さらに、ここが一番重要なのですが、社会的に見ると中学生にあたる年齢層は、大人の保護下に置かれている年代でもあります。
つまり、本人が精神的に大人であったとしても、年齢上、自分で責任は取れないのです。
何か問題を起こしてしまい、当人がどんなに責任を感じていたとしても、実際に責任を取らされるのは親や身近な大人になります。
なんだか説教臭くなってしまいましたが…、もちろん恋愛するのに年齢制限はありません。
しかし、周りの大人が「中学生に恋愛はまだ早い!」「今時の中学生はませている」と言ったり、親が中学生の子供の恋愛にいちいち干渉してくるのは、上の様な理由があるからなのです。
それから、よく「中学生の内は、健全なお付き合いを心掛けましょう!」と言われるのには、中学生では責任を取れないからという理由だけでなく、“本人の為(後悔する事が起こらない様に)”という意味も含まれているんですよ?
中学生で恋人がいる割合は?
“中学生で恋人がいる割合”を見る前に、“何をもって「付き合っている」「恋人同士である」と言えるのか?”という事を確認していきましょう。
中学生にとって、お互いの気持ちを確認する手段と言えば、“言葉による告白”でしょう。
なので大抵の場合、とりあえず好きな相手に告白して、相手が告白にOKすればカップルが成立し、そのままお付き合いが始まる…といったパターンが多いと思います。
だから、「付き合っているのか分からない…」という状況になる事も少ないでしょう。
ただ、「告白をして付き合う事になったけど、何をすれば良いのか分からない」とか「付き合う事になってからお互いに変に意識してしまい、逆にぎこちなくなった…」というカップルは多く、「告白が成立したから、一応、“彼氏”と“彼女”という関係にはなっているけど、2人の間には恋人らしい進展はない」といったケースも珍しくないかもしれません。
中学生のみなさんが認識しているお付き合いは、「将来を共にするかもしれない相手との関係を築く」とか「苦しみや困難を一緒に乗り越える」とか「好きな人を独占出来る権利を得られる」といった事ではなく、単純に「好きな人と楽しい時間を共有したいから付き合う」という感じなのではないでしょうか?
さて、前置きが長くなりましたが、“中学生で恋人がいる割合”は、全体的に見ると1割前後と言えるでしょう。
ちなみに、初めて異性と付き合った年齢も、13~15歳の各年齢がそれぞれ1割前後いる様ですね。
首都圏の中高生・大学生対象の『恋愛に関するアンケート調査』では、中学生の回答は以下の様な結果が出ています。
・現在好きな人はいますか?45.9%
・告白したことはありますか?36.7%
・告白されたことはありますか?66.9%
・現在恋人はいますか?13.3%
また、『日本性教育協会の最新のデータ』によると、中学生の恋愛経験についての質問では以下の様な結果が出ました。
・デートの経験がある人→男子24.8%、女子22%
・キスの経験がある人→男子14.3%、女子12.5%
それから、“今は恋人がいないけど、過去に付き合った事がある割合”となると、全体の3割近くになるかもしれません。
中学生の恋愛あるある
中学生といえば、恋愛が楽しくて仕方がない時期とも言えます。
そんな中学生のみなさんは、自分の恋愛はもちろん、友達の恋愛にも興味津々かもしれませんね。
自分の身近なところで起こっている友達の恋愛は、やっぱり気になるものだと思います。
しかも、恋愛そのものに興味津々な年頃だからこそ、余計に恋愛スクープに目を光らせている子は多いのではないでしょうか?