ゲーム脳」という言葉は、ゲームに関心が強い人やゲームに没頭している子供を持つ親や教師に関心のある言葉です。

一般的には、それほどよく使う言葉ではないようです。

しかし、ゲーム好きな子供を持つ親にとっては、どのようなことなのか知りたいという人が多いのです。

親としては、勉強しないでゲームばかりに夢中になっていると「ゲーム脳」という病気にかかってしまい、考え方や行動に異常が出ないかと心配もしているようです。

ゲーム脳が進行すると、若いうちから認知症のような症状になるとの噂もあるようです。

さらには、ゲーム脳になった学生は、物忘れも激しくなって性格的にも短気でキレやすくなって、正常なコミュニケーションがとれなくなり、就活や社会生活にも支障をきたすとまで囁かれています。

いわゆる、ゲームをすることは結果的に良いことはなく、悪いことばかりだという論拠なのです。

ゲームが好きな人にとっては嫌な言葉でもあり、何か差別されているような感じでもあります。

そのあたりを少し詳しく調べてみました。

️ゲーム脳が問題になってるらしい

ゲームと言っても、今やいろんなところで楽しむことができます。

若い人が気軽に楽しむLINEでも、約100種類ものLINEゲームアプリが揃っています。

スタンプのキャラクターが登場するものやディズニーやガンダムとコラボしたものまで、楽しそうなゲームアプリがあるのです。

ちょっと暇な時に、気に入ったゲームアプリを購入して楽しむことができるのです。

誰かと待ち合わせをしている時に、相手から遅れると連絡があっても、ゲームで遊べるので時間をつぶせるというメリットもあります。

ゲームの内容にこだわれば、スマホ以外で画面が大きなPCやTV、ゲームセンターで遊ぶこともできます。

ゲームアプリの種類が多いこととどこでも気軽に遊べるのが現在の特徴でもあります。

人気のゲームアプリでは、もっと空想の壮大な世界でのゲームが楽しめ、4人までの人間が同時に参加できるオンラインゲームや、登場するキャラクターに成りきって戦うことができるRPG(ロールプレイングゲーム)型のアプリも登場しています。

人気の対戦型ゲームではそのキャラクターに成りきって、そのステージに存在する様々なアイテムを活用して、相手と対戦して攻撃するところがおもしろいのです。

架空のキャラクターに成りきって、思う存分暴れまわったり攻撃されて壊されてしまったりと、ドキドキハラハラの連続なのです。

そのゲームの世界に入り込んでしまうと、現実のことを忘れて自分の存在すら忘れてしまうのです。

常に対戦相手のことを意識して、現実離れした能力を持って行動できるのが快感なのです。

このようにゲームに没頭していると、正常な思考ができなくなったり性格が変わったりするのではないかと疑われているのです。

このような症状のことを「ゲーム脳」というようです。

ゲームばっかりやって!と怒られたことはない?


よほど厳格な両親でない限り、ゲームを楽しんできたはずです。

小学校の時には、ちょっとゲームに没頭しているところを見られると、「宿題はすませたの?」とか「ちゃんと勉強しているの?」と小言を言われます。

そして、試験の点数が悪いとか友達とふざけて失敗すると、「ゲームばっかりやっているからでしょ」と怒られるのです。

親としては、子供のシツケをする時に「ゲームばっかりやって」と言うと、文句が言いやすいようなのです。

ちょっと気に入らないことがあると、ゲームをダシに小言を言うのです。

子どもにとっては、ゲームをしないで勉強ばかりでも、試験で良い点数が取れるということでもないのです。

適用に息抜きさせてよと言いたいのですが、それは認めてくれないようです。

高学年になると、頑張って勉強をするかわりに、1時間ゲームをさせろと交渉するのです。

このように、小さい頃はゲームと勉強の交換条件に使われたのです。

中高生になるとSNSの利用が活発になって、ソーシャルゲームやオンラインゲームにはまり込む学生が増えるようです。

見ず知らずの仲間と一緒に遊ぶこともできるのです。

これが原因で不登校になったりと、社会的な問題も発生しているのです。

それ以外にも、悪質な動画やゲームで膨大な課金が発生したり、個人情報の流出もあるのです。

大きくなって大学生になり、そして社会人になっても、常にゲームに没頭してしまう人も多いようです。

成人してしまえば「ゲームばっかりやって」と怒られることはありませんが、自分で判断するしかなくなるのです。

それができないと、社会的な制裁を受けてしまうこともあります。

️ゲーム脳とは

いま問題視されているゲーム脳についてまとめてみました。

ゲーム脳という言葉を使ったのは、日本大学文理学部体育学科教授の森昭雄氏です。

2002年に出版した「ゲーム脳の恐怖」(NHK出版)という著書で取り上げた言葉なのです。

森教授は運動生理学が専門でありながら、脳神経学の分野の仮説を提唱したことで多くの異論が噴出しているようです。

とりあえず、著書「ゲーム脳の恐怖」の内容からゲーム脳について解説します。

ゲーム脳になった人の特徴は、
①認知症と同じ脳波を持っていること、
②性格的には「物忘れしやすい」「キレやすい」、
③学力の低下や犯罪を起こしやすい、
というものです。

①の認知症との相関については、森教授が開発した簡易脳波計で、認知症患者とゲーム脳の人のα波とβ波の割合を測定した結果です。

これによると、認知症の人もゲーム脳の人も、どちらもα波の割合が高く、前頭前野から出ているβ波の割合が少なかったというのです。

そこで、α波とβ波の脳波のバランスから比較すると、認知症の人とゲーム脳の人は同じような状態になっていると推論したのです。

②と③に関しては、ゲーム脳と認定された人に聞き取り調査をしたところ、物忘れやキレる傾向が見られたことと、それらが学力低下や犯罪に結びつくのではと考えたようです。

これらの特徴を差して、ゲーム脳であると言われているのです。

ゲームばかりやっていると脳に異常が起こる


ゲームをし過ぎると、やはり脳にも悪い影響を与えるようです。

日本小児科学会の調査では、TVやSNSでのゲームに没頭してしまうと、発達障害になる確率が高くなるようです。

子供がジッと部屋に閉じこもってゲームをすることは、外で遊ぶことがないので運動不足になるばかりか、友達との会話も少ないのでコミュニケーション能力も不足すると心配されていましたが、脳にも障害を引き起こすことも現実になってきました。

実際に1日に2~7時間ゲームに没頭した子供の脳波を調べたところ、β波よりもα波の方が常に活発に働いていることが分かりました。

これは認知症の患者と同様の脳波の傾向で、ゲームに没頭すると認知症の患者のような脳になっていることが分かったのです。

つまり、α波が優位に働いているということは、脳をしっかり働かせていない休んでいる時のようなのです。

ゲームに夢中になっている時は、脳が休んでいるような状態が強くなっていることを表しています。

言い換えると、脳が眠っているままで手と目が動いているということです。

すると、いざ脳を働かせようとしても、すぐには働かないことになります。

この傾向が続いていくと、無表情な感じで脳の発達障害に繋がっていくと危惧されるのです。

また、健常者の場合は物事を考える時には前頭前野が活発に活動してβ波の活動が低下しないのに対して、ゲームに夢中な人は前頭前野の活動もβ波の活動も低下しているのです。

つまり、ゲームが習慣になっている人は、健常者よりも物忘れが酷くなり、思考力もなくなり物事の的確な判断ができないと考えられます。

このように、脳に異常が起こるようです。

脳の回復が遅くなる

ゲームをしている時は常にα波が多く出ているようです。

α波というのは、脳波の種類のひとつです。

脳が出している脳波の周波数を調べると、現在の脳がどのような状態になっているかを知ることができます。

脳波の周波数は、「Hz(ヘルツ)」という単位で表現されます。

主な脳波は5つあります。

脳が出している脳波の周波数とその時の状態を簡潔にまとめてみました。

周波数が大きい順に並べると、
①γ(ガンマ)波  30Hz以上
イライラで非常に不愉快な状態。

②β(ベータ)波  14~30Hz
普通の状態~イライラしたり緊張したりしている状態。

③α(アルファ)波 8~13Hz
落ち着いていてリラックスしている状態、集中できる状態。

④θ(シータ)波  4~7Hz
熟睡しているか起きているかの中間。うつらうつらの状態。

⑤δ(デルタ)波  0.5~3Hz
熟睡している状態。完全に無意識の状態。

このように並べてみるとよく分かりますが、α波は緊張することなくリラックスしている状態なのです。

ゲームに夢中になっている時は、このα波が優位に出ているのです。

ヒーリング音楽を聴くとα波が出るそうですが、ゲームの場合もα波が優位に出て集中していることが分かります。

ただし、何かに集中しているために、それ以外のことには対応が遅れます。

集中できる反面、別のことを認識するまでに時間がかかるのです。

脳の回復が遅くなるのです。

しかも、本来ならゲームを終えるとα波が低下して、脳波のパターンは健常者の脳波に戻るのですが、長時間ゲームを続ける習慣のある人は、α波が優位のままでゲーム脳になったままなのです。

脳の波長のパターンは、元に戻りにくくなってしまうのです。

普通の生活に戻っても、脳はまだゲーム中なのです。

もうひとつは、前頭前野の脳活動が大きく減少することです。

前頭前野は、思考や創造性を担う脳の中枢の器官です。

ここの働きが低下するということは、脳の老化や認知症の影響と同じことなのです。

この前頭前野の働きも回復が遅くなるようです。

認知症患者と同じ波形になる

ゲームを続けるのが習慣になってしまった人は、ゲームを始めるとα波が出始めますが、ゲームを止めてもすぐにはβ波は優位になりません。

α波とβ波のバランスはα波優位のままで、前頭前野のβ波は低下したままで推移しているのです。

この状態は、認知症患者とほぼ同じような波形のバランスなのです。

つまり、ゲーム脳の人は、ゲームを終えても認知症患者と同じような脳波を出しているのです。

考え方や行動は、認知症患者並になっていると言えます。

ゲーム脳を作り出したのは大学教授

このように、ゲームを続けている人の脳波を調べて脳波の特徴を掴み、認知症の人の脳波と比べることで比較をしたのは、日本大学の森昭雄教授でした。

自分が設計した簡易脳波計を作り、それで脳波を測定したのです。

このオリジナルの脳波計を作って手軽に脳波を測定して行ったことから、ゲーム好きの人と認知症の人との類似点を発見したのです。

それを自身が出版した「ゲーム脳の恐怖」の著書の中で報告し、この脳波を出す脳のことを「ゲーム脳」と名付けたのです。

️ゲーム脳がヤバイ理由

ゲームに夢中な時の脳波は、認知症を発症した時と同様に前頭前野のβ波が低くなる傾向があります。

この前頭前野の活動は、脳の司令塔とも言われているほど人間にとって重要な働きがあるのです。

というよりも、人間として大切な感情を司るところでもあるのです。

つまり、相手の様子を見て相手の気持ちを推測したリ、ものを覚えようという気持ち、やる気や挑戦する気持ちを引き出します。

また、やってはいけないことをしないという気持ち、我慢する気持ちなど、その人の人格や人間性を形成する大切な脳なのです。

このように、前頭前野のβ波が少ないと、これらの人間的な感情が欠如する可能性があるのです。

いわゆる、常識的な行動が取れなくなることもあるのです。

このような精神構造になってしまうと、ちょっとヤバいと感じてしまいます。

また、ゲームの種類によりますが、ゲームに夢中になるとその画像が鮮明に脳に焼き付くので、現実の風景を見ていてもそれがゲームの中のシーンと重なってしまい、頭の中に妄想のように認識されることもあります。

街を歩いていても、ビルの建物を見ても、カラフルな歩道を見ても、全ての光景がゲームのシーンに見えてくるのです。

個室のトイレに入って鍵を閉めると、脱出ゲームの続きのように勘違いして、脱出口を探したりするのです。

何から何までゲーム脳の人は、つい錯覚して現実を見てしまうのです。

単なる錯覚で止まればよいのですが、それに気付かずに思い込んでしまうところに、ゲーム脳がヤバいと思われるところです。

ゲーム脳になってしまうと、ゲームにのめり込んでしまうために、精神だけでなく身体にも大きな影響を与えるのです。

パッドコントローラーをずっと浸かっていると、親指に負担がかかりしびれや痛みが出てきたり、酷くなると水ぶくれも発症します。

コンソールを使い続けると、皮膚疾患を引き起こして、手掌汗腺炎で痛みが出る時もあります。

体調が悪い時にゲームに長時間熱中し過ぎると、発作や痙攣を引き起こし意識がなくなることもあるのです。

こうなると、医師による適切な治療が必要になるのです。

対戦型の攻撃的なゲームに没頭すると、暴力的な妄想に捕らわれて、攻撃的な行動に走ることもあります。

感情がコントロールできなくなる

最近は、あちこちですぐにキレて大騒ぎを起こす人が多いようです。

レストランで注文したが料理がなかなか出てこないと店員にキレたり、人身事故で電車が遅れている時に、駅員に対応が遅いとキレて怒鳴る人など、我慢できなくてすぐに大声で怒鳴る人が増えたようです。

このように、すぐにキレる原因として考えられるのは、脳の前頭前野がうまく働いていないことがあげられます。

この前頭前野は、物事全体を把握して欲望や感情をコントロールする働きをしているのです。

感情をコントロールできずにすぐにキレるのは、β波が活発に出ていない証拠で、ゲーム脳の状況とよく似ているのです。

特に怒りを抑えられずキレやすくなる

ある科学者によると、1日に2時間以上ゲームを続けると、前頭前野が萎縮すると報告しています。

前頭前野は思考、運動、創造を司る大事な脳で、やる気をつくりだす司令塔とも言えます。

そして、感情をコントロールするのも前頭前野の役目です。

ここが萎縮してβ波の放出が低下していると、何かの拍子に感情のコントロールが乱れて、怒りを抑えきれずにキレやすくなるのです。

無気力状態が続く

何かの目標を決めて、それに向かって一生懸命頑張る時があります。

有名な監督がいる実力のある高校の野球部の部員は、地方大会で良い成績を残して、夏の甲子園出場を目指そうと頑張るものです。

授業が終わってからも、暗くなるまで泥にまみれて練習に明け暮れるのです。

しかし、その監督が病気で長期入院が決まり、甲子園には連れて行けないと分かると、監督を慕って頑張っていた選手は無気力状態になってやる気が減退したそうです。

自分が動けなくなったわけではないのですが、気持ち的に意欲が無くなり、何事にも力が入らないのです。

ゲーム脳の場合も、このような無気力な状態が続くのです。

自分には何も問題はないのですが、気力が湧き上がらないという状態に陥ることがあるのです。

表情が乏しくなる

ゲームに集中している時には、手先と目を活発に動かしますが、それ以外の身体はそれほど動かすことはありません。

ゲームが終了して、満足した時には表情も緩みますが、それ以外では悔しくても淡々としているのです。

喜怒哀楽の感情が素直には出ないのです。

眼光は鋭いのですが、表情を変えずに集中しているのです。

たわいもない会話をしながらゲームをすることもなく、淡々とこなしているのです。

ゲームに没頭すればするほど覇気のない無気力な表情になって、時には不気味に思えることもあります。

ゲーム脳になっている時には、表情が乏しくなるのです。

笑うことがなくなる

声を出して笑いながらゲームを続けている人は、横から見ていても気持ちが悪いものです。

大抵は、無口でジッと画面を見ながら集中しているはずです。

この習慣が続くと、日常生活の様子や雰囲気も忘れてしまい、仲間やご近所の人との会話も減っていきます。

たまに、知り合いの人と道ですれ違っても、ペコっと頭を下げるだけで、世間話などは全くしないはずです。

簡単な会話もする気持ちもなくなっているのです。

家族とも触れ合う時間も少ないはずです。

だから、会話で笑うこともほとんどなくなり、たまにTVで芸能番組をみて笑うくらいです。

つまり、コミュニケーション能力が低下していると、他人を笑わせることもできなくなって、つまらない会話には参加できなくなるのです。

仲間に混じって笑うことがなくなるのです。

集中力が低下する

ゲームを行っている時には、その世界ではゲームに没頭しています。

周りが見えなくなっていてもいっこうに構わず、モクモクとゲームをこなしているのです。

ゲームを離れても、ゲームのことが頭から離れません。

時間があれば、またゲームを続けたいという気持ちでいっぱいなのです。

勉強や仕事の時でも、何を見てもゲームの画面が出てくるのです。

つい、ゲームの攻略法を考えてしまうのです。

ゲーム以外のことには、興味がなくなっていくのです。

つまり、他のことで楽しみはないのです。

仕事でも、やるべきことがあっても、集中力がなくなって思い通りには行かなくなるのです。

そのために、自分のすることでもイラついたりして精神状態が不安定にもなります。

ゲーム脳になると、集中力が低下するのです。

忘れっぽくなる

ゲームをしている時も、ゲームが終わっていても、ゲーム脳の人の脳波はβ波が低下しているのです。

これは、認知症の人の脳波と同じ傾向なのです。

それと、ゲームを夢中でしていると、脳のごく一部だけを働かせておけばよいので、脳を使っていろいろと考える必要や記憶する機会もほぼなくなるので、脳の機能も低下していくのです。

すなわち、老化と同じようになるので、忘れっぽくなって行きます。

コミュニケーションがとれなくなる

いわゆるゲーム脳と言われるような人は、場所を変えて行動したり仲間と行動したりする機会が減っています。

たまに一緒に行動していても、いつも頭の中はゲームのシーンが駆け巡り、いかに相手を倒すか、どのアイテムを使って戦うかなど、現実とは違った世界に留まっているようです。

現実の話題を振られても、曖昧な返事を返してしまうので、仲間とのコミュニケーション能力は低下しているのです。

理性がなくなる

ゲーム脳で最も心配なのは、ゲーム中の脳は健常者の脳と比べると、前頭前野の働きが低下していることです。

本来、前頭前野が活発に働いて、相手の気持ちを汲み取ったり、ものを覚えるためにやる気を起こさせたり、正しいことと悪いことを区別して悪いことをしてはいけないという気持ちを起こさせたりと、理性を持つことができるのです。

しかし、この大事な前頭前野の働きが低下して、β波の出現が抑えられてくるとα波が優位になって、理性がなくなって来るのです。

自己中心的になる

ゲーム脳の人の特徴は、自分の行動ややったことに対して認めてもらうことが大好きです。

それは、自分が非常に素直な性格でもあるので、嘘をついて相手を騙すことができないのです。

だから、自分のことを認めてくれる人が良いのです。

自分を認めてくれない、つまり否定する人とは接しないのです。

だから、自己中心的な人間になるのです。

ぼーっとしてしまうことが多くなる

ゲーム脳の人は、α波の出現量が多いので、心身共にリラックスした状態なのです。

α波はストレス発散にも効果があるようで、それぐらい落ち着いた心境になっているのです。

ゲーム脳の人は、緊張感が無くなって、ボーっとしてしまうことが多いようです。

うっかりミスが増える

ゲーム脳の人は、ゲームをしていない時には緊張感がなく、頭が眠っているようにボーっとする時が多いので、この状態で仕事をしていると、うっかりミスも多くなります。

また、ゲームに熱中してしまい、睡眠時間も少ない人も多いことから、うっかりミスも増える傾向にあります。

充分な睡眠は確保すべきです。

️ゲーム脳については批判も多い

「ゲーム脳」という概念を広めたのは、日本大学文理学部体育学科の森昭雄教授です。

森教授が2002年に著作した「ゲーム脳の恐怖」の中で、ゲーム脳についての定義と、ゲーム脳に関する特徴をまとめています。

この著書によると、ゲームに夢中になっている人の脳波を測定してみると、認知症の患者の脳波と同じような傾向がみられたようです。

つまり、ゲーム脳の人の脳波は、β波よりもα波が優位になっている傾向があります。

認知症の人も同様の脳波のバランスなのです。

しかし、このゲーム脳について、様々な異論が出ています。

その根拠とは、
①森教授が開発して研究に使用した脳波計は、医療機器としては認められていない簡易脳波計であった。

つまり、正確な分析ができたか不明であること。

②学会に正式な論文が発表されていない。

新聞やマスコミが取り上げただけ。

③運動生理学が専門で医学博士の肩書はあるが、脳神経学の専門家ではない。

④ゲーム脳と思われる人達にインタビューをして、ゲーム脳の人の性格や行動を調査しているが、調査人数も少なく科学的根拠に乏しい。

⑤この結果は、自ら設立して理事長に就任した日本健康行動科学会という団体でのみ口頭発表されたものである。

などの批判があるようです。

根拠が薄い・曖昧な調査など

ゲーム脳の特徴としては、ゲーム脳の人の脳波と認知症の人の脳波が、どちらもβ波よりもα波の方が優位であることとしています。

この主張については、医師のもとで正式な脳波計で測定していないことから、そのデータの信憑性についても疑問視されています。

また、α波とβ波だけのバランスから、ゲーム脳と認知症とは同じレベルだとする論法に関しても、
飛躍的だとも言われています。

ゲーム脳の人の特徴や問題についても、「キレやすい」とか「物忘れしやすい」などの調査は、少ない人数の対象者へのインタビューをもとに出した結論のようで、曖昧な調査とも言えます。

この結果をもとに、犯罪を犯しやすいとか学力が低下するなどと推論しているようなのです。

この辺が、根拠が薄いと思われるところです。

またこのゲーム脳の内容については、自信が設立した日本健康行動科学会という団体でのみ口頭で発表されただけで、脳神経学会などの学会での議論をしていないところも、充分な根拠がないのではと思われるのです。

しかしゲームばかりはやはり体に悪い

以上のように、根拠が薄いと言われるゲーム脳ですが、いまだに教育関係者やマスコミでは支持している人も多いようです。

支持している人達の中には、基本的にゲームをやりすぎることによる弊害があるということから、ゲームを止めさせるための根拠として都合が良いこともあげられます。

ただゲームに夢中になっている子供に「いい加減に止めなさい」というだけでなく、「やり続けていると脳が萎縮して認知症になるよ。

ゲーム脳という病気になるよ!」と脅して止めさせるか早く切り上げるようにさせることができるからです。

家庭だけでなく学校でも、先生からゲーム脳の話をすると、そうだと思う子供も出るはずです。

ジッとしてゲームを続けることは、やはり健康的ではないと思います。

運動したり、友達と遊ぶことも、コミュニケーション能力を上げるためには大切なことだと思います。

睡眠不足や視力低下…問題も多い

ジッと固まって長時間ゲームをすることで、目の負担も増えます。

目の老化が進むのです。

画面を顔に近づけて見続けると、目の調整力が低下して、老視と同じような症状になってしまうのです。

つまり、スマホ老眼になるのです。

スマホ老眼を放置していると、視力低下だけでなく身体全体の不調や疾病に繋がることもあるのです。

また、熱中し過ぎると時間を忘れてしまい、深夜遅くまで続けることになります。

そして、興奮状態では熟睡ができないので、ずっと睡眠不足の状態が続き、ゲームを終えても頭が働かない状態が続きます。

勉強も仕事も、集中力が落ちてミスが多くなるのです。

️ゲーム脳から抜け出すには

一人でコツコツと遊ぶTVゲームから、仲間と一緒に楽しむオンラインゲームへと、遊び方もいろいろと変化しているのです。

オンラインゲームは、誰かと繋がっているので終わりが無くなるのです。

リアルタイムでプレーする相手と親近感が沸いて、ゲームから抜け出せなくなる人が増えているのです。

時間を忘れて集中すると、つい睡眠時間も削ってしまいます。

こうなると、完全にゲーム脳になってしまいます。

社会生活や日常の生活にも、影響が出てくるのです。

こうなる前に、何とかゲーム脳から抜け出せないものでしょうか。

抜け出すにはどうすればよいか考えてみます。

【ゲームをだらだらしてしまう時の対策は、こちらの記事もチェック!】

ゲームをやる時間を決める

ゲーム脳から抜け出すには、ともかくゲームをする時間を削ることです。

いきなりゼロにすることはできないと思うので、まずは一日のゲーム時間を決めておくことです。

一日に1~2時間を守ることです。

夜更かしをしない

夜遅くのゲームの時間は禁止にします。

良い睡眠と充分な睡眠時間を取ることは、健康な生活をするためには大切なことです。

夜12時を過ぎれば絶対にしないこと。

強制終了するのです。

部屋にこもらない

ゲームが好きな人は、外に出ることを嫌がります。

社交的でないことも特徴です。

しかし、部屋にこもらずに散歩をするとか、何か好きなスポーツにチャレンジするのです。

何でもよいので、部屋の外に出て動くように努力するのです。

ゲーム以外の趣味を見つける

ゲームをする時間を決めたり、夜更かしすることを禁止しようと決めても、実行するのはゲーム脳を改善しようと思っているあなたです。

いくら決めていても実行できなければ意味がありません。

もうひとつ良い改善策は、スマホやTVからゲームアプリを思い切って消去することです。

決心するのです。

これが出来なければ、いくら口で止める気があると言っても嘘になります。

次に、ゲーム好きな友人とは、止めることを宣言してしばらく一緒に遊ばないことです。

もちろん、ゲーム以外のことなら付き合いは可能です。

そして、一人でじっとしている時が多いと、ついゲームのことを考えてしまうので、何か夢中になれる趣味を見つけることです。

できれば郊外で時間をつぶせるような趣味や身体を動かす運動とかが良いのですが、ゲーム脳の人は他人との関りが苦手な性格なので、一人では出かけにくいものです。

誰か友人を誘ってみるか、何かの趣味を楽しんでいる人に付き合ってみるとか、趣味仲間を見つけてください。

積極的に動くという決意を持って、一度頑張ってみてください。

️ゲーム脳が本当ならとっても怖い!

もし、これまで説明してきたゲーム脳が本当なら、若い人でゲームに没頭している人は要注意です。

中学や高校生のまだ元気な時は、回復力もあるので修正が可能でしょうが、20才を超えると、身に付いた習慣は簡単には変えることができなくなるのです。

若いうちから、認知症に近い症状で物忘れが激しくなったり判断力が低下すると、人間としての欠陥を持つことになるのです。

入試や就職、仕事や恋愛、多くの人との交流などの大事な時期に、ゲーム脳で頭が固まってしまうと正常な判断ができなくなって、生活習慣が乱れてしまって信頼も無くなります。

また、伸び盛りの若い時に、ゲームにばかり時間を費やすることは、人生の中の大事な時間を浪費することになるからです。

もっと有効に時間を使うことを考えるべきですし、そのことに早く気付くことです。