしさからいたずらをしでかすことも多々あります。

運動は大好きですが、鼻が短いため長時間は不向きといわれます。

⑥ミニチュア・シュナウザー


ドイツ原産のシュナウザーを小型化したものがミニチュア・シュナウザーです。

体重は5~8キロ。

顔を覆う長い被毛から「おじいちゃん」「博士」「仙人」などと評されることもあります。

毛並みの手入れは適切に行う必要があり、トリミングが欠かせません。

飼い主によく従う性格ですが、反面警戒心が強く頑固な一面もあるため、むだ吠えの傾向もあります。

賢く好奇心旺盛なのでしつけ次第では子どもと遊ぶことも嫌がりません。

⑦ミニチュア・ダックスフンド

ドイツ原産の猟犬ダックスフンドのうち小型のものをミニチュア・ダックスフンドと呼びます。

特定の犬種ではなく、生後一定期間を経過した段階で胸囲を計測して振り分けます。

胴長短足なのはアナグマ猟用に交配されてきた経緯のためです。

猟犬としての性質が強いため、家族に対しての愛情が強い一方で他人への警戒心も強いです。

頭が良くリーダーに従う傾向があり、しつけは容易ですが、頑固な一面もあるので飼い主の飼い方が問われる犬とも言われます。

中型犬(10~20kg未満)

中型犬は元来、愛玩目的より狩猟や牧羊目的で開発された品種が多いのが特徴です。

そのため賢く飼い主の命令にも忠実な犬種が多く、しかも、超小型犬、小型犬よりも体力があるため丈夫なのも飼いやすさにつながっています。

①アメリカン・コッカー・スパニエル

スパニエルは「スペインの」という意味があり、スペイン原産とされますが、正確なところは不明です。

コッカー(ヤマシギ)と呼ばれる野鳥狩猟用に改良された犬種で、頭が良く訓練やしつけがしやすいことから初心者向けの犬ともいわれます。

好奇心旺盛で人懐っこく明るい性格も人気の理由です。

狩猟犬なので体を動かすことが大好きな分、食欲が強く適度な運動をしないと太ってしまうきらいがあります。

被毛が長いのでトリミングも欠かせません。

②イングリッシュ・コッカー・スパニエル

当初はアメリカン・コッカー・スパニエルも元となったイングリッシュと同じ犬種とされていましたが19世紀後半に別の犬種となりました。

体重は13~15キロぐらいです。

狩猟犬の例に漏れず賢く従順で体力もあります。

ただし、スパニエルは突然理由もなく噛みつくレイジ・シンドローム(突発性激怒症候群)を発症しやすい犬種として知られるので、幼犬段階からの訓練を通じて性質を観察することが大切といわれます。

③ウィペット

イギリス原産でグレイハウンドを祖先とする犬種です。

体重は13キロ前後。

小動物を追うために改良された品種で、ドッグレースで人気となったことから世界中に広まったとされています。

犬種名のの「ウィペット」もドッグレースにちなみウィップ(鞭)から付きました。

引き締まった体付きと流線型の背中が美しさが特徴です。

ドッグレースで躍動的に駆ける姿から活発な性格と思われがちですが、普段はとてもおとなしく、人間にも従順です。

④甲斐犬

日本産で山梨県甲斐地方の山岳部で飼われたことから、そのまま犬種名になりました。

体重は12~18キロ程度。

イノシシやシカの狩猟に活躍できるよう太い足を備え、がっしりとした骨格が特徴です。

基本的に飼い主以外には懐きません。

イノシシ相手でもひるまないよう気性が荒いので他犬とのトラブルとなることもあり、注意が必要です。

狩猟で野山を駆けまわるほどのスタミナがあり、豊富な運動量が欠かせません。

飼い主を選ぶ犬といわれ、厳しいしつけや訓練ができる上級者向けの犬です。

⑤シェットランド・シープドッグ

スコットランド原産の牧羊犬で「シェルティー」の愛称でも知られます。

体重は5~7キロ前後。

イギリスではコリーとの交配が進み、似たような毛並みになりました。

牧羊犬の性質上、知性が高くタフで、飼い主の命令もよく聞きます。

スタミナ豊富なため毎日の運動が欠かせず、室内に閉じ込めておくとストレスを抱えやすいです。

また、警戒心が強く吠え癖がある子がいますので、マンションやアパートといった集合住宅では飼いにくい面があります。

⑥ビーグル

イギリス原産の猟犬で体重7~13キロ。

世界的な人気キャラクター「スヌーピー」のモデルとしても有名です。

犬種としての歴史は古く13世紀から狩猟で使われていた記録が残っています。

垂れ耳とがっしりした体格で、最大の特徴は「吠える声」にあり、名前の由来もフランス語で「大きな声」にちなむという説もあります。

狩りに臨む際に集団で吠え合いながら獲物を追い詰めていくため、群れることは得意で、寂しがり屋です。

太りやすくく体重が増えることで背骨のヘルニアを起こしやすくなりますので、散歩が必須です。

⑦フレンチ・ブルドッグ

ブルドックを祖先としフランス原産といわれますが、諸説あります。

ブルドッグやマスティフにパグを掛け合わせたことで気質が穏やかになり世界中に人気が広まりました。

体重は7~14キロ前後。

外見は一見怖そうにも見えますが、性格は温厚でむだ吠えも少なく都会向きともいわます。

鼻が短く、がに股のため、長時間の運動には向きません。

暑さ寒さに弱い面もあるので、室内で軽運動で済むというのも都会での飼育人気につながっているといえるでしょう。

⑧ボーダー・コリー

イギリス原産の牧羊犬で体重は14~20キロ。

とても頭がよい犬種として知られ、ドッグスポーツでは上位を独占することもよくあります。

羊を追う作業に従事していた歴史から仕事欲が強く非常にタフなため、飼い主を選びます。

幼いころから豊富な運動が必要で、適切な訓練を施さないと気性が荒くなることもあります。

羊を追う際も噛んだり吠えたりせず、威嚇や姿勢で群れをまとめ上げるほどの知性があり、洞察力にも優れています。

飼い主以外の人間や犬にはさほど興味を示しません。

⑨ミニチュア・ブル・テリア

もともとはイギリスで闘犬用に開発された犬種でしたが、闘犬が禁止された19世紀以降、愛玩犬として改良されてきました。

体重は10~15キロ前後。

凹凸が少なくどこか間の抜けたような顔立ちが特徴で、ボディは筋肉質です。

基本的には穏やかで忍耐強い性格ですが、闘犬用に改良されていた経緯から頑固で獰猛な一面も残っています。

しっかりとした訓練と運動が大切ですが、寒さに弱い短毛種であるため冬期間は寒さ対策が必要です。

大型犬(20~40kg未満)

犬の持つ能力を最大限に発揮できる犬種がそろっているのが大型犬です。

狩猟や使役など人間の生活を支えるために作られており、頼りになりますが、一方では高い能力がために日々の運動量やしつけが必要なため、万人向けとは言い切れません。

①アラスカン・マラミュート

アメリカ原産の大型犬で体重は35~50キロ。

立ち上がると大人の肩に手が届きます。

毛並みが似ていることからシベリアン・ハスキーと間違えられやすいですが、ハスキーよりも一回り大きい犬種です。

見た目だけではなく血統的にもオオカミに極めて近いとされ、外見は怖そうに見えますが性格はフレンドリーです。

これは集団でそりを引くために改良されてきたためで、他犬とも協調性があります。

スタミナ自慢の犬なので散歩はたっぷり必要です。

力も強いので、幼犬のころから適切にしつけないと思わぬトラブルを引き起こすこともあります。

②ゴールデン・レトリバー

イギリス原産で、体重は25~35キロ。

狩猟で獲物を持ってくることを意味する「レトルブ」が名前の由来です。

頭は良く社交的で人懐っこく穏やかな性格なので初心者にも飼いやすい犬種ですが、興奮しやすい傾向が強い子もおり、幼犬時からの愛情深いコミュニケーションが必須です。

毎日の散歩は最低でも1時間以上必要で、朝夕2回出かける飼い主が多いです。

寂しがりな面があるので、長時間置き去りにされたりするとストレスからいたずらをする場合もあります。

③サモエド

真っ白く優雅なたたずまいが人気のサモエドはロシア原産で、シベリアの遊牧民サモエド族が名前の由来になっています。

体重は15~30キロ前後。

寒さに強く、狩猟や使役に向く賢さを買われて長く人間と暮らしてきました。

体が大きいため室内で飼うのは難しいですが、穏やかな性格が人気を呼び、日本でも飼育頭数が増えてきています。

争いごとは好まず辛抱強いので子どもの遊び相手としても安心です。

体力があるため散歩と遊びは必須。

シベリア生まれなので寒さに強いのはもちろんですが、夏場でも元気なので涼しいうちに散歩するなどの工夫が必要です。

④シベリアンハスキー

サモエドと同じくシベリア生まれで、ソリ犬として有名です。

体重は20~30キロ。

アラスカン・マラミュートに似たオオカミ風のいかつい風貌ですが、人間によく懐き、他の犬と協調してソリを引いてきた歴史からとても社交的です。

頭が悪いというのは俗説で、しつけや訓練にはめげずに応じます。

ただし、頑固な一面があるのと、スタミナが豊富なため人間の方が根負けしてしまうこともあるようです。

極寒の地で生き抜くための分厚い被毛があり、暑さにはあまり強くありません。

⑤ジャーマン・シェパード・ドッグ


ドイツ原産の牧羊犬を祖先に持つ使役犬ですが、賢さと運動能力の高さを買われて警察犬や軍用犬、盲導犬、災害救助犬などとして幅広く活躍しています。

有事でも物怖じしない性格から獰猛、気が強いに思われがちですが、忠誠心が強く愛情深いため、訓練次第では家庭内でも良きパートナーとして暮らしていけます。

飼い主とその家族を第一に考えるので、一緒にいるときは家族の様子を観察しながら行動し、家族が危険にさらされた時は防衛本能を働かせ徹底的に守ろうとする習性があります。

体力がある犬種なので、散歩は朝夕1時間程度必要です。

⑥ダルメシアン

ディズニー映画「101匹わんちゃん」で有名なダルメシアンはクロアチア原産の
多用途犬です。

体重は25~35キロ前後。

元々は馬と伴走しながら馬車や荷物を護衛する役割を担っていましたが自動車の登場により飼育頭数は減少しました。

馬と走るぐらいですから、走ることが大好きで非常にスタミナがある半面、こまかな動作は不得手です。

飼い主にはよく懐きますが、警戒心が強いため、他人には攻撃的な面をのぞかせることもあり注意が必要といわれます。

先天的な聴覚障害がある子が多く、しつけにも根気を擁するため、初心者には向かない犬種といえます。

⑦チャウチャウ

中国で紀元前から飼育されている犬種です。

体重は15~30キロ前後。

元々は猟犬だっと推測されていますが、中国国内では食用犬、使役犬として改良されました。

長い被毛と青い舌、ひょうきんな顔立ちですが、外見とは裏腹に警戒心がとても強く性格はいたって冷静。

家族にもあまり懐かない傾向があります。

我が強く独立心も強いことから、幼犬時から丁寧に訓練する必要があると言われます。

繁殖の系統によっては、人間に対しても容赦なく反撃していくる子もいますので、上級者向きの犬種とされます。

⑧ドーベルマン

番犬の代表格ともいえるドーベルマンはドイツ原産で、体重は25~40キロにも達する大型犬です。

アメリカで人気が高くなった1940年代以降、繁殖過程でアルビノ遺伝子を持つ系統が広がり、さまざまなな遺伝疾患を発症する可能性があることから血統への注意が必要といわれます。

家族愛が強く、穏やかな性格なのですが、家族やテリトリーを守る意識が強いため、見知らぬ人や犬に対して強い警戒心を示します。

若いころから適切な訓練と豊富な運動を確保しないと、小型の生き物に対し思わぬ攻撃性を示すことがあるともいわれます。

⑨バセット・ハウンド

フランス原産の猟犬で体重は15~25キロ前後。

嗅覚にすぐれ、山中で野ウサギの臭いをたどり追い詰めていく狩猟を得意としました。

現在では靴メーカー・ハッシュパピーのシンボル犬としても有名ですね。

胴長短足で、顔や耳など全身が垂れ下がった外見通り、穏やかで落ち着いた犬種です。

辛抱強く訓練にも適しますが、猟犬の血には逆らえず、ウサギ、ネズミ、フェレットなどの小型動物には攻撃的になる場合がありますので、飼育する際は注意が必要です。

長時間の散歩は必要とせず集合住宅で暮らすことも可能ですが、声が大きいのでしつけが必要になります。

⑩ボクサー


ドイツ原産の猟犬で、体重は25~40キロ。

バランスの取れた骨格と筋肉質な体付きに加え、飼い主の命令に対し愚直なまでに非常によく従うことから軍人の家庭でよく飼育されています。

あまり社交的な性格ではなく、家族とそれ以外を明確に線引きする気質があることから、しつけは欠かせません。

特に主人の命令があるまで、獲物を噛んで離さないことが好まれてきた経緯から、非常に発達したあごを持つため、正しくしつけないと他人や他犬に対し思わぬ事故を引き起こす恐れもあります。

散歩は欠かせませんが、暑さ寒さに弱いので工夫が必要です。

超大型犬(40kg以上)

圧倒的な体躯を誇り、獣が持つ野性味と犬が持つ服従性を兼ね備えているのが超大型犬です。

人間とともに暮らしてきた歴史は長いのですが、狩猟や番犬としての役割を期待された血統も多く、飼育には忍耐と知識、愛情が必要です。

①秋田犬

日本原産の狩猟犬である秋田犬で、体重は30~50キロ前後。

闘犬用に品種改良されていた歴史もありますが、闘犬が禁止となった後も愛好家や研究者らに守られて、海外でも知られるほど人気の犬種となりました。

飼い主への愛情は深く、絶対的な忠誠心を誇りますが、他人や他犬には強い警戒心を示します。

大型の獣に対しても一歩もひるまない勇敢さがありますが、しつけを誤ると獰猛さとなって攻撃的になる可能性があります。

体力があるので散歩は必須ですが、見ず知らずの人に触られるのを嫌がることがあるので、事故を避けるための配慮が大切です。

②イングリッシュ・マスティフ

イギリス原産の護衛犬で、単にマスティフと呼ばれることも多いです。

体重は50~80キロ前後の超大型犬です。

しわだらけの顔に垂れ耳が特徴的な顔立ちで強面ですが、性格はいたって穏やかで、命令が訓練にもよく従います。

家族にとっては子守を任せられるほど愛情深いのですが、一方では家族以外には警戒心が強く、また力も強いため、しつけられていないマスティフが一度攻撃態勢に入ってしまうと手が付けられません。

このため国によっては飼育が規制されており、飼い主を選ぶ犬種といえます。

③グレートデン

ドイツ原産で猟犬や軍用犬として「ドイツを代表する犬種」として高い人気があります。

体重は45~90キロにもなり、時に人間以上の存在感を放ちます。

温和で穏やかな性格なため、家族以外の人や他犬ともそつなく付き合うことがでることから「優しい巨人」とも言われます。

体が大きいため、室内飼育向きではありますが、十分なスペースは必須です。

寿命があまり長くなく10年生きることはまれとされます。

④セント・バーナード

スイス原産の救助犬として世界的に知られる犬種です。

体重は50~90キロ前後で成人とほぼ変わらない大きさを誇ります。

性格的には穏やかでおとなしく、賢さも兼ね備えています。

攻撃性も低く辛抱強いため、パートナーとして最適ではありますが、ストレスを感じないほどの飼育スペースが十分に確保できるかどうかが重要です。

暑さには非常に弱く、夏場の散歩は注意が必要とされるほか、空調の整った飼育環境が望ましいともいわれます。

⑤チベタンマスティフ

中国チベット高原原産の猟犬、番犬です。

体重は100キロを超えることも珍しくなく世界でも有数の超大型犬です。

希少種なため中国国内では富裕層がステータスシンボルとして買い求め、1億円を超える値段が付いたこともありました。

賢く温和な性格ではありますが、飼い主以外には強い警戒心を見せます。

飼い主が誤ったしつけをしたことで、痛ましい事故も多数起きており、超上級者向けの犬種といえます。

事故を未然に防ぐため、集合住宅はもちろん、人口密集地では飼ってはいけないと警告する専門家も少なくありません。

⑥土佐犬

闘犬用に改良された日本原産の犬種です。

強さを求めた愛好家が海外の闘犬種も掛け合わせたことから「ジャパニーズ・マスティフ」と呼ばれることもあります。

体重は30~100キロ前後です、徹底した訓練を行うことで飼い主の命令には従うようになりますが、他人や他犬とは決して仲良くなりません。

闘争本能が高く、ずさんな管理をしていると飼い主はもちろん、周囲の人や動物を危険にさらす恐れがあります。

飼い主には十分な経験と知識、経済力、体力、倫理意識が求められることから非常に飼育が難しい犬種といえます。

⑦バーニーズ・マウンテン・ドッグ

スイス原産の使役犬、番犬です。

体重は40~60キロ。

頭が良く、温和な性格なことで知られ、家族の一員として安心して育てられます。

攻撃性は低いですが、やや人見知りなところがあり、家族以外の人にはストレスを感じることが少なくありません。

もともとが使役犬なため、非常にスタミナがあり遊び好きです。

若いころからきちんと運動させないと、筋肉が不足し、体重増加により関節に負担をかけてしまうことがあります。

犬の種類と特徴を覚えよう!(まとめ)

遙か昔から人間と共に暮らしてきた犬は、他の野生動物から命や財産を守ってくれたばかりではなく、食べ物をもたらすサポートをしてくれたり、窮地を救ってくれたり、あるいは癒やしを与えてくれたりする存在として、人間の文明発展を支えてくれた功労者でもあります。

世界では700を超える種類が存在するといわれます。

それぞれの地域や歴史、文化によって発展してきた経緯がありますので、「珍しいから」「かわいいから」といった理由だけ犬を選ぶようなことはせず、家族の一員として愛情を注げるかどうか家族を含めて話し合って選ぶことが大切といえるでしょう。

一般的に初心者であれば愛玩犬からスタートするのが望ましく、犬の性質を熟知した上級者でないと猟犬は飼うのが難しいとされます。