「あいつらをまとめて一網打尽にしてやるぜぃ!」なんて子供向けアニメなどでよく見聞きするのではないでしょうか?

そのように誰もが―子供までも―聞く機会の多い「一網打尽」という言葉ですが、その言葉が実際にどのような意味を持っているのかを知らない人って多いんですよね。

あなたは「一網打尽」という言葉がどのような意味を持っているのか知っていますか?

また、その意味を分かりやすく説明できるでしょうか。

多くの方がそのように説明したりすることはできないかと思います。

なぜかといいますと「一網打尽」という言葉を“なんとなくのニュアンス”で使ってきたからなんですよね。

とはいっても、そんな言葉の意味なんて必要ないんじゃないの?と思われる人もいることでしょう。

言葉の意味を理解しておくのはとても重要になります。

なぜならば、相手が言っていることを理解するために必要な要素ですし、それに間違った意味で使って恥ずかしい思いをしないためにも必要なんですよね。

ということで、この記事では誰もが見聞きしたことであるだろう四字熟語の「一網打尽」という言葉について特集しています。

あなたは「一網打尽」という言葉の意味をしっかり知るだけではなく、あらゆる角度からこの言葉理解でき、さらに例文を確認することで正しい使い方を知ることができるようになります!

ぜひこの記事を確認して、「一網打尽」という言葉で恥をかかないようにしていきましょう。

「一網打尽」とは

あなたはこれまでの人生の中で「一網打尽」という言葉を使ったことはありますか?おそらくほとんどの方が一度くらいはこの言葉を使ってきたかと思います。

または、使ったことはなくても誰かが使っているところを見たり、さらには読んでいる雑誌・新聞・マンガなどでこの言葉を見た経験があることでしょう。

その前後の文章や会話などもみていれば、「一網打尽」という言葉がいったいどのような意味を持っているのかなんて、なんとなくで想像して理解することができますよね。

しかし、前後に何も文章がなかったり会話もないままに「一網打尽」という言葉が使われてしまったら、その言葉の意味を想像することもできないでしょう。

とはいえ、そのまま意味を分からないようにしておいては、あなたが恥ずかしい思いをするだけになります。

それでいいのでしょうか?

いやですよね!ということで、まずは「一網打尽」という言葉にはどのような意味があるのかについて確認していきましょう。

「一網打尽」という言葉は、四字熟語になります。

つまり、漢字が4つ合わさることによってできている言葉になるんですよね。

そのため、この言葉の意味を理解するためにはこの言葉を構成している感じに注目すればいいんです。

具体的な意味を見る前に、「一網打尽」という言葉を解体してみましょう。

「一」つの「網」で「打」つように「尽」くす…という文章を想定することができるのではないでしょうか。

もっと簡単にいいますと、一つの網でなにかを打ち、そしてとれるように力を尽くすということができます。

何かをとらえていて、それも生半可な気持ちでやっているということではないということがわかるでしょう。

ではこの四字熟語の漢字を踏まえたうえで、「一網打尽」という言葉にはどのような意味があるのかについてその意味を詳しく見ていきましょう!

一度打った網でそこにいる魚を全部捕らえること

あなたは釣りをしたり、地引網などをしたことがありますか?釣りに関しては、釣り竿でつれそうになるとその魚を逃がさないために網でとりますよね。

また、船で沖合に出て魚などを捕獲するときにも大きな網で一気に捕まえようとするはずです。

地引網も一度に多くの魚などを得るために使われる昔ながらの漁師の技術になります。

魚を一匹一匹釣りでとるのもいいですが、網をしかけておきそこに引っかかった魚たちを一気に捕獲するほうが効率がいいんですよね。

そのように一度うった網(一度海にしかけておいたということ)によって、その仕掛けたエリアの魚たちを一気に捕まえてしまう・・・という意味があります。

ずばり、そのように魚を捕獲することから漁師さんたちがよく使う言葉でもあるんですね。

例えば「あのエリアは一網打尽で魚を得た」なんて使います。

この文章の意味は説明する間もなく、「あのエリアは一気に網を仕掛けることによって魚を捕まえることができた」ということになりますよね!

一味の者を一度で全部つかまえること

魚を捕獲するという意味だけではなく、全体的に捕まえるという意味合いも持っています。

たとえばの話をしていきましょう。

犯罪グループがあったとしますよね。

その犯罪グループには総勢100人ものメンバーがいて、その全員を逮捕することができなければ、その犯罪をなくすことができないような状況だとその100人の犯人たちを一斉に捕まえてしまったほうがいいですよね。

そのようなときに一網打尽という言葉を使うことができます。

要するにその一味を何度か分けるのではなく、一度ですべての人を捕まえてしまうという意味合いになります。

そのほうが効率も良いですし、「残っていない」と安心できますし、捕まえた側にとってもそう快感を感じることができますよね。

「一網打尽」という言葉には、魚だけではなく人間をも対象にできるということを頭に入れておいてくださいね。

「一網打尽」の類語や関連語


これまでに「一網打尽」という言葉の意味についてお伝えしてきました!魚だけではなく、人間をも対象となり、それらの対象とするものを一度に捕獲するという意味を持っていましたよね。

とはいえ、「一網打尽」という言葉の意味を知ったような気持ちがしていても、「一網打尽」という言葉の意味をそこまで理解できていないということもあるものです。

そのようなままでは、せっかく「一網打尽」という言葉の意味を学んだのにそれを生かすことができないですよね。

そんなことにならないように、ここでは「一網打尽」という言葉の類語や関連語句をご紹介していきます。

類語や関連語句というのは、ほとんど「一網打尽」と同じ意味を持っている言葉なので「一網打尽」という言葉の意味を理解できない場合には、さらにわかりやすく「一網打尽」という言葉を知ることができるようになるんですよね。

ということで、さらに「一網打尽」という言葉の意味を知って理解を深めていくためにも、いくつかの類語や関連語句を確認しておきましょう。

1.犯罪組織などを一気に捜査し罪を暴くこと

さきほど「一網打尽」という言葉の意味をお伝えした際にもご紹介していますが、「一網打尽」という言葉は魚を捕獲するだけではなく、人間をも対象になることがあるということでしたね。

とはいえ、一気につかまってしまう人というのはどのような人たちをいうのでしょうか?
ずばり、犯罪組織など悪いことをしている人たちになりますよね。

そのような人たちを捜査をして、ちまちまと逮捕するのではなく一斉に罪をあばき、そして逮捕することになります。

では、そんな“犯罪組織などを一気に捜査して罪を暴く”ような場面に使える言葉にはどのような言葉があるというのでしょうか?

さっそくこの意味における「一網打尽」という言葉の類語を確認していきましょう。

一斉検挙

あなたは、テレビニュースなどを見ているときに「一斉検挙」という言葉を聞いたことがあるのではありませんか?それって一斉に犯罪などを行った人たちが捕まることになったということですよね。

“一気に一斉にすべての人を検挙する”という点において、「一網打尽」という言葉とほぼ同じ意味を持っているということができます。

つまり、「一斉検挙」という言葉は「一網打尽」という言葉と類語ということができるんですよね!例文で確認してみましょう。

「あの事件にかかわった人たちが一斉検挙された」なんて使うことができ、「あの事件にかかわった人たちが一網打尽に検挙された」と言い換えることができます。

一斉摘発

ニュースなどで犯罪者が捕まるときに見る言葉といえば、“一斉検挙”以外に“一斉摘発”という言葉もありますよね。

これは犯罪などを行っているとみなされる人たちが一気に捕まる対象として、摘発されることを意味しています。

つまり、「一網打尽」のように一気に網に仕掛けられ、そして逮捕までの道のりを進んでいくということになるんですよね。

要するに「一斉摘発」という言葉も「一網打尽」という言葉の類語ということができます。

「あの強盗事件にかかわったとされる人たちが一斉に摘発された」「麻薬を売買しているグループが一斉摘発された」なんて使うことができるようになります。

これは「あの強盗事件にかかわったとされる人たちが一網打尽に摘発された」「麻薬を売買しているグループが一網打尽に摘発された」と言い換えることが可能です。

2.連想される言葉


これまでに「一網打尽」という言葉から連想することのできる言葉についてお伝えしてきましたね!

それらの言葉は日常的に見ることができる言葉ばかりだったので「一網打尽」という言葉よりも親しみがあるものが多かったのではないでしょうか。

それにその類語の言葉を知ることによって、「一網打尽」という言葉にはどんな意味が含まれているのかまでも知ることができたでしょう。

その次には連想することのできる言葉を確認していきましょう!

連想する言葉というのは、関連語句ともいうことができ、類語ほどではないものの「一網打尽」という言葉の意味と同じような意味を持っている言葉になります。

ぜひ、この連想することのできる言葉を確認することによって、もっとさらに「一網打尽」という言葉への理解を深めていきましょう。

根こそぎ

あなたは、「根こそぎとってやった」なんて「根こそぎ」という言葉を使ったことがありますか。

また、「根こそぎ」という言葉を見聞きしたことがあるはずです。

「一網打尽」という言葉よりもよく使われる言葉だからですね。

この「根こそぎ」という言葉には、植物などを根っこから全部取り除くという意味があります。

つまり、犯罪グループにせよ、魚にせよその根点にあるようなところをさしているのが「根こそぎ」という言葉になります。

完全に「一網打尽」という言葉と入れ替えができるくらいの同じ意味を持っているということではありませんが、例文で一度確認しておきましょう。

「あの人の悪だくみを根こそぎ掘り出した」といえば、「あの人の悪だくみを一網打尽にして掘り出した」ということができます。

つまり、悪だくみをしていることをすべて吐かせた、という意味になりますよね。

全員を網にかける

さきほど「一網打尽」という言葉には、人をも対象となり、それも特に犯罪集団などが目標にされる・ターゲットにされるということをお伝えしてきました。

つまり、そのような人たちを一斉に捕まえるという意味から「全員を網にかける」という言葉でも「一網打尽」という言葉を使うことができるんですよね。

「一網打尽」という言葉には、一斉に罠にかけるという意味がありましたから、それを網という表現で罠に見立てることができるということになりますね。

全部

「一網打尽」という言葉は、そこに存在しているすべてのものを一気にとらえる、一気にしとめるという意味がありました。

つまり、ちょびちょびとわけてそうするのではなく、一気に捕まえてしまうという意味があるんですよね。

要するに「全部」という言葉で表現できるということになります。

「犯罪グループを一網打尽にした」というのであれば、「犯罪グループを全員一度に捕まえた」ということができ、そこには“全部”である“全員”という要素が含まれることになります。

綺麗にする

一気に獲物などを捕らえて捕まえる…ということは、その捕獲作業が終わった後にはそこには何も残らなくなるということになります。

つまり、とらえ方によっては「その場所をきれいにする作業」ともとることができるんですよね。

そのため、「一網打尽」という言葉の関連語句として「綺麗にする」という表現方法をもあげることができるようになります。

要するに一網打尽という言葉を使うということは、その場所に何も残らない状態になったことを示すということであり、少しでも残り物があるような状況では「一網打尽」という言葉を使うことができないということになります。

片付ける

「一網打尽にする」ということは、そこに何もないような状態にするということで“きれいにする”という意味も含まれているということをお伝えしましたね。

では、綺麗にするためには多くの人は何を行うでしょうか?

ずばり“掃除”をするはずです。

散らかっているままにしているのではなく、綺麗にするために片付けますよね。

その点で「一網打尽」=その場に何もないような状況になっているさま=綺麗になっている=そのためには片づけるという構図を作ることができ、「片づける」という言葉は「一網打尽」という言葉と同じ意味であるということになります。

一掃する

綺麗にするためには掃除をしますね。

そうはいっても「一網打尽」というのは、その場に何も存在していないということを表している言葉ですから、一気に掃除をすることになります。

そのようなことを一言で言い表すのであれば「一掃する」という言葉になりますよね。

つまり、「一網打尽」には「一掃する(一度できれいにする、何度かに分けることはない)」という意味も持っているということになります。

「あの人たちの悪事を一網打尽にした」というのであれば、「あの人たちの悪事を一掃した」と言い換えることができますよね。

これは関連語句というよりかは、「類語」として紹介してもよかったかもしれません。

鎮める

「一網打尽」という言葉には、もともと一気に魚たちをワナにかけて捕まえる…という意味が含まれていました。

そのため、暴れている魚たちを網に入れることによってその動きを封じ込める、おとなしくさせることもできるんですよね。

つまり“鎮める”ということができるようになります。

「鎮める」という言葉には、“心を静める”などと使うことがありますよね。

つまり、何か騒ぎ立っているものを静かになるようにしたりすることを意味しています。

そのため、網に魚を仕掛けることによっておとなしくさせるという意味で同じなんですよね。

犯罪グループでも一斉に捕まえることができれば、その犯人たちが調子に乗るようなこともありませんし、もう二度と同じような犯罪を起こすことはなくなりますよね。

そのように“心を静める”という点においても「一網打尽」という言葉を連想することができる言葉になります。

討つ

「私は仇を討ってきた」なんてどこかでセリフとして耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

「討つ」という言葉には、「敵と思われる人たちのところに行って、その人たちを成敗する/全員撲滅させる」という意味合いがあります。

つまり、敵と思われる悪いイメージを持っている人に対しては「討つ」という言葉を使う都ができるんですね!

要するに、悪い人たちを成敗するという点では「一網打尽」という言葉とほぼ同じ意味を持っているということができます。

さきほどの例文を使ってみるのであれば、「私は仇をとるために一網打尽にしてきた」ということができますよね。

駆逐する

あなたの家にはネズミなどが出たりしませんか?そのようなネズミなどの動物は、家を汚くするので人間から嫌われているものです。

そのような被害を与えてくる動物たちをまとめていなくならせるために行うのが“駆逐”という行為になります。

「駆逐」というのは、「追い払う」という意味があります。

それも一気に一度にして、すべての悪いものを追っ払うという意味があるんですね。

「一網打尽」という言葉では“捕獲する”“捕まえる”という要素が大きかったのですが、その場から敵だと思っているものをいなくならせるという点でおいては同じことを言っていることになります。

しかし、「一網打尽」という言葉と厳密にいえば、違う意味を持っているともいうことができます。

なぜかといいますと、「駆逐する」というのはその場にいないようにする、追い払うということで“捕獲”をしていないからなんですよね。

そのため、関連する言葉ではありますが類語のように文章で言い換えるようなことはできません。

徹底的に

あなたは、なにか徹底的にするように取り組んでいることはありますか?「徹底的」という言葉も日常生活の中でよく使われる言葉になりますよね。

どのような意味を持っているかといいますと、ずばり「一貫して物事を行う様子」というものになります。

つまり、「徹底的に問題を解決できるようにした」というのであれば、「一貫してその問題を解決できるようにふるまっていた」ということができますよね。

「一網打尽」という言葉もある一定の気持ちや信念などのをもとにして「一貫して逮捕したり、捕獲する」ようにしているともいうことができます。

つまり、「徹底的に」と「一網打尽」という言葉は完全に意味は一致しないものの、ほぼ同じ意味を持っているということになるんですよね!

言葉そのものを言い換えることができませんが「徹底的にあの敵をやっつけた」という文章と「あの敵を一網打尽にしてやっつけた」というのであれば、ほぼ同じ意味を持っていると理解できるのではないでしょうか。

「一網打尽」の使い方・例文

これまでにいろいろな角度から「一網打尽」という言葉についてお伝えしてきました。

その言葉にはどのような意味があるのか、またどのような類語や関連語句があるのかを知ることによって、さらに「一網打尽」という言葉に対しての理解を深めることができたのはないかと思います。

とはいっても、そのような正しい意味を理化していても、実際に使うとなるとその使い方を間違えてしまう人って少なくないんですよね。

ずばり「一網打尽」という言葉を使うことができない人・使いこなすことができない人というのが増えているんです。

あなたももしかしたらこれまでに「一網打尽」という言葉を間違った意味で使ってきてしまったかもしれないですよね。

ということで、ここでは「一網打尽」という言葉の使い方や例文をご紹介しています。

例文を確認しながら「一網打尽」という言葉をどのように使うべきなのかを最後に学んでおきましょう。

やつらを一網打尽にすると言っている

この文章はどのような意味を持っているでしょうか。

ずばり、「やつらを一気にやっつける/捕まえるといっている」という意味になりますね。

これは前後の文章によって、少し意味が異なってしまいますが“やつら”というのがターゲットにされていて、その人たちを捕まえたりするという点では理解できるでしょう。

この文章でいえば、悪い人たちをやっつけたりするという意味で「一網打尽」という言葉が使われることになります。

それも追っ払うのではなく、さらには相手の仲間を逃がすことなく全員をやっつけるということでしたね。

一網打尽に粛清された

この文章はどのような意味を持っているでしょうか?ずばり、「一気にその問題にかかわっている人たちの悪事があばかれ、そしてその不正をただすために厳しく取り締まった」という意味になります。

まさかこんなに短い文章の中にこれまでにも意味深な意味が含まれているとなると、なんだかビックリしてしまいますよね!文章についてさらに掘り下げていく前に「粛清」という言葉の意味を確認しておきましょう。

この言葉は、「不正などを正したりすること、悪事を見抜いてそのようなことをした人たちを取り締まる」という意味が含まれています。

つまり、犯罪などを越した人、会社などで不正を行っている人を見抜くような意味を持っているということになりますね。

そこに「一網打尽」という言葉をつけ合わすので、「その事件にかかわっている人たちの悪事をあばいて、その人たちを捕まえる」という意味になります。

ひとつ前の例文でもお伝えしましたが、やはり“一網打尽”という言葉は、プラスよりかはマイナス要素の強い文章の中で使われることになるということになりますね。

一網打尽にやられた者は決して少なくなかった

この文章はどのような意味を持っているでしょうか?

ずばり「一気にやられてしまった(殺されてしまった)人というのは少なくなかった=一気に命を取られてしまった人が多かった」という意味になります。

なんともまぁ残虐なシーンを思い浮かべてしまうものですが、昔の戦争なんて言うのはこのようなことが日常茶飯事に起きていましたよね。

第2次世界大戦を例に挙げるのであれば、アメリカ軍はまとめて日本人をしとめようとしていました。

だからこそ原子力爆弾を長崎や広島に落としたんです。

そのようにまとめて相手をやっつけることを「一網打尽」ということができます。

何度もお伝えしていますが「一網打尽」という言葉は悪いニュアンスを持っている文章の中で使われる言葉になるということなんですね。

人によってはプラスのイメージの文章の中で使ってしまっている人もいるので、ぜひともそのようにしないように気を付けましょう。

沖へ帰ろうとする魚を文字通り一網打尽にする

これはどのような意味を持っているでしょうか?これまでにお伝えしてきたような“悪いものを成敗する”という意味ではないですよね。

ずばり、この文章は「沖へ帰ろうとしている魚たちを文字通りで一気に網にひっかけて一気に捕獲する」という意味になります。

漁師さんたちが使っている「一網打尽」という言葉は、こちらの要素が強いですね。

沖へ帰ろうとしている魚に対してエサをつけた釣り竿をなげることで捕獲することもできますが、それでは逃げる者もいますし、一気に魚を得ることはできないですよね。

そのようにしないためにも網を海にうち(投げて)、そこの網に魚たちがひかっかる用にしたて、ひっかかったところをあげていくんです。

そうすることでたくさんの魚を一斉に捕獲することができますね。

このように「魚を捕獲する」という単純明快な意味でも使われることがあるので、忘れないようにしましょう。

彼らを一網打尽にし、一気に排除する作戦を立てた

この文章はどのような意味を持っているでしょうか。

ずばり「彼らを一気に捕まえて、そして一気にその場所から排除する作戦を立てている」という意味になりますね。

おそらく“彼ら”というのは、“その場所”にふさわしくない行動をしてしまっている人たちなのでしょう。

そうすることによって多くの人に被害がいってしまったりしてしまうものです。

そのような悪い人たち―それも自分たちが悪いとも感じていないような人―には、その場所からいなくなってもらうか自分がどれだけ悪いことをしていたのかを自覚させる必要がありますよね。

そうするために「一網打尽」に彼らを摘発する、そこからいなくなるようにする…というニュアンスの文章になります。

さきほどご紹介した「一斉摘発」なんて言葉で言い換えると、さらにわかりやすくなるでしょう。

遅かれ早かれ一網打尽となることも予想された

この文書はどのような意味を持っているのでしょうか?「遅かれ早かれ、一気に一斉に摘発されることも予想された」ということができますね。

この意味は一例であり、前後の文章によって本来この文章がどのような意味を持っているのかを知ることができるようになるものです。

これまでにご紹介してきた例文では、摘発される側よりもする側の立場としての文章が多かったかと思います。

しかし、この文章は「一網打尽される側」「そこにかかわっていない第3者」の目線であることがわかるでしょう。

つまり、「一網打尽」というのはそれをする側の人だけではなく、される側やその物事の傍観者でも使うことができる言葉になるということなんですね!

一網打尽を正しく使おう

今回は、誰もが見聞きしたことのある「一網打尽」という言葉についてお伝えしてきました!いかがでしたか?

「一網打尽」という言葉には、魚をしとめるだけではなく、人間をも対象にしてそれらを捕獲・逮捕するという意味がありましたね。

なかには「人を捕まえるという意味では知っていたけれども、魚を捕獲するという意味では使うことができるなんて知らなかった」なんていう人もいるのではないでしょうか。

そのようにわかっているような言葉でもわからないところってあるものなんです。

でももう「一網打尽」に関しては問題ないでしょう!

少しでも「一網打尽」という言葉の理解を深めて、あなたも正しく使えるようにしていきましょう。