社会に出ると、「職種」や「業種」といった言葉を耳にする機会も多いです。

社会人であれば誰もが当たり前に使っている言葉ですが、これらの言葉の違いや、具体的にどんな仕事を示すのか、実はよく分かっていないという人もいるでしょう。

誰かに聞くのはちょっと恥ずかしい、けれども知っておけば転職する際に参考になる「職種とは」「業種とは」について詳しくご紹介します!

職種と業種について知識を深めよう

「職種」や「業種」は、学生の頃にはあまり馴染みのなかった言葉でしょう。

しかし、就職活動に入ると耳にする機会が増え、社会人になれば当たり前に聞いたり口にしたりすることになります。

とくに役所のような場所に勤めると、顧客や市民の仕事内容についても管理することがありますので、そうした場所に勤めている人は、嫌でも職種や業種について詳しくなることでしょう。

職種も業種も、自分がどんな仕事に就きたいかを決める際には必ず触れる部分です。

自分がやりたい仕事があって、それから職種や業種について調べることもありますし、まずは職種や業種から自分のやりたい仕事を探すという人もいるでしょう。

どちらにしても、社会人であれば職種や業種について理解しているのは当たり前という考えが世間一般的にはありますので、この機会に職種と業種について知識を深めましょう。

職種とは?

職種とは、「業務内容によって分けられた仕事の種類」のことです。

職業や職務を指し、例えば「事務」や「営業」など、私たち一人ひとりの仕事の分類をする際に用いることが多いです。

業種よりもさらに細かく分類されていて、個人の仕事を指しますので、誰かに「仕事は何をしているのか」と聞かれた際には業種ではなく、職種で答えることが一般的です。

また、就職先や転職先を探す際にも、業種よりも職種で探すことの方が多いため、私たちにとって職種は馴染み深いものでもあるでしょう。

世の中にはよくある仕事から、ちょっと変わった珍しい仕事までたくさんあります。

職種はそれらすべてに当てはめることが出来ますので、やりたい仕事を探す際の目安にもなるでしょう。

職業の種類

職種とは、職業の種類のことです。

どんな職業もすべて細かく分類されていて、その一つひとつに職種が当てはめられています。

職種には、「営業職」「事務職」「総務職」「人事職」「経理職」「マーケティング職」「広報職」「介護職」「エンジニア職」「研究職」などがあります。

どれも一度は聞いたことがあると思いますが、メジャーな職種ほど人気があったり、需要が高かったりします。

また、職業の種類があまりにもマイナーなものである場合には、最も仕事の形態が近い職種に分類されます。

とはいえ、例えば神社の巫女さんのように、職種から探すのに少々手間取りそうな時には、職種よりももっと具体的な仕事内容で検索をかけた方がいい場合もあります。

職種から探せそうな時には、さまざまな職業案内や検索サイトで職種から就職先や転職先を見つけることになるでしょう。

面接などで前職の職種は必ず聞かれる

職種は、その人が何の仕事をしているのかを表わすものです。

そのため、役所で何か手続きをする時や仕事に関するアンケートに答える時、ローンの申請や個人情報を登録する時などには必ず職種について答えたり、記載したりする必要が出てきます。

また、仕事の面接を受ける際には必ずといっていいほどに聞かれることでもあります。

例えば転職者の場合、面接で前職の職種について聞かれることがあります。

会社側は面接者の前職からその人がどのような仕事をしていたのか、自分のところで即戦力になるかなどについて判断します。

もし前職のスキルが次の職場でも活かせるものであれば、それだけ採用にも有利になるでしょう。

また、新卒者の面接の場合には、アルバイトの経験について訊かれることがあります。

アルバイトの面接でも、これまでにどのようなアルバイトをしてきたのか、バイト経験はあるのかなどを訊いてきます。

採用する会社や店側は、応募者の前職で採用の合否を判断することもありますし、そうでないこともあります。

ただ前職に関する質問は必ずと言っていいほどにされることが多いです。

職種によって求められるスキルが全く違う

世の中にはさまざまな仕事があります。

事務仕事もあれば力仕事もありますし、接客もあれば機械を相手にする仕事もあります。

そのため、職種によって求められるスキルも全く違っています。

例えば大型トラックを運転する仕事であれば、大型免許が必要になりますし、建築の仕事であれば、建築士の資格が要るでしょう。

接客業やサービス業なら特別な資格は必要ないことも多いですが、代わりにお客への気遣いや丁寧な接客を行うスキルが求められます。

事務仕事であればパソコンのスキルが求められますし、清掃の仕事であれば素早く丁寧な仕事振りが求められることも多いです。

このように職種によって求められるスキルはまったく違っていますので、自分がやりたいと思う仕事に対しても向きや不向きだけでなく、スキルの有無も関係してきます。

例えば事務仕事がしたいと思っていても、一切パソコンのスキルがない人の場合、まず面接の時点で採用されるかどうかが難しいところですし、もし採用されたとしても、仕事についていくのがとても大変でしょう。

もちろんどんな仕事でも、やる気さえあれば努力して、スキルを身に付けることは出来ます。

しかし面接では、最初からスキルがあるかどうかで判断するところも少なくはありません。

だからこそ、応募する職種に関係のあるスキルを持っている人は、すんなりと採用されやすくもあります。

ひとつの会社の中にいろいろな職種の人がいる

大きな会社になればなるほど、ひとつの会社の中にいろいろな職種の人がいます。

例えば新商品の研究、開発からそれを販売して業績を上げている会社があるとします。

まず商品を研究・開発するのに、研究開発専門の職種の人がいます。

次に開発された商品を大量に生産するため、商品生産に携わる職種の人がいます。

また生産した商品を売り込むために、どのように広告や宣伝をしていくかと企画する広報担当の人もいます。

広告方法が決まったら、それをあちこちの会社や顧客へ売り込んでいく営業の職種の人がおり、新商品に関する書類の整理や手続きなどを行う事務の職種の人がいます。

そして常に社員が気持ちよく仕事が出来るように、社内清掃をしたり食堂で食事を用意したりする職種の人もいるでしょう。

簡単に例を挙げた中にも、これだけたくさんの職種がありますので、ひとつの会社に応募する際にも、自分のやりたい職種を選んで応募することになります。

業種とは?

職種が個人の仕事を分けて表す言葉なのに対して、業種とは仕事をもっと大まかなものに分類する際に用いる言葉です。

業種は業界ともいい、「会社や個人が営む事業の種類」を意味します。

日本標準産業分類の大分類によれば、「工業」や「製造業」など、18種類に大別されています。

そのため、例えどんな仕事でも、この18種類の中に業種が当てはめられることになります。

業種とは、職種を細かく分ける際の、前の段階で分類されるものですので、大抵の仕事は業種の後に+職種の形で表されます。

例えば「コンビニの店員」の場合は、「小売業の販売員」となりますし、また例えば「携帯電話ショップの経営者」の場合は、「小売業の会社役員」となります。

このように、業種は職種を分類する上での基準となり、また職種が仕事内容を指すものであるのに対し、業種は仕事そのものを表わす言葉です。

業種は全部で18種類しかない

先にも挙げたように、業種は全部で18種類しかありません。

総務省の産業分類一覧で定義されており、世の中のどんな仕事もこの18種類の内に分類されます。

この18種類とは、

「農業・林業」「漁業」「鉱業・採石業・砂利採取業」「建設業」

「製造業」「電気・ガス・熱供給・水道業」「情報通信業」

「運輸業・郵便業」「卸売業・小売業」「金融業・保険業」

「不動産業・物品賃貸業」「学術研究・専門・技術サービス業」

「宿泊業・飲食サービス業」「生活関連サービス業・娯楽業」

「教育・学習支援業」「医療・福祉」「複合サービス事業」

「サービス業」「公務」これらの種類の他、「分類不能の産業」です。

例えば旅館やコテージなどの宿泊施設を営業している会社は「宿泊業・飲食サービス業」に含まれますし、また例えばマンションやアパートの管理人をしているのなら、「不動産業・物品賃貸業」に含まれます。

会社を経営しているわけではなく、一般的なサラリーマンの仕事をしていると、普段はそこまで業種について触れる機会はないでしょう。

そのため、何かの手続きの際に役所などに行った際には、書類の業種欄の部分を何にすれば良いのかと悩む人もいるでしょう。

一方で、経営者の立場になると、職種よりも業種について触れる機会の方が多いです。

今ご紹介した業種は大分類になりますので、ここから中分類に分けていくと、かなりの数の業種があります。

例えば「複合サービス事業」と聞くと少々耳慣れない人もいるでしょう。

しかしこれを中分類すると、「郵便局」や「共同組合」となりますので、「ああそれのことか!」と納得出来る人も多いと思います。

大分類の業種ではピンとこない人でも、中分類になれば思い当たるという人は多いです。

【業種については、こちらの記事もチェック!】

職種を具体的に10種類見てみよう

業種や職種がどのようなものなのかについてご紹介してきました。

経営者の立場の人は職種よりも、業種に触れる機会の方が多く、一方で一般的な社員では業種よりも職種について触れる機会の方が多いでしょう。

職種はたくさんありますが、その中でも一般的なものを10種類ご紹介していきます。

当てはまる仕事をしている人は、この機会に自分の仕事の職種について詳しく理解しておくと良いかもしれませんね。

営業職


営業職を中分類すると、次のようになります。

「IT営業」「半導体・電子部品・エレクトロニクス製品営業」

「自動車・装置・機械製品営業」「原料・素材・化学製品営業」

「医療営業」「食品・日用品・消費財営業」「建築・土木・不動産・在宅営業」

「金融営業」「広告・メディア営業」「人材・求人広告営業」「その他営業職」

中分類だけでもこれだけの種類がありますので、これを更に小分類するとかなりの数の職種があります。

機械関係の職種であれば、情報通信機器やIT関連の仕事をしていることが分かりますし、食品・日用品などの職種であれば、そうした商品を販売している仕事が想像出来るでしょう。

「その他営業職」というのは、その他の代理店営業や海外営業、個人営業などの仕事を指しています。

自社の商品などを売って売上げを作る職種

営業職を簡単に言うと、自社の商品などを打って売上げを作る職種です。

例えば自分の会社で新商品を作った際に、それを出来るだけたくさん販売するためにあちこちで宣伝しますよね。

広告業者に依頼することもありますが、自分の足でさまざまな店に出向いて、自社製品をそこで販売してくれるようにお願いします。

その仕事がいわゆる営業の仕事なのです。

営業をしている人は、自分が営業して契約を取れれば、それが個人の給料にも影響しますし、もちろん会社の売上げにも繋がります。

会社としてはたくさん商品を売って会社の業績を上げたいので、あちこちで契約を取ってこられる営業社員は重宝します。

営業職はいかに自社製品を売り込むことが出来るかという話術のスキルが必要とされますので、営業職向きの人はどんどん個人の成績を伸ばしていくことが出来ますし、不向きな人は自社製品を一つ売るのにも時間がかかってしまうことでしょう。

事務職


事務職を中分類すると、

「経理事務・財務アシスタント」「総務・法務・知財・人事アシスタント」

「購買・物流・貿易アシスタント」「経営企画・事業統括」「金融事務」

「医療事務」「秘書・受付」「通訳・翻訳」「営業事務・一般事務」などです。

事務仕事について良く知らない人は、「書類の整理をしたりお茶くみをしたりするだけの楽な仕事」と考えているかもしれませんが、実際にはこれだけの種類があり、大変な作業も多い仕事です。

とくに事務職には女性が多いため、そうした時に差別的な見方をされる傾向があるのかもしれませんが、細かな職種によっては他の職種が頭の上がらないような仕事をしていることも少なくはありません。

社外からの訪問者に対応するのがメインの仕事の受付から、社長や役員などのスケジュール管理や一切の細かな業務を任されている秘書の仕事まで、事務といっても実にさまざまな仕事があります。

また、事務仕事には専門のスキルや資格が必要とされることもあります。

例えば通訳・翻訳の仕事であれば英検や中検などの資格があって当たり前とされていますし、秘書や簿記などの仕事も資格が必要になります。

特別な資格を要しない事務仕事であっても、やはりパソコンのスキルがある人の方が重宝されるでしょう。

細々とした事務仕事をこなす縁の下の力持ち

事務仕事は細々とした作業をこなすことが多いため、その仕事振りや功績が目立つことはあまりありません。

しかし、書類整理や各種の手続き、電話対応などのたくさんの雑務もこなしており、事務仕事の人がいるからその他の営業や製造などの職種の人は安心して自分の仕事に取り組むことが出来ています。

いて当たり前、しかしいなくては困る事務の存在は、いわば縁の下の力持ちです。

見えないところでたくさんの仕事を行ってくれているため、細かいところで分からないことがあれば、事務の人を頼る機会も多いでしょう。

また、事務仕事には中分類からも分かるように、いくつもの種類があります。

経理事務のようにお金を扱う仕事もあれば、受付事務のように会社やデパートなどのロビーで受付をするのがメインの仕事もあります。

どの仕事でも地道な作業を黙々と行えるスキルの他に、来客対応や他の社員のアシスタントなど、細やかな気配りが出来るスキルも必要とされます。

また、「事務仕事なんて誰でも出来る」と思っていると、実際に仕事をした時に痛い目を見る職種でもあります。

会社によっては職種が限られるものもありますが、どんな仕事であっても必ず事務の職種は必要とされています。

総務職

総務職は、会社組織全体に関する業務を扱うのが仕事です。

事務仕事や人事担当、経理や法務など、社内のありとあらゆる仕事に関わっており、会社によっては事務や経理など、いくつもの職種を掛け持ちしていることもあります。

会社の組織全体が円滑に動くように管理するのが仕事ですので、他の職種とは違い、社内の全ての職種を網羅しているといっても良いでしょう。

そのため、仕事量は半端なく多く、また広い視野で組織全体を把握する目も必要とされます。

時々、「総務の仕事は何をやっているのかよく分からない」という話を他の職種の人から聞くことがありますが、それはあらゆる仕事に携わっているからこそ、特筆して「この仕事」だと限定することが出来ないのです。

総務職は新入社員の研修から全ての社員の年金や保険の管理、また退職者の管理まで、ありとあらゆる仕事に携わっています。

広く浅く全ての業務に通じているといってもいいので、仕事が次々に舞い込んでくるわりに、一つの仕事で功績を上げることがないため、仕事内容が目立たないのです。

総務職はあらゆる職種の業務に携わっていますので、その分求められるスキルや資格が身につくことも多いです。

人事職

人事職と聞くと、「人材を採用するのが仕事」というイメージが強い人も多いでしょう。

しかし、実際には人事職は多くの仕事に携わっています。

人事職の仕事は大きく分けて、「人事企画」「採用関連」「教育・研修関連」「評価関連」「労務関連」があります。

「人事企画」では、企業や会社の経営目標を達成させるために、必要な部署に必要な人材を配置します。

いわば適材適所を行う仕事です。

個々の社員が最大限にスキルや力を発揮出来るように、働きやすい社内の環境づくりも行います。

「採用関連」は、会社にとって有益となる人材を雇用するため、ハローワークや求人サイトなどを活用して人材を採用していくのが主な仕事です。

人材を採用するためにイベントを企画・運営することもあります。

「教育・研修関連」では、人材の研修や教育業務を行います。

新入社員に対して仕事の在り方を教えたり、会社で必要な業務内容を研修したりします。

また、新入社員だけでなく、社内の社員のマナーやスキルアップの向上を図りさまざまな研修を行うこともあります。

どの社員にどんなスキルアップが必要かというコーディネートのようなことまで行います。

「評価関連」は、目標管理制度や評価制度、報酬制度などを用いることによって、社員一人ひとりのモチベーションをアップさせたり、働きに見合った正当な評価を下したりします。

昇進や昇給といったことも管理しています。

「労務関連」では、勤怠管理や社会保険手続き、健康診断、福利厚生や安全管理などが主な業務内容です。

このように、人事職にもさまざまな仕事内容があります。

会社によっては人事の仕事を総務職で行う場合もあります。

経理職

経理職は、一言で言うなら「会社のお金を管理する仕事」です。

企業におけるお金の流れを管理するため、ダイレクトに会社の経営状況を知ることが出来ます。

具体的な仕事内容は、入出金の管理や収支バランスの管理、財務諸表の作成や税理士・公認会計士との折衡、取引先の与信管理や経理ルールの作成・改善、月次・年次などの決算業務など、他にもたくさんの仕事があります。

会社の経営に関する仕事ですので、今会社が儲かっているかどうかも把握することが出来ます。

経理職はお金を管理する仕事のため、1円の誤差も許されません。

どんな仕事でもミスがないことが望ましいですが、経理職の場合は絶対にミスをしてはならないというのが大前提で、もしもミスがあれば原因が分かるまで徹底的に追求します。

常に緊張感と隣り合わせの仕事であり、またコツコツと数字を追っていく仕事ですので、向き・不向きが分かれやすい仕事でもあるでしょう。

マーケティング職

マーケティング職の仕事は、一言でいえば「売れる商品を戦略的に考えること」です。

市場調査やアンケートなどを行って、その結果から消費者がどのような商品を求めているのかを考え出します。

そして企画が出した商品を流出させるために、宣伝などを行って、商品の存在を消費者に知ってもらいます。

そうした一連の仕事をマーケティングでは行っています。

マーケティングでは常に消費者が求めているものや、最新の流行りなどに注目して仕事をしていますので、情報収入能力に長けている人や、常に流行りものを追いかけるのが好きな人には向いている仕事でしょう。

さらにクリエイティブな仕事も行いますので、新しいものを考えるのが好きなひとにも向いています。

広報職

広報職は、自分の会社や自社製品などをPRするのが主な仕事内容です。

どのような企業や会社でもさまざまな仕事を行っていますが、その存在を出来るだけたくさんの会社や消費者、社会全体に知ってもらうために積極的にアピールしていかなければなりません。

例えばテレビでよく保険や化粧品、日用品などのCMを目にすることがありますが、それも会社のPR活動のひとつです。

広報職では、会社の情報を世間に魅力的に発信していきますので、PR内容を考えたり、実際にその活動をしたりするのが仕事です。

そのため、会社によっては企画・マーケティング・広報の全てを同じ部署で行うことも珍しくはありません。

マーケティング職と同様に、流行りに敏感だったり、自社や自社製品をアピールするのに長けた話術を持っていたり、広告方法を考えるのが得意だったりする人には広報職の仕事が向いています。

反対に、消極的で保守的な考えに囚われやすく、流行りにまったく興味がない人はあまり向いている仕事とは言えないでしょう。

介護職

介護職では、高齢者や身障者など、介護の必要な人の世話をしたり、ケアをしたりするのが仕事です。

例えば老人ホームの場合、食事や入浴、排せつや移動などの生活全般に渡って入居者を援助します。

また、デイサービスのように通いの介護施設の場合には、食事や入浴、排せつなどの介助の他に、同じように施設を利用している高齢者同士での遊戯の時間や外出の面倒などをみて、自宅へ送迎を行うのが仕事です。

老人ホームでもデイサービスでも、利用者のケアを第一に考えて、一人ひとりに合わせた対応をしていかなくてはならないため、体力仕事以上に精神的な面でも気を配る必要があります。

また、高齢者を対象とした介護職もありますが、他にも身障者の介護を行う仕事もあります。

身障者の介護をする仕事でも、高齢者と同様に食事や入浴、排せつなどの介助を行うのが主な仕事内容ですので、利用者の肉体的、精神的ケアを行っていきます。

無資格未経験からでも介護職は始められますが、やはり資格やスキルを持っている人の方が優遇されやすいでしょう。

エンジニア職

エンジニアとは、ものを作る技術者や技師のことです。

そのためエンジニア職では、ものづくりを行うことが主な仕事内容です。

例えば車一つとっても、最初から車があるわけではありません。

車体やエンジン部分、ブレーキやハンドルなど、いくつものパーツを組み合わせることが車は出来あがります。

エンジニアはそうした一つひとつのパーツを手掛け、最終的な形へと仕上げていくのが仕事です。

また、最近では電気や水素をエネルギー源として動く自動車も作られていますが、そうしたエンジン開発の技術を生み出したりもしています。

エンジニア職はさまざまな分野でものづくりの専門家として活躍しています。

ものを作るのが好きな人や、新しく何かを生み出すことが好きな人には向いている仕事でしょう。

また、機械いじりや工業系の作業が好きな人にも向いています。

事務仕事や経理仕事のように、一般的なサラリーマンの仕事とはまた違った仕事内容ですが、一つのものを自分の手で作り出していくという達成感や充実感は、普通のサラリーマンでは味わえないことも多いです。

デザイナー

デザイナーとは、文字通りひとつの物や作品、商品などをデザインするのが仕事です。

例えば新しく会社を建てることになった場合、「どんな内装にするのか」をデザイナーが考えます。

そしてデザイナーの案を基に設計され、建築業者が会社を建てていきます。

また、新商品を生み出す際に、それがどんな姿形になるのか、色合いなどを細かくデザインする仕事もあります。

衣装や靴、バッグなどをデザインする仕事もありますし、インターネット上で活躍するデザイナーの場合、ホームページをデザインしたり、テーマとなる会社のロゴマークを考えたりすることも多いです。

一口にデザイナーといっても、何についてのデザインをするのかは人それぞれです。

建築関係のデザインを行う専門家もいれば、建築からホームページのデザインまで、さまざまな依頼を同時に請け負う人もいます。

研究職

研究には大きく分けて「基礎研究」と「応用研究」があります。

「基礎研究」は応用や用途は考慮しないで、新たな法則や定理などの発見を目的として行われる研究のことです。

例えば新種の発見や細胞に見られる法則の新たな発見などです。

一方で「応用研究」では、基礎研究の成果を応用して、特定の目標を定め実用化の可能性を確認する研究を行っています。

企業で行われる研究は、この応用研究であることが多いでしょう。

例えば新商品を自社から作り出そうとする際に、これまでのマーケティングの結果やそれまでに商品化したものなどを参考にして、新たに新商品を作ることが可能かどうかを研究していきます。

その研究が上手くいけば、実際に商品化を目指すということになります。

職種を知っておくと役に立つ

いかがでしたでしょうか?

業種と職種の違いや、業種の分類、職種にはどのような仕事があるのかについて参考になれば幸いです。

業種は主に会社経営者に関係するものですが、職種は私たち個人にも関係が深いものです。

あなたが就職先や転職先を考える際に、どんな仕事がしたいかという希望の目安にもなります。

また、職種によってはさらに細かく仕事内容が分かれているものも多いです。

もしあなたが就職先や転職先を探す際に、仕事内容や職種から探そうと思う場合には、まずはどんな職種があるのかを検索してみて下さい。

いろんな職種を見ていく内に、自分が興味を惹かれるものに出会えるかもしれません。