誰かをほめる際に、あなたは「褒める」と「誉める」のどちらの漢字を使っていますか?

読み方が同じで、意味もよく似ているこの「褒める」「誉める」という漢字には、それぞれにどのような違いがあるのでしょうか?

使われている漢字が異なるということは、それぞれの意味や使い方も、似ているようで違うのかもしれません。

社会人になれば知っておきたい「ほめる」の漢字の違いの意味や、正しい使い方についてご紹介していきます!

「褒める」と「誉める」を使いこなそう

あなたは普段、「ほめる」を漢字で書く際に、「褒める」と「誉める」のどちらをよく使っていますか?恐らく前者の漢字で書く場合が多いと思います。

学校で習う際にも、「褒める」の漢字で覚えたという人は多いでしょう。

確かに普段使われる漢字としては、「褒める」の方が一般的です。

しかし、「誉める」もまた同じ「ほめる」という字であり、意味もよく似ています。

そのため、「誉める」という漢字もあると知った時、恐らく「どちらの漢字が正しいのか?」「どちらの漢字を使えばいいのだろうか。」と悩む人は多いでしょう。

「褒める」と「誉める」は、その用途が微妙に異なっています。

それを知っている人は上手に使い分けることができますが、もしも使い分けが理解出来ていない人は、どんな時にどちらの漢字を使えばいいのか分からずに、困惑してしまうことでしょう。

「褒める」と「誉める」の違いについては、学校で習う機会が少ないですが、いざ社会に出た時には「使い分けができて当たり前だ」というふうに見られてしまいますので、この機会に「褒める」と「誉める」の使い分けを理解して、上手に使いこなせるようになっておきましょう。

漢字のテストでどっちを書くべきか、迷ったことがありませんか?


学校によっては、「褒める」と「誉める」の漢字のどちらも習うことがあります。

また、学校で習うことがなくても、漢字検定を受けたことのある人であれば、一度は「褒める」「誉める」の違いについて勉強した覚えがあることでしょう。

学生時代に勉強したのであれば、漢字テストにも問題として出題されたかもしれません。

その際に、いったいどちらの答えを書くべきなのか迷った経験があるという人もいるでしょう。

「褒める」も「誉める」も、一見意味は同じですが、使い方のニュアンスが微妙に違っています。

そのため、2つの違いをよく理解しておかなければ、社会に出てから間違った使い方をしてしまい、恥をかいてしまうかもしれません。

漢字テストの間違いであれば、間違えた時にきちんと正しい解答を見直しておけば、社会に出てからも間違えることはないでしょう。

しかしそこで正しい解答を確認しておかなければ、社会に出てからもまた同じ間違いをしてしまうかもしれません。

テストの間違えであれば一瞬の恥で済みますが、社会に出てからの恥はなかなか消えませんので、正しい意味や使い分けができるようになっておきましょう。

「褒める」について

恐らく「誉める」よりも、こちらの「褒める」の字を書く機会の方が多いことでしょう。

何故なら「褒める」という字は常用漢字のため、日頃から当たり前に使われている漢字だからです。

学校で習うのもこちらの漢字が多く、社会に出てからも基本的にはこの「褒める」の漢字が多く用いられています。

「褒める」は、高く評価していると口に出して言う行為であったり、祝福することなどの意味があります。

もちろん口に出して「すごいね」「えらいね」「よく頑張ったね」などと褒める以外にも、子どもであれば手で頭を撫でたり、大人であれば背中をポンッと叩いたりと、動作を込めて褒めることもするでしょう。

しかし、褒める動作をする際には、同時に声をかけることもしますので、やはりまずは言葉で褒めることが肝心でしょう。

人は誰でも「人から認められたい」という承認欲求を持っています。

そのため人から褒められるという行為はすなわち人から認められているということになるため、誰しも嬉しいと感じるものでしょう。

「物を与えてほめる」のが由来

「褒める」は言葉で誰かを褒めますが、元々は「物を与えてほめる」というのが由来です。

例えば子どもが一生懸命にお手伝いをしたのなら、それを「よくやったね。はいこれご褒美。」と言葉で褒めながら、同時にお小遣いや欲しいものを買ってあげるなどのご褒美を与えます。

それにより子どもは、「一生懸命に頑張れば、ご褒美がもらえる」ことを覚えるでしょう。

物を与える褒め方には、相手が「物を与えられたいから頑張る」という考え方になってしまうこともあるため、良くないとする説もあります。

しかし、世の中には出世や昇進などのように、努力すればその報酬として、何らかの形が与えられることの方が多いため、それにより私たちも、「スポーツ大会で優勝したいから頑張る」「欲しいものを買ってもらいたいから勉強を頑張る」などのように、目標を作ることでそれに向けて努力することができます。

それは何も悪いことではないので、「ご褒美が欲しいから頑張る」という子どもの努力の仕方も、間違ったものではないでしょう。

個人的に評価する時に使うことが多い

「褒める」は、個人的に評価する時に使うことが多い言葉です。

例えばある子どもがかけっこで一等賞をとったら、「えらいね、よく頑張ったね!」と両親や周りの人たちはその子個人を褒めるでしょう。

これがクラス対抗の場合には、頑張ったクラスの子どもたち皆を褒めますが、そうではなく、あくまでも個人的に褒める時に「褒める」ことが多いです。

また、例えばある子は作文で賞をとったなら、その子個人の努力の結果ですので、もちろん周りの人たちはその子を褒めるでしょう。

スポーツ大会の個人戦で優勝した人も褒められますし、受験に合格した人や、無事に会社に就職出来た人に対しても、何かと褒めることが多いです。

「褒める」行為は、このように集団に対してではなく、個人に対して評価をする際に使われることが多いです。

目上の人に使うと失礼

「褒める」という行為は、他人に対して評価を与える行為ですので、目上の人に使うと失礼になります。

例えば部下が上司に対して「仕事ができてえらいですね。」などと褒めようものなら、「馬鹿にしているのか!?」と怒られてしまうでしょう。

立場が上の人間の方が、仕事ができて当たり前ですので、上司としては自分よりもまだまだ仕事が未熟な部下に褒められるのは屈辱に思えることでしょう。

あまり想像がつかないという人は、例えば自分が小さな子どもに褒められた時のことを想像してみてください。

自分が当たり前に早く起きて準備をして、会社に行くことに対し、「毎日早起きできてえらいねぇ。」と子どもに言われたとしたら、あなたはどう感じますか?

それが自分の子どもの発言であれば、照れくさくもちょっぴり嬉しいと感じるかもしれません。

しかし、赤の他人の子どもに言われたら、奇妙な違和感や恥ずかしさなど、受け入れられない感情が浮かんでくることでしょう。

自分よりも目下の相手から褒められることは、誰しもあまり嬉しいとは感じないことでしょう。

一方で、上司から部下や、教師から生徒、親から子どものように、目上の立場の人間が目下の立場の人間を褒める行為はごく自然なことですし、褒められた方も嬉しいと感じることが多いです。

「誉める」について


「誉める」という言葉も、「褒める」と漢字は違いますが、意味はまったく同じです。

「高く評価していると、口に出して言うこと」や、「祝福すること」などが「誉める」の意味になります。

ただしこちらの「誉める」の場合は、常用外の漢字です。

そのため日常的に使われる機会はそこまで多くはありません。

「褒める」を漢字で習うことはあっても、「誉める」は習わないところも多いですし、漢字検定のように資格の勉強をする際に学ぶ機会のある言葉でしょう。

普段は使う機会が少ないことからも、「誉める」という字に触れあってこなかった人では、この漢字が読めないこともありますし、もし読めたとしても、「褒める」とは違う意味だと勘違いしてしまうこともあります。

また、微妙なニュアンスの違いから漢字を使い分けることも出来ない人もいるでしょう。

「言葉でほめる」のが由来

「誉める」という漢字の場合、「言葉でほめる」というのが由来になっています。

「褒める」の場合には頭を撫でたりご褒美をあげたりしますが、「誉める」際にはそうした行為をしないことが多いです。

言葉で祝福することが基本ですので、拍手で誉めたたえることはしても、それ以上何かを与えるということはしないのが普通です。

また、「誉める」の「誉」という漢字は、「名誉」や「栄誉」などでも使われるように、「誉(ほまれ)」の意味を持っています。

「ほまれ」とは、「誇りとするに足る事柄」や「よい評判を得ること」という意味があるため、一般的に何かをして「褒められる」ことよりも、より名誉のあることである場合が多いです。

時々時代劇などで、「武士の誉です。」などと使うことがありますが、これは「武士にとっての誇りである事柄」という意味になります。

すなわち武士らしい行動、武士としてとても立派な行動をした場合に、それを第三者から誉められる際に使われる言葉でもあります。

「誉める」という行為には、名誉や栄誉などが含まれますので、ある意味でご褒美の与えられる「褒める」行為よりも、よほど誉められる人は嬉しいと感じることもあるでしょう。

世間一般からも評価に値する時に使うことが多い

「誉める」という行為は、個人が個人を評価する際にはあまり用いられることはありません。

しかし例えば会社の社長が、好成績を残した社員に対して誉める際には、「大きな立場の人間が個人に対して評価を与える」ことになりますので、「褒める」よりも「誉める」という言葉を使った方が適切なこともあります。

また、「誉める」という言葉は、世間一般からも評価に値する時に使うことが多いです。

例えばノーベル賞やアカデミー賞などをとった人物に対して、国を挙げてその人物を称賛することが「誉める」行為に値します。

ノーベル賞やアカデミー賞などは、とても名誉のあることですので、それだけ世間一般の人からも称賛されるような事柄でしょう。

やり遂げたことの規模が大きいほど、世間の人たちからは「誉められる」ことになります。

分かりやすく言えば、大多数が個人を称賛する際に「誉める」ことが多いです。

目上にも目下にも使える

「誉める」という行為は、名誉や栄誉の意味を含みますので、目上にも目下にも使うことが出来ます。

例えば先に挙げたように、ノーベル賞やアカデミー賞をとった人物に対しては、老若男女の立場に関係なく、その人物を誉めるでしょう。

漢字が違うだけで、目上や目下で使い方が変わるのが「ほめる」という言葉の特徴でもあります。

とはいえ、もしも個人的な評価で「誉める」を使う場合には、目上の人には使えないこともあります。

皆が個人を称賛する場合には「誉める」は使えますが、どんなに名誉あることをやったとしても、個人が個人に評価を与える際に誉めるのは、立場によっては失礼に当たることがありますので、注意が必要です。

例えば会社の社員総出で社長や会長を称賛する際には、「誉める」の言葉を使うことが出来るでしょう。

しかし、もしあなたという社員個人が社長や会長を評価しようとする際には、その「評価しようとする」という行為自体が失礼に当たることがあります。

結局、意味は同じ!

結局のところ、「褒める」も「誉める」も、基本的な意味はどちらも同じです。

ただ、目上の人や目下の人など、立場の違いによって漢字を使い分けることはします。

個人が個人を評価したり、目上の人が目下の人に評価を与えたりする場合には「褒める」を用います。

また世間一般の人たちが称賛や名誉の意味を込めてほめる際には、「誉める」という字を用います。

もし使い方がいまいち分からないという人は、まずは自分と、評価すべき相手との立場の違いを考えてみましょう。

そして自分1人が相手を褒めるのか、それとも皆で一緒に相手を誉めるのかなど、具体的な違いを考えた上で使い分けるようにしましょう。

テストではどちらを書いてもマル

漢字テストの場合、「褒める」と「誉める」のどちらを書いても正解の扱いになります。

ただしこの場合、前後の文章がなく、単に「ほめる」という漢字のみでの記入で限定されます。

テストの内容が、「テストで良い点数をとって、両親にほめられた。」や「論文で賞をとって、多くの人からほめられた。」などのように、文章になっている時には、前後の文章からどちらの漢字が正しいかを判断して答えなければなりません。

前者の場合には「褒める」という漢字ですし、後者の場合には「誉める」となります。

また、授業で「褒める」という漢字しか習っていなければ、テストの答えは「褒める」に限定されている場合もあります。

どちらも習っていて、前後の文章がなければ「褒める」「誉める」のどちらでも問題はないでしょう。

では「褒める」と「誉める」の根本的な違いとは?

「褒める」も「誉める」も、どちらも意味はまったく同じです。

ですからどちらの漢字でも気ままに使えそうですが、これまでにもご紹介したように、微妙に意味のニュアンスが異なる場合があります。

そのため、「この場合にはこちらの『ほめる』を使う」といった使い分けもある程度は必要ですので、そうしたところからも、「ほめる」の意味や正しい使い方についてきちんと理解しておかなければならないでしょう。

また、先にも少しご紹介しましたが、「ほめる」には、常用漢字と、常用外の漢字があります。

「褒める」が常用漢字、「誉める」が常用外の漢字です。

この2つの違いは、「褒める」と「誉める」の根本的な違いとも言えるでしょう。

常用漢字とは?

常用漢字とは、内閣によって訓令された常用漢字表に示された漢字をいいます。

法令や公用文書、新聞や雑誌、放送などの、一般の社会生活における漢字使用の目安となることを目指したもので、必要に応じてふりがなも認めています。

要するに、私たちが日頃一般的に使っている漢字が常用漢字です。

また、学校の授業で習う漢字もほとんど常用漢字で、常用外の漢字を勉強しようとする場合には、漢字検定で使うテキストなどで学ぶ機会を得ることができます。

常用外の漢字はどれも難しいものが多く、一般的にはあまり使われないものがほとんどです。

中には知らなくても良いものもありますが、知っておけば雑学や知識を得ることは出来ますし、何かの折に使う機会があるかもしれません。

教科書では「褒める」を使う

学校の教科書では、ほとんどが常用漢字を用いています。

そのため、「誉める」という常用外の漢字を使う機会は少なく、大抵は「褒める」という字を使っています。

教師によっては授業の中で「誉める」という字についても触れることがありますが、「誉める」については教えない教師であれば、生徒は「褒める」という漢字しか覚えることはないでしょう。

そのため漢字テストでも「褒める」という字が基本で、教師によっては「誉める」と書くと間違いにされる場合もあります。

もちろん本来はどちらの漢字でも意味は合っていますが、学校の教え方によって微妙に変わってくるでしょう。

「褒」「誉」を使った熟語を見てみよう

世の中には、「褒」や「誉」という漢字を使った熟語がいくつか存在しています。

それらの漢字を使っているということは、その熟語には少なからず「ほめる」という意味合いが含まれていることが多いです。

では、どのような熟語があるのでしょうか?以下にご紹介していきます。

褒美

「褒美」とは、「褒めて与える金品や褒賞」「褒めること」などの意味があります。

「褒美をつかわす」「褒美をとらす」など、物語の中でも「褒美」の熟語が登場する機会はとても多いです。

実際に言葉に出す際には丁寧語を付けて、「ご褒美」と表現されることが多く、「ご褒美がもらえる」と聞けば、何かしら自分にとって嬉しいものを与えられると想像する人は多いです。

それは物であったり、金銭であったりとさまざまですが、時に名誉を含まれています。

褒美は誰が与えられても嬉しいことが多く、褒美を与えれらえることで達成感を得たり、さらにまた頑張ろうという気力を得たりすることができます。

褒賞

「褒賞」とは、「優れた行為や作品などを褒めたたえることや、そのしるしとして与える褒美や金品など」と言います。

「褒美」と意味がよく似ていますが、より丁寧な言い方をする場合や、公式の場で口にする際などにはこちらの「褒賞」という言葉を用いることが多いです。

例えば絵画で賞をとったり、スポーツ大会で優勝したりと、優れた結果を残した人物に対して与えることが多く、賞状やトロフィーのような形で与えられることも少なくはないでしょう。

「褒美」は個人が個人に与えることが多いですが、「褒賞」の場合には、目上の人が目下の人に対して与えることが多いです。

過褒

「過褒」は「かほう」と読み、「ほめ過ぎること」という意味があります。

「過賞」とも言います。

ちょっとしたお手伝いをしただけなのに、心底素晴らしいことをしたかのように褒めまわされたり、届け物をしただけで大袈裟に褒められたりした場合に、「過褒」と表現することがあります。

あまり普段使いをされる言葉ではないため、「ちょっとそれは過褒だよ。」などと口にしたところで、言葉の意味をすぐに理解出来る人は少ないでしょう。

そのため、文章として表れる機会の方が多いです。

栄誉

「栄誉」とは、「栄えある誉(ほまれ)」「たいへんな名誉」などの意味があります。

誰にでもできるわけではないことをやってのけた人物や、優れた作品や技術を生み出した人物、誰もやったことのない全く新しいことを発明した人物などにおくられる言葉で、一般人ではとてもできないような名誉あることを行った人物に使うことが多いです。

例えば日本人で初めて宇宙に行った人や、日本人初のノーベル賞の授賞者、世界大会でランキングに入った人物など、普通の人では辿り着けないような領域にまで達した優れた行いに対しておくられる言葉ですので、あまり日常的に使われる言葉ではないでしょう。

学校に成績が上位の人物は確かに優れていますが、全国でトップレベルの成績を誇る人物ほど優れているというわけではありません。

上には上がいますので、より高みに到達できた、選ばれた人物にのみ使われる言葉でもあります。

そのため栄誉の言葉を受ける人物も、単に褒められた時以上にその栄誉を有難く受け取ることが多いです。

毀誉

「毀誉」は「きよ」と読み、「けなすことと、ほめること」という意味があります。

すなわち悪口と称賛のどちらも意味する言葉です。

世の中で成功した人物に対して、多くの人は称賛の言葉をかけるでしょう。

しかし一方で、その足元に埋もれた人物や、素直に称賛の言葉を贈ることができないような人たちは、輝かしい功績を残した人に対して悪口や悪態を零すこともあります。

皆がみんな「素晴らしい」と褒めたたえる出来事などあまりなく、そうした表裏のあるものの1つが「毀誉」なのです。

誰かが芥川賞をとれば、それに称賛の声をかける人たちがいます。

しかし一方で、「何であんなやつの作品が」と妬む人たちもいるでしょう。

そうした称賛や悪口の声が「毀誉」となって使われることがあります。

元々「誉」という漢字が常用外の漢字ですので、「毀誉」も普段使いをされることは滅多にありません。

称誉

「称誉」は「しょうよ」と読み、「誉めたたえることや称賛」を意味します。

時々「称誉する」といった言葉を耳にする機会がありますが、これは「素晴らしい功績を残した人物に対して誉めたたえる言葉を贈る」といった意味があります。

「栄誉」と同様に、「称誉」もちょっとやそっとのことでは与えられることのない言葉です。

クラスで一番になっても与えられませんが、学校で一番になったり、全国で一番になったりすれば与えられる機会はあるでしょう。

人一倍一生懸命に努力して、そしてその成果をしっかりと発揮できた人物に対してのみ使われる言葉です。

そのためどんなに努力したところで、結果が出せない人には使われることはありませんので、「毀誉」のように努力しても報われなかった人から時に妬まれることもあるでしょう。

ほめることは大切

ほめるという行為は、とても大切なことです。

人はほめられることで喜びの感情を抱くことができますし、また「今以上に頑張ろう」とやる気を出すこともできます。

また、例え優勝や受賞のように、形として結果を残すことはできなかったとしても、人からほめられることで達成感や充実感を得られることもあります。

自分のやりたいことや、選んだ道を一生懸命に努力することは当たり前のことですが、それでも時々は誰かにほめて欲しいと思ってしまうものです。

そんな時に、「いつも頑張っているね」と一言いってもらえるだけでも、不思議と気持ちが楽になれるものです。

そのため、人からほめられて嬉しいと感じる人は、同じように誰かをほめてあげることで、その相手の気持ちを優しく穏やかなものにさせることができるでしょう。

人をほめる人は他人にもほめられる

人をほめる人は、他人にもほめられる傾向にあります。

人をほめるという行為は、プライドが高い人にはなかなかできることではありません。

また、他人の行動や功績を素直に認めることができない人も、何かと理由をつけてはほめることをしないでしょう。

そうした捻くれた考えをしてしまう人の多くは、実際に自分がほめられた経験の少ない人であることが多いです。

自分がほめられたことがないから、ほめられている人が妬ましく思えたり、ほめようという気持ちが起こらなかったりすることが多いのです。

一方で、人からほめられて育ってきた人は、自分がほめられる嬉しさをよく分かっていますので、同じように人のこともほめることができます。

そして人をほめることができる人は、同じように他人からもほめられる機会が増えますので、ほめる人とほめられる人とで、互いに良い関係を築くことができます。

相手をほめて伸ばそう

人を伸ばしたいと思ったら、まずはほめることが大切です。

時々会社などで、「新入社員の内はほめるよりも、叱って育てるべきだ」という方針の上司がいますが、叱られてばかりでは、新入社員の心は折れてしまいやすいでしょう。

それよりも、叱る時は叱る一方で、ほめる時にはきちんとほめることをすれば、新入社員も良いことと悪いことの区別がはっきりとつきますので、自分の行動に自信が持てますし、能力も伸びやすくなるでしょう。

ほめられることで人の承認欲求を満たすことができる

人には誰しも、承認欲求があります。

この承認欲求とは、「自分のことを人から認められたい」という気持ちです。

どんなに自分で好きなことをしていたとしても、それでもやはり時には人から「すごいね」「えらいね」「よくやっているね」と認められたいものです。

ほめるという行為は、例え言葉だけであっても、人の承認欲求を満たすことが出来ます。

たくさんほめられて育った子どもは素直ないい子に育ちやすい

子どもの頃に、両親からたくさんほめられて育った子どもは、素直ないい子に育ちやすいです。

ほめて育てるというのは、決して甘やかすことではありません。

悪いことをした時にはきちんとダメだということを教える必要もあり、それと同時にいいことをした時に、思いっきり子どもをほめてあげます。

子どもの頃にそうした教育がきちんと出来ていれば、子どもは素直ないい子に育ちやすくなり、大人になってからも人をほめることのできる人間になるでしょう。

素直に人をほめられない人は、子ども時代に十分に両親から認められたり、ほめられたりしてこなかった人も少なくはありません。

自分が大人になった時に、素直に人をほめられるかどうかは、そうした子ども時代も大きく影響しているのです。

まとめ

「褒める」と「誉める」の使い分けが分かれば、必要な場面で必要な漢字を選択して使うことができます。

社会人になると、漢字の使い間違いをいちいち指摘してくれる人もそうはいませんので、知らずに使っていると、もっと年を経た時に大きな恥をかいてしまうかもしれません。

そんな恥をかくよりは、この機会に「褒める」と「誉める」の使い分けについてきっちりと身に付けておきましょう。

また、ほめられると人は嬉しくなり、もっと気持ちにやる気や向上心が生まれます。

もしもあなたが誰かを育てる立場にある場合は、上手にほめて育てることを覚えれば、きっと相手は素直に伸びていってくれることでしょう。