ノンバーバルコミュニケーションは、上手く用いることが出来れば人間関係を円滑にしたり、ビジネスの場などで役立てたりすることが出来ます。

しかし、ノンバーバルコミュニケーションの効果的な表現方法を知らなかったり、そもそもそれが何のことなのかを理解していなかったりすると、せっかくのチャンスも無駄にしてしまうでしょう。

ビジネスや様々な場面で自分に有利に事を運ぶためにも、ノンバーバルコミュニケーションの正しい意味や上手な表現方法をマスターしておきましょう!

ノンバーバルコミュニケーションとは?

ノンバーバルコミュニケーションという言葉を、あなたは聞いたことがありますか?聞いたことはあっても、その言葉が何を意味しているのかまではよく知らないという人は多いと思います。

ノンバーバルコミュニケーションを知っているのといないのとでは、プライベートやビジネスなどのさまざまな場面において、人間関係を円滑に送れるかどうかに大きな差が出てきます。

人間関係や人とのコミュニケーションを円滑に送りたいという人は、ぜひノンバーバルコミュニケーションを身に付けた方が良いですが、まずはその言葉の意味からご紹介していきます。

日本語に訳すと?


ノンバーバルコミュニケーションは、日本語に訳すと「非言語情報伝達」となります。

コミュニケーションという言葉自体は情報伝達の他にも、意思の疎通や会話といった意味もありますが、要するに非言語のコミュニケーションを取ることを、ノンバーバルコミュニケーションと言います。

非言語ですので、言葉を用いずに、他の部分で自分が相手に情報を伝えるようにします。

それは例えば表情や仕草であったり、目線や声のトーンであったりと、さまざまな部分で相手とのコミュニケーションを図ります。

一方で、これと相反する意味を持つのが「バーバルコミュニケーション」です。

バーバルコミュニケーションは、日本語に訳すと「言語化情報伝達」です。

つまりは私たちが日常会話などで言葉にして相手に話したり、伝えたりするコミュニケーションのことを指します。

自分がこうしたい、ああしたいといった感情を相手に伝える際には、直接言葉にしてそれを相手に伝えることが多いです。

私たちは他人とコミュニケーションを図る場合に、このバーバルコミュニケーションだけで交流を図っていると思っていることが多いですが、実際にはノンバーバルコミュニケーションを用いて相手と交流を図っていることの方が圧倒的に多いとされています。

例えば、誰かに「好きだよ」と言われた場合に、相手の言葉だけでなく、表情や仕草、視線などからその言葉の真意を探ろうとしますよね。

このように、バーバルの部分だけでなく、ノンバーバルの部分を大いに活用して、私たちは他人とコミュニケーションを取っているのです。

ノンバーバルコミュニケーションの7個の表現方法

人間は、いつでも真実だけを語るわけではありません。

時には嘘もつきますし、一見相手を思いやっているようで、実際には嫌味の意味で言葉を発することもあります。

バーバルコミュニケーションでは、相手の意思を直接言葉として聞くことは出来ても、その言葉に込められた真意にまでは中々気付くことが難しいです。

一方で、ノンバーバルコミュニケーションは、その人に隠された真意や本心を見つけることが出来ます。

表情や仕草から、相手が口にしている言葉が本心かどうかを探ることが出来たり、相手の感情をより正確に感じとったりすることが出来ます。

例えば口では「怒っていないよ」と言っていても、実際には目が笑っておらず、口角がけいれんして、顔を赤くさせて険しい表情をしていれば、その人は言葉とは裏腹に、本当は怒っているのだということが分かります。

また、「気にしていない」と言いながらも視線をせわしなく彷徨わせていれば、本当は気にしているのだということが分かります。

ノンバーバルコミュニケーションは、バーバルコミュニケーション以上に、相手に自分の感情や意志を伝えます。

それは時に、伝えたくないと思っていても、勝手に相手に自分の本心が見抜かれてしまうこともあります。

そのため、自分の感情を上手くコントロール出来る人の場合、ノンバーバルコミュニケーションを用いて相手とより円滑な人間関係を築くことも出来ます。

では、ノンバーバルコミュニケーションにはどのような表現方法があるのでしょうか?以下にご紹介していきます。

視線の送り方

「目は口ほどに物を言う」ということわざがあります。

これは、「情のこもった目つきは、言葉で説明するのと同じように相手に気持ちが伝わる」という意味です。

人は目に、さまざまな感情を表します。

喜怒哀楽の全てが目に表れるといっても良いでしょう。

そのため、鋭い観察眼を持っている人では、話す相手の目を見て、そこから相手の本心を読み取ろうとします。

例えば「目が笑っていない」状態であれば、口ではどんなに熱意のこもったことを言っていても、本心ではまったくそんなことを思っていないのだということが分かります。

また、「目が愉快そうに笑っている」状態であれば、口ではどんなに悲しみに同情することを言っていても、本心では面白おかしく思っているのだということが分かるでしょう。

目を見るだけで、相手の本心は読み取れるものですが、中には演技派な人もいますので、素人が他人の感情を目から全て読み取ろうとするのは難しいでしょう。

とはいえ、分かりやすい人の場合には、視線の送り方一つとっても、そこから隠された感情や本心を探ることが出来ます。

しっかり視線を合わせる


日本人は恥ずかしがり屋の性格をしている人が多いため、しっかりと視線を合わせることに抵抗がある人も多いです。

他人としっかりと視線を合わせることが出来る人は、自分に自信がある人や、他人の本心を探ろうとしている人、または他人とのコミュニケーションをきちんと取れるように自分で訓練をして、視線を合わせられるようになった人などです。

一方で他人と視線を合わせることに抵抗がある人は、無意識に他人に自分の本心を覗かれるのを嫌がっているか、自分に自信がないため、注目されることに抵抗があることが多いです。

また、感情を隠すのが下手なことを自覚している人も、嘘をつく時にそれが他人にバレてしまわないように、あえて視線を外して自衛を図ろうとすることがあります。

少なくとも、相手の本心を探ろう、相手の気持ちをよく知ろうとしている人は、積極的に視線を合わせようとする傾向にあります。

わざと視線を逸らす

先にも挙げたように、わざと人から視線を逸らす人は、無意識に自分の本心を知られることを恐れていることが多いです。

それはやましいことがあったり、嘘をついていたり、または自分に自信がなかったりすることが大半の理由です。

それ以外でわざと人から視線を逸らし、最初から相手のことを見ようとしない人の場合は、相手に対して自分が心を開くつもりはないという、頑なな拒絶反応を示していることが多いです。

そのような相手の場合には、無理に視線を合わそうとはせず、他の部分で徐々にコミュニケーションを図っていく必要があるでしょう。

いずれにせよ、わざと視線を逸らす人は、自分の心に後ろ暗いことがあったり、他人を拒絶したりする傾向が強いでしょう。

キョロキョロする

話していると、キョロキョロと落ち着きなく視線を彷徨わせている人って時々いますよね。

どうしてそんな風に落ち着きがないのか、理解出来ないという人も多いでしょう。

キョロキョロと視線を彷徨わせている人には、何か落ち着きがなくなるような出来事があったという場合が多いです。

例えば自分が何かとても気になることがあった場合に、誰かと話をしていたり、余所事をしていたりしても、常にそれが自分の頭の中でグルグルと気になってしまっているため、目の前のことに集中出来ないのです。

他に気になることがある人と話をしていると、話しながらもどこか相手がそわそわしていたり、視線が落ち着きなく彷徨っていたりすることがありますが、そんな時には目の前のあなたの他に特別に気になることがあるのでしょう。

また、他に気になることがあって視線がキョロキョロしている時もあれば、単に自分に自信がないため、相手と視線を合わせるので苦手でキョロキョロしている時もあります。

どちらにせよ、視線がキョロキョロしている人は、目の前のことに集中しておらず、他に考え事をしていることが多いです。

話すペース

ノンバーバルコミュニケーションでは、話すペースによっても相手に与える印象が変わります。

同じ言葉を話しても、それをゆっくりのペースで話すのか、それとも速いペースで話すのかによって、相手の受け取り方も変わってきます。

自分が相手に良い印象で言葉を受け取って欲しいと思ったら、その場に相応しいペースで話すように心がけた方が良いでしょう。

例えば皆が忙しい状況では、多少速いペースで話をした方が、相手の忙しさに合わせていることになり、言葉の受け取り方も悪くはないでしょう。

一方で、皆がのんびりと落ち着いている時には、それに合わせて話すペースをゆっくりにすることで、きちんとこちらの一言一句を聞き入れてくれることが多いです。

自分のペースで話すのではなく、あくまでも相手のペースに合わせて話をすることで、より円滑なコミュニケーションが取れるようになります。

ゆっくりゆっくり話す

話すペースがゆっくりの人は、相手に穏やかで優しい印象を与えやすいです。

さらに間を取って話すことで、一言ひとことがしっかりと相手の頭に入りやすくなります。

話すペースがゆっくりの人は、それだけ相手に安心感や落ち着きも与えますので、相手もリラックスして話しやすく、また心を開きやすいです。

とはいえ、それは落ち着いた空間で効果を発揮するものですので、慌しい空間ではあまりゆっくりのペースで話すと逆効果になってしまいます。

例えば仕事で忙しく、時間を気にしている人に対してあまりゆっくりのペースで話していると、相手は「早くしてくれよ」とイライラしてしまいます。

相手が急いでいる時や、時間があまりなく焦っている時には、相手のペースに合わせて少し早めに話をする方が効果的です。

ゆっくりのペースで話すことは相手の気持ちをリラックスさせる効果もありますが、相手の事情によっては余計にストレスを与えてしまい、「マイペースな人だ」と良くない印象を与えてしまうこともありますので、話すペースは相手の様子をよく観察して、相手に合わせると良いでしょう。

聞き取れないくらい速く話す

聞き取れないくらいに速いペースで話をする人には、いくつかの特徴があります。

まず1つ目は、「緊張していること」です。

人は緊張すると、自然と口調が速くなってしまいます。

プレゼンの発表や、大勢の前で話をする際には、どうしても緊張から話すペースが速くなってしまうことがあります。

また、大勢の前でなくとも、例えば嘘をつく時や言い訳をする時など、何かやましい気持ちがあって、それを隠そうとする時には、こちらが聞いてもいないのにベラベラと早口でまくし立てるように話すことがあります。

2つ目は、「せっかちなタイプ」です。

元々せっかちな性格の人は、何かをしながらもう次の行動について考えていることが多いです。

例えば朝ごはんを食べながら夜ご飯は何にしようかと考えたり、バスに乗る前から乗車賃を用意していたりします。

行動が速くてしっかり者のイメージもありますが、常に何かに追い立てられているかのように、精神的に落ち着きがないため、話すペースもどうしても早口になってしまいがちです。

3つ目は、「自己主張が強いタイプ」です。

自己主張が強い人は、常に自分のことや自分の意見を最優先に相手に考えて欲しいと思っています。

大人になれば自己主張の度合いが制御出来るようになるものですが、それでも常に「自分の意見を聞いて欲しい」「自分のことを知って欲しい」という気持ちが心の底にあります。

それが話をする時には、早口になって表れることが多いです。

話をしながら、もっともっとと次々に自分の話を聞いてもらおうとします。

それが限られた時間ともなれば、尚の事短時間で全てを話し切ろうとして、つい話すペースが速くなってしまいます。

速いペースで話す人には、精神的な余裕がないことが多いです。

だからこそ、速く話す人ほど、表情がどこか焦ったようなものであることが多く、大らかで余裕に満ちた笑顔でいることはあまりありません。

よくうなずく

よくうなずく人は、自分がうなずくことによって、相手に「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」と言葉にせずとも意思表示をしています。

相手と距離が近い人や親しい人の場合は、相手の気持ちに共感しようとして、無意識に何度もうなずくことがあります。

しかし、時には他人とのコミュニケーションを円滑なものにしようとして、敢えて意識して相手の話によくうなずく人もいます。

意識してうなずく人は、うなずきが人に与える効果をよく分かっています。

だからこそ、一方で頻繁に相手が自分の話にうなずいていると、「この人は今、自分に話を合わせようとしてうなずいているのだな」と反対に相手にこちらの意図を読み取られることもあります。

しかし、無意識であれ意識してであれ、相手の話にうなずくということは、少なからず相手との距離を縮めようとしていることですので、相手からは好意的に思われることが多いです。

相手の身体を触る

ボディタッチによるコミュニケーションも、ノンバーバルコミュニケーションで相手との距離を縮めるには有効な方法です。

とはいえ、相手の身体を触るということは、そう簡単に出来ることではありません。

ほとんど親しくない相手や、まして初対面の相手にいきなり触れようとすると、相手が嫌がったり、こちらを警戒したりする可能性が少なくありません。

とくに異性に対して行う場合には、触れ方によってはセクハラと受け取られてしまうこともありますので、相手の身体に触ってコミュニケーションを図る際には、十分に気をつけなければなりません。

一方で、相手と軽く触れあうような関係になっている場合には、少しずつボディタッチを増やしていくことで、相手との距離をより縮めることが出来ます。

服装の変化

ノンバーバルコミュニケーションは、服装によっても図ることが可能です。

「服装の乱れは心の乱れ」ということわざがあるように、人は服装から、相手の感情や意志を読みとることが出来ます。

また人は、相手の服装によってさまざまな印象を受けます。

例えばビシッと決めた品の良いスーツ姿の男性を見た時に、悪い印象を抱く人はそうはいないでしょう。

「服装の通りに上品で、しっかりとした性格の人なのかな」と感じる人が多いです。

一方で、例え本当は心が優しく、穏やかな性格をしている人でも、身に付けている服装がボロボロで清潔感がなければ、見る人は「粗暴で周りに気を遣うことも出来ないような性格の人かな」といった印象を受けるでしょう。

距離が遠い人同士で会う時には、互いに服装にもきちんと気を遣いますが、気心が知れた親しい友達と会う時には、そこまで気を遣うこともなく、普段着でも平気で会うことが出来ます。

このように、人は自分が会う相手やシチュエーションによって服装を変えますので、その服装を見れば、大体の相手の意図を察することは出来ます。

表情を変える

表情は、目の次にその人の感情を表す場所です。

目を見開けば驚いている表情に見えますし、眉を吊り上げれば、怒っているように見えるでしょう。

また口元を緩めれば喜んでいるように見えますし、眉を下げれば悲しんでいるようにも見えるでしょう。

表情は感情の動きに従って変わります。

人によっては本心とは関係なく、表情を自分でコントロール出来る人もいますが、隠そうとしても感情が顔に表れてしまう人もいます。

大人になり、社会に出れば少なからず自分で表情をコントロール出来るようになりますので、相手と良い関係を持ちたいと思う時には、相手に好印象を与えるような笑顔や、柔らかい表情を心がけることで、より円満な関係を作ることが出来ます。

やり過ぎてしまうと相手に誤解を与えてしまうこともありますが、適度に自分の表情をコントロールすることで、ノンバーバルコミュニケーションを図ることが出来ます。

表情豊かにする

表情豊かな人というのは、大抵の人から好意的に見られやすいです。

本心はどうであれ、ころころと目まぐるしく表情が変わる人は見ていて飽きませんし、表情豊かな人が楽しそうにしていると、見ているこちらまで自然と楽しい気持ちになってきます。

常にニコニコしている人も周囲からは好感を抱かれやすいですが、いつでも笑顔を崩さない人に対して、胡散臭いと感じてしまう人もいます。

その点、喜怒哀楽が分かりやすい人は、その人が抱いている感情も分かりやすいため、好ましく思われることは多いです。

もちろん社会人ともなれば、場面によっては自分の感情を隠さなければならない時もあります。

必要な時にはきちんと大人の対応をし、それ以外では喜怒哀楽の表情豊かな人は、比較的誰とでもコミュニケーションを取りやすく、また好感を抱かれやすいです。

常に無表情

常に無表情な人は、一体何を考えているのか分からないという印象を受けます。

良く言えばポーカーフェイスでミステリアスですが、悪く言えば仏頂面で怖い印象を人に与えます。

少なくとも「他人と仲良くなろう」という前向きな印象は一切受けませんので、相手から積極的にコミュニケーションを図ってくることはあまりないでしょう。

もしも「自分に近づいて欲しくない」と考えているのなら、常に無表情でいることで、他人との余計な接触は避けることが出来ます。

また、他人との駆け引きの場においては、無表情は相手に自分の感情を読ませず、あれこれと相手が勝手に考え込んで自爆することもあります。

無表情はそれだけで自衛になりますので、他人と一線を引きたい人はよく無表情でいることが多いです。

一切笑わない

例え無表情でなくとも、一切笑わない人も相手には少し怖い印象を与えます。

笑顔には人を和ませたり、警戒心を解いたりする力がありますが、その笑顔を一切作らないことで、相手はこちらに対して警戒心を中々解けなかったり、緊張したりします。

常に一切笑わないでいると、それだけ親しみやすい関係の人は作り難くなりますが、反面他人から舐められることも少なくなります。

例えばビジネスの場において、上の立場にある人がニコニコと笑顔でいると、下の立場の人は緊張をほどきやすく、また上司に対して親しみを覚えやすくなります。

上下関係をフランクなものにしたければそのやり方は正しいですが、厳しく規律の取れた上下関係を築きたいと思っているのなら、上司が一切笑わずに、常に厳格な表情でいることによって、部下の気持ちも引き締まります。

ジェスチャー

ジェスチャーとは、「身振り・手振り」のことです。

人とコミュニケーションを取る際に、ただ言葉だけで伝えるよりも、同時にジェスチャーを付け加えることによって、よりこちらの気持ちを分かりやすく相手に伝えることが出来ます。

例えば「昨日大きな犬に会ったよ」という話をする際に、ただ話すだけでなく、どの程度の大きさだったのかをジェスチャーを交えて話すと、相手は話の内容を想像しやすくなります。

ジェスチャーは話し手の感情をより相手に分かりやすく伝えるために有効な手段です。

話をする側の人も、ジェスチャーを交えることで、自然と言葉で話す以上に気持ちが入りやすくなります。

そのため、ジェスチャーが多い人はそれだけ感情表現が豊かなイメージが強く、またジェスチャーの少ない人は、感情表現が苦手か、あまり積極的ではないというイメージが強いです。

言葉を超えたコミュニケーションを活用しよう

ノンバーバルコミュニケーションは、バーバルコミュニケーション以上に相手に自分の感情を伝えやすく、またコミュニケーションを取りやすいため、言葉によるコミュニケーションを超えていると言っても良いでしょう。

例えどれだけ情熱的な言葉を並べても、ノンバーバルの部分がなければ、情熱的な気持ちが思うほど相手には伝わらないことでしょう。

一方で、例え言葉は少なくとも、ノンバーバルコミュニケーションが豊富であれば、相手に自分の情熱を伝えることが出来ます。

自分の気持ちを伝えたいと思う時ほど、言葉以上にノンバーバルコミュニケーションが重要になってくるのです。

ノンバーバルコミュニケーションの手段の例

ノンバーバルコミュニケーションを自分も活用したいと考えているのなら、次のことに重点を置いて人とのコミュニケーションを図るようにしましょう。

それは、「声のトーン」「表情」「ジェスチャー」「身だしなみ」「視線」などです。

自分が今、相手と楽しい時間を過ごしているとアピールしたいのであれば、普段よりも少々声のトーンを上げたり、笑顔を意識したりします。

また、身振り手振りを加えることでバーバルコミュニケーションにより感情を込めることが出来ますし、整った服装をすることで、相手に対して誠意を伝えることも出来ます。

ノンバーバルコミュニケーションから相手の感情を読み取るのと同様に、自分が相手に対して気持ちを伝えたい時にも、積極的にノンバーバルコミュニケーションを活用していきましょう。

ノンバーバルコミュニケーションの効果とは?

ノンバーバルコミュニケーションには、具体的にどのような効果があるのでしょうか?

実際に言葉にすること以上に、何か相手に与える効果があるのでしょうか?

はっきりと自分の意志を伝えることの出来るバーバルコミュニケーションとはまた違った効果についてご紹介していきます。

バーバルコミュニケーションよりも相手に気持ちが伝わる場合も

言葉によって伝えることと、表情や動作によって伝えることでは、一見言葉の方が断然有利に自分の気持ちを伝えることが出来ると考える人は多いです。

しかし、実際には言葉ではない部分で自分の気持ちを相手に伝えていることも多いのです。

どんなに言葉による伝え方が優秀だと言っても、その言葉を上手く使いこなすことが出来なければ、折角のコミュニケーションも円滑に図ることが出来なくなってしまいます。

口下手な人はとくに、自分が伝えたい言葉を思うように紡ぐことが出来ずに、もどかしい思いをしてしまうこともあるでしょう。

しかし一方で、そんな口下手な人でも、ノンバーバルの部分で相手に自分の気持ちをしっかりと伝えることは出来ます。

視線や表情、仕草や声のトーンなどで、口では伝えきれない思いも補って伝えることが出来るのです。

そのため、人や場合によっては、バーバルコミュニケーションよりも相手に自分の気持ちが伝えられることもあります。

気遣いや思いやりが伝わりやすい

調子が悪そうな相手に対して、「大丈夫?」と気遣いの言葉を口にすることがあります。

この時に、無表情で「大丈夫?」と言っても、本心から相手を心配しているとは誰も思えないでしょう。

「大丈夫?」という言葉の他に、表情や視線を心配そうなものにすることで、初めて相手を本気で心配しているのだと周りからは認識されます。

もっと言うなれば、例え「大丈夫?」という言葉を口にしなくとも、心配そうな表情や仕草をするだけで、相手を心配しているのだということが周りには理解出来ます。

このように、時と場合によっては、言葉を必要とせずともノンバーバルコミュニケーションだけで相手には気遣いや思いやりの感情が伝わりやすいです。

その人の人間性がよく表れる

ノンバーバルコミュニケーションでは、その人の人間性がよく表れます。

そのため、相手のことを知りたいと思ったら、少し距離を置いたところから相手を観察していれば、大体の相手の性格を知ることが出来ます。

立ち振舞いや仕草、視線や表情の動きなどから、その人が今喜怒哀楽のどの感情を抱いているのか、また大らかなのかせっかちなのかなど、相手のさまざまな情報を得ることが出来ます。

それから実際にコミュニケーションを取ってみて、具体的な相手のタイプを把握していくことが出来るのです。

心理学を勉強している人や、洞察力に優れている人の場合、相手のノンバーバルの部分から、大体の相手の人間性を把握することが出来ます。

そのためもし誰かとコミュニケーションを図ることになった場合は、相手のノンバーバルの部分に注視しながら徐々に相手との距離を縮めていくでしょう。

まとめ

もしもあなたが誰かとの仲を深めたいと思っていたり、心地よい距離感で人間関係を保ちたいと考えているのなら、バーバルコミュニケーションよりもノンバーバルコミュニケーションに重点を置いた方が良いでしょう。

ノンバーバルコミュニケーションでは、バーバルコミュニケーション以上に相手から様々な情報を得ることが出来ます。

相手の意図や本心、抱いている感情などを上手く読み取れるようになると、それだけ他人とのコミュニケーションが取りやすくなります。

そうして自分自身もノンバーバルコミュニケーションを上手く活用して、人間関係を円滑にしていきましょう。