「あの人は仕事ができる」「あの人は仕事ができない」と、社会に出て仕事をしていると、どうしても仕事の出来・不出来に差がついてしまいます。
もし、自分が仕事のできない人間だと思ったなら、仕事ができる人からその術を学ぶことで、今よりも仕事の能力を上げることができるかもしれません。
「仕事ができない人」が、「仕事ができる人」になるために必要な行動や習慣についてご紹介していきます!
仕事ができない人が、仕事ができる人から学ぶ11の習慣
あなたは自分で仕事ができる人間だと思っていますか?
それとも、仕事ができない人間だと思っているのでしょうか。
もしもどちらか分からない場合には、「仕事ができる人」がどういう人で、「仕事ができない人」がどういう人なのかを理解しておくことで、今の自分自身の能力を把握することができるでしょう。
また、自分に自信がある人は、「自分は仕事ができる」と思っていることが多く、反面自分に自信がない人は、「自分は仕事ができない」と思っていることが多いという特徴があります。
自分は「仕事ができない」と感じている人は、少なからず仕事ができる人に対して羨望の感情を抱きやすく、自分も「あの人のように仕事ができる人間になりたい」と感じる傾向があります。
しかし、実際に仕事ができる人間になるためにはどうしたらいいのか分からないという人は多いでしょう。
そこで、仕事ができる人になるために、仕事ができている人からその習慣を学びましょう。
以下に具体的な習慣についてご紹介していきます。
1:将来のビジョンをはっきりさせる
あなたには、夢や目標はありますか?
また、将来への明確なビジョンを持っていますか?
将来「自分がこうなりたい」というビジョンがはっきりしている人は、それに向かって真っすぐに進んでいきます。
途中で立ち止まることはあっても、自分の進むべき道がきちんと分かっています。
自分の目指すべきものがはっきりしていれば、後はそれに向けて必要なものを自分で得たり整えたりしていけばいいため、何をすべきか分からなくて悩むことはあまりないでしょう。
例えば「新車のポルシェが欲しい」という目標がある人は、ポルシェを一括で購入するのか、それとも分割で購入するのか決めて、それに向けてお金を貯めていきます。
毎月決まった金額をコツコツと貯めていくことで、時間はかかってもその気にさえなれば、確実に欲しいものを手に入れることは出来るでしょう。
また、将来は教師になりたいというビジョンがある人は、教師になるために必要な勉強や資格を取得するという具体的な方法を考えて、自分で一つずつ目標を達成させていくことで、いずれは教師になることが出来るでしょう。
将来のビジョンをはっきりと持っていれば、それだけ仕事に対しても一生懸命に、また前向きになれます。
自分の将来のために仕事をやっていれば、それが仕事の出来として評価されることもあるでしょう。
2:無理しないスケジューリングを立てることができる
本来は人一倍努力家で、仕事に一生懸命な人が、何故か会社で評価され難いということがあります。
その原因の1つに、無理のあるスケジューリングを立ててしまっていることが挙げられます。
仕事に一生懸命で真面目な人ほど、1日の内であれもこれも仕事をこなそうとします。
そして、結果的に1人では無理な量の仕事を抱えてしまって、思うように成果が出せずに、上司からは良くない評価を下されてしまうことがあります。
そうした人の場合、いつも仕事に切羽詰まって、焦っていることが多いため、周りから見ても仕事に余裕があるようには見えないでしょう。
もしもあなたなら、10個の仕事を一気に抱えていて、どれも中途半端にしか結果を出せていない人と、5個の仕事を1ずつ確実にこなしている人がいたら、どちらを評価しますか?恐らく後者でしょう。
例え一度にできる仕事量は多くなくても、無理のないスケジューリングで確実に仕事ができる人の方が、仕事ができると評価されやすいのです。
そのため、仕事ができる人の多くは、自分が無理しないスケジューリングを立てることができています。
3:睡眠時間をしっかり確保できる
人は眠っている間に、その日にあった出来事を頭の中で脳が整理しています。
例えば良い出来事であれば、脳がそれを記憶に強く刻みこもうとしますし、反対に悪い出来事の場合には、出来るだけそれに対するショックをやわらげようとしたり、嫌な気持ちを忘れさせようとしたりします。
時々、「あんなに怒ったり泣いたりしていたのに、寝て起きたらけろっとしている」という人がいます。
それはまさに眠っている間に脳が感情や起こった出来事を整理して、頭をクリアな状態にしてくれたからこそ、けろっとしていられるのです。
睡眠を摂ることで、頭の中を整理したり、物事を記憶したり、また体の疲れを取ったりできますので、生き物にとって睡眠は必要不可欠なものでしょう。
人にとって理想的な睡眠時間には個人差があります。
短時間熟睡が効果のある人もいれば、長時間眠らなければ疲れが取れないタイプの人もいます。
何十年も自分の体と向き合っていれば、自分がどのタイプかは何となく分かることでしょう。
仕事ができる人は、自分にとって必要な睡眠時間をきちんと把握しており、必要な分だけしっかりと睡眠を摂っています。
毎日は摂れなくても、可能な限り心身を休ませますので、その分起きている時には頭がきちんと働いています。
寝不足の状態では頭が働かずにミスをしたり、集中力や記憶力が散漫になったりしますが、ちゃんと睡眠が摂れていればそんなことにはならないでしょう。
本当に仕事ができる人は、上手に自分を休ませることもできるのです。
4:食生活などの生活習慣が整っている
社会人になると、なかなか学生時代のように規則正しい生活を送ることが難しくなります。
まともな睡眠時間も確保出来なくなったり、1日に3食きちんと食べることもできなくなったりする人は多いです。
きちんとした生活習慣が送れなくなってしまう原因の大半は、仕事の忙しさでしょう。
確かに繁忙期には残業が続き、帰宅は深夜になってしまうこともあるでしょう。
そうなると睡眠時間も短くなり、朝はギリギリまで寝ているため、朝食を摂れないという人もいるでしょう。
しかし、自分の生活習慣の乱れをすべて「仕事のせい」だと言い訳をしていると、いつまで経っても現状を良くすることはできません。
一方で、仕事ができる人はどんなに忙しくても、できるだけ生活習慣を整えようと意識して行動しています。
少しでも時間ができればその間は心身を休めたり、朝食が取れなかったのなら昼食では体にいい栄養のあるものを食べようとしたりします。
他の人と同じように仕事が忙しくて生活習慣が乱れがちでも、その中でもできるだけ良い生活習慣を送ろうと自分で心がけて行動しています。
忙しさを理由にだらけた生活習慣を送っている人よりも心身は健康的で、その分仕事にも励めるため、結果として仕事ができるという人もいます。
5:清潔感がある
仕事の出来・不出来と清潔感は関係しています。
例えばあなたが面接官なら、見るからに清潔感に溢れた爽やかな人物と、あまり清潔感がなさそうな人物と、どちらを採用しようと思いますか?
いうまでもなく前者でしょう。
清潔感がないよりは、清潔感のある人と一緒に仕事をしたいと思うものです。
採用すれば会社の一員になるわけですので、取引先の会社や顧客へのイメージアップやダウンにも少なからず影響が出るでしょう。
同じ職場内の雰囲気も、清潔感がある人たちが集まっている方が爽やかですし、クリーンなイメージで仕事に対しても自然と取り組みやすくなります。
仕事ができる人の多くは、自分の身なりにもきちんと気を遣う気持ちも余裕があります。
「服装の乱れは心の乱れ」という言葉がありますが、まさにその通りで仕事ができる人ほど、服装もきちんとしていて、清潔感に溢れている人が多いです。
6:問題点の分析を徹底する
例えば仕事で何かミスがあった時、その原因がはっきりとしていない場合は、まずは原因を明らかにさせるのが仕事をする上での常識でしょう。
そして原因が分かったなら、今後は同じミスを繰り返さないように十分に注意をして、ミスのフォローに回ります。
しかし、時には小さなミスであれば、誤魔化そうとしたり、知らんぷりをしようとしたりする人がいます。
また、大きなミスならば少なからず周りに影響を与えます。
それらに頭を下げたりフォローに回ったりしてバタバタしている内に、ミスの原因についてしっかりと分析が出来ないこともあります。
そのまま時間が過ぎてしまうと、ミスをした時のはっきりした記憶も曖昧になってしまいますので、問題点の分析がきちんと出来ないこともあります。
しかし、それでは再び同じミスが起こってしまうとも限りません。
仕事ができる人は、どんなに些細なミスであっても、何かあれば問題点を徹底的に分析します。
小さなミスであれば自分で問題点を分析してフォローした後で、上司に「○○が原因で○○のミスが起きてしまいました。すでに対処はしてありますが、今後は同じミスがないように誠心誠意努めます。申し訳ありませんでした。」と報告をします。
また、ミスが大きな場合には即座にその場で可能な限りのフォローをしつつ、問題点の分析を徹底します。
何か問題があればそれを曖昧なままにはしておかずに、必ず徹底的に分析して反省するため、その後同じミスを起こすことはないのです。
7:ネガティブな発言をしない
仕事ができる人は、決してネガティブな発言を口に出しません。
例えそれがどんなに無茶な難題であってとしても、「やってみます」「出来る限り努力します」と前向きな言葉を口にします。
しかし、恐らく無理だろうなと内心で考えていることに対しては、軽々しく「やります」「大丈夫です」と口にすることもしないため、返事だけは一人前などと周りから思われることもありません。
仕事ができる人は、例えどんな結果になろうと、とにかく一生懸命に仕事に取り組もうとします。
期間が限られているのなら、その期間内は自分で思いつくだけの努力をします。
その結果が例え出来なかったとしても、「自分にやれるだけのことはやった」という自信に繋がりますので、決して無駄にはならないでしょう。
8:周囲に気を配る
「仕事ができる」ということは、自分の仕事内容だけができるというわけではありません。
仕事とは単に仕事内容だけでなく、職場での人間関係も含まれます。
例えどんなに仕事が早くて優秀でも、社内での人間関係がまったく構築出来ていないと、実際の仕事振りが周りには伝わらないことも多いです。
「仕事は出来るけど人間性は嫌な人」と認識されてしまうと、どれだけ結果を出してもあまり評価されることはなくなってしまうでしょう。
仕事をする上では会社という組織に属していますので、ある程度社内での人間関係を良好に築いておく必要があります。
それがきちんとできている人は、例え仕事振りは人並みでも、周囲からは評価されやすいです。
また、仕事の出来がそこそこでも、社内で人気がある人に対して妬みややっかみの感情を持つ人の中には、仕事だけは出来て人間関係はてんでダメな人もいます。
本当に仕事ができる人というのは、自分のことだけでなく周囲にも気を配り、時には他の人を助けたり、日頃から周囲と良好な人間関係を築いたりできていることが多いです。
9:会社に敵を作らない
会社で働く以上は、さまざまな人たちと一緒に仕事をすることになります。
会社で働く人たちも性格は十人十色ですので、万人といい関係を築こうとするのは無理がありますし、実際に不可能でしょう。
世の中には、周りの人たちから好かれている人に対して、妬みや嫌悪感を覚える人もいます。
どんなに全員と仲良くしようと思っても、不可能だと考えた方が良いでしょう。
しかし、だからといって自分勝手に振舞っていると、会社では敵だらけになってしまいます。
自分が働いてお金を稼ぐ場所ですので、出来る限り敵は少なくした方が賢明でしょう。
仕事ができる人は、そうした部分も考えた上で行動しています。
上司に尊敬の態度を見せるのも、同僚を助けるのも、部下にきちんと指導をするのも、自分が会社で仕事をしやすい環境を作るためです。
全員と良い関係を築くのは無理でも、なるべくたくさんの人たちと良い関係を築いておくと、もしも自分のことを嫌いな人とトラブルになったり、陥れられそうになったりした時には、周りの人たちが助けてくれます。
周囲と良い関係を築くことは自分のためになりますので、仕事ができる人は会社でなるべく敵を作らないように努めています。
10:「忙しい」と言わない
「忙しい」と口にすることで、実際に忙しいと感じてしまって気持ちが焦ってしまいます。
また、「忙しい」と耳にする周囲の人たちには、「自分だって忙しい」「忙しいアピールか」などと悪い印象を与えてしまうことが多いため、「忙しい」と口にすることはあまり良いことではないでしょう。
仕事ができる人は、実際にどれだけ忙しくても、それを簡単に口には出しません。
もしも人から「忙しそうだね」と言われた時には、「まあね」や「充実しているよ」と返すことはあっても、「本当に忙しいよ~」と返すことはありません。
忙しいと言ったところで事態が好転するわけでもなければ、周りに良い印象を与えるわけでもないことをよく知っているからです。
「忙しい」とぼやいてる暇があれば、より一層仕事に励むことでしょう。
だからこそ、仕事ができる人なのです。
11:必ずメモをとる
新入社員の頃には頻繁にメモを取っていた人も、仕事に慣れてくると次第にメモを取らなくなります。
それは仕事内容を覚えたことでもありますが、同時に自分の「これくらいならメモを取る必要もないな」という気持ちの過信でもあります。
初心を忘れた頃に、人は大きなミスをしやすいものです。
仕事ができる人はいつでも仕事に対して慎重です。
仕事の大小に関係なく、与えられた仕事を全力でこなそうという気合いがありますので、その気持ちが1つひとつの行動を確実なものにさせます。
取引先の会社や顧客の情報はもちろん、仕事で気になったこともいちいちメモに取ります。
メモを残しておくと時間がある時に読み返して、気になったことを調べることも出来ますし、復習することもできます。
メモを取ることでしっかりと頭にその内容を入れることも出来ますので、仕事ができる人はいつでもスーツのポケットにメモを入れています。
仕事ができない人と仕事ができる人の違い!
仕事ができない人と、仕事ができる人にはどのような違いがあるのでしょうか?
第一に、そもそも仕事に対するやる気が違うでしょう。
仕事ができる人は、仕事ができない人よりも仕事に対してやる気を持っています。
それは具体的な夢や目標を持っているからということでもあります。
仕事にやる気があると、1つひとつの仕事に真面目に一生懸命に取り組みます。
その姿勢は誰が見ても明らかですが、仕事への姿勢が自然と周りの好感度にも影響を与えています。
また、仕事ができる人は積極性もありますので、どんどん仕事を自ら覚えていきます。
すると自然とやれる仕事の幅も広がりますので、昇給や昇進へも繋がりやすくなるでしょう。
仕事ができない人は仕事に対するやる気がないため、積極性もなく不真面目で、その姿勢は周りからは良くない印象で見られてしまうことでしょう。
仕事ができない人とできる人とは、見た目の印象からして大きく違っていることが多いのです。
そもそも日々の習慣が違う!
先ほど、仕事ができる人は生活習慣が整っているということをご紹介しました。
仕事ができる人は仕事内容だけでなく、日々の生活習慣や自己管理もきちっとしています。
しっかりと睡眠を摂り、食事も出来るだけ3食バランス良く食べようと努めます。
休む時は休み、働く時は全力で働くという生活習慣が身に付いていますので、仕事中もそれ以外でも充実感に溢れていることが多いです。
一方で仕事ができない人は、私生活もだらけていて、生活習慣がきちんとしていないことが多いです。
プライベートのだらしなさが仕事にも影響していることが多く、私生活と仕事とを公私混同してしまっている人も少なくはないでしょう。
仕事ができる人とできない人とでは、そもそも日々の習慣からして違っているのです。
仕事ができない人の習慣
仕事ができない人は、どのような習慣をしているのでしょうか?
私生活と仕事とで公私混同していることも多く、私生活のだらしなさが仕事に悪影響を与えてしまっていることも少なくはありません。
また、一方で私生活だけは張り切っていて、仕事になると途端にやる気を失くして適当になってしまう人もいます。
仕事ができないという理由は人によってさまざまですが、一般的にはどのような習慣が見られるのでしょうか?以下にご紹介していきます。
反則すれすれで仕事をする
仕事ができない人は、仕事に対するやる気がありません。
やる気がなければ当然積極性もありませんし、「できるだけ仕事はしたくない」と考えています。
そんな甘えた考えから、仕事をしている最中にも、暇があれば仕事をサボろうとしたり、ちょっとしたミスがあれば誤魔化そうとしたり、とにかく自分に都合の良いように仕事をしようとします。
書類の不備を見つけても知らんぷりして他の人に直してもらおうとしたり、面倒な仕事が避けようとしたりと、反則すれすれで仕事をすることが多いです。
仕事ができない人は、いかに自分がやらなくていいかということだけには一生懸命に頭を使います。
サボる内容も年季が入れば入るほど巧みになりますが、きちんと仕事をする人から見れば、それはバレバレでしょう。
柔軟性がない
仕事ができない人の中には、自分では一生懸命にやっているつもりなのに何故か仕事ができない人もいます。
例えば柔軟性がない人の場合、最初に教わった仕事のやり方があれば、何年経ってもそれと同じやり方のままで仕事をしようとします。
仕事ができる人は途中でもっと効率的な仕事のやり方を見つければ、許可を取ってそのやり方に切り替えます。
仕事ができない人は「だって最初にこのやり方を教わったから」といつまでもそのやり方を変えようとはしません。
それは「このやり方じゃなきゃダメだ」という頑固な考えと、今更新しいやり方を覚える自信がないというネガティブ思考からきていることが多いです。
しかし、柔軟性がない人はいつまで経っても仕事を効率的にやることが出来ないため、周りから仕事ができないと評価されてしまうのです。
考えることに時間を割かない
仕事ができる人は、「いかに仕事を効率的にやるか」「どれだけ良い結果を出せるか」ということを常に考えて仕事をしています。
そのため、仕事をしている時は頭を働かせ続けているといっても良いでしょう。
単純作業をしながらも、頭の中では次のことを考えていることも多く、その割に自分の仕事内容はきちんとチェックしますので、考え事をしながらも仕事でもミスはほとんどありません。
一方で、仕事ができない人はできるだけ頭を使いたくないと考えています。
仕事で頭を悩ませるということに抵抗があり、「考えるだけ時間の無駄だ」と思っている人もいるため、物事をきちんと考えようとすることに対して、時間を割こうとはしません。
▼【関連記事】仕事ができない人の特徴こちらの記事をチェック!
・仕事できない人の11個の特徴とは?
仕事ができる人とできない人の違い
仕事ができる人とできない人とでは、実際の仕事に対する能力以外の部分でも大きな違いがあります。
個人の性格や考えによっても、仕事の出来・不出来には大きな差が表れます。
例えば本来ならばまったく同じスキルを持った2人が、実際の仕事振りでは仕事ができる方と、できない方とに分かれることがあります。
それは単に仕事のスキルだけでなく、それ以外の部分が大きく関係しているのでしょう。
では、個人の有するスキル以外のどの要素が原因となって、仕事の出来・不出来が決まるのでしょうか?
以下に具体的な要素を挙げていきます。
ネガティブか、ポジティブか
個人の性格によって、仕事の出来が大きく変わってきます。
例えばネガティブな性格の人は自分に自信がないため、自分の仕事振りにも自信がありません。
「この仕事のやり方で大丈夫だろうか」「取引先の気に障るような発言をしなかっただろうか」「プレゼンで失敗したらどうしよう」など、常に後ろ向きで自分がミスをする前提で物事を考えてしまいます。
最初から悪い結果で考えていると、現実にも悪い結果を引き寄せやすくなってしまいます。
否定から入る考え方は、自分だけでなく周りにも良い影響は及ぼさないでしょう。
一方でポジティブ思考の人の場合、仕事に対して常に前向きに、成功する未来を思い描いていますので、現実にも成功する結果を招きやすいです。
また、成功すれば自分の自信に繋がりますし、周囲にも明るい影響を与えるため、自然と人が集まりやすいです。
全体を見る能力があるか、ないか
全体を見る能力がある人は、自分の仕事をしながらも、周りの人たちがどんな仕事をしているか、どんなふうに動いているかを把握することが出来ます。
そのため他の人と仕事でコンビネーションを取りやすく、相手のことを考えて行動することも出来ますので、周囲からもリーダーとして頼られる機会は多いです。
一方で全体を見る能力がない人は、常に自分の仕事しか見ていません。
そのため他の人が忙しそうに仕事をしているのに、さらにそこに自分の仕事のヘルプを頼んだり、自分勝手な行動で周りの人に迷惑をかけてしまったりすることがあります。
そうなると、周囲からは「場の空気が読めない人」と思われてしまいやすいです。
目標があるか、ないか
仕事ができる人は、常に何かしらの目標を持っています。
そのため行動の芯がぶれることはなく、前向きに仕事に取り組むことが出来ています。
一方で何も目標を持っていない人では、何のために仕事をすればいいのかが分からないことが多いのです。
そのため、仕事に対する気力も沸いてこなければ、一生懸命に仕事を頑張ろうともしないため、目標をきちんと持っている人よりも、仕事で結果を出しにくくなってしまうでしょう。
行動力があるか、ないか
行動力がある人は、周りが何も指示を出さなければ、自分から進んで上司に指示を仰ぎ、行動することが出来ます。
また1つの仕事が終われば、次の仕事へと積極的に取り組んでいくことが出来ます。
それだけ仕事ができるようになるまでが早かったり、仕事の出来る幅が広がったりします。
しかし行動力のない人の場合、何も指示をされなければただぼーっとその場に立っているだけです。
人から何か言われるまで自分からは聞こうとも動こうともしません。
そのため上司からの印象も悪く、仕事ができるようになるのにも時間がかかってしまうことでしょう。
自分ができないことを認められるか、認められないか
プライドが高い人の場合、自分で仕事ができないということを素直に認められないことがあります。
仕事で何かミスがあったり人から間違いを指摘されたりすれば、「自分はこう教わったんだけどなぁ?」「ちょっと目の調子が悪くて・・」などと、聞いてもいないのに言い訳を並べ立てます。
本人からすれば、「自分は仕事ができないわけじゃなくて、ちょっと都合が悪くてたまたまミスをしてしまっただけだ。」と言いたいのでしょう。
聞いている周りからすれば、ただの見苦しい言い訳にしか聞こえません。
一方で、自分のミスやできないことを素直に認められる人は、それだけ反省や気持ちの切り替えも早いですし、周りからの印象も良いでしょう。
わからないことをすぐに確認するか、しないか
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざがあります。
自分で分からないことがあった時に、それをすぐに人に聞いたり確認したりする人は、それだけ正解を導き出して行動するのも早いです。
誰かに聞く瞬間は恥ずかしいかもしれませんが、その場で確認せずにその先も無知な状態でいて、年を取ってからさらに恥ずかしい思いをするよりはマシでしょう。
しかしその場で直ぐに確認しない人の場合、入社して何年も経ってから自分が無知なことが周りに判明して、とても恥ずかしい思いをすることになるでしょう。
まとめ
仕事ができない人とできる人との差は、単にスキルの差というわけではありません。
例えスキルに差があっても、劣っている人が毎日一生懸命に努力して働いていれば、いずれはその差が埋まるかもしれません。
もしスキルが優れている人が仕事に対してやる気がなければ、その差が埋まり、劣っている人が優れている人を追い越す日も、そう遠くはないでしょう。
仕事の出来・不出来は、仕事に対するやる気の有無でもあります。
目標を持って仕事にやる気を持つことができれば、それが仕事の出来にも反映される可能性は高いです。
仕事ができないと感じている人は、今日からでも仕事ができる人の習慣を真似てみましょう!