「どうせ働くなら給料がいい仕事がしたい!」――働くうえでとても重要な条件となるお給料。
誰だって貰えるものなら沢山の給料が欲しいですよね。
お金がないと、生活が厳しくなり、心に余裕がなくなった結果、仕事のモチベーションが上がらない…というような負のループに陥ってしまうことも少なくありません。
収入に満足できず、仕事を変えようとしている人も多いのではないでしょうか。
しかし「稼げる仕事は忙しい」「収入のいい仕事はブラック企業だ…」なんていうイメージも強いので、良い条件の仕事が見つかっても、なかなか最初の一歩が踏み出せないことも…。
転職は人生において大きな転機になるものなので、慎重になるのもわかります。
給料がいい仕事ランキングTOP10
皆さんがイメージする高給な仕事とはどんなものでしょうか。
給料がいいとなると、「きつい(Kitsui)」「汚い(Kitanai)」「危険(Kiken)」という“3K”を思いかべる人も多いでしょう。
最近では“新3K”という言葉まで誕生しており、「きつい」「帰れない」「厳しい」のほか、「きつい」「給料が安い」「帰れない」というようなワードが使われています。
以前の“3K”は大変ながらにまぁまぁ稼げる仕事としての認識がありましたが、最近の“新3K”は、「給料が安い」という条件まで加わってしまっています。
実際、本当に稼げる仕事にはこの法則が当てはまっているのでしょうか。
お金のために必要なのは命を削るような無理な働き方しかないか、はたまた学力や権力なのか…その実態をひも解いていきましょう。
1位:総合商社
この世の中で「勝ち組」と称される仕事の代表格は【総合商社勤務】です。
総合商社で働く人を思い浮かべると、絵にかいたようなエリート集団といったイメージではないでしょうか。
そのイメージは間違っていません。
総合商社は、食料・石油・資源といった多様な商材を扱っている大規模な卸売業者の総称です。
特定の商材を扱う専門商社とは異なり、非常に広域な領域で莫大な規模の取引を行なっている商社を指します。
国内で知られる総合商社の代表を上げるとするならば、「三菱商事」「三井物産」「住友商事」のような企業です。
いずれもとても手広く、世界規模で活躍している商社です。
数ある総合商社の中でもトップクラスと言われている「三菱商事」はインフラ・金融・機械・化学・生活産業など実に多くの分野で事業を展開しており、働く人の平均は平均42.5歳で年収は1386万円とのことです。(※1)
総合商社の初任給ランキングで一位になっているのは「CBC株式会社」。
気になるその初任給は、月給23万3000円と意外にも普通です。(※2)
この金額なら、おそらく未経験からスタートできる営業職や医療関係の専門職の方が高いでしょう。
しかし重要なのは、初任給ではなく、その後の昇給幅や賞与の支給額です。
総合商社は安定性があり、福利厚生が充実していることはもちろん。
日本の将来を率いていく大企業として社内制度が非常に充実しています。
先ほど紹介した「三菱商事」のように、年収1000万円を超える企業も少なくありません。
肝心の働きやすさや続けやすさに関しても、こうした大手企業の場合、社員の働き方を厳しく取り締まっており、企業の評判にも気を使っています。
これ以上ないほどの好条件が揃っていますので、就職したいと思う人は山ほどいるでしょう。
倍率はとんでもなく高いため、学力や経験など自分の武器になるスキルを磨いておく必要があります。
参考リンク:https://01intern.com/magazine/archives/10611(※1)
参考リンク:https://careerpark.jp/735(※2)
総合商社の仕事内容
総合商社の仕事は、部署によってそれぞれ異なります。
多様な分野で活躍していることから募集している職種の幅も広く、総合職・事務職・広報・研究職・秘書・営業なさまざまです。
小さい会社のようにあらゆる仕事を兼任するのではなく、決まった分野を究めていくことになるでしょう。
募集の幅が広いため、自分の得意分野や専門分野を追求していきたい人に向いています。
2位:コンサルティング
【コンサルティング会社】は、「クライアントの課題を解決するためのサービス」を商品としている企業。
経営戦略や経営マネジメントの領域をはじめ、商品のPRや市場調査、IT分野の開発など幅広い領域で必要とされる事業です。
近年ではビジネスモデルが多様化していることから、各分野を支えるコンサルティング業界も専門分野を細分化しながらよりクライアントにとって有益なサービスを提供するために成長を続けています。
経営コンサルタントの年収は上位クラスで1300万円~1700万円。
上位企業30位まで平均年収は638万円です。(※3)
コンサル会社と一概に言っても、対象となる分野や企業の規模によって大小はさまざま。
年収にも幅がありますが、外資系のコンサルティングは水準が高いようです。
高度な専門知識が必要になる分野は給与が高くなる傾向があります。
※参考リンク:http://heikinnenshu.jp/tokushu/keieicon.html(※3)
コンサルの仕事内容
コンサルティング業界は、今注目度の高い仕事なので就職先の視野に入れている人も多いと思います。
コンサルタントの主な仕事は、クライアントの売り上げアップ・新商品の販促・社内コンプライアンス・経費削減など、経営におけるさまざまな課題を解決するために、自社の人材やノウハウを用いて必要とされるサービスを提供する仕事になります。
コンサルティングは、自社の専門とする分野によって対応する業界やフィールドが異なりますので、プロモーションを得意する会社もあれば、社内の設備関係に強い会社もあります。
コンサル会社はクライアントの依頼内容に合わせて必要な人材を収集したチームを編成し、クライアントの課題をヒアリング。
どのようにその課題を解決するか戦略プランを提案・実行に移します。
例えば収益を上げるために街頭プロモーション活動を行なったり、無駄なコストをカットするために設備の入れ替えなどを提案します。
時には、常駐して業務をサポートすることもありますし、何年物長い年月をかけて行なうプロジェクトもありますよ。
コンサルタントの仕事は、仕事の結果がデータや数値として目に見えるカタチになるので、やりがいも十分。
成功するとクライアントからの信頼も深まるので、人の役に立つことが好きな人には向いているでしょう。
専門的な知識が活かせる業界も多いので、営業職からのステップアップとして選ばれることも多いですよ。
【コンサルタントになるための方法は、こちらの記事もチェック!】
3位:メガバンク
【メガバンク】はその名の通り巨大な銀行のこと。
複数の都市銀行が合併して大きくなった銀行グループです。
グループになったことで、資産や収益の増えて莫大な規模となった銀行なので、経営基盤の安定性は抜群です。
国内の主要3大メガバンクは、「みずほフィナンシャルグループ」「三井住友フィナンシャルグループ」「三菱UFJフィナンシャル・グループ」。
いずれ複数の都市銀行が統合したグループとなっています。
これらのメガバンクの初任給は主に月給20万5000円と同額となっており、いずれも大卒としては一般的な金額で、年収にしても400万円前後なので、特に特出した印象はありません。
しかし、こういった規模が大きく基盤の安定した企業は、なんといっても福利厚生が飛びぬけて良いのがポイント。
各種手当や補助によって生活はかなり安定します。
昇給や賞与の伸び率を考えると、将来性はお墨付きでしょう。
各社とも、40代の平均年収は1000万円に到達しています。(※4)
給与額は、所属している支店やエリアによって多少異なるようです。
支店の規模や業績などにも着目して職場を選ぶとよいでしょう。
※参照リンク:https://report.jobtalk.jp/research/detail/id=346(※4)
メガバンクの仕事内容
銀行員の仕事内容は、非常に多岐にわたります。
窓口でのお客様の問い合わせ対応や預金に関する入出金手続きをはじめ、お金を融資する貸付業務や債権や債務の決済を行なう為替業務といったさまざまな役割があります。
お金を扱う業務がメインなので、責任が伴う重要な業務に携わっている自覚をもって取り組まなければいけないでしょう。
銀行の仕組みや、各種取引の知識といった専門的な知識を習得していく必要もあります。
必須となる資格はありませんが、大学で経済学部、商学部、法学部等に通っていた人が有利のようです。
4位:生保・損保
【生命保険や損害保険】など人々の生活に必要とされる保険関係の仕事は、ニーズが衰えることのない安定した業界です。
ちなみに生命保険は、人の命に係わる保険、損害保険は車や家といったモノにかかる保険になります。
職種としては「金融事務」や「提案営業」がメインです。
営業職の平均年収は、20代で350万円台、40台で550万円前後となっています。(※5)
業界的に女性比率が多い職種なのですが、平均給与は男性の方が高めの設定となっているようです。
保険関係は事務も営業も学歴や経験を問わず募集していることが多い職種です。
未経験からはじめられる業種の中では安定性も収入面も充実した仕事なのではないでしょうか。
生保・損保の仕事内容
金融事務の仕事は、保険会社や代理店の窓口でお客様対応、最適な保険を提案したり、保険給付金の手続きがメイン。
また、提案営業では、問い合わせのあったお客様先へ訪問して保険の紹介を行ない、契約に繋げていきます。
営業の場合、契約件数や契約継続件数よってインセンティブが支給されるので、頑張り次第で収入がアップしやすい仕事でもあります。
5位:メディア関係
さまざまな情報を取り扱う【メディア関係】の仕事は、広告や通信、マスメディアなど業界内でも仕事の幅がさまざまです。
特に人気度の高いマスメディアを掘り下げてみるだけでも、アナウンサー・映画監督・テレビ局員・カメラマン・記者など多様な職種があります。
同じメディア関係でも、所属する会社や職種によってピンキリの差がある業界です。
マスメディアに関わりつつも、安定して堅実な業種を選びたい人は、広告関係の仕事が良いでしょう。
昨今ではプロモーション活動の幅が広がったことから、Webやデジタル技術を用いた広告など非常に多様化したPR活動ができるようになりました。
こうした広告業界はクリエイティブな制作陣が活躍しているイメージがありますが、要となるのは広告を出す企業との契約を決める営業職です。
様々な技術やメディアとの連携ができること、そして大々的に取り上げられて注目される機会も豊富なので、営業職の中でも広告営業は人気の高い仕事です。
とはいえ、同じ広告営業と言っても大手広告代理店と広告会社では収入に差が開きます。
大手広告代理店では年収1000万円を超えるところもありますが、20~30代の平均年収は400万~500万円前後。
40~50代になり、ディレクター職など役職に就く人は600万円前後に伸びています。(※6)
参考リンク:https://syn-ad.com/blog/28(※6)
メディア関係の仕事内容
広告関係の仕事では、営業が企業との取引を行ない、企画チームがマーケティングやプロモーション活動のプロジェクトを動かし、制作チームが広告を手掛けるといった流れが一般的です。
各セクション間の連携が重要になる仕事なので、柔軟なコミュニケーションスキルと提案力が求められるでしょう。
6位:通信キャリア
今の時代になくてはならない存在となった【通信キャリア】。
通信キャリアとは、私たちが使用しているスマホや固定電話、プロバイダといった電気通信サービスと提供している企業のことです。
あまりピンとこない人もいるかもしれませんが、「NTTドコモ」「KDDI」「ソフトバンク」といえ分かるでしょう。
電気事業者の大手として、それぞれが独自の回線網を保有して、各家庭やエリアに通信サービスを提供しているので、私たちはネットワークを利用できているんですよ。
ネットが不可欠となった今の世界では、通信キャリアは必要不可欠の存在です。
ネットワークの普及が進み、他社サービスの差別化や価値向上に踏み出す段階となっているので、競合との競争は激しくなる一方ですが、それぞれがサービスに独自の付加価値をつけながら順調に発展を続けています。
大手三大キャリアの平均年収は、「NTTドコモ」が870万円、「KDDI」が953万円、「ソフトバンク」が1165万円となっております。(※7)
勤続している社員の平均年齢は40歳前後です。
なお、ソフトバンクの収入が多めなのは、親会社の収入なので、多めになっている可能性があります。
とはいえ、同じ通信キャリアを背負っていても、本社で働く社員と、代理店の店頭で働く社員では収入に大きながあります。
安定性と高収入を求めるなら、代理店ではなく各会社の直雇用を目指しましょう。
どの会社も福利厚生面の充実度も素晴らしいので、長期的にキャリアを築いていくのにもぴったりです。
※参考リンク:https://job-q.me/articles/635(※7)
通信キャリアの仕事内容
通信キャリア業界で働く社員の主な仕事は、法人営業や店舗支援、開発ソリューション、技術開発などさまざまなフィールドがあります。
経験や専門知識がなくてもはじめやすい業種としては、営業や展開している店舗のマネジメントやプロモーション、コンサルティングなどの仕事でしょう。
本社や各エリアの支店にて、ショップの運営管理を行なうことがミッションです。
スマホ等のデジタル機器類に興味がある方なら、新しい知識を取り入れながら楽しく働くことができるでしょう。
7位:石油関係
【石油会社】は、石油の輸入や販売を行なう会社のことです。
世界各地で発掘されている原油、または開発生産された原油を輸送で仕入れ、石油として精製しています。
石油はあらゆる業界で用いられているエネルギー原料なので、需要が高く、時代の変化に揺らがず安定したニーズを確保しています。
石油業界の企業と言えば、CMでもおなじみの「エネオス」で知られている「JXホールディングス」や「昭和シェル石油」、「コスモ石油」などが有名ですね。
気になる年収は700万円~800万円台です。
業界シェアの多くを占める大手では900万~1000万円超えのところもあります。(※8)
※参考リンク:https://careerpark.jp/22217(※8)
石油関係の仕事内容
石油業界には、石油の輸入及び精製・販売を行なう元売り会社のほか、開発生産、製造、輸送、小売りなど各工程に分かれてそれぞれの会社が立ち回っています。
主に石油会社と呼ばれているのは、この中でも「元売り」を行なっている会社です。
仕事内容は、石油施設を手掛ける建設関係・インフラ開発・管理を筆頭に、営業など幅広い職種があります。
8位:医薬品系
私たちの健康を支えてくれる【医薬品】。
これは主に医薬品を扱うメーカーが研究開発から発売まで一貫して手掛けています。
処方箋が必要な医療用医薬品、処方箋付与の一般用医薬品など、医薬品はとても再分化されており、最近ではジェネリック医薬品と呼ばれるものも登場しました。
技術の進歩に伴い、年々新しい商品が誕生している医薬品業界。
日本の製品は品質がとても高いため、世界的にも注目の高い市場なんです。
日本の医療品市場規模は年々右肩上がり。
成長をやめることなく発展を続けているので、今後の展望も明るいでしょう。
医薬品を扱う製薬メーカーは、専門性の高い知識や技術が必要となるため、給与も比較的高く、初任給は学部卒で月給22万円以上、大学院・修士卒・博士卒だと、月給25万円~28万円前後となるそうです。(※9)
よって、20前半でも年収が400万円近くなるケースも多く、30~40代になると600万円~800万円程度が相場です。
個人の技術力や、研究成果、企業への貢献度によって給与はピンキリなので、その人のスキル次第な部分もあります。(※10)
参考リンク:http://careergarden.jp/seiyakukaisha/salary/(※9)
参考リンク:https://jobtalk.jp/salary_matome/jobs/189(※10)
医薬品系の仕事内容
医薬品関係の仕事は、研究職として、非常にやりがいのある分野です。
多くの人の役に立つ新しい薬を生み出すために働くのは、非常に夢があるものです。
それに自分の手掛けた製薬が、新薬として世間に公表されたり、特許権が与えられる可能性があります。
こうした結果を出せば、利益は莫大に跳ね上がり、個人の年収も今回紹介した数ある職種を凌ぐ高収入になるでしょう。
9位:税理士・弁護士
法律の専門家となる【弁護士】と税金のスペシャリスト【税理士】。
これらはいずれも、国民の生活や秩序を守るための仕事で、法律に明るいというところが特徴。
というのも、弁護士と公認会計士は税理士になる資格を持っています。
税理士になるための試験を受けるのではなく、司法試験を受ける人も多いんです
活躍する分野は違えども、どちらも独立した活躍が可能な専門職で資格を有する、個人の事務所を開業するような明るい将来ビジョンを描ける仕事でもあります。
企業の経営をサポートする役割で雇われることも多数。
税理士の収入は非常に高く、所属する機関にもよりますが20代でも月給30万円近く、年収600万円を超えるほど。
大手税理士法人では平均年収は800万円~1000万円。
そのほかの場合でも600万円~800万円が平均水準です。
稼げる仕事と言えるでしょう。(※11)
弁護士は税理士よりも水準が高く、20代の平均年収は700万円~800万円程度、それ以降は10年ごとに100万円近く年収が上がっていく計算で、30~40代には800万円後半~1000万円近く稼ぐ人も少なくありません。(※12)
参考リンク:https://kyuryobank.com/kaikeshizeirishi(※11)
参考リンク:http://heikinnenshu.jp/shi/bengoshi.html(※12)
税理士・弁護士の仕事内容
税理士の業務内容は、主に税金に関係する申告業務や書類作成など。
特に確定申告の時期は忙しく、税務署への申告を行なう事業主から寄せられる莫大な依頼を対応していかなくてはいけません。
企業の経営アドバイザーとして、節税対策や経費削減をサポートすることもあります。
弁護士の業務は、法律を用いて、あらゆるトラブルを解決したり予防すること。
民事事件や刑事事件など、扱う案件はさまざまですが、いずれも人々の人権を守るために非常に重要な役割です。
裁判所では、依頼人の利益を守るため証拠や書類を集めて提示しながら依頼人を有利に導くお手伝いをします。
10位:為替ディーラー(トレーダー)
【為替ディーラー】は、金融機関のマーケット部門にて取引を行なう仕事です。
外国為替市場、インターバンク市場、対顧客市場といったフィールドにて中心となって活躍しています。
為替ディーラー(トレーダー)は証券会社で勤めており、平均年収は650万~700万円が水準です。
大手証券会社では20代のうちに年収1000万円近く稼ぐ人もいるそうです。(※13)
※http://careergarden.jp/trader/salary/(※13)
為替ディーラーの仕事内容
為替取引の専門家として、為替取引の需給を見極めたり、輸出入のオーダーを的確に把握しながら、取引の中心となって取引を行なっていく仕事なので、大きな責任とプレッシャーが伴う仕事です。
意外と給料の高い仕事6選
いかがでしたでしょうか。
不景気がささやかれ続ける世の中ですが、ある所にはある、ということがよく分かりますね。
ここまで紹介してきた仕事は、少々ハードルが高くハードな仕事です。
これ以外に、もう少しソフトな職種で、稼ぎのいい仕事はどんなものがあるのか調べてみました。
給食調理師
学校や施設での給食を調理する【給食調理師】は、いわゆる「給食のおばちゃん」と呼ばれる職種です。
年齢問わず、長く活躍しやすい職場であることから、スタッフたちは勤続年数が長く収入もおのずと高めになります。
業界の平均年齢が40代後半となっており、年収は550万円前後となっています。(※14)
給食調理師は、市区町村の公務員として雇われる場合も多いので、安定した職業として人気を集めています。
公務員は、段階的に昇給されていき、福利厚生も安定しているので、一般的な調理師より給料が良いんです。
※参考:https://www.nenshuu.net/shoku/koumuin/gakkou_kyuushoku.php(※14)
youtuber(ユーチューバー)
最近の若い子たちがなりたい職業の上位にランクインする【youtuber】は、動画投稿サイトyoutubeに動画を投稿して、広告費やスポンサー収入で主な稼ぎを得ている仕事です。
好きなことをして稼げる!…というイメージが強いyoutuberは小中学生のあこがれの的です。
youtuberの給与は、投稿した動画の再生回数によって決まるため、youtuberとしての知名度に比例します。
これこそ正にピンキリの世界ですが、トップクラスのyoutuberたちの平均年収は750万円前後から天井はなく、1000万円はおろか、最大年収は1億円に及ぶともいわれています。(※15)
しかしこの職業は、夢のあるエンタメ業界に見えて、非常にアスリート系です。
動画の撮影・編集・投稿・企画まで、全て一人で管理しなければいけないので、体力も気力も必要になります。
数年前から、このyoutuberを支援するための企業ができて、企業に所属しつつクリエイターとして活躍するスタイルが一般的になっています。
参考リンク:https://kyuryobank.com/geino/youtuber.html(※15)
公立保育士
保育士の中でも狭き門とされている【公立保育士】は、自治体に採用された地方公務員となる職種です。
一般的な保育園に就職する私立保育士に比べて、公務員として充実した福利厚生と安定性が強いため、勤続年数も長く収入も高めです。
公立保育士の月収は33万円前後(平均40代前後)となっており、年収は500万円前後となるようです。
公務員は、長く勤めれば勤めるだけ、昇給額や手当が増えていくので、着実に収入が上がっていきます。
給料が高い仕事はきつい?きつくない?
「給料の高い仕事はきついのか」というと、その答えは人により、企業により異なると思います。
しかし今回紹介してきた仕事はいずれも、仕事が大変だから給料が良いわけではなく、それぞれ専門的なスキルを持っていることへのプラス評価だったり、勤める企業の規模や安定性による充実した福利厚生が後押しした結果が給与に繋がったのだといえるでししょう。
まとめ
日本では40代の平均年収がおよそ600万円と言われているので、今回紹介した職業の年収は、平均を大きく上回る金額だと言えます。
並べてみると、どの分野の企業もブランド力と知名度の高い会社ばかりなので、やはり稼げる仕事を求める人はネームバリューと安定感のある職場で勤続年数を積み上げながら将来キャリアを築いていくのがベストでしょう。
どれも狭き門ですので、入社を目指す人は、学生のうちから将来のために努力を続けることが大切ですね。
ぜひとも、希望の年収にかなう環境とやりがいのある仕事を探してみてください。