皆さん、こんばんは。

政治と経済の解説の時間です。

とまあ、こんな風な出だしで始まったら猛烈な「アレルギー反応」が出てすぐにチャンネルを換える人って、世に中に多いかも分かりませんね。

確かに経済や政治の知識というのは億劫です。

それなりに勉強しない事にはこの手の話しにはついていけません。

特に今回のテーマである「アベノミクス」についての解説となると、尚更、必要最小限の知識は求められるでしょう。

しかし、それは実はただの食わず嫌いかも分かりません。

そもそも政治や経済の事をプロ級に知っている人って、世に中にどれくらいいるでしょう?

ましてやそんな人たちから見ても「アベノミクスの三本の矢」を正しく説明出来る人が果たしてどれだけいるか、甚だ疑問です。

そこで今回は「アベノミクス」を難しい表現を一切使わず、政治や経済の素人でも何となく分かる程度には持っていきたいと思い、書いてゆきたいと思います。

ハッキリ言って私は「池上彰先生」ほどの知識も勉強も致していませんからね。

私自身も改めて発見するために「アベノミクスの三本の矢」について触れていきたいと思います。

アベノミクスをしっかり説明できますか?

さて皆さん、「アベノミクス」という言葉、一度くらいは聞いた事がおありでしょうか?

全く初めて聞いた、という方も多少は知っている、聞いた事がある、という方もとにかく一旦、頭を真っ新にしておきましょう。

「アベノミクス」の理解はそう特別、難しい事ではありません。

だから必要以上に頭を理論武装させる必要はないのです。

第一、書き手の私自身が頼りないのですからね。

そこで私も含めて「アベノミクス」をしっかり説明できるよう、頑張って書いて行くことにしますからね。

あやふやな知識のままじゃダメ

「知識」というものは人に説明できるくらいになって一人前のレベルです。

ただ頭の中に詰め込んでいるだけでは不十分なのです。

要するに「インプット:と「アウトプット」がバランスよくされていて、初めて完璧な知識といえるのです。

「アベノミクス」はあやふやな知識で人に語ろうとしてもその真意の程には到底、届かないでしょう。

どうせ身に付けるのなら人に説明できるくらいのレベルの知識を習得しようではありませんか。

それがあなた自身の人間性のアップにもつながってゆきますからね。

政治や社会の知識は大人としてのマナー

人間が少年・少女から大人に脱皮された、と周囲から認められた時。

それは政治や社会の知識や話題を率先して始められるようになった時ではないでしょうか?

政治や社会の事は、私たちの暮らしに密接に結びつく極めて重要なテーマです。

だから18歳になれば国民には選挙権が与えられ政治への参加が叶うのです。

そう、18歳を一つの大人への区切りとしているのです。

「誰かがやってくれるから私には関係ない」。

このような考えや振る舞いは恥ずかしくて他の国の同年代の若者にとても見せられるものではありません。

海外の若者たちは本当に政治や社会の話題に敏感です。

自分たちが何とかしないと住みよい国にならない、と皆が高い意識を持っているからです。

政治や社会の知識を持つことは、大人としての「最低限のマナー」です。

この意識を持ってくれる若者が増える事を願わずにはいられないのは私だけでしょうか?

アベノミクス徹底解説

それではここからは「アベノミクス」について徹底的に解説していきましょう。

とは言っても、所詮、私自身も経済や政治の事については素人。

今から一夜漬け的に猛勉強しても真の「経済」や「政治」というものをマスターできるかどうかも分かりません。

そこでなるべく難しくならないように、且つ、自己満足でつまらなくならないよう、身近な例え話などを盛り込んで簡潔にザクッという感じで解説していきたいと思います。

どうぞ肩の力を抜いて読んでいってくださいね。

アベノミクスとは

総理大臣・安倍晋三が掲げた「アベノミクス」について紹介して参りましょう。

安倍晋三が掲げた経済政策

「アベノミクス」とは現自民党の総裁である安倍晋三が内閣総理大臣に就任した際に取り入れた経済政策の一環です。

それまでの旧民主党時代において超デフレ社会だった日本の景気を根本的に改革していった画期的な経済政策だったのです。

働いても生活が良くならない…現代日本社会

「アベノミクス」は阿部首相が2度目の就任を果たした2012年の12月から開始されました。

当時の日本は「超」がつくほどの景気低迷期。

世の中は低金利、デフレ、超就職氷河期、雇用難など数え上げたら切りがないくらい「閉塞」された時代だったのです。

その責任を当時の政権政党だった旧民主党に押し付けるのは簡単でしょう。

しかし、そんなことをいつまでやっても日本の景気や経済は上昇しないのです。

おまけに東日本大震災と原発事故のダブルダメージ。

まさに当時の日本がノックアウト寸前の状況だったのかも分からないのです。

そんな暗い時代に現れたのが新たに政権を取り返した自民党の総裁である「安倍晋三」だったのです。

安倍晋三ってどんな人?

それではここでちょっと話を横に逸らしまして、アベノミクスの提唱者「安倍晋三」について紹介して参りましょう。

自由民主党の政治家

安倍晋三。

日本の政治家です。

1954年9月21日生まれ。

現在63歳です。(2018年5月現在)

政治家で60歳台といえば最も脂が乗り切った働き時でしょう。

人間が最も功績を残せる時というのはその活躍する分野で違います。

スポーツの選手ならば10代から20代、及び30代後半までがピークでしょう。

また会社勤めの人でも定年の影響でいいところ50歳台までです。

それ以降は後輩に席を譲るべき静かに世代交代をしていきます。

しかし、政治の世界は様相が違います。

50歳台などまだまだ若手の域です。

20~30歳台などは「青二才」と揶揄されるくらい相手にされません。

60歳台になってようやく頭角を現してくるのが政治の世界なのです。

70、80になっても体力と気力さえ衰えていなければ、まだまだ現役でやっていけるのです。

それくらい政治の世界というところは世間の常識から大きくかけ離れているところなのです。

そのような「奇々怪々」な世界である政界において安倍首相は父親に「安倍晋太郎」、大叔父に「佐藤栄作」、祖父に「岸信介」という超強力な政治家一家に生まれ育ってきたわけなのです。

言うならば政治界の「サラブレッド」という血筋の元に、生まれながらにして政治家になるための人だった、という宿命の元に生きてきた、とも言えるでしょうね。

内閣総理大臣に再就任

安倍首相は現在、内閣総理大臣を通算で7年目という長丁場の就任期間を過ごしています。

内閣総理大臣に初就任したのが今から12年前の2006年。

ただこの時は体調不良というもどかしい理由でたったの1年で退任しています。

これは本人にとっても非常に歯がゆく屈辱的な退任だったでしょう。

1年そこらでは自らが行いたかった政策も成果も何も上げられなかったはずです。

まさに屈辱の退任だったでしょう。

しかし、その悔しさ、屈辱感が二度目の再任に役立ちます。

安倍晋三は2012年12月、再度、内閣総理大臣に就任し、今回のテーマである「アベノミクスの三本の矢」を世に大々的に発表したのです。

アベノミクスが目指しているもの

ではここからはいよいよ「アベノミクス」についての核心の部分を明かしていきましょう。

世界的にも注目されることになった画期的な経済活性化策である「アベノミクス」。

一体どのような中身になっているのでしょうか?

アベノミクスが目指している事に対する答えを見ていきましょう。

デフレからの脱却

「アベノミクス」が目指している事の1つ目は「デフレからの脱却」です。

デグレとは「デフレーション」の略。

世の中の景気観が後退しているため、企業がモノを安く生産して市場に並べていっても消費者の財布の紐が固く、活発な需要が行われない状況をいいます。

経済というものは市場(世の中)にお金が出回って初めて健全な社会が形づくられるものなのです。

消費者の個人需要が高ければモノがたくさん売れます。

モノがたくさん売れるということはそれを作る企業が忙しくなれる、という訳です。

そうなれば企業は設備投資を行って安く大量生産できるよう仕組みを作り変えていきます。

そして人手不足が起こるため「雇用」が促進されます。

働く人たちにとってこれは好循環な事なのです。

仕事があって水準以上の給与があって適度に趣味や余暇にお金が使える。

これが、人が生きていく上で求められてくる生活様式なのではないでしょうか?

よって懐がさびしいために安い商品がたくさんあっても買い控えする「デフレ」という状況は社会の活性化を妨げ経済の発展を阻害してしまう、という事になってしまうのです。

アベノミクスはこのような閉塞的な社会構造を根元から変えるべき政策となるのです。

富の拡大

アベノミクスが目指している事の2つ目は「富の拡大」です。

先程の「デフレからの脱却」ともリンクしますが、デフレから脱却しようと思えば活発な個人消費が欠かせません。

そうでないとモノ余りの減少が起きてしまい、いくら価格が安くても消費者は買い控えを起こし、消費が停滞する原因になってしまうのです。

よってアベノミクスが掲げるもう一つの重要な経済復興のカギとなるのが「富の拡大」なのです。

この問題は多くの国民にとって非常に関心の高いテーマとなるでしょう。

それは安倍首相が着任するまでの旧民主党時代の悲惨さを思えば事の事態は明らかです。

国民は富を拡大するどころか、超就職難の時代といわれた「失われた20年間」の間に職は奪われギリギリの最低限の生活を強いられる羽目になっていたからです。

そもそもバブル経済なる、実態の掴めない「幻」の好景気に踊らされてしまった「ツケ」が回ってきたに過ぎないだけなのですが、とにかくこの間の日本経済の落ち込みは尋常ではありませんでした。

それを思えば「アベノミクス」の着眼点は見事に国民が喉から手が出るほど欲しかったものを如実に体現してくれたもの、といえるでしょうね。

アベノミクスは停滞していた日本経済の復興のために「デフレ脱却」と「富の拡大」という大きな2つのテーマをここに掲げたわけなのです。

これらを実現するための三本の矢

アベノミクスの狙いはお分かりいただけたでしょうか?全ては国民の生活が少しでも良くなるように考えられた政策だということなのですよね。

そして、その政策を実現させるための戦術となるのが「三本の矢」なる手段なのです。

それではここからは「アベノミクス」の中枢ともいうべき「三本の矢」について見ていく事に致しましょう。

三本の矢とは

アベノミクスの中核である「三本の矢」について、専門的になり過ぎず、かといって曖昧な表現で終わらせず、私なりの意見に変えてみてご紹介していきたいと思います。

1本目の矢


それではアベノミクス「の三本の矢」の1本目の矢について見ていきましょう。

その1本目の矢とは「大胆な金融政策」です。

大胆な金融政策

では安倍首相が行った「三本の矢」の1本目、「大胆な金融政策」について少々、解説して参ります。

これは安倍首相が日銀(日本銀行)に働きかけて、民間の金融機関が抱えている国債(国の借金)を大量に買いとり、その代金を各金融機関に支払って金融機関の保有資金を増やしたのです。

銀行を代表とする金融機関は内部で保有する資金をただ貯えておくだけでは銀行の役割を果たせません。

銀行は企業や個人投資家、不動産売買などに資金を融資し、その利ザヤでもって利益を残します。

そしてそのようにして民間にお金を投入しやすい環境が出来るということはそれだけ世の中レベルでお金が活発に出回ることになり、景気が向上していく、という訳なのです。

簡単に考えたら、「モノが売れる」→「企業がもっと生産する」→「人が足りない」→「雇用が生じる」→「世の中に好景気感が生まれる」→「お金を使った方がいいんだ、という明るいニュースに皆が納得する」、という循環が生まれるのです。

これらの効果を狙ったものが1本目の矢である「大胆な金融政策」という事になるのです。

要は日銀に大量の貨幣を市場に投下させて景気を上げようという作戦なのです。

人間というものはブームや流行には弱いものです。

世の中が好景気になってきたのだから株にしろFXにしろ「儲けるなら今だ」という気分にさせる事が肝要なのです。

この部分にメスを入れることに気付いた安倍首相。

さすがにかつての失敗から多くを学んだようですね。

2本目の矢


アベノミクスの三本の矢の「2本目の矢」は「機動的な財政政策」です。

機動的な財政政策

「機動的な財政政策」とは国主体の公共事業を活発に促進、主導していって雇用を増し、「世の中にお金が出回っているんだ」、という期待感と現実感を満たす政策なのです。

要するに「箱もの」を作って好景気感の演出を計る、という事ですね。

これは自民党が政権を担ってきて以来、伝統的となった日本のお家芸です。

しかしながら、国家主体で「モノを作る」という行動は確かに説得力があります。

何かを建設するということは莫大な金額が動くからです。

今の例をとれば2020年に向けた夏季オリンピックの施設建設に関わる諸々の関連工事が「機動的な財政政策」と呼べるでしょう。

そもそも大手ゼネコンが動く事によって下請け会社、孫請け会社などに発注がかかります。

いくら落札企業が最も大きな利益を取っていたとしても下請け企業の方にも確実に資金は流れます。

この「お金が動く」という行為が非常に大きいのです。

世の中にお金が動かないと、あらゆる経済活動が支障をきたすのは旧民主党時代に国民は嫌と言うほど味わいました。

遡れば小泉内閣時代からの「痛みを伴う改革」という名目の下、日本経済はみるみる下降線をたどり、どうしようもないデフレの時代が長く続いてしまいました。

人々は賃金カットやリストラの波に飲まれ戦々恐々の毎日を送ったのです。

我が身の心配をしなければならない状況下においてどうして大胆にお金を使う事ができるでしょうか?銀行に預けてもマイナス金利の影響で利息はほとんどありません。

こうなったらタンス預金するより仕方ありませんよね。

こうやって日本全体にお金が流動しない時代が長く続いてしまいました。

その閉塞感を取り払ってくれたのがアベノミクスの三本の矢による政策だった、という訳ですね。