将来的なキャリアを考えた時に、『管理職』に就くことを目標としている人も多いのではないでしょうか。

管理職とは、部下から見ると自由度が高く、働きやすいポジションに見えるかもしれませんが、実際はそう簡単な仕事ではありません。

プレイヤーとして働いていた頃とは異なり、会社内の組織を取り締まり管理することが責務になります。

大きな裁量と権限が与えられる代わりに、課せられる責任も重くなるのです。

仕事の現場というのは、その場を取り仕切る管理職の采配次第で、良くも悪くも変化していきます。

企業の要!管理職になったら知っておきたいこと

管理職は社内において、現場を動かす権限を与えられる分、責任やプレッシャーが圧し掛かる管理職は、「なりたい」と思う人と「なりたくない」と思う人がハッキリ分かれると思います。

「管理職になりたい」と考えている人は、年齢や将来的なキャリアの形成・出世のため、収入を増やすため…など各自さまざまな動機があると思います。

しかし、管理職になるからには、自分のためだけに働くわけにはいきません。

甘い考えで管理職に就いてしまうと、仕事の重圧に耐え切れず、挫折してしまうこともあり得ますので、役職に就くことで変化する働き方や求められる役割等をしっかり把握しておきましょう。

管理職とは?立ち位置を確認しておこう


これから管理職になる人・なりたい人は、管理職としての役割や心構えをきちんと理解しておくことが大切。

置かれたポジションや与えられたミッションを履き違えていると、良い上司になれません。

人の上に立つ立場になる前に、自分がその役職に相応しいかどうか、仕事との向き合い方を改めてハッキリさせておくといいでしょう。

管理者の定義

管理職というのは、その名の通り管理をするポジションです。

部門やチームなど、会社の成り立ちによって任せられる部署は異なりますが一つの組織のトップに立ち、自分の管轄内において業務内容や人材を管理することがミッション。

組織を運営し、働く社員たちの先頭に立って指揮を執ることが仕事です。

プレイヤーからマネージャーへ

会社に入社して、一社員として働いていた頃は、社内でのポジションはいわゆるプレイヤーです。

会社の決めた方針や事業計画に沿って業務を遂行していくことが仕事なので、主に上司やリーダーからの指示に沿って働きます。

プレイヤーは社内での決定権や発言権がほぼ無いに等しいので、業務内容について意見したり、改革を求めるような働きかけはほとんどできません。

それに比べて管理職は、自分が管理する組織において、大きな裁量や決定権を持っています。

上からマネジメントされる立場から、マネジメントする立場へと変わるので、自分の力が及ぶ範囲や効力も大きくなります。

管理職はどこからどこまで?

管理職は一般的に役職を与えられた人のことを指します。

部長・課長・係長など、組織の大小に関わらず部門や部署を任されるのが管理職です。

会社によって組織構造が異なるため、マネージャーやゼネラルマネージャーのことを管理職という企業もあります。

管理職に求められる役割

管理するの仕事は、ざっくりまとめると管理する部門をマネジメントすることです。

規模を問わず、部署や人の動きを司る立場になるということは、とても簡単な役割ではありません。

情報関係の処理

管理職が管理するのは、部署の働きすべてです。

それは売上や経費といった業績の管理をはじめ、社員の実績や勤怠管理など実に多岐に渡ります。

稟議書や事業計画書など書類を作成することもあれば、事業の発展のためにExcelや専用のソフトを用いて地道にデータを解析したりすることもあります。

社員の業務遂行の管理

管理職として最も重要になるのは、社員達のマネジメントです。

部署内の誰がどのような業務をしているのか、どれだけ会社に貢献しているのか勤務態度や実績をしっかりと把握しなくてはいけません。

とはいえ、全員の動向を逐一チェックするとなると部署が大きいほど管理が難しくなるので、部署内にリーダー制度やチーム制度を導入して管理するような工夫も必要です。

社内の対人関係

社内において対人関係のトラブルが生じていないか、部署内の連携は円滑に取れているかどうか。

社内のコミュニケーションがスムーズに進むようサポートするのも管理するの仕事です。

必要に応じて、ミーティングや会食を開くなどしてより密接で働きやすい関係性を構築します。

事業部の成長

管理する事業部を成長させていくために、目標設定を行ない、社員たちがそれぞれどのようなミッションを持って働くのか、社内全体のマインドを整えてセットをしていくことも管理職の役割です。

目標達成に向けてどのように事業を展開させ、発展させていくのか、先々を見据えながら業務を遂行していく必要があります。

現実を維持するだけでなく、社内の業務改革や更なる事業の開拓など、大きなビジョンを持って働くことが大切です。

管理職が部下を管理するときの心得10個


管理職になって、目に見えてわかる最も大きな変化は人の上に立つポジションになることです。

人の上に立ち、先導していく立場になることから、これまで以上に己の言動に責任を持ち、周りの状況に目を配ったり、組織全体を見通した働き方をしなければいけません。

管理職は、組織を動かしていく舵取り役なので、部下に仕事の指示を出したりすることも多くなるでしょう。

指示を受ける側から、指示を出す側へ。

評価をされる側から、評価をする側へ。

こうした変化は、決して単純なことではありません。

これまでとは全く違う視点から物事を捉えるようになるため、視野を広げて、多くのことにアンテナを張っていなければいけません。

プレイヤーとして働いていた頃は考えなかった、組織の事業計画や売上など、より会社の内部まで踏み込んでいくので、働き手ではなく経営者としての目線を考えて部下達を率いていく統率力が求められます。

指示の出し方ひとつ、声のかけ方ひとつにリーダ性を意識する必要があるでしょう。

組織において、管理職というのは一体どういう立場になるのか、どんな能力が求められるのかは、ここまでに述べたとおりです。

しかし、ただ頭で業務内容を理解するだけでなく、どんな心構えで仕事に臨むのかが重要です。

仕事中は、自分自身のことだけでなく、部下の管理やサポートをする必要があります。

それに、自分の部下と呼べる人ができるので、これまで以上に周りからの評価がシビアになるはず。

管理職としての大変さや辛さは、その立場に立ってみてはじめて分かることばかりです。

1、部下を守ること

まず第一に、管理職に就いたからには自分都合で身勝手な判断をしたり、自己中心的な考えを振りかざしてはいけません。

管理職は、部下達を管理する立場。

部下を管理するということは、彼らの行動に対する全責任を負うということ。

部下達は、自分の上司である人の指示や会社の下した方針に合わせて働きます。

管理職になったからには、自分の意向や指示が部下達の働き方を左右することを自覚し、己の言葉の持つ影響力や責任の重さを良く考えるべきでしょう。

部下が理不尽な状況に追い込まれたり、働き方への不満を抱え込まないよう、献身的に見守りながら成長を促すことが管理職の役割です。

ただ指示を投げっぱなしで、知らぬ存ぜぬを貫くことは許されません。

管理職にとって部下の不手際は、自分の不手際も同様ですから、部下がどんな働き方をしているか、何か問題は起きていないか、組織全体の状況を細かく把握しておく必要があります。

もしも、自分の管理下で何かトラブルが発生した場合は、自身の管理不足だったということ。

管理者は部下を統括する立場なので、トラブルを収集させたり、謝罪に出向くなど責任者として誠意ある対応を求められます。

管理職は、それ以前に部下達が問題を起こさないよう、事前に危機管理を徹底した体制や業務フローを構築し、それを正しく運用させることがミッションです。

これは単に業務効率や売上に関することだけでなく、結果的に部下のためでもあります。

無駄な工数を省いて効率的に働ける方法を提案することで、勤務時間やスケジューリングをコントロールしやすくなり、残業を無くすことにも繋がります。

部下が失敗したり、損失を出すようなことがあれば、当人だけでなく、それを未然に防げなかったあなた自身の評価も下がります。

逆に、部下達がどれだけ良い働きをして、どれだけ良い結果を出せるかがあなたの評価に繋がります。

トラブルと直面したとき、責任を放棄して部下の責任だと頭ごなしに怒るような人は、管理職には向きません。

今後どうすれば同様の事態を防げるのか、根本的な課題を見出すために経緯を細かく確認しながら、フローの見直しを検討するなど冷静で前向き、かつ堅実な対応ができる人こそ、管理職に相応しいでしょう。

2、部下を安心させて業務に取り組ませること

部下のことをきちんと管理するには、自分のことだけで手一杯になるような状況を作らないことが重要。

管理職は、傍から見るとプレイヤーに比べて手隙に見えることがありますが、それはいざと言う時に部下達を守り抜くための余力と余裕を持っておくことが大切だから。

何が起きた時に、身動きが取れない管理職は全く頼りになりません。

3、部下の成長を可視化させること

管理職は自分のことだけでなく、常に担当している管轄全体のことを考えて行動しなくてはいけません。

自分自身の仕事が完結したらおしまいではなく、部署全体の今後を見通して計画を練るため、広い視野で物事を捉えることがポイント。

事業のこと、そして部下達の将来設計など考えることは山積みです。

特に、部署全体のパフォーマンスを向上させていくためには、部下達が今後どのような目標を設定し、仕事と向き合っていくのか見える形で示していく必要があります。

部署として今後どのような方針で事業を展開していくのかを部下全員に共通の目標意識を浸透させ、一体感を持って仕事に励むことが大切です。

一人ひとりが、自分自身の役割をしっかり把握した上で、自らやるべき事を見つけて取り組むことができるよう導いてください。

褒めるところは褒める、叱るところはしかる

管理職は部下の成長を促すだけでなく、働きぶりを評価したり、注意したりするのも仕事のうち。

時には、部署を管理する立場として、厳しいことを言わなければいけない時もあるでしょう。

もちろん、褒める時は盛大に褒めるべきです。

頑張りは賞与や昇給など目に見える形にして還元することで、部下は仕事へのやりがいを感じ、自信を持って仕事に臨めるようになります。

しかし甘い顔ばかりしているわけにはいきません。

管理職が部下と接する際はしっかりとメリハリを付けなくてはいけないのです。

部下が失敗をしたり、道を外した時は律さねばならないのが管理職。

責任を負う立場として、許容できることと、できないことをハッキリさせておきましょう。

部下に仕事の指示を出したり、実行させる際も同様です。

何から何までお膳立てしてしまうのではなく、部下達が独り立ちできるよう、仕事力や考える力を養わせるために、上手くフォローに回ることが管理職の仕事です。

管理職は、部下達が仕事に対して前向きに取り組めるよう、親身になってサポートする必要がありますが、あくまで本人達が自分のやることや働く意義を見失わないよう背中を押してあげるのが役割。

働く当本人が、自分に課せられたミッションや最終的なゴールを理解していなければ、仕事は決してうまくいきません。

頭ごなしに、アレをやれコレをやれと言うのではなく、仕事の目的や必要な過程をしっかりと自分で考えさせることで、部下は大幅に成長します。

考える余地を与えず、すべて答えを教えてしまうのは、部下達のためになりません。

本人が自分の力で仕事を遂行したという達成感を得られるよう、後方から支援しましょう。

管理職の立場は、部下達と一線を画したポジションになります。

あまり距離が近すぎてフレンドリーな関係になってしまうと、仕事に支障をきたします。

これは、自分たちだけの問題ではなく会社全体に関わること。

これから入ってくる新入社員や他の部署の人たちにも示しがつきませんので、適切な距離を保ちながら、良い関係を築くことが大切です。

4、社内のモチベーションを作る

仕事に対して、やりがいや楽しさを感じられるかどうかは、社内の雰囲気や環境によって大きく異なります。

どんなに自分の好きな仕事をしていても、社内の関係性が悪かったり、不遇だったりしたら嫌気が差しますよね。

逆に、ちょっと面倒だと思う仕事や前向きになれない仕事でも一緒に働く仲間や上司がとてもいい人で自分を精一杯応援してくれたり、手厚くサポートしてくれたならば、やってやろうという熱い気持ちになるでしょう。

モチベーションとは、あらゆる要素から成り立つものですが、これがあるのとないのとでは物事に対する心意気や行動力が大違い。

どんな苦しい局面も、モチベーションさえ高く持てていれば、意外となんとかなるものです。

このモチベーションは、自分を取り巻く環境や何気なく交わす言葉で良くも悪くも変化します。

ほんの些細なことをキッカケに一気にモチベーションが高まることもあれば、急降下してテンションがガタ落ちしてしまうこともあるでしょう。

非常に厄介な代物なのですが、結局のところ、人の心とはそういうものです。

とても繊細で敏感で、本人にしかオンオフのスイッチがあったりします。

管理職はこうした繊細なモチベーションを社員一人ひとりの性格や指向性ごとに、しかと見定めコントロールしていくことがポイント。

どんな声のかけ方をすれば相手の心に響くのか、仕事のどんな部分にやりがいを感じているのか、どんな事がストレスになりやすいのか。

すべて個人差があるため、自分の匙加減で行動すると失敗してしまいます。

Aさんに通用したことがBさんには逆効果になったりすることもあれば、自分が言われて嬉しい言葉をかけたつもりがプレッシャーを与えているなんてケースもあります。

管理職は部下一人ひとりに合わせてマネジメント方法を工夫したりするので、人の奥底を見抜く観察眼や臨機応変な対応力が求められるということです。

正解は一つではないので、自身としても悩むことも多いはず。

しかし、誠意を持って部下と向き合うことができれば確かな信頼関係を構築できるでしょう。

仕事に対するモチベーション主に働く環境によって左右されるので、人との関わり方はもちろん、仕事をしやすい条件を整えてあげることが基本です。

上司からのサポートをはじめ、仕事で使う設備がきちんと整っていること、仕事のフローや目標が明確であることなど、働く上で必要な条件と待遇や休暇といった諸々の管理体制が整った職場は、安心して仕事に取り組むことが可能。

余計なストレスや手間がかかる職場は、仕事をする以外のところで疲労が溜まってしまうのでいただけません。

社員がモチベーションを高く維持して仕事に取り組む環境を作るのは簡単なことではありませんが、その苦労が結果的に仕事の成果に繋がります。

やる気があり、意欲的に働く社員が多ければ必然的に仕事の効率が上がり、結果もついてくるでしょう。

働きやすい環境を整えることは、部下を守りつつ、自分を守ることにも繋がります。

5、積極的にイベントに参加させる

管理職になったら、社内行事には参加必須です。

上司が参加しなければ、部下に参加を促すことはできませんし、参加しなくても良いものだという認識が広まってしまいます。

社内行事やイベントといった催しは、会社を活性化させるために行われているものです。

会社が企画する行事は、単に楽しもうというだけではありません。

もちろん、普段頑張っている社員たちへの労いの意味もありますが、社員の関係性を深めたり、普段関わりの薄い部署の人や役員達と交流したりすることで会社への愛着を深めたり、仕事のしやすい環境を築くことができます。

社内行事は、勤務時間外に行なわれるものが多いので、参加するのが社員としては億劫に感じることもあるでしょう。

しかし、上司が積極的に参加して、誘いかけることで少なからず参加意欲も湧いてくるはず。

ちょっとした飲み会にせよ懇親会にせよ、普段あまり参加していない人から誘われても、説得力のにかけるため参加しようという気にはなりません。

そもそも参加して貰うためには、管理職となるポジションの人が、周囲から慕われるような人柄でなければいけません。

「〇〇さんがいるから行きたくない…」と思われているようでは、社内をうまくまとめていくことは出来ないでしょう。

「〇〇さんがいるなら参加してみよう」と思ってもらえるような頼りがいのある管理職を目指すことが大切です。

6、部下のストレスをコントロールする

管理職は己の管轄となる部署の部下および働く環境を管理することも仕事のうちです。

部下達が、仕事に集中できるように、余計なストレスなく仕事ができる環境や制度を整えることで働きやすさをサポートします。

部下達が抱えるフラストレーションや仕事に対する不満がある場合、それを解消するためにどんな改善策を投じるのか、はたまたどのように部下達が納得するよう働きかけるのかを考えることが重要です。

時には、部下達のために、取引先や上層部に掛け合ったりすることもあるでしょう。

管理職は、部下を管理し、取り締まる役職ではありますが、第一に部下達にとって最も身近で信頼できる味方として存在することが大切になります。

仕事に対する不満だけでなく、給与等の待遇面や労働環境、社内の評価制度、社内での人間関係など。

あらゆることに対して対応することになるため、誰よりもその部署の仕組みや会社内の立場などを知っておく必要があるでしょう。

7、仕事環境を整える

部署や部下を管理するということは、部署内における仕事の仕組みや社内設備等の仕事環境を整えるということでもあります。

部下達に目指すべき方向性を示し、会社としてどのような働きを求めるのか、個人としてどのようなキャリアを構築していくのか示唆することも環境整備の一貫です。

部下達が路頭に迷わないよう、仕事に対するモチベーションを高く維持しながら働けるようにしっかりと道を示すことが管理職の役割です。

仕事に対して人材が十分でなければ少なければ補充する手配して、面接を行なうこともあるでしょう。

部下達から、仕事に対する相談事や不平不満があれば耳を傾けて働き方や仕事の進め方を再度見直すこともあるはず。

そのためには管理職として、部下達がそれぞれどんな仕事をしているのか全容を把握した上で、考えられるリスクや責任の所在を予め明確にすることが求められます。

部下に任せる仕事はすべて自分の管理下で動いている事案です。

仕事の最も効率的な進め方や無理のないキャパシティを知るためにも、業務内容を事細かに熟知して、広く目を配らせておく視野の広さが無くては務まりません。

もちろん何から何までしてあげる必要はなく、部下達の働きに対して自分がとるべき正しい行動を適宜見極め、管理職としてフォローできる部分と本人に任せる部分の線引きをハッキリさせておくことがポイントになるでしょう。

部下達が最大のパフォーマンスを発揮して自分に自信が持てる働き方が実現するように、個々の能力を引き出す献身的なサポートと万全の仕事環境を整えてあげてください。

8、仕事の取り方をどんどん教えてあげる

管理職として部下を管理して支えるということは、仕事がうまくいくようにバックアップしたり、成果が出るように支えてあげることも大切です。

部下の成功こそが、管理職としての能力を示す最も有効な手段です。

プレイヤー同士だと相手より優位に立とうと闘争心を燃やすこともありますが、管理職だと立っている土俵が異なるため部下と争う必要はありません。

自分自身が良いパフォーマンスを発揮するだけでなく、いかに部下の仕事がうまく行くようにバックアップできるか、優秀な部下を育成して、結果に繋げていくことが要です。

管理職になったからには、部下に指示を出すポジションですから、周りが「この人についていけば大丈夫」「この人の言うことなら間違いない」と思われる人でい続ける必要があります。

きちんと周りに能力と威厳を示すために、人一倍真面目に働いて、上司からも部下からも同僚からも認められなければいけません。

この人ならばと思う人でなければ、いくら仕事についてとやかく言われた所で説得力がありません。

仕事ができて、確かな成果をあげていたり、評価を集めている人物からの助言だからこそ、受け入れようと思うのです。

管理職として誰よりも愚直に仕事に向き合い、私情に流されず的確な判断ができる人であることが、社内全体のモチベーションを持ち上げる刺激になりますし、最終的に部下のためにためになります。

自分の上司の仕事ぶりや働き方に不満を持つような職場は、どう頑張っても良い雰囲気にはならないでしょう。

働き手にとって、尊敬できるような上司と出会えることは幸福なことです。

一緒に働くことを誇りに思える人と一緒なら、仕事は何倍にも楽しくなります。

共に明るい将来を描けるような明るいビジョンを持ちながら務められるよう、率先して仕事のやりがいや楽しさを教えられるような教育をしていきましょう。

そのためには、まず自分自身が成功のモデルケースとなるよう努力することです。

自分の後に部下や後輩達が続いてくれるような道標を作れたら、管理職として一人前といえますね。

9、会食に誘う

会食というと、会社のお偉いさんや取引先を招いた食事会というようなイメージがありますが、実際は同じ目的のために集まった人同士が一緒に食事をすることを指します。

招いた本人が招待客をおもてなしするのが会食のマナーです。

管理職になったら、定期的に部下を会食に誘って食事をご馳走する機会を設けるのが良いでしょう。

会食では、招待客が気分よく楽しい食事ができるように、誘った人物が細やかな配慮や気遣いをして場を和ませたり盛り上げたりする役割となります。

良い雰囲気を作り、楽しく会話を繰り広げることで、親睦が深まるでしょう。

こういう場では、仕事の説教や小難しい話をして空気を悪くしないように気をつけましょう。

会食は、おもてなしをする人の度量やセンスが露わになる場なので、お店選びや進行も滞りなく進めておくことが重要です。

奢るのも管理職の仕事

管理職は役職階級によって手当がつくので、部下よりは多くの給与を貰っています。

そのプラスアルファを貰えるのは仕事の責任が大きいこともありますが、実質上のプレイヤーである部下達が頑張っているからです。

時には、労いの意味も込めて食事を奢ったり、差し入れをするといった心遣いをしてあげる優しさを持つことも管理職として周りから慕われる人物なるために必要なことです。

会食をして仕事ではあまり話さないような話題に触れたり、差し入れをして社内の雰囲気を和らげることは、部下達との仲を縮めるキッカケになるでしょう。

10、部下のステップアップを支える

何度も言いますが、部下の成功は管理職にとっても成功と同じです。

部下が成長できるよう全面的にフォローし、ゆくゆくはキャリアアップに繋げられるよう将来的な目標を提示してあげましょう。

働き手にとって、働き方は一つだけではありません。

会社として社員に求める働き方やビジネススタイルはあるにしろ、将来に対する目標は個人それぞれ異なります。

昇格して上のポジションを狙いたい人もいれば、プレイヤーとして働くことが好きでより良い結果を出すことに徹したいもいるでしょう。

管理職は、部下達の適性や求めるキャリアパスに応じて働き方についてサポートすることが大切。

やりたい仕事や方向性によっては、部署の異動をした方が良い人もいるでしょう。

定期的に社員たちと面談を行ない、どのような働き方をしたいか、どんな目標を持ち、それに向けてどんな取り組みをしていくのか話し合う必要があります。

仕事の目標を立てる時は、直近の仕事に対する目標だけでなく、長期的なスパンで自分の将来を考えるようにしてあげることで、数年後の自分の姿が明確にイメージできるようになるでしょう。

「数年後の自分はどうなっているのだろう」…と考えた時に明るく前向きな想像ができるか、漠然とした不安が押し寄せてくるかは働く上でとても重要なことです。

部下達が自分らしくイキイキと働けるように土台を築く手伝いをしたり、会社に掛け合ってあげるなど、管理職としてできる限りのバックアップをしてあげてください。

部下に明るい未来を見せてあげることが、管理職としての最終的な目標です。

まとめ

管理職は、プレイヤーから一つ上のフェーズに挑戦する大きなチャンスです。

もし、チャンスが巡ってきたならば、自分のためだけでなく、会社のため・部下のために責任を持って仕事を全うする強い覚悟と向上心を持って臨んでみてください。