みなさんはカレーの付け合わせは何にしていますか?
今回はカレーの付け合わせについて紹介していきたいと思います。
カレーの付け合わせはバリエーションがいっぱい!
日本人の大好きなカレー。
家庭でもお店でも1年間に何度も食べる食べ物です。
カレーという食べ物はインド料理として日本に入ってきましたが、長い年月を経て独特の進化をしてきました。
日本のカレーとはインドカレーとは全く違うものとして世界で認識されています。
外食産業でもカレーのチェーン店が数多く存在し、本当に日本人はカレーが好きであることがうかがえます。
最近は外国人も日本のカレーにハマる人が続出していて、海外にも日本のカレーチェーン店がたくさん進出しています。
そんなカレーにつきものなのは付け合わせです。
定番の福神漬けやらっきょうのようなものから、スープやカルパッチョに至るまで本当にいろんな付け合わせがあります。
何を選ぶかが非常に迷いますが、逆に言うと何を付け合わせに選んでも合うのがカレーという食べ物ではないかと思えます。
カレーのおいしさを一段と引き出してくれる様々な付け合わせをこれから見ていきましょう!
意外と知られていない、付け合わせの世界
料理の引き立たせるのが付け合わせの一般的な考え方ではありますが、ただやみくもに何でも付け合わせればいいというわけではありません。
例えばメインの料理がこってりとしたものであれば、付け合わせは意図的にあっさりしたものを選択すべきです。
それに、味がかぶらないように気をつけなければなりません。
辛い料理に付け合わせるのであれば、少し薄味で酸味が効いたものにするとか。
そういった配慮が必要です。
カレーに付け合わせを添える人の割合は?
カレーを食べる時にカレーだけを食べるよりも何か1品付け合わせを食べる人は多く、あるアンケート調査の結果によりますと、男性も女性も約90%の人がなんらかの付け合わせを一緒に食べていることが分かりました。
何もいらないと答えた人が男女共に1割ほどですから、やはりみんな付け合わせを食べながらカレーを食べたいのですね。
人気は上位から福神漬け、らっきょう、サラダ系、フルーツ系となっていました。
カレーをお店で食べる時などはトッピングがあります。
唐揚げやハンバーグをドっピングでのせて、サラダを付け合わせにするといったパターンで食べる人は多いのではないでしょうか。
カレーだけでは夕食としては少し物足りないと思っても、トッピングや付け合わせをつけることで立派なディナーに様変わりします。
なぜ付け合わせは存在するの?
付け合わせは基本的にメイン料理を美味しくみせるために存在しますが、その役割はまず第1にいろどりによって美しく見せる、視覚効果を作るという目的があります。
そしてメイン料理の味をより美味しく感じるように引き立てる役割です、酸味であったり、苦味であったりという少しのアクセントでより料理が引き立ってきます。
それから、メインの料理がエッジが効いていて癖の強い料理だったりする場合には、そういったのを逆に緩和し和らげるのにも付け合わせは一役買います。
また、日本人は料理の中にも季節を大切にしますので、付け合わせによって季節を感じる料理にすることもできます。
メイン料理のボリューム感をもっと出したい場合に、付け合わせでいろんな食材を混ぜることで、それが可能になってきます。
以上のように、いかに料理を美味しく引き立たせるかという理由で付け合わせは存在しているのです。
途中で口の中をサッパリさせるため
カレーをひたすら食べているとカレーのとろみ、辛みで口の中がドロドロになってきます。
そうすると味覚が鈍感になり、一口目を食べた感動をだんだん忘れていってしまいます。
そうなると一気に満腹感が出て、後半だんだん飽きてきてしんどくなってくることがあります。
そうならないように時々付け合わせを食べることで、口の中をサッパリさせて清涼感を取り戻すことができます。
それによって口の感覚がまたリセットされることとなり、新鮮な味覚の感覚が戻ってきますので、またカレーをおいしく食べ始めることができるのです。
栄養が偏らないようにするため
カレーばかりをひたすら食べるというのは栄養的観点から考えるとあまりよくないです。
糖質や塩分、カロリーなどを豊富に含んでいますが、野菜などでとれるビタミンなどは不足していますし、カレー単体では消化・吸収は促進されないので、それを助ける食べ物もちゃんと食べることが大切です。
野菜類や果物、ヨーグルト、らっきょうなど定番の付け合わせにはどれも、カレーと一緒に食べることで不足した栄養を補ったり、消化・吸収を助けたりする成分が含まれていることが多いです。
血糖値などのことを考えると、野菜や、果物などを初めに口にしたほうが、血糖値の急激な上昇を抑えられるという研究結果も出ていますから、何かしらの付け合わせを用意したほうがよいでしょう。
ちゃんと咀嚼するため
カレーはルーとご飯による食べ物ですが、いざ食べ始めるとルーの柔らかさもあって噛むという行為はほとんどなくなり、かきこむといった表現がぴったりくるように口の中に放り込むようになります。
ですからおのずと食べるスピードが早くなってしまって、ついつい何杯もおかわりして食べ過ぎてしまったりするので体にはよくないです。
そこで、付け合わせをつくることで、きちんと噛む、咀嚼するという動作を入れて落ち着かせるのです。
よく噛んで食べなさいと小さいころから教えられてきた人も多いと思いますが、それは消化や吸収のために非常に大切なことであるのです。
咀嚼がちゃんとできていない状態で食べると、きちんと食べ物が体で処理されずに腸に送られ、タンパク質や、脂肪が悪玉菌の繁殖の助けになってしまいます。
その結果として悪臭の漂うガスなどが発生したりします。
ですからきちんと咀嚼することを忘れないためにも付け合わせの存在は大切なのです。
カレーの付け合わせの種類20選!あなたは何派?
カレーの付け合わせにはたくさんの種類があります。
メインのカレーだけではなく、付け合わせを選ぶことも楽しみの一つです。
漬け物など非常にシンプルで軽いものが好きな人もいるでしょうし、カレーを食べるときは必ずサイドメニューにはサラダを食べたいという人もいるでしょう。
また、カレーの辛みとは違った酸味のきいた食べ物を付け合わせにしたい場合もありますし、フルーツやヨーグルト系の食べ物で甘味をアクセントとしてとりたい方もいるでしょう。
何が好きかは個人個人違いますが、ここでご紹介するのは20種類の食べ物です。
何を選ぶかも楽しさの一つであると思います。
あなたはどの付け合わせを選びますか?
福神漬け
付け合わせの定番中の定番であるのが福神漬けです。
家庭でもお店でも福神漬けが付け合わせのファーストチョイスであることは疑いがありません。
福神漬けが主流になる前は、チャツネという主にインドで使われているペースト状のソースが添えられているパターンが多かったそうです。
ある時日本の大きな食堂で、チャツネをきらしてしまい、急遽そばにあった福神漬けを使ったところこれが非常に好評で以後使うようになったと言われています。
甘辛い漬物がこれほどカレーに合うとは。
コリコリとした触感がカレーを食べる人にとっての箸休めとなりますし、ちゃんと食べ物を咀嚼することを思い出させてくれます。
カレーが結構がっつりとボリュームのある食べ物ですから、福神漬けのような軽い食べ物は付け合わせにはパーフェクトな食べ物であると言えるのではないでしょうか。
7種類の野菜を使ったことからこういう名前に
福神漬けは明治時代に東京上野の漬物屋の店主が開発し有名になっていきました。
福神漬けと命名したのは当時の作家である亭金鵞梅でご飯を食べる時のお供として、これがあれば他におかずはいらない。
食費が安く抑えられて金が貯まる。
これは家に七福神がやってくるように幸せだと解釈し、大根、ナス、なた豆、レンコン、胡瓜、シソの実、シイタケの7種類の野菜使い、漬物屋が上野不忍池の弁才天近くにあったことから「福神漬け」と命名されました。
らっきょう
らっきょうを初めてカレーの付け合わせに出したのは帝国ホテルであるということが一部で言われています。
原産国は中国で日本へは平安時代に薬用植物として伝わったと言われています。
江戸時代に入って野菜として栽培されるようになりました。
らっきょうは整腸作用や殺菌効果、利尿、発汗があり、薬用植物として昔から利用されてきました。
栄養価にすぐれ、薬効成分のアリシンは殺菌効果だけでなく疲労回復やスタミナをつける時の強い味方です。
カレーは多く食べると胃がもたれがちになることがありますが、そういった胃を保護したり、また独特の臭いと味によってカレーの辛味を軽減したり、まろやかにすることができます。
歯ごたえがよく、ちょうどよい箸休めのアクセントとなるらっきょうですが、実は栄養豊富で、カレーを食べる際の消化を助けるなど、とても理にかなった付け合わせであると言えると思います。
マリネサラダ
フランス語でmarinerマリネとは「漬け込む」という意味を持ち、数分から長いものなど数か月など液体に漬け込む作業のことを言います。
ですから、ドレッシングに漬け込んだサラダをマリネサラダと言います。
マリネに使う液体は何でもいいので、マリネサラダはたくさんの手法、レシピがいろんな料理家によって紹介されています。
例えばタコやイカなどの魚介類にバジルソースとトマトをからめたマリネサラダや、きのこをレモン汁とバージニアオイルに絡めたマリネサラダ、ナスやアスパラにドレッシングを漬け込んだものなど本当に多種多様です。
その日冷蔵庫にある具材や調味料を見ながら、個人個人の感覚で作っていけばいいのではないでしょうか。
コンソメスープ
コンソメとは元来フランス語で「完成された」という意味を持ちます。
ベーシックな作り方は、牛肉や鶏肉、または魚からとった出汁に、肉や野菜を加えて作ります。
長い歴史を持つスープですから、欧州の有名レストランなどでは厳しくレシピが管理されているということです。
やはり完成されたスープと言うだけあって奥の深いものがあります。
熱いスープを飲む場合もあれば、冷やしたものを出すケースもあります。
様々な料理の付け合わせとして出されます。
スープだけではなく、コンソメは様々な料理の隠し味としても使われることが多く、料理に深みを出すことができます。
コンソメスープは風味豊かなスープですが、重くはなくスープのみで満腹するということはないため、食欲促進する素晴らしいスープとして食卓によく登場します。
カレーの付け合わせとしても問題なく、コンソメスープを飲むことでさらにカレーを食したいという気持ちが高まるでしょう。
コールスローサラダ
コールスローは細かく切ったキャベツのサラダです。
ニンジンなども小さく切って入ってることもあります。
様々な食べ物の付け合わせとして有名で、ファーストフードの有名店でも必ずと言ってよいほどサイドメニューに登場し、バーベキューとかフライドチキンの横に添えられているのをよく目にします。
味はほとんどの場合マヨネーズで味付けされます。
アメリカではコールスローがホットドックやサンドイッチの具材になることも多く、かなり親しまれている食べ物です。
カレーの付け合わせとしての相性もバッチリで、冷たくマヨネーズの効いたコールスローを時折食べることで良いアクセントとなり、カレーのおいしさがなお引き立つというものです。
コーンサラダ
トウモロコシは世界3代穀物として米・小麦とともに全世界の国々で消費されている穀物です。
日本は米を食べる文化ですから、そこまでトウモロコシを食べるということはないですが、欧米では常に食卓にコーンが並ぶという光景がよく見られます。
そのまま料理に使われる他にも、コーンフレークなどの加工品や、動物の飼料など様々なところで使われています。
トウモロコシは主な成分の4分の1は炭水化物で、炭水化物には活動のエネルギー源となり疲労回復の効果もあります。
またビタミンやミネラルも豊富に含んである穀物であります。
また、トウモロコシにはサツマイモの約4倍の食物繊維を含んでおり、便秘の解消や、腸の運動促進にも良いとされています。
コーンサラダにする場合コーンの他にキャベツを少し添えたりすることもあります。
新鮮なコーンの甘味が、カレーの箸休めとして非常に相性がよいと思われます。
ホウレンソウとコーンのソテー
ホウレンソウはビタミンAと葉酸が豊富であることが知られていますが、ホウレンソウを食べることで鉄分を効率よくとることができます。
ソテーなので、細かくホウレンソウを切って、基本バターをしいて高温で炒めて調理します。
そこへビタミン、ミネラル、そして食物繊維が豊富なコーンを混ぜることで、栄養価の高い食べ物となります。
彩りもホウレンソウの緑とコーンの黄色が混ざり合いあざやかな見た目になるでしょう。
付け合わせでもいいし、一つの料理としても完成された料理です。
バターのなんとも食欲をそそる香りがカレーを食べ続けて飽きてきたことにちょうどいい付け合わせとなることは間違いありません。
生ハムサラダ
生ハムはあっさりとした塩気とボイルしたものでは味わえないハムの持つ本来のおいしさを味わう事ができる食べ物です。
生ハムサラダはサラダの中でもとても人気で、パーティーや人をおもてなしする場で必ずと言っていいほどよく見かけます。
合わせる野菜として主流なのは、葉野菜やアボガドなどを中心としたグリーン系のものが多いです。
生ハムの赤と野菜のグリーンが絡まって、色彩的なもりつけで見た目も美しく、食卓が華やかになるでしょう。
カレーだけだとどうしても単調になってくるので、こういったサラダが付け合わせにあると、見た目、味、触感の全てが変わるのでとても良い転換になります。
サラダを食べてからまたカレーに戻るとカレーが一段とおいしく感じるものです。
スモークサーモンサラダ
塩漬けしたサケを乾燥して燻製にしたものであるスモークサーモンは、そのまま切り身にして食べるのも良し、またサンドイッチの具材などに仕様してもとても美味しいです。
そしてスモークサーモンのサラダは、オリーブオイルとバルサミコ酢をまぶしたものが主流です。
生ハムサラダと比較されることが多いですが、こちらのほうが食卓に並ぶとご馳走感、ゴージャス感がでてきます。
味はスモークサーモンの持つ自然な塩気とバルサミコ酢がからまって、ナチュラルなおいしさを味わえるでしょう。
カレーの辛さとは全く違った塩気ですから、同じ辛いものが続くという感覚は全くなく違った味を楽しめると思います。
オムレツ
オムレツはどちらかというと主食に近いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、カレーの付け合わせ的な存在としても合います。
なぜなら、それくらいカレーは味が濃く、一辺倒な料理なので、オムレツのふわっとした感触や、たまごの優しい味は良い箸休めとなるのです。
辛いものを食べたあとにオムレツを食べると何かほっとするところがあります。
また、卵は栄養価が非常に高い食品なので、カレーだけでは不足しがちな部分も補ってくれるでしょう。
お腹がペコペコの時にはカレーとオムレツのコンビは満足感が出ていいと思いますが、あまりお腹が空いていない時は少し重くなるかなあと思います。
そういう人はサラダ系か福神漬け・らっきょうのような軽いものを付け合わせるのがよいでしょう。
トマトとモッツァレラチーズのサラダ
レストランやバールで必ずと言っていいほどメニューに入っている定番の一品です。
トマトとモッツァレラチーズを交互に並べて、その上にたっぷりオリーブオイルをかけて食べます。
味付けはブラックペッパーとバジルがおいしいです。
見た目も綺麗ですから、食卓を華やかにしてくれます。
カレーの付け合わせとしてもひんやりとしたトマトと濃厚なモッツァレラチーズの味わいが新鮮でいいと思います。
日本ではチーズをそこまで頻繁に食べる文化はないですが、ヨーロッパでは様々なチーズをほぼ毎日のように食べている国も多くあります。
モッツァレラチーズのような柔らかいチーズもあるし、石鹸のような固いチーズをパスタの上で削ってたべたりと、チーズはいろんな所で出てきます。
大根サラダ
シャキシャキとした大根の触感が心地よく、箸休めとして丁度よい軽さです。
カレーは結構がっつりと重い食べ物でありますから、カロリーのことや食べ過ぎが気になる人は付け合わせはこういった大根サラダのような軽めのものをえらぶほうが良いでしょう。
大根にはビタミンCが豊富に含まれており、その他にはリンやカルシウムも含まれています。
低カロリーですし、ジアスターゼをたくさん含んでいるんで、消化も助けてくれます。
大根だけだと少し物足りないということであれば、大根にカニカマを絡めてもよいですし、シーチキンを絡めても非常においしく食べることができると思います。
カレーとは全く違った味や触感なので、いいアクセントとなるでしょう。
マカロニサラダ
マカロニサラダはマカロニを茹でて、その後マヨネーズであえて冷やしたものを食べます。
カレーだけでなくいろんな料理の付け合わせとして定番のサラダです。
一般的なマカロニサラダはゆで卵や小さく切ったハム、キュウリやキャベツなどを混ぜて食べます。
どんな料理の付け合わせとしても合うので重宝される料理です。
カレーは熱い食べ物なので、冷たいマカロニサラダは口がリフレッシュできて良い気分転換になります。
生野菜のサラダが少し苦手な人でもこのマカロニサラダは好きで食べるという人は多いです。
エビとアボカドのサラダ
「森のバター」と呼ばれ、栄養満点であるアボカドは美肌にもいいということで女性に非常に人気の野菜です。
どんな料理、食材にも合うということで、様々な料理に用いられることが多いです。
味付けも和風にしても洋風にしてもどちらの味付けでも美味しく味わうことができます。
彩りも良くおしゃれなので、食卓に並ぶと華やかになります。
これにエビを加えることで抜群の相性ですし、高級感がでてきます。
アボカド自体はあまり味を主張してこない食べ物ですから、いろんな食べ物との相性が抜群にいいです。
ファストフードのハンバーガーなどでもアボカドバーガーが主力商品になっているところもあるくらいです。
海藻サラダ
海藻は低カロリーで食物繊維や栄養分が豊富な食べ物です。
海藻には鉄分、カリウム、亜鉛、鉄、ビタミンやタンパク質など人間が生きていくのに必要な栄養素がバランスよく含まれています。
さまざまな種類があり、昆布、ワカメ、ひじき、もずく、そして海苔などがあります。
食材のバリエーションがたくさんあるので、いろんなパターンの海藻サラダがあります。
スモークサーモンなどと絡めてもよく合いますし、ホウレンソウやトマトなどの野菜とあわせても美味しいです。
ソースはオリーブオイルやタバスコなど酸味や少しの辛みがきいたものがよいでしょう。
カレーだけでは不足がちな栄養も海藻を食べることで解消することができますので付け合わせとして抜群の一品です。
普段の食生活で不足しがちなのが食物繊維です。
海藻はそういった意味で豊富な食物繊維がとれるので抜群の食材です。
ピクルス
日本では野菜の酢漬けだけをピクルスを読んでますが欧米では肉や魚の酢漬けも含まれます。
多くの国では、きゅうりの酢漬けが一番多くピクルスとして流通しています。
アメリカでは有名フランチャイズのハンバーガーやホットドックには、ピクルスが入っていることが多く、親しみのある食べ物です。
イギリスでは、貝類などのピクルスが保存食として一般的に使われています。
ヨーロッパでは、お酒を飲むときに大きなピクルスがグラスの横に添えられていることがよくあり、それをかじってツマミにしながらお酒を飲むということが多く見られます。
カレーの付け合わせとしての相性は非常に良いと言えるでしょう。
ほどよく酸味がきいていて、重くなくあっさりしているので、食欲もさらに進むことでしょう。
ただ、日本では、福神漬けや、らっきょうのほうがピクルスよりもポピュラーな付け合わせの食材となっています。
福神漬けやらっきょうは独特の強い味を持っていますが、ピクルスはあっさりとしてあまり主張しない食べ物ですから、飽きがこずに、何にでも合う食べ物であると言えます。
ヨーグルト
カレーなどに代表されるアジア系のスパイス料理には、ヨーグルトを食しながら食べると断然消化に良いとされています。
カレー粉の原料のひとつにターメリックがありますが、それに含まれるクルクミンには、肝臓の解毒作用があるとされています。
しかし、そのままの形では体に吸収されないそうです。
そのターメリックをヨーグルトと食べると、テトラヒドロクルクミンという体に吸収されやすい形へと変化されるらしいのです。
また、ヨーグルトは付け合わせだけでなく、カレーの調理の際に一つの隠し味として入れる「ヨーグルトカレー」も多くのレシピが存在しています。
辛いカレーの口直しに酸っぱいヨーグルトを食べるととても爽やかな気分になりますし、科学的にも体にいいことは証明されています。
ラッシーも
ラッシーはインド料理の飲み物で、タヒー、またはヨーグルトをベースに作られる飲み物です。
作り方としてはタヒー、もしくはヨーグルトにクリームや牛乳を加えて、水、砂糖をいれてかきまぜるのが主流です。
バナナやパパイヤ、マンゴー、レモンなどをいれるフルーツラッシーや、サフランを入れる高級なラッシー、ミントを入れるラッシーなど豊富な種類があります。
日本ではあまり見られないですが、飲むヨーグルトに近い飲み物というイメージだと思います。
カレーで辛くなった口の中をラッシーを飲むことで清涼感を感じることができるのではないでしょうか。
カルパッチョ
カルパッチョは生の牛肉の薄切りにソースなどをかけたものを言いますが、日本ではマグロやカツオ、サケなどの刺身を牛肉の代わりに使ったものもカルパッチョとして食べられています。
最近では海外でも刺身などが人気であることから、日本発祥の魚のカルパッチョが欧米のレストランでも用いられるようになっています。
カレーはどちらかというとこってりとしたボリュームのある食べ物ですから、間にカルパッチョをはさむことで味の転換になります。
カレーの付け合わせの時には、肉よりも魚のカルパッチョがよいでしょう。
酸味がきいたソースでカルパッチョなどを付け合わせで食べながらカレーを食べると、味の飽きも来ないでより食欲が増すと思います。
フルーツサラダ
ビタミン不足の解消にはフルーツが1番です。
フルーツをそのまま単体で食べるのも良いですが、サラダにすることでまた違った味わいを楽しむことができると思います。
緑黄色野菜と色彩豊かなフルーツを掛け合わせることで、おしゃれでカラフルな料理になり、食卓が華やかになることは間違いありません。
どんな野菜と果物をミックスしてもよいので、冷蔵庫にあるものをチョイスしてフルーツサラダを作っていくことができます。
定番はリンゴやみかん、パイナップルなどのフルーツをキャベツなどの野菜とミックスさせるものがよく食べられています。
カレーだけでは補えないビタミン、ミネラルたっぷりのフルーツサラダは栄養のバランスを考えても抜群の付け合わせと言えるでしょう。
また、カレーのような辛いものを食べ続けていると、少し口を休めるために甘いものを食べたいなと思うものです。
そういう時にフルーツは最適な食べ物で、味覚がすっきりとしてカレーがよりおいしく感じれるようになるでしょう。
テリーヌ
テリーヌは元々は料理の名前ではなく、フランス語で陶器製、あるいは鋳鉄製の容器のことを言い、料理のテリーヌはこういった容器で調理されたものを指します。
基本的な作り方は、容器にバターと油を敷き、具材を入れてオーブン等で焼き上げるというものですが、蒸し焼きにするという方法も存在します。
テリーヌ型の容器で作ればテリーヌと呼ぶことができますので、ゼリーなどのスイーツ系でもそう呼ばれているものがあります。
もともとはフランスの一般的な家庭料理で、余った食材を容器に入れて焼き上げて作ったていた庶民の料理でした。
今ではほとんど全てのフランス料理店で食べることができるほどポピュラーなものとなっています。
付け合わせってとっても重要!
どんなに美味しい料理でも、そればかりだと飽きてしまいますし、栄養が偏ってしまいます。
特にカレーなどの同じ味のものを大量に食べる時は何かもう1品欲しいものです。
付け合わせはそういった問題を解消してくれる必要不可欠な存在です。
ちょっとしたアクセントを1つ入れただけでメイン料理がさらに輝き、より美味しく見えてくるものだから不思議なものです。
また、味の違ったものを箸休めに食べるだけで、味覚や口の中のリフレッシュをもたらし、食欲をより促進してくれます。
食べるという行為はもちろん味覚が一番重要ですが、その他にも視覚の効果というものは非常に大切で、いろどりやバランス、盛り付け方などの要素も食べたいという気持ちを増幅してくれる要素です。
バラエティーに富んだ付け合わせを食べることは楽しいですし、食卓が華やかになることで幸せな気持ちになれます。
カレーの横には、これからも様々な付け合わせが寄り添い、カレーをより美味しいものにしてくれるでしょう。